_〜山のあなたの空遠く幸い住むと人のいう〜
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---大漁--- 朝焼け小焼けだ大漁だ。 オオバいわしの大漁だ。 浜は祭りのようだけど、 海の中では何万の、 いわしの弔いするだろう。
金子みすず
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◎「足して二で割る」無定見な福田裁定 »
2008/8/27
「◎深刻化するマンション不況と政府の責任」
戸建住宅事業者の創建ホームズ
(東証第1部上場8911)が
8月26日、
民事再生法の適用を東京地裁に申請し、
受理された。
負債総額は338億円。
不動産市況の悪化で
金融機関からの借り入れが困難になり、
資金繰りが悪化した。
前日の8月25日に
は首都圏を中心に分譲マンションを開発・販売する
セボン(東京・新宿、山崎喜久男社長)が
民事再生法の適用を東京地裁に申請し受理されている。
負債総額は621億円。
不動産会社の経営破たんが相次いでいる。
6月に
スルガコーポレーション
(東証第2部上場1880・負債総額620億円)、
7月にゼファー
(東証第1部上場8882・負債総額950億円)、
8月13日には
アーバンコーポレイション
(東証第1部上場8868・負債総額2558億円)
など上場不動産会社の倒産が続発している。
マンション事業を中心とする
不動産会社の相次ぐ経営破たん発生は
三つの要因
を背景としている。
@不動産価格の下落への転換、
A金融機関の貸し渋り、
および貸し剥がし、
B建築行政の混乱、
である。
米国サブプライム問題の余波で
日本の不動産市場が
変調を来したことが
根本的な背景になっているが、
行政の混乱が
問題深刻化の重大な要因
になっている点を見落とせない。
そのなかでの
不動産事業者を狙い撃ちにした
銀行の貸し剥がし
がとどめを刺している。
問題の最大の背景は
米国のサブプライム問題の余波を受けて、
日本の不動産価格が下落に転じたことだ。
不動産価格の下落に連動して
マンション販売が深刻な不振に陥っている。
本年7月のマンション発売戸数は
前年同月比44.5%も減少し、
11ヵ月連続の減少を記録した。
また、同月のマンション契約率は
53.5%で6ヵ月ぶりに50%台に低下した。
小泉政権
が
株価暴落を誘導
したのちに
欺瞞に満ちた税金による
りそな銀行救済を実行
参照
りそな救済の闇
http://www.asyura2.com/07/hasan52/msg/252.html
http://www.asyura2.com/08/hasan56/msg/255.html
http://gooyan.blog92.fc2.com/blog-entry-73.html
http://www.adpweb.com/eco/eco524.html
した
2003年以降、2007年にかけて
首都圏を中心とする大都市の地価は急騰した。
外国資本(国際金融資本)が
多数のファンドを組成して
首都圏の不動産を買いあさった。
新興不動産デベロッパーは、
テナントや借家人のいる物件や権利関係の複雑な不動産を取得、権利関係を調整したうえで収益物件を建ててファンドに売却するビジネスモデルを構築し、急成長した。
円安誘導と日本の資産価格暴落誘導
は、
外国資本(国際金融資本)に
巨大な利益獲得機会を提供した。
2001年から2003年にかけての
経済悪化誘導政策
は日本国民に塗炭の苦痛を与え、
戦後最悪の失業、倒産、自殺を生み出したが
、
その裏側が
外国資本(国際金融資本)に対する
巨大な利益供与政策
であったとの構造を有していた。
2007年半ば以降、
米国で顕在化したサブプライム問題に連動して、外国資本が一斉に日本資産売却に動いた。連動して日本の不動産価格が急落した。
不動産価格が下落に転じると不動産販売は一気に逆風にさらされる。不動産の買い手が価格下落を見込んで買い控えに転じるからだ。
不動産流動化ビジネスを手掛ける新興デベロッパーだけでなく、
一般の住宅建設・販売会社の業況が急速に悪化し始めた。
とりわけマンション建設・販売業者の経営不振が深刻化している。
マンション事業に深刻な打撃を与えたのが
昨年6月の
改正建築基準法施行
だった。
耐震構造偽装問題を踏まえて、
安全性を審査する「建築確認」が厳格化されたが、
政府の準備不足が露呈して住宅着工が激減した。
改正法成立から施行まで1年の準備期間があったにもかかわらず、
法改正を所管した国土交通省の対応が杜撰
であったことが建築確認行政停滞の主因である。
法改正の詳細を説明した技術解説書の発刊が法施行の2ヵ月後にずれ込んだ。
また、
建物の耐震性点検に使う
「構造計算プログラム」
の開発が大幅に遅れた。
プログラム開発業者に法改正の詳細が伝えられるのが大幅に遅れ、大臣認定が与えられる新しいプログラムの完成が大幅に遅れた。
8月29日に
7月の新設住宅着工戸数が発表される。前年比増減率は昨年6月以来、13ヵ月ぶりにプラスに転じる見通しである。
その理由は昨年7月の新設住宅着工戸数が改正建築基準法施行の影響で激減したことにある。
前年比上昇率はプラスに転じるが、法改正前の水準を回復するとは見込まれていない。
不動産経済研究所によると7月末の首都圏のマンション販売在庫数は前年同月比48%増に積み上がっている。
不動産市況が下落に転じたために、不動産取得者の行動が著しく慎重化しているためだ。
さらに、
不動産事業者の経営を圧迫しているのが、金融機関のマンション開発業者への融資姿勢の硬化である。
上記破綻企業のケースでも、
破たんの引き金を引いたのは、
主要取引銀行の融資引き揚げだった。
銀行は税金による救済に加えて、
超低金利政策による支払い金利軽減の優遇策を
政府の政策から得ている。
これに対して、
一般事業者は金融機関が
自らの損失回避を優先させて融資資金の貸し剥がしを実行すると
、防衛する手段を持たない。
しかも、
マンション事業不振の引き金を引いたのは、
改正建築基準法施行に伴う政府の対応不足
にある。
行政責任をまったく示さない政府、
政府の施策に庇護される一方、
一般事業者に対しては
利益追求のみで対応する金融機関。
2003年の平成大不況においても
名も無き市民は阿鼻叫喚の灼熱地獄に放置された。
民間事業者の自己責任は厳しく問われなければならないが、行政に重大な瑕疵(かし)があり、その結果として事業活動に重大な問題が発生したマンション不況に対して、大手企業が次々に破たんする現状のなかで、政府がただ呆然と無策を決め込んでいることは糾弾されなければならない。
日本経済の不況への転換のきっかけを形成したのは住宅投資の激減である。
環境関連利権に付随する住宅投資優遇措置ばかりが検討されているが、政府の行政責任が極めて重大な住宅建設激減に伴う不況深刻化、企業倒産多発に対する政府の適切で迅速な対応が求められる。
植草一秀の『知られざる真実』
投稿者: 一陣の風
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