2006/3/22

『ラストデイズ』  映画

すげえ。ガス・ヴァン・サントは一体、どこまで行ってしまうのか?
『エレファント』を見たとき、「結局、これではスタイルだけの映画なのではないか?」と思って低評価をして、その後に『ジェリー』(大傑作!)を見てひっくり返ったのだけれども、僕の『エレファント』の評価は早計に過ぎたようだ。この突き抜けたような傑作『ラストデイズ』を見て、『ジェリー』を見た時と同様に再びそう思わずにはいられない。
考えてみれば、ガス・ヴァン・サントのように、人が歩いているところをひたすら見せるとか、現実のものをひたすらそのまま見せる(ドラマとして作りこまずに)ことをやろうとしている映画作家にとって、スターがひたすら無為に過ごした最期の一日を描くというのはまさにやろうとしている映像世界とテーマとががっちり結びついたものだと言えるのではないだろうか?
無為な、本当になんてこともない日常の風景が描かれれば描かれるほど、スターの虚飾を剥いだ実像が浮かび上がって来るからだ。
それにしても、この作品が凄いのは、主人公の周囲の人間の態度ではないだろうか。本当にたまたまそこにいただけという感じというのか。そのことが主人公の孤独を一層、浮かび上がらせていると思うのだけれども、しかしここまでやるかよと呆れるぐらい、突き放したような描き方だな。
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2006/4/30  23:56

投稿者:kusukusu

今晩は。
そうしたことを感じられたならこの映画は成功して
いると言えるのでは・・。人がなぜ自殺したのかな
んて、結局、分からないのでしょうね・・。

2006/4/28  23:47

投稿者:Ako

お久しぶりです!
NIRVANAの曲が大好きで、カート・コバーンの歌を聞
くと今だに胸がキューっとなります。
ラストで、カートの霊魂がよろよろと上へ登ってい
くシーンは印象的でした。彼の死に意味を見い出す
ことなどできないんだなぁと。全編を通して流れる
ダウナーな雰囲気は、まさにカートの存在感そのも
のでした。肩透かしと言えば本当にそうですが、彼
の死を思うと、やはりやりきれない思いになりま
す。

http://coldfever.at.webry.info/

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