■はじめに
今度こそ、jyakeさんと見に行ってきました。
「ヒトラー〜最後の12日間〜」
彼の映像というのは、いくつかの映像メディアで知ってはいました。
だけれど、どちらかというと、ぼくにとっては喜劇王チャップリンの演技の方が印象深かった。
まぁ、印象深くないと、対抗メディアにはならなかったからですがね。
さて、映画を見たことについて色々と語っていきましょう。
■映画館着まで
集合場所をぼくが間違えてしまい、jyakeさんを混乱させるところから。
場所は新宿中央東口を出てほんのすぐのところの映画館。
他には「メゾン・ド・ヒミコ」などやっているのだ、とポスターを見ながら、ペットボトルを持ち込むことに合意した。
てことで、階段を戻って一本ずつ購入。
■予告編
整理券の確認が終わって、劇場内に入ると……「小さい!?」
と思ってしまえる。
ちょっとした豪邸なら確保できそうなスペースに、とりあえず座席がしつらえられている感じ。
地域密着というか、同じビル内の食事どころや、近場の店の時代を感じさせる予告を見て、なんともいえないタイムスリップ感を味わう。
■ストーリー
アドルフ・ヒトラーという男の最期の瞬間を描く映画である。
よって、大不況にあったドイツ第三帝国が開戦した後、秘書を雇い、そして帝国が崩壊するまでを描いている。
SS、ナチズム、ドイツ語……。
首都が最前線になるという“特殊作戦”の実行により、市民は民兵として前線に投入され、連合軍(主にソ連軍)の餌食となっていく。通信網は寸断され、補給を絶たれた第9軍や第12軍、シュタイナー師団などは、ヒトラーの思い通りに動けなくなっていく。
砲弾の着弾が頻繁になり、官邸地下要塞にもその振動が襲い掛かる。
ビリビリと振るえ、その都度、明かりが明滅する。
自家発電でそちらは賄える。だが、水道は寸断されているのである。
敵に捕まるぐらいなら、自決を選ぶ。
キリスト教って自殺を禁止してなかったっけ……などと脳裏によぎる。
それだけ、ナチズムというものが浸透していたのか。
それとも、戦争は人を狂わせるのか。
武器弾薬だけではない。医療品も決定的に不足する。
麻酔はなく、酷く損傷した四肢は切断するしかない。
そして、粗末な包帯で止血をするのだ。
戦争は恐ろしい。狂気に囚われてしまう。
ヒトラーは名誉を取り、自殺したのだった。
■食事前に見てはいけない
四肢の切断シーンや、人が死亡するシーンが多数描かれています。
食事前に見てしまうと、食欲が大きく減退し体のためになりません。
簡単な食事をしてから見に行く方がよろしいでしょう。
■喫煙はほどほどに
女性も社会に参加すると、喫煙習慣が発生するようです。
喫煙するシーンがかなり多く、今の日本の気風とは若干そぐわないかもしれません。
喫煙はほどほどにしておきましょう。
■ドイツ語を堪能しましょう
英語とは違い、濁音の多い言語です。
「ヤー」は「はい」とか「YES」と同じ意味です。
「パンツァー」は「戦車」のことです。
発音のいくつかは、ラテン語のままで、兄弟語である英語に似ているそうです。ですから、英語に堪能だと、別のニュアンスを嗅ぎ取ることが出来ることでしょう。
「ハイル総統」という言葉がたくさん出てきます。
時代性を感じてください。
■映画を見た感想
戦後60年です。
ほとんどの戦争生存者の方も亡くなっています。
エンディングテロップ前に、彼らのその後のことが書かれています。
つまり、何年に没したか。
存命の方は2人ぐらいでしょうか。
あとは、ほぼ全滅しました。映画の間中、どんどん戦死だったり粛清だったりで消えていくんですけどね。
戦争という狂気。いつまでも続く悪夢。気の狂いそうなほどの重圧が続く。
そして、遺言書の口述筆記を頼むヒトラー……。
もう、彼は小さくなってしまったのだ、とぼくは思った。
この映画は半分はドキュメンタリーです。
戦争を生き残った秘書の方(現在は没している?)の語りによって始まり、そして、締められるからです。
それは、真実を描いているとしか思えなかった。
生きているだけでいいんだ、という言葉が重くのしかかる。
もう降伏したくない、という意識が戦敗国の辛さを教えてくれる。だが、その戦争は正しくなかった。
色々と考えさせられる。

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