私は非常に好きなのですが、皆さんの多くも「アメリカンフットボール」の試合を見たことがあると思います。
ご存知の通り、あのスポーツはワンプレーワンプレーが非常に緻密に”デザイン”されていて、それをプレーごとに攻守ともにベンチ(サイドライン)からフィールドのプレーヤに伝えます。
オフェンスの場合、通常プレーが始まる前にハドルという円陣を組んでQBがベンチからのプレー指示を受けて残りの10人の選手に伝授するのです。
ただ、それが最終決定ではないです。
スナップの直前、QBが左右を見ながらなにやら怒鳴っているのを見たことがあると思いますが、それが「Audible」というヤツです・・・いわゆる即興、インプロビゼーション、アドリブ・・・です。
QBが相手ディフェンスのメンバーやアラインメントを見て”現場判断”でプレーを変えているのですが、ここでQBが見ていることの大きなポイントの一つが「ミスマッチ」です。
相手ディフェンスの並び方を見てある程度の狙いやカバレッジがわかります。その時に足の速さや、体の大きさのミスマッチを見つけるとすかさずそこを攻めるわけです。
☆
さて、話はアイスホッケーに戻って。
先日、この個人レベルの「ミスマッチ」ってアイスホッケーでももちろん重要な戦術のポイントだと、身をもってしみじみ感じました。
BBKINGSのマッチ練習に混ぜてもらって、ふと見上げると私のマークが某Yコーチだったときのことです。
はずかしながら、あの日はまんずまんずズタズタボロボロにされました。(ラインメートの皆様、本当にご迷惑をおかけしました。)
そうなんです。私のところが思いっきり「ミスマッチ」だったので、そこが一旦綻ぶと他の選手がカバーに来るので他がどんどんノーマークになってきて何度も何度もガッツリやられましたね。
いやいや、これ、やられているほうとしてはマジでムチャクチャ凹みます。
でも、そんなにボコボコにされていたときにも実は私はジュニアチームのベンチワークのことを考えながら「うーん、これは非常に重要なポイントだわ」と思っていたのでした。
☆
あーいう「ミスマッチ」を瞬時に発見するフットボールのQBはスゲェと思いますが、実はアイスホッケーのベンチでもそれをやるように努力しています。でも、これはなかなか難しいです。たぶん世界は当たり前のようにそれをやっているんだと思います。たとえジュニアのレベルであってもです。
ピリオド間のミーティングではちゃんとそういうような戦略の指示を論理的にするべきだと思うからです。
「もっと走れ!」とか「先に触れ!」とか「もっとあたれ!」とか「もっと根性とガッツだぁ!ダァーッ!」というあたりはすでに試合をしている以上みんなやっていないわけがないのでそれだけをあんまり繰り返してもしゃあないやろってな感じがします。要は基本的な個人の”スキル”や”チーム力”は試合中に突然向上するわけがないということです。
精神論は不要とは言わないけれど、同じくらいのウエイトで具体的な戦術・・・たとえば「2セット目は左より右のディフェンスの方がショボいからダンプは”右コーナー”に集中しよう」とかの指示をおりまぜられることが重要なんだろうな・・・それがベンチの役割なんだろうな・・・なんてことを思っています。
☆
難しい話のようですが、これってちゃんと正しい言い方をすれば「低学年」でもわかると思います。現に今シーズンの3年生3人(含タイヨウ)はその辺をぼんやりとでも理解できるところまで”ホッケーマインド”が来ていたという手ごたえがありました。
もっと良いのは、そんな”ミスマッチ”をみんなが話せるようになるとインターバルのミーティングももっと有意義になるんなんだろうなぁ・・・。ま、それは低学年ではちょっと厳しいか。低学年選手同士が、そんな話をしてたらこりゃ怖いですね。笑
☆
さて、私事ですが某Yコーチ対策についてはバッチリ考えましたから次回は大丈夫・・・かな?
S

0