2015/8/8

日本パズル選手権2015にパズルを出題することになったお話、その2  全日本パズル選手権

前回(その1)の続き。
その2では、自分が提案したパズル、それぞれについてのお話を。

さて、自分はいわゆる定番ものもつくれますが、どうしたものか…。
せっかくなので、目新しいルールのものも提案したいような。

日本パズル選手権では、毎年かなりたくさんの種類のパズルが出題されます。
2015年は、その数26種類でした。
解く側のことを考えると、つまりはルールの把握をするだけでもかなり大変なことになると想像されます。(自分で参加した時も、やはり新作パズルのルール把握は慎重になり、時間がかかっていました)

このあたりのことと、まずは楽しんでもらいたいというのをメインに据えたいという思いから、自分からは…
 ・複雑すぎるルールにはしない
 ・見た目にキャッチーなものが提案できればなお良い
このあたりを目標にし、3種類のパズルを提案してみることになったのでした。
最終的に採用されたのは、そのうちの2種類でしたけれども。


<ベクトルペイント>

他の制作陣を考慮してセットのバランスを取る方向で動きたいなと思い、現時点でどんなパズルが集まっているかをある打ち合わせの時にお聞きしたところ…。
黒マスを塗るパズルが少ないかも、との回答が。

 じゃあ黒マスパズルのルールを何か考えてみようかー。
 で、黒マスパズルで知名度が高そうなものといえばイラストロジックとかお絵かきロジックとかピクロスとかののぐらむとか、そう呼ばれているパズルだよね。
 そのテイストを取り入れられないかなあ。
 …黒マスを塗る先を方向指定できるようにしてみようか。
 で、塗ることに関しては、黒マスが2以上×2以上にならない、みたいな追加要素は加えないようにしたいかな。

なんてことを打ち合わせの場でお話ししてみて。
「でもこれだと制約がゆるすぎて、うまくまとめづらそうですよね」
「うーん、たしかにもう少し何かほしいですね」
「…白マスの方に何かルールをつけます? …全部ひとつながりになるとか?」
「あ、それいいかも! それでとりあえず問題を一問つくってみます」

…ひとがすぐそばにいると作業がはかどったりするし、できれば早いうちに何か提案できた方がいいだろうということも考えて、打ち合わせの場でいきなり上記のルールで問題をつくって(!)みることに。
そして解いてみてもらうと…、かなりいい感触が!
目新しいルールのものなら複数問あった方がいいかな?と思ってその場でもう一問、さらに例題までその場で完成させたのでした。


<ナンバーブロック>

すでに別の場所で自分が制作しているパズルですが、ブロックをそのままの形で(回転や裏返しせずに)配置する、というあたりがシンプルでわかりやすくないかな?、ということで提案してみました。
配置するブロックの数を増やしたり、数字ヒントを調整したり、とんでもなくしんどい問題もつくれるのですが…。
(個人的には、Y本さんやY田さんが本気でつくるとどんな問題ができあがるか興味のあるところです。とこっそり)
ある打ち合わせの時に「安心して解けるタイプの問題がもう少しほしいかも」と聞いたこともあり、さらっと解けそうな方向の調整をすることに。
ということで、一つは多くの人が把握しやすいかなと想像してテトリスのブロックの形のピースの問題、もう一つは見た目先行で考えて「J」「P」「C」の形のピースの問題にしてみました。


ベクトルペイントとナンバーブロックの正答率を見てみるとかなり高くなっていて、このあたりの個人的な調整はだいぶ上手くいったのかな、と思っています。
楽しんでもらえたならば嬉しいなあ。
これらについては、練習問題として使ってもらうこともできるかなと考えて、追加で問題をお送りしたりもしました。
難易度調整をすることであぶれた問題を、練習用に回していただいていたりもしてますね。

さて、提案したパズルのもう1種類については、また後の記事で。
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