水郷之美冠天下
水郷山車まつり探訪の付録編。備忘録。水郷地域に関する話題等。
2008/11/13
「茨城県郷土民俗芸能の集い」
採訪録
更新が前後してしまいましたが、8日の
国文祭獅子舞フェスティバル
。獅子舞フェスティバル終了後、同じステージを利用して「第32回茨城県郷土民俗芸能の集い」が開催されました。
今回は5団体が招聘、舞台にてそれぞれの演目が披露されました。
■あんば囃子(国選択無形民俗文化財)
稲敷市阿波地区の多すぎ神社の祭礼で奉納されるあんば囃子。獅子舞フェスティバルに出演していた「矢作伊勢神楽」と同系統の囃子(下座)になります。大きく括れば、佐原囃子の系統です。
踊りは「あんば→八幡山→大杉あんば」でした。
■上山川諏訪神社太々神楽(県指定無形民俗文化財)
結城市上山川地区の諏訪神社に伝わる、いわゆる十二座神楽。解説の話では埼玉県鷲宮の土師流神楽が伝播したものとの事でした。
この日は時間の都合で1座のみ。恵比寿の舞が披露されました。
■日立風流物北町子供鳴物(国指定重要無形民俗文化財)
日立市神峰神社のからくり人形大型山車である風流物の祭囃子。実際の山車には大人の鳴物が乗演するわけですが、子供達への伝承という位置付けで「子供鳴物」という団体名で活動している模様です。
今回は舞台ということもあり、からくり人形無しの祭囃子演奏でしたので、現地の祭礼の様子がいまひとつ伝わりにくかったのが、ちょっと残念でした。
演奏曲は、「渡り→矢車→終い」だとおもいます。
■大津の盆船流し・じゃんがら念仏踊り(県指定無形民俗文化財)
北茨城市に伝わる盆行事の盆船流しと新盆宅を廻り供養するじゃんがら念仏踊り。盆行事といえば八郷のみたま踊りや岩間の灯篭念仏などがありますが、ここのじゃんがら念仏は結構賑やかな感じがする踊りでした。動きもあるので若い男子向きかなと思いました。
後ろにチョット写っているのが盆船。昔は流したみたいですが、最近は海洋環境問題もあるため流さずに回収しているそうです。
■小張松下流綱火(国指定重要無形民俗文化財)
つくばみらい市、かつての伊奈町地区に伝わる綱火。2流派あるうち今回は小張地区愛宕神社例祭で奉納される小張松下流綱火を、舞台から場所を移しての披露でした。演目は「大利根川の船遊山」。
時間的に午後5時前でしたので、花火を見るにはちょっと早い時間だったのが残念なところです。それでも迫力ある花火は素晴らしかったですね。
ちなみに綱火を簡単に言えば、人形芝居+仕掛け花火という伝統芸能です。
以上5団体で終了です。例年どこかで開催されている郷土芸能大会ですが、獅子舞フェスティバルと共催になったため、一日中伝統芸能を楽しめるイベントでした。
しかしながら、獅子舞フェスティバルが終了すると一般客の多くは会場を後にしてしまいました。逆に静かに見ることが出来たかなとも思いますが...
獅子舞フェスティバルで披露された獅子舞とは異なるジャンルの祭囃子、石岡のひょっとこ囃子等はこちらの郷土芸能大会へ組み込んでいれば、もうすこし集客できたのではないのかなと思うと、ちょっと残念な気もします。
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2008/11/11
「帆引き船フェスタ」
採訪録
11月9日。国民文化祭のかすみがうら市開催事業の「帆引き船フェスタ」。
深谷地区のあじさい館のイベント「かうみがうら市の伝統芸能の祭典」の第一部、獅子舞と山車の曳き廻しを見物してきました。
今回の帆引き船フェスタ、最大の見世物はグラウンドに上げられた実物の帆引き船です。獅子・山車と帆引き船の共演という珍しい光景が繰り広げられました。
参加した獅子・山車は次の通り。西成井地区獅子と山車、太子囃子獅子舞保存会、逆西一区獅子、逆西九区。
■西成井獅子
■西成井山車
今年新造、成井祇園でお披露目された新山車。祭囃子は西成井煙火囃子連の乗演。
■田子区獅子(太子囃子獅子舞保存会)
■逆西一区獅子
■逆西九区獅子
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2008/11/10
「獅子舞フェスティバル」
採訪録
11月8日。国民文化祭の石岡市開催事業の「獅子舞フェスティバル」を見学してきました。
場所は石岡市石岡運動公園。当日はシャトルバスが運行され、また駐車場も用意されていましたが、実はこの運動公園は廃線になった鹿島鉄道東田中駅のそばにあります。もし鉄道が残っていれば、アクセスもし易かった筈なのです。
9時半オープニングセレモニー。
9時50分から第一部「郷土に伝わる民俗芸能」。ここでは旧八郷地区片野排禍囃子、柿岡の舘獅子と荒宿のささらが登場。
■片野排禍囃子
石岡囃子の第3流派、片野流サンギリから始まり、新馬鹿、ニンバ、シチョウメが披露されました。新馬鹿で金獅子が登場していました。
■舘獅子
柿岡祇園祭で見ることが出来る、舘地区の獅子。祇園では露払いの獅子として「舘一番」と呼ばれています。周辺域の獅子舞(石岡で言う幌獅子)の原型とも言える、担ぐ形式の胴体になっています。
■舘獅子の胴体内部
■胴体部分
囃子は笛が複数、大太鼓1。旋律は周辺域の獅子舞には珍しい、祇園囃子のような曲調なのが興味深いです。
数年に一度、祇園祭に供奉する、花ホロも登場していました。
■ホロ
■荒宿町ささら
最後に底抜け屋台の荒宿町「ささら」。こちらも柿岡祇園祭で見ることが出来ます。石岡富田のささらより激しい舞いなのが特徴で、かつて富田のささらを復活させるときに、荒宿町ささら舞を手本にしようと検討した所、激しすぎて大変だとの事で採用が却下になったという話も伝わっています。ちなみに現在の富田のささらは、三村のささらを元に復活させたとの事です。
第2部は韓国の民俗芸能の披露。韓国芸術総合学校伝統芸術院による演舞。
第3部(11時10分から)は「全国に伝わる獅子舞の共演」。
■青森県八戸市法霊神楽
最初は青森県八戸市の法霊神楽。最初鹿踊りの系統なのかなと思ったのですが、違いました。解説書には山伏系の神楽と書かれていますが、一人立ち系の獅子舞で、20ほどの演目が存在しているそうです。披露された「一斉歯打」は全部の獅子舞が一斉に歯を打ちながら踊るという珍しい演舞、とても迫力がありました。
■栃木県宇都宮市天下一関白神獅子舞
続いて栃木県宇都宮市の天下一関白神獅子舞。栃木県下に広く伝わる関白流の祖といわれているとの事。獅子舞は一人立の三匹獅子の系統です。ここの獅子は道化は居らず、「神子舞」に鬼が登場し獅子が退治するという舞があるそうですが、時間の都合で見ること叶わず。
■栃木県小山市南飯田神田囃子保存会
次は栃木県小山市の神田囃子。囃子の形態がいわゆる5人囃子の江戸系。ここらになると石岡の人も、関連性を感じることが出来たかもしれません。
最初は獅子舞が出ましたが、後に恵比寿の鯛釣り、最後は道化の種まき+きつね。いわゆるひょっとこやおかめ、きつねが登場する舞台でしたが、観客を飽きさせないストーリー性で魅せる事ができるのがココの強みでしょう。かつての石岡囃子もストーリー(ダンモノと呼ばれていた)があったわけですが、現在は山車囃子に特化したために消滅してしまったそうです。
途中演奏されていた「江戸馬鹿」という曲を石岡で演奏したというのも面白い構図でした。新馬鹿との共通性を感じることが出来たでしょうか?
■千葉県香取市本矢作伊勢神楽保存会
次は千葉県香取市の本矢作伊勢神楽保存会。このブログでは比較的記事に出てくる太神楽系統の獅子舞です。香取市といえば佐原の大祭・佐原囃子が有名ですが、この矢作地区はかつて矢作下座連として佐原の祭りに祭囃子として関わっていた地区です。この構図は石岡で言えば、染谷地区や三村地区、石川地区と同等の位置付けになる古い集落で、後の祭囃子に大きな影響を与えた祖といえる地区になります。
山車に乗演することはなくなりましたが、現在でも地区の祭事に神楽の奉納を行なっています。矢作の砂切、そして矢作の鈴舞を石岡で聞けるとは....ある意味感動でした。
鈴舞といえば鈴と幣束などを持ちながら舞う系統ですが、石岡土橋町の昇殿との関連性を見出せば、石岡の獅子舞の位置付けも見えてくるはずです。
■愛媛県今治市高部獅子舞保存会
観客のウケガ一番良かった、今治の高部獅子舞。伴奏は太鼓のみですが、次から次へと繰り広げられる曲芸的演舞(継ぎ獅子と呼ぶそうです)には驚きました。伊勢神宮の太々神楽の系統とされているそうですが、いわゆる水郷地域の神楽と異なり、それぞれに演目があるような感じではありませんでした。
第4部(12時50分〜)は再び、郷土に伝わる伝統芸能。石岡市石岡の芸能です。
■石岡市冨田町ささら
一匹踊り→三匹踊りの披露。
■石岡市土橋町(つちばし)の幌獅子
土橋の獅子は幌獅子で登場。会場を巡行しました。が...観客が大勢詰め掛け、周りを取り囲んでしまった為、昇殿の舞は人混みで見ることが出来ず残念でした。獅子舞フェスティバルでしたので、昇殿だけでも舞台の上で披露すべきだったと思います。
■土橋町獅子の巡行
■金丸町と守横町の山車
会場に持ち込まれた2台の山車による石岡囃子の演奏。
疑問だったのはなぜ金丸と守横なのか? 年番の森木町や前年番の香丸町は無関係だったのかな?..など微妙な力関係が作用していたのでしょうか?
もっと残念だったのは、山車の演舞が終わると同時にステージでは石岡囃子連合保存会(演奏は染谷連と三村連)が始まったわけですが、山車のサンギリとステージのサンギリが被ってしまったことでしょうか。
■最後に
主催地区がメインなのは仕方がありませんが、最後獅子舞で〆ずに終わってしまったのは、仕方がないのでしょうね。全国の獅子舞も、予算の都合など色々諸事情があるとは思いますが、もう少し幅広く呼べなかったのか? できれば県内の獅子舞の共演なども見たかったなと思いました。
それでも、遠くから来て下さった青森、愛媛、栃木、千葉の各獅子舞団体の皆様の素晴らしい演舞を見ることが出来てたのは、とても良い勉強になりました。関係者の皆様、お疲れ様でした。また現地でお会いしました皆様もお疲れ様でした。
※追記
高部獅子舞
>それぞれに演目があるような感じではありませんでした。
と掲載しましたが、同地域の別の獅子舞演目によると、それぞれの場面があるようです。やはり時間の都合で短縮されてたようです。訂正してお詫び申し上げます。
http://www.namikata.ne.jp/members/ca042001/
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2008/10/24
「水戸市下市地区吉田神社祭礼」
採訪録
18日土曜日。水戸の吉田神社祭礼へ。夜9時頃到着なので小一時間の見学でした。
本町に設けられた仮殿。鳳輦(ほうれん) が鎮座していました。
台町ささら。廃絶したのをゼロから復活させました。囃子は時折江戸囃子のひとっぱやしを演奏するなど独創的。舞も復活させているようですが未見。
神社神輿。仮殿前まで渡御。
鳳会の屋台。今年から手曳き屋台に変更。吉田神社祭礼で主流だった「自走式」は、認可の関係からか、全台廃絶してしまったそうです。神幸行列の順路が長いので、手曳きとなると定時運行に支障が出るなど、苦労が多そうです。
武尊乃会の屋台。
紺屋町の屋台。
本町の屋台。
Youtube動画/本町の屋台・とっぴき
http://jp.youtube.com/watch?v=jGBOETOcID4
ここ数年の流行、囃子台(底抜屋台)。数年前から水戸で江戸囃子が流行だし、その影響で東京型の底抜け屋台が増えたと思われます。
四四之會
下市囃子和楽会。
小一時間の見学だった為、藤柄町の山車や駅南山の会の屋台などは、見ることが出来ませんでした。思えば10年ほど前初めて訪れた吉田神社祭礼は自走式屋台が巡行していましたが、数年事に変化し今年は全台手曳き屋台に変貌したとの事。ここまで変化が激しい祭礼も珍しいのではないでしょうか。言い換えれば、それだけ地元の祭礼関係者の皆様に意識が芽生えて、より良い祭礼へと努力されているのでしょう。
個人的には吉田神社祭礼はお気に入りのひとつなので、今後も注目していきたいと思っています。
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2008/10/23
「千葉県佐倉市佐倉の秋祭り」
採訪録
12日夕刻。千葉県佐倉市の佐倉秋まつりを見学。ここの祭礼は、幾つかの神社の祭礼が合同で行われ、佐倉の秋まつりと呼ばれています。
ただしメインは佐倉中心部の麻賀多神社の祭礼で、神輿の渡御も行われます。
昨年、リンク先の祭行脚norさんから、佐倉で御太刀(オタチ)のようなものを見かけたという情報を頂いていたので、まずのそのオタチ探しに。情報通り、田町の会所近くで見つけることが出来ました。ちなみに田町は愛宕神社の氏子です。
少しだけ伺ったところ、現在祭礼で使用しているのはレプリカで、現物は愛宕神社に納められているそうです。太刀には文政十一年と記されていました。
趣のある茅葺の建物とオタチ。
現在は担がずに台車に立てて、曳き廻してました。昔は担いでいたとの事でしたが、歌があったのかどうかまでは聞き忘れてしまいました。
利根川流域で点在するオタチ行事ですが、佐倉にあったのは驚きました。小さい祭礼を掘り起こせば、もう少しありそうな雰囲気です...
田町の御神酒所。オタチが御神酒所を先導する形になってました。
ちなみに、佐倉では踊り屋台の事を「御神酒所」と呼んでいます。
並木町御神酒所と松ヶ丘団地御輿。
祭囃子は御輿の前でも仁羽でした。踊り無し。 そういうば日が出ているうちは、何処の御神酒所でも踊り無しで仁羽の演奏という形式が多かったように思います。
肴町の剣鉾。結構古そうな雰囲気でした。現在は台車に立てられて巡行するそうです。昔は鉾差しの人がいのでしょうねぇ...
仲町の江戸型山車。全層上昇している姿を見たいと例年思ってるのですが、タイミングが悪くて、いつも降ろした姿しか撮影出来ていません。これは来年以降の課題ということで。
御祝儀の返礼として、曳き手による扇子踊りが披露されます。掛け声の「エッサラコラサノエッサッサー」と共に佐倉の祭の特長とも言えるでしょう。
山車人形、関羽雲長人形師は三代目原舟月の作。現在本物は展示場に置かれ、山車の上にはレプリカ(パドマ工芸作)が飾られています。
麻賀多神社神輿の還御の場面に出くわしました。
仮殿前に整列する、氏子各員。
神輿を担ぐのは、白丁姿で氏子の鏑木町青年会によって担がれます。神輿発輿前に、世話役2名がどこかに向かっていました。往復3回、3度目でようやく神輿が担がれます。
秋祭り公式サイトによれば「神社大神輿は江戸時代中期、享保6年に江戸から職人を10人程呼び、8ヶ月の月日と約360両という大金を掛けて製作された豪華な大神輿です。
その神輿は台輪巾5尺の千葉県内最大級のもので、城下町の狭い道を二天棒のみで「明神祭りさらば久しい」の掛け声のもと、各町内の万灯とともに城下町を盛大に渡御されます。」との事。
「みょ〜じ〜んまぁつり さらばひさし」...不思議な掛け声です。
Youtube動画/麻賀多神社神輿
http://jp.youtube.com/watch?v=9gcsfNrLqb0
Youtube動画/仲町の山車 曳き廻し
http://jp.youtube.com/watch?v=DzUg4yeH9hE
帰り際には、横町の石橋と仲町の関羽の並びを見ることが出来ました。横町の山車はビニールで厳重に包まれていたのがちょっと残念でした。
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2008/10/20
「【佐原】仲川岸区 山車会館搬入」
採訪録
19日、日曜日。香取市佐原。水郷佐原山車会館への山車搬入。祭礼を境に1年交代で搬入される山車、今回新宿側は、仲川岸区が来年の新宿祭まで展示されます。
出発前。山車蔵は1年間お留守に。曳き出しは12時でした。
曳き廻しの順路。
山車蔵〜ほていや左折〜小野川岸〜千葉商船左折〜忠敬橋右折〜伊能忠敬生家〜佐原小学校〜ダイボシ醤油左折〜寺宿会館前反転〜佐原小学校〜伊能忠敬生家〜玉沢ふとん店〜須本源商店右折〜萌陽高校右折〜山車会館搬入口
寺宿地内にて休憩。
山車会館到着。
搬入が無事終了しました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
追記
Youtubeに当日の動画が掲載されていました。
fwnt1553さん撮影。
http://www.geocities.jp/sawaranomaturi/h20-nakagasi.html
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2008/10/16
「ちよだ江戸祭2008」
採訪録
関東各地の山車人形を集めたイベント、ちよだ江戸祭2008が16日から22日まで、丸ビル1階丸キューブにて開催されています。
展示神輿
・千代田区鍛冶町二丁目
展示山車
源頼義/港区赤坂氷川
源頼義/港区赤坂氷川
展示山車人形
関羽/栃木市万町二丁目
神功皇后/本庄市上町
諫鼓鳥/寄居町芽町
伊弉那岐命/香取市佐原田宿
加藤清正/富士宮市湧玉神立
八幡太郎義家/佐倉市弥勒町
※17日追記
いままでは江戸型山車がメインのイベントだったのが、今回佐原の大人形が招聘。巷でまことしやかに囁かれていたのは、来年の天下祭に佐原の山車が行くのではないか?と言うこと....大人形の招聘は来年への伏線。
噂では新宿の○○○と○○○が手を挙げている、本宿は人形展示だけだ、いや山車を出すはずだ..などなど色々な噂は聞こえては来ていましたが...
香取市の公式ページに気になる文句が。
http://www.city.katori.lg.jp/section/kankou/news/2008-1007-1941-15.html
>来年は「江戸天下祭」が開催され、各地の山車や神輿が日比谷公園から皇居前広場
>までの約2kmを巡行します。なお、参加する町内は現在未定です。
「
参加する町内は現在未定
」
佐原から参加するのは決定していて、何処の町内になるのかが未定であると読み取ってしまいました。本当なら?..来年が楽しみです。
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2008/10/15
「香取市佐原新宿諏訪神社祭礼」
採訪録
佐原の大祭、秋祭り。先週末の10/10〜12に行われました。
金曜日は丸一日、日曜日は午前中と夜の終いの場面を見学しました。
金曜日
朝、秋晴れ。
午後、千葉県観光大会が文化会館にて開催。下川岸区と仲川岸区の山車による踊りと曲曳きの「の之字廻し」が披露されました。下川岸区(あんば-大漁節-松飾)・仲川岸区(佐原小唄-新吉野-ラッパ節)
夕食はやま川さんのうなぎ丼。山車を見て、佐原囃子を聴き、うなぎを味わうという、至極の時を過ごさせていただきました。
終了後、ジョナサンへ行きお夜食...
さすが佐原。ジョナサンも祭仕様に。店内のBGMは佐原囃子が流れていました(@@;;
お客様の仲には祭り衣装のままの方がチラホラ....(画像も撮影しましたが町内の方に面倒が掛かると大変なので掲載自粛)
日曜日。
お旅所に飾られていた鉾。1対。3つ巴紋が3つ描かれていました。
諏訪神社の神輿、神幸行列に遭遇。
リンク先のjinmuさんが随行員として供奉されていました。お疲れ様です。
神輿を見学していると、駅前のほうから太鼓の音が! すっかり忘れてましたが、お会式の行列が練り歩く日でもありました。東京の池上本門寺では前日11日が万灯行列の日だったようです。
「象」の曳き物が今年新しく参加。万灯2本は例年通りです。
お会式万灯行列が諏訪下に到着すると程なく、仲川岸区の神武天皇が。
象の練り物と神武山車。
諏訪神社鳥居と神武天皇山車。
ここで「の之字廻し」が披露されました。
Youtube(動画)/仲川岸区の「の之字廻し」
http://jp.youtube.com/watch?v=PHpzynsKtBg
ハンマ(車輪)の跡が綺麗な円を描いておりました。
ここで一旦佐原を離れ休憩(某所へ・後日公開します)。
戻ってきたのは午後9時近く。流石に夜は冷えてきました。
西関戸区の山車。
他区の山車を...と思っていたら仲川岸区の山車がこちらへ向かってきていました。
終着地の山車蔵までついていきます。
自町内に入ると馬鹿囃子、そして到着後は総踊り。最後の最後は終い砂切です。
3日間の祭礼が終了することを意味する、万感こもった砂切です。この時ばかりは静寂の中で演奏されます。町内の方々も提灯を掲げ、静かに聞き入ります。
Youtube(動画)/仲川岸終い砂切
http://jp.youtube.com/watch?v=Yu-0XDbJrlc
最後の砂切が終了、3日間の祭礼も無事に終わりの時を告げたのでした。
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2008/10/5
「土浦全国花火競技大会」
採訪録
10月4日。土浦全国花火競技会が開催されました。大曲・長岡・土浦で三代花火大会と言われるだけあって、例年80万人の人出との事です。
たしかに常磐線は満員だし、道路の渋滞も半端じゃないです。
土浦市民なので混雑を避けて観覧するのが通例でしたが、今年は有料の桟敷指定券が手に入ったので、生まれて初めて桟敷で観覧。ちょっとした観光客気分です。
天候は絶好の花火日和でした。
自由席の場所はほとんど場所取りされていました。
指定の桟敷席は6名分の広さとの事でしたが、3名が限界かな...
まったりと見物しながらカメラで花火撮影。花火の写真は、あまり良く判らないのでとりあえず綺麗に撮れたのだけ、アップ。
言い訳しますと、全部手持ち撮影です。撮影して思ったのは、写真に関してはもうすこし離れた所の方が良さそう。
見物には最高の場所でした。
日曜日早朝には市民によるボランティア清掃が行われます。
投稿者: 制作者
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2008/9/30
「あさひのまつり」
採訪録
28日日曜日。千葉県旭市、東総文化会館大ホールで行われた「第3回あさひのまつり」を見学してきました。周辺地域の祭囃子や民謡などの芸能発表会です。
開演は13時でしたが、ちょっと遅刻しまして、民謡の「旭民謡会」は見ることが出来ませんでした。
ホールに入場するとちょうど袋お囃子会が始まるところでした。
当日の番組(現地配布資料より)
・旭民謡会/民謡
・袋お囃子会/三切り・曳三番、小林くずし、八木節、獅子舞、早馬鹿
・双陽会(朝日会・暁会お囃子連)/小桜返し、初切龍星、開花、磯部、早馬鹿乱獅子、はね太鼓、早打ばやし
・泉神會/三切、剣囃子、押し出し、八木節
・大塚原響友会/鯛釣り(神楽)、キンタン
・泉川宮本お囃子保存会いづみ連/夏祭り(組曲?)、八百や、金丹くずし、神輿囃子
・大和會/初切、早ばか、小桜返し
・飯岡ばやし日の出会/初切・日の出、金多運、早打太鼓、飯岡大漁節
いわゆる静山流が多いのかと思っていましたが、実際聞くと銚子の流れの囃子が多いように思いました。もっともこの地域の囃子に関しては聞き込みが少ないので、見当違いなのかもしれませんが...
袋お囃子会の獅子舞
獅子神楽のなのかよく判りませんが、披露されたのは余興の部分(寸劇風)でした。
双陽会
祭囃子の系統・楽器構成は東総地域神輿囃子の祭囃子で、大太鼓、付締太鼓、大鼓、小鼓、笛(連笛)、鉦という構成です。
ちなみに楽器構成だけ言えば佐原周辺の佐原囃子、関東広域に広がるいわゆる大杉囃子、群馬の八木節あたりと同一です。
私見ではありますが、祭囃子というジャンルが形成される以前の土着芸能の楽器構成には大鼓、小鼓が使用されていたのではないでしょうか。それはいわゆる江戸系の5人囃子が伝播する以前の話です。全国的に見聞したわけではありませんが、意外と土着芸能(祭囃子)などに鼓が入る場合が多いように思っています。
Youtube動画/泉神會の三切
http://jp.youtube.com/watch?v=BthSi36mBA0
大塚原響友会/鯛釣り
大塚原響友会/キンタン
こちらの地域で囃されている「キンタン」。大鼓、小鼓の掛け合いを魅せる、聞かせる曲として認識されていて、実際小気味好い大小の鼓のリズムが特徴的です。いわゆる祭囃子は乗りを重視する傾向が多いのですが、この曲に関しては魅せる・聞かせることを意識した変わった曲と言えます。
泉川宮本お囃子保存会いづみ連
大和會
飯岡ばやし日の出会
日の出会のキンタンは生で一度聞いてみたいと思っていましたが、ナカナカの迫力でした。キンタンに大太鼓が入るのは珍しいように思います。魅せる為の工夫もされているのでしょう。
本来であれば各地の祭礼でしか聞くことができない祭囃子ですが、このような芸能大会が披露されると一度で色々な流派を聞くことができる絶好の機会です。またどこかで開催されるようでしたら、積極的に足を運びたいと思っています。
現地でお会いしました門前人さまはじめ、御挨拶できませんでしたがsanchan他皆様、お疲れ様でした。また御同行いただきましたNさま、お付き合いいただきありがとうございました。
投稿者: 制作者
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2008/9/26
「晴明神社の少年鼓笛隊」
採訪録
軍楽隊探訪。23日は京都の晴明神社の神幸祭を見学。
晴明神社は陰陽師安部晴明が祀られている神社です。こじんまりとした境内でしたが、陰陽師ブーム以来多くの参拝客がいるそうで、当日も多くの観光客、参拝客、祭見学者が訪れていました。
本殿と本社神輿
社紋の晴明桔梗紋(五芒星・ごぼうせい)が輝いています。
準備の整った本社神輿と若神輿。「桃薗神輿・聚楽神輿」
剣鉾。菊鉾(手前)と扇鉾(後)。
晴明少年鼓笛隊
午後1時、行列は神社際の西陣織会館から出発、上京・西陣地区を練り歩きます。
神幸行列は少年鼓笛隊が先導します。
八乙女
獅子舞
二人立ちの獅子ですが、神楽舞は無く、行列と共に歩き、供奉していました。
幌
本社神輿
行列の一番後尾に本社神輿。
途中、西陣中央小学校にて神事(駐輦祭?)。
行列が神社へ還ってきました。本殿前にて鼓笛隊が整列。
午後6時近く。本社神輿も還御。
Youtube(動画)/境内での神輿担ぎ
http://jp.youtube.com/watch?v=95zxltdVuRI
・少年鼓笛隊
鼓笛隊の隊列順は以下の通り。
隊旗−隊長−錦旗−銃士隊−笛−大太鼓−小太鼓−笛
Youtube(動画)/少年鼓笛隊
http://jp.youtube.com/watch?v=CbyfpOKhbpI
恐らく時代祭の勤王隊がルーツと思われます。魁の印も見えましたし...
鼓笛隊・勤王隊のスタイルは京都市街に散見されますが、いずれも時代祭の朱雀地区による勤王隊が大元ではないでしょうか。
笛は7本調子の6穴。
他は大抵7穴でしたので、6穴は珍しいなと思いました。
投稿者: 制作者
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2008/9/19
「常陸国総社宮大祭還幸祭」
採訪録
15日。茨城県石岡市の常陸国総社宮大祭(石岡のおまつり)も最終日、還幸祭の日です。年番町香丸町に設けられた御仮殿から、総社宮まで神輿が還御します。
香丸町山車。
担ぎ出された瞬間。奥では香丸町の山車を先頭に、山車を見送る為に整列しています。
露払い。富田町のささら(三匹獅子)の屋台を先頭に、土橋町、仲之内町の獅子と続きます。
Youtube(動画)/神幸行列
http://jp.youtube.com/watch?v=gLQ0BssKtkU
Youtube(動画)/香丸町山車
http://jp.youtube.com/watch?v=QwCYYEsonuU
Youtube(動画)/森木町山車
http://jp.youtube.com/watch?v=ssTVh2HXG8Q
来年年番の森木町。石岡囃子三村流。小気味好い調子に大胴切れが冴え渡る。
土橋町通りで大神輿を見送る、香丸町の山車。次の年番は15年後、神輿との別れの場、最高の魅せ場です。
神輿が無事に神社へ還御し、今年の総社宮大祭も終わりを迎えました。各獅子山車は、夜9時頃まで市外を練り歩いた事のことです。
追記・人が多くなるので仕方がありませんが、写真マニアのマナーの悪さが気になります。これは自分でも気を付けているつもりですが...
神幸行列の中に入って行列とともに移動しながらの撮影
は、明らかなマナー違反です。しかも多くの人が良い場面を見よう(撮影しよう)と思って待っているのに、一人だけ真ん中に入ってきて堂々と撮影するとは明らかに確信犯。某趣味であれば罵声が飛ぶはず。同業なんだからもう少し気を配って欲しいものです。
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2008/9/18
「かみのやま温泉踊り山車」
採訪録
山形県上山市。三社合同祭礼を見学した後は、同じく上山地区を朝から練り歩いている「踊り山車」の見学。
現地では「踊り山車」と称していますが、水郷地域で言うなれば「踊り屋台」の事。
合同祭礼と同じ日に踊り山車が曳きまわされているので、元々は祭礼の付け祭りだったと思われます。現在は祭礼行列とは別行動で、順路が決められ市街、温泉場を含めての曳き廻しです。
主催はふるさと秋祭り「踊り山車」実行委員会。本年は30回記念として、例年曳き廻しされている上山若連山車に加え、いろは山車も加わり、2台による曳き廻しが行われました。
上山若連山車
日本舞踊の赤堀つる叟社中が乗演
いろは山車
やまがた舞子の乗演
山形新聞web版によると「踊り山車は1752(宝暦2)年に誕生したといわれる。1963(昭和38)年を最後に途絶えていたが、79年に上山青年会議所の尽力によって復活。それから30回目の節目となる今回は通常使っている「上山若連山車」に加え、33年に造られた「いろは山車」も特別に仕立てられた。 」との事。
上山八幡神社前にて
踊り山車は曳行時には踊りなし、御祝儀などを頂いた場所で踊りが披露されます。踊りは音源を使用。道中囃子も音源を使用していますが、道中の曲はほぼ1曲のみ。
・おどろいた
http://www.kaminoyama-machisen.jp/odoroita.htm
面白い歌詞です。いつ頃の流行り歌でしょうか? 電車と五厘玉という事は明治かな?
前が上山若連山車、後ろがいろは山車。偶然とはいえ2台の山車が出る年に、見学出来たのは幸運でした。
かみのやま温泉街を山車が進みます。
素敵な踊りが次々と披露されます。やまがた舞子を育てる会のサイトによれば、山形芸妓の後継者不足を解消する為に新たにやまがた舞子を育成されているとの事。いうなれば芸者屋台ということになります。
温泉街をゆっくりと練り歩き、午後9時前には打ち止め場所の月岡ホテルにて、千秋楽を迎えます。
ホテル玄関には宿泊客が大勢。アンコールも飛び出し、色々な芸能を堪能することが出来ました。
やまがた舞子さんによる撮影タイム。
夕方から夜9時までの3時間あまりの見学でしたが、思いがけずとても良い山車曳きを見ることが出来ました。
事前に上山市観光協会に踊り山車や三社合同祭に関し問い合わせをしたところ、とても詳細に返答を頂きました。快い対応のおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。この場を借りまして、御礼申し上げます。
温泉旅館に宿泊しながら、踊り山車を眺めるなんて、この上ない贅沢ではないでしょうか? 機会があれば、今度は宿泊しながら踊り山車の見物と洒落込みたいと思います。
■参考リンク
・上山まちづくりセンター>上山踊り山車振興会
http://www.kaminoyama-machisen.jp/odoridasi.htm
・やまがた舞子を育てる会
http://www.yamagata-cci.or.jp/maiko/
■追記
曳行時の囃子唄として「うさぎ・うさぎ」があります。満月十五夜と重なる年もあるそうで(実は今年がそうだったらしい)。ところで振興会のお囃子ページに歌詞と音源が掲載されています。
うさぎ・うさぎ
http://www.kaminoyama-machisen.jp/usagi.htm
最後の「上山若衆は良い若衆」という歌詞、これ岡崎女郎衆そのまんまで吃驚。以前Kameさんがうさぎうさぎと岡崎女郎集の歌についてお話されていたことがありましたが、ここ上山にあるとは...ある意味感激です。
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2008/9/17
「上山藩鼓笛楽」
採訪録
軍楽隊探訪。14日。山形市漆山の調練を午前中見た後は、午後は同じ山形県内の上山市、上山秋まつりに参加する上山藩鼓笛楽の見学。
以前ブログにも記載したとおり鼓笛楽がCD化されているので、曲の雰囲気と内容が事前に聞くことができてました。
早足
、
遅足
、
馳足
、
礼式
の4曲が伝承されています。
礼式
は京都丹波の維新勤王山国隊に同じ曲名が伝承されています。また千葉県香取市扇島のオランダ楽隊には「ナミアシ」「ハヤアシ」「カケアシ」「ガイセン」と「○○アシ」という曲名で言えば、やはり共通しているのが興味深いところです。
お昼前に上山市街に到着したので、上山城へ登城し月岡神社へ参拝をしてきました。
上山城(月岡城)。この天守閣は昭和57年に建築されました。内部は郷土資料館(有料)となっていました。
隣接する月岡神社では上山藩鼓笛楽の「礼式」の演奏が始まっていました。
youtube動画/軍楽隊(礼式)
http://jp.youtube.com/watch?v=xTm5LFp9F5M
この時、にわか雨が降りだしたので上山城に戻り雨宿りを暫くして戻ると、境内に待機していた鼓笛楽、甲冑隊、神輿は出社した後でした。
この上山秋まつりは、月岡神社、宮脇正八幡神社、上山八幡神社の別名「三社合同祭礼」と呼ばれ、JRかみのやま温泉駅が三社の集合場所になっており、式典終了後上山駅周辺市街地を三社が行列し練り歩く祭礼形式を採っています。
駅前集合時間まですこし時間があったので、鼓笛楽関係の資料を閲覧しようと図書館へ向かったところ、軍楽隊の曲が聞こえてきて吃驚。急いで駆けつけると、先ほどの軍楽隊とは別の軍楽隊発見!
youtube動画/軍楽隊
http://jp.youtube.com/watch?v=kLk6XQgpxi4
どうやらこの秋祭りには2団体の軍楽隊が参加、行列に供奉しているようです。事前に調べてましたが、軍楽隊が2団体あるとは..迂闊でした! どうやらこちらは上山八幡神社の軍楽隊のようです。
かみのやま温泉駅前に三社の神輿・供奉行列が集合すると、午後2時から交拝式が行われました。これは各神社の神官や氏子随行員がそれぞれの神輿へ参拝する儀式です。
また月岡神社の甲冑隊も神輿の前をエイエイオウと「勝ち鬨」を上げながら神輿の前を行進する儀式も行われました。
月岡神社甲冑隊
youtube動画/上山藩鼓笛楽と甲冑隊
http://jp.youtube.com/watch?v=7tiHuRYJw6w
行列は上山八幡神社、宮脇八幡神社、月岡神社の順で巡幸でした。
かみのやま温泉駅を出発する神幸行列
上山八幡神社神輿
六角形の神輿です。
宮脇八幡神社の神輿と曳き太鼓
猿田彦が2柱。ちょっと不思議な光景です。
宮脇八幡神社には鉾も行列に参加していました。
かなり古いもののようで、享保17年(1718年)奉納と額に書かれていています。
月岡神社神輿
社殿型の神輿です。
駅前周辺を中心に2時間あまりで巡幸、再び駅前にて儀式が行われました。
上山藩鼓笛楽
Youtube動画/上山藩鼓笛楽
http://jp.youtube.com/watch?v=yvNvwOv5iSA
上山城と軍楽隊。
鼓笛楽の旗。
行列解散後上山八幡神社へ向かうと、軍楽隊が拝殿前で凱旋時に演奏する曲「遅足」を演奏する場面に出くわしました。
ちなみに駅前での儀式中もこの遅足を演奏していましたので、礼式に相当する曲の位置付けも兼ねているのかも知れません。
Youtube(動画)/上山八幡神社軍楽隊・駅前での演奏
http://jp.youtube.com/watch?v=h-W9Zg-Fbkc
最後に。資料などでは記述のない軍楽隊が存在していたという事は、もしかしたら周辺地域の小さな神社の祭礼に、細々と軍楽隊が残っている可能性があるのではないか?と思い始めてしまいました。ネットの発達、ブログブーム等により、地域情報の掘り起しなども容易になってきているので、もしかしたら?と淡い期待をしております....
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2008/9/16
「山形県山形市漆山の調練」
採訪録
軍楽隊探訪。山形市観光協会のサイトに気になる記述を発見して以来、色々な資料を調べると山形県教育委員会調査書の芸能一覧に特殊軍楽というジャンルを発見。天童、上山、漆山と掲載されていましたが、一番資料が少ないのは漆山でしたので、漆山軍楽隊(漆山調練)はいつか訪れてみたいと思っていました。
■山形市観光協会
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/
■調練(通称:ていひやらや)
http://www.kankou.yamagata.yamagata.jp/db/cgi-bin/search/search.cgi?panel=detail&d01=966212554663&c=20
観光協会サイトより
※
明治20年頃、出羽地区の先達が、官軍についた天童の維新軍楽隊を真似て当地に導入したのが始まりと伝えられている。以来、太平洋戦争中を除き昭和31年頃まで続いた。出征の際は、「調連」で応召兵を送ったという。昭和30年代の交通事情悪化等のため、正規の組織の存続ができなくなった。
そこで、地区の伝統行事を復活させようとし、昭和61年より準備にかかり、翌62年に保存会として、正規の組織の復活となった。
現在では、地区の例祭にはかかせない行事となり、特に本年は地区の敬老の集い等にも声がかかり、大いに喜んでいただき、地域に定着した行事となった。
総勢30名の楽隊で、大太鼓1名、小太鼓2名、笛28名という構成で実施している。
というもの。公開日時は漆山稲荷神社・志村稲荷神社等 例年9月中旬としか書かれていなかったので観光協会にメールで問い合わせたところ、例祭日と宮司さん宅の電話番号を教えてくださいました。ただ軍楽隊が現在も行われているかどうかは不明でしたので、もしかしたら休止もありえるかなと不安を感じながらの山形入りでした。
漆山稲荷神社
結構大きく立派な拝殿と本殿でした。
観光協会サイトの由緒書
当神社は、出羽按察使修理大夫斯波兼頼の曽孫右馬頭満頼の創建である。応永5年(1398)のことで、満頼は同年のうちに大窪に移ったといわれるが、足利尊氏の所持といわれる備前兼光作の短剣が、満頼奉献の社宝として秘蔵されている。
御祭神 大宣津媛大神、豊受大神、倉稲魂大神
午前9時。例祭が始まりました。子供神輿が出社していきましたが、調練の気配が無いのでちょっと焦りました...
午前9時20分頃になると調練の方々が境内に続々集まってきました。色々とお話を伺い、午前中同行させていただく旨を伝えると、快く受け入れてくださいました。
現地で教えてくださった調練の由来。
明治維新時、官軍の入城の際等の行進曲だった様です。明治時代、天童の建勲神社の例大祭での行進時に演奏されていたものを、当地区(現在の18.19区)の先人達がこれを習い、アレンジして行われた様です。戦後昭和30年代まで漆山神社の例大祭時には獅子頭、天狗、神主さんが乗った人力車、神社のおみこし、旗、ていひゃらや等が長い行列で行進していたのを思い出します。以後、交通事情等により取りやめとなったようです。昭和62年に保存会が結成され、漆山大字委員会より大太鼓、小太鼓が寄贈されました。現在も昔の装束のままで行進しております。
奉納演奏。
調練の出発前、奉納演奏が行われました。
YOUTUBE(動画)/奉納演奏の場面
http://jp.youtube.com/watch?v=G0-jYUtfWDw
大太鼓のバチを振り上げて回転させる打ち方が珍しく、天童で行われていたのと同系です。意外と天童のより原形をとどめている可能性も否定できません。
午前9時40分神社を出発。漆山、志村の出羽地区を途中休憩を挟みながら午後3時頃まで練り歩きます。
錦の御旗
菊紋を飾り格式が高いと標記する祭礼が数多くあると思いますが、これぞまさしくの菊紋。官軍軍楽が元であれば、官軍の御旗ですから当然の事です。
錦の御旗を先頭に行進する調練
田畑が広がる地区なのかなと先入観がありましたが、実際は意外と開発されていて工場や店舗、住宅が広がる地域でした。
楽器構成は大太鼓1、小太鼓2(いずれも西洋調)、7本調子の篠笛多数。
漆山駅前通過
志村地区の志村稲荷神社にて奉納演奏
休憩後、再び地区内を行進。
午前中の見学予定でしたので、ココまで。皆様に御礼を申し上げ出羽地区を後にしました。
事前情報が少なかったので自分で確かめるまで不安でしたが、きちんと行事が行われ、しかも軍楽隊の演奏も盛大と、とても楽しい時間を過ごすことができました。
話の中で文化財指定にはなっていないとか子供たちには興味を持ってもらうのは難しいとのお話でしたが、貴重な歴史ある官軍軍楽ですから是非とも残って欲しい伝統芸能だと思いました。
最後になりますが、部外者にもかかわらず色々とお世話になりまして、ありがとうございました。機会があれば、また訪れたい祭礼のひとつになりました。
■参考リンク
当ブログ
軍楽隊探訪
http://blue.ap.teacup.com/applet/suigou/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%8CR%8Ay%91%E0&inside=1&x=35&y=17
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