世界的蔓延への懸念広がる 求められる鳥インフルエンザ感染対策
2006年04月17日(月) 13時40分
ダイワボウ<3107>は先週末に明らかになったゴールドマン・サックスの大量保有(698万8000株、保有比率5.12%)を巡って様々な憶測を呼んでいる。ただ、世界的に懸念される鳥インフルエンザの話題と共に同社の存在感は高まるばかりであり、その象徴的銘柄として今後も注目は怠れない。
その鳥インフルエンザだが、厚生労働省が死者100名を超えたことを受けてH5N1型を感染症法に基づく「指定感染症」に指定する意向を示すなど、国内でも対策が本格化する可能性が高まってきた。先日も京都府・市が被害防止への専門家会議を開くなど「人」への感染に対する懸念は拭えないところ。すでに食肉大手など関連産業には打撃を与えているが「人」への感染は別格。17日にはAFP通信がパキスタン・イスラマバードで約3600羽の感染を伝えたが、米国でも肉密輸による感染拡大が心配される一方、ブッシュ政権が大流行に備えた総合対策を近く承認する見通し。国防総省などの試算では人への感染に対して米国内で9000万人が感染、うち190万人が死亡する最悪シナリオを想定しているなど同様のニュースは途切れる気配はない。米国ではすでにゴム手袋の買いだめを検討しており、不安とは裏腹に関連対策品への特需期待は大きい。
この中で、鳥取大学と用瀬電機との共同開発品である不織布の存在が注目されるが、共同開発先である鳥取大・大槻教授の京都産業大学での鳥インフル研究施設開設などとも絡め今後の展開は注目であろう。すでに一部自治体ではマスクの備蓄を決めており、特需期待と無関係ではない。
市場では今回の大量保有報告が株券消費貸借であることから強弱感対立となっている面もあるが、700円台に突っかけてきたところはむしろ「意気込み」さえ感じられるだけに、押し目があれば拾っておきたいところだ。
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