大河ドラマで平清盛が取り上げられ、注目も高まっている時期だと思います。
きょうは、幼い頃を思い出しながら、とりとめもなく書いてみたいと思います。
あれは小学生高学年の頃だったと思います。
書棚に並んでいた、吉川英治さんの「新・平家物語」(全六巻)が、少年の目に輝いて見えました。
当時としては、結構な値段だったし、小学生が読むには難しいということもあり、買うことはできないだろうなと思っていました。
その後、売れずに残っている新・平家物語を見るにつけ、ふと母親が言ったのです。
「読みたいのか?」
私は「読みたい」とこたえました。
母は、どんと買ってくれました。
大切に熟読したのは言うまでもありません。
この本を読破して以来、母は、いろいろな本を買ってくれるようになりました。
子供心に詫びを言うと、「本を買うお金くらい何とかする」と即座に母は言ったのです。
おそらく、私の読書好きは、この少年期の経験から来ているのでしょう。
平清盛に興味をもち、所縁の地をたくさん歩き、歴史を読む視点の持ち方を覚えた。
考えてみれば、幸せな少年時代だったのだと思います。

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