俳句の風景
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2009/11/7
「立冬(2)」
俳句・冬・時候
四阿(あづまや)に女ひとりや冬に入る
二十四節季の一つ。太陽が黄経二二五度に達するときで、陽暦十一月七日頃に当たる。まだ秋の気配の残る中、この頃から次第に寒さが増し、冬らしい景色となってゆく。今年の立冬は思いのほか暖かで穏やかな日和であった。薬用植物園の四阿に女性がひとり長いこと座っていた。
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俳句・冬・時候
立冬
冬来る
投稿者: 819maker
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2009/11/6
「冬隣(ふゆどなり)」
俳句・冬・時候
冬隣華厳の滝に虹現(あ)れて
秋も終りの頃で、冬に近い方に重心を置いた季語。「冬隣る」と動詞で用いたり、「冬近し」と形容詞で使う場合もある。華厳の滝を訪れた。水量は若干減っていたが、滝の音が天空へと轟いていた。滝の下の方にきれいな虹ができていた。
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俳句・冬・時候
冬隣
晩秋の時候
投稿者: 819maker
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2009/11/5
「茨の実」
俳句・秋・植物
日の差してぐるりの山や茨の実
バラ科の落葉低木。山野に自生。枝に棘がある。夏に芳香のある白い花を咲かせ、秋に球形の真っ赤な実をたくさんつける。日光の山々に日が差してきた。すっかり葉の落ちた茨に赤い実がたくさんついていた。
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俳句・秋・植物
茨の実
晩秋の実
投稿者: 819maker
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2009/11/4
「紅葉かつ散る」
俳句・秋・植物
紅葉かつ散る観音を拝しきて
木々の葉が紅葉するとともに早くも散ることをいう。「色葉散る」「木の葉かつ散る」などとも使う。紅葉がすぐに散るのを惜しむ気持。中禅寺湖のほとりの観音堂に立木観音と呼ばれる奈良時代の十一面千手観世音菩薩が安置されている。若いお顔を拝し外に出ると、楓が紅葉して散っていた。色鮮やかな紅葉に行く秋を感じた。
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俳句・秋・植物
紅葉かつ散る
晩秋の季語
投稿者: 819maker
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2009/11/3
「秋時雨」
俳句・秋・天文
湖の船より降りぬ秋時雨
時雨は冬の季語だが、晩秋に降る時雨を秋時雨という。山に近いところでは特に多く、どこか侘しい。中禅寺湖の遊覧船に乗っているときも雨がしきりに降っていたが、船を降りて傘をさして歩くと、秋時雨の侘しさが一層身に沁みた。
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俳句・秋・天文
秋時雨
晩秋の季語
投稿者: 819maker
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2009/11/2
「霧」
俳句・秋・天文
霧込めの男体山を船上に
霧は水蒸気が凝結し、水滴となって大気中に浮遊するもの。古くは春秋ともに霞とも霧ともいったが、平安時代以降春は霞、秋は霧というようになった。日光の男体山は霧に覆われていた。中禅寺湖の船上からとくと眺めた。
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俳句・秋・天文
霧
秋の季語
投稿者: 819maker
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2009/11/1
「車前子(おおばこ)」
俳句・秋・植物
車前子の夕日浴びたる野に入りぬ
オオバコ科の多年草。空き地や道端などどこにでも生える。白い花の後、秋に黒い種を生じる。これを漢方では「車前子(しゃぜんし)」といい、煎じて咳止めや腹痛に用いる。卵状の葉は食用になる。車前子が夕日を浴びていた。しばし、車前子の野を散策した。
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俳句・秋・植物
車前子(おおばこ)
秋の植物
投稿者: 819maker
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2009/10/31
「蔦紅葉」
俳句・秋・植物
奥深き寺領の森や蔦紅葉
山野に自生するブドウ科の落葉蔓性木本。巻きひげの先端に吸盤があり、樹木や塀、壁などに張りつく。秋の紅葉が美しいので、「蔦」だけでも秋の季語となっている。修行僧のいる禅寺が広い森となっている。その裏に回ると、色づいた蔦の葉が日差しを受けていて、秋の深まりゆくのを感じた。
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俳句・秋・植物
蔦紅葉
秋の植物
投稿者: 819maker
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2009/10/30
「菊」
俳句・秋・植物
奔放に夕日受けをり畑の菊
キク科の多年草。わが国には奈良時代初期に中国から渡来。桜と共に日本を代表する花。種類は数千といわれる。畑の一隅に菊が咲いていた。傾いた日を受け奔放に明るく咲いていた。
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俳句・秋・植物
菊
秋の花
投稿者: 819maker
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2009/10/29
「銀杏(ぎんなん)」
俳句・秋・植物
銀杏のぽとりと誰もをらざりし
銀杏(いちょう)の種子。中国原産の銀杏は雌雄異株。熟果は直径約二センチで、黄褐色の悪臭のある外種皮に包まれて落ちる。白色の内種皮の中に薄緑色の種子があり、料理に使用される。静寂の中をぽとっと銀杏の落ちる音がした。辺りを見ると、たくさん落ちている。つい拾いたくなるのが人情というものだろうか。
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俳句・秋・植物
銀杏
晩秋の実
投稿者: 819maker
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