童謡詩人 金子みすゞ (1903年4月11日生 KIN 208)
金子みすゞ童謡集 (ハルキ文庫)/金子 みすゞ

¥609
Amazon.co.jp
『私と小鳥と鈴と』
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面(じべた)を速くは走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
『土』
こッつん こッつん
ぶたれる土は
よいはたけになって
よい麦生むよ。
朝からばんまで
ふまれる土は
よいみちになって
車を通すよ。
ぶたれぬ土は
ふまれぬ土は
いらない土か。
いえいえそれは
名のない草の
おやどをするよ。
『つもった雪』
上の雪
さむかろな。
つめたい月がさしていて。
下の雪
重かろな。
何百人ものせていて。
中の雪
さみしかろな。
空も地面(じべた)もみえないで。
『花のたましい』
散ったお花のたましいは、
み仏さまの花ぞのに、
ひとつ残らず生まれるの。
だって、お花はやさしくて、
おてんとさまが呼ぶときに、
ぱっとひらいて、ほほえんで、
蝶々にあまい蜜をやり、
人にゃ匂いをみなくれて、
風がおいでとよぶときに、
やはりすなおについてゆき、
なきがらさえも、ままごとの
御飯になってくれるから。
わたしの魂に共鳴した詩人、金子みすゞ はマヤ歴でKIN208。
紋章、WSが「黄色い星、黄色い戦士」であり、わたしKIN191「青い猿、青い夜」にとってダブル類似KINであった。
さらにKIN208は、260のKINが等分された5つの城のうち、4つ目の黄色の城のラストを飾る。
4つ目の城は起承転結の結であり、5つ目の自己調整の城(魂の城?)に行くまさに直前でもある。
物質的世界のすべてを達観し、実りある言葉へと結晶させ、わたし達を正しく魂の世界に導きいれる役割、それが彼女の使命でもあった気がする。
彼女は悲運の人生を送り、26歳の若さで自殺した。
みんなちがって、みんないい。
一つの価値を追求し「競争」することの無意味さ、残酷さ。
矛盾的存在に「いのち」の同一的な本質を感じ取った、天性の人である。
親鸞(KIN45)も有名な『歎異抄』において、「一切の有情はみなもて世々生々の父母兄弟なり」と説いている。
道元(KIN158)も自分以外の生物を「他己」と呼んだが、これは他者であるが自己であると説いているに他ならない。
西田幾多郎師(KIN190)も影響を受けた、親鸞や道元。
そして金子みすゞも、絶対矛盾的自己同一を魂で感じ取った、わたしのごく身近な友なのであった。
(KINについては以下を参照のこと)
古代マヤ暦の暗号―あなたの運命の刻印を読み解く/メムノシス・Jr.

¥2,100
Amazon.co.jp
byタカ