OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

2016年7月16日よりウルトラマンシリーズ生誕50周年記念作品「ウルトラマンマルス」を公開中。気軽にご覧下さい。

 

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【新作情報】

〜ウルトラマンマルス〜


キャッチコピーは「君は、隠れたヒーローを目撃する!」

監修:K
シリーズ構成:K、S


【防衛チーム紹介】

MMG(エムエムジー)
(Monster Measures Group)の略称


【メンバー】

『浅見 ミツル(あさみ みつる)』
MMGの隊長を務める人物、隊員からもその信頼は厚く冷静な面も熱血な面もある。
(イメージ:香川照之)


『早風 テツト(はやかぜ てつと)』
考えるより先に動く行動派の青年。
とある事件がきっかけでウルトラマンマルスと一心同体となる。
(イメージ:才川コージ)


『日向 シンゴ(ひゅうが しんご)』
冷静な性格をしている青年、射撃の腕前はMMGトップ。
(イメージ:多和田秀弥)


『青木 カズヒロ(アオキ カズヒロ)』
明るくチームを盛り上げるムードメーカー、慌てん坊でもあるが格闘の腕前は相当である。
(イメージ:汐谷恭一)


『赤城 アミ(あかしろ あみ)』
少々お節介な女性隊員。物事を一歩引いて客観的に見る分析派である。
(イメージ:小島梨里杏)


『尾花 エリカ(おばな えりか)』
主に基地内で通信を担当する女性オペレーター、そのため機械系の知識は抜群。
(イメージ:岡野真也)


【メカニック】
『スペースバード』
全長35.05m
全幅24.38m

カラーリングはワインレッドをベースに、MMGマシンでは唯一無二の宇宙飛行を可能にしたマシン。ナンバリングは「1」

(イメージ:サンダーバード1号)


『ビッグバード』
全長54.20m
全幅32.86m

カラーリングはホワイトをベースに赤いラインが入っていて他のマシンを積み込む事が出来る巨大戦闘機であり「空の指令室」との異名を持つ。ナンバリングは「2」

(イメージ:サンダーバード2号)


『ファイターバード』
全長11m
全幅22m

ファイターバード-αとファイターバード-βの二機が存在しておりデザインに大きな違いはなく、カラーリングが赤か青かの違いだけである。ナンバリングは「3」


(イメージ:ダッシュバード1のアタックモード)


『ドリルタンク』
全長16m
全幅13m

カラーリングは黄色がベースで先端にドリルを有する地底戦車、地中を自由に動くことが可能である。ナンバリングは「4」


(イメージ:ダッシュバード3のドリルモード)


『ジェットマリン』
全長16m
全幅13m


カラーリングは銀をベースに赤いラインが入る。水中用のマシンで大きさはドリルタンクと同じ。水中を自在に動くことが可能だが海や湖までは自力で向かえずビッグバードによって運ばれる。ナンバリングは「5」


(イメージ:ダッシュバード3のサブマリンモード)


『タイガーリーフ』
全長4.4m
全幅1.7m


カラーリングは銀をベースに赤のラインが入った乗用車、パトロールに使われることが多いが武装しており戦闘も可能。ナンバリングは唯一記されていない。


(イメージ:ジオアトス)


【ヒーロー紹介】

「ウルトラマンマルス」


身長:40m
体重:3万5千t
飛行速度:マッハ11
年齢:6300歳

変身道具:マルスパーク


(声のイメージ:石田彰)


テツトが「ウルトラマンマルス!」または「マルス!」と叫びながらマルスパークを掲げフラッシュを焚くとエメラルド色のバンクで登場するヒーロー、M78星雲光の国から地球にやって来た銀色と赤色のウルトラマン。カラータイマーは丸形、姿は初代ウルトラマンやウルトラマンネオスに酷似。


「ウルトラマンゼルド」


身長40m
体重3万t
マッハ11
年齢:6300歳

(声のイメージ:森川智之)

マルスと同じくM78星雲出身の赤い巨人。赤い炎に包まれ登場し、戦法としてキックボクシングのようなファイティングスタイルである。額にビームランプが存在してカラータイマーはありません。脳天、両耳の少し上に角を有していて顔の形はウルトラマンタロウに酷似しており、身体の模様も赤が主体で胸から肩周りにセブンのようなプロテクター、そして胸から両足の膝辺りまで銀色のラインが入っている。



【その他のイメージ】


ナレーション:中田譲治


【12月の掲載予定】


21話
「地球砂漠化工作 前編」(12月3日)
執筆:K

用心棒怪獣フィンデビラー
暗黒工作員カラスト星人


22話
「地球砂漠化工作 後編」(12月10日)
執筆:K

用心棒怪獣フィンデビラー
暗黒工作員カラスト星人


23話
「人類対人類」(12月17日)
執筆:Y

人工生命体アイシーン


24話
「トラブル・クリスマス」(12月24日)
執筆:T

ダイヤ星雲人ゼンドー星雲人


25話
「悪魔は地球に」(12月31日)
執筆:K

暗黒悪魔獣ディストラー
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投稿者:管理者

ウルトラマンマルス 第22話 B

〜研究室〜


ペンを片手に紙に計算式のようなものを書いているエリカ

そこへ研究員の一人が歩み寄って

研究員A「尾花隊員、ギャラクシウムに関して次のデータがわかりました」


エリカ「データ?」


書類をエリカに渡した研究員

エリカはそれを見つめながら音読した

エリカ「水に3.5%ほどの塩分を配合し塩水につける実験でギャラクシウムが化学反応を起こして、その効果を無効化にすることが可能・・・」


エリカは研究員を見て

エリカ「水に3.5%ほどの塩分っていうと・・・」

研究員A「はい、地球では海水がそのような状態です」

エリカ「海水だと、水が97に塩が3.4から3.5近くだったね・・・これなら怪獣の光線を無力化出来るってことね」


研究員は頷く


エリカ「うん・・・ここまではなんとかわかったわね、次にこの効果をどのようにして具現化させるかってことになるけど・・・」


すると別の研究員が


研究員B「特殊ミサイルにして、怪獣に撃ち込むというのはいかがでしょうか?」

エリカ「怪獣に撃つだけでいいの?」

研究員は首を振って

研究員B「いえ、正確には飲ませる・・・ということになります」


エリカは首を傾げながら考えた

エリカ「じゃあ・・・二段式のミサイルにすれば・・・」


研究員A「二段式?」


エリカ「うん、最初はミサイルの状態だけど、こっちが操作してミサイルを破裂させるの・・・そこから塩水が湧き出すという設計にすれば怪獣に飲ませるのも不可能じゃない」


研究員たちは顔を見合わせて

研究員B「やってみましょう・・・ですが、ミサイルは一発のみです」

研究員A「失敗したら・・・!」


その会話の途中でエリカは

エリカ「大丈夫!MMGには射撃の名手がいる・・・出来なきゃ地球が終わるのよ?」

その一言でその場を制覇、研究員たちは作業に取り掛かった


エリカも研究室から退室



〜〜〜〜〜〜〜

太陽が登りきった時だった

地震のような揺れが発生し土砂を巻き上げながら怪獣フィンデビラーが出現したのだった

「グェェェェェェゥッ!!」


この知らせはMMG基地にも届いていた



コンピューターを操作して怪獣の位置をモニターに出したシンゴ

シンゴ「隊長!怪獣です!まっすぐこの基地に向かっています」

隊長はそれを聞いて

ミツル隊長「そうか・・・次の狙いは我々のようだな・・・!」


テツトは内心で

テツト(くっ・・・カラスト星人め・・・!)


右の拳を力一杯握った


するとシンゴはコンピューターを見て

シンゴ「この基地に通信・・・?」

隊長はそれを聞いて

ミツル隊長「繋いでモニターに出すんだ!」

シンゴはenterキーを押すとモニターに背景が黒一色の場所のカラスト星人が映し出された


テツト「!?」

カズヒロ「宇宙人!?」


カラスト星人「MMGの諸君、ごきげんよう・・・私の名はカラスト星人、そして今君たちの基地へ向かっているのは私が育て上げた怪獣フィンデビラーである」


アミ「あなたたちの目的は何?」


カラスト星人「フッフッフ、今までの行動の通り、地球の砂漠化だよ」


カズヒロ「はっ?そんなことさせるかっつーんだよ!」


隊長はさらに

ミツル隊長「お前の操る怪獣の体内のギャラクシウムが構成されるまで一定時間置かなければならないという弱点はわかっている!今の攻撃でそれを防げば一気に形勢は逆転するぞ」


カラスト星人「なるほど、ではお手並み拝見と行こうか」


そう言うとモニターが消えた


カズヒロは机に手を叩きつけて

カズヒロ「クソ!もう勝ったつもりってことか!?」


そこへエリカが入室してきた

隊長はエリカを見て

ミツル隊長「エリカ、ギャラクシウム攻略の鍵は見つかったか?」


エリカ「えぇ、ありましたよ・・・海水ですよ海水」

アミ「海水?」


エリカはコンピューターの元へ移動しシンゴと交代、そして椅子に座って

エリカ「今、科学班に特殊ミサイルを製造してもらってます・・・ただし一発のみ」


シンゴはそれを聞いて

シンゴ「おいおい!なんで一発だけなんだよ!」


エリカはシンゴを見つめて笑顔になって

エリカ「あなたが一発で決めると信じてるから」


シンゴ「・・・えっ?」


隊長は手を叩いて

ミツル隊長「よーし!そうと決まれば今は時間を稼ぐしかない!テツト、アミ、カズヒロ!出撃して怪獣を足止めしろ!なんとしてもミサイルが完成するまで基地を砂にされてはならん!」


「了解!!」

三人はヘルメットを被って出撃


〜〜〜〜〜〜〜

侵攻するフィンデビラー、目の前には地上部隊の戦車群


戦車群の攻撃を受けてもなお侵攻を続けるフィンデビラー

フィンデビラーは両手のムチで戦車を叩き潰す


そして現場にはドリルタンクが到着

コックピットにはアミとカズヒロ

カズヒロ「よーし!攻撃開始だ!」

アミ「オッケー!」


ドリルタンクのドリル先端からレーザーを発射しフィンデビラーの足に命中


近くにはテツトがアタックレーザーを使って攻撃


「グェェェェェゥッ!」


近くの丘の上からそれを見つめているカラスト星人


カラスト星人「さぁ・・・どう出る?人類、そしてウルトラマンマルスよ」


人類の攻撃に怯まぬフィンデビラー


後退しながら砲撃の戦車群


〜指令室〜


研究員が入室してきて

研究員「隊長、特殊ミサイル完成しました!」

隊長はそれを聞いて待ってましたと言わんばかりに


ミツル隊長「よし、早速ファイターバード‐αにセットしてくれ!」

研究員「了解!!」

研究員は退室

シンゴは隊長を見て

シンゴ「隊長!」


隊長はシンゴを見て

ミツル隊長「頼むぞ、シンゴ!」

シンゴは敬礼してヘルメットを被って退室



滑走路から飛び立つファイターバード


コックピットのシンゴにエリカから通信が


エリカ「いい?怪獣の頭上目掛けてミサイルを撃つのよ?その後は私が操作する」


シンゴは操縦桿を握りしめて

シンゴ「了解・・・!射撃なら任しとけ」


次々やられていく戦車群、そこへファイターバードが


狙いを定めたシンゴ


シンゴ「さぁーて、一発お見舞いしてやりますか!」

発射ボタンを押したシンゴ


ミサイルは怪獣の頭上へ



それを見ていたカラスト星人は

カラスト星人「ふっ、どこを狙っている?」


指令室のエリカがリモコンのボタンを押す


するとミサイルが破裂し中から水が飛び出す

フィンデビラーは顔を上に向け水を浴びてしまった


口の中にも水が入っていく


「グェェェッ!」


モニターで怪獣の体内を調べるエリカ

エリカ「体内のギャラクシウム消滅・・・作戦成功しました!」


隊長は拳を握って

ミツル隊長「よし、だがまだ終わってない!」



カラスト星人はそれを受けて

カラスト星人「なるほど、ギャラクシウムは攻略されたか・・・が、まだ終わったわけではないぞ?」


そう言うと腕をクロスさせてジャンプ

巨大化したカラスト星人がフィンデビラーの横に着地した



ドリルタンクの機内では

アミ「カラスト星人!?」


カズヒロ「へっ、実力行使ってわけか!」

カラスト星人は右手から光弾を連発

戦車群を一蹴、そのうちドリルタンクにも命中


機内の二人は

アミ「きゃっ!」

ハンドルを動かすも

アミ「操縦不能!」

カズヒロ「くっ、なんてこった!」


カラスト星人は次にファイターバードも光弾で撃墜させる

シンゴ「くっ!ファイターバード戦線離脱!!」


カラスト星人とフィンデビラーは並んでMMG基地へ向かってくる


それを見ていたテツトは

テツト「くっ、このままではMMG基地が破壊されてしまう・・・!」

胸ポケットからマルスパークを取り出した、そして空へと掲げ叫んだ


「マルゥゥゥスッ!!」


赤色とエメラルド色に包まれて変身


二大脅威の前に立ち塞がるマルス


カラスト星人「やはり人類の味方をするのかウルトラマンマルス」

マルスは中腰になって構える

カラスト星人「私は言ったはずだぞ?邪魔をするなら容赦はせん・・・とな!」


フィンデビラーが突撃

マルス「ヘヤッ!」

接近してフィンデビラーに水平チョップ二発、左足で足元を蹴ってバランスを崩させ右足でキック


背中から転倒するフィンデビラー


カラスト星人「・・・フッ!」

カラスト星人とも肉弾戦を繰り広げるマルス

互いのパンチやキックを弾き合う

カラスト星人のパンチを前転でくぐり抜けると前にいるフィンデビラーに右腕でヘッドロック


マルス「シャッ!」

そのまま右膝でフィンデビラーの顔面に一発喰らわせる

後ろに引き下がったフィンデビラー、カラスト星人と再び格闘


パンチを二発受け、さらなるもう一発を繰り出すカラスト星人

マルス「フッ!」

それを受け止め巴投げに転じたマルス

受け身を取ったカラスト星人

マルスはダッシュしようとするが右腕をフィンデビラーのムチに掴まれた

マルス「フッ!?」


そのまま引き寄せられ羽交い絞めされる

身動きが取れないマルスの腹にキックを二発、顔面にパンチを三発入れるカラスト星人

フィンデビラーは勢い付けて突き飛ばす

受け身を取って立ち上がろうとするも膝をついたままのマルス


ゆっくり歩み寄ったカラスト星人はマルスの頭を掴んで無理矢理立たせた

そして腹パンチを二発、フィンデビラーに向かってパスされる

フィンデビラーは上体で打撃を与え、引き下がるマルスの背中にカラスト星人が両手でチョップ


挟み撃ちのサンドバッグ状態から抜け出せないマルス


最後にフィンデビラーの体当たりを受け吹っ飛ばされるマルス


背中から地に打ち付けられる、なんとか立ち上がるマルスだがカラータイマーも青から赤へと変わり点滅を始める


『ウルトラマンマルスは、地球上で長くその身体を維持することが出来ない、活動限界時間が少なくなると胸のカラータイマーが点滅を始め、その危機を知らせるのだ』

マルス「ゲッ・・・ウッ・・・!」

フラフラ状態で立ち上がったマルスにカラスト星人がこんなことを・・・

カラスト星人「ハッハッハ!見ろ!地球人類の行いこそ、お前がこの星で自由に活動出来ない環境を作り出しているのだ!皮肉なものだなウルトラマンマルス!!」

そう言いながら光弾を連発


次々命中し爆発に巻き込まれていくマルス


マルス「グッ!アァァァァァッ!!」


煙が晴れるとマルスがゆっくりとうつ伏せに倒れてしまった


カラスト星人はそれを見て高笑い

カラスト星人「ハッハッハ!さぁ!ウルトラマンマルスにとどめを刺せぇ!!!」

フィンデビラーはゆっくりマルスに迫る


マルスの右手は土砂を力一杯握りしめていた

マルス「・・・!」

両手を振り上げたフィンデビラー、そしてマルスは

マルス「ヘヤッ!!!」

咄嗟に立ち上がって右手でアッパー

後ろへ放されたフィンデビラー、マルスは素早く右腕でマルスブレードを発動させてすれ違いざまに斬撃を喰らわせた

静止した両者、マルスの背後でフィンデビラーはゆっくりと倒れ爆発


カラスト星人「!?」

マルスはマルスブレードを解いてカラスト星人を睨む

カラスト星人は光弾を連発


マルス「ハァァァァァッ!!」

ダッシュしてすり抜けていくマルスはジャンプして右手でパンチ

胸に命中し少し引き下がるカラスト星人

マルス「シャッ!」

接近して右足でキック、だが受け止められた

しかしマルスは瞬時に左足でカラスト星人を蹴り飛ばす

引き下がったカラスト星人にマルスは接近して両足でドロップキック

背中から地に打ち付けられたカラスト星人はすぐに起き上がる


そしてふと上を見るとマルスが空中から右足を突き出して飛び蹴り

それを受けたカラスト星人は転がり倒れる

連続してダメージを受けたカラスト星人、立ち上がって光弾を連発

マルスはそれに対してマルシウム光線を発射

光線は次々光弾を押し退けカラスト星人に命中

カラスト星人「ギャァァァァァッ!!!!」

光線を受けて断末魔を上げたカラスト星人は木っ端微塵に吹き飛んだ


マルスは構えを解いた

マルス「・・・シャァァァァッ!」

空を見上げて飛び立っていったのだった


〜〜〜〜〜〜〜


MMG基地を外から見つめるMMGのメンバー全員


カズヒロ「一時はどうなるかと思ったが・・・」

アミ「うん・・・マルスの助けもあって危機を脱したわね」


隊長は一歩前に出て

ミツル隊長「安堵してる時ではないぞ・・・」

隊長を見たテツトは


テツト「そうですよ、地球はこのまま行けばカラスト星人が望んでいたような星になるかもしれないんですから・・・」


エリカは二回頷いて

エリカ「現在の人類が皆、未来に向かっていけるように日々努力しないとね・・・」


ミツル隊長「その通り、私たち一人一人の行動が地球を変える第一歩になる・・・みんな、それを忘れるなよ?」


全員声を揃えて

「はい!」

と力強く返事したのだった

ミツル隊長「よし、これにて作戦終了!」

基地に向かって歩いていく全員


『こうして地球砂漠化工作は失敗に終わった・・・未だに解決されぬ環境問題、あなたの身の回りを見て環境に悪いことはないですか?それを改善する努力をしていますか?そうした小さな努力も未来に向かう大きな一歩となっていくに違いないのです、カラスト星人が望んだ星にならぬよう我々一人一人が努力しなければならないのです』



〜次回予告〜

『科学進歩の象徴、人工知能・・・』

『一人の博士によって生み出された人工生命体、だがその人工生命体が人類に牙を向くことになる!?』

『この戦いに答えはあるのか・・・?迷うテツトにマルスは・・・?』

『次回、ウルトラマンマルス【人類対人類】』
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第22話 A

〜ウルトラマンマルス〜


『とある日、MMGにある知らせが届いた・・・それはNG14ポイントに怪獣が出現したということだった』


『だが、次に届いた知らせは怪獣から未知のエネルギー反応が検知されたということだった』


『現場に到着したMMGが見たものは、森林の一部が砂漠に変えられていたという光景だった』


『その砂漠の砂を調査したMMG、その砂の正体は地球外物質のギャラクシウムが含まれる特殊な砂だった』


『再度現れた怪獣、宇宙局を砂に変えようという目的を持って侵攻を開始した』


『だが、それもウルトラマンマルスに阻止され、怪獣フィンデビラーも一定時間を置かないと砂漠化能力を発揮出来ないということが発覚した』


『フィンデビラーは一時退却、基地への帰還命令が下ったMMG隊員たち』


『その帰りにテツトは謎の声に呼ばれた、呼び出された場所へ着いたテツト』


『そんなテツトの前に姿を見せたのは、一人の宇宙人だった』


『宇宙人は、カラスト星人と名乗った・・・そして次にテツトに対して・・・』


テツト「俺のこと・・・知っているようだな・・・」


カラスト星人「当たり前だ、我々は仲間じゃないか・・・」


目を大きく見開いて耳を疑ったテツト


『彼は、一体何が目的なのだろうか・・・そして言葉の真意は・・・?』



〜OP〜


【地球砂漠化工作 後編】

迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


用心棒怪獣フィンデビラー
暗黒工作員カラスト星人
登場


〜〜〜〜〜〜〜


向かい合うテツトとカラスト星人


テツト「仲間・・・?どういう意味だ?」

カラスト星人はその問いに


カラスト星人「我々は宇宙人同士・・・争うことなど無意味ということさ」


その言葉にテツトは何かを察したのか


テツト「まさか怪獣を操っているのはお前か?」

カラスト星人「あぁ、そうだとも・・・私が育て上げた怪獣フィンデビラー・・・その能力に驚いたかな?」


テツトはアタックレーザーをカラスト星人に向けた


テツト「ふざけるな、そんなことしておいて何が仲間だ、笑わせるな」


カラスト星人は首を傾げて

カラスト星人「おっと・・・?君は地球人に味方するのかい?」


テツト「当たり前だ、俺は地球人だからな」


するとカラスト星人は高笑い

カラスト星人「アッハッハ!君たち地球人は自分たちの星を大切にしてないじゃないか」

テツト「・・・なんだと?」


カラスト星人は少し横へ歩きながら会話を続ける

カラスト星人「地球環境調査員の角倉という男は知っているだろう?」


テツト「・・・それがどうしたんだ?」


カラスト星人「私はあの男の話を聞いていた、地球はそう遠くない未来に砂漠化するそうじゃないか」


テツト「・・・その話とお前が怪獣を使って砂漠化させようとする話がどう関係があるんだ!」


カラスト星人は足を止めてテツトを睨んだ

カラスト星人「察しが悪いねぇ!ウルトラマンマルス!!」


テツト「!?」

カラスト星人「私の目から見て地球人は地球を滅ぼうとしているようにしか見えない・・・だから私が協力してあげてるんじゃないか、フィンデビラーを使ってな」


テツト「なんだと・・・!」


カラスト星人「だってそうじゃないか、人工的な環境改変、森林破壊、大気汚染・・・言い出せばキリがない・・・そんなに滅びたいなら手を貸そうと言う話だよ」


テツトはカラスト星人を鋭い目付きで睨む


テツト「お前・・・何をやってるのかわかってるのか・・・?立派な惑星破壊工作だぞ」


するとカラスト星人は不敵に笑い始めながら


カラスト星人「フフフ・・・ハッハッハ!結構結構、私は地球人を手伝ってるだけだ」


テツトは射撃、だがカラスト星人は回避

背後に回り込んでテツトにパンチしようとしたがテツトはそれを受け止めた


テツト「地球人は地球を滅ぼそうとしてるわけじゃない・・・今、科学者たちが地球の環境を改善しようと努力している・・・!」


カラスト星人「改善ねぇ・・・!」

テツトを突き放したカラスト星人、テツトは受け身を取って再び射撃

右手で弾いたカラスト星人

カラスト星人「無駄だね・・・」


ゆっくり立ち上がるテツト

テツト「お前がしていることは許される行為ではない・・・!!」


カラスト星人「宇宙人同士争うか?とても愚かな事だと思うがね」

テツト「例え愚かでも・・・地球を砂漠化させようとしているお前を見逃すわけにはいかない!お前をほっとけば地球と同じ運命を辿る惑星が次々出てくる・・・俺はそれを全力で止める!」


カラスト星人「大した熱意だ・・・だが私の工作は止められない、相手になるならば容赦はせんぞ!ウルトラマンマルス!」


そう言って姿を消したのだった


テツトはアタックレーザーを腰にかけた


カラスト星人の工作を阻止するという強い意志が、表情にも出ていたのだった



〜〜〜〜〜〜〜

研究室のような部屋


エリカは科学者たちが行っている実験を少し離れて見ていた


そこへ隊長がやってきて


ミツル隊長「どうだ?ギャラクシウムに関しては?」

エリカは首を傾げながら

エリカ「まず、ギャラクシウムを無効化するような物を作らないとどうにもなりませんよね・・・」

隊長は頷いて

ミツル隊長「そうだな・・・あの怪獣の放った光線はギャラクシウムに怪獣自身のエネルギーを加えた特殊光線のようなものだった・・・ギャラクシウム単体ではどうもならんはずだが、怪獣自身のエネルギーが加わることによってあらゆる物体を砂に変えるという悪魔のような能力となってしまっているからな」


再びエリカは実験の様子を見つめて

エリカ「もし地球上の物質で対抗出来ないと、このまま地球は砂漠に変えられることになりますよね・・・」


隊長はエリカの肩に手を置いて

ミツル隊長「徹底的に調べてみてくれ・・・鍵はギャラクシウム攻略しかない」


エリカは深く頷いた



〜〜〜〜〜〜〜


基地の屋上で夜空を見上げるテツト

そこへシンゴがやってきてホットコーヒーの入った紙カップを手渡す

シンゴ「ほら、夜は冷えるぞ」

テツト「あっ、ありがとうございます」

受け取ったテツト


するとテツトは

テツト「宇宙人から見て地球人は地球を滅ぼうとしてるように見えるんでしょうか?」


シンゴはテツトの横顔を見て

シンゴ「どうした急に?」


テツトは誤魔化すように

テツト「いえ、ふとそう思ったんです・・・」


シンゴも夜空を見上げて

シンゴ「まぁ確かに、人類がここまで文明を築き上げてきたのはさまざまな犠牲があったからこそだし、環境問題に関してはしっかり向き合わなければならないと思ってる・・・でも文明の発達が地球を滅ぼそうとしてるというのは違うと思う」


テツトはシンゴの横顔を見た

テツト「それは・・・?」


シンゴ「今のままでは危ないと思うが、文明の発達は科学や技術の進歩とも言える、だから今しっかり向かい合って環境問題も解決出来たらなぁと俺は考えてる」


テツトは再び夜空を見て

テツト「未来の人類に問題が解決出来るようなバトンを渡す・・・それが今を生きる僕たちに出来る事ですよね」


シンゴ「・・・そうだな」


二人はホットコーヒーをゆっくりと飲んだ



〜〜〜〜〜〜〜


谷間から朝日がゆっくりと姿を見せた頃


獣道を歩くカラスト星人の人間体


歩きながらこう口にした


「フィンデビラーのギャラクシウムの構成が終わったか・・・砂漠化工作を続行しようと思うが、その前にやらなければならんことがあるようだ・・・」


足を止めて空を見上げて


「地球防衛の戦力の壊滅・・・すなわち、MMG基地の砂漠化だ!」


カラスト星人の次なる魔の手は、ついにMMGに向けられた!!


怪獣と宇宙人の脅威に、勝利を収められるのだろうか・・・?


Bへつづく
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第21話 B

両手に大量の書類を持って基地の通路を歩くエリカ

そんなエリカを呼ぶ声が


「エリカー!」

エリカは振り向いて相手を確認するとテツトだった


テツトは書類を目にして

テツト「すごいね・・・ギャラクシウムについては何かわかった?」


そう問うがエリカが表情を曇らせて


エリカ「そう簡単に地球外物質の解明は出来ないわ・・・色々実験してみる必要があるという返事も貰ったし・・・時間かかりそう・・・」


テツト「そう・・・か、解明出来なければ宇宙人や怪獣の手によって地球が砂漠に変えられてしまうからな・・・」


エリカ「うん、そうね・・・少しでも早くに解明出来るようにしないと・・・」


すると警報音が鳴り響き隊長の声が


ミツル隊長「MMG隊員はただちに指令室へ集合せよ!MMG隊員はただちに指令室へ集合せよ!」


テツトとエリカは顔を見合わせて頷いて指令室へと急いだ


指令室に入室した二人、既にシンゴ、カズヒロ、アミもそこにいた


テツト「隊長!何かあったんですか?」

隊長はコンピューターを操作し赤い点が地底から地上へと向かってる図を表示したのだった


シンゴ「これは・・・?」

隊長は一同を見て

ミツル隊長「昨日NG14ポイントで確認された未知のエネルギーを持つ生物反応がTK02ポイントの地底から地上へと向かっている」


カズヒロ「未知のエネルギー・・・まさか?」

アミ「ギャラクシウム・・・!!」


隊長は皆を見て

ミツル隊長「首都圏を砂漠にされたら日本がたちまち混乱する!なんとしても阻止するしかない!!全員出撃だ!!」


エリカ含めた全員はヘルメットを手にして


「了解!!」


と返事し出撃する


〜一方、現場では〜

太陽に照らされる日中

激しい揺れとともに土砂が舞い上がる

市街地に地底から怪獣が出現した

体色は黒、首から胸辺りにかけてクラゲのような形をしており頭には逆L字型の角、両手は触手、背中に4本の突起物を備え眼光は赤の怪獣、用心棒怪獣フィンデビラーだった

「グェゥゥゥゥゥッ!」


逃げ惑う人々、フィンデビラーは右の触手で目の前のマンションを叩いて破壊


そんな現場にビッグバード、ファイターバード一機が登場

ビッグバードには隊長、カズヒロ、エリカの三人、ファイターバードにはシンゴとエリカが搭乗していた


一方、地上にはテツトが乗ったタイガーリーフが到着

タイガーリーフを降車したテツトは逃げ惑う人々を安全な場所へ誘導開始


テツト「皆さん、あっちです!落ち着いてください!」


ビッグバードのコックピットの隊長は

ミツル隊長「おそらくあの怪獣の体内でギャラクシウムが構成されてるのだろう・・・奴が砂漠化能力を繰り出す前に決着をつけるぞ!」


カズヒロ「えぇ!東京を砂漠に・・・地球を砂漠になんかさせねぇ!!」

ビッグバードとファイターバードは攻撃を開始

しかしフィンデビラーはビクともせず侵攻を続ける


ファイターバード機内のシンゴは

シンゴ「あの怪獣、ただ地上を砂漠にしに来たわけではなさそうだ・・・」


その発言を聞いたアミはマップで怪獣の行き先を調べた


アミ「・・・ハッ・・・!」


シンゴ「ん?アミ、どうかしたのか?」

アミはシンゴに

アミ「怪獣の向かう先には宇宙局がある・・・!」


シンゴ「!?」


ビッグバードコックピットでそれを受けた隊長は


ミツル隊長「まずいな・・・宇宙局が砂漠に変えられては宇宙からの通信、それに侵略者に対抗することが出来なくなってしまう・・・なんとしても食い止めるんだ!!」

阻止するように背中に攻撃するがフィンデビラーの足は止まらない


「グェゥゥゥゥゥッ!」


背後から接近するファイターバード


フィンデビラーは咄嗟に振り返って左の触手でファイターバードを捕らえる


シンゴ「なっ!しまった!!」


フィンデビラーはそのまま遠心力を利用してファイターバードを放す


シンゴ「くっ!アミ!脱出だ!」


二人はなんとか脱出、ファイターバードは地上に墜落し爆発を起こした


ビッグバードは旋回してフィンデビラーから距離を置く


カズヒロ「ファイターバードがやられた・・・!?」

フィンデビラーが再び進行方向を変えると宇宙局と思われる建物を目にした

フィンデビラーはそれを見て頷いて口を大きく開いた


地上でそれを見ていたテツトは胸ポケットからマルスパークを取り出して右手に持った

そして空へと掲げて叫んだ


「ウルトラマンッ!マルゥゥゥス!」

赤色とエメラルド色に包まれて変身


砂漠化能力を口から放とうとしたフィンデビラー

そこへ、マルスが足元に飛び込んで


マルス「シャッ!」

足を掴んでフィンデビラーを転倒させた

地に背を打ち付けたフィンデビラーは空に向かって砂漠化光線を発射してしまった


なんとか砂漠化を阻止することに成功


マルスは頷いてからマウントを取って右手でチョップ二発、そして左膝でフィンデビラーの腹を蹴る


しかしフィンデビラーもマルスを突き放した


ビッグバードの隊長は


ミツル隊長「マルス!ありがとう!」


そう口にした後、エリカは


エリカ「隊長、怪獣の体内からギャラクシウムを検知出来なくなりました」

それを聞いた隊長はマルスとフィンデビラーの死闘を見ながら


ミツル隊長「そうか・・・あの怪獣は砂漠化光線を頻繁に撃つことが出来ないんだ・・・!」


フィンデビラーと組み合うマルス


マルス「フッ!ヘヤッ!」

右手でパンチで突き放すと今度は右足でハイキック


引き下がったフィンデビラーは右の触手でマルスの左足を捕らえる

マルス「!?」

フィンデビラーはそのままマルスを転倒させる

触手を放し倒れるマルスに接近


「グェゥゥゥゥゥゥッ!」

起き上がろうとしているマルスの腹を右足で蹴り上げた

転がり込むマルスだったが跳ね起きで立ち上がる

フィンデビラーはそのまま突進

マルスもダッシュしてジャンプ

頭上を前宙して回避

着地したマルスは振り向かず連続バック転

一方足を止めたフィンデビラーは振り向く

そこへバック転で接近してきたマルスは相手の懐に入って両手でフィンデビラーの首を掴む


マルス「ドルァァァァッ!」


そのまま勢いよく首投げしてフィンデビラーを地に打ち付ける


少し距離を取って構えるマルス


フラフラながらも立ち上がるフィンデビラー

マルスはマルシウム光線を撃とうと動作に入った

するとフィンデビラーは口から白い煙を発射


それを見たマルスは動作を中断

マルス「!?」

完全に煙の中に姿を眩ませたフィンデビラー


煙が晴れるとフィンデビラーの姿は消えていた


ただ、立っていた場所には穴が開いていた


マルスがそれを見ると同時にカラータイマーが点滅を始めた


ビッグバードの機内でも


エリカ「隊長、怪獣は地底へと逃げていったようです」


ミツル隊長「むぅ・・・そうか・・・また逃げられてしまったか」


マルスは飛び立っていく

マルス「シャァァァァァッ!」


隊長はブレスで

ミツル隊長「シンゴ、アミ大丈夫か?」


シンゴ「あっ、隊長・・・えぇ、俺もアミも大丈夫です」


ミツル隊長「そうか・・・今から着陸するから搭乗してくれ」


隊長は相手を切り替えて

ミツル隊長「こちらビッグバード、テツト応答せよ」


テツト「はい、こちらテツトです」

ミツル隊長「怪獣も逃げた、一度基地へと帰還せよ」


テツト「了解!」


地上でそう命令されたテツトはタイガーリーフの元へと走っていく

空は夕焼け空へと染まりつつあった


〜〜〜〜〜〜〜


夜の公道を行くタイガーリーフ


ハンドルを握って何事もなく基地へと向かっている最中のテツトだったが急に彼を呼ぶ声が


「テツト・・・早風テツト・・・」


テツト「・・・!?」

驚いたテツト目だけを動かして周りを見渡す


すると謎の声は

「探しても無駄だ・・・この声は君にしか聞こえてはいないのだからな」

テツト「・・・お前は誰だ・・・?」


運転しながら受け答えをするテツト


「それを知りたければ、そこから300m先の公園で車を止めろ」


テツト「公園・・・?」


公園を発見したテツトはタイガーリーフを路肩に停めた


降車したテツトは公園へ


誰もいない夜の公園に着いたテツト


テツトは周りを見渡しながら


テツト「来たぞ・・・正体を現せ!!」

「フッフッフ・・・よく来たねぇ」


声がする方を向いたテツト、すると木の陰から一人の宇宙人が姿を見せた

手と足の先、顔が黒色で他の箇所は銀色、そして足の何箇所かに赤い球状の物が確認出来る

眼光は目、そして口元には三角状で赤く光る物も


これが宇宙人、カラスト星人の姿だった


テツトは驚いて


テツト「お前は・・・!?」


カラスト星人は自分の胸に右手を添えて

カラスト星人「私の名はカラスト星人・・・会えて嬉しいよ、早風テツト・・・いやっ、ウルトラマンマルス」


テツト「・・・俺のことを・・・知ってるようだな」

すると次の瞬間、カラスト星人はとんでもない発言をした

カラスト星人「当たり前だ、我々は仲間じゃないか」


テツトは目を大きく見開いて耳を疑った


カラスト星人の発言には、どのような意味が込められているのだろうか・・・?



つづく


〜次回予告〜

『地球砂漠化工作、地球の寿命を短くすることがカラスト星人の目的なのか?』

『怪獣と宇宙人、二大脅威を前にMMGに絶体絶命の危機が!』

『MMG基地が砂漠に!?マルスの怒りが悪を砕くのか?』

『次回、ウルトラマンマルス【地球砂漠化工作 後編】』
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第21話 A

〜ウルトラマンマルス〜

とある一室、教卓の前に立つ白衣を着た男性

右の胸ポケットのは名札がしてあった

そこには「地球環境調査員 角倉」という名前があった

角倉(かどくら)は目の前に広がる自分の話を聞きに来たすべての人々に話を始めたのだ


マイクを右手に皆に向かって開口一番が

角倉「皆さん、現在地球は恐ろしい速度で砂漠化が進んでいます」

それを聞いた皆は少し驚いた表情を浮かべた


そして角倉は続けて

角倉「皆さんはご存知かどうかわかりませんが、その砂漠化が進んでいるのはサハラ砂漠要するアフリカ大陸です、毎年150万ヘクタールもの勢いで砂漠化が進んでおりこの勢いではアフリカ大陸が砂漠と化してしまうのも時間の問題となりつつあるわけです」

話を真剣に聞く人々

角倉「そして、中国でも砂漠化は北京にまで進んでいます・・・砂漠の砂が風で巻き上げられ運ばれます・・・他の地域まで砂漠と化してしまう可能性も十分に考えられ、とても我々が住む日本も他人事ではなくなってきたのです」

角倉は真剣な眼差しで


角倉「皆さん、今一度重要視して下さい・・・この地球はそう遠くない未来、砂漠化してしまうということを・・・!」


その発言の後、疎らだったが拍手が起こった


人々の中に、角倉を見つめて不敵な笑みを浮かべる黒いスーツの男の姿があった

男は二回頷いて、次の瞬間に小さく


「・・・地球砂漠化工作・・・ねぇ」


とつぶやいたのだった


〜OP〜


【地球砂漠化工作 前編】

迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


用心棒怪獣フィンデビラー
暗黒工作員カラスト星人
登場


〜〜〜〜〜〜〜


MMGの指令室の扉が開いて隊長が入室してきた

目に見えた光景はエリカのコンピューターの元へ集まっているメンバーたちの姿だった

ミツル隊長「みんなどうしたんだ?モニターに夢中になって・・・」


そう言われたカズヒロは隊長を見つめて

カズヒロ「隊長、そう遠くない未来に地球は砂漠化するんすかぁ?」


隊長は椅子に座って

ミツル隊長「なんだ、角倉調査員の講演でも見たのか?アッハハ!」

穏やかにそう答えた隊長

シンゴも隊長を見て

シンゴ「隊長、現実的に考えて地球が砂漠と化するのは何年くらいなんでしょうか・・・?」

隊長は机の上に両手を置いて顔を天に向けて考え込んだ

ミツル隊長「うーん、そうだなぁ・・・」


しかし隊長は次の瞬間、皆を見て

ミツル隊長「そういえば科学班が砂漠化を阻止する特殊水の開発が数年前から行われるそうだ・・・それを使えばどうにかなるかもわからんな?」

誤魔化すように発言した隊長

そう言われた一同は少し笑って

シンゴ「上手く濁されちゃいましたね」

テツト「まっ、宇宙からの侵略者とか言う前に、環境問題が厄介かもしれませんね・・・」


テツトの発言にアミは頷いて

アミ「そうねぇ、私たちが考えたところで何も出来ないのかも・・・」


そう話してる間に隊長は

ミツル隊長「まぁ我々が考えたところでってところだな・・・」

すると警報音が鳴り響く


エリカはすぐにキーボードを打ち込み調べた

エリカ「隊長!NG14ポイントに怪獣が出現しました!」


隊長は椅子から立ち上がって

ミツル隊長「よし、出撃だ!!」


一同はヘルメットを持って

「了解!!」

エリカ以外の者はすべて出撃だった


格納庫の台に乗って移動するビッグバード

コックピット内の隊長は

ミツル隊長「ファイターバードをビッグバードへ!」

ビッグバードは移動式の台で横移動、しばらく移動した後に停止しリフトアップ

台の一部分が開くと同時に機体下をオープンさせると移動してきた別の台にスタンバイしているファイターバード二機を積み込む

ミツル隊長「ファイターバード、積込確認!ゲートオープン!」

真上のゲートが左右に開き、さらにリフトアップ

基地の滑走路に姿を見せたビッグバード


滑走路がやや斜辺になった


ミツル隊長「エンジンスタート!ビッグバード、レッツゴー!」

隣のテツトがレバーを思いっきり引く

エンジンが始動、そしてスピードがついて離陸していった

現場へと急ぐビッグバードの姿があった

隊長は機内のメンバーに命令を下す

ミツル隊長「現場に到着と共にファイターバードを出撃させる!αにはテツトとアミ、βにはシンゴとカズヒロ・・・いいな!?」


そう言われた一同は声を揃えて

「了解!!」


それぞれの戦闘機に移動を開始したメンバー、すると隊長のブレスにエリカから通信が


ミツル隊長「はい、こちらビッグバード、本部どうぞ」


エリカ「隊長、NG14ポイントから未知のエネルギー反応をキャッチしました!」

隊長は首を傾げて

ミツル隊長「未知のエネルギー反応・・・?怪獣から何か放たれたということか?」


エリカ「おそらくそうではないかと・・・」


隊長はしばらく間を空けてから

ミツル隊長「わかった!まずは現場に行く」

現場へと向かうビッグバード


『この後、MMGのメンバーたちは恐ろしい光景を目にすることになるのであった』



そして現場に到達したビッグバード

コックピットの隊長は信じられない光景を目にしたのだった

ミツル隊長「・・・これは!?」


そこは森林の大半部分が砂漠化している光景だった


隊長は周りを見渡しながら

ミツル隊長「怪獣の姿が見当たらない・・・エリカ!」

通信する隊長

するとエリカは


エリカ「怪獣は地底へと姿を消したようです、未知のエネルギーは怪獣から確認出来なくなりました・・・」


空を飛ぶビッグバードを地上から見つめる黒いスーツの男

先ほどの角倉の講演を聞いていた男だった

その男は不敵な笑みを浮かべながら

「実験は成功のようだ・・・ただ使う頻度は限られているようだ・・・」


それだけつぶやいてその場から歩いて去っていく



コックピットの隊長はブレスで各隊員に


ミツル隊長「一旦出撃は中止だ、その変わり着陸して現場を調べることにする・・・」


そう言うとビッグバードは森林地帯に着陸したのだった


地上から砂漠化した光景を見つめる隊員たち


カズヒロ「これは酷い・・・なんて光景だ・・・」

アミ「こんなことが起こるなんて・・・」


テツトは隊長に近寄って

テツト「これが怪獣の仕業と・・・?」

隊長は首を傾げて

ミツル隊長「まだ断定出来たわけじゃないがその可能性が高い・・・怪獣の能力でもし砂漠化したのならば、普通の砂漠とは違うものかもしれん・・・調査する必要があると私は感じただけだ」


テツトは砂漠化した部分を見て

テツト「しかし広い部分が砂漠になったもんですね・・・」

隊長は皆に

ミツル隊長「これより調査を開始する、詳しいデータは本部に帰ってから行う」


「了解!」

四人の隊員は砂漠化した場所へと足を進めた


『こうしてMMGによる謎の砂漠の調査が行われた、そしてMMG基地へと帰り調査結果を報告する時が来た』


〜MMG基地、指令室〜


メインモニターに表示された砂漠化した場所の写真

それを見ながらエリカは

エリカ「この砂漠が何で出来てるか、調査が完了しました」


ミツル隊長「よし、報告を頼む」

エリカは席を立ってメインモニターの隣へ


エリカ「まず、この砂漠の砂の物質は実際現在の地球には存在しない物質であることが確認出来ました」


シンゴ「えっ?地球外の物質?」

エリカ「地球上の砂と照らし合わせると非常にそっくりですが、この砂には地球外のエネルギーを感知しました」


テツト「地球外のエネルギー・・・?」


エリカ「そう、この砂に含まれるギャラクシウムという物質は地球には存在してません」

アミ「・・・ギャラクシウム・・・?」


エリカ「そうです、数年前の宇宙調査団が隕石を持ち帰ってきてそれを砕いた時に検出されたという物質」


隊長はエリカを見て

ミツル隊長「なるほど・・・ギャラクシウムか・・・やはりあの怪獣の仕業と見て間違いないようだな」

テツトは隊長を見て

テツト「とすると、現れた怪獣は宇宙怪獣ってことですか?」


しかしカズヒロは

カズヒロ「しかし、最近宇宙から地球に物体が飛来したなんて報告は来てないぞ」


するとシンゴは

シンゴ「宇宙人・・・我々よりも高度な科学を持った宇宙人ならば地球に忍び込むことも可能ではないだろうか?」


そう話してるメンバーに隊長は

ミツル隊長「何にしても、あの怪獣の能力で砂漠化させられたのならばこれ以上にない厄介な能力ということになる・・・なんとしても対策しなければ・・・」

エリカは隊長に

エリカ「隊長、ギャラクシウムを無効化・・・つまりあの砂を消せる方法が無いか科学班と一緒に調査してみます」

そう言って部屋を後にしたエリカ


ミツル隊長「うむ、頼む・・・」


隊長は他のメンバーを見て

ミツル隊長「我々はあの怪獣を警戒することにする」




〜その夜〜


山奥、丘の上から街を眺める先ほどの男


「・・・フィンデビラー、お前の体内でギャラクシウムを構成するのだ・・・それが完了次第また明日にでも、地球砂漠化工作を再開する・・・」


そう言うと男の耳に怪獣の咆哮のような物が聞こえたのである


「フゥゥゥゥゥッ!!」


男は不敵に笑った


「フフッ・・・フッフッフ!」


怪獣を操り、地球を砂漠化させようと暗躍するこの男の正体は?

そして、砂漠化させる能力を持っている怪獣はどのような姿をしているのか・・・?



Bへつづく
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投稿者:執筆:K
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