●「パレスチナ・ニュースソース」のブログが出来ました  イスラエルとパレスチナ、中東

「パレスチナ・ニュースソース」のブログが出来ました。
パレスチナ、レバノン関連ニュースを集めていますので、よろしくです。

パレスチナ・ニュースソース
http://star.ap.teacup.com/palestinia/
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2020/3/15

●カネミ油症ドキュメンタリー『食卓の肖像』上映会 開催を考えている方へ  映画

もし、拙作『食卓の肖像』のDVDを借りて、上映会を行ないたいという方がいらっしゃいましたら、ご連絡ください。
もちろん、まず見ないことには判断がつかないかと思いますので、必要なら、サンプルのDVDをお送りし、見て頂き、上映会を行なうか、否かを検討して頂くことも可能です。
とにかく、関心のある方は、お気軽にお問い合わせください。

金子サトシ
携帯 090ー1793ー6627
メール n3946062@yacht.ocn.ne.jp

『食卓の肖像』(DV作品、103分)
取材・構成:金子サトシ
撮影:内野敏郎 金子サトシ 福本淳
スーパーバイザー:土屋豊 OurPlanet-TV

1968年に発覚した戦後最大の食品公害、カネミ油症。40年以上たった現在もその影響下に生きる被害者の人たちを見つめたドキュメンタリー。結婚、出産など、それぞれの人生から今も続く被害の実態が浮かび上がってくる。

*『食卓の肖像』は2011年度キネマ旬報文化映画ベストテンで第10位に選出されました。

(以下、補足)
カネミ油症事件とは
概要  
1968年に、福岡、長崎、広島、山口、佐賀など西日本一帯で発覚した戦後最大の食品公害事件。福岡県北九州市にあるカネミ倉庫株式会社が販売していた食用油、カネミライスオイルを食した人々が健康被害を訴え、翌年までに約1万4千人が保健所などに届け出た。
顔面などへの色素沈着や塩素挫瘡(クロルアクネ)など肌の異常、頭痛、肝機能障害などを引き起こした。また、被害者の母親から皮膚に色素が沈着した状態の赤ちゃんが産まれ、「黒い赤ちゃん」としてニュースで騒がれた。

●映画に寄せられた感想、批評より

「この作品には、女の人って強いんだなあという改めての感動があった。
女の人は周囲のことを丹念に毎日仕切りながら、被害者で身体に障害があっても、私などより本当に生きようという気持ちで生きている。その姿が明るく見える。その明るさは、日常から逃げずに日々を生きていることからくるのだろう。こういう人たちがいて助けあって行く姿、その自然なありようが、私に訴えて来た。

テーマとしては深刻だが、登場する人たちのユーモアを感じる。生活の様子やしゃべっている言葉にユーモアがある。そういうことは重大なことだと思う。

私自身が励まされる楽しさのようなものを感じた。
良い映画だった。」
小野耕世さん(映画批評家)

「「体にいい」もの、「健康に良い」ことが大好きな私たち。
だからこそ、知っておかなくてはならない人々のこと。
今を生きるために、こういう事実は広めないと。」
襟川クロさん(映画パーソナリティー)

「事件は風化する。でも傷は残る。人は苦しみ続ける。ところが需要に応えることが最優先とされるマスメディアは風化に抗わない。ある意味で仕方がない。だからこそドキュメンタリーの意味がある。とても静かな映画だ。耳を澄ませてほしい。声を聴いてほしい。そこにはマスメディアが伝えられない大切なことが息づいている。」
森達也さん(作家・映画監督)

「今も続く戦後最大の食品公害「カネミ油症事件」の実態、命を脅かされた被害者達の食への拘りや生き様にスポットを当てる、渾身の記録映画。被害認定、賠償、差別、偏見、分断…。現況に通じる、近代日本の宿痾を見るようだ。力強く生きる被害者達の希望に満ち溢れた笑顔が印象的。これを書いている今も、福島の小児甲状腺がんのニュースが入る…。今こそ多くの人々に観られるべき映画!」
中川敬さん(ミュージシャン/ソウル・フラワー・ユニオン)

「『食卓の肖像』には、『沈黙の春』のようにデータの提示はない。それにもかかわらずこの映画が確かな説得力を持つのは、被害に遇いつつも必死に現在を生きる人たちの心中の声から真実性が伝わってくるからである。そして生命を脅かすほどの危険な要素が実は食用油という市民生活のかなり身近なところに潜んでいる。その日常生活の危険性を当事者たちの証言から明らかにしたことがこの映画の価値であると思う。」
渡部実さん(映画評論家)

「1事件の「被害者」という以上に「その後の人生を生きる人間」としての側面に興味をもっておられるのだなあ、と独自の視点に感心しました。「告発モノ」でない、静かな映画ですね。」
藤岡朝子さん(山形国際ドキュメンタリー映画祭)

「夫の矢野忠義さんが亡き妻について次のように語るのである。カネミ油症問題の奥の深さに誰よりも先に気づいたのは妻だった。矢野トヨコは私の先輩であり、先生であった、と。ここまで見て私たちは気づくことになる。カネミ油症被害者の人生とは、何ものにも惑わされることなく、物事をまっすぐに見つめることを求める人生であったのだ。」
井川耕一郎さん(シナリオライター)

「奇形児や、正視できないほどの重症患者、発狂した患者などを写したりすれば、事件の非道さを、よりドラスティックに伝達できたかもしれない。
だが私は、金子が希望をカメラにおさめる、希望と言っては甘すぎるだろうが、少なくとも諦念と怒りをノドの奥に呑み込みながら、たとえ強がりだけでも希望を口にしてみせる被害者や、新たな生き方を実践している被害者の動きの近くでこそカメラが回されるという選択に、あえて拍手を送ろう。」
荻野洋一さん(映像演出)

「たいへんすばらしい作品でした。矢野トヨコさんはじめ市民科学者の姿をとらえていると思いました。これからの市民科学者の本流は当事者性が鍵になってくることを示唆しています。医学は医学者のものではなく患者中心になっていくでしょう。患者のからだは患者自身が一番よく知っているからです。患者の声を聞かない学者も官僚も政治家もいずれ立ち枯れていくでしょう。」
瀬川嘉之さん(高木学校)

映画『食卓の肖像』ホームページ
http://www.shokutaku-movie.net/
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2017/7/21

『世界は今日から君のもの』  映画

面白かった。ちょっと『アメリ』の日本版のような感じの映画なのだけど、『アメリ』ほど極端な世界を構築しているわけではなく、日常的なリアリティの中で作品を成立させている。こうした不思議な女の子の不思議な話を、極端にしてしまわないで、日常的な等身大の感覚でリアリティを持たせて成立させているのはかなり独特の達成をしている作品だと思う。市民講座の話とか、スケッチブックが無くなった出来事のオチも意外性があり、面白かったです。
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2017/7/18

林えいだい  映画

「被爆者の声をうけつぐ映画祭2017」のプログラム7で、グループ現代の方が『抗い 記録作家 林えいだい』のチラシを配りにいらしていたので、つい話し込んでしまう。林えいだいは、カネミ油症を取材した『嗚咽する海 PCB人体実験』(亜紀書房、1974年1月30日第1版第1刷発行)を書いたライターで、私はこの本を絶版だったので図書館で借りてきて、当時の状況を知る参考にさせて頂いた。たとえば「海を渡らせる圧力」の章では、女島灯台とメシマコブの話も書かれていて、このメシマコブの話は私の映画『食卓の肖像』でも出てくるので、参考にさせて頂いている。また、「原爆と油症の二重苦」の章では、原爆の被爆者で、かつ、カネミ油症の被害者でもある鳥巣さん一家や中本の話が書かれている。1945年の被爆者で、かつ1968年のカネミ油症被害者という方は長崎や広島に他にも何人もいる。長崎や広島はカネミ油症被害が大きかったのだから当然ではあるが。
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2017/7/18

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』  映画

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』というアニメ作品をようやく見たのだけど、この作品世界にはさすがに気恥ずかしさを感じるが、幽霊がまったく幽霊的ではなく、ごく普通の人間と同じように描かれ、存在しているというところがミソなのかな。ホラー映画が本気で好きな人とかはこの映画、逆に怒るだろうけど、つまり、幽霊を怖いものとか、特殊なものとして描くのはある意味で差別であるわけで、幽霊も普通なんだと描いたところが若い人たちの心の琴線に響いたのかなあ…なんて、考えてみました。
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2017/7/18

入江喜和『たそがれたかこ』  マンガ

入江喜和のマンガ『たそがれたかこ』。これまでマンガで描かれることがなかった主人公がそこにいた。

羽海野チカ『ハチミツとクローバー』は、成熟しなかった物語を完成形の物語として成立させることでこれまで描かれることがなかった「等身大」の作品世界を達成していたが、入江喜和の『たそがれたかこ』は45歳バツイチ女性を主人公にすることで究極の「等身大」の作品世界を成立させている。
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2017/7/15

(終了)「被爆者の声をうけつぐ映画祭2017」のお知らせ  映画

(終了しました。多数のご来場、有難うございました。)

今年(2017年)も、私が実行委員をしている「被爆者の声をうけつぐ映画祭」を7月15日(土)、16日(日)の二日間、武蔵大学江古田キャンパスにて開催します。
この「被爆者の声をうけつぐ映画祭」は、2007年より毎年、開催し、今年で11回めを迎えます。
今年も、東京原爆裁判を題材にした劇映画『人間であるために』や、第五福竜丸などの被曝を1954年当時、記録した『永遠なる平和を−原水爆の惨禍−』など、上映機会の少ない貴重な作品を発掘して上映するほか、『広島原爆 魂の撮影メモ』『飯舘村の母ちゃんたち』『被ばく牛と生きる』などの新作、さらにはロシアの核燃料再処理施設の被害の実態を告発した『不毛の地』など、多彩な作品を上映します。
また、2日めの16日の16時30分からの回では、加害者側の核実験に関与した米国人女性生物学者と日本人被爆女性を追った『アトミック・マム』を上映後、シンポジウム「被爆者の声をうけつぐために」を開催します。永田浩三さん(武蔵大学社会学部教授)の司会で、藤森俊希さん(日本被団協事務局次長)、白神優理子さん(弁護士)、片岡佑介さん(一橋大学大学院生)に発言して頂きます。とりわけ、国連の核兵器禁止条約交渉会議で被爆者代表としてスピーチされた藤森俊希さんの貴重な報告を聞く機会です。
よろしくお願いいたします。

「被爆者の声をうけつぐ映画祭2017」上映スケジュール

7月15 日(土)  会場:武蔵大学江古田キャンパス 1号館地下 1002シアター教室

プログラム1
9:45〜 あいさつ:実行委員会代表
10:00〜12:15
「広島長崎における原子爆弾の影響 長崎編」ドキュメンタリー:84 分
「広島原爆 魂の撮影メモ 〜映画カメラマン 鈴木喜代治の記した広島」ドキュメンタリー:29 分
トーク:能勢 広 監督

プログラム2
13:00〜15:20
「人間であるために」劇映画:100 分
トーク:[原爆裁判について]大久保 賢一(日本反核法律家協会事務局長)

プログラム3
16:00〜17:40
作品紹介:有原 誠治(日本語版製作者)
「不毛の地」ドキュメンタリー:34 分
「ハンヒキヴィ・ワン」ドキュメンタリー:29 分

プログラム4
18:30〜20:35
「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」ドキュメンタリー:95分
トーク:古居みずえ 監督

7月16 日( 日)  会場:武蔵大学江古田キャンパス 8号館8階 武蔵大学50周年記念ホール

プログラム5
10:00〜12:15
「被ばく牛と生きる」ドキュメンタリー:104分
トーク:松原 保 監督

プログラム6
13:15〜15:35
「永遠なる平和をー原水爆の惨禍ー」ドキュメンタリー:20 分
「千羽鶴」劇映画:67 分
講演:[核時代の黙示録 ジャン・リュルサの「世界の歌」を語る]有原 誠治(映画監督)

プログラム7
16:30〜20:30
「アトミック・マム」ドキュメンタリー:87 分
[シンポジウム]被爆者の声をうけつぐために
司会:永田 浩三(武蔵大学社会学部教授)
発言:藤森俊希(日本被団協事務局次長)[核兵器禁止条約と被爆者]/ 白神 優理子(弁護士)/ 片岡佑介(一橋大学大学院生)

*入場料金
大人・前売 1,000円 (当日 1,200円)
学生・前売  500円(当日 700円) 
フリーパス券 4,000円
★入場は、一プログラムごとの入れ替え制となります。

ご連絡先:
電話 03-5466-2311 (共同映画)
   090-1793-6627(金子)
E-Mail: eigasai★gmail.com
*上記アドレスの★を@に変えてご連絡下さい。

会場:
武蔵大学江古田キャンパス
(東京都練馬区豊玉上1-26-1 )
 15日は、1号館地下 1002シアター教室 
 16日は、8号館8階 武蔵大学50周年記念ホールです。

*「被爆者の声をうけつぐ映画祭」ブログ
(会場の地図や上映作品紹介が掲載されています。)
http://hikakueiga.exblog.jp/
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2017/6/22

『20センチュリー・ウーマン』  映画

アルトマンともアルノー・デプレシャンともヤスミン・アフマドとも異なる、マイク・ミルズ監督による、ユニークな群像ものの映画の達成。
こういう達成は映画で見た記憶があまりない。小説ならあったかもしれない。でもこの映画はまぎれもなく原作がないオリジナルの映画であり、映画として達成していることはたしか。
物語というより、日常をただ描写しているだけなのに(とりわけ何かが起こるわけではないのに)物語が成立しているという感覚は、マイク・ミルズのパートナーである、ミランダ・ジュライの映画の影響はあるのかもしれないが、さらに、この『20センチュリー・ウーマン』という作品を成立させているのは、ある種の美術というのか、時代考証、カスター大統領の演説やボウイの映画『地球に落ちてきた男』、レインコーツやトーキング・ヘッズの音楽、様々なフェミニスト本などの引用のたしかさにもよるというか、こうした引用が深く登場する女性たちの複雑なキャラクター造型に結びついていて、考えてみるとあり得ないような設定をリアルにあり得るものとして浮かび上がらせている、たしかにこういう女性像は成立する(存在する)と実感させてくれるという魔法のような作品。
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2017/5/26

『メッセージ』  映画

これは見事な映像化。原作では中国は悪者ではなかったのに映画では中国が悪者みたいになっているといった変更点は一部、あるものの、あの難しい原作をきちんと映像にして、原作のスピリッツをきちんと伝えていて、感嘆しました。

しかし、この話の構造って、考えてみたら、テレビの2時間サスペンスドラマとかでもよくある、刑事がある事件を追っていて、その刑事の家庭にも事件と重なる事情があるというパターンの延長で、女性言語学者がエイリアンの言語を解読しているのだがその言語学者自身にも家庭の事情があるという構造なのだが、このようにテレビの2時間ドラマでもよくある構造のものなのに、他の誰も考えたことがないようなSFのアイデアで、まったく見たことも聞いたこともないような話になってしまっていて、こんなストーリーを考えつく作家は本当に凄いなと思う。

(もともと好きな原作小説なので、きちんと映画化してくれてほっとしたという感じで、評価が甘くなっているところはあるかも。)
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2017/5/1

『食卓の肖像』HP、レイアウト変えました  映画

Jindoの機能に変更があったのか、映画『食卓の肖像』のホームページ、表示の一部がなくなっていた。表示を戻し、せっかくなので、下記のレイアウトに変えてみました。

https://www.shokutaku-movie.net/
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2017/5/1

『たかが世界の終わり』  映画

グザヴィエ・ドランが天才であることは認めるし、何よりも素晴らしいと思うのは、ドランが人間の不完全さ、欠点なども含めて丸ごと、人間を描こうとする映画作家であること。ドランでなければ味わえない人間に対するめざしがたしかにこの映画にはある。
ただドランが映画の天才であるのかは実はよく分からない。ドランが描く圧倒的な孤独と愛の世界は映画でなければ描けないことなのだろうか、小説や歌や演劇でももしかしたらもっと深く描けるのではないかという気がどうしてもしてしまうので。この表現世界が映画でなければいけない理由はあるのだろうか。
そうは思うのだが、独自の世界を提示できる稀有な才能ではある。
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2017/4/27

『PARKS パークス』  映画

瀬田なつき監督の映画を見ると、ヴェンダースやジャームッシュを初めて見た時のあの感覚、つまりは『パリ、テキサス』以前のヴェンダースの諸作や『ストレンジャー・ザン・パラダイス』を初めて見た時、「ああ、映画っていうのはこういう表現の仕方もありなのか!こういうのが映画っていうものなのか!」と驚いたあの感覚がよみがえってくる。それは端的に言うと、ストーリーそのものより、「人生」「日常」と「映画」との関係性を具体的な反復する映像そのもので浮かび上がらせていく感覚というのか、ストーリーの辻褄とかをこえて、そんな風に映画そのものを立ち上げることが出来るんだという驚きというのか、瀬田なつき監督の『PARKS パークス』は、ある意味で瀬田監督の『彼方からの手紙』をよみがえらせた反復の往復運動そのものとも言えるが、こんな風に吉祥寺の井の頭公園100年記念映画としてあの『彼方からの手紙』がよみがえること自体が驚きだ。『彼方からの手紙』がどこか、「彼方」へ行って帰って来ました・・というストーリー(?)だったように、『PARKS パークス』もどこかへ行って帰ってくるという話なのだけど、それが何処だったのか、またいつ、どのように帰ってきたのか、最後まで謎のままだ。しかし、謎のままだからこそ、往復運動そのものがより純粋に浮かび上がり、瀬田なつきワールドがますます進化し完成されてきているのだ。素晴らしい。
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2017/4/21

『心が叫びたがってるんだ。』  映画

DVDで『心が叫びたがってるんだ。』いやあ、あまりの素晴らしさに不覚にも涙。失語症の少女がミュージカルをやることで言葉を回復していく。脚本の岡田磨里氏は自らも登校拒否、引きこもりだったとのことで、そうした自らの体験をベースにしていると聞いて、もっとリアルな作品かと思っていたのだが、リアルというよりリアルな今時の若者たちの感覚をベースにしつつも見事な青春ファンタジーとでも言うべき作品になっていると思う。こういう感じでの作品の達成というのは感心してしまう。展開に御都合主義のところがあるかもしれないが、なんといってもミュージカルの話なのだからそこを突っ込むほうが野暮だろう。だってこれは青春ミュージカルなのだから。
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2017/4/20

『バースデーカード』  映画

『バースデーカード』をDVDで鑑賞。こないだ、この映画のプロデューサーの方の話を聞いたので。ウェルメイドによく出来ている。昨年秋公開で、同時期に『聖の青春』『ボクの妻と結婚してください。』『湯を沸かすほどの熱い愛』など、難病ものが並び、この作品もそうした一本としてかすんでしまったのかもしれないが(特に、強烈な『湯を沸かすほどの熱い愛』に比べると地味な印象かも)、難病ものでも、クイズとか、子どもに手紙を残すとか、病気と闘うこと自体とは違うところに話の軸足を置くことで、さわやかな作品に仕上がっている。ひとつひとつのエピソードを丁寧に撮りすぎていて、2時間をこえるのはやや長すぎる気はしたけど、それでもラストのほうのこれまで積み上げてきた話の絡ませ方は悪くないというか、よく練っていると思う。まあ、こないだ、製作者の方のつくるまでの苦労話を聞いたものだから感情移入して好感を持って見ているところはあるのかもしれないが…。
橋本愛主演で、これから見る予定の『PARKS』(瀬田なつき監督の新作!)の予習になりました。
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2017/4/3

「ハーモニー」  映画

「虐殺器官」と同じ原作者の「ハーモニー」をDVDで。こんな話だったのか。テーマ性は「虐殺器官」のほうが深いかもしれないが、こちらは個々の人間の感情がすべて制御され統制されている超管理社会の未来での少女同士の関係性を描いていて、ある意味、すごくアニメ的な題材。ちょっとオタク感はあるけど、美しいアニメ作品。
しかし、この「ハーモニー」の超管理社会は日本が率先して作り上げ、世界を変えていくという設定のようだが、これ、リアルだよなあ。ホントに管理されることが好きな国なので…。
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