日本が戦争に負けるまではほとんどすべての結婚はお見合い結婚でした.恋愛結婚は珍しくて子供が出来た場合、または貧しくてお仲人さんが相手にしてくれない場合に限られており、90%ぐらいはお見合い結婚でした。恋愛結婚の比率は5%くらいで、残りは夫に死なれた嫁が夫の兄弟が独身の場合、独身の兄弟と再婚したり、その逆で妻が死んだとき死んだ妻の姉妹が独身の場合その姉妹独身の姉妹と再婚したというケースです。それでいて離婚率は世界でもっとも低い方でした。戦前は離婚は地域社会のビックニュースでした。
アメリカ軍の占領政策で家の制度が取り壊されアメリカが恋愛結婚を奨励してから恋愛結婚の件数は伸びつずけ、ついに昭和35年ごろ恋愛結婚の数がお見合い結婚の数を抜いてから、日本の離婚率は急激に伸びつずけ、お見合い結婚が珍しくなった今では、日本の離婚率は世界的にみても一番高いグループに属するようになってしまいました。
なぜお見合い結婚は離婚率が低かったかと申しますと日本人はカカア天下族と亭主関白族とに二分されていることをお仲人さんはよく知っていてお見合い結婚の場合カカア天下族と亭主関白族とが間違って結婚しないように交通整理をしていたのです。
ベテランのお仲人さんはこれから引き合わせる本人同士とその両親の本姓(結婚前の姓)と祖父母の本姓を聞いただけで本人同士の結婚後の夫婦仲を正確に予言できるのです。これが当たり前でべつに不思議でもなんでもありませんが、今ではこれが出来るお仲人さんが少なくなり、両家の苗字を聞いても相性の良し悪しが判定できないお仲人さんが当たり前になってしまいました。ですから本来は離婚が無いのが当たり前のお見合い結婚で離婚が起こる椿事がひんぱんに起こるようになってしまったのです。

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