ぽぷら21:今日の句日記
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2008/10/4
「根の国の飛び火なりしや曼珠沙華 晴生」
俳句
札幌では見ることはなかったが、肌寒くなった東京で、ひと際目をひくのは、真紅の曼珠沙華である。この花は、梵語で「摩訶曼珠沙華」と謂われ、天上に咲く花、赤い花とも言われている。和名は彼岸花で、捨子花、死人花、夕霊花などと、忌み嫌われような名が付けられているが、良く見ると繊細で実に美しい。
葉をつけぬ細い茎の上に、燃え上がるような花を開くユニークな風情は、造化の妙とも思われる。他の花からも異端視される感があるが、どこにあっても心惹かれる花である。因みに、曼珠沙華は種子が出来ず、鱗茎によって殖えるので、掲句のように飛び火することはない。
枯れ果てて曼珠沙華とは申されず
茎のみとなれども曼珠沙華の影
投稿者: 晴生
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