2013/11/14

『食卓の肖像』新宿・ケイズシネマで11月に2回上映。(終了しました。)  映画

新宿、ケイズシネマで11月に『食卓の肖像』2回上映
http://shokutaku.ne.jp/archives/368

広島・横川シネマでの上映にあわせ新聞各紙で紹介
http://shokutaku.ne.jp/archives/372
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2013/11/14

『子宮に沈める』  映画

本日、新宿、ケイズシネマで、14時10分より『食卓の肖像』、年内最後の上映。それで、劇場に行って挨拶したのだが、あわせて、『食卓の肖像』の前に12時より上映していた『子宮に沈める』も気になっていた作品だったので見た。これは力作だと思った。
実際にあった、母親が二児を遺棄した事件をヒントにした劇映画である。なので、ドキュメンタリーに通じる点で(事件の再現シーンの作り方など)、僕には刺激的な作品だったのだけど、ただこの映画の監督はドキュメンタリー的な事件の再現ものではなく、あくまでフィクション作品として映画を成立させようとしているように思う。
端的に言うと、物語としてではなく、細部の描写、たとえば人物にある動作を反復させることなどで、描写、画面の力によって映画を成立させようとしている。物語ではなく、動作の反復によって映画を成立させるというのは、ブレッソンなど、多くの映画作家がこれまで試みてきたことだろうけど、この『子宮に沈める』で注目できるのは、その動作の反復が同じ人物によって行われるものではないことだ。すなわち、母親がしていた動作(家事など)を、母親に遺棄された幼い子どもが反復するのである。しかし、幼い子どもが母親のように家事が出来るわけがないので、出来ないという残酷さを浮かび上がらせることになる。
そして、逆に、子どもがしていたことを母親が反復するシーンがある。(具体的にはネタバレになるといけないので書かないが。)
物語としてではなく、動作の反復という描写によって、しかも、育児放棄というこの題材でそれをおこない、映画として成立させようとしているのは凄いと思いました。
とにかく、見る価値あり。
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