
Written by Haruo Yoshikai
Fish Watching
バードウォッチングという言葉がある。
鳥を双眼鏡で観察することである。
鳥を銃で撃てばバードハンティングである。
幸い魚釣りは釣って放すCatch and Releaseということができる。
しかし狩猟はそうはいかない。
Shoot and Releaseというわけにはいかない。
イギリスあたりでは Animal Activist というのがいて、製薬会社に夜中に忍び込んで実験用に飼っているサル、犬、モルモットを放す過激な人がいる。
それだけだったらよいが、(いや良いはずはないが)釣り道具屋に押し入って釣り道具屋の品物をメチャメチャにこわして立ち去る Animal Activist もいる。
われわれもその日が来ることに備えなければいけない。
それで Fishing Watch というのはどうであろうか。
水中ビデオカメラ
1月28日にアッパー・カナナスキスレイクにいった。
天気は非常によかった。温度はマイナス13度からプラス4度とめまぐるしく変わった。
最初に一番手前の駐車場に車を止めて氷に穴を開けて水中ビデオカメラのケーブルをおろして湖底を見る。
友人のS氏は魚探(Fish Finder)で魚がいるかどうか探る。
もう一人のT氏は早速釣り糸を垂れる。
水中ビデオカメラで湖底を覗く
水中ビデオカメラで見ると湖底は砂利で、ところどころに切り株が見える。
アッパー・カナナスキスレイクは人口の湖(ダム)であることが良く分かる。
夏、釣り針がよく引っかかるわけである。
魚がぜんぜん見えないので移動して半島のきわの急に深くなっている(地図で見ると)場所に移る。
なるほど急に深くなって岸から10mも離れていないのに深さは15mもある。ここでも魚の影は見えない。
諦めて駐車場に戻り、同じ湖の奥の駐車場から小島の近くに行って氷に穴を開けて水中ビデオカメラ、Fish Finder カメラを下ろし湖底を見る。
ここでは大発見である。なんと淡水エビがうようよ泳いでいる。魚も時々通る。
しかし大きな魚の魚影は濃いといえない。
諦めて帰り支度をする。
あたりもなかったがカメラで水中を見るというのは楽しい。
しかし欠点もある。
魚探と水中ビデオカメラを使うと魚がいないかいるかが即座にわかり、いなければ帰ることになってしまう。
やはり魚が来るか来ないかわくわくしながら待つというのが魚釣りの醍醐味とすると、近代兵器はこの面白みを奪ってしまう。

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