2003/06/29(日) 17:18:00
今週のビレッジボイスは「オカマ特集」だった。
ヒトラーもロビンフッドもリンカーンもジーザスもゲイだったという、信憑性が確かでない記事だった。
ともかく、今日は、世界中からゲイが集まるという、ゲイパレード(正式名称はプライド03)の日だ。
ミッドタウンから下ってグリニッチビレッジへ各国、各コミュニティーの山車が進む。グリニッチビレッジのあたりから見物したのだけど、パンツ一丁の男達や巨大なウィッグを付けたドラッグクィーン達の嵐。滅茶苦茶面白い。
妻の会社の店のあるミートマーケットのちょうど西の埠頭が、パレードの最終目的地で、ここらへんまで来るともうストレートの見物人は殆どおらず、半裸の男で町内が溢れかえっている。
その埠頭は遠くから見るとフジロック状態でステージやらテントやらがあって、入場ゲートはチケットをリストバンドに交換するフジロック方式で、ゲート前で行列してるのもまさにフジロック状態なのだが、いる人種が半裸の男達ばかりという点が違う。
妻はとっととオフィスに引き返してたが、俺はどうしても諦めきれずにゲートの前でうろうろ。
背中に蝶の羽根をつけたパンツ一丁の男が踊ってる。
土壇場で勇気が出なかった。カトマンのハッパ祭りでは臆せずサドゥー達の中に突入して行ったが、今回は1人だ。入ったとしてもエンジョイマイセルフ出来る自信が無い。撤退を決断。もやもやが残った。せめてゲイの知人が誰か今此処にいれば…。
帰り道にパスタ屋で例によって妻と白ワインボトル一本空け、通りを歩くゲイ達をウオッチングしていた。
俺はゲイ達が好きだ。
そんなに大勢と知り合ったわけではないが、彼らは概ねオシャレで格好良く、明るく、物腰、話す内容も色々経験しているせいか、深みがある。
勿論ストレートの人にも色々いるようにゲイの中にも色んな人がいるのは分っているが、「フランス人はエロい」「インド人はしつこい」「日本人はおとなしい」ぐらいのザックリしたくくりの如く、俺はゲイピープルにプラスイメージを持つようになった。
NYのゲイ達はまさにプライドを持っている。そしてそのプライドを認めるストレートの人々がたくさんいる。
日本ではまだまだゲイに対してマイナスイメージを持っている人が多いように感じる。実際俺もここに来るまでは、ゲイの知り合いも殆どいなかったし、マイナスとまではいかないがプラスイメージは持っていなかった。
ともあれ、今日はゲイ万歳。NYに来て一番楽しい日だった。
全然話は変わるが、暇過ぎるのでロビン(妻の勤める会社の店のマネージャー)に頼んで仕事を貰った。来週から警備員だ。
語学学校に行っても英語の下手くそ同士の「nicetomeetyou,Whereareyoufrom?」の繰り返しに飽きつつあったし、家に引き篭もってテレビ観てても鬱人みたいで(まぁ概ねそうなんだが)家人に心配をかけるし、そんな余計な心配を掛ける鬱人は迷惑だから早くこの世から去った方がいいんじゃないだろうかという鬱人特有の思考パターン(これも飽きてきた)に陥りがちなので。