今度の月曜日に「金環日食」という
「天体ショー」が見られるという。
太陽→月→地球 が一直線上に並び
見かけの月の大きさと太陽の大きさに
少しのずれがあるので
月の周りから漏れる太陽の光が
リング状に見えるので
「金環日食」というそうだ。
月に太陽がすべて隠れてしまうのが「皆既日食」で、
何年か前に沖縄の方で観測されたのを
TVでも生中継していたことを思い出す…。
そのとき急に嵐が来たことも思い出す…。
天気が悪いと当然見られない。
月曜日は晴れるのだろうか…。
ちなみに横浜では朝の7時半頃らしい。
この「天体ショー」は滅多に見られるものではないが
今回の金環日食の観測地点は
東京、名古屋、大阪などの主要都市を含むので
8000万人の人がこの天体ショーを
見ることができるだろうといわれているそうだ。
ところが、皆既日食ではないので
肉眼での観測は無理だそうだ。
網膜だか角膜だかを痛めてしまうらしい。
サングラスや下敷きを透かしての観測も難しいという。
特別な「日食グラス」をかけないと
リング状の太陽光線もまぶしすぎて見られないという。
人生に何回もない、せっかくのチャンスなのに
その「日食グラス」が無いせいで
悔しい思いをしたくないので、買いに行くことにした。
雑貨を取り扱っている店なら
たぶん置いてあるだろうと思い
近くのスーパーへ行って、
店員さんに尋ねてみると
時計売り場に案内された。
たしかに「日食グラス」が
1つ980円で売られていた。
だが、すべての「日食グラス」に
ウルトラマンやら 仮面ライダーやら
ドラえもんやらのイラストが
しっかり印刷されている…
大人の人間がかけるのには
ちょっと抵抗があり
違う店を探すことにした。
スーパーやコンビニや薬局を探したが
「日食グラス」は置いていなかった…
しょうがない「ドラえもん」で我慢するかと
思いかけたときに、商店街の時計屋さんに
「日食グラスあります」の張り紙を発見!
値段が書いてなかったので
あまり高いと困るなぁと思いながら
お店の人に値段を聞いてみると
「紙製だから1つ430円ですよ」
ありがたいことである。
「ドラえもん」が2つ買える計算なので
2つ買うことにした。
店員さんは聞いてもいないのに
日食の時刻やら、日食グラスの取り扱いの注意事項やら
いろいろなことを教えてくれた。
ありがたいことである。
「もう残り少ないので、たぶん今日で売り切れかも…」
ありがたいことである。
あとは月曜日の朝の天気を心配するだけである。
昔、昔に「部分日食」を見たことを思い出した。
ちょうど大学のサークルの旅行だか合宿だかで
海上の船に乗っているときで、
みんなからサングラスを借りて
色の濃いサングラスを4,5枚重ねてかけて
太陽と月が重なっているところを見ることができた。
自分はなんだかその光景に
いたく感動したのだが
まわりの仲間はそれほど興味を
示していなかったような記憶がある。
今の中学生はどうなんだろう?
太陽→月→自分
それが一直線上に並ぶ瞬間を体験する。
何十年に一度の荘厳な「天体ショー」!
夢とロマンあふれる一瞬ではないか!
「で?」
「だから?」
「からの?」
「日食グラスをかけないで
金環日食をみたゼィ
目が痛かったゼィ
ワイルドだろゥ?」
よい子は決して真似をしないこと。

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