三島由紀夫(本名、平岡公威)が、1970年11月25日、東京市ヶ谷にて割腹自殺。
45年の生涯を終えました。
私、幼心にそのときの報道の様子を淡く覚えています。
とにかく、何が起こっているのか分からない。
けれど、テレビにくぎづけになる。
といった心境でした。
さらに、聞いたこともない、森田必勝という男の名前が、私の記憶の中にインプットされているのです。
この割腹自殺をした三島を「作家」と表現してよいのかどうか?悩む部分もありますが、きょうは、ちょっとだけ、三島の作品にまつわる個人的思いなど、書いてみたいと思います。
三島作品を読んだあとの解説に、こんな記述がありました。
(記憶で書いているので、文章は正確ではありません。)
ある人物が、「三島さんの作品の中で最も優れているのは仮面の告白でしょう」
と言った際、三島は、
「作家としては、処女作を最高と言われるほど寂しいものはない」
というように答えたというようなやりとりだったと思います。
たしかに、作家たるもの、日々精進し、新しい何かを誕生させていく。
常に、最新の作品がベストでありたいと願うものだと思います。
これは、作家に限らず音楽家や画家も同じことでしょう。
創作者と鑑賞者。
この狭間にある感覚のちょっとしたずれ。
それを許容できるか?できないか?
もしかしたら、そんなところにも、刹那的になるか?ならぬか?の分かれ道があるような気がして仕方ありません。
きょうは憂国忌。
たまには、三島由紀夫という作家を思いだしてもいいのではないか。
そんな思いから、やや固い話ですが、書かせていただきました。

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