2009/6/4

下痢を改善する漢方治療 〜その2〜  

●下痢に使われる漢方薬

急性の水様性下痢で、胃腸内に過剰な水分がある場合(水滞)には利水剤の五苓散を用います。
五苓散は利水薬の白朮(または蒼朮)・茯苓・猪苓・沢瀉に桂皮(クスノキ科のニッケイ類の樹皮)の5つからなる漢方薬です。
桂皮は血行促進作用により利水の効果を高める目的があります。

慢性的な下痢の場合には消化吸収機能自体の低下があるため、胃腸の虚弱状態を改善することが大切です。
六君子湯(人参・白朮または蒼朮・茯苓・甘草・生姜・大棗・半夏・陳皮)、啓脾湯(白朮または蒼朮・茯苓・人参・甘草・沢瀉・陳皮・山査子・山薬・蓮肉)、補中益気湯(人参・黄耆・白朮または蒼朮・甘草・大棗・陳皮・生姜・柴胡・升麻・当帰)のように、補気薬、健脾薬、利水薬をバランスよく組み合わせた漢方薬が使用されます。

胃腸虚弱と体の冷えが強い場合は、人参湯(人参・白朮または蒼朮・甘草・乾姜)や真武湯(附子・生姜・白朮または蒼朮・茯苓・芍薬)のように補陽作用(体を温める)を持つ乾姜や附子を併用処方します。

腹がゴロゴロ鳴り、下痢と嘔吐があって上腹部の圧痛がある場合には半夏瀉心湯が使われます。
半夏瀉心湯は抗ガン剤の塩酸イリノテカン(CPT-11商品名トポテシンまたはカンプト)による下痢を緩和する効果が報告されています。



「がんサポート情報センター」より一部抜粋、要略



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2009/6/3

下痢を改善する漢方治療 〜その1〜  

●下痢の原因によって生薬を使い分ける

下痢はガン治療中にしばしば起こります。
抗ガン剤治療では消化管粘膜のダメージによって消化吸収が障害され、消化管手術の後では消化管の切除や再建による消化管運動の異常が下痢の原因となります。

抵抗力が低下すると病原菌による胃腸炎が起こりやすくなり、抗生物質を使うと腸内細菌が変化して下痢が起こることがあります。

下痢の治療は西洋薬での治療に加えて漢方薬を併用すると効果が高まることがあります。
昔から胃腸虚弱による下痢や感染性下痢には西洋薬にない効果もあるため、漢方薬が使われてきました。

胃腸内に水分が停滞して水様性下痢を起こしているときには、白朮(オケラやオオバナオケラの根茎)・蒼朮(ホソバオケラやシナオケラの根茎)・茯苓(マツホドの菌核)・猪苓(チョレイマイタケの菌核)・沢瀉(サジオモダカの塊茎)などの健脾利水薬(胃腸の働きを高めて余分な水分を排出する薬)が使われます。

胃腸の働きが弱っている慢性下痢には、大棗(ナツメの果実)・山薬(ナガイモの根茎)・蓮肉(ハスの果実)のような食品としても利用されている健脾薬を併用します。

漢方医学でいう「脾」は栄養物の消化吸収という消化器系全体の働きを統一的にとらえた概念です。脾の機能低下を脾虚といい、胃腸虚弱に近い概念です。
脾虚を改善する生薬を健脾薬といいます。

体力や抵抗力の低下が著しいときには高麗人参や黄耆のような補気薬(生命エネルギーである気の量を増す生薬)を併用します。
冷えが下痢を悪化させている場合には附子・乾姜など体を温める補陽薬を使用します。

感染性の下痢や出血を伴うときにはベルベリンを含む黄連・黄柏を用い、消化管運動が亢進して腹痛が強いときには芍薬を配合します。
芍薬はボタン科のシャクヤクの根で、主成分のペオニフロリンには、腸管平滑筋の痙攣を緩和し、過剰になった腸の蠕動運動を鎮める効果があります。


「がんサポート情報センター」より一部抜粋、要略




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2009/6/2

抗ガン剤と黄耆(おうぎ)の相乗効果 〜その2〜  

◆メタ・アナリシスで示された黄耆の効果
EBM(根拠に基づく医療)を重視する西洋医学のガン専門医の大半は、漢方治療の有効性や安全性はエビデンスに乏しいとの考えから、抗ガン剤治療中は漢方治療を併用することをしませんでした。
しかし最近になって、抗ガン剤治療に漢方薬治療を併用すると、副作用を軽減し、抗腫瘍効果を高めるという信頼度の高い臨床試験の結果が数多く発表されるようになりました。

2006年の『ジャーナル・オブクリニカル・オンコロジー』(JCO)という学術雑誌には、白金製剤(シスプラチンやカルボプラチン)を使用した進行非小細胞肺ガン患者を、抗ガン剤単独のグループと、抗ガン剤治療に黄耆を含む漢方薬を併用したグループに分けて行った34の比較試験をメタ・アナリシスの手法で解析した結果が載っています。

それによると、抗ガン剤治療に、黄耆を含む漢方製剤を併用すると、生存率や奏効率が上昇し、副作用が軽減されるというメタ・アナリシスの結果が報告されています。
EBMの考え方ではメタ・アナリシスの結果がもっとも強い証拠とされています。

この試験では、黄耆を含む内服の漢方薬を抗ガン剤治療に併用したグループは、抗ガン剤単独のグループと比較して、12カ月後の死亡数が30パーセント以上減少し、奏効率やQOL(生活の質)の改善率は30パーセント以上あがり、高度の骨髄障害の頻度が半分以下になるという結果が示されています。


「がんサポート情報センター」より一部抜粋、要略



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2009/5/29

抗ガン剤と黄耆(おうぎ)の相乗効果 〜その1〜  

◆黄耆は病気に対する抵抗力を高める

漢方では、体力や抵抗力の源である生命エネルギーを「気」という概念でとらえます。
気の産生を増すことで体力や抵抗力を高める生薬を補気薬と言い、補気薬の代表が高麗人参と黄耆です。

ガンの漢方治療で利用される機会が多い補中益気湯や十全大補湯や人参養栄湯など体力や免疫力を高める効果をもつ漢方薬の多くが、高麗人参と黄耆の組み合わせを基本にしています。

黄耆はマメ科のキバナオウギおよびナイモウオウギの根です。
黄耆の多糖類成分にはインターフェロン誘起作用やリンパ球の活性化など免疫機能増強作用があり、病気全般に対する抵抗力を高めます。
皮膚の血液循環や新陳代謝を良くして皮膚の傷の修復を促進する効果や、肝細胞の再生を促進する作用があるとされています。

黄耆には体内から余分な水を排除する作用(利水作用)もあります。
高麗人参は体液を保持する作用があり、多量に使うとむくみや血圧の上昇が起こりますが、利水作用をもつ黄耆と組合せることによって、人参の副作用を軽減しながら、体力や抵抗力を増強する効果を相乗的に高めることができます。

黄耆の免疫力増強作用や抗ガン剤の副作用軽減効果に関しては、動物実験や臨床試験などで、高麗人参に次ぐ研究報告がなされています。

例えば、マウスに抗ガン剤を投与して骨髄にダメージを起こす実験モデルで、マウスの腹腔内に黄耆エキスを投与すると、造血能の回復が促進されることが確認されています。

その作用機序として、黄耆エキスが骨髄の造血支持細胞の生存率や増殖能を高め、造血機能を高める増殖因子の産生を促進する効果などが報告されています。
また、黄耆に含まれるサポニン成分が、ガン細胞の増殖を抑えたり、細胞死(アポトーシス)を引き起こしたりする効果も、培養細胞や動物実験の研究で示されています。

欧米では黄耆はアストラガルスという名前で、免疫増強や滋養強壮を目的としたサプリメントとして利用されており、米国では高麗人参(Ginseng)と並んで最も多く販売されている漢方系ハーブの1つです。
中国では、内服の漢方薬だけでなく、黄耆エキスの注射薬を、抗ガン剤の副作用軽減の目的で使用しています。


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2009/5/28

ガン治療における生体防御力の重要性 〜その2〜  

■まとめ
・生体防御能は20歳台をピークにして、老化に伴って生理的に低下する。
・身体的侵襲や精神的ストレスにより防御力は低下するが、復元力(回復力)にり回復する。
・適切な対処により生体防御力を高めることもできる。
・生体防御力への配慮なく手術や抗ガン剤などによりガンの攻撃ばかり行っていると、防御力のレベルの低下によりガンの急速な進展や日和見感染などが原因となって死亡する。

生体防御力を高めることによってガン患者の延命を図ることは可能です。ガン治療における西洋医学と東洋医学の視点の違い最近は、個々の患者さんの状況に応じた「オーダーメイドのガン治療」を目標とした研究が盛んになってきています。
このオーダーメイドのガン治療では、漢方治療や鍼灸などの東洋医学の治療法は、西洋医学とはまったく異なったアプローチをしています。

西洋医学では、ガン細胞や正常細胞の遺伝子解析から、抗ガン剤の感受性や副作用の程度を推定し、ガン細胞の個性に合った抗ガン剤の選択と、患者の個体差に合わせた薬剤投与量に反映させることが目標となっています。

一方、漢方治療では、個々の患者さんの病状や体力や体質に応じて、体力や抵抗力をいかに高めるか、症状を改善させるか、というようにオーダーメイドの考え方をします。

同じガンという病気であっても、患者さんの体質や病状はそれぞれ異なります。
異常を起こしている臓器やバランスを崩している生理機能も個々の患者さんで異なりますし、同じ患者さんでもその病態は時によって異なるのがふつうです。

その時々刻々と変化する生体の失調に対処し、生体の治癒力を引き出せる状態に持っていこうというのが、漢方のオーダーメイド医療の基本です。
これを達成できるのは、体の「虚」を補うノウハウを長い臨床経験のなかで蓄積し、複数の生薬を組み合わせて体調や病状に合ったオーダーメイドの薬を作ることができるからです。

鍼灸や気功も、体調を改善し治癒力を高めることを目的とする点では、漢方薬と同じです。
つまり、西洋医学が腫瘍だけをターゲットとするのに対して、東洋医学の視点は、体の抵抗力や治癒力など体全体を対象にしている点に違いがあります。

西洋医学は主に腫瘍細胞だけをターゲットとするのに対して、東洋医学では生体全体を対象とし、抵抗力や治癒力を高めることを重視し、そのための治療法を多く持っています。

東洋医学的方法論は、西洋医学の手段とは別の次元で働き、お互いに助け合うべき関係にある。
攻撃は最大の防御か?孫子の兵法の中に、「攻撃は最大の防御」という言葉があります。西洋医学のガン治療も、これに従っているように思えます。

しかし、この戦略は敵に対して攻撃力が圧倒的に強い場合にしか当てはまりません。
攻撃力が十分でなければ、戦いが長引いて泥沼にはまります。
早期のガンであれば、「攻撃は最大の防御」というのは正解です。手術などによってがん組織を完全に取り除けるからです。しかし、ガンが進行している場合には、
現在の治療方法の攻撃力が十分でないことは、治療成績を見れば明らかです。

一方、「戦わずして勝つ」という言葉もあります。

戦力や防御力が勝っていれば、相手は攻めて来ないということです。
体に備わった抗ガン力(体力や免疫力など)を十分に高めることができれば、ガンを攻
撃しなくても、ガンの進展を抑えることができる場合もあります。

ガンを初めの段階で一気に除去できない場合は、防御力を高める方法も併用しながら治療戦略を立てるべきだと思います。


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