Welcome!!  日記

ようこそおいで下さいました。
此処は、麻生上総が運営する、漫画兼読書感想ブログです。
只今リボーン、戯言、零崎、電王にハマり中です。
骸さん、人識、龍太が好きな方はぜひコメントよろしくお願いしますっ。
それではどうぞごゆっくり。
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2012/1/18

五年後も百年後も愛は  携帯

君だけのものと誓うよ!

最近アニメ見れてませんちくしょう(´・ω・`)
最近忙しいですちくしょう(´・ω・`)
最近テスト地獄ですちくしょう(´・ω・`)
最近レポートぱねえですちくしょう(´・ω・`)
最近ちくしょう(´・ω・`)



偽物語だけは見てる(^o^)
ありゃりゃぎさんまじかわえ……
あとなあ、うーんと、新しいのはこれだけかな
最近ほんまやばい!
あっ、夏目は家族で見てるので大切に見てます(笑)

君と僕はやっと最終回までみたよ〜
それから、ペルソナが1話、バクマンが2話、スケダンが2話遅れてて、アイマス最終回見れてないorz

わたしとしたことが!

やばいやばいやばい見なきゃ
わーきんぐも見なきゃ
うたプリ二期きゃほーとか言うてる場合ではない
その前にみるもんいっぱいある

アイマス早く見たすぎる……

そういやペルソナさあ、なんかあの伝説の12話のせいで主花に目覚……ペルソナは純粋に見てたのに!!主花かわいいよね〜ウンウン
ていうか花村ぱない
花村かわいけめん
新しいOPを昨日見たんすけどかっこ良かったね!探偵の子可愛いまじ好み何故おなごだし_/乙(.ン_)_


早く新アニメみたい
アナザー見たいよアナザー あといぬぼく……と、ぶれいぶてん(´・ω・`)
友達からなんちゃらってアニメがマクロス+アクエリオン+最終兵器彼女で、なんか違う意味で面白かったよとおすすめされたけどそれも見てない〜



うたプリ二期はどうなるんですかね
全作から察するに、先輩が……ついに先輩がっ
でも別にデビューからじゃなく、HAYATO様引退からやってくれていいのよ(^ω^)むしろOTOYAを出してくれてもry
結論:HAYATO様を出せ
HAYATO様が足りぬ!!!HAYATO様マジ天使ですよね〜
砂月とHAYATO様の絡みをもう一度……!
それから薫君を頼むから出してやってくれ
あとわたしよく知らんから、音也の孤児院入ってた話kwsk
わたしにわかファンすぎてみんなの話についていけてないwwwミュージックのHAYATO様天使ですよねって言われても見たことないですすみません!ゲーム一作も持ってないとか口が裂けても言えぬわ

先輩楽しみ〜
嶺ちゃんhshs
でも動いて喋ってるの見たら藍ちゃん先輩に流されそうですまあみんな好きだが

一期は一話と最終回以外全部消しちゃったから二期は全部残す!
六話消したのは自分でもマジ後悔だわ……伝説の砂HAYA回だったのに


OPはまた宮野なんでしょうか
最近宮野声好きすぎてつらい。゜(゜^o^゜)゜。
トキヤの時は低すぎ鼻声すぎでアレなんで刹那あたりのでお願いします
環の可愛いのも好きだが正直デントはやりすぎです デント聴いてて笑ってしまうわ



ところで風邪ひきました
ご飯食べても味しないから、もったいないし最近一日二食なんだけどこれ割と死ねる
味はしないがお腹は空くのである
一日にコンビニおにぎり三つしか食べなかった時は死ねたわ〜

何の話
つまりカラオケ行きたいって話←
風邪ひいてて声出ないから鼻歌すら歌えなくてまじつら
歌って大切ですね。キスよりすg
どMのカラオケ動画見てたらカラオケいきたさ募ってやばい!!!誰かカラオケ行こう!!!←
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2011/5/16

(無題)  携帯

昨日干したばかりの布団は、三時間ばかりで存分に太陽の光を吸収したようで、朝までふかふかで温かく、頭まですっぽり被ってしまうと柔らかいお日様の匂いがした。それだけで何だかとても幸せな気持ちになって、頬が弛む。
さて、今は一体何時だろう。窓からちらりと覗く空は雲一つなく真っ青で、日は随分と高くまで上っている。――お昼前と言ったところか。
普段なら学校で忙しくペンを動かしている時間だ。そんな時間にこうしてまだ布団の中でもぞもぞしていられるなんて、ああ、祝日、最高。幸せを噛み締めながら、もう一眠りするため瞼を閉じる。本当はとっくに起きなければいけない時間なのだけれど、分かっては、いるのだけれども。
誰がこの甘美な誘惑に打ち勝つことが出来ようか。
再びうとうととし始めた時、たあんっと寝室のドアが開け放たれた。少し息がし辛いような、けれどそれすら暖かで気持ち良く感じられた空気は、新しく舞い込んだ新鮮な空気に追い出されてしまう。驚いて吸い込んだ空気の冷たさに、体はまだ暖かさを求めて、布団の中に潜り込んだ。


「トウヤ君、もう12時になっちゃうよ。いくら休日だからって、あまり寝すぎるのは良くない」


お前は俺のお母さんか、と突っ込みたくなるような台詞を吐いて、俺の眠りを妨げたNは、つかつかと早足に部屋に入り閉じられたカーテンを勢い良く開いた。切り取られた青い空は相変わらず綺麗だけれど、不思議なことにこうなるとそれすら眠りを邪魔する要因にしかならない。

「…Nが早起きすぎるんだよ…」
「ボクが早起きになるなら、トウヤ君にとって世の中の大体の人は早起きだということになるね」


呆れ気味にNが溜め息を吐く。

「ほら、もうお昼ご飯出来てるから。早く起きて」

本格的に俺を起こすべく、Nは俺の城――という名のただの布団だけれど――に手をかけた。ひっぺがそうと伸びた白い手を、俊敏な動きで捕らえて渾身の力で引っ張る。わっと小さくあげられたNの悲鳴とN本人がぼふんと落ちてきて、突然の衝撃と重みに、ベッドのスプリングが大きく軋んだ。

「――トウヤ君」

俺に腕を捕らえられたまま、ベッドに転がったNは些か声のトーンを落として、俺の名を呼ぶ。離せ、と言うのだろう。真っ平ごめんだ。

「気持ちいいよ。Nも一緒に寝ようよ」
「っだから、お昼ご飯が出来て」
「火、点けっぱなしとか?」
「…そんなことはないけど」
「じゃあ良いよな。Nのご飯は冷えても美味しいし…それに、せっかくの祝日なんだから」
「せっかくの祝日だから、早起きして時間を有効に使うんだよ」
「せっかくの祝日だから、普段出来ないような寝坊をするんだろ?」

そう言って、暫く2人で睨み合う。先に沈黙に耐えられなくなったのはどちらだったか、気付くとNが楽しそうに笑っていて、俺も笑っていた。
俺が折れないと分かったのか、転がった布団が気持ちよかったのか、どちらかは定かではないが、Nはもぞもぞと一緒の布団に潜り込み、俺を説得するのを諦めたようだった。

「…ほんとだ、温かくて、気持ち良い」
「だろ?」
「トウヤ君が出たくなくなる気持ちも分かる」

くすくすと笑うNの頬は、暖かさからか既に桜色に染まっていて、可愛いなあと素直に思う。
散らばったグリーンの髪は柔らかで、指でいじるとなんだか甘い香りがする。Nと擦れ違うときいつもどこからか果物のような甘い匂いがしてきていたが、あれはNの髪からだったのか。それにしても、同じシャンプーを使っているはずなのに、どうしてこんなにも違うんだろう。
そのままいじり続けていると、Nがくすぐったそうに身をよじった。
それにひとしきり笑って、ふと、外を見る。
窓の外はぽかぽかの陽気だ。
稀にみる快晴だと言うのに、俺たちはベッドの中。世の中の人があくせくと働き、勉強しているだろうこの時間に。
それはなんて怠惰で、しかしなんて幸せなんだろう。
盗み見れば、Nも同じように目線を窓の外へとやっていた。
今、俺とNは全く同じ空を見ている。広く果てのない空ではなくて、四角く切り取られたそれを。
それが何だかとても嬉しいことのように感じて、思わず笑みを零す。
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2011/5/13

(無題)  携帯

「トウヤ君って、目、悪くないはずだよね?」

母さんの作ってくれた玉子焼きは、少しだけ半熟だから箸でつつくととろっと黄身が垂れだして、口に含むと溶けて消える。最後に残ったその絶品玉子焼きを箸で摘んだとき――僕は好きなものは最後に食べる派だ、ちなみにNは逆らしい――、パンをかじっていたNは食べる手を止めて、突然僕にそう言った。
一瞬何を言われたのかときょとんとして、目を瞬かせる。

「――うん、まあ……」
「じゃあどうしてそれ、かけてるの?」

それ、という指示代名詞と共に、Nはすっと己の人差し指を僕の鼻と目の間あたりに向けた。つまり、僕の鼻に引っかかってる――黒縁の眼鏡を、指差した。

「かけ始めたのって、二年になった時くらいからだよね。一年の時は両目とも視力2.0だって言ってたのに……、いきなりそんなに悪くなるとは思えない」
「あー……」

どう答えたものかと返答に窮する。
これには深い訳があるのだけれども、そんなこと、言えるわけもない。Nは僕がテレビが好きじゃないということも、特に読書家でないことも知っている。僕の目が悪くなる要因が見つからないことも、彼のこの発言に結びついたのだろう。
うーんと唸っていると、Nが前触れなくずずいと身を乗り出してきた。何事かと目を見開いた時、突然に視界がクリアになった。
ゆっくりと一つ、まばたきをする。

「うん、やっぱり、ボクは眼鏡をかけていない方が好きだな」

眼鏡を取り上げて、そう言って微笑んだNを見て、俺も口角を上げる。

「――そう?」

俺が笑ったのを、Nは自分が微笑んだ為に、俺もつられて微笑んだのだと思ったらしい。それにしても、相変わらず警戒心のない奴だ。この警戒心のなさからして、あいつはまだ手を出してないみたいだな、と心の中でほくそ笑む。

「ねえN」
「?なに、トウヤ君」
「Nはさ――」





* * *





「くっそ、あいつめ……」

机の上に置いてあった走り書きのメモを見て、僕はそれを引き裂きたい思いに駆られた。

僕が再び目を開けた時には、すでに自宅で夕飯を食べた後だった。僕が絶品の玉子焼きをつつこうとしたその時は、学校の昼休みだったはずなので、今日は随分と長いこと彼に体を奪われていたことになる。勉強嫌いの彼が午後の授業に出るなんて珍しいと思ったが、すぐにその理由に思い当たった。何てことはない、今日の夕飯はカレーだったのだ。カレーは僕の――つまり、僕と彼の大好物である。
ずれた眼鏡を押し上げて、溜め息をつき、一年前から僕のストレスの元凶となっている彼について考える。

彼――ブラックは、僕のもう一つの人格である。所謂多重人格という奴だ。
彼が生まれたのは丁度二年生に進級した頃で、原因は分からない。とにかく意地が悪くて、僕の体で僕のフリをしながら悪さをするものだから、どうにか彼の出現を抑えられないかと当時の僕は色々な方法を試した。そのどれもが失敗で、半ば諦めかけた時ふと、父さんのかけていた眼鏡を見つけた。まさかこんなもので抑えられるとは到底思えなかったが、もしかしたら、という希望を捨てきれず、試してみた、結果。――それは、見事に彼を押さえ込んだのだ。
押さえ込んだとは言え、それは彼の代わりに僕が主導権を握った、というだけのことだ。僕がひとたび眼鏡を外せば彼に取って代わられてしまうし、もしそうなれば彼が自ら眼鏡をかけない限り僕は僕の体を取り戻すことが出来ない。それでも、彼が彼の出たいときに代わられるよりは随分マシになったものだ。
厄介なのは、僕は眼鏡を外した時つまり、ブラックが体を使っている時、彼が何をしているのかが分からないと言うことだ。僕がブラックになっているときの記憶は、全くもってないのである。
当然、僕とブラックは同時に存在することが出来ない。
だから僕らは、会話をしたいときにはこうして、自らが相手に変わってしまう前にメモを残し、口ではなく手で会話をするのである。
この方法で僕とブラックでの意志疎通は可能だ。――しかし、これには重大な欠点があって。
僕は結局ぐしゃりと手の中の紙を握りつぶして、ゴミ箱へ放り投げた。

「ブラックの、馬鹿!」

――紙上では、怒りを伝えにくいのである。





* * *





「おはようN」
「おはよう、トウヤ君。今日は早いんだね」

自分の机に鞄を放り投げて、すぐさまNの元へと向かう。まだ七時半だと言うのに、早いというNこそ早い。彼より早くに着いて待っているはずだったのに、一体Nは何分に学校に来ているんだ。
Nの前の席に座って、窓際のその席から外に目を向ける。
この時間、学校内には僕たち以外には殆ど人はいない。柔らかいオレンジ色の光が静かに校庭を照らし、朝の目覚めを促すかのように鳥たちが鳴く。教室に差し込む光を浴びながら、ちらりとNに目を向けると、彼もまた眩しそうに目を細めて外を眺めていた。その白い横顔に一つ、心臓が跳ねる。
気付くと三本の針は少しずつだが進んでおり、こうもばかりしていられないと、彼に声をかける。

「なあN」
「なに?」
「昨日、眼鏡をかけてる時の僕とかけてない時の僕の話……した、よね」
「ああ、トウヤ君、変なこと聞いてくるからびっくりしたよ」
「それで……、Nはなんて答えたんだっけ」
「トウヤ君、もう忘れちゃったの?」

その言葉にどきりとする。
『Nが、お前より俺の方が好きだってさ』ブラックのメモにはこうあった。これが、いつものたちのわるいブラックの冗談だと良い。そう、信じたかった。

「ボクは――かけてないのキミの方が、好きだよ」

Nは真っ直ぐに、僕の瞳を見てそう言った。彼の瞳は光の加減だろうか、いつもよりも深い青色を映していて、それはまるで僕じゃない、自分の中の、もう一人の僕を見ているかのようだった。そんなはずがない、Nが『ブラック』の存在をしっているはずがないと、知っているのに。

「……そっか、」

だから、Nが好きと言ったのはブラックではなくて、眼鏡をかけていない時の僕のことなのだ。分かってる、分かっている、けれど。
ショックを受けている自分が女々しいという自覚はある。
それでもどうしても、俯けた顔を上げられなかった。
すると突然すっ、と机に影が落ちた。疑問に思うのと、白い手が僕の眼鏡を取り去るのとは、全く同時のことで。
ゆっくりと瞼が落ちる。意識が完全に暗闇に溶けてしまう前、少しだけ、申し訳なさそうなNの顔が見えた。

「……おはよう、ブラック君」
「……おはよ、N」

Nは俺の名前を呼んで、にっこりと笑う。

「……あんた、トウヤに対して扱いひどいよな」

俺が笑い返さずにそう言うと、Nはきょとんと空色の瞳を丸めてから、また薄く笑った。

「そうかな。でも、本当のことだよ」
「……」
「ボクは、トウヤ君よりブラック君、キミが好きだ」

何回目か分からないその言葉に、溜め息で返事をして、吸い込まれそうな空色から目を逸らした。

「――いい加減、トウヤに教えてやったら。あいつ、間抜けなことにまだあんたが俺の存在に気づいてないと思ってるんだよ」
「……キミはそれで良いの」
「良いどころか万々歳だけど」

トウヤが好きなのはNだ。
そしてトウヤはまだ、Nが俺の存在を知らないんだと思っている。そこで、実はずっと前から知っていて、俺が表へ出て来る時には、トウヤよりずっと親密に話してました、と言ったらどうなるだろう。それだけでも自分だけ除け者にされていたのだとショックを受けるだろうに、その上、Nは俺にベタ惚れなのだと知ったら。
――彼はNへの恋心を諦めるだろうか。
そうしたら、俺にもまだ、チャンスはあるんじゃないだろうか。

「……キミにだけは、扱いがひどいとか言われたくないね」

意地悪そうにNが言った。多分、俺の考えていたことが分かったんだろう。これだから頭の良い奴は嫌いだ。それなのにトウヤはこいつが好きだという。こいつは、俺のことが好きなのに。
――なんて、報われない。

「ボクはまだ言わないよ」

そう言ってNは俺の手を取り、何をするのかと思えば器用に反対側から時計の針をすこしだけ前に戻した。

「だって、キミの思い通り、キミがトウヤ君と結ばれたら、困るからね」

……トウヤ、本当に、なんでお前こんな奴が好きなんだ。大声でそう、彼に問いたくなった。Nは、トウヤが俺と交代してる時の記憶がないのを良いことに、俺の前ではいつもこんなかんじだ。トウヤの前じゃにこにこにこにこしてるくせに。

「ブラック君、今とても失礼なことを考えたね」
「……、……別に」
「ふうん……まあ、良いけど」

じゃ、ブラック君、また。言ってNは俺の眼鏡を差し出した。……先ほどからどうも、俺とトウヤの切り替えはNによって操作されている気がしないでもないが、俺も授業は受けたくないし(一限は大嫌いな英語だ)、仕方がないから変わってやることにする。
渋々といったように、差し出されたそれを受け取って、ゆっくりとかける。

「……トウヤは渡さないからな」

こんな去り際になんて、ずるいかなと思いつつも、Nへの少しの抵抗に一言呟いて、目を閉じた。




* * *




「――あれ、」

目を開けるとNがにこにこと笑ってこちらを見ていた。状況が掴めずにきょろきょろと周りを見渡す。窓の外は途切れた記憶と寸分違わず、柔らかい色の朝の空が広がっていた。
でも僕、ブラックと変わったんじゃなかったっけ。
ブラックアウトする視界の中、Nの顔を見たような気がするんだけど。

「トウヤ君、寝ちゃってたんだよ」

唐突に、Nが言った。

「いつもより朝早かったし、やっぱり眠かったんじゃない?」

そう言われて驚いて、時計に目をやる。先ほど時計を見てから、まだ10分弱ほどしか経過していなかった。

「うーん……そうなのかな」
「それよりトウヤ君、一限の英語の予習は終わった?」
「あ!やばっ……」

そういえば一限は英語なんだった。厳しいことで有名な先生で、予習をやっていないことがバレようものなら…う、想像すらしたくない。

「今からやればきっと間に合うよ」
「うん、あと30分くらいはあるもんな」
「……」

僕のセリフに何故かNは黙り込んで、目を反らしてしまった。Nの態度が気にかかりつつも、今はとにかく時間がない。急いでノートを取り出して、和訳に取りかかる。

「……ボクだって、キミをトウヤ君に渡したりしないよ」
「え?何か言った?」
「ううん、何も」

絶対何か呟いたと思うんだけどなあ。首を傾げつつも、何も、と言ったNの笑顔がお日様みたいに可愛かったから、それで良いことにした。
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2011/2/27

(無題)  携帯

●=ネオン
○=しーちゃん(Sちゃん)
◎=2人
で、歌った曲を晒すよ☆カオスだよ☆


◎え?あぁそう
◎こっち向いてBaby
◎絶対不敗英国紳士
◎恐れ入ります、すみません。
◎ワールドエンド・ダンスホール
○放課後オーバーフロウ
◎パブってGO!
◎おいしい☆トマトのうた
◎裏表ラバーズ
◎ライオン
◎二息歩行
◎モザイクロール
●貴方に花を 私に唄を
○熱烈ANSWER
●歌に形はないけれど
○熱愛S・O・S!
●インモラリスト
○軌跡
●君の知らない物語
○Break+Your+Destiny
◎純情マスカレイド
●火葬曲
○恋愛におけるチーズ的解決
◎弱虫モンブラン
◎ルカルカ★ナイトフィーバー
●リリリリ★バーニングナイト
○Cross Over
●恋は戦争
○深淵
●星が瞬くこんな夜に
◎irony
○真夏のスピカ
●メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト
○Frozen Soul
◎初音ミクの消失
○HANAJI
●初音ミクの暴走
○SHINING☆STAR
●ワールドイズマイン
○ノスタルジア
●シザーハンズ
○キミニシニタモウコトナカレ
●ペテン師が笑う頃に
○MYSTIC EYES
●まっがーれ↓スペクタクル
◎ハレ晴れユカイ
●ラブアトミック・トランスファー
○だいすき
●なのです☆
○birdcage
●only my railgun
○月夜のマリオネット
●愛迷エレジー
○恋するミュータント
●太陽と月のロンド
○宙〜そら〜
●ロミオとシンデレラ
○シンジテミル
●悪ノ娘
○サイレントでなんかいられない
●ローリンガール
○Rain Song
●はたふってパレード
◎1925
○射手座☆午後九時Dont be late
●Fire◎Flower
○小白竜
●夕日坂
○Im Here
●*ハロー、プラネット。
○サーカス
●バイビーベイビーサヨウナラ
○ファイトソング
●悪ノ召使
○motto☆派手にね!
●リグレットメッセージ
○キンモクセイ
●祝ってやる
○Thousand Enemies
●白い雪のプリンセスは
○Crow Song
◎W・D・C〜World Dancing〜
●HAMBURGER STREET
◎プリティパンティ☆悪マリン
○ヴィーナスとジーザス
◎magnet
◎ブラック★ロックシューター
○My Dear Girl!
●サンドリヨン
◎タイトルなんて自分で考えなさいな
●ココロ
◎ハートのエッジに挑もう
●のろいのめがね
○SOMEONE ELSE
●結ンデ開イテ羅刹ト骸
○…Out of control…
●君の体温
●下剋上(完)
◎プレパレード
◎え?あぁ、そう。
◎もってけ!セーラーふく
○モノクローム
◎パブってGO!
●Dear
○倦怠ライフ・リターンズ!
◎「つまらない話ですよ」と僕は言う
○ロゼッタ
●初音ミクの消失
◎娘々サービスメドレー
●メルト
◎星間飛行
◎まるかいて地球
◎悪魔をよびそうなイギリスのうた
◎心拍数♯0822
◎モザイクロール
◎絶対不敗英国紳士
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2011/2/14

(無題)  携帯

ただ少し、彼の喜ぶ顔がみたいな、なんて思っただけであって。
言わば、気が向いただけ。昨日、自分はあまりに暇で、何もすることがなくて、お茶でも飲むかと台所へ足を向ければ甘い香りがしていて。だからちょっとした好奇心で、エプロンを付け鼻歌交じりにボウルの中身を掻き回すトウコの手元を見た。そして、俺に気付いたトウコは振り向いてこう言った。

「トウヤも作る?」

――バレンタインチョコ。
そうにっこりと笑った彼女の鼻の頭にはチョコがついていて、間抜けだなあと思いながら気付くと俺はこっくりと頷いていたのだった。



* * *



「ってことで、俺はすごく暇で、あくまで暇潰しに…っていうか、うん、だからその、今日がバレンタインデーだからとかそういうのは一切関係なくて、ラッピングもトウコのが余ってたからしただけであって、はじめからあんたにあげようと思ってたわけじゃないんだ、うんそうなんだ!」

Nに負けないほどの早口でそうまくしたてて、俺は万が一顔が赤くなっていたら恥ずかしいから思い切り下を向いて可愛らしくラッピングされたそれを差し出した。あ、これって必死な女の子が好きな男の子にラブレター差し出す時の体勢じゃないか?ということには後から気付いて、なんだかより一層顔が上げられなくなった。
ああもうほんと、やっぱり自分で食べれば良かった。バレンタインデーにチョコだなんて、まるで俺がNを好きみたいじゃないか。いやでも最近は友チョコとかが流行ってるみたいだし、これもその一種で、あれ、じゃあ俺が真っ赤になる必要はなかったんじゃ…、くそ、詰まるところ、――なんでこんな恥ずかしいことしてんの俺。
全部全部トウコのせいだ!そう結論付けて、いつまでも受け取られる気配のないチョコにあれ、と思う。まさか甘いものが嫌いだったとか…、でも菓子パンよく食べてるし、一昨日あげたポッキーも美味しそうに食べてたしな…。
不思議に思って顔をあげる。この際顔が熱いのは気にしないことにする。これが吹っ切れたってやつだな、うん。
そして目の前のNの顔を見て、――びっくり、した。
ぱちぱちとまばたきを普段よりも多く繰り返す彼の顔は多分、今の俺よりも真っ赤で、引き結ばれた唇は左端が少しだけ上がっていて、――これは、彼が照れた時に見せる表情だ。
何故彼が照れているのかと言えば、それはまあ俺がチョコを差し出したからで、けれどこれは友チョコのつもりで、あれ、じゃあ、なんで?

「……っ」
「え、N…?どうした…?」
「あ、あの、ボクは、お、男、だけど」
「は?いや、知ってるけど…」

伏し目がちに空色の瞳をさまよわせた彼の様子がおかしい。右手はくるくると自分の横髪を弄って、それは、恥ずかしいけれどすごく嬉しいみたいな、例えるなら好きな子に告白された時に見せる行動で。

「そ、それで良いのならっ!」

一大決心しました、みたいにNがきゅっと目を瞑る。それで良い?何が?Nが男だってこと?いやそりゃあ、良いも悪いもないような。

「い、良いけど」

首を傾げてそう言うと、Nの表情が明るくなる。そして俺の手からチョコを引ったくって、恥ずかしそうにどこかへ去っていった。……?え、なに、どういうこと?

それから今日は一日中、Nの頬の赤みはひかなくて、どこかそわそわしていたようだった。



* * *



それから不思議に思いながら家に帰って、どうだったかとやけに目をキラキラさせて問うてきたトウコにありのままを話してやれば、なぜか大爆笑された。
はてなマークを大量に生産する俺に、目尻に涙を浮かべた彼女は良かったわねトウヤと言って、一言。

「今日2月14日にチョコを渡されるのは、好きですって意味だってNに前日に言っておいたの!だってあなたたち両想いのくせに全然行動おこさないんだもの!でもまさかこんなにうまくいくなんて…っ」

私もびっくりよ!とまた肩を震わせた彼女の頭をとりあえず思い切り叩いておいた。



――げんこつじゃなかったのは少し、彼女に感謝しているから――とかでは、多分、いや決して、ない。
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2011/2/10

(無題)  携帯

『きっと来たらびっくりするわよ!絶対来るのよ、絶対よ!』


――トウコにそう言われて来てみたは良いけれど。
踏ん張っていないと人の波に流されてしまいそうになる程の大勢の人。文化祭の為の特設ステージの前で、俺はすでに帰りたい気持ちに襲われていた。


「いたっ」


人に押される、足を踏まれる、ぶつかられる。くそ、もう嫌だ。
一体何が始まるって言うんだ、面倒くさい、文化祭なんて早く終わればいい。ていうかNはさっきからどこへ行ったんだよ、――一緒に文化祭回ろうなって言ったのに。もみくちゃにされながら必死に彼を探すけれど、それらしい姿は見当たらない。彼は腹が立つことに背が高いから、居たらすぐに見つかるはずなんだけど。


「――皆様お待たせ致しました!」


パッとステージに取り付けられた簡易ライトが灯る。その声に聞き覚えがあって、俺は思わずステージを見た。


(トウコ!?あいつ、実行委員でもないくせにあんなとこで何してんだ…!)


夏服の右袖に腕章を付けたトウコは(遠くて腕章の文字は読めなかった、)生き生きとマイクを握る。


「これより始まります、うちの人気軽音楽部とゲストヴォーカルによる飛び入りライブ!さあ、今年は一体誰がゲストなのでしょうかっ!10曲連続でいっちゃいましょう!――あんたたち、ぶっ倒れんじゃないわよ!!」


一気に会場が湧き上がる。
うちの学校、こんな催し物をやっていたのか。去年の文化祭は風邪をひいて休んでいたから、知らなかった。
どうやら軽音楽部の催し物らしい。トウコも確か去年の春に入部していた。


「さあまず一曲目のゲストは――!?」


一層明るくなったライトがゲストとやらに集中する。
――瞬間、自分の目を疑った。


「学園代表人物と言えばやっぱりこの方!歌って頂きましょう、――生徒会長、N・ハルモニア!」


マイクを手に堂々と立っていたのは俺が探していたその人物、Nであった。
Nはいつもは下の方で一つ括りにしている髪を高い位置で結び、長くて少し鬱陶しかった前髪はトウコにでも借りたのか、ヘアピンで留められていた。
瞳を覆う黒縁眼鏡は今は外されて、綺麗な空色を露わに、観客席を見渡す。身に纏う制服はNには有り得ないほどに崩されて、ネクタイは大きく胸元を開いたカッターに引っかかっているだけという状態だ。長袖も七分袖にまで捲られて、白く細い腕は剥き出しにされている。
目立たない普段とは違い、何というか今日のNは、その――


「え…、あれ、誰?」
「今、生徒会長って言わなかった…?」
「うそ、生徒会長ってあんなに格好良かったの…?」


後ろの女子が呆然と言った様子で言葉を零す、そう、今日のNはとても格好良かった。
格好の違いもあるだろうが、あの堂々とした態度。唇には笑みさえ浮かべている。
ドラムが軽快なリズムで叩かれる。増やされる楽器、合わさっていく音に合わせてNの体が揺れる。Nが口を開く寸前、ばっちりと目が合って、彼は少し恥ずかしそうに笑って見せた。





―――





「会長!すっごく格好良かったです!」
「え?あ、ああ…ありがとう」
「私、会長のこと少し勘違いしてたみたい」
「私も!歌だってすごく上手くて」
「いや、そんな…」
「友達から聞いたんですけど、会長って頭も良いんでしょう?数学は全国レベルだって」
「全国!?本当ですか!」
「まあ…うん、」
「ええーっ!すごい!今度教えて下さいよ」


きゃあきゃあと五月蝿い女子に囲まれてNは困ったように笑う。今までは見向きもしなかったくせに、Nが格好良いと分かるとすぐこれだ。それに、満更でもなさそうなNもNだ。なんだか、少しイライラした。


「N!」
「え?ああ、トウヤ君」
「行くぞ」


大股で近付いて、のんきにひらひらと手を振ってきたNのそれを掴んで引っ張る。不服そうな顔をした女子を一睨みして、ずんずんと裏庭へと歩を進めた。俺は大股なのに、困惑気味に隣を歩くNの歩幅はいつもと変わらない。身長差があるのだから仕方ことだけれど、それですら俺のイライラを増幅させた。


「ねえちょっとトウヤ君、どうしたの?もう直ぐ後夜祭始まっちゃうよ」
「――なんで」


人気のなさそうなところに出ると、そこでやっと手を話してNに向き直る。


「歌うこと、俺に言ってくれなかったの」
「それは、トウコちゃんが秘密にしときなさいって言ったから…、トウヤ君、怒ってる?」
「怒ってない」
「嘘。どうして怒ってるの?ボクがキミに言わなかったからじゃ、ないよね」


空色の瞳に見つめられて、言葉に詰まった。どうにも俺はこの瞳に弱い。どこか見透かされたような気分になる。


「トウヤ君」
「…っNがあんな格好するからだろ」
「…?」
「女の子に囲まれて嬉しそうにしたりとか」
「それって…、嫉妬?」


ずばりNに言い当てられて顔が熱くなるのが分かった。言い返そうとNの顔に目をやると、彼の白い頬もいつもより赤くて。そしてそれは決して、夕日のせいなんかじゃなかった。


「…、Nが格好良いことは俺だけ知ってれば良かったのに」
「はは、何それ。あ、もしかしてだからボクがコンタクトにしようとした時あんなに反対したの?」
「っ悪いか!」


ああもう、恥ずかしい。赤い顔を見られたくなくて下を向く。こうして考えてみれば、ただの独占欲じゃないか。Nがモテるのが嫌で、自分の手の届く範囲に留めておきたい、なんて。
――なんて格好悪い。


「心配しなくても、ボクはトウヤ君以外好きになったりしないのに」


ぼそりと呟かれた言葉に驚いて再度顔を上げる。Nは右腕を顔にやって赤く染まった頬を見られないようにと必死だったが、そんなのは無意味だ。自分で言ったくせにこんなに照れるなんて、馬鹿だなあと思う。自然に笑みがこぼれた。

数学が全国レベルだって彼はこんなにも馬鹿だし、歌っている姿は確かに格好良かったけれど、実はそれよりはるかに可愛い。


「…N、後夜祭、行こっか」
「!うん!」







――それは、俺だけが知っていれば良いNの秘密。
0

2011/1/10

(無題)  携帯

「え、な、でもまだ夕方だよ」
「そんなの関係ないよ」
「で、でもなんでそんないきなり」
「なんでって、」


これ以上俺の姿で変なことを言わないでほしい。もう俺は鳴く気力すらなかった。Nは、偽物の俺でも気付かないのか。Nの俺に対する愛はそんなものだったのかと少し泣きたくなった。


「好きだからだよ」


偽物の俺が、Nにぐいと近付いてそう呟いた。
途端、Nが右手を振るった。
――え。
パンと小気味良い音が響く。固まった偽物の胸を押して、Nが後ろに数歩下がる。な、んで――


「な、なにす、」
「キミは誰。どうしてトウヤ君の姿をしているの」


偽物の頬を平手打ちしたNは左手にぎゅうっと俺を抱き込んで言った。
俺はただ驚いて、彼を見上げるしかできない。
気付いて、くれた。
彼が、俺じゃないことを。
Nはキッと眦を釣り上げて偽物を睨み付ける。偽物の俺は目をぱちくりさせて、それでもまだ往生際悪く自分がトウヤだと言って見せた。


「嘘だ。キミはトウヤ君じゃない、トウヤ君はそんなことしない。本物のトウヤ君は―…、」


え、と思った時にはNの真正面に体が持ち上げられていた。きらきら輝くスカイブルーは真っ直ぐに俺を、猫の俺を見ている。


「――こっちだ。…ねえ、トウヤ君?」


Nの瞼が閉じられて、ふにっと柔らかい感触。あ、これは、キス――

ぼふんっと派手な煙があたりを包み込む。思わず咳き込んで、そうしてるうちに煙がひいていった。恐る恐る、自分の手をみる。あ、あれ?俺…


「も、戻ってる…」
「トウヤ君っ!」


がばっとNに抱きつかれた。ふわりと甘い香りが漂う。ああ、Nの香り、Nの感触だ。


「…おかえり」
「ただいま、N」


うん、やっぱりこうでなくては。Nと絡み合う視線に満足する。でもこうばかりはしていられない、問題は、


「…さて、そこの俺の偽物」
「…っ」
「キミは誰?どうしてこんなことをしたんだい?」
「――…っだって!羨ましかったのよ!」


ぼふんっ。またもや部屋が煙に包まれた。今度は咳き込むこともせず、目をつむる。しばらくして開けた視界、そこには茶色く長い髪を高い位置で縛った、真っ白いワンピースの女の子がその頭に可愛らしい耳と二股に分かれた尻尾をつけて立っていた。
てしてしと床を叩くそれは、作りものなんかでは決してない。驚きの連続で、なんだか逆に動じなくなってしまった俺を誉めてやりたい。俺が猫になったんだ、俺の姿の偽物が猫っぽい女の子になったって何も驚くことはないんだ。


「…羨ましかった?」
「そうよ!そこの…、トウヤが、羨ましかったの。あなたは、Nは覚えていないかもしれないけれど、私は昔、あなたに傘を差してもらった猫よ」


女の子はそう言うと今度は白い猫の姿になってみせた。――もう何も言うまい。
Nはそれを見て何かを思い出したのかああ!と驚きの声をあげた。猫はまた、先ほどの女の子の姿に戻る。


「…思い出したよ。あの時の…」
「そう。私はあの後死んでしまって、でもあなたに一言お礼が言いたくて、あなたみたいな優しい人と、一度でいいからお話がしてみたくて、化猫になったのよ」
「でもそれでなんで、俺が猫になる必要があったんだよ」
「だから!羨ましかったって言ってるでしょ!…楽しそうに笑ってるトウヤとNが、あまりにもキラキラしていたから…ちょっと、試してみたくなったの」
「試す?」
「っもう良いでしょう。悪かったわね、色々と。それじゃあ、私はいくわ」


一方的に言って、彼女は長い髪を風に揺らしてくるりと後ろを向いた。
そうして窓の方へとずんずん歩いていって、ぴたりと止まる。何事かと俺とNの頭上に見えもしないクエスチョンマークが浮かんだ。


「あ、えと、そのっ」
「…?」
「…あの時は、ありがとう。信じて貰えないかもしれないけど、私、本当に嬉しかったのよ」


顔だけをこちらに向けてにこりと彼女は微笑んだ。目を細めて、照れているのか頬を桜色に染めた彼女は俺たちが言葉を発する前に、白い煙だけを残して消えた。
後に残された俺たちは呆然とするばかりだ。
ふいにNが声をあげる。疑問に思ってNの視線をたどる。


「……あ、」


そこには、あの日Nが彼女に貸した青い傘が、使い込まれた形でちょこんと置いてあった。





* * *





「あのさあ。なんであの時Nは彼女が俺の偽物だって分かったんだ?」
「えっ」
「それまで全然気づいてなさそうだったのにさ」
「そ、れは…」


お騒がせな化猫事件から数日たったころ。
ふと疑問に思って尋ねてみると、Nは顔を赤くして俯いた。え、そんな変なことは聞いてないつもりなんだけど。


「なに?」
「…ったから…」
「え?聞こえない」
「トウヤ君がボクをすきって言ったからだよ!」


その時の俺の顔はさぞかし見ものだったことだろう。
今、彼はなんと言った?俺が、好きと、言ったから?
訳が分からない。そんな顔をしてみせるとNは頬を膨らませ――あ、かわいい――顔を逸らして言う。


「トウヤ君は、ボクには絶対に好きだとは言わないから…」
「そう、だっけ…?い、いや、あるだろ、一度くらい」
「ない」
「…本当に?」
「こんなところで嘘ついて何になるの」
「……」
「だから、ボクすごく不安で…。ボクばかりキミを好きなんじゃないかと思って」


必死に記憶をたぐる。
いや、普通言ってるだろ、Nと恋人になって一体何年たつと思ってるんだ。
そうは思うものの一向に言った記憶が見つからない。
溜め息をつく。本当に、俺はいつも肝心なとこで――


「N」
「……?」
「好きだ」
「…っ!?」
「俺の一生捧げて良いくらいに好き」
「っちょっとトウヤ君、わ、わかった、分かったからっ…」


もう良いよと言ったNの顔は驚くくらいに真っ赤で、俺は思わず吹き出した。ずっと言ってほしかったくせに、いざ言うとすぐに照れるのは、そういうことに免疫がない彼らしい。
しまいには腹を抱えて笑いだした俺を、Nが怒って顔を逸らす。





そんな俺たちを、丁寧に折り畳まれた一本の青い傘が見守っていた。
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2011/1/10

(無題)  携帯

だって、嬉しかったの。


ある日突然ご主人様の胸に抱かれてやってきた私の知らない子は、とてもとても綺麗な子で。
その日外で遊んで泥だらけになっていた私を、ご主人様は簡単に外に放り出した。
「汚い」、って。
そのままガチャリと音をたてて閉められた見慣れたドアを、私はただ呆然と見つめた。
どうして、どうして?
あんなに可愛がってくれたじゃない、私のこと可愛いって、言ってくれたじゃない。
声を上げてドアを叩いても、ご主人様はそこを開けてくれることはなかった。毎日毎日使ったはずのドアなのに、それは私には遠く及ばないもののように見えた。
仕方なくざあざあバケツをひっくり返したかのような雨の中町に繰り出した私だったけれど、当然行く宛もなくて、それにとにかく寒くて、雨を凌げる屋根の下へ行った。けれど、薄汚い私はそこも追い出されてしまって。
もうどうしようもなくなって途方に暮れていたとき、あの人に出会ったの。
青い傘の彼は、黒い傘をさした人と仲良く並んで楽しそうに笑っていた。いいなあ、幸せそうだなあって思って見ていたら、彼が私に気付いた。やばい、また汚いって言われる、そう思ったわ。
でも彼はそんな私の考えとは裏腹にその青い傘を差し出して、寒いでしょう、こんなことしかしてあげられなくてごめんね、って寂しそうな顔で言った。
――嬉しかった。本当に、嬉しかった。
ありがとうって言ったら彼は微笑んで私の頭を撫でて、そして黒い傘の人に呼ばれて行ってしまった。
私は黒い傘の人と優しい人の後ろ姿を見送ることしか出来なかった。
良いな、良いな、あの人は。
あんな優しい人と一緒に居られて。私も、私も彼みたいな人と、1日でもいいから一緒に過ごしてみたいな。

私の記憶はそこでぷつんと途切れた。
残ったのは彼らの笑顔と、私を覗き込んだ時の彼の瞳。それは、差し出してくれた傘と同じ、綺麗な青い瞳だった。





* * *





――なんだこれは。

目が覚めると、何だかいつもと視界が違った。とにかく真っ暗で息苦しくて、パニックになりながらも光を探す。するとうっすらとだけれど、光の指す場所を見つけてそこまで辿り着き、やっとのことで顔を出した。そして途端に肺に流れ込んだ空気を味わうことも出来ぬまま、俺は、落ちた。


「―…っ」


痛い。腰をしこたま打った気がする。ちくしょう、一体何だっていうんだ、もしかして俺はまだ夢の中にいるのか?腰はこんなに痛いのに?そんなわけあるか、これは現実だ。だとしたらここはどこなんだ、俺は確か、昨日の夜はNと…その、まあそういうことをやって、同じベッドで寝たはずなんだ。
そういえば、Nはどこに行ったんだ、Nっ…!


「にゃあ」


……?
N、と言ったつもりだった。つもりだった、のに俺の口からでたのは不可思議な響き。いや別に不思議じゃない、こんなのは日常よく聞くものだ、それが、どんな生物から出る響きなのかは別として。


「…にあ」


…よし落ち着け、俺は冷静だ。
まずは深呼吸をしろ。ヒッヒッフー、ヒッヒッフー…ってこれ違う、はて一体何だっただろうか。いや、今はそれどころではない。
そろそろと周りを見渡す。でかい。カーテンの色だとか置いてある家具だとかは見慣れたものばかりなのに、なんか、…でかい。上を見上げる。これまた大きいものがそびえ立っているが、俺の記憶が正しければ、これは俺のベッドだ。
今の鳴き声と俺の状況から推測されるのは一つしかない。が、それは到底信じられるものではなくて。
ぐぐ、と足に力をこめる。まさか、いやでも、…やっぱりまさかな。そんな、わけ、あるはず――
えいっとばかりにジャンプをする。普通じゃ届くはずのない距離なのに、何故か俺はいともたやすくふかふかのベッドの上に乗っていた。そうか、真っ暗なところにいたと思ったのは布団の中で、俺はベッドから落ちたのか。妙に冷静な自分が先ほどの状況を結論づけた。
まだ自らの温もりが残る布団の上を二三歩歩くと、ふくらんだ布団。と、ふわふわの若草色をした髪の毛。


「……」


嫌な予感しかしないというのはまさにこのことだろう。
いや、分かってはいるんだ。そう、多分、理解できない現象すぎて頭が受け入れを拒否しているだけで。


「んん…、トウヤ君…?起きたの…?」


もぞもぞと布団が動いて、彼が起き上がった。こしこしとまだ眠そうに目を擦る仕草がかわいい――ではなくて。


「…、あれ」


ひょい、と体が持ち上げられて、彼のまん丸な青い瞳が目の前に表れる。ぱちぱちと瞬きをする睫が長い。


「キミ、一体どこから入ってきたの?」


――ああそう、分かった、分かったよ。
俺は彼の瞳に映る自分の姿を見て確信した。
何故だかはさっぱり分からない、けれど。
俺は、起きたら猫になっていた。





* * *





「んー、見かけない黒猫さんだなあ。キミ、本当にどこから入ってきたんだい」


目の前に置かれた皿の中にはたっぷりのミルク。
ああ、今日はカリカリに焼けたトーストにマーマレードのジャムをたっぷり塗って、N特製のフワフワのスクランブルエッグに軽く焦げ目をつけたベーコンを添えたものを食べる予定だったのに。それが、どうしてこんなことに。


(Nは全然気付かないし)


そりゃあ、猫になった俺を一目みて「わあトウヤ君だ!」なんてことになれとは言わないけどね。
溜め息をつく。しかし俺の口からでたのは覇気のない鳴き声。ああ、なんだかもう、どうにでもなれってかんじだ。


「どうしたの?ミルクは嫌いかな」


Nは俺の小さな鳴き声を、ミルクが嫌いだから出されたものだと勘違いしたらしい。違うよN、俺だ、トウヤだよ!俺は人間なんだからミルクを舐めて飲むだなんてそんなことできるわけないだろ!
抗議の声すらにゃあにゃあと可愛らしいにしかならない。Nは困ったなあと言ってミルクを取り上げ、変わりに自らのスクランブルエッグを俺の前に置いた。


「あ、でも猫はこんなもの食べな」
「にゃあっ」


Nのスクランブルエッグだ!フォークがないのが残念だけれど、今の俺には握れないしまあ仕方ないかと直接皿に口を近付けた。――ああ、おいしい。


「…そんなもの食べるなんて、キミは変わった猫だね」


すっかり空になった皿を見てNが笑う。美味しかったかいと聞かれて頷いたら、良かったと言ってまた笑った。


(いつもなら、ここで朝のキスとか、するのになあ)


そんなこともできない自分がもどかしい。全く、どうしてこうなったのか。これは果たして戻れるんだろうか。とにかくそれだけが不安だった。Nとキスするどころか会話することも出来ないなんて、そんなのは耐えられない。
なんとかして、元に戻らなくては。


「うーん…、それにしてもトウヤ君は、一体どこに行っちゃったのかなあ」


細い顎に右手を添えてNが首を捻った。お探しのトウヤ君なら今あんたの目の前にいるんだけどね。


「やっぱり…、」


Nの呟きにどうしたのかと見上げると、彼はなんだか思い悩むような苦しげな表情を浮かべていた。綺麗に整った眉を中央によせて、唇を噛んで。


「…にゃあ」


どうかした?俺の声にNははっと顔を上げて薄く微笑む。


「ごめんね、何でもないよ」


あ、通じた。
少しだけ、嬉しかった。





* * *





気付くと世界が真っ赤に染まっていた。俺はどうしてこんなことになったのか、何か猫の恨みをかうようなことをしただろうかとうんうん考えてみたけれど、何の思い当たりもない。元の姿に戻る方法だってさっぱりだ。赤に浸食されるやけに大きい自宅の庭を窓から眺めていると、ふいに体が浮いた。


「に゛ゃっ」
「ああ、ごめんね、驚かせちゃった?」


ひょいと乗せられたのは、ソファに座り込んだNの太ももだった。細いくせに柔らかい弾力を持つそこはきっと、昨日俺がつけたキスマークが残っているんだろうなあとか考えると顔が熱くなる。俺が黒猫で良かったと初めて思った瞬間だった。


「…キミ、そろそろ家に帰らなくていいの?そんなに綺麗な毛並みなんだもの、どこかの飼い猫なんでしょう?」
「に、ぁ」


俺の、俺の家はここだよ、N。そう言いたいのに言葉にならない。今日1日で一生分のもどかしさを摂取した気がする。
俺の気持ちが少しでも伝わればいいと思ってすり、とNの腹に顔を擦り寄せた。 それはいつも俺がする仕草に似ていて。
Nが瞳を丸めるのが見えた。


「キミ、は――」
「N!」


バン!と大きく音をたてて開かれた扉。言葉の先に期待してNを見上げた俺は、その音に驚いて思わず飛び上がった。な、なんだ、一体!
名残惜しくはあったけれど、ぴょんとNの足の上から飛び降りた。…なんだか俺、猫の仕草が板についてないか?まあ、まさしく今の俺は猫なのだから、仕方ないのかもしれないけれど。
それにしても、誰が来たんだ。なんだか、聞き慣れた声の、


「トウヤ君っ!」


そう、まさしく俺みたいな、お、俺、みたいな…、 っていうか、あれは、


(俺!?)


ドアの後ろからひょっこり顔を出したのは日に焼けて角度によっては茶色に見える髪に同じ色の目をした少年、トウヤだった。
え、な、な、なんで!?俺は確かにここにいるのに、それなのに人間の俺が今Nと抱き合ってる!
もう混乱の極みだった。せっかく猫であることに慣れてきつつあったのに(いやそれもどうかとは思うが、)ここにきて人間俺の登場ときたもんだ。しかも人間俺は確実に中身は俺じゃない。それは俺が知ってる、間違いない。俺の姿をした俺じゃない奴がNと抱き合って…、ちょ、だめだろ!


「にゃー!にゃー!」


いくら姿形が俺だとは言え、それは浮気だぞN!慌てて走ってぎゅっと抱きしめあっている二人の間に割り込み抗議の声をあげる。Nのズボンを引っ張って、やっとNがこちらをみた。


「なに、どうしたの黒猫さん?」
「どうしたんだ、そいつ」
「うん、今朝起きたらベッドに…、あっそういえばトウヤ君朝どこいってたの、びっくりしたよ」
「ごめん。ちょっと用事で出てた。寂しかった?」
「!そんなわけ」
「ある?」
「…っ」


くすくすと俺の姿の奴とNが笑いあう。なんだ、なんだこれは。なんだこの甘い雰囲気。誰だこの恥ずかしい俺!Nも満更じゃなさそうだし、ああもうっ、いい加減気付けよ!あんたはこんな恥ずかしい俺が好みだったのか!?
にゃあにゃあ、俺の声は届かない。俺の姿の奴が俺を見てふふんと少し笑った。…俺ってあんな悪そうな顔出来るのか。…じゃなくて!とりあえずこれで俺の偽物が犯人だということは分かった。あいつをひっかきでもしたら元に戻るかな。そう考えて毛を逆立てて俺の偽物を威嚇する。
するとまたもひょいと首根っこを掴まれ、Nの胸によせられた――ち、近い!


「よく鳴くなあ」
「そうだね、さっきまでは大人しかったのに…、やっぱりお腹でもすいてるのかな。ミルクとか、あ、いやキミはミルクは飲まないんだったね。ええと…」
「そんなことよりさ、N」


俺の偽物がNの腰を引き寄せる。俺はというと2人の間に挟まれて至近距離にNの顔と俺の顔を見つめる不思議体験をしていた。
いやまて、こいつ一体何を言うつもりだ。


「俺と、イイこと、しない?」


その時、俺は顔から火をふくんじゃないかと思った。な、なな、なんだこいつ、さっきから恥ずかしい恥ずかしいとは思っていたけど、まさかこんなに!俺の姿でなんてことを言うんだ!言われた本人はというと痛いほどに俺を胸に押し付けて――あ、なんだか役得だ――顔を真っ赤にしてぷるぷる震えている。
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2011/1/1

君と過ごせる幸せ  携帯

「――…ん」


朝か。柔らかい暖かな光が寝室に差し込む。目だけを動かして見た時計は7時をさしていた。目の前の彼はまだ夢の中のようだ。すうすうと規則正しい寝息が頬をくすぐる。
安心しきった寝顔は普段大人びて見える彼を年相応にあどけなく見せる。伏せられた瞼が愛おしかった。
もぞもぞと何も纏わない左腕を布団から引っ張り出し、起こさないようにそっと彼の指通りの良い髪に触れる。光を浴びて輝くそれは角度によりたくさんの色を映す鳶色だ。寝癖だろうか、ぴょんと跳ねた横髪にくすりと笑いながら指でなぞった。


「ん、…」


もぞ、彼が動く。起こしてしまったかと焦って左手を引っ込めるが、少し眉間に皺を寄せただけでまたすぐに眠りの世界へ戻っていった。ほっと息を吐く。

――幸せだなあ、と思う。

新しい年の始まりに好きな人と一緒にいられる。これ以上の幸せがあるだろうか。
さらりと子供にしてやるように頭を撫でて、起こさないよう小さく呟く。


「…今年もよろしくね、トウヤ君」


本当に長い時間、彼と離れたこともあった。あの頃の自分はただただゲーチスの言うがままに行動する、言わば操り人形のような存在だった。ポケモンを人間の手から解放してあげなきゃ――自分の存在意義は、ただそれだけだった。彼はそんな自分を変えてくれた。暗く淀んだ世界から僕を引き上げ、世界はこんなにも綺麗なのだと、もっとこの美しい世界を知らなければと、手を差し伸べてくれた。
一時はその手を取ることに戸惑い、彼の制止を振り切って1人旅に出たこともあったれど、今はこうして一緒にいられる。一緒に、新年を迎えられる。
城以外の世界を知らなかったNにとって、トウヤと過ごす一年一年がかけがえのない宝物だった。毎年少しずつ溜まっていく彼との思い出を、今年もまた、増やせたら良いな。そう願いを込めてNは、ちゅっとトウヤの額に触れるだけのキスをした。


「――ぬるいよ、N」
「ほぁあっ!?」


キスをして、Nが微笑んだ瞬間眠っていたはずのトウヤがぱっちりと目を開いた。見慣れた宝石のような瞳は綺麗な澄んだ色をしていて、その瞳に映され、にやりと笑われたNは顔を真っ赤にして恥ずかしさと驚きのあまり奇声をあげた。


「きっ、キミ、いつから起きて…」
「最初からだけど?」


悪びれもせずにっこりと満面の笑みを浮かべたトウヤは、ひどく機嫌がよさそうだ。それとは対照的にNは真っ赤になったり真っ青になったりと忙しい。あわあわと慌てふためきベッドから降りようとしたNの腰に右手を回したトウヤは、そのままぐいと自身の方へと引き寄せた。


「わっ…、…―ん、んっ」


そのまま開いた左手でくっと彼の顎を持ち上げ、起きたばかりだからか乾いてしまっている唇に、自分のを合わせる。ついばむように何度もキスを重ねているうちに湿り気を帯びてきたそこをぺろりと舐め、一旦唇を離す。そして息つく暇も与えずに再度唇を重ねると、今度はつつ、と下唇を舌でなぞり、そのまま上唇へ。少しだけ開かれた唇にここぞとばかりに舌を入り込ませ歯列をなぞると腕の中の痩身がぴくりと跳ねた。その反応に気を良くしたトウヤは顔を上げて、Nに見せつけるようにぺろりと唾液に濡れた己の唇を舐めた。
はあ、と悩ましげに息を吐いたNは空を映しとったかのような瞳をとろけさせ、頬は桜色に染めていた。それがたいそう色っぽくて、トウヤは思わず息を呑んだ。
そうして流れるように、もう一度、唇を近付ける。


「――N、」
「…っこれ以上は駄目!」


ゴツンと鈍い音を奏でた、はあはあと荒い息を吐きながらのN渾身の頭突きは彼が無意識に手加減したのかそれほど痛くはなかったけれど、せっかくの良い気分を邪魔されたトウヤは唇を尖らせて不満を露わにした。


「何するんだ」
「何するはこっちのセリフだよ!」
「だってあんたが始めに仕掛けたんじゃないか」


――キス。とぼそっと呟かれた言葉に、またNはかっと頬を染め、気まずそうに目を逸らした。その様子にトウヤは溜め息をついてぎゅっとその骨ばった細い体を抱き締めた。ふわりと甘い香りが鼻をくすぐる。腕の中でNが、驚いたように視線を送るのが見えた。


「…まあ、」
「…?」
「今日はこれから初詣にも行かなきゃならないし、朝はやめとこうか。その代わり、あともう少しこうしていても良い?」


目を細めてそう問うと、彼はぽわんと頬を赤らめて、照れたように一つ、頷いた。照れ隠しだろう、ぽふんと柔らかい髪を胸元に擦り付けられて少しくすぐったかった。
その様子を見て思わず微笑んだトウヤは、新年早々の幸せを噛みしめながら、窓の外に広がる彼の目と同じ色の青い空をその瞳に映した。


「N、今年もよろしくな」
「―…うん。トウヤ君」











「で、続きは夜ってことで良い?」
「…っ!」
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