必聴ロック名盤ブログではオススメのロック、ハードロック、ヘヴィ・メタルの名盤をご紹介!洋楽中心に他にもメロディアス・ハード、プログレッシブ・ロック、AOR、DVDなども紹介。歴史に残る(もしくは残すべき)名盤の数々をレビューしていきます。
ドイツのメロディアス・ハード・ロック・バンド、ZAR(と書いてツァーと読む)の3rdアルバム。このバンドはアメリカや北欧系のバンドに近い感じのハード・ロックです。まず「Welcome」はアコースティックギターを使ったOP的な短い曲。「How Many Tears」は80年代的でメロディアスなハード・ロック。トミー・ブロックの伸びやかなハイトーンな声が非常に気持ちいい。トーマス・クラウスのギターはなかなかテクニカルだがメロディーを重視しており、サウンドは適度にハードだ。続く「A Touch Of Ebony」「Thin Line」もこれまたメロディアスなHR。「Eagle's Flight」はアコギナンバーで、スライド・ギターがあるので米国的な曲です。これもメロディーが良く聴いてて気持ちがよい。「Never So Alone」は再びメロディアスなハード・ロック。哀愁たっぷりのメロディーが心に染みる素晴らしい曲です。この1曲のために買ってもいいんじゃないかな。後期のトライアンフのような透明感のある曲です。「Angel」はジミヘンの曲だが原曲は聴いたことないが、雰囲気はそれらしさはあり、トミーの甘い声にけっこう合っているんじゃないかと思う。「Bushido」はインスト曲で、メロディックでテクニカルなヘヴィ・メタル寄りのトーマスのプレイが聴ける素晴らしい曲です。「When The Fire Burns」はトミーの甘い声によるバラード曲。哀愁たっぷりなのでこれは泣けますね。「Highlands」は再びインスト曲。今度はポップなのでヴァン・へイレン的かな。捨て曲はなく名盤に間違いないが、知名度が非常に低いのでこのバンドを知る者は非常に少ないので広めていきたいですね。
初期ムーディー・ブルースの最後となったアルバム。メロトロンの響きが一番美しいアルバムだが、メロトロンの使用はこれが最後となる。「Lost In A Lost World」はメロトロンの美しい響きが心に染みる叙情的でドラマティックな曲。ボーナストラックに入ってるインストバージョンも必聴です。「Lost In A Lost World」「New Horizons」「Isn't Life Strange」「Land of Make-Believe」はフォーク寄りでこれまたメロディアス。押し寄せてくるメロトロンの音がたまらない。メランコリックな「When You're a Free Man」でのメロトロンの音は非常に深みのある音で、曲のメロディーも哀愁があって非常に素晴らしい。泣きのギターもぐっときます。揺らめく感じの音がとても幻想的です。賛否のある「I'm Just a Singer (In a Rock and Roll Band)」が最後の曲となる。ムーディー・ブルースの殻を破った瞬間であり、終わりと始まりを示したかのような曲です。曲調はけっこう緊張感のあるハード寄りの曲で、けっこう怒濤な演奏です。このアルバムはどうやら賛否両論のようですが、私はこれが一番名盤だと思います。初心者には聴きやすく、甘いメロディーも多いし叙情的な響きもある。完成度もほかの名盤と比べてすごく劣るわけでもないので、ムーディー・ブルース初心者はぜひこれを。
後期ジェームス・ギャング、後期ディープ・パープルを渡り歩いたギタリスト、トミー・ボーリンのソロ・アルバム「ティーザー」。このアルバムがきっかけでディープ・パープルに加入することになる。そのためリッチー・ブラックモアとよく比較され、まともに評価されないこともあった。まずこのアルバムは参加者がすごい。後にTOTOを結成するドラマーの故ジェフ・ポーカロ、パーカッションをジェネシスのメンバーであるフィル・コリンズ、ジェフ・ベックとの共演で有名なシンセ/ピアノのヤン・ハマー、サックスはスティーヴィー・ワンダーやデイヴィッド・サンボーン、などなど。そしてプロデューサーはデイヴィッド・フォスターだ。後に活躍される方々がこんなにも大勢いることからトミーがミュージシャンの間で評価されてたことがよく分かる。1曲目「The Grind」は持ち味のファンキーなリズムでサウンドはなかなかヘヴィな曲。しっとりとしたメロディーもあり、ギター・ソロもきまってる。トミーの歌はうまくなくても自信のサウンドによく合っている。「Homeward Strut」はジェフ・ベックのようなフュージョン系の曲。デイヴィッド・フォスターのシンセが分厚いが、トミーのギターは埋もれることなく素晴らしいプレイを聴かせてくれる。「Dreamer」はデイヴィッド・フォスターのピアノの美しい響きとトミーの甘い歌声が非常に素晴らしいバラード。「Savannah Woman」はボサノバ風ロック。大人の雰囲気たっぷりで、ここでのトミーのギタープレイは最高なものを聴かせてくれる。表現豊なのでずっと聴いていたのだが、曲が短いのが残念だ。「People,People」はレゲエ調の曲でまた幅広い一面を見せてくれる。「Marching Powder」はジャズ・ロックなインストで、トミーのテクが炸裂。ジェフ・ベックよりもワイルドなプレイを聴かせてくれます。「Wild Dogs」は中期ツェッペリンがやりそうなメロウなロック。スライド・ギターの響きが非常に心地良い。ラスト「Lotus」はハードなギターが入るものの、穏やかで落ち着いた感のある曲。フェード・アウトがなんかもの凄く寂しい。このアルバムはトミー・ボーリンの魅力がすべて詰まっている作品で、捨て曲無しのこれぞ名盤と言える作品です。25歳という若さでこの世を去りましたが、残された作品は永遠の輝きを放ち続けるでしょう。
ゲーリー・ムーアのJETレコード時代の作品「ダーティー・フィンガーズ」。なぜかお蔵入りになってしまったため、幻のアルバムとなっていた作品です。メンバーはボーカルはチャーリー・ハーン、ベースはジミー・ベイン、ドラムがトミー・アルドリッチ、キーボードがドン・エイリーとかなり豪華だ。さらにプロデューサーはクリス・タンガリーデス。1981年に完成していたが、お蔵入りのせいで1983年にやっとで日本でのみリリース。こんなに完成度が高いのにお蔵入りになったのか謎だ。まずは1曲目「Hiroshima」は哀愁ある疾走曲。HM的でギター・ソロはなかなかクレイジー。なぜか中華風のメロディーが出てくるのだがそれは良しとしとこう。チャーリー・ハーンのボーカルがけっこう弾けていて素晴らしい。タイトル曲「Dirty Fingers」はヴァン・ヘイレンのうようなインスト・ソロ。クラシカルなメロディーをクレイジーに弾きまくる短い曲ですがかなり衝撃的です。Don't Let Me Be Misunderstood」はアニマルズのカヴァー。ゲイリーの手によってHM的な曲になっておりなかなかカッコイイ。チャーリーの最後の絶叫も最高です。「Run To Your Mama」はメロディックなブリティッシュ・ハード・ロック曲。始めのほうのメロディーがアレに似てますね。シャッフル・ビートで覚えやすいメロディーなのでけっこう好きです。「Nuclear Attack」もどこかで聴いた感じの曲だが、もしかしてこれが基にあの北欧メタルの名曲が生まれたのだろうか?。哀愁のあるハード・ロックで、キーボードが入ってくるとドラマティックな雰囲気になる。「Really Gonna Rock」はとてもクレイジーな疾走曲。HM系な曲なのでゲイリーのクレイジー・ギターが炸裂する。「Rest In Peace」は哀愁たっぷりのバラード。素晴らしすぎる泣きのメロディーに思わず涙。完璧です。このアルバムはけっこうHM寄りで、捨て曲も無くほんとに完成度が高いです。ファンは必ず聴くべし。