さて話は前後しますが、第一ライダーナオキの日曜日の試合から報告します。
以前にも言い訳を書きましたが、ナオキは5月のひざの怪我からつい最近までまったく練習が出来ませんでした、パパはモンモンとしていたんですが、本人だってもっと辛かったはずですから、回復のためのアドバイス以外にパパはトライアルの事は言いませんでした。
ナオキもせっかくの怪我ですから実は大いにハネを伸ばした事でしょうがしかし、その代わりにハリケーンカップを2戦も休みましてウデはなまりきってしまいました、その間のライバルの進歩が気にならないわけではありませんでしたが、やってしまった怪我は養生して回復を待つしかありません。
最近になって少しづつ自転車に乗り始めましたが、セクションのトライの感覚が戻ってきませんし、再発の恐さから思い切ったライディングが出来なくなってしまいました、実際にまだ完治には程遠く痛みは色々なところに出ています。
それでも先週あたりからは半日くらいならガマンして乗れるまでになりましたし、本人も「出る」というので板取に連れて行きました。
練習を3ヶ月も休んでいたので自転車はあまり傷んでいません、タイヤもお金がないので5部山ですが十分でしょう、あんまりそんな状態で試合に出てくる選手も少ないでしょうが、我が家では普通です。
タイヤが新品でなくては試合にならないなんてパパもナオキも一度も考えた事はありません、出来れば新品のほうが良いのでしょうが、新品だからココが行けたなんてこともないんです、ツルツルのボウズでは困りますが半分も山があれば十分です。
ただしペダルとチェーンとプロテクターは岩にぶつけて痛んでいたので念のため交換しましたが、それ以外に大きな問題は自転車には起きていません。
左パラのナオキは左のチェーンステイをぶつけやすいのですが、カーボンプロテクターが効果を発揮してひどい損傷はありません。
と言うわけでECHO LITE diskはいまも十分に期待に応えるパフォーマンスを維持しています。
斉藤家は土曜日にナツキの試合がありますので、金曜日の早朝に家を出ましてお昼前には板取に到着します、タープを張ったり野宿の準備が終わるとナツキとパパはセクションの下見に出かけます、その前にもナオキもナツキもざっと見てきたようですが、ナツキは信用ならないわけです、だって下見なんかよりもみんなと遊んでいるほうが多いんですから。
ウオーミングアップエリアでナオキも少し乗りますが曇り空のようにぱっとしません、思い切りというか勢いというか覇気がありませんで恐る恐る感触をつかむ程度です、出来る事から少しづつという感じで疲れる前には練習をやめてしまうようです、今回はそんな感じでもしょうがありません、もう一度ヒザを壊せば元子も無いわけです。
今回は土曜日と日曜日でコースが逆走でした、ナツキと1周回るとナオキが逆から見に来ましたのでパパはもう1周下見をします。
今回のセクションは去年よりもだいぶ手応えのある設定になっていまして、ナツキのベンジャミン(小学456年生)のミドリマーカーもナオキのジュニアとセニア(高校123年生とそれ以上の年齢の男子)の赤マーカーのドッチを見てもかなり脱出は困難であると思われました、それは我が家の選手にとっては脱出が困難なだけで、トップクラスの選手にはどこで減点を減らせるかというレベルになるんですが。
そんなわけで、ナオキは復帰のプレッシャーやら怪我の心配やらセクションの難易度やらでもうかなりガチガチに硬くなってしまったんです。
さて試合当日です、いつもの事ですがナオキはガチガチに硬い走りでスタートです、スタート直後はもうつまらない5点を繰り返すばかりで、パパもアドバイスしようがありません。
第1セクションは入り口のなんでもないようなステアも上がれず5点、第2セクションはバランスとグリップが無くてあっという間に足を増やして5点です。
次のセクションに向ってパパが歩き始めると、直樹はコース上で練習を始めました、とにかく乗ってカンを取り戻す気になったようです、板取のコースはセクション並みに厳しいので良い練習にはなります、地味ですが前向きに考えているようですのでほおって置きます。
次のセクションも恐い飛び降りに踏ん切りがつかず、あれこれ迷って時間切れの5点です。
同じカテゴリーの日本人のライバルのウミちゃんもシンタ君もシンゴちゃんもびしびしと減点を減らして行きます勢いも切れもありまして圧倒されます。
すでに大差が付いたであろうこのあたりからナオキは試合には諦めがつきまして、逆に自分の走りが出来ない事に腹を立てずにセクションと自分の走りだけに集中できるようになり始めたようです。
黙々と下見とトライを続け徐々にセクションの出口に近づき始めました、自分のラインの発見も出来るようになり始めました、2、3、4セクションと沢の中でのセクションでしたが、5セクションはメインステージの近くまで戻って池の中の人口セクションですが、ビビリが入ってバランスも思い切りも悪く減点を増やします。
6、7セクションは沢に戻りましてひとかたまりに設置されていますが、やはり苦戦が続きます。
それでもガチガチになりながらもやっとこ出口にたどり着くようになりました。
そこいら辺でパパもやっと気づいたんですが、「これは急激なリハビリをしているんだ」と。
様子を見ながらのなまっちょろい練習では絶対にカンを取り戻せません、この試合の中で徐々にホンキを出しながら、カンもバランスも思い切りも取り戻し始めているかもしれない。
ナオキが諦めず一生懸命セクションに向き合って集中し始めたのなら、この試合で一区切りとなれば良い訳ですから、パパも一生懸命応援する事にしました、ナオキもセクションを脱出し始めまして、徐々に体も動いてきているように見えます。
8セクションはこれまたとんでもないダイナミック盛りだくさんのセクションでして下見をしながらチェコのトップライダーたちの走りを見ても、おおかた半分進むだけでやっとのようです、スコアボードを見ても先行の選手は全て5点ですし、聞いてみるとエスケープもあるとの事です。
落ちればタダではすまないことは明白でしたが、ナオキは集中してブツブツと独り言を言いながら下見をします。
セクションに入ろうとするナオキに「ムリするな」とだけ言いまして、パパもけっこうビビッテいますがいざ入ってみるとグイグイとナオキは進んでいきます、あっという間にやばいところのてっぺんまで上がってしまいますが、時間はまだ残っています。
動きに迷いがなくなったのかどんどん前に進みます、ヤケクソなのかと思うほど一気にポイントを通過します。
もう二つ目のてっぺんです。
結局は出口の直前でタイムオーバーの5点となりましたが、良く進んだ物だと感心します、どうやらこのあたりから吹っ切れてきたのかもしれませんが、結果は5点ですからなんにもなりません。
9セクションは沢の一番下でして泥の付いた大岩の登りがポイントでしてチェコの選手たちは体格のよさをイカンなく発揮して自転車を押し上げていきます、アレは真似できませんが直樹は全く違うラインから飛びまして岩に引っ掛けますが、逆足を出してやはり5点です。
とりあえず元気が良いのでヨシですがやはり5点です。
10セクションはメインステージ横の人口セクションでした。
手前のほうも小さいところが難しく心配でしたが、なんとかこなして上へ跳びますが、大きいところはまくれて落ちて5点です、元気な分だけ練習不足のミスが恐くなってきました。
さて一息入れて2ラップ目に入りますが、相変わらずナオキは元気です、足も手もそろそろメイッパイのはずなんですが、気持ちはセクション攻略に向いています、しょうがないのでパパも気合を入れてタイムコールに励みます、2ラップ目に入ってもコンディションは悪くはなっても良くはなりません、泥が岩に乗ったり、岩の表面のグリップは悪くなりました。
2ラップ目の8セクションですがとうとうやってくれました!。
ジュニアクラス全員5点のセクションの脱出に成功しました。
終わって結果を見れば1ラップの大量減点42点で1ラップ目は7位の減点です。
しかし2ラップ目は27点で1位の減点です、しかし大差は全く埋めることができずの7位のままでした。
あんなに5点ばかりの1ラップではしょうがありません、しかし2ラップ目はそんなに良かったのかと逆にパパはビックリしました、いくらなんでもトップかよ!。
いつもの事ですが全く予定が立たないのがナオキの試合です、最初から最後まで同じ事が出来ないのは困り者です、要するにメンタルの問題でしょうねえ。
そんなわけでナオキの世界戦は今年もいいとこなしでしたが、今後につながるリハビリが出来た事は一歩前進でした。
試合後は痙攣と痛みで早めの退散帰宅、翌日は通院マッサージでした。