久しぶりに、搾り出されるように泣いた映画だった。
最近寅がお昼寝をほとんどしてくれない日もあり、そんなときはちょっと外で遊ばせた後、ビデオ屋さんに行きレンタル。部屋におもちゃを広げ、なんとなく遊びながらビデオを観たりもする。
涙をこぼすママを不思議そうにみながら、よしよしと頭を撫でてくれた。
年老いても未だに夜の生活があり、とても愛し合っている夫婦。しかし、徐々に奥さんのほうに異変が。物忘れが激しくなってきてしまい、痴呆症とわかる。
進行していく病気を自ら感じ、施設に入ることを決断する妻。しかし夫は長い間ずっと共に生活をしてきたので、最後まで行かないでくれとしぶるのだ。でも、夫のお荷物になりたくないからと強い意志でそれを振り切る妻。両方の気持ちは痛いほどわかった。
施設に慣れるために一ヶ月は面会謝絶、電話連絡も駄目。その山はとても大きく、その結果、信じられないような展開に。
花束を抱えて、久しぶりに妻のもとを訪れた夫に、まるで変わってしまった妻がうつった。
夫の存在を忘れ、同じ施設内に恋人をみつけ、一生懸命そのお世話をしていたのだ。
最初は信じられず、とてもショックを受けた夫だったが、その後の行動に泣けてしまった。
毎日のように施設に通い、妻の好きなようにやらせてあげつつも、愛情を忘れず見守ってあげる。そして、恋人が施設を出てしまってからひどくふさぎこんでしまった妻のために、頑張ってその恋人を連れ戻そうとしてあげるのだ。。。
普通に考えたら、なんておかしな展開なのかと思うかもしれないけれど、本当の愛情ってそういうものなのかもしれない。
「愛する人が幸せになってくれれば、それでいい」というのが、本当の愛情なのだろう。
私は、そんな愛情を夫に向けられるか自信が無い。
夫が具合を悪くして寝込んでいるときでさえ、献身的な介護をしてあげるどころか、大きな荷物が転がっているかのように扱ってしまうときもある。
逆に私が具合が悪くなると、夫はいろいろやさしくやってくれるのに、、、。
私たちが結婚してもうすぐ8年。子育てをしていると、本当にあっという間だなと実感している。10年があっという間だとすると、その後の10年もあっという間なのかな。
子供が大きくなり家を出てからのほうが長く感じるものなのかな。
この映画の夫から妻への愛情に、涙し、自らを考えさせられた映画だった。
監督はあの「死ぬまでにしたい10のこと」の可愛らしい女優サラ・ポリーらしく、ビックリ!まだ若いのにすごいセンスだ。
今結婚している人に、是非みてもらいたい映画だなと思う。


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