たけし。
ではない。
今日は月曜だけど休みだった。クリスマスが日曜日と重なったからその振り替え。
今年のクリスマスはクリスマス感が無いと昨日書いた。マーシャルのクリスマスは安っぽいと。でも今日はそれをちょっと訂正する。マーシャルのクリスマスをちょっと見直したから。
コーヘーさん、タケシさん、ナカシーとオレの4人でお好み焼きをやった。
男だらけのお好み焼き祭り。マーシャルで男だけで集まって食べるお好み焼きは物凄く、とてつもなくうまかった。なんちゃって。ちょっと大袈裟に書いてみた。で、ほろ酔い気分で教会に行きました。なんて不謹慎な・・・。
お好み焼きをやる前からオレは今夜こそ教会に行きたいと思っていた。なんつったって今日は
「ビートの日」だから。
ビートの日。それはマーシャルで一年を通して教会が一番熱くなると言われる日。色んなコミュニティーから来るチームが教会に集まりクリスマスを祝って歌と踊りと寄付を奉納する。ビートって言葉の語源は良く分からない。それがBeatかどうかも不明。
どうやらマーシャルのクリスマスの本番は25日と26日のようだ。そしてさらに今日は
先輩隊員である久保っちの最後の夜。彼はマジュロ環礁を形成する島の一つ、ロンロン島のロンロン高校で体育の教師をしていたオレの大切な仲間の一人。彼は明日任期を終えて帰国する。
今日は彼の教えた生徒達がビートを奉納、披露するためにマジュロに上がってきていた。娯楽の少ないマーシャル。とりわけ離島には娯楽は特に少ないと聞く。そんな離島で親元を離れ高校生活を送る高校生達にとってこの「ビート」は一大イベントなのだそうだ。日本で例えるなら体育祭の応援合戦や合唱コンクールのような感じだろうか。でもマーシャル人がビートにかける意気込みと気合は日本の高校生の比ではない。何せ、マー人達は何ヶ月も前からかなりの時間をかけて練習するっていうんだから。しかも、仕事や学校が終わった後、から夜更けまで。彼らにとってそれだけクリスマスは重要なのである。
「ビート」
30〜70人くらいで構成されるチームがオリジナルのリズムに乗せて隊列を組み踊る。ロンロン高校チームは100人以上いたかもしれない。曲の中に軽快なステップやタップ、スタンプ的な要素を織り込んだテンポのいい踊りである。各チーム、揃いの衣装に身を包み踊りながら教会に入ってくる様は曲調と仕草こそ違えども日本の盆踊りのようだ。男性はアロハ、女性はムームー。やっぱり彼らにアロハスタイルはよく似合う。振り付けも彼らが考えたのだろうか?女の子はすごく女性らしく、愛らしいゆったりとした動き。男は櫂で船をこぐかのような振り。きっと一つ一つの動作に意味があるんだろうな。
ビートの合間に歌が入る。
南洋風の賛美歌だろうか。きっとこれがChoir:クアイアー。ここでまた改めてマーシャル人の脅威の音楽センスを目の当たりにした。
マーシャル女性特有の喉の奥から搾り出すような高音、それを支える男性の低音。女性のパートはさらに細分されている。かれらの織り成すハーモニー。白い教会内によく響いてこれがまた南国風の教会によく似合う。彼らのアロハスタイルにもしっくり。4曲、5曲と賛美歌は続く。これは合唱コンクールどころの騒ぎではない。彼らが練習に励む姿を思うと・・・一人でさらに感動。
教会に厳かな雰囲気がないと昨夜は書いた。でも教会自体にその雰囲気はなくとも、そこに集うマーシャル人の文化の中にそれはあった。厳かではないな。独特というか、借り物ではないオリジナルの雰囲気。文化的な価値がどうであるとか、教会の雰囲気がどうとかはこの際置いといて、オレは十分感動した。まだマーシャルのクリスマスに違和感があることには変わりはないけれど、見直した。
マーシャルでクリスマス感、感じることができました。
↓昼間に覗いたときにやっていたどこかのチーム。カラーは赤。大人の中に子供も混ざる。
↓チーム・ロンロン。女の子の振り付けはかわいらしい。
↓一人だけ黒いパンツ。彼がくぼっち。朝は別の教会でやったそうで、なんだかお疲れの様子だった。オレ的にはかなり楽しめました。ありがとう。