2014/3/20

3月振り返りつつ前に向かう  ラブフルート

3月の確定申告が終わると、前年がどんな風だったか振り返る事が出来ます。とりわけラブフルートの製作や演奏活動がどうだったか一目瞭然です。何本作らせていただいて、収入はどうなのか。どこから依頼を頂いて演奏してきたか...。

 数年前から身体の負担が大きくなって製作のテンポが鈍くなり、製作数はピークの時の4分の1になっています。製作を手伝ってくださる方が居なくなった事も当然製作の流れに大きく影響しています。

 しかしそれ以上に、東日本大震災から始まった支援活動の影響があると思います。一日の半分は被災地、被災者とのコンタクトやそれに付随する活動に費やしている感覚がありました。

 現地への具体的な訪問は短期間ですが、その前後の諸々の動きが大きかったと思います。結果的に製作依頼くださった方々にご迷惑をおかけしてしまい申し訳なく思っています。

 今後も東北での活動は継続すると思いますが、まずはラブフルートの製作に集中してめどをつけたいと思っています。

 もうひとつの身体の負担に関しては、これまた葛藤が続いています。手作業にこだわる姿勢を継続すれば、当然のように身体への負担が増加します。手や指の負担は肩まで波及し、激痛で目覚める生活が何年も続いています。

 これを解消するためには、作業を休止し身体を守るか動かせなくなるのを覚悟で、可能な限り製作し続けるのか。後者の場合、製作不能になった後の日常生活に支障が出てくる可能性が高いと感じています。

 いずれにしてもいつか製作を止める時が来るのだと思いますから、それも考えて行動しなければと感じています。

 時折、後継者もしくは協力者のことを考えた方がと声をかけられることもありますが、なかなか難しいと感じています。演奏、製作、レッスンという一連の流れがあってなんとか継続して来ましたから、そのバランスを保てることが継続の前提になるでしょう。

 実際、製作だけで生計を維持しようとすれば、取り組む姿勢も製作の姿勢も変化する事になるでしょう。経済を安定させるためには...という視点に立つことになるでしょう。そうなると、完成するラブフルートにも確実な変化が起こるでしょう。

 それはそれで割り切れば作れるのでしょうが、誰もそれを求めなくなるかもしれません。或いは、販売のための手段に経費をつぎ込み、いわば中小企業と同様の課題を背負う事になるような気がします。

 どうやら、やれるだけの事をさせていただいて、後は流れに身を任せる事になりそうです。そして、ここまで継続させていただけたことに驚きと感謝を覚えています。はたしてどこまでラブフルートの旅が続くのでしょう....。
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2014/3/6

書き掛けたままの日記・春が来る前の回想  ラブフルート

2014年の吹き初めの案内をしながら、僕の2014年は果たして無事にやってくるのだろうか?そんな自問の中で、ご案内の葉書を投函したり、お電話でお誘いしながら年末を過ごしました。

というのも、2013年にも親しい方が亡くなられたり、思い病気に罹られたりで、何が起こっても不思議ではない日常を感じていたからです。

東日本大震災は意外な出来事の象徴のひとつとも言えますが、それももう時期丸三年になろうとしています。どれほど強烈な体験であっても生き延びている限り、それもまた人生の一部に組み込まれてしまうのでしょう。

今年も新年の吹き初めの案内の時期が来て、改めて思い返し感じることがありました。僕自身がどちらかというと出無精で、失礼してしまうことが多いのですが、敢えて一つところに集う大切さを確認出来たように思います。

それぞれの旅路が、ふと一つの場所で交差する。そのわずかな時間の中には、一人では決して気付かないメッセージが用意されているように思います。それは意図的に作り出そうとしても出来ない貴重な体験に繋がる空間でもあり、人生の一部に組み込まれているのでしょう。

今年の吹き初めもまた、新しいスタンスで始まり、12時間の間に不思議な巡り会いが待っていました。好きな時間にやって来て、好きなように過ごし、好きな時間に帰って行く。それぞれの持ち寄りも楽しみの一つです。

そのひとつにラブフルートのワークショップも組み込まれているのですが、この時間が吹き初めの軸と言えるかもしれません。

そこではマイフルートを携えて来る方もおられれば、全く初めて手に触れる方もおられます。今回の集いも、マイフルートをお持ちの方が20余名、未体験者やマイフルートをお持ちでない方が40余名という構成でした。

吹き初めの二つの側面。マイフルートをお持ちの方が新年に初吹きをする事と、初めてラブフルートを体験する事です。僕自身が、特定の価値観の人間だけが集まる空間が苦手なので、フルートの有無に関係なく自由に過ごせる新年の12時間を楽しんで欲しいな…と思っています。

色んな方々と触れ合いながら、人生ってなかなか面白く、それぞれの道をたどる姿を喜んだり楽しんだりできる時間があって、その中で自分のことも感じてみるのもいいものだと思っています。

人を集めてリーダーシップを取るような方々が、自分も小さな一人、一つの細胞のようなものなんだと知り、何が本当の意味でのリーダーなのか気付いて行く空間。

それぞれがマイフルートを持ち、ご自身の呼吸と木々が触れ合う瞬間に感じるものが、静かに深く大地や空とつながる旅。

その小さな一歩。そんな2014年の吹き初めから、まる二ヶ月が過ぎました。

外は柔らかくキラキラと輝きながら舞い降りてきた雪の結晶で埋め尽くされています。

どこまでも個性的で、美しさと儚さを伴い、きっと僕のところに舞い降りると決めたきらめきたちがやって来る

彼らは確かに 大切なメッセージを届けに来たのでしょう。

降り積もる結晶の断片が 一瞬一瞬が時の意味を告げ
人生を浮かび上がらせ この世界を象徴しているような気がします…クリックすると元のサイズで表示します
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