【 今週の巻頭言 】
Happiness. Simple as a glass of chocolate or tortuous as the heart. Bitter. Sweet. Alive.
幸福。グラス一杯のチョコレートのようにシンプルで、人の心のように複雑。苦くて、甘くて、生き生きとして。 「Chocolat ショコラ」/ジョアン・ハリス
日曜日に国立方面の南武線 谷保駅の近くのKFまちかどホールで行なわれた発表会に参加しました。僕の直接の先生ではありませんが、先生が教えている生徒さんたちの発表会に誘っていただきました。
参加者は16人ほどで、ピアノ独奏がほとんどでしたが、先生との連弾や声楽やギターの弾き語りもあり、変化があって楽しめました。参加者は最年少が中学3年生の男の子で、現役の音大生もいて、最高齢は60代後半の男性でした。
ハイライトの演奏は、以前紹介した板橋区の光が丘IMAホールでの「Young Artist Piano Festival」で、オケをバックにハイドンのピアノ協奏曲を弾いた中学生で、この日はベートーヴェンの「月光」ソナタ全曲を弾きましたが、はつらつとした演奏がとても印象的でした。最後は先生の「タイスの瞑想曲」の演奏で締めくくられました。
僕は、ペルトの「アリーナのために」とマイケル・ナイマンの「Big My Secret」(映画『ピアノレッスン』の挿入曲)を弾きました。手足が緊張して満足のいくものではありませんでしたが、まあこんなもんでしょう。
終了後は近くのファミレスで、おおいにピアノ談義に盛り上がりました。
次のイヴェントは、僕が通っている教室の年に1回の発表会となります(8月)。今度はがんばらなくては。
日曜日には、板橋区の光が丘IMAホールでのコンサート「Young Artist Piano Festival」を聴きました。このコンサートは、コンクール受賞者によるピアノ協奏曲の演奏会で、モーツアルトの第21番・第23番、ベートーヴェンの第5番「皇帝」などを1楽章ずつ受賞者が交代で弾くというもので、演奏者は輝かしいコンクール入賞歴を持った小学校4年生(2名)から中学生、高校生たちでした。速いパッセージも難なく弾きこなすテクニックはもちろんのこと、すばらしい表現力を発揮していた小学生や中学生もいて感嘆しました。
国内だけでもこのくらいの高いレベルの子供たちがたくさんいて、その中で将来、真の意味でのピアニストにまで成長できる人がほんの数人であることを考えると、アーティストとして大成することのいかに困難であることが想像でき、この日演奏してくれた子供たちにはたとえ大成できなくても、ピアノを楽しめる未来があって欲しいと思いました。
国立楽器のピアノ講師の片桐先生の生徒さんで中学3年生の男の子が、ハイドンのピアノ協奏曲を表情豊かに弾きましたが、彼の夢は航空機の設計者になることだそうで、そういうのっていいなと思いました。