延々と北京ツアーの話を書いていたら、9月になっていた。
今日は夕方、三日月がくっきりすっきり見えていた。今日は暑かったが、空は澄んでいて秋の気配が漂っていた。
3〜4日前にツクツクホウシの声を聞いた。昨日まではミンミンゼミの声も聞こえたが今日はもう聞こえない。夜はすっかり虫の声だ。
最近は「ヒグラシ」の「カナカナカナカナ」の鳴声をとんと聞かない。山の方へ行かないともう聞くことはないのだろうか。
9月に入ったら、突如福田さんが総理の座を投げてしまった。自民党も末期症状だね。
福田氏がやろうとした「消費者庁」も「公文書館」も大事な、先進国であれば当然あるべきものなのだけど、だけど「メイン」の問題ではなかったと思う。
「環境」も大きな問題には目をつぶり、国民の私生活に口出すようなセコさが嫌だった(もちろんやれることはやってますよ)。
やっぱり、今は「安心できる生活」が一番の問題じゃないだろうか。私達にとっては介護や年金、医療は切実だ。うちの子ども達にとっては、「労働」の問題は大きい。「待遇」のこと=「賃金」「労働時間」や「地位の安定」など。
もし、何かあれば、今は余裕があるようでも、あっという間に困窮世帯になってしまう、そういう不安がある。
そういう「不安」を福田氏は感じていなかったように思える。「他人事」というのはそういうことだろう。
大体、世襲政治家はそういうことには疎いんだろうね。
ただ、福田さんには「保守政治家」としての筋はきちんと持っていたような気がする。エキセントリックな、扇動政治家にはならない、道をはずさないという安心感はあった。
地味で、「何もやらない」ようで、不人気だけど、保守政治家は「穏便」「妥協」が大切だよ。
人々に不満がこもっているような時代。わかりやすい敵を作って、攻撃性をそちらに向けることによって求心力を保つ、みたいな政治が行われやすい。
みんな小泉、石原、橋下とか好きだもんね。私は大大大嫌いだけど。
今の日本は、誰がやってもそう上手くは行かない。ここは我慢だね。「健康で文化的な最低限の生活を営む権利」を保障することをまず第一に考えて政治を行って欲しいと願ってます。
*****
先日、「ヒトラー最後の12日間」をNHKBSで見た。大作・力作だった。俳優も迫真の演技だった。
ヒトラー 〜最期の12日間〜 - goo 映画
素朴な疑問を感じた。何故、人々はヒトラーなんかに騙されたんだろう。歴史的には様々に検証されているのだろうが、つくづく恐ろしいと思った。
ドイツの人々はナチスを信じて第二次大戦を戦ったのに、その後そのナチスとの関係をどのように総括したのだろう?普通の人々はどうだったのか。
映画の最後、ヒトラーの秘書だった女性本人が出てきて語る。以下うろ覚え。
戦後ニュルンベルグ裁判でナチスのおぞましい戦争犯罪が明らかになったが、でも自分は単なる秘書でそれらを知る立場にはなかった、責任はないと思っていた。
だがゾフィー・フィル(映画「白バラの祈り」でも描かれた。反ナチスのビラを配り死刑になった)が自分と同い年(21歳)だったと知って、初めて自分の罪を思った。
「どんな時代でも目を見開いているべきなのです。」
白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 - goo 映画