久々にマーケットのお話。
去る1月17.18日に日銀の政策決定会合が行われました。
先月末から利上げムードが高まり、一時1.6%台ミドルまで低下していた10年最長期国債利回りも上昇。
短期金利も3月までの利上げを100%織り込む水準まで上昇していました。
為替も円高。。。かと思いきや、海外では利上げ見送りとの観測が続き、
円安推移。。。とマスコミやアナリストは書いていましたが、どちらかというと
こちらは需給および海外指標の好調さを受けた円安ではなく外貨高といった感じでした。
僕個人としては昨年秋から利上げは2月と思っていたので、
「何いろいろ言ってんだか」と思っていましたが、
今週に入りあまりにもマスコミ・日銀サイドからの利上げよりの発言が多く、
こりゃ一月でもしょうがないかと思っていたところでした。
それが一転、16日になってマスコミ各社が利上げ見送りとの報道。
政府からも利上げを牽制する発言が相次ぎ、なんだか混沌としていました。
結局は過去にも例の少ない3票の反対票がありながらの利上げ見送り。
金利はそれを受けていったん上昇するもすぐに切り返し、結局1.6%台へ逆戻り。
為替はもちろん円安に。2003年以来の1ドル121円40銭超えとなりました。
ドルはその程度ですが、ポンドに至っては1998年以来の1ポンド240円まで円安が進行。
イギリスは先日予想に反して利上げを行い、その後もインフレを懸念させる強いCPIが出るなど、今後もポンド高が続きそうな勢いです。
今回は完全に市場全体がマスコミに振り回されただけでした。
いつも思うのですが、エコノミスト・ストラテジストはもちろんですが、
マスコミにもきちんとした報道をしてもらいたいと思います。
彼らは言ったら言いっぱなし。結果がどうであろうと直接の損得はありません。
面白おかしく騒ぎ立て、終わったらおしまい。
経済といえば。。。という新聞でさえ、記者の持って行きたい結論に沿う情報だけ
集めて並べている感じ。もっと責任を感じて欲しいものです。
なので僕はいっさい新聞を読みません。
指標等の発表スケジュールと国債の発行・償還スケジュールや、ファンドの設定スケジュールだけ把握してる程度です。
新聞や情報端末の意見は今世の中で多数派はどっちなのかの確認に使うだけです。
だいたい多数派が間違っている。。。とまでは言い切りませんが、
多数派がおもっている通りになった時よりも逆になった時の方が、その後の動きは大きく、それに備えていたほうがいいからです。
基本逆バリが僕のスタイルというわけではないですが、その結果今年度は絶好調でした。
ユーロの150円台突入も、2005年の秋から予想していました。
そのころ世の中では150円なんていくはずないという人ばかり。
当時ドルからユーロへの入れ替えを提案しても、誰も乗ってくれませんでした。
なんだかプチ自慢みたいになっちっゃていけないですね。。。
でも経験も大事ですが、一番大事なのはバランス感覚と先のことをイメージする柔軟さだと思うのです。
できて数年の通貨なんか。。とか、主軸通貨はドルから変わることなんてない。。。とか、
いろいろ知っていればいるほど、固定観念みたいなものが生まれてしまうし、
過去にしばられていると、先のことなんて創造できないと思うのです。
これだけいろんな情報があふれ、時の流れが速くなった今。どんなことが起きても不思議ではないと思うのです。
だいぶ話がそれてしまいましたね。
僕の現在のポジションとしてはポンドは234円ハーフで利喰ってしまったので残念でしたが、
ユーロ・カナダドル・豪ドルはまだロングしてあるのでこの波も少しは拾えてます。
これが自分の個人資産だったらなぁ。。。と思いつつ。。。
それはさておき、過去の回顧だけじゃ意味ないですね。
今後2ヶ月、年度内の動きを予想しておきたいと思います。
まずは国内。
一番重要なのはやはり日銀の政策です。2月利上げは行われるでしょう。
12月の強い数字を受けてGDPは改善。日銀の想定する成長の伸びを確認し、
すんなり利上げを決行。O/Nは0.50%、ロンバート金利は0.75%となるでしょう。
日銀としてもこれで一応の存在意義を見出せるレベルとなることから、
しばらくはこの水準で様子見となるでしょう。
それに応じて10年最長期国債利回りは1.8%台まで上昇。
しかし金融機関の金余り体質にはあまり変化なく、年度末に向けて買い遅れ感から
買い需要は旺盛。1.9%、2,0%と更なる金利上昇は難しく、特に超長期ゾーンは
年金・生保らの需要強く、カーブはフラット化するでしょう。
3月末時点で 5年1.5%、10年1.8%、20年2.2%程度か。
為替は2月利上げを受けて一旦円高に。キャリートレード巻き戻しを不安視する向きも多く、一時狼狽的に円高が進む局面もあるかもしれません。
しかし、利上げしたといっても依然日本は低金利。
また、欧米でも景気の強さが確認されるでしょう。
過去アメリカは利上げ休止後の次の一手は利下げだったそうで、多くの人は利下げを予想し織り込みつつありました。
これも僕としては以前より次は再利上げだと思っていたので違和感はないのですが、
いったん利下げを織り込んでいた市場は今度は一転利上げを織り込みに。
米金利は上昇し5.0%台へ。それに応じてドル円は乱高下するでしょう。
欧州圏経済はドイツの増税後も安定的に推移し、3月にECBも利上げ。
BOEもCPI上昇を受け利上げを実行し、ユーロ・ポンドは対ドルでも堅調に推移。
3月までの推移としては
ドル円 116円〜122円 で3月末は118円台
ユーロ円 155円〜160円 で3月末は157円台
ポンド円 234円〜250円 で3月末は240円台 といった感じか。
問題は原油。。。というかコモディティです。暖冬と需給環境、および新BISも含めたファンド筋のリスク量調整から不安定な展開。ここで調整が続くようだと、
利益確定やファンド破綻があったりすると他分野にも影響が出るかもしれません。
なのでカナダドル、豪ドルの動きはちょっとわかりずらいかも。
一応
カナダドル円 100円〜105円 で3月末102円台
豪ドル円 90円〜98円 で3月末93円台 ってとこでしょうか。
株はやっていないのでよくわかりませんが、経済の好調さを受けて年度内高値を目指す展開。
2月中には今年度の高値更新(17,500円台超え)となるでしょう。
業種別とかはわからないのでパスします。
僕の予想って多数派なのかなぁ。。。さてこれを3月末に見返したときどう思うか。
えらく長くなってしまった。興味ない方ごめんなさい。
完全に自己満足の記事でした。。。