2006/1/31

日没の飛行場  belgie
クリックすると元のサイズで表示します

長旅のボクを到着地で出迎えてくれた夕日は
不思議な姿をしていた

真っ赤な太陽の上に
左上から右下に向かって
稲妻の形をした雲が走る

あわてて写真に収めはしたが、
その姿を残すことは叶わなかった
機械なんかには決して真似のできない
森羅万象を美しくとらえられる人間の瞳の力を
思い知った瞬間。
0

2006/1/29

旅の途中  france
クリックすると元のサイズで表示します

車に乗って、長い旅をした

フランスらしく、変わりゆく風景を楽しみながら

そこが、何という名前の町だったのか、定かではないが
シャンパーニュの空は、ほんのすこし御機嫌ナナメだった

0

2006/1/27

修道院の宵  france
クリックすると元のサイズで表示します

リヨン郊外に、テゼという名の修道院がある
ドイツ出身の神父がその礎をこの地に選び
世界中の若者を受け入れる器と成した

その日、修道院の宿坊で一夜を過ごすことにして
ボクはテゼを訪れた
もうすぐ始まるミサの賛美歌を待つように
宵闇はゆっくりと訪れた
0

2006/1/25

ブドウ畑の夜明け  france
クリックすると元のサイズで表示します

ついさっきまで大地を覆っていた靄がウソのように晴れたのは
太陽がブドウ畑の間から伸びをしたからだ
ボクは農業には詳しくないけれど、
きっとこんな気候が、マコンの美味しいワインを育むのだろう

さあ、今日が始まる
0

2006/1/23

機上の地平線  
クリックすると元のサイズで表示します

日本からヨーロッパを目指して機上の人になれば
誰もが終わらない昼間を体験する
このまま時間と一緒に走り続ければ
ボクらは眠らない世界の住人になるのだろうか

氷の結晶が付いたぶ厚いガラスの向こう側をのぞいてると
人間の傲慢さで溺れそうになる

   バベルの塔なんて、かわいいもんさ
0

2006/1/22

リヨンの夕暮れ ver.1  france
クリックすると元のサイズで表示します

その日は、リヨンの近くで日が暮れた
やがて訪れる漆黒の闇を感じながら
少しでも先へ進もうと走る車も、
夕暮れ時の美しい景色に、暫く速度をゆるめる

そろそろ、今夜の宿を決めなくちゃね、
と、囁きながら
0

2006/1/21

天・地・創・造  belgie

クリックすると元のサイズで表示します

ヨーロッパ滞在中、時々遭遇する風景
ボクはそれを『天地創造』と呼んでいる

そこに神が在て、地上に手を差しのべて
奇跡をもたらしそうな光のベール

ボクにそんな信仰心はないけれど、
かの国の人たちが神サマを信じるきもちが
すこしだけ理解できる瞬間

     迷える小羊はここにもイマス
0

2006/1/16

セントヨーゼフ村の夕暮れ  belgie
クリックすると元のサイズで表示します

年に一度、ひと月あまり滞在する、
ボクの第二の故郷、セントヨーゼフ村の夕暮れ

どこまでもつづく平らな地平線は
ある時は安らぎを与え、
ある時は夜の帳への怖れを喚起する

「こんな田舎にはいられない」
そう言い捨てた日本人は大勢いるけれど、
ボクはこの村が大好きだ
0

2006/1/13

ボクノ上ニアル空。  japon
クリックすると元のサイズで表示します

ボクは都会の住宅街に住んでいる
見上げる空には、いつも灰色のライン
夕日は、2階建の屋根の向こうに沈んでいく
そんな空でも、夕暮れ時は心ときめく
青い空に、朱色のインクがにじみ始めると
金星が夜の訪れを告げるように輝き出す
   空は、いつも公平にボクたちを覆う
0


teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ