パパはもちろんオブザーバーでしたしママも本部役員でしたからナオキの試合を見れません、唯一見れたのが担当の第2セクションです。
ナオキはやっぱりオヤジのセクションは走りにくいでしょうがしかたありません、現在の状況ではだれかがオブザーバーをやらないと全日本が開催できないと聞いていますから。
本来であれば選手の親族がオブザーバーになることを禁じなくてはいけません、当然の事ですが身内に甘い採点やヒイキなどがあってはいけないからです。
世界タイトルマッチのボクシングなどでもレフェリーは利害関係のない国のレフェリーを呼ぶことになっていますね。
事実世界選手権バイクトライアルでは選手の親族のオブザーバーは禁じられているはずです、しかし全日本のルールではあえてそのルールを削除してあるんです、その理由はなぜかそれは人がいないからです、主催者やオブザーバーを選手の親族がボランティアで担当しなくては全日本選手権の開催に支障があるからそのルールは止むを得ず削除されたと聞きました。
ですからパパはひとたびオブザーバーのビブスを身につけたときは、自分の子供にはもちろん厳しい姿勢で採点することに気をつけています、さらに親しい選手にも同じように厳しい姿勢をとらなくてはなりません、なぜならオブザーバーの身びいきに見える態度は試合そのものや、ひいては選手の価値を下げてしまうからです。
全日本選手権の今後の課題として主催やセクション作りに親族が加わってもしょうがないかもしれませんが、利害関係のない専業オブザーバーを要請できたら素晴らしいと思うわけですがその予算はないんでしょうねえ、グチになってしまいましたスミマセン。
さて本題のナオキの試合です、パパの担当する第2セクションのナオキの成績ですが2ラップとも惜しいところで5点でして残念でした、優勝の石黒選手が2ラップとも1点で脱出しましてやはり上手いとうなるパパです。
このセクションだけでナオキとは9点差が付いた事になります、それは試合全体の合計の点差に相当します、しかし後でナオキに聞いてみると第2セクションは「良くても3点くらいでいっぱいだった」そうです、いいところまでクリーンで来れば時間が足りません、それが力の差なんでしょう、第2セクションを脱出できたライダーはジュニアセニアクラスでは他に2人だけでして後は皆5点というセクションなんでした。
それは他のカテゴリー全てに言えることでして、全カテゴリートップクラス以外は5点ばかりの第2セクションでしたから、パパは一日中「5点」と宣告していたわけですね、しかし他にも勝負の分かれる重要なセクションがたくさんあったはずです。
第1セクションはナオキは1ラップ目に1点つきまして、連続クリーンの石黒選手に差をつけられています。
第3セクションはエリートジュニセニ専用の難しいセクションでしたが、ナオキは1点とクリーンで抜けています、石黒選手は2ラップとも5点ですからそこだけでは9点のリードがあったはずです、ちなみにジュニアセニアクラスで第3セクションを脱出した選手はナオキ以外には一人だけでした。
第4セクションは石黒選手の0−3点に対してナオキ5−5とここでも差が付いています。
第五セクションは0-0に対して3−2でして、ここでも差がつきます。
第7セクションは0−0対0−1。
第8セクションは珍しく5−1対0−1で多少挽回です。
第9セクションは0−0対0−1で1点差です。
そんなこんなで合計21対30の点差が付きましたが、パパの見た目ではもっと実力に差があったかもしれません、そんなわけで今日も石黒選手に負けて2位になってしまったゴール直後のナオキはたいへん落ち込んでしまったんです。
パパも当然がっかりはしたんですが、目の前でチカラの差を感じてしまったパパは、妙に納得がいってしまいまして、「まあ今の実力ではこんなもんだろ」と思うわけでした。
ナオキももっとチカラをつけて上手になれば1位も取れるかもしれません、来年に向けて今はいっぱい悔しがらなくてなりません、悔しくなくてはこれからの練習を頑張れませんからね。
これで08年の全日本は終わりました、試合直前はケツに火のついたナオキに、最近ぱっとしないナツキに、セクション作りやオブザーバーの大役のパパでしてけっこうなプレッシャーなんでしたが、とりあえず悔しいけれど今年の全日本は終わったんです、パパはちょっとホッとしてます。
