今日はsinnkaさんの「平成15年度生産技術事例」についての添削です。
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【sinnkaさんの解答】
第1問
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(a)
オーダーメイド靴に対する需要が増え、高付
価値化が期待できる。
(b)
独自の計測装置により、顧客の足の特性に合
わせた靴が販売できる。
接客中に細かいニーズを聞き取り、それを靴
の形状に反映できる。
(c)
Z社と比較して、価格・納期・ブランド認知
度の点で劣っている。
店舗販売ゆえに顧客に来店の手間がかかり、
商圏にも限界がある。
(設問2)
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(a)
店舗販売による独自の計測装置・接客による
細かいニーズの聞き取りという強みを活かし、
顧客の足にフィットする靴を生産・販売する。
それにより顧客満足を得て、顧客を囲い込む。
(b)
競争優位を構築するためにはZ社の脅威を回
避する必要がある。そのためにZ社に優勢を
持つ、顧客対応力を活用して顧客満足を得る
ことでの顧客の囲い込みが有効だからである。
第2問
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(a)
顧客からの靴の形状に対する要求事項が、製
造指図書として、正確に記入されていない。
(b)
解決策は、1頻繁に発生する顧客からの要求
事項のリスト化、2製造指図書に書き込む際
のデータの定量化を行うことで記入作業を標
準化し、店舗で正確な製造指図書を作成する。
(a)
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顧客の足に靴をフィットさせるための代用特
性をC社が把握しておらず、提案していない。
(b)
解決策は、1顧客の足に靴をフィットするた
めの代用特性のリスト化、2リストにそった
代用特性の聞き取り、3顧客の要求事項の修
正提案により代用特性の精度を向上させる。
第3問
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多行程持ちによる工程負荷の平準化を図る。
C社は工程間の負荷のバラツキから、工程待
ちが発生し、製造時間の長期化・それにとも
なう人件費の増加が発生していると考えられ
る。そこで、1各工程の担当者による担当作
業のマニュアル化、2それにそった熟練技能
者への他行程の訓練により、工程間の負荷の
バラツキを減少させ、生産速度の均一化を図
る。これにより生産時間は短縮され、それに
伴う人件費も削減することが可能となる。
第4問
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顧客データベースを構築し、既存店舗・新店
舗・工場間をネットワークで結ぶ。そこで、
製造指図書を中心とする足の計測データ、購
買履歴、要求事項・クレーム内容のデータを
管理する。これにより、1新店舗でも既存店
舗と変わらない顧客対応が可能になり、顧客
満足度の向上・安定した受注の確保につなげ
ることが可能になる。
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kurogenkokuの添削です。
【総合】
・解答に一貫性が感じられる。
・与件からキーセンテンスを素直に抽出できている。
・もちろん合格レベルの答案である。
【解答の論理性】
・全く問題なし
【解答の問題点】
・以下に記述
ほとんど問題ないのですが、せっかくですから良い面も含めて書いていきますね。
【第1問】
(設問1)
与件情報に忠実でよい解答だと思います。
また(b)については「理由 → 結論」で論理展開しており説得力があります。
(設問2)
(a)
今回の事例の核になる設問ですよね。
sinnkaさんは「強み」をうまく使った解答を展開しています。
さらに解答のレベルを高めるために
「機会」・・・オーダーメイド靴による高付価値化
「与件情報」・・・リピーターの増加が最大の目標
を活用してみてはいかがでしょうか。
たとえばsinnkaさんの解答を以下のように肉付けしてみることです。
「C社はリピーター増加を最大目標とし、独自の計測装置と店頭で収集した顧客の声を活かしてフィット性の高いオーダーメード靴の製造販売を行い、高付加価値化を目指すべきである。」
(b)
sinnkaさんの解答でも良いと思うのですがやや具体性に欠けています。
ここでは「競争優位構築の理由」を問われているので
先ほど書いた「C社はリピーター増加を最大目標とし、独自の計測装置と店頭で収集した顧客の声を活かしてフィット性の高いオーダーメード靴の製造販売を行い、高付加価値化を目指すべきである。」という解答がなぜ競争優位につながるのか論理展開していけばよいと思います。
これもひとつの例ですが、単に「脅威の回避」と書くのではなく、「Z社と比較して、価格・納期・ブランド認知度の点で劣っている。」のだから「製品面での差別化でリピーターを取り込む必要がある」などどZ社との違いを明確に書くことです。
【第2問】
うまくまとめていらっしゃいますね。
かなりの難問なので、私はここまでの解答を作れませんでした(笑)
【第3問】
レベルの高い解答ですが、さらに設問に忠実に答えていることをアピールするために。
「結論」→「具体的内容」→「その理由」の順に展開してみてはいかがでしょうか?
ちょっと順番を入れ替えてみますが
「多工程持ちによる工程負荷の平準化を図る。
具体的には、各工程の担当者による担当作業
のマニュアル化を実施し、熟練技能者に他工
程の技術を習得させることで多能工化を進め、
工程間負荷バランスと生産速度の均一化を図
る。提案した理由は、工程間の負荷のバラツ
キから工程待ちが発生し、製造時間の長期化
や人件費の増加が発生している可能性があり、
工程負荷の平準化を行えば、納期短縮やコス
ト削減につながると考えられるためである。」
あと変換ミスだと思いますが「工程」ですので本試験の時にはしっかり書いてください。
【第4問】
すばらしい解答ですね。
「結ぶ」のところは「共有する」にしても良いかもしれません。
というわけで、ほとんど文句のつけようのない解答で「パーフェクトです」と書こうと思ったのですが、私自身のトレーニングのためにもさらに熟考してみました。
せっかく考えたので、修正解答をさっそく「写経」してみます。
投稿者: kurogenkoku
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