農業用水路利用の水力発電で農村を食糧とエネルギーの供給基地に
世界の小麦生産国が、輸出規制を設けている。次第に、食糧が、手に入り難くなりつつある。
「ロシア
2007年11月より小麦輸出に10%の輸出税課税
アルゼンチン
2007年11月より輸出承認制度を廃止、事実上の輸出規制
カザフスタン
2007年11月より輸出制限
中国
2008年1月より小麦等に5〜25%課税
ウクライナ
2007年11月より輸出制限
セルビア
2007年8月より輸出規制」
「旱魃(かんばつ)に見舞われたオーストラリアでは日本向け『プライムハード』という中華めん等に使われる小麦粉の日本向け輸出量が2006年度は28万トンでしたが、今年は1万トンにまで激減するとも見られており『価格上昇どころか現物の確保自体が難しくなっている』と農水省の幹部は述べています。」
オーストラリアは、水不足に悩まされていると言う。日本から、ラーメンが消えてなくなるかもしれない。
http://www.collectors-japan.com/nevada/main/m_080115_2.html
膨大な人口を抱える、中国やインドが、食糧を輸入するようになれば、長期的に見て、食料品価格は、上昇するとネスレも言っていた。
日本が、食糧を買えなくなることも考えられる。
古典派経済学の比較優位論を持ち出して、食糧は、外国から、買えばいいと言っていた、学者の説が間違っていた事が、証明されるだろう。
食糧問題の本質的問題点は、食糧や資源など、加工していない、付加価値のついていない物は、元々安いと言う事である。食糧の価格を上げれば、工業従事者、サービス業従事者に、食べていけるだけの給料を支給しなければならないから、工業製品や各種サービスの価格も、それに応じて、上昇する。
これまでは、海外から、安価な食糧を輸入することで、この矛盾を処理してきたが、それが出来なくなるのだ。
食糧を国内で自給しようとするなら、食糧生産者である農業、漁業従事者が、高い食料品を売り、それを消費者が、安く買うと言う事をしなくてはならない。こんなことは、市場原理に委ねていたのでは、できない。
食糧生産者である、農業、漁業従事者が、農業、漁業で生活できるようにすることで、食糧の安定供給を図り、同時に、工業、サービス業従事者の生活も安定させようとするなら、「生産者から、高く買って、消費者に、安く売る」と言う事をしなければならないのは、必然的なことではないかと思う。
農業、漁業従事者も、工業、サービス業従事者の提供する、工業製品やサービスを買うのである。食糧の価格が上がれば、工業製品やサービスの価格は、それ以上に上がる。世界の人口増加に伴い、供給可能な、食糧の量も限られてくる。世界の食糧生産国は、なるべく自国で生産された食糧を自国のために、使おうとするだろう。
食糧自給率向上のためには、生産者から、高く買った食糧を消費者に安く売る、ということになる。市場原理に委ねていては、不可能なことである。
日銀が、国債、地方債を買う事で、国、地方の借金を減らし、その資金を、農業用水路を利用した、マイクロ水力発電設置のために、投資して、エネルギー自給率を向上させると同時に、休耕地を農地化し、生産者から、食糧を高く買って、消費者に、安く売る際の、差額を支払うために使い、農村を食糧とエネルギーの供給基地にすれば良い。
農村が、都市に、電力を売る事で、資金を得る事ができるようになれば、差額を支払うための資金は、徐々に減らす事ができる。
by地声人語日記