
日銀総裁を辞めたばかりの福井さんが「石原さんは『NO!と言える銀行』という本でもお書きになったらいかがか」と皮肉を込めたコメントをした。
これに対して石原都知事は「後継者も決まらないくせして余計なこと、言いなさんな!」と激怒。新銀行東京は都庁が80%の大株主。
「石原銀行」と言われるほど石原独裁色濃厚な銀行だ。そもそも公務員ばかりでファイナンスの専門家が居ないこの銀行には融資のノウハウがなかった。
400億円という巨額の追加出資で食いつなぐにしても、ビジネスモデルをしっかり立て直さなければだめ、という金融界の声に知事は一向に耳を傾けないばかりか都税の出資金1000億円を失ったことへの批判に対して「都民に謝れだって?
私が社長ならもっと大きな銀行にしていた」などと居直る始末。
さらに「トヨタの奥田碵会長(現・相談役)の推薦でトヨタの経理、財務の専門家の仁司さんを2005年の開業時の代表に据えた。ところが、これがうまくいかなかった。推薦した人の責任は問わないんですかね」と嫌み発言。
しかし、新銀行の内情を知る者は仁司元代表にかなり同情的だ。新銀行東京は、執行役などの経営幹部を大手銀行から招くとともに、融資先の確保には東京都内の信用金庫に協力を求めた。
信金も商売だから財務状況のよい中小企業であれば自ら融資する。つまり、信金から新銀行東京にまわる融資先は不良債権化する可能性の高い企業ばかりということになる。
仁司元代表は07年6月に赤字経営の責任をとって退任。代わってトップに就いたのは、りそな銀行出身の森田徹氏だが、健康上の理由からわずか5か月で退任。
果たして本当に健康上の理由なのかは疑わしい。どうやら「仁司時代」の尻拭いがあまりにひどかったため、ということらしい。いずれにしてもこの間に石原知事は無策だった。
こんな無責任な知事をリコール一つ出来ない都民は哀れだよね。
MAD