2017/9/19

CDが届いた  音楽

予約していたCDが届いた。発送のお知らせが15日に来て、都内の方は16日に続々届いていたが、ウチには17日に届いた。

フランスのオペラ、のアリアが収録されている。

知っている曲は「ウェルテル」の「春風よ、なぜに我を目覚ますのか」、「カルメン」の「花の歌」、「真珠採り」の「聖なる神殿の奥深く」くらい。

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オペラは奥が深いというか、広い、というか、知らないことばかり。

オペラ通の方々はどうやって勉強したのだろう。音楽大学とか?若い時から聴き続けたからかな。

私のようなニワカ、ミーハーファンは、知識が全然追いつかない。もっといろいろ聞かないといけないね。

ホフマン物語と、トロイアの人々は録画があるから、何度も見よう。

この中では、やっぱり「聖なる神殿の奥深く」が一番好きだ。もともと大好きな曲だが、カウフマン&テジエだものね。

カウフマンさんのものだと、ホロストフスキーとのデュエットがYoutubeにあって、このblogでもリンクしたことがある。2008年モスクワのコンサート。

これ⇒ https://youtu.be/p2MwnHpLV48

この時よりも、ずっと声が柔らかで、余裕を持って歌っている、高音も美しい(ような気がする)。

テジエとの声の相性もいいし、本当にステキ。

エンドレスでずっと聴いていたい。
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2017/9/17

柏戦には行きませんでした  サッカー(マリノス)

柏戦には行くつもりだったが、雨が強くて、断念した。

清水戦と言い、なぜホームの時土砂降りの雨になるのだろう。行きはともかく、9時過ぎ、土砂降りの夜の道を歩くのは怖い。ころびそうだもの。

NHKでの中継もあるから、無理するのはやめた。

良い試合でしたね。前半は特に。

学のゴールも素晴らしかったし。山中君も古巣相手に頑張ってた。

前半の1−0は上出来と思った。後半になったら、攻められっぱなしで、ハラハラ。

このまま行くかなと思ったが、嫌な時間帯にFKを与える。

予感がして、思わずチャンネルを替えてしまった。入れられるような気がした。

娘も、同じく、チャンネルを替えたそうだ。

たぶん、スタジアムにいた人たちもそう思ったのではないの?

FK自体は見事なものだったらしいが(見てない)、でも、あんなところでファウルはいかんね。喜田くん、審判に文句言う前に反省してください。

マリサポさんの感想・評価を見ると、モンバエルツ監督の1枚残しての選手交代策に不満が多いみたいね。

それは結果論でしかないと擁護する人もいるけれど。

しかしさ、点が取れない病は困るよ。1−0で勝つのがマリノスの伝統と強がっても、勝たなくちゃ意味ないし、得点は多い方が良いのに決まってる。

最近は、試合もあまり見に行かないし(年チケあるのに)、応援もあんまりしない(去年までは旗も振ったし、手拍子もしたし、チャントも時には歌った)私が何かを言うのは僭越なんですが。

でも、優勝したいよね〜。ほんとに優勝したい。何が足りないのでしょうか。

で、磐田も1−1の引き分けだった。なんなの、この符合。

1点目の得点。俊輔のFKのボールの軌道を見るとため息が出る。あれがマリノスのものだったんだよねぇ。今年の期待薄のセットプレーよ(涙)。

と、また未練ですね。もう、私、サッカーのことを書くの止めようかな。おんなじことばかり書いてる。

ところで、俊輔さん、5番目のお子さん誕生おめでとうございます。4人男の子だから、一人くらいサッカー選手になるよね。それも一流選手。たった一人のお嬢さん、可愛くてたまらないだろうなぁ。

と話が逸れたところでおしまい。
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2017/9/13

マリノス完敗&W杯出場(遅)  サッカー(マリノス)

そうそう、「オテロ」と「旅行」で、マリノスのことを書かなかった。

川崎戦はBSNHKで放送予定だったから、旅行中でも見られるな、と楽観していた。

が、宿の大きなテレビを、期待しながらONしたら、BSが映らない!ガーン。

で、twitterやスポナビ頼りとなった。

すぐにスマホが鳴り、川崎先制点。

次に鳴ったら、また川崎。twitterのマリサポさんも「まだまだこれから」と悲痛な激励。

更にスマホが鳴ると、なんと3点目取られているじゃないか。勝てば、2位確保で、鹿島を追撃できたのに、肝心の時にだめだなぁ。

一方、磐田も下位の札幌に取りこぼし。こちらは小野ー俊輔対決が楽しかったようだ。あ、兵藤とも対決だ。

マリノスは5位になってしまった。

家に帰って録画した川崎戦は削除した。敗戦は見たくない。戦術分析家じゃないし、単なるファンなので。ハードディスクの余裕も少ないし。

次、柏戦頑張って、上位に食らいいて行け!10月の磐田戦には行くよ〜

一方、遅くなりましたが、日本代表W杯出場おめでとうございます。

友人たちが埼玉スタジアムに行っていて「最高!」とメールをくれた。

この試合で活躍した井手口。マリノスは昨年2点もミドルシュートを決められている。2011年天皇杯準決勝では久保に決められているし、マリノスを泣かせた選手が代表戦では活躍するわねぇ(くそっ)。

この試合は本田が出場していないだけでも、ストレスが少なかったよ

最終予選最終試合、ウズベキスタンー韓国戦はどちらかが点を取るまで見ようとして、結局0−0だったから、最後まで見てしまった(眠い)。

韓国は知ってる選手も多かった。しかし、シュートを打っても打っても決まらなかったねぇ。

シリアがイランと引き分けたので、韓国の2位抜けが決定。ウズベキスタンは敗退。

日本がサウジに負けたので、サウジがW杯出場を決めた。

サウジは日韓以来だという。横浜国際競技場にサウジ対アイルランドの試合を見に行ったよ。ロビー・キーン、ダフ、とか懐かしいね。一方、サウジはドイツに8−0で負けたっけ。クローゼが一躍注目を集めた試合だった。

日本が負けたことによって、オーストラリアはプレーオフに回った。ミロシュがいるから、オーストラリアにも頑張ってほしい。ロシアW杯にマリノスの選手と共に出てほしいな。マリノスからも日本代表に選ばれてね。期待している。
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2017/9/12

ROHシネマ「オテロ」2回目  音楽

大人倶楽部4日間乗り放題切符がまだ使えるので、横浜線で鴨居まで、「ららぽーと横浜」へ行った。

また「オテロ」を見に行ったのだ。

2度目の方が良かったですね!!

前は次の展開が読めなくて(もちろんストーリーは知っている)、せりふについていくのが精いっぱい。

で、前回の何故オテロはかくも簡単に騙されてしまうのか?という疑問。

イアーゴは部下とはいえ100戦も戦った戦友、苦楽を共にした戦友は一般的に言ってとても信頼し合うという。まして奸智に長けた人物。

一方デスデモーナは生まれも育ちも違う、ベネチアの美しきお嬢様。

オテロはムーア人であり、軍人として優秀であっても女性の事は分からず、ましてベネチアのお嬢様に愛されて有頂天になっても、あまり彼女のことは理解してなかったのだ。

そう思って、「オテロ」2回目を見た。

そうすると、オテロの狼狽、疑い、微かな希望、錯乱、狂気が自然に思えてきた。

今回は歌を中心に鑑賞した。ほんとにすばらしいわ。

Operawire紙の評 専門家はこういう風に批評する。
〜いつもお世話になってる「ヨナス・カウフマンとオペラの魅力」さんの記事からです〜

「カウフマンの声には素晴らしく美しい音色がある。しかも巧妙なレガートから粗暴で荒々しさみなぎる声まで自由自在に出すことができる」

「“Gia nella notte densa” 『夜も更けた』。ヴェルディが求めるようにデリケートで滑らかに歌うのは難しい。カウフマンは滑らかに愛撫するようにピアニッシモから次第にクレッシェントして歌ったが決して大げさにはならず、アグレスタの透明なトーンに合わせ上品に歌っていた。”Un Bacio” 『接吻を』で音楽が最高潮に達する、カウフマンは暖かい声でアグレスタの滑らかな声にあわせて歌った。歌の最後二人は観客に背を向け寝室へと去って行くが、二人の声は夢の様に溶け合っていた。」

そうなんだよねぇ〜。

「(2幕)彼はデズデモナとの二重唱を滑らかで熱っぽく歌い始めるが、そのフレージングはすぐにきれぎれになり、感情が昂じ暴力的で粗野な高音になって行く。ただし彼はやたらに大声で叫んだり声を張り上げるような歌い方はしない」

「“Dio mi potevi” 『神よ、私に(ありとあらゆる悪しきものを)投げつけても』 は透明なトーンでしかもピアニッシモで歌われ、1フレーズ進む毎に更に美しく聞こえた。」

「 “Nium mi tema” 『私を恐れるな』 から “E tu…come sei palida!” 『おまえは、何と青ざめて』 のラインをいとおしむように抑えて歌った。彼の声は弱まるが張り詰めたような情念にあふれていた。ついに自刃する時、彼の声は劇場中に響き渡りオテロの後悔と苦痛の念が感じられた。」

そうなのよ〜。

ニューヨークタイムス
「歌い手が消耗する第2幕の終わりでも彼の歌は滑らかで高音は安定していた。最も印象的だったのはどの箇所でも彼の歌い方がとても安定していたことである」

優しく繊細に歌う時も、猜疑心に苛まれ怒りの激情に駆られた時も、その表現は安定し冷静だったということ。

2度目は他の共演者はあまりどうでもよくて、ヨナス様だけ集中したわけ。でも、カメラが映してほしいところを映してくれないので、ちょっとイライラする時もあった。

それと、字幕に誤りがあると指摘されていた。

そうそう、イアーゴ役の方について
「着物でオペラinロンドン」さんが「Otello by Verdi のドレスリハーサル、待望のカウフマンで新プロダクション」で「イアーゴは、全く悪くはないけれど、一本調子で飽きてしまう歌唱と演技」、別の記事でも「やっぱりイアーゴが残念といつも思いました。声の魅力も迫力も演技のカリスマ性もスケールが小さい」と書いていて、同じように感じる方がいるのね、と一安心。(良かったという評も多かったので)。

実際の舞台を見られた方は、やっぱり「生」の方が格段に上とのこと。顔のアップがなくても、劇場で見る方がずっといいよね。

ということで、一度、ヨナスさんのオペラを見てみたい。また、同じ言葉だけど、叶わぬ夢でもあるな。
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2017/9/11

15000円の旅2日目  旅・散歩

二日目。今日は酒田へ行く。ここも行って見たかった街。

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特急。指定席は進行方向右側が満席。

つまり「笹川流れ」を見るため。海岸線です。
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日本海は穏やかだった。線路わきにはススキの穂。

庄内平野は実りの秋。
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どこまで行っても稲穂の波。東京地方は冷夏だったが、こちらは大丈夫だったのだろうか。豊作に見える。

天気はいまいち。出羽三山もはっきり見えず、鳥海山は裾野だけ。酒田方面へ黒い厚い雲が見える。

酒田駅に着くと、突然の雷雨。ゴロゴロピカピカザーザー降り。レンタル自転車で回ろうと思ったが断念。

酒田と言えば、山居倉庫。タクシーで行き、あとは徒歩だ。
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米貯蔵倉庫。ここでも吉永小百合さん大人倶楽部宣伝ポスターが撮影された。

「おしん」でも有名になったところで、おしんの像やポスターが貼ってあった。

お土産物店の奥にギャラリーがあり、簡単な酒田の歴史が紹介されていた。北前船で本当に繁栄したのだなぁと思った。江戸時代の全国湊番付表を見ると、「日本海側」の港がずらり。江戸時代の海運業、山形、新潟、富山、石川の繁栄ぶりがわかる。その後、鉄道の発展で物流は東海道側に移ってしまったのだろう。

米資料館で、驚いたのは、女性が米俵を5俵も背負っている写真。一つ30キロとしても150キロ、そんなにも背負えるものなのだろうか。激しく厳しい労働だ。

酒田といえば、本間様

ウキペディア「酒田本間氏」の項参照
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本間家住宅玄関先の赤松。樹齢400年だそうだ。

この住宅は本間家がお殿様を迎えるために作ったものでたった2泊のために5〜6年かけて作ったとか。その後は拝領したそう。住宅は武家用と商人用の二つの部分に分かれていて、本間家は商人用の部分しか使わなかったという。

説明の方がとても慣れていて流れるようなお話だった。聞いてわかったのは、あれだけの金持ちと言われた本間家も謙虚な生活をしてたこと。

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本間美術館の清遠閣。コンパクトだが均整の取れた庭園だった。

酒田はたびたび大火に襲われたせいか、街並みは平凡。村上の方が面白かった。

酒田に来て初めて知ったのは「酒田はラーメンの街」ということ。魚で取っただし、しょうゆ味のアっサリ系。

入ったのはこの店。年配ご夫婦二人でやっているこじんまりした店だ。
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ひっきりなしにお客が来る。食べたのラーメンは、ちょっと麺が延び気味で、いまいちでした。

考えてみれば、私は新潟は小出までしか行ったことがなく、新潟市は初めて、日本海側の鉄道を走るのも初めてだった。

京都奈良ばかりでなく、こういう地方都市を訪ねる旅もいいですね。
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2017/9/10

15,000円の旅1日目  旅・散歩

JR東日本大人倶楽部に4日間乗り放題15,000円切符がある。新幹線も特急の指定席(6席)も乗り放題。ただし、乗客・観光客の減る季節限定だ。

夫がこの切符を気に入って、すでに3回行っている。季節が良いので、4回目に私も同行することにした。

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MAXとき

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弥彦山と田んぼ

新潟で乗り換え、村上市へ。一度来てみたかった。

市内循環バス100円で大町下車。

まず腹ごしらえ。「海鮮一鰭」海鮮どんぶりを食べた。まず感じたこと。

お米がおいしい!!地元岩船米(コシヒカリ)とのこと。

このお店は本棚に囲まれている。恩師の蔵書を引き取って図書館のようにしているとのこと。漱石、鴎外、茂吉、森銑三、三田村鳶魚の全集、蘆花日記、司馬遼太郎、丸谷才一、松本清張、村上市史、中公世界の歴史など壁一面、隣の部屋は岩波文庫等文庫がずらり。面白いお店だった。

次は、

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有名な塩引き鮭。

吉永小百合さんのポスターでも有名
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千年鮭きつかわ。とても親切に説明してもらった。

鮭の試食で、喉が渇いた。店にあった「天然水」がおいしかった。

蔵の本堂が珍しいという「浄念寺」に寄り、道をプラプラ歩いた。

すると「手仕事展」の文字が目に入ったので、店に入ってみた。そこは呉服店で、手仕事は「科布」「山ブドウの籠」だった。

科布は木の繊維で編んだ布だ。手間がかかるので、今は技術を継ぐ人も少ないとか。夫が600円のしおりを買った。他のものは高価でとても手が出ない。

私は山ブドウの蔓のキーホルダーを買った。1080円。山ブドウの籠や、花器もあったが2万円とか、これもまた高価。このキーホルダーは早速リュックのファスナーにつけた。ファスナーが探しやすくなり便利。長く使っていると艶が出て来るそうで、楽しみだ。

このお店で、科布や山ブドウの籠作りについて、話が聞けてよかった。それと、村上市は成人式が夏なので、成人式用の和服が売れないのだとか。

鮭の他、村上と言えば、堆朱にお酒。

村上堆朱の店へ。気に入ったお猪口は8000円。お箸しか買えない。夫婦箸を買った。5400円。これで、死ぬまで箸を買わないで済むだろう。

最後に酒店。ここは町屋見学も兼ねている。築200年近い。家の奥行が20m位ある。

村上のお酒は「〆張鶴」と「大洋盛」が有名。で、「どちらがお奨めですか?」と聞くと、お店の人「最初に言っとくと、ウチは〆張鶴と親戚なんだよ」(笑)

で、いろいろ詳しく説明してくれたので、〆張鶴の3種類、小さい瓶のを買った。

村上の方々はとても気さくで、お話をしていてとても楽しかった。

町屋めぐりが観光の目玉でもあるが、見たのはこの酒店だけだ。通りを歩いていたら、「鍛冶屋」さんがあった。

村上市は色々なお祭りや、イベント(トライアスロンとか)、街めぐりの提案など様々な工夫をしている。

でもやはりシャッターの下りてる店も多い。「売り出し中」の紙が貼ってある。

村上は城下町なので、町名が鍛冶町、肴町、寺町、大工町とか職業別、つまり、武士の住む場所、商人、職人の住む場所が決まっていたのだろうな、今もその名残があったら、ちょっと辛くないだろうか、と思った。封建制の名残りはないのかな。

宿泊は瀬波温泉。

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蒸気が上がっている所が湯元。

この旅館から10分くらい歩くと海岸に出る。瀬波温泉の稼ぎ時は夏の海水浴時期だという。

ホテルは、今日もまだ夏休みの延長で、満室だそうだ。

私は知らなかったが、有名な温泉とのこと。

1日目はこれで終わり。
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2017/9/8

ROHシネマ「オテロ」1回目  音楽

待ちに待ったロイヤルオペラハウス「オテロ」ライブビューイング公開日。やっぱり初日から行かなくちゃ。TOHOシネマららぽーと横浜へ。8時半の電車に乗った。

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観客数は30名位かな。ほとんど女性。男性はご夫婦2組の2人と一人鑑賞の方1人。

映画の上映が始まると、まず女性アナウンサー?が、ROH2017-18シーズンの紹介や、「オテロ」の情報サイトの紹介、練習風景、インタビューなどがある。

来シーズンの演目のバレエ予告を見ると、私はバレエを見る習慣はないけれど、音楽とあの美しいバレエダンサーたちを見たいなと思ってしまう。

開演前のロイヤルオペラハウスの1階観客席は、やはり白髪、禿が目立って、「オペラ」は豊かな高齢者のモノなんだなぁと思った。

だからこそ、映画上映はありがたい。それに、宣伝の言葉のようにキャンセルなし「映画なら必ず会える」。

オペラ上演開始。

イアーゴが一人舞台に立つ。白い仮面と黒い仮面を持ち、高笑いし、白い仮面を投げ捨てる、と同時に音楽が鳴りだす。イアーゴがすべてを操る、という演出なんだろう。

最初の「嵐」の場面のオーケストラの迫力。コーラスの大迫力。

そして、勝利の将軍「オテロ」の輝かしい登場。「Esultate!」響き渡る声、かっこいい。

練習風景の時はカウフマン、おなかがかなり出てるな、と思ったのに、時代物のコスチュームを着ると、全然おなかが目立たない。ほんとにかっこいいのよねぇ。

ついで、カッシオがお酒を飲まされて、刃傷沙汰(←歌舞伎みたい)になる。この時の合唱も迫力だった。

カッシオを見てて、「あぁ、そういえば、ヨナスさん、カッシオを演じたこともあったな」と思い、ヨナスさんのカッシオを重ねながら見てたわ(ミーハー)。

これ↓ 2004年じゃ、もう13年も前、34歳か。このカッシオじゃオテロも嫉妬するわね。


この刃傷沙汰をおさめるオテロは冷静有能な指揮官で、この後の錯乱はちょっと予想できない。

で、美しいデュエット「既に夜も更けた」。それまでの嵐や酒場の激しい音楽に比して静謐、しみじみ、うっとり聴き惚れた。収録時、思わず「ブラビー!」と叫んで「しーっ」と言われている人がいたね。収録中はブラボーや拍手は禁止なのかな。

そして、デスデモーナへの疑念が生じてくる2幕。もうすごかった〜。

イアーゴとの「復讐2重唱」のあと、よろめき、絶望的な表情のオテロ、照明が消えた途端、悲鳴のようなブラボーだった。大拍手。

休憩16分。幕間映像で指揮者パッパーノとヨナスさんの対話がある。興味深かった。「声帯が3組くらいほしい」とのこと。

追記:これも動画があった。
https://youtu.be/sI-hwIcGgsU

3幕は一人舞台に立つヨナスさん。観客(映画の観客も含めて)視線を一身に集める。ちょっと画面が暗くて、見ずらいのが残念。

この後はひたすら、疑いと否定したい気持ちと、嫉妬に苦しむオテロ。この感情表現、心理表現、「ウェルテル」の時を思い出した。考えるとワーグナーは英雄物語だから、あんまり細かな感情の揺れを表現することはないんだなぁと思ったり(←素人意見)。

デスデモーナのマリア・アグレスタさんは思ったより背が低くて(ハルテロスさんも、ウェストブルッグさんも背が高い)、ヨナスさんとよいバランスだなと思った。

「柳の歌」とか「アヴェ・マリア」とか可哀想で、あんまりじっくり聴いてられないのね。

で、アグレスタさんはザルツブルグ「道化師」に続いて、ヨナスさんに殺されちゃうのね。

イアーゴの悪事が露見する場面はあっさり。

オテロの最後の場面。まさに絶唱。「もう一度キスを」キス=Bacioバーチョの「チョ」は音ではなく、吐息、で絶命。血がぽたぽた流れ続けてた。

イアーゴのヴラトーニャは最初の方、目つきとか、動きとか「悪」そのもので、巧いなと思っていたのだが、最後まで同じ演技、歌も、難しい歌を歌ってるだけ、で一本調子だなと思った。

ヨナスさんの演技だけじゃない、歌そのもの、声質、発声、息継ぎ、すべてで、細かく心理表現をするのは誰にもできるもんじゃないんだな。傑出している。

でも、見終わった後、何故オテロはこんなに簡単に騙されちゃうんだろうというのが、引っかかりとしてあった。リアルな演技であればある程、オテロの劇の設定そのものがリアルじゃないとうか。

漱石の「行人」でも妻の不貞を疑う主人公に、そんな心配なら、本人と話し合ったらいいじゃんか、と思ったのと同じ。

疑いと嫉妬で悲劇を引き起こす前に、ちゃんと妻と対話しなよ、とか、周囲の意見も聞けばいいのにさ、と思ってしまったんだよね、現代人は。

でも、音楽が素晴らしかったので、もう一度見たい。音楽が耳から離れない。

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