歳と共に疲労は時間差でやってくるというが、今回は酷かった。
先週末の宮崎ツアーの疲れが月火水木と、日をおうごとにだんだんと増大し、金曜の晩、カラオケで満田銀次郎の物真似をしながらミナミの帝王主題歌「欲望の街」を唄いきったところで、遂にぶっ倒れた。
それから翌日の昼まで約12時間、死体のように寝た。
こんなに寝たのは何年ぶりか。
…
深い深い眠りの奥には、朝靄がかかったパーキングエリアがあった。
へんにモダンで不衛生なトイレの取っ手には、クモの巣がかかっていた。
それを手で払おうすると、ヌメっとした感触があったので思わず「ウワっ」と声を出して見て見ると、ロッカーの肘のタトゥーだった。
「あ、すみません」と咄嗟に謝ったが、憤怒したロッカーは俺の首ねっこを掴み、「ワレ、コラ、オウ〜」と揺さぶってきた。
悪いのは俺だし、ま、どうせ夢なんやから暫く揺さぶらせてやろうと思い、ナヨっと身をロッカーに委ねた。
するとロッカーは俺を揺さぶる、揺さぶる、揺さぶり続ける…
「嗚呼、なんかしんどい夢やなぁ」、と思いながら、そろそろ起きるか、それとも反撃するかと夢ながらに思案したが、やはりまだ起きるのはめんどくさい。
でもこれ以上謝っても無駄みたいだ。
しょうがねやと、イチかバチかロッカーの肩に額をもたれながら素早く足を内にかけ、一気に体重をのせておもいっきり後ろの便器に投げ倒した。
そして間髪いれずに髪を掴み、顔面を何度も便器に打ちつけて血だるまにしてやった。
ロッカーは「イテエ、イテエ」と狼狽し転がった。
腐れロッカーめが!、、。
そんな悪夢とも言うべき、ハードボイルドな疲れる夢でさえ、この日の俺にとっては寝ていれればそれでよかった。
それだけ俺は疲れていたのだ。
夢くらい、勧善懲悪に。無敵であれ。
アーメン。
こんにちは、赤ちゃん。
目が覚めると、エンジンを載せ変えた旧車のように、体中にみなぎるパワーとトルクを感じた。
このまま湾岸線をかっ飛ばして、ハイウェイダンス、キメたいぜ。
長い前置きはさておき、宮崎は最高の一言だった。、
思い出は、金メダル。
ありがとうLOUDMOUTH、宮崎。

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