「○平和・自立・調和の日本をつくるために」
北京オリンピック聖火大騒動で変化した世界の“空気”――
「従米か反米か」から「従中か反中か」への基軸の変化
「人の数だけ意見がある」(テレンティウス、古代ローマの喜劇詩人)
[問題になっていることについていろいろな角度から考えを出し、議論することに意味がある]
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ユニークな分析をする友人のQ君から電話があり、内外の問題について意見交換をした。
Q君は言った――
《ぼくは、この世界を特定の権力者や集団または国家が思うがままに動かすことができるという歴史観をもっているわけではないのですが、しかし、これだけの大闘争を全世界で起こすだけの力がチベット亡命政権にあるとは思えない。
裏で巨大組織が動いていると見るのが常識的だろう。裏の巨大組織が何かは今のところ特定はできないが、今回の北京オリンピック聖火リレー大騒動を見ると、世界の対立軸を「親米派対反米派」から「親中国派対反中国派」に変えようとする力が働いたように見えます。
これはブッシュ政権にとってプラスです。中国にとっては大変マイナスなことです。
仮に、もしもアメリカのある勢力または機関が北京オリンピックとチベット問題を使って世界中で大紛争を組織し、マスメディアを使って反中国キャンペーンを煽ったと仮定すると、どういうことになるか。世界は親中国派と反中国派に分裂する。
これによって、世界が「従米派」対「反米派」に分裂する傾向が顕著になるのを防ぎ、また米国をめぐる対立を曖昧化することができる。このような読みの上で、北京オリンピック聖火リレーの紛争を仕掛けたということも考えられないことではないとぼくは思う。
今回のチベットをめぐる北京オリンピック聖火リレー紛争によって、世界は「親中国派」と「反中国派」という新たな軸で動くことになる。この事態は親米派にとって悪いことではない。
これがまったく偶然的に起きたとはぼくはどうしても思えないのです。森田さん、この件を調査して分析してください。》
[Qさん、貴兄の独特の鋭い感覚にはいつも啓発されています。いまはお答えできませんが、私もいろいろ調査して研究してみます。その上で私の考えを書きます。
時間をください――森田実]