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○再び(過去の教訓)、日本を戦争に導く為には、国際的な大掛かりな仕掛け装置が必要
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2008/4/29
「○中東の混乱は国際金融資本が作った」
http://atfox.hp.infoseek.co.jp/xfile/palestine/palestine.htm
当時の伝記者アンタニー・ナティングはThomas Edward Lawrenceを評して「厳密な真相は永久の謎である」と言った。
ローレンスが丁度「ジンの荒野」を執筆中の1914年7月第一次世界大戦が勃発して,イギリス陸軍省はロレンスを陸軍省作戦部第四班(地図班)に採用する。
1914年12月から1916年10月までアラブ叛乱にその運命を投じる二年間のカイロ時代,数多いアラブ人秘密結社に関する知識は,あたかもシャーロック・ホームズの小説を読んでいるようでもある。
第一次大戦の最中,トルコの圧制に抗して決起したアラブ人を率い,砂漠をラクダに跨り,颯爽と駆け抜ける姿だけみても何も分からない。
アカバでの成功によって中佐に昇進するローレンスを描いた映画「アラビアのロレンス」はいきなり交通事故死で幕が開く。地平線の彼方の蜃気楼を背景にロレンスがラクダに跨って白い砂漠を駆け抜ける場面は映像として美しいが,それはあくまで映画の世界である。
「智慧の七柱」カイロ,バグダッド,スミルナ,コンスタンチノーブル(イスタンブール),アレッポ,ダマスカス,メディナの七都市を書いたローレンスの本は亡き父の書斎にあった。実際に,被圧迫民族(アルメニア,クルド,アラブ)に対してローレンスの頭がいっぱいであったかという事については,疑問符がつくという意見も多くある。
同性愛者でマゾヒスト的な記述もあるが,サイクス=ピコ協定,フセイン=マクマホン協定,バルフォア宣言などを詳しく研究すると,イギリスという国がいかに二枚舌以上で,イスラエルとアラブ諸国との争いの原因を作ったのかが,よく理解できる。米国が嫌うイラクが誰によって建国されたかもよく分かる。
美しい国をつくるという日本の首相の言葉は美しいが,歴史を振り返ると二枚舌,三枚舌の国が世界を制覇しているわけで,民主党の鳩山さんがかつて「政治は愛」ですなんてお門違いのことを言って,肯いている国民とは180度違う現実の世界があるわけです。
その美しい国日本で今,国権の発動である集団的自衛権の発動が迫られるのは時間の問題となっている。
アラビアのロレンスを理解するには,下にあげた中野好夫のアラビアのロレンス改訂版を読むのが,一番手っ取り早い。
サイクス=ピコ協定とは次のようなものである。(イギリス側:マーク・サイクス フランス側:ジョルジュ・ピコが委員として1916年5月16日に成立した)
1.南は今日のレバノンから,ダマスカス,アレッポの線を繋ぎ,さらに北してイスケンデロン湾を囲む地中海沿いの海岸地帯と,奥はティグリス河上流一帯から遠くアルメニアに接するあたりまでを含む地域,これを青色に塗って「青色帯」と称し,フランス統治下に置く。
2.バグダッドの北からペルシャ湾に至るティグリス,ユーフラテス流域,これは「赤色帯」としてイギリス統治に予定された。
3.アラビア半島部に「A帯」「B帯」を設定して,ここにはアラブ人の独立国家を許すにしても,A帯はフランス勢力下に,B帯はイギリス勢力下に,それぞれ置く事を決定した。
A帯はアレッポとガリラヤ海をつなぐ線を底辺とし,モズルの東,ペルシャ国境を頂点とする。横に倒れた三角形の地域であり,B帯は西はガリラヤ海,死海,ガザ,アカバをつなぎ,東は赤色帯に接する北部アラビアの大部分を包括する地域である。
4.ところがその後,英仏側はこれをロシアにも示して,その分け前として青色帯の北につらなり,黒海岸のトレビゾンドからグルジア,アルメニアに接する一帯を与えることを約束した。
5.青色帯のアレキサンドレッタ港(現在のイスケンドロン)は自由港とする。
イギリス,フランスは七面鳥の両翼をとり,ロシアは胸をとった。(アラビアのロレンス改訂版47,48,49ぺージ)
アラブ人の衣装が好きだったロレンス
フセイン・イブン・アリ一家四人の息子(アリ,アブドウラ,ファイザル,ザイド)の一人ファイザルが土民べドウイン戦士の陣頭に立つ姿。
映画のシーンから。ダマスカスのローレンス。
バーナード・ショーがロレンスに書き送った文がある「君は一生涯,いや,いわゆる近代史というものの続くかぎり,依然としてロレンスであることを免れることはできないであろう。
丁度私にとってG・B・S(バーナード・ショー)がそうであるように,そしてまたフランケンシュタインのつくった人間がそうであったように,君にとってもロレンスは,時々厄介きわまるお荷物になることがあるかもしれない。
だが,結局ロレンスを作り出したのは君自身なのだ。仕方がない,出来るだけ彼を我慢するよりほかないと思う」
ピーター・オトウール,オマー・シャリフの主演する映画「アラビアのロレンス」は実はとんでもない映画なのです。この前の記事で「サイクス=ピコ協定」を書きました。英仏で七面鳥の両翼を,ロシアが胸肉を分け合う様子は,まるで禿げ鷹のようにアラブを山分けする協定でもありました。
1916年フセイン=マクマホン協定があり,英国がアラブの独立の承認と支持を約束した協定がありますが,そんな協定も吹っ飛ぶ「バルフォア宣言」があります。
英国外務大臣バルフォアが初代ロスチャイルド家の創始者マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド一族のウオルター・ロスチャイルドに送った書簡で,英国政府はパレスチナ内にユダヤ人国家設立を支持し,最善の努力を払うことを約束した内容の書簡である。
英国外務大臣がシオニズム支持するや,1917年12月英国軍はオスマンを破り,エルサレムに入城する。(1591年からオスマン帝国はイスラエル地方を支配していた)1920年2月8日英国ウインストン・チャーチルは新聞紙上で「ユダヤ人国家」支持を表明する。サイクス=ピコ協定の名残で,1923年英国はゴラン高原をフランス委任統治領(シリアの一部)として割譲する。
そして1948年5月14日ベングリオン首相のもとイスラエル共和国独立を宣言し,1949年5月11日,イスラエルはロシア外務大臣グロムイコの後押しもあって59番目の国連加盟国になった。
1948年5月14日 テルアビブにて。イスラエル独立宣言
ロスチャイルド王朝の初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは,フランクフルトのユダヤ人ゲットーに小さな古物商及び金融業を営んでいた。
10歳で両親を失った長男のマイヤーは古銭を扱いフランクフルトの領主ヴィルヘルム9世の財産管理業務に食い込んで行く。そしてフランス革命。1806年ナポレオンがフランクフルトを占領しヴィルヘルム9世を追い出す。ナポレオンの目的は9世の資産であった。
しかしマイヤーは二重帳簿で9世の資産を隠し,難を逃れる。1816年6月ロンドンにいる兄弟でもっとも頭のよいネイサンはワーテルローの戦いを機に,国債で当時の金額で100万ポンドの利益をあげる。ネイサンはイギリス政府に資金提供し,イスラエル建国に繋がる政治的役割を果たした。
パリにいるジェームスは,1870年代資金難に喘ぐバチカンに資金援助をし,後にバチカン銀行の投資業務と資産管理業務を行なう主力行となっている。これも父のヴィルヘルム9世に対する守秘義務を果たした産物でもあった。ロスチャイルドは5つのロスチャイルドに分かれている。それは五人の息子達である。
ロスチャイルド(ロートシルト)は赤い楯という意味である。これは家紋にもなっている。
ロスチャイルド王朝初代のマイヤー・アムシェル・ロスチャイルド (1744−1812)
ロスチャイルド家の家紋・ロートシルト
ロスチャイルドと比較してユダヤ人であるロックフェラーは米国生まれのバプティスト。つまりキリスト教圏のアシュケナジーユダヤ人で正統派のロスチャイルドとは全く血統が違う。
財閥の意図するところも違えば,融合することもない。バプティスト信仰としてロックフェラーは生涯破天荒な額の寄付をした。
ウイリアム・シェークスピアの「ヴェニスの商人」は,一見初代ロスチャイルドと思われがちであるが,1594年から1597年の作品であり,ロートシルト(赤い盾)看板を出した初代が生まれる前の話である。
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by tatsujin
投稿者: 一陣の風
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