ヘヴィロテにしていたアルバムを
ざっと紹介させていただきます。
・Baby(aiko,2010)
試聴(24th〜26thシングル)
客観的…B(?)/主観的…A
3月の末にリリースされたaikoさんの新作でチャート1位を記録。「カブトムシ」の大ヒットから考えてすでに10年選手であり、最早、大御所の領域に入りつつあるわけですが、このアルバムを聴けば、彼女が、人気が形骸化している浜崎あゆみとかそこらへんの同年代の「大御所」とは対照的に、堅実に仕事をこなしている「売れるべきして」売れているアーティストであることが実感できます。今作はそういう良質なアルバムであり、彼女のアルバムがチャートで健闘しているうちは
まだ日本のヒットチャートも意味を持ち続けられるのではないかとまで思わせます(言い過ぎ?)。
まぁ「桜の木の下」や「夏服」に匹敵するほどの傑作ではないにせよ、少なくともなけなしの生活費から削った3000円に相当する価値はありました。「milk」を除くシングル曲のパンチの弱さは否定できませんが、パンチが弱いからといってダメな曲というわけではないし(むしろめちゃくちゃ良い!!)、で、やっぱり「milk」は「これぞaiko!!」と言いたくなる、彼女のおいしい部分を凝縮したような名曲だし、シングル以外の曲の充実っぷりも半端ないです。タイトル通りに痛快な「beat」、シングルにしても問題なしな「鏡」「夏が帰る」「リズム」なんかも素敵ですが、個人的には「ウェルカメ」の主題歌だった「あの子の夢」が死ぬほどオススメ。アルバム曲によくあるミドルチューンなのですが、シングル化されていないのが不満に思えるくらい良い曲。この曲のためだけにでもアルバム買う価値がある…かも。
安易に何でもかんでも称賛してしまってこういうアルバムを正当に絶賛できていなかったりあるいはこういう優れた作品を見落として「日本のヒットチャートはつまらん」とか言ったり―そういうメディアにはがっかりしてしまいます。
・A-z Vol.1(ash,2010)
試聴(myspace)
客観的…B/主観的…A
何を隠そう僕の最も好きなロックバンド、ashの3年ぶりのアルバム。本人は前作リリース後に「今後アルバムはリリースせずにダウンロード主体で楽曲を発表していく」みたいな発言をし、僕は勢いで口にしただけのでまかせと捉えていたのですが、昨年の9月あたりから実際にダウンロ−ド限定で2週間に1曲ずつ、アルファベットになぞらえた形で合計で26曲を発表するA-Z seriesなる計画をスタートさせ、正直、ビックリしました。でもそのうちCDにまとめるんだろうなぁと推し測っていたら、図星でした。現在手に入るのは、最初に発表された「return of white rabbit」と公式サイトでのA〜Mにあたる13曲にボーナストラックを加えた全21曲(!!)のdisc1とリミックスを中心にしたdisc2の2枚組構成の「A-Z Volume 1」で、これが2600円っていうのは太っ腹。
基本的にashは曲ありきなアーティストで、実際、アルバム単位で勝負しようと試みた「nuclear sounnds」と「Twilght of the Innocents」はどちらも不人気なわけで、かくいう僕もAshのアルバムの中で最も好きなのが2002年のシングルベストだったりして、まぁ逆に僕の中であのシングルベストを超えるベストアルバムなんて存在しないです。で、今作は、そんなAshがネット上でシングル曲として発表した楽曲を集めた作品である以上、駄作であるわけがない―というか、傑作でないわけがない!!
「曲の寄せ集めである以上、アルバムとしてはつまらない」みたいなレビューをいくつか見たけど、それは間違っていると思う。これほどの充実っぷり以上の何をCDに求めるというのでしょうか?????
今作では、もともと3rdの「Submission」とか4thの「Tinsel Town」や前作での「End of the world」なんかでみられたテクノ志向が更に強まった感があり、収録曲の大半は電子音がフューチャーされています。「return of white rabbit」が発表された当初、ダサさが売りの彼らではあるものの、さすがに「これはやりすぎだろ…」と思ったりしたのですが、アルバムとして聴いてみると、ダサいとかそういう次元を通り越した曲の持つ魅力に圧倒されてしましました。
本当に全曲紹介したい勢いなんだけど、さすがにそれはめんどいので、とりあえず死ぬほどオススメなナンバーだけピックアップします。まずは先ほどから触れている「Return Of White Rabbit」。ひたすらダサいんだけど、ひたすらキャッチャーなんですね。ちなみにこれはティムさんじゃなくてマークさんの曲。マークさんの曲の中では一番メロディアスであることは間違いなし。「Candy」をもっと安っぽくしたような「True Love 1980」やカップリング曲でよくみられるタイプのパワーポップチューン「Command」、前作の「Shadow」を洗練させたような、そして大人気曲「won't be saved」を彷彿させる「war with me」も素敵。でも個人的に一番好きなのが、ボーナストラックの「Coming Around Again」。「Stormy Water」や「Starcrossed」の系統上にあるドがつくくらいのバラードで使い古されたようなフレーズが連発するようなナンバーなんだけど、これをAshがやるっていうのが、死ぬほど魅力的なわけです。
テクノ志向が強いって書いたけど、曲のバラエティーは本当に富みまくっていて、実質的には彼らの15年以上に渡る活動を総括したベストアルバムと呼んでいいのではないかと思える、そんな1枚です。
あと、発売元がヨシモトっていうのが、なんか嫌。
昨日、the getup kidsの新作epを購入したんだけど、まだ聴きこめてないのでレビューは保留しますが、とりあえずmyspaceのリンクだけ→
http://www.myspace.com/thegetupkids

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