Richard Bach "Jonathan Livingston Seagull"
こんばんは。今日は永遠の少年ジョナサンについて。
本当におもしろい小説で、特に好きなのは序盤です。
すべてのカモメにとって、重要なのは飛ぶことよりも食べることである。ジョナサンを除いては。
彼にとっては、食べることよりも飛ぶこと自体が重要である。
「その他のどんなことよりも、彼は飛ぶことが好きだった」と。
両親はそんな彼のことを心配します。
母親曰く「なぜあんたは群れの皆さんと同じように振舞えないの?」
父親曰く「わたしらが飛ぶのは、食うためだ」と。
ジョナサンも数日間、ほかのカモメたちと同じようにやってみようとがんばります。ギャアギャアわめきたて、餌を追い求める。
しかし彼には駄目なんですね。
こんなことをしている暇があったら、速く飛ぶ練習をしたい、学びたいことはそれこそ山ほどあるのに、と考え、またひとり群れから離れて飛ぶ練習にはげみます。
しかし練習を続けても、なかなかうまく飛べるようにはなりません。ジョナサンは自分の内部の声を聴きます。
「どうしようもないことだ。お前は一羽のカモメにすぎない。もともとお前にできることには限りがあるのだ。もしお前が飛ぶことに関して普通以上のことを学べるように定められていたとしたら、目をつぶってでも正確に飛べるはずだぞ。〜群れの仲間のところへ飛んで帰って、あるがままの自分に満足しなくちゃならん。能力に限りのある哀れなカモメとしての自分にな」
こうして自分と葛藤し悩むところ、大好きです。
「いま、この瞬間からおれはまともなカモメになってやるぞ、〜そうすれば誰もかも、もっと幸せになれるんだ」
と決意するが…
カモメの写真がいっぱい載ってて、2〜3時間あったら読めてしまうくらい短い小説。
ぜひ読んでもらいたいです。
冒頭に掲げられた文句がまた素晴らしい。
「われらすべての心に棲む
かもめのジョナサンに」