都民の7割以上が反対する“世紀の愚策”――なのに、新銀行東京への追加出資は、26日の委員会で与党(自民、公明)の賛成多数で可決された。石原知事

が白い歯を見せて笑みを浮かべる姿は想像したくないが、残念ながら28日の本会議採決も、与党の過半数の賛成でスンナリ決まってしまいそうだ。
だが、これだけはハッキリしている。新銀行は石原知事が言うような「中小企業を支援する銀行」として再建される可能性はゼロだ。
本店の1店舗だけ、社員120人でどうやって融資先を開拓するのか。その上、顧客審査を外部委託し、銀行としての体面も捨てる。
出資に賛成する公明党の都議ですら、「縮小再生計画だ」と委員会で指摘した。つまり、ほとんど融資をせず、負債が減っていくのをジッと耐えしのぶ作戦なのだ。
「既に昨夏から融資実績がガタッと減っている。看板の無担保無保証もやめると言っているし、困っている中小企業に資金が回ることはないでしょう。きれいな体になって、嫁ぎ先が見つかるのを待つだけ」(金融関係者)
【2008年3月27日掲載】
ゲンダイネット