2017/2/19

偉大「動物のお医者さん」  本・文学

twitterを見ていたら、「動物のお医者さん」で盛り上がっていた。



本当にね。



元ネタは「アフリカの呪術師」と対決し電子マネーを導入した企業の話なのに、「アフリカの呪術師」に反応した多くの人が「漆原教授」を思い浮かべたという。

ついには「togetterまとめ」までできた。



この「まとめ」の中で皆が触れている、どれも思い出せる。



合唱団の人がtweeetしているのが笑えるけど、私も「トスカ」というと「動物のお医者さんを思い出すよ。

本当に偉大な漫画だ。
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2017/2/18

インフルエンザ中に読んだ本  本・文学

インフルエンザにかかった。何年振りだろう。

予防注射もしていたし、手洗いうがい励行していた。人混みにもあまり出ないようにしていた。

まぁ、発症というか喉が変だと思ったのが、孫たちが帰ってぐったりしていた月曜日。発熱は翌日夕方。

疲れたのかな。

夕方、急に熱が上がって、それでも38.5度までで、翌朝には平熱になっていたから比較的楽だった。39度台が続いたり、頭痛、関節痛、筋肉痛が伴うこともあることも考えれば、この程度で助かった。

医院でイナビルを処方してもらい、ずっと安静にしていた。横になっているしかないので、フランスラジオ局のオンデマンド「ローエングリン」を聴いていた。2幕のあたりで寝てしまい、3幕になって目が覚めて聴いた。つまりローエングリン=ヨナス・カウフマンさんの出ている所ですね。

起きられるようになってからも、「安静」との指示なので、ずっと家ごもりしていた。

で、読書。「シューマン」の伝記、「ワーグナー」の本、そして、
植本一子さんの「家族最後の日」



安保法制反対や反原発で姿をお見かけしていたラッパーのECDさんの妻で写真家植本一子さんの著書だ。お母様との絶縁、義兄の自殺、そしてECDさんの癌闘病が書かれている。

ECDさんは島崎ろでぃさんの写真集「銃弾ひきがね」で文章を添えていた。

これがとても優しい視線で、なお且つ的確でとても印象に残った。
2016年2月13日の記事に書いた。
(あ、まだほんの一年前か)

特にこの部分。
*****
給水クルー、医療班、見守り弁護団、これらのひとびとは抗議の声をあげるひとびとを守るためにそこにいた。そして、そうした役割をかってでたこれらのひとたちだけでなく抗議に参加したひとびともまた、これらのひとびとと寸分違わぬ機敏さで近くで何かトラブルがあればためらうことなく行動した。

車椅子のかたがいればその通行を助けたし、道を空けるよう大声をあげることもためらわなかった。そんな場面を何度も見た。

残念ながらそうした光景は僕らが日常を暮らす街の中ではそう当たり前のように見ることができるものではない。デモの中ではデモの外よりも間違いなく「よりよい社会」が実現していた。

しかし、これは最初からこうだったわけではない。(中略)

僕はデモの中が現実社会より自由であるべきだとは思わない。しかし、こんなふうにしてデモの現場で育った「よりよき社会」は僕たちの大きな財産だと思う。

*****(原文は改行でないところも改行しました)

ECDさんは進行癌で、余命宣告もされているという。

この癌闘病の項は日記なので、日常生活の細々(こまごま)したこと、感情が赤裸々に書かれている。心の細かな動きを繊細に写し取っている。周囲への愚痴、すれ違いも隠さない。

お子さん二人、夫の闘病、どんなにきついだろう。

それでも、彼らを支える人たちの多さ、付き合いの濃密さ、これは驚くばかりだ。私はこんなに人と深いつながりはない。

仕事、保育園の送迎、子ども達の世話、家事、こんなにも女性は働き、精神的にもいろんなものを背負い込んで生きているのだ。

そして、大変な毎日なのに、読書し、時間があれば美術館にも行こうとしている。

どうか、ECDさんの癌の進行が遅くなり、もっと長く家族とともにいられますように。

神様仏様は、なんで、こういう人たちを奪っていくかなぁ。もっと人々に大きな苦しみや痛みを与えている権力者、金持ちはいるのに。

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2017/2/13

ラジオ放送で  音楽

2泊3日でお泊りに来ていた孫たちが帰って、今日は腑抜け状態。

で、フランスの放送局で放送中の
パリ・オペラ座「ローエングリン」を聴いている。

朝早くから聴いていて、さて、一番の聴きどころ「遙かな国に」の所で、ネットが途切れて、改めてつないだけど、また最初からになってしまった。

もういいのだ。今日はずっとこれを聴いているだけで。

https://www.francemusique.fr/emissions/dimanche-l-opera/lohengrin-de-richard-wagner-choeur-et-orchestre-de-l-opera-de-paris-dirige-par-philippe-jordan-31716

前よりヨナスさんの声がパワフルになっているような気がする。

音だけなので、場面はミラノ・スカラ座の映像を思い出しながら聴いている。

今1幕目の決闘が終わったところ。ソリストと合唱団との大合唱すごい。いつも鳥肌が立つ。

最後まで聴いた。

エルザが約束を破ってしまうところ〜「はるかな国に」そして「Mein lieber Schwan」。

もう最高だね。あまりに素晴らしくて、ラジオだから音だけなんだけど、涙出た。

一度でいい、コンサート形式でもいい、ヨナスさんの「ローエングリン」を見に行きたいものだなぁ。

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2017/2/10

オペラ蝶々夫人  音楽

しばらくコンサートに行っていないので、オペラを見に行くことにした。

冬は雪が降ったり風邪を引いたりするので、余り前からチケットを取っておくのは危険。

それで、3日前にチケットを取った。まだ、多少席が残っていた。

蝶々夫人は「あらすじ」がねぇ。屈辱的に思えて好きではないのだ。

しかし、もうずいぶん前に蝶々夫人特集をテレビで見て、音楽に「お江戸日本橋」のメロディーが取り入れられたり、蝶々夫人が武士の娘の誇りを持っていたことなどを知って、少し見方を変えた。

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蝶々夫人は明治になり、武士の娘が芸者となり、その後アメリカ軍人の妻となる。武士の娘の誇りは、父から譲られた短刀が示す。

伯父が仏僧で、ピンカートンへの愛からキリスト教に改宗した蝶々夫人をなじる。蝶々夫人は親戚一同、近隣、同輩たちから縁を切られてしまう。

それ程の覚悟でピンカートンを愛し、待ち続け、金持ち男の囲い者に、の誘いもきっぱり断る。が、ピンカートンは裏切る。愛を失った以上、武士の娘の「誇り」が生きていくことを許さない。経済的にも困窮していた。

オペラが始まった時、舞台の高い場所に「星条旗」が翻っていた。かなり長いこと翻っていた。もうこれが今の日本を象徴しているようで、悲しかったね。

一幕目、蝶々夫人が登場する場面。その前に芸者たちが階段に並ぶ。みんな博多人形のようできれいだった。

この和服姿の女性たちの立ち姿、歩き方、お辞儀の仕方、座り方、つまり立居振舞がとても美しかった。

斡旋屋、女衒?のゴローも腰の低さとか、町人風情がよく出ていた。下男下女、書生、みな自然だった。

これが、とても安心なのだ。

ちょっと前ミラノ・スカラ座の「蝶々夫人」を見ていたから余計そう思えた。

もう外国で演じられるのは「どこか地球上の日本に似た国」「ファンタジー」の世界と割り切って、男女の愛の物語を音楽の素晴らしさで感じればいいのだと思う。

蝶々夫人の安藤赴美子さんは素敵だった。「ある晴れた日に」の熱唱、ピンカートンを待ち続けるいじらしさ、すべてを知って息子をピンカートン夫人に託す、その覚悟、気高さ、涙なしには見られなかった。。

やっぱ、子どもと別れさせられる話は辛い。泣けて仕方なかった。

ピンカートンは蝶々さんを忘れるだけでなく、蝶々さんが待ち続けていたことを知って「合わせる顔がない」と逃げる。最低。イタリア人テノールのマッシさんは、体格が良くて、あんまり深いことや細かいことを考えない能天気な男の雰囲気をよく出していた。

(ヨナス・カウフマンさんが「テノールはヒーローや恋人役が多くて、悪役はやらないですね」の問いに「ピンカートンがいますから」と何かで答えていた)

考えてみれば、オペラのアリアというものを知ったのは「ある晴れた日に」だった。オペラの事がよくわからなくても「オペラアリア集」のCDを買ったのは「ある晴れた日に」が好きだったからだ。

そのCDで「椿姫」の「ああ、そはかの人か」や「トスカ」の「歌に生き愛に生き」、「ジャンニ・スキッキ」の「私のお父さん」を知ったのだ。

蝶々夫人は私のオペラの原点みたいなもの。だから、ピンカートン以外日本人キャストで、美しい舞台、音楽を味わえたのは幸せだった。
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2017/2/9

講演会ふたつ  政治

2月3日と6日、講演会に行った。

3日は海渡弁護士の「共謀罪」に関する講演。

共謀罪は既に3回廃案になった。あまりに無茶な法律だからだ。小泉内閣の時は委員会で強行採決直前までいったが、急に採決を中止したそうだ。

小泉首相と河野洋平議長の決断で決まったという。「平成の治安維持法を通した総理」と言われるのを小泉が嫌ったとか。

だが、アベはそんな知性も理性もない。

テロ防止に必要と与党は言いだしたが、テロ防止の法律は既にあり、そのことは国会の議論を通じて明らかになっている。国際条約締結にも共謀罪は必要ない。

担当の法相はまともに答弁もできない。

秘密保護法、共謀罪、通信傍受法(盗聴法)の三位一体で平成「治安維持法」は完成だ。何が罪になるかわからない、誰が対象になるかもわからない。

活動弾圧だけでなく、市民活動そのものの萎縮をもたらすだろう。権力はやりたい放題。民主主義国家などとは口が裂けても言えなくなる。

講演の前に「横浜事件」のDVDを見た。これは全くの冤罪だった。再審請求には資料がないとして免訴。つまり敗戦の時に都合の悪い資料は全部焼いてしまった。

この横浜事件の逮捕者に対する拷問は凄惨を極める。特に女性に対する拷問凌辱は犯罪そのもの。ひどすぎる。しかも取調官は戦後有罪になってにもかかわらず、恩赦で放免されている。

治安維持法は「国体の転覆」「私有財産の否定」を目的とする政治団体=共産党取締のためのもの、と言いつつ、共産党が壊滅すると、範囲を次々広げて、民主主義、自由主義、少しでも権力に疑問を持つものを弾圧していった。

本当にこの法律は許してはいけない。だが、「テロ等準備罪」とか言われると途端に賛成が増える。メディアは何をしているのだ!

6日は「おしどりマコケンさん&太田啓子弁護士のトーク」に行ってきた。近所の方に教えてもらった。

おしどりさんはちょうど5日深夜というか6日未明に日テレ「NNNドキュメント」でドキュメンタリーが放送されたこともあり、まさにグッドタイミングだった。時間が短かったので、ドキュメンタリを見て行って良かった。よく理解できた。

とにかく、東電会見に出続け、福島の健康調査検討会にも出席し、福島の人、避難している人、作業員とも親しく話をしている。

NNNドキュメントの後、彼らに対する誹謗中傷がひどいという。大学教授までそれに加わっているという。(教授は3.11の後「メルトダウンじゃないだす」と言ったあの人)

でも、誹謗中傷しても、何が間違っているとかは指摘できないんだよね。ただ叩いているだけ。

この「NNNドキュメント」で一番驚いたのは原発事故の記者会見でフリーの記者は指名されず、粘って指名されても質問すると、他の記者から「いい加減にしろ」「しつこいんだよ」と妨害されたということ。おしどりさんたちはこういう記者たちを応援した気持ちもあって東電会見に出席し始めたという。

私はこのblogの左、お勧めの本の所に弁護士の故日隅さん、フリーライターの木野さん共著「検証 福島原発事故 記者会見」を置いている。

太田弁護士は「なぜ、皆さん、共謀罪とか、改憲とか恐ろしいことが進んでいるのに普通の顔をしていられるのか」と嘆いていたけれど、私も同じ気持ち。

福島第一原発2号機では630シーベルト/hという人が即死するレベルの放射能が観測さえた。深刻な状態なのだ。

それなのに、原発再稼働されようとしている。収束の費用は先が見えない巨額なのに、オリンピックを開き、リニアを建設し、各国にお金をばらまいている(借款で日本の大企業に還流するらしいが)。

だから、今年はまた国会前や官邸前、集会やデモに行こうと思う。アベの望む日本になんかしてはならない。孫たちと遊んでいるとその気持ちをより強く持つのだ。

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2017/2/5

未来を花束にしてポスター  映画

映画「未来を花束にして」の感想を先日書いた。その時「なんていう邦題なんじゃ」と不満を描いたが、問題は邦題だけではなかった。

ポスターも大甘になっていたのだ。そもそものポスターはこちら
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ハードだ。日本のポスターはすみれ色に着色され柔らかな感じにしている。

キャッチフレーズは「MOTHERS. DAUGHTERS. REBELS.(母。娘。反逆者。)」

胸には「VOTES FOR WOMEN」のバッジがあるが、日本のポスターにはない。

闘う女たちなのだ。
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映画について知ろうとネットを検索すると、日本ではこういう画像が多い。
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なんかもう徹底的に無害化されている。

しつこく言うけど「世界の片隅に」のすずさんは、こういう風に「日本化=無害化」したい人たちにとって理想的な女性なんだよ。(原作漫画のすずさんはちがうにしても)。ケっという感じ。

海外ドラマに詳しいパプリカさんによると、テレビドラマもそうだって。


amazonプライム・ビデオで配信中のアメリカの番組。
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2017/2/4

フランスのラジオ番組  音楽

フランスのラジオ番組で月〜金ヨナス・カウフマンのインタビューと歌が放送された。オンデマンドで聴ける。

フランス語のインタビューに英語で答えているのだが、同時通訳?フランス語がかぶさるので、何を言っているか全くわからない。(かぶらなくても英語じゃほとんどわかりませんが)。

まぁ歌だけ聴ければいいのです。

2月3日(5回目)の放送内容が良かった。インタビューは内容が全く分からないので、どういう選曲なのかも分からないのだが、とにかく、この回の歌はみんな好き。
https://www.francemusique.fr/emissions/les-grands-entretiens/jonas-kaufmann-tenor-5-5-31503

アイーダ、ドン・カルロのラスト、ローエングリンのラスト、みんな好き。歌曲は名前がわからないけど、素敵

これだけをまとめたCDとかないかなぁ。

ところでまた表彰されたらしい。
Les Victoires de la Musique 2017

動画はこちら⇒http://www.france3.fr/emissions/les-victoires-de-la-musique-classique

追記:2月4日21時からクラシカ・ジャパンで2010年のバイエルン州立歌劇場「トスカ」が放送された。この時のカウフマンさんは2011年のロイヤルオペラの時よりもかっこいい。

他の歌手の間にいると光り輝いている。トスカ役がちょっとおばさんっぽいから余計そうだ。

演出は?のところもあった。スカルピアとトスカの場面はちょっと品がない。

ちゃんと録画しました。カラヴァドッシの場面だけ繰り返し見ることになりそう。
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