8月も明日で終わりです。
いまごろは、子どもたちは夏休みの宿題を一生懸命やっているころ。
普段からやれば楽ですが、後半になって慌ててる、というのがほとんどではないでしょうか。
今夜は少しだけ涼しい夜。
相棒の忠さんは、なぜか喉を痛めています。
喋りたいのに、喉が言うことをきかないという状況です。
でも、伝えたいことがあると、二人でON AIR。。。
今日のテーマは、沖縄の人間の尊厳についてです。
沖縄の盆にからんだお話から。
沖縄のお盆は、ほとんどのところが旧暦で行います。
今年は24日が「うんけ〜」、つまりご先祖様のお迎えの日。
この日に、「グソ〜」あの世からご先祖様がこの世に帰ってくると言われています。
物知りのはなし。
「いいものは天から降りてくる。悪しきものは海からあがってくる。」
なんとなく、ぞぞ〜っとするようなお言葉。
確かに、旧盆に入った海というものは、どろりとして、なんだか海に糊を混ぜ込んだかのよう。
いくら私が海が好きでも、さすがに旧盆の海には行きません。
それから二日間、現世を十分に堪能して頂いたあと、送り出すのが「う〜くい」送りの日。
それが去る月曜日の晩でした。
先祖崇拝の強い沖縄では、旧盆はお正月以上に賑やかなものとなります。
親戚、家族が集まり、ご馳走を食べ、先祖を偲び、お互いの無病息災を「ぐそ〜」から来た先祖に願い、感謝し、そしてご先祖様を再び「ぐそ〜」へと送り出すのです。
その際には、地域などで華やかに行われるエイサーなどが披露され、まさに年中行事のクライマックスとなります。
「う〜くい」は、紙銭「かみじん」と呼ばれる紙(ウチカビとも呼びます)を燃やし、あの世に帰るご先祖さまへのお土産とします。
この紙銭は、銭型の押された紙で、これを燃やすと、あの世でのお金に変わると信じられています。
そしてその炎が消え、線香の煙が途切れたとき、沖縄の旧盆が終わるのです。
その後、片付けやらなんやらで就寝するのが午前1時くらい。
すやすやと眠って疲れを取る、はずでした。。。。
午前4時40分
嘉手納飛行場近隣の住民の方々の眠りは、戦闘機の轟音で中断させられたのです。
「8月28日未明に、戦闘機と空中給油機を離陸させる」
アメリカ軍の事前通告があったあと、近隣の住民、行政は「先祖を送り出すう〜くいの深夜に、そんな無謀なことはやめてほしい、静かに休ませてほしい。」と米軍、防衛施設局、関係機関に強く申し入れをしたのに、それを無視して、お盆で疲れ果てた住民が熟睡する時間も与えることなく、米軍はF15戦闘機の発進を強行しました。
その轟音は、ようやく床についた方々を直撃し、身体的にも精神的にも苦痛となったのです。
沖縄に基地を置くことが、日本の防衛政策上必要不可欠というのであれば、そこに駐留するアメリカ軍と、地元住民の間に軋轢を生じさせることのないようにするのが、政府の役目であるはずです。
駐留先の住民の生活と地域の文化を尊重し、よき隣人として共存していこうというのであれば話は分かりますが、現状はそのようなことは全く考慮することなく、自前の都合でしか動かないアメリカ。
どんなに抗議しても、改まることはありません。
そして、その間に入って、問題点を解決したり、住民と米軍との融和を図るのが本来の仕事であるはずの防衛施設局に至っては、まるでアメリカ軍の苦情受付係、もしくは提灯持ちのようなことしかしないのです。
サルが石を投げて女の子が怪我をしたニュースは、全国ニュースとなりますが、国の防衛政策のために、地域の文化、人権が蹂躙され、多くの人々が苦しい思いをしていることは、なかなか全国ニュースになることはありません。
なぜ、いつまでこのような思いをしなくてはならないのか?
私はアメリカ人は好きです。
アメリカという国も好きです。
しかし、沖縄に住む人々の尊厳と文化を平気で踏みにじり、平然としている一部の米軍関係者と、それを見てみぬふりをし、いつのまにか忘れてくれるだろうという日和見的な政府の基地行政のありかたには、大いなる疑念を感じえません。
常夏の島 沖縄
癒しのアイランド
三線の音色と暖かな人々の想い。。
そのイメージの影で、一番大切にされないといけないはずの、人としての尊厳が、ここ沖縄では平気で蹂躙されている事実。
政府のみなさん、アメリカ軍のみなさん、
このままだと、沖縄の人々は、あなた方をキライになってしまいますぞ。
特に、この国の政府は、沖縄をどうしたいのか?
本土ではどこも受け入れてくれない米軍基地を沖縄に集中させて、いいやっかい払いができたとほくそ笑むのか。
沖縄が経済的に自立してしまうと、基地を要らないといい始めると思って、補助金漬けにし、観光以外の産業の育成に二の足をふんでいるのか。
私は嘉手納に住んではいませんが、このような出来事が起こるたびに、自らの尊厳を踏みにじられる気がします。
いつかは変えていかなければならない。
同じ国民として、同じ人間として平等に扱われ、地域の文化へ敬意を払われ、人としての尊厳を守っていけるような生活に。
このままでは、いつか沖縄は反米、反日本政府となってしまうのかもしれません。
戦後62年、基地を抱え続けている沖縄の「闇」の部分。
このようなことが起こるたび、心から悔しいのです。
ほんとうに悔しいです。
同じ日本なのに。
というディープなお話でした。
当然、わんこの話もしましたが、文化を踏みにじられた気分が余りにも強くて、お話をさせていただきました。
今夜お送りした曲は以下のとおりです。
1、今井美樹 PRIDE
2、佐野元春 Someday
3、チャゲ&飛鳥 星に願いを
4、ネーネーズ 黄金の花
5、日出克 風の結人