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ある、早期退職した夫婦が、天国に一番近い国を探す旅に出かけ、ヨーロッパ、地中海沿岸、東南アジア、メキシコなど数ヶ月を過ごしながら、最後にたどり着いたのがコスタリカ。すっかり気に入ってここが終の棲家と考えて家を買って住み着いたが、2年間過ごすうちに、やはり一生を過ごす所ではないと気がついて、結局日本に帰って来た。という話を本で読んだことがある。
私は世界中を旅したわけではないが、ブータンという国が、天国に一番近い国のひとつだと思う。コスタリカ同様、世間にあまり知られていない国。ヒマラヤの麓、ネパールの隣の国で元々はチベットから移住してきた多民族国家。長らく鎖国をしていたので
西洋の俗文化に染まることなく、独自の文化を保っている。大乗仏教を信じているので
殺生はせず、犯罪もあまりない。経済的には極貧国でありながら、教育も医療も無料で乞食やホームレスはいない。日本のように、”餓死”する人はいない。こどもは社会の宝として、自分の子も他人の子も分け隔てなく大切に育てられている。国の規模は九州くらいの大きさで、人口は65万人。首都はティンプーで人口10万人くらい。緯度は沖縄の南と同じくらいだけれど海抜2400mにあるため、かなり涼しい(夜は寒い)。
私がこの国に興味を持ったのは今から20年ほど前。一度は訪れてみたいと思って、3年前に10日間のツアーに参加した。これが縁でブータン人と知り合いになり、その人の招きで、9月9日から28日まで夫婦で個人旅行に行くことになった。
写真は首都ティンプーのゾン(政治と宗教を兼ね備えた場所)。この国にはコンクリートで出来たビルデングというものはない。ブータン伝統様式の建築。