OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

ウルトラマンマルス 完結致しました。
応援ありがとうございました。


ウルトラマンアザドス 4月15日より毎週土曜日掲載!

 

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【新作情報】


〜ウルトラマンアザドス〜


【登場キャラ】


『高城 聖也』(たかじょう せいや)

22歳。冒険家。11歳の頃に父親をなくした事をきっかけに父親からの「自分自身の勇気」の大切さの教えを支えに生きている若者。彼がウルトラマンアザドスに変身する。

(イメージ俳優:桑野晃輔)


『玉木 尚子』(たまき しょうこ)
22歳。聖也の学生時代の友人であり定期的に連絡をすることもある。興味を持ったことにはとことん突っ込む。アザドスの出現を見て聖也と何か関係があると信じている。

(イメージ俳優:奥田佳弥子)


『館代 大介』(たてがわ だいすけ)
22歳。聖也の学生時代の友人。性格は冷静かつ慎重。尚子、巧と研究施設を運営している。アザドスの出現を見て彼もまた聖也との関係を気にしている。


(イメージ俳優:井上拓哉)


『武蔵野 巧』(むさしの たくみ)
22歳。彼も聖也と学生時代の友人。前向きな性格で時に尚子や大介から突っ込まれうこともしばしば。彼もまたアザドスと聖也の関係を気にしている。


(イメージ俳優:泉大智)



『ゴダイン』
地球外からやってきた古獣を操る男。その目的は地球人類の壊滅、だが彼が何故そのような目的を持つようになったのかが聖也は気になっている。


(イメージ俳優:渡辺いっけい)


『和代 龍太郎』(わしろ りゅうたろう)
41歳。地球防衛の精鋭部隊である「アーム」の隊長。ウルトラマンアザドスを見て何かを思い出すことが・・・。


(イメージ俳優:益岡徹)



【登場ヒーロー】


『ウルトラマンアザドス』


身長2-40m
体重150kg-5万t


宇宙から降ってきた隕石の中に自らをアザドスティックとパワーを詰めたアザドスクリスタルに変換し眠りについていた。封印を解くには「勇気を大切にする者」を必要としており、聖也を選んだとされる。彼がどのような経緯でゴダインと敵対するようになったのか・・・彼が出現したことによってさまざま関係がつながっていく。



(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファースト)


【4月の掲載予定】


第1話
「目覚める勇気」(4月15日)
執筆:S

古獣ゴドモン
古獣ビュウビラン


第2話
「ファイト!アザドス!」(4月22日)
執筆:S

古獣ゴドモン
古獣ビュウビラン


第3話
「最後の砦の名」(4月29日)
執筆:A

古獣ビュウビラン
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投稿者:管理者

ウルトラマンアザドス 第2話 B

前回、彼らが訪れた巨大遺跡に姿を見せたゴダイン



左手に持つ杖を地につけて彼は目を閉じた


そして彼は小さく


ゴダイン「ゴドモンは今にも戦える状態・・・か」


目を開けた彼は杖を少し上で放して右手に持ち替えて空へ掲げる


再び目を閉じた



ゴダイン「・・・だが、ビュウビランはダメージが残っておりまだ回復が間に合わない・・・か」


目を開けたゴダインは腕を下ろして



ゴダイン「しかしウルトラマンアザドスはお世辞にも力を取り戻したとは言い難い状態であること・・・これをプラスに考え次の攻撃に活かすべきだねぇ」


左手を顎に添えて不敵な笑みを浮かべたゴダイン


ゴダイン「・・・しかも彼はまだこの近くにいるではないか・・・好機と言うにはいささか難しい場面ではあるが・・・」


そして横に顔を向けて青空を見つめ


ゴダイン「ここは仕掛けてみても良い場面でもありますねぇ、もう一回私の古獣と遊んでみてもよろしいのでは?アザドス」


そう口にしたのだった



〜〜〜〜〜〜〜


森林を抜けて道に出てきた三人


周りを見渡す尚子


後ろの大介は


大介「おい尚子、もう夕方になる・・・そろそろ引き上げないとこの地で夜を迎えることになりそうだぞ」


しかし尚子は


尚子「もうちょっとだけ・・・彼は絶対生きてる・・・」


巧は大介の横顔を見て


巧「一度真剣になった尚子は誰にも止められないのは知ってるだろ・・・?」


大介は巧にデコピン


巧「いってぇ!」


大介「だとしてもだ・・・状況を考えて欲しい・・・ん?」


ふと横を見ると日産のe-NV200をベースにしたオレンジと銀が主体のワゴンタイプの車(アームロディー)が彼らの前に停車した



ドアには【ARM】と記されている


運転席側からは剣斗、そして助手席側からは加奈が降車した



剣斗「ちょいちょい、君たちこんなところで何してるの?」


三人に近寄る剣斗


大介は剣斗に

大介「えっ、ちゃらいな・・・アームってこんな人がいるのかよ」


大介の言葉に加奈は少々早口で


加奈「それはこの人だけです、他のメンバーはそうでもありません」


巧は少し困惑しながら


巧「ずいぶん早口ですね・・・」



加奈は冷たく


加奈「どうもありがとうございます」


と返した


尚子は剣斗に


尚子「アームの人たちこそ、どうしてここへ?」


大介が続いて


大介「そうだ、もう古獣と呼ばれる巨大生物はいなくなったぞ」


加奈は大介を見て


加奈「古獣・・・?」


巧「あぁ、さっきそう言われる巨大生物を操る男であるゴダインってやつに会ったぜ?」


剣斗は尚子を見て


剣斗「おや?天使かな?」


尚子は少し嫌そうな表情を浮かべた、それを見ていた大介は彼を尚子から遮るように立った


大介「はいはい、ナンパはするなよ?」


剣斗は苦笑して


剣斗「おいおい、勝手に決めるなよ・・・」


加奈は独り言のように


加奈「キャップが言ってた事は的中のようです、それでその男はどこへ行ったかわかりますか?」



巧は首を横へ振った


巧「わかってたら苦労しない・・・てか俺たちは人探ししてるんだ!邪魔しないでくれよ!」


そう口にする巧に剣斗は


剣斗「ここは危険だ、今からは俺たちと行動すること?オッケー?」



加奈はそれに続けるように


加奈「その通りです、もしあなた方だけで行動していたとして、その古獣とやらが出現したらどうするつもりだったんでしょうか?そういうことも考えると私たちと行動を共にする方が安全と言えます」


巧は加奈の早口に圧倒されて


巧「はぇ、すっごいなぁ」


と言うしかなかった


剣斗は大介の腕を掴んで


剣斗「ってこと!さぁ、早く乗りな!」


大介「はいはい!わかったよ!」


腕を振り払った大介は尚子に


大介「しょうがないがここまでだな・・・ってあれ?」



尚子を見たつもりが尚子の姿が見当たらない


巧「って尚子はどこに行ったんだ?」


加奈は剣斗を見て


加奈「何故見失うんですか?」


剣斗は少し焦って

剣斗「あぁもう!手間増やさないでくれよあの天使・・・」


大介は剣斗を冷たい目線で見て


大介「その天使って呼び方どうにかなんねぇのか?」


と呆れ口調で言い放った



〜〜〜〜〜〜〜


岩場の岩の一つに腰をかけていた聖也


右手に持つアザドスティックを見つめ続けていた


聖也「・・・今は難しく考えてもしょうがねぇのかな・・・」


とつぶやいた


太陽が沈みかかっており雲も少し多くなってきた


空を見た聖也は


聖也「・・・暗くなる前にみんなと合流して帰らねぇとな・・・」


と口にしてアザドスティックをズボンのポケットにしまって岩から離れ横に置いていたリュックを背負って歩き始める



ふと前を見た聖也は足を止めて何かを発見


それは尚子の姿だった



尚子は少し嬉しそうな表情を浮かべて


尚子「やっぱり・・・生きてた・・・」


聖也は少し驚いて


聖也「尚子・・・?なんでここに?大介と巧はどうしたんだ?」

駆け寄る聖也


尚子は少しうつ向いて


尚子「アームの人たちが来て一緒に行動するようにって言われたけど、ちょっとの隙を突いて抜けてきたの・・・」


それを聞いて少し呆れた聖也


聖也「お前、あの二人に心配かけてどうすんだよ?」


尚子は聖也を見て少し怒りっぽく


尚子「聖也くんこそ!あんな危ないことして・・・もし死んだらどうするつもりだったの?」


それには反論出来ない聖也


聖也「それに関しては・・・すまなかった・・・」


尚子は申し訳なさそうな聖也の顔を見て


尚子「・・・反省してるなら、良いと思うけど」


聖也は尚子の顔を見て少し笑った


聖也「はっ、ほんとお節介だなお前は」


尚子「みんなの元に行こう・・・ね?」


聖也は頷いた


二人は横並びで歩き出した瞬間、地震のような揺れが起こった


次の瞬間、地面からゴドモンが出現した


「ギャァァァオォォォゥ!!」



聖也「古獣!?ってことはゴダインがまだ近くに・・・!」


ふと尚子を見た聖也は変身出来ないと判断し


聖也「尚子、逃げるぞ!」


尚子の手を取って走って逃げる



一方、アームロディーに乗っていた一同もゴドモンを目撃、車を停車させた


加奈「あれが古獣ですか・・・」


剣斗は胸のモバイルを取り出して通信


剣斗「キャップ!巨大生物が現れてピンチになりました!」


通信先で龍太郎は


龍太郎「わかった、英治を向かわせる!」


と返事をもらった


加奈は剣斗を見て


加奈「私たちは逃げることに専念しましょう」


後部座席の巧は


巧「えっ、戦わないの?」


加奈は冷静に

加奈「あなた方を乗せたまま戦闘することはあまりにも危険です、ここは逃げることに専念した方が安全と言えます」


剣斗「ってことだね!」

ハンドルを切ってアクセルを踏んだ剣斗


アームロディーはUターンしてゴドモンと反対方向へ


ゴドモンは周りを見渡しているとアームロディーを発見


ゴドモンはそれを追うように足を進め始めた



一方逃げていた聖也と尚子は一旦足を止めてゴドモンを見つめる


聖也「何かを追うように進んでる・・・?」


尚子はそれを聞いて


尚子「まさか・・・大介たちじゃ?」


聖也「・・・その可能性、高そうだな・・・!」



尚子は何かを耳にしたのか後ろを見上げた


尚子「あれは・・・!」



それはアームの戦闘機(アームスター)だった


コックピットには英治はサングラスをして座ってる


英治「ミッションスタート・・・!」


光子砲を放ってゴドモンの背中を攻撃


命中したゴドモンは振り向いてアームスターを睨む



反撃に火炎放射を放つが回避される



アームロディーの車内からアームスター対ゴドモンの様子を見ていた大介たち


巧「いいぞいいぞ!そのまま古獣なんかぶっ潰しちまえ!」


大介「あぁ、行けるぞ!」


前部の加奈は冷静に戦況を見つめていた



火炎放射を回避してすぐさま光子砲を放つアームスター


顔面付近に命中する



その戦況を見つめる地上のゴダイン


ゴダイン「・・・少しは頭を使え、ゴドモン!」



その声が聞こえたのかゴドモンは目線をアームスターからアームロディーに変更


それに気付いた英治は


英治「まさか!?」


ゴドモンはアームロディーに向かって火炎放射


それを見ていた車内一同


加奈「なっ、こちらに攻撃を?」


大介「やばい!命中する!!」


巧は両手で頭を抑えて


巧「あぁぁぁぁぁッ!!」


命中寸前でアームスターが庇うように攻撃を受けた


加奈「英治・・・!?」


火を上げながら飛行するアームスターは地上に不時着


コックピットの英治は口から血を垂らして気絶


ゴドモンはそれを見てアームスターに近づいていく



アームロディーは一旦停止


剣斗は車内から出てアームスターに向かって叫ぶ


剣斗「おい!英治ィィィィ!!!」



聖也も足を止めてそれを見た


尚子も足を止めて聖也を見て


尚子「聖也くん・・・?」


アームスターに迫るゴドモン



聖也はゴドモンの方へ歩き出そうとしたところ尚子に掴まれる


尚子を見る聖也


尚子「どこに行くの!?」


聖也は掴まれながらもゴドモンを見て


聖也「行かなきゃ・・・俺があの古獣を倒さなきゃ・・・」


尚子「何言ってるの?そんな武器どこにあるっていうの!?」



必死に制止する尚子、聖也はゆっくりと顔を向けて尚子を見て


聖也「俺は力を授かった・・・」


尚子は疑問を感じた


すると聖也は右手でポケットからアザドスティックを取り出した



それを見た尚子は


尚子「そのアイテム・・・あの隕石の・・・?」


変貌してるアイテムにさらに疑問が思い浮かぶ


聖也「俺がこの力を授かった意味・・・俺に力が貸された意味・・・それはこのためなんじゃないかと思うんだ・・・」


腕をゆっくり放した尚子


聖也「目の前で一つの命が危機に晒されている・・・それを見過ごすことなんか出来ない・・・でなければ俺がこの力を得た意味がない!」


尚子は察したのか、小さく


尚子「まさか・・・あの光の巨人は・・・」



聖也は再びゴドモンを見てからアザドスティックを見て


聖也「今度は・・・力を制御し、あの古獣を倒す」


尚子から少し離れてゴドモンを睨む


そして左手にアザドスクリスタルを持ってアザドスティックにセット


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』


右手を少し後ろにしてから一旦しゃがみこむ


聖也「ファイトッ!」


勢いよく立ち上がってそのまま右手にするアザドスティックを空に掲げて引き金を引いた


聖也「アザドォォォォスッ!!!」



光に包まれた聖也


白と青が混ざったようなゾーンを経てアザドスが出現する



「ゼェヤァ!」


太陽が沈んだ直後、少し明るさが残った空から一つの光がゴドモンの前に降り立った


人影はしゃがんだ状態、そしてゆっくり光が消えて赤と銀のボディを露にした


ゆっくりと立ち上がったアザドス



それを見た尚子は両手の合わせて握る


尚子「聖也くんが・・・光の巨人・・・!」



そしてアームロディーの元にいる一同も


大介「おぉ、またあの巨人か!」


巧「良いところで来てくれたなぁ・・・!」


加奈はさっきまで見せたことのないような驚愕の表情を浮かべて


加奈「光の・・・巨人・・・!?」


剣斗も思わず


剣斗「おいおい・・・こりゃ、神ってんな・・・」



アームスター内で気絶していた英治は目を覚ましたのかサングラスを取って驚愕の表情を


英治「これは一体・・・!?」



ゴダインは杖を地に突き立てて両手を合わせた


ゴダイン「お待ちしておりましたウルトラマンアザドス!!さぁて、私の古獣の前にその命落として行ってもらいましょうか・・・?」




アザドスは自分の両手を見て握ったり広げたりを繰り返し動作を確認


アザドス(聖也)「今度は意識が残ってる・・・アザドスの中に俺の意識が・・・俺の身体が宿ってる・・・!」


そしてゴドモンを見て姿勢を低くしてファイティングポーズ


アザドス(聖也)「行くぜ・・・!」


ダッシュするアザドス


ゴドモンに掴みかかる


ゴドモンは左足でアザドスの腹を蹴る

アザドス「ヌオッ!」


怯んで手を放したアザドス、ゴドモンは尻尾を振るってアザドスに浴びせる


突き飛ばされたアザドス倒れ込む


倒れるアザドスにさらに尻尾を二発叩きつけるゴドモン


アザドス「グァッ!」


そして顔を向けたゴドモンは火炎放射を発射


立ち上がろうとしていたアザドスに命中


アザドス「グォォォワッ!」


爆発に包まれた



それを見た一同は不安な表情を見せた


ゴダイン「ハッハッハ!こんなものですかねぇ?力を取り戻せていないアザドスの実力というのは?」



立ち込める煙、それを見つめるゴドモン


ゴドモンは少し警戒するような反応を見せる


ゴダインも笑みを消し、目を細めた


煙が徐々に晴れていくとその中にはしゃがんだ状態で腕を交差させて顔をうつ向かせているアザドスの姿が見えるように


腕を下ろしつつ顔を上げてゆっくりと立ち上がるアザドス



ゴダインは冷静に見て


ゴダイン「おやっ?さすがにあの攻撃では倒されませんか・・・」



そして尚子はアザドスに向かって


尚子「頑張ってぇぇぇぇッ!!!」


と叫んだ


アザドスはその声を聞き頷いてから再びダッシュ


ゴドモンはそれを見て火炎放射


尚子はそれを見て


尚子「飛んで!!!」


アザドスは咄嗟にジャンプし回避


アザドス「ゼェヤ!」


ゴドモンの頭上で前宙してから着地


ゴドモンは振り返らず尻尾攻撃


アザドスは振り向いて尻尾を両手で掴んで引き寄せる


寄せてきたところを右足でキック

体勢を崩しつつ突き放されるゴドモンはなんとか踏ん張り振り向いて突撃

アザドス「・・・フンッ!」


相手の両手を掴んだアザドスは腹に右膝蹴りを二発


アザドス「ドォワッ!」


そして両腕を弾いて左手で渾身のパンチ


アザドス「ドォリャァ!」


胸に命中し突き飛ばされ倒れるゴドモン



アザドスは左の拳を見つめ何か確信したように頷いた


立ち上がるゴドモンは再び火炎放射


アザドスは再びジャンプ、相手の脳天を左足で踏み台にするように蹴る


よろめいたゴドモン


着地したアザドスは振り向いてダッシュ


ゴドモンも振り向く


アザドス「ゼェェヤァッ!」


右足でゴドモンの左肩付近に命中


蹴られた勢いで倒れ込むゴドモン



大介と巧はそれを見て


大介「強い!あの巨人、強くなってる気がするぜ!」


巧「うんうん!俺もそう見える!」



アザドスは少し距離を置いて警戒、すると胸のランプが青から赤へと変わって点滅を始めた


アザドスは己の胸を見て


アザドス(聖也)「どうやらいつまでもこの姿で戦うことは出来ないようだな・・・」


ゴドモンはグロッキーながら立ち上がる


それを見たアザドスは


アザドス(聖也)「ということでとどめだ!古獣!!!」



両手をクロスさせると赤いエネルギーを纏う


右腕は上へ、左腕は横へ突き出す


「アザドウム光線ッ!!!」


両手を十字に組んで赤色の光線を発射


アザドス「ゼヤァァ!」


発射された光線はゴドモンの胸に命中


火花を散らし、ゆっくりと背中から倒れるゴドモンは爆発を起こした



構えをゆっくりと解いたアザドス


アザドスの勝利に喜ぶ尚子、大介、巧


アームスターのコックピットの英治は


英治「あの巨人・・・凄まじいパワーだな・・・」


一方、剣斗と加奈も


剣斗「マジで神ってるな・・・これ」


それを聞いた加奈はなんとも言えず頷くだけだった



そしてゴダインは


ゴダイン「・・・力は取り戻せていないと言ってもさすがは光の戦士・・・と言ったところでしょうか・・・」


そう口にしてその場を去った



アザドスはゆっくりと光の塵となるように消えていった



〜〜〜〜〜〜〜


完全に夜になった


尚子の元へ歩いてくる聖也


尚子は駆け寄って


尚子「やったね、聖也くん・・・」


聖也は頷いてから


聖也「聞こえたよ、お前の声・・・」


尚子は少し笑いつつ


尚子「ふっ・・・届いて良かった・・・」


それを見て聖也も笑顔を見せた


尚子「みんなと合流して戻ろっか・・・」


聖也「あぁ、そうだな・・・」


二人は並び歩いていく



聖也は心の中で


(俺は今日、新たな冒険を始めた・・・とんでもねぇと思える冒険だ・・・でもこれも何かの縁なのだと考えてる・・・きっと父さんもそう思って、俺のことを見守ってると信じている・・・頑張るよ俺は・・・ファイト、アザドス!)



〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく



〜次回予告〜


尚子「どうも、私は尚子!って見てくれてるなら知ってるよね?」

巨人が現れたと聞いて何かを考える龍太郎、それは一体?

尚子「でも私驚いちゃった!まさか聖也くんが巨人に変身しちゃうなんて・・・!」

ゴダインの暗躍、そして空から襲来するビュウビラン

尚子「そして私たちの研究施設でアザドスを研究・・・って大介たちにも言うの!?」

市街地に現れたビュウビランの脅威、人々の前にアザドスが姿を見せる!


尚子「次回のウルトラマンアザドス、【最後の砦の名】!みんな、絶対見てね!」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第2話 A

一人の冒険家、高城聖也

彼は友人から隕石落下現場へと向かっていた


そして学生時代の友人たちと出会い、そして謎のアイテム【アザドスティック】と【アザドスクリスタル】を手に入れた


その直後、古獣と呼ばれる巨大生物が二体出現した

ゴドモンとビュウビランである


そしてそれを操る男、ゴダインとも出会った


ゴダイン「あなたが持ってる【アザドスティック】、及び【アザドスクリスタル】の回収、そして破壊・・・そして地球人類の壊滅でしょうか・・・」


ゴダインの目的を聞いた聖也はアイテムを渡すことを拒んだ


そして再び現れた二体の古獣


絶体絶命の危機に立たされた友人たち


それを見た聖也


すると彼の耳に



「どうしようもない危機に陥ったとき、忘れてはならないことがある・・・それは自分自身の勇気だ」


と父親の言葉が聞こえた


聖也「と、父さん・・・そうだ、忘れてはいけないことがあった・・・!」


勇気づけられたような感覚を持った聖也


その瞬間に右手のアイテムの石にヒビが入って銀色のアイテムへと変貌を遂げた


左手に持っていたアイテムは赤いクリスタルと変貌を遂げた


聖也はその二つのアイテムを見つめた


すると赤いクリスタルの方に光の巨人の幻影が映った


聖也「そうか・・・君が力を貸してくれるんだな!」


巨人はその問いに頷いた



聖也も頷いて力を振り絞って


聖也「うぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」


立ち上がったのだ


そして右手のアザドスティックに左手でアザドスクリスタルをセット、Y字に開いていたがクリスタルがセットされたと同時に固定された


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』


右手を少し後ろにしてから一旦しゃがみこむ


聖也「ファイトッ!」


勢いよく立ち上がってそのまま右手にするアザドスティックを空に掲げて引き金を引いた


聖也「アザドォォォォスッ!!!」



光に包まれた聖也


それを見たビュウビランは怯んだ


白と青が混ざったようなゾーンを経てアザドスが出現する



光に包まれたアザドスはビュウビランの頭上を通過し三人を追うゴドモンに突撃し吹っ飛ばした


地に打ち付けられたゴドモン



足を止めて振り向きそれを見た三人


尚子「・・・何?何が起こったの・・・?」


大介と巧も言葉が出なかった


彼らの目の前に着地した瞬間に光が収まりその姿をハッキリとさせた巨人、アザドス


アザドスは彼らを見つめた後ゆっくりと立ち上がって振り向いた


立ち上がったゴドモンに並び立つビュウビラン



地上で見ていたゴダインはアザドスを見て



ゴダイン「・・・馬鹿な!あの地球人が力を目覚めさせたというのか・・・!?」



スタンディングポーズのアザドスは交互に二体の古獣を見つめる


そして少し腰を低くしファイティングポーズを取った



ゴダイン「まさか再びその姿を見ることになるとは・・・」


不敵な笑みを浮かべたゴダインはアザドスに向かって叫んだ



ゴダイン「ウルトラマンアザドス!!!」



新しい戦士、ウルトラマンアザドスの戦いが今始まる・・・!


〜OP〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope



〜〜〜〜〜〜〜


【ファイト!アザドス!】


並び立つ二体の古獣


向かい側には構えを取っているウルトラマンアザドス



それを見つめるゴダインは口元を緩ませながら


ゴダイン「復活したと言っても果たして力は使いこなせているかどうかですよ・・・ゴドモン、ビュウビラン、少しばかり遊んでやりなさい!」


雄叫びを上げた二体は足を踏み出して接近してきた


アザドス「フッ・・・ダッ!」


アザドスもそれを見てダッシュ


ゴドモンに突進し突き放してからビュウビランに掴みかかるアザドス


アザドス「ググッ!ゼェヤァ!」


しかし振りほどかれ後ろへと引き下がる


ビュウビランは口から光弾を連射


アザドスは回避せず腕をクロスさせて防御する


アザドス「グッ!ヌォワァ!」


しかし耐え切れずダメージを負った


再び下がって地に膝をつくアザドス


その戦いを見つめる尚子たち


大介「あの巨人は・・・一体・・・」


巧は二人を見て


巧「俺たちを庇うようにして現れた・・・もしかして味方なんじゃないのか?」


尚子は少々疑問を浮かべた表情となって


尚子「でも、どうしていきなり・・・」



アザドスに接近するゴドモンは尻尾を振るって打撃


右肩寄りに命中し倒れ込むアザドス


ビュウビランはジャンプしアザドス目掛けて急降下


倒れながらそれを見たアザドス


アザドス「!?」


回避出来ず両足で踏みつけられるアザドス


アザドス「ゴォワァァ!」


再び空へ上がってから両足で踏みつけるビュウビラン



その光景にゴダインは右手で口元を塞ぐようにして笑い声を少し漏らした


ゴダイン「ククククッ・・・」


再び空へと飛び上がるビュウビラン


胸を両手で抑え苦しむアザドス



大介「おいおい、やばいんじゃないのか・・・!?」


横で巧が二回頷く


急降下するビュウビラン



すると尚子が急に


尚子「横へ転がって!!」


とアザドスに叫んだ


大介と巧は尚子を見て驚いた


アザドスは声が聞こえたのか反応を示して横へ転がった


ビュウビランは何もないところで着地した


転がってから立ち上がるアザドス


すると巧も


巧「横だ!避けろぉぉぉ!」


大介は巧を見て驚く


アザドスはその声にも反応し横から突撃してくるゴドモンを掴んだ


アザドス「エェェイヤァ!」


右足で強く突き放すと倒れ込むゴドモン


すると背中にビュウビランの光弾が命中


アザドス「アァァッ!」


その場に膝をつくアザドス


ビュウビランはダッシュして接近してくる


アザドスは振り向いて近づいてきたビュウビランを両手で抑える


くちばしで突こうとしてきたビュウビラン


アザドスはなんとか右手で掴んでそれを阻止



背後で立ち上がるゴドモンは口を大きく開けて火炎放射の準備を始めた


それを見た尚子たち


尚子「まずいわ、このままじゃあの巨人は攻撃を避けられない!」


巧「くっ・・・!」


尚子と巧の不安そうな表情を順番に見た大介は考えるような表情に変わった


ビュウビランと組み合うアザドス、そして火炎放射を放つ準備のゴドモン



大介は勢い良く顔を上に上げてアザドスを見つめて叫んだ


大介「そいつを突き放して横へ飛び込め!!!」


尚子と巧は大介を見た


アザドスはビュウビランを見つつ頷いて右手を離してチョップを二発喰らわせ左足で膝蹴り


突き放してすぐに左側へ飛び込むように前転


ゴドモンは火炎放射を発射、するとビュウビランに命中


ビュウビランは背中から倒れて苦しむ


ゴドモンはしまったと言わんばかりに両手で口元を抑え動揺



ゴダインもそれを見て驚いてから


ゴダイン「なっ!何をしている!?」


受け身を取ったアザドスはゴドモンを睨む、しかしそれと同時に胸の丸形のランプが青から赤へと変わって点滅を始めた


アザドスはそのランプを見つめた


アザドス「・・・!?」


その様子を見て三人は


大介「あの点滅してるのは・・・」


巧「・・・青から赤に変わる・・・信号みたいじゃないか」


大介はそんな巧に


大介「じゃあ黄色はどうしたんだ?」


巧は首を傾げた


尚子「でも、彼が危険な事には変わりなさそう・・・」


尚子の発言通り、アザドスは少し疲労してるように見えていた


アザドスの背後で立ち上がったビュウビラン


アザドスは振り向いて警戒


しかしビュウビランは空へと飛び去っていく


それを見てからゴドモンを見るアザドス



するとゴダインはゴドモンを見つつ左手で指パッチン


その音が聞こえたのかゴドモンは土を掘り始めた



アザドスはその様子を見るしかなかった


土砂を舞い上がらせ地中へと姿を消したゴドモン



そしてゴダインもアザドスを見つめて不敵に笑いつつ


ゴダイン「実に残念だが遊びはここまでみたいだ・・・またの機会を楽しみにしてるよアザドス」



そう言ってその場を立ち去った



取り残されたアザドス、ランプの点滅音だけがその場に響き渡る


地に足をついたままゆっくりと光の塵となるように消えていったアザドス



尚子たちは辺りを見渡して


尚子「・・・消えちゃった・・・?」


大介「何が・・・どうなって・・・?」



〜〜〜〜〜〜〜


岩場にうつ伏せに倒れている聖也


意識を取り戻したのか、ゆっくりと顔を上げた



聖也「・・・?」


そしてゆっくりと立ち上がり周りを見渡してから自分の両手を見つめる


聖也「戻ってる・・・だが確かに俺は巨人に・・・アザドスという名の巨人に変身したんだ・・・」


そうつぶやいてアザドスティックを右手に持ち見つめる


聖也「しかし・・・何故変身出来た・・・?何故俺に力を貸したんだ・・・?」



すると彼の背後からどこかで聞いたことのある声が


「お前の勇気に応えたいと思ったから・・・だな」


聖也は勢い良く振り向くとそこには父親の姿が



聖也「・・・父さん!?」


近づこうとした聖也に向かって右手を広げて制止する動作を取った父


そして聖也は足を止めた


そして父は


父「・・・お前の勇気に、アザドスは応えようとした・・・諦めかけたお前の心に光が灯った、その光をアザドスは信じ力を託したんだ」



聖也は少し首を傾げて


聖也「俺の勇気?俺の心の光・・・?」


父は頷いてから


父「だがお前はアザドスの力を制御できず意識を無くしたまま戦った・・・」


聖也はそう言われて思い返すように


聖也「・・・確かに、変身してからの記憶がない・・・」


そして父は、彼に助言する


父「大丈夫、次は力を制御出来るだろう・・・お前はそれが出来る者だ・・・勇気を宿らせたお前ならば・・・!」



聖也は再びアザドスティックを見つめて


聖也「俺に・・・出来る・・・か」


そうつぶやいてから


聖也「父さん、ありが・・・」


礼を言おうとした聖也は顔を上げたが父の姿が見当たらなくなっていた



聖也「父さん・・・?」



〜〜〜〜〜〜〜


森の中を歩く尚子たち


後ろを歩く大介と巧


大介「聖也は無事なんだろうな?」


尚子は前を向きつつ


尚子「わかんないわよそんなの・・・でもあの巨人に助けられたのかも・・・」



巧と大介は顔を見合わせて


巧「無事と信じるしかないな」


大介は前を向いて


大介「そうだな、そう信じるだけだな」


すると巧はいきなり


巧「・・・てかあの巨人、どこに住んでると思う・・・?」


大介は流すように


大介「さぁな、お前だけ玄関が50mくらいある家を探すか・・・?」


巧は少々突っ込むように


巧「お前馬鹿にしただろ?」


大介は左手を立てて横に振りながら


大介「いえいえとんでもございません」



完全にからかわれた巧


巧「はぁームカっと来たんですけど?」



後ろで雑談する二人の前を歩く尚子


尚子はただただ前を向いて聖也を見つけるために歩いていた




〜〜〜〜〜〜〜



とある山中に存在する基地、ここがアームと呼ばれる防衛チームの基地である


基地の入口には「ARM」と記され、その下には()の中に


【Attack.Represent.Military】と記されていた



その作戦室である一室


部屋の真ん中には四角の机、椅子が四つ


その椅子に座っている英治と剣斗


彼らの視線の先に少しその机から離れた所にある机、そして椅子に座る黒髪に少し白髪が混ざっている男


この男は『和代 龍太郎』(わしろ りゅうたろう)、アームのリーダーである


彼らの隊員服は灰をベースに腕と足に赤いラインが入っている


龍太郎は椅子に座って机に肘をついて少し下を向いていた


剣斗「キャップ、あの巨大生物がもし市街地に侵攻してきたらどうなさるつもりですかッ?」


龍太郎は顔を上げて彼らを見つめた


英治は剣斗を見て

英治「決まってるだろ、倒すしかない」


剣斗は英治を見て


剣斗「そう簡単に言ってくれちゃって、俺たちの攻撃が通用してる気配がなかったんだけど?」



英治は腕を組んで

英治「じゃあ逆に聞くが、俺たちが倒さなければどうするつもりだ?この星を守る力が与えられるチームは俺たちの他に存在していないんだぞ」


剣斗はそれを聞いて少しだんまり


剣斗「まぁ・・・そうだけどさぁ」


すると作戦室にショートカットでメガネをかけた女性と全身銀色で目の部分が青い発光体が二つあり胸に赤文字DとSが混ざったような文字が刻まれたアンドロイドが入室してきた


女性「皆様おはようございます」

アンドロイド「おはようです、アームの皆様」



剣斗はその二人に向かって


剣斗「おぉー加奈ちゃんにギャロン!」


加奈と呼ばれた女性、『尾重 加奈』(おしげ かな)、そしてアンドロイドの名はギャロンと呼ばれた


加奈は剣斗の隣に座って少し早口っぽく


加奈「ところで英治さんと剣斗さんが戦ったと言われる巨大生物は地球外の生物である可能性が非常に高いと思われます」


英治は加奈を見て


英治「・・・調べたのか?」


加奈はポケットからモバイルを取り出して


加奈「当然です、出撃してないからと言って仕事を疎かにするような人間ではありません」



ギャロンは隊長の横で立つと


ギャロン「今のは、剣斗さんを皮肉にした発言だと思われます」


そう言われた剣斗はギャロンを見て


剣斗「ちょっ、ギャロンマジで遠慮ないんですけど!?」


龍太郎は加奈に


龍太郎「地球外か・・・しかも二体、どこか意図的に現れたとも見れるが誰かが裏で操ってるのかもしれんな」


加奈は頷いて


加奈「はい、その可能性も考えられます」


龍太郎は頷きつつ少しうつ向いてから立ち上がって一同を見て


龍太郎「よし、巨大生物が現れた場所に向かい調査を始めることにしよう・・・」


そして剣斗と加奈を見て


龍太郎「剣斗、加奈、これは君たちに任せるとしよう・・・英治はここで待機、すぐに出撃する準備は忘れるなよ」


三人は立ち上がって


「オッケーキャップ!」


敬礼してから剣斗と加奈は壁にかかっている青い防具を取り付けてその横にかかっているヘルメットを手に退室していった





Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第1話 B

ゴドモンと戦う戦闘機


謎の男は右手に杖を持ってそれを空に向けた


「来い・・・新たな古獣!」


杖の先が赤く光ると空から赤色の光球が地上に向かって降ってくる


逃走中だった四人、尚子はそれを見つけて


尚子「何あれ?」


一同は足を止めてその行方を確かめる


地上に落下し爆発し赤い煙が噴出


その煙の中から赤い体色、大きな翼を有した巨大なプテラノドンのような生物が



聖也「新たな巨大生物!?」



それこそ次なる古獣であるビュウビランであった



しかもビュウビランが現れたのは彼らの進行方向であった


大介「くそッ!経路を塞がれたぞ・・・」


巧は二体の古獣を交互に見て


巧「おいおい、どう見てもやばいでしょこれ・・・!」



戦闘機のコックピットの二人もビュウビランを見て


剣斗「はぁ?詰んだわこれ!マジで詰んでる!」


英治は隣で無言で下唇を噛み締めた



地上の聖也たちは


聖也「とりあえず、あの岩陰に隠れよう!ここは危険だ!」


その提案に頷く三人は岩場へ移動


ビュウビランは戦闘機に向かって口から赤い光弾を発射した


間一髪で回避する戦闘機


ゴドモンはそれを見て口から戦闘機に向かって火炎放射


こちらの攻撃は下の右翼に命中


剣斗「はぁー!?マジで!?」


英治「くっ、このままでは・・・!」


すると彼らの胸ポケットにあるモバイルを経由し誰かの声が



「英治、剣斗、そのままでは君たちの命が危ない・・・退却するんだ」


英治は渋々な口調で

英治「・・・わかりました・・・!」


戦闘機は不安定な飛行をしながらもその場を撤退



それを見ていた謎の男は不敵な笑みを浮かべつつ


「おや?もう終わりだったか・・・せっかく二体も用意したというのに・・・」


そう言ってマントをなびかせて振り向いた


「さて・・・さてさて、彼らを見つけるとしましょう・・・」


右手で指パッチンした男


それが合図だったのか、ビュウビランは空へ、ゴドモンは地へと姿を消していった



そして男は歩き去った



岩陰からそれを見ていた聖也は


聖也「巨大生物がいなくなった・・・」


横から顔を出した巧


巧「アームが撤退を余儀なくされるなんて・・・」



聖也は岩陰から姿を見せて


聖也「今が好機だな・・・行こう」


他の三人も続けて姿を見せてその場から移動を開始



〜〜〜〜〜〜〜


指令室のような場所、一人椅子に座って両肘を机について考え込むような仕草を取る男性



その男性は小さく


「・・・我々の戦力だけでは、立ち向かうことは難しいのかもしれない」




とつぶやいたのだった




〜〜〜〜〜〜〜



道を歩く四人


聖也は先ほど拾ったアイテムの見つめながら


聖也「しかし・・・これは本当に何のアイテムなんだろうか・・・?」


隣を歩く尚子もそれを見つめて


尚子「宇宙からの物だし・・・すごい発見がありそうよね」


大介も拾ったアイテムを聖也に差し出して


大介「これとセット・・・と考えてるが」


聖也は大介からそれを受け取って


聖也「うーん、確かに繋がりはありそうだが・・・」



すると巧はアイテムから前方に目線を変えて少し驚いた表情で足を止めた


聖也たちも前方を見て警戒しつつ足を止めた



彼らの目線の先には古獣と呼ばれる生物を操っていたと思われる男が


男はゆっくりと横を向いて彼らを見つめる


そして不敵な笑みを浮かべて


「昨夜地球に降ってきた隕石の残骸・・・私が見るからにその力は失われてるようだぁ」



聖也はアイテムの事だと察しそれを見つめる


聖也「力が失われている・・・?」



大介がその男に向かって


大介「あなたは一体何者ですか・・・?」



すると男は身体を正面向けて両手を広げて


「申し遅れましたぁ、私、ゴダインと申します・・・以後、お見知り置きを・・・」



すると尚子はゴダインに


尚子「まさかあなた、あの巨大生物を操ってるの?」



するとゴダインは少々怒りを覚えたような口調で


ゴダイン「巨大生物とは聞き捨てなりませんなぁ、あれは古獣と呼ばれる怪獣ですよ」


巧「い、いにしえ・・・じゅう・・・?」



ゴダインは少し笑みを浮かべて頷く


聖也「その古獣とやらを使って何をしようと言うんだ?」


ゴダインは右手の人差し指を立てて


ゴダイン「よくぞ聞いてくれましたねぇ・・・」

そして右手を広げて彼らに向け


ゴダイン「あなたが持ってる【アザドスティック】、及び【アザドスクリスタル】の回収、そして破壊・・・そして地球人類の壊滅でしょうか・・・」


それを聞いて驚く四人


尚子は少し足が後ずさりしてしまう程だった


聖也は自分の持つアザドスティックを隠すようにして


聖也「そんなことを聞いて渡すと思ったのか・・・?」



ゴダインは左腕で目を覆うと


ゴダイン「私の希望に添えてもらえないようですねぇぇぇぇ、実に残念です、そして実に・・・」



再び目を出して彼らを睨んで



ゴダイン「・・・愚かだな、人間は」



警戒を続ける四人


ゴダインは杖を出して


ゴダイン「せっかく好意的に接してあげたというのに残念、実に残念・・・私の古獣の前に恐怖に怯えながら死にゆくがいい」


杖を空に向けたゴダイン


光輝くと地中からゴダインが出現



そして空からビュウビランが降り立つ


ゴダイン「ふふふ・・・実に面白い光景です・・・じっくりご堪能ください?」



その場を去るゴダイン


聖也は三人に


聖也「俺がなんとか奴らの気を引く!お前たちはその間に逃げろ!!」


聖也はアザドスティックと一つのアザドスクリスタルと呼ばれた石を持って三人から離れた


尚子「ちょっと!聖也くぅぅぅん!!!」


声を振り切って走る聖也


尚子も後を追おうとするが大介に制止された


尚子「ちょっと!なんで止めるの!?聖也くんが!!!」


大介は静かな口調の中に力を込めて


大介「あいつがどんな想いで突っ込んでいったと思ってる・・・?ここで俺たちまで行ったらあいつの行動が無駄になるんだぞ?」


巧は尚子の肩に手を置いて


巧「大介の言葉が正しい・・・辛い決断かもしれないけどそうするしかない!」



大きな足音が聞こえ気にした大介は尚子の手を取って


大介「行くぞ!!」


三人はその場から撤退、だが尚子は聖也の行った後を見つめていた



聖也はゴドモンを見て


聖也「こっちだ!!!俺はこっちだぞぉぉぉぉ!!!」


ゴドモンは聖也を見つめ右手を鳴らした


そして聖也に向かっていく


聖也はしめしめと言わんばかりの頷き、そしてビュウビランを見て



聖也「おい!お前もこっち来い!俺が怖いのか!?」


ビュウビランは三人を追おうとしていたが聖也を睨む


そして口から光弾を発射



横へ飛び込んで間一髪回避する聖也


倒れ込んだ聖也は立ち上がって両手に持つ二つのアイテムを見せびらかすようにして


聖也「ほら、こいつが目当てなんだろ!?欲しけりゃ俺の首をもってけ!!!」


ゴドモンとビュウビランは並び迫り来る


聖也はそれを見て


聖也「尚子、大介、巧、なんとか逃げ延びてくれ・・・!」


そうつぶやいた後振り向いて逃げる



二体の古獣はそれぞれの攻撃を放つ


ダッシュして次々回避する聖也


しかしビュウビランの光弾が真横に着弾し爆発、爆風に吹き飛ばされる聖也


リュックが身体から離れ先に落下、その横に転がり込んだ聖也


仰向けで倒れる聖也


聖也「くっそ・・・さすがに色々ハンデありすぎるよな・・・!」


倒れた聖也を見たゴドモンは振り向いて三人の行方を追い始める


それを見た聖也は


聖也「なっ、おい!お前の相手は俺だろうが・・・」


立ち上がろうとするが体勢を整えられず再びうつ向けに倒れた


倒れたままビュウビランを睨む聖也


聖也「くっ・・・!」


徐々に迫るビュウビラン



聖也は両手に握る二つのアイテムを見て


聖也「もう無理なのか・・・?ここまでなのか・・・?」


あきらめを含めた言葉を漏らす聖也


そして顔をうつ向かせた聖也



アイテムを握り締めながら悔しがる聖也


聖也「・・・・・・!!」


すると右手に持つアザドスティックが光って点滅し始めた


聖也はゆっくり顔を上げてそれを見た


聖也「・・・これは・・・?」



すると彼の耳に



「どうしようもない危機に陥ったとき、忘れてはならないことがある・・・それは自分自身の勇気だ」


と父親の言葉が聞こえた


聖也「と、父さん・・・そうだ、忘れてはいけないことがあった・・・!」


勇気づけられたような感覚を持った聖也


その瞬間に右手のアイテムの石にヒビが入って銀色のアイテムへと変貌を遂げた


左手に持っていたアイテムは赤いクリスタルと変貌を遂げた


聖也はその二つのアイテムを見つめた


すると赤いクリスタルの方に光の巨人の幻影が映った


聖也「そうか・・・君が力を貸してくれるんだな!」


巨人はその問いに頷いた



聖也も頷いて力を振り絞って


聖也「うぉぉぉぉぉぉぉッ!!!!」


立ち上がったのだ


そして右手のアザドスティックに左手でアザドスクリスタルをセット、Y字に開いていたがクリスタルがセットされたと同時に固定された


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』


右手を少し後ろにしてから一旦しゃがみこむ


聖也「ファイトッ!」


勢いよく立ち上がってそのまま右手にするアザドスティックを空に掲げて引き金を引いた


聖也「アザドォォォォスッ!!!」



光に包まれた聖也


それを見たビュウビランは怯んだ


白と青が混ざったようなゾーンを経てアザドスが出現する



光に包まれたアザドスはビュウビランの頭上を通過し三人を追うゴドモンに突撃し吹っ飛ばした


地に打ち付けられたゴドモン



足を止めて振り向きそれを見た三人


尚子「・・・何?何が起こったの・・・?」


大介と巧も言葉が出なかった


彼らの目の前に着地した瞬間に光が収まりその姿をハッキリとさせた巨人、アザドス


アザドスは彼らを見つめた後ゆっくりと立ち上がって振り向いた


立ち上がったゴドモンに並び立つビュウビラン



地上で見ていたゴダインはアザドスを見て



ゴダイン「・・・馬鹿な!あの地球人が力を目覚めさせたというのか・・・!?」



スタンディングポーズのアザドスは交互に二体の古獣を見つめる


そして少し腰を低くしファイティングポーズを取った



ゴダイン「まさか再びその姿を見ることになるとは・・・」


不敵な笑みを浮かべたゴダインはアザドスに向かって叫んだ



ゴダイン「ウルトラマンアザドス!!!」




つづく



〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく



〜次回予告〜


聖也「よっ!ウルトラマンアザドスを見てくれてありがとう!だがまだ戦いが始まったばかりだ・・・!」

アザドスは二体の古獣と激闘を繰り広げる

聖也「ウルトラマンアザドスとなった俺だったが、その力を上手く使いこなすことが出来ない・・・一体どうすれば・・・?」

暗躍するゴダイン、そしてアームの面々と出会う尚子たち

聖也「でも俺は一人じゃない・・・!きっとこの力を使ってゴダインの野望を打ち砕き、そして未来を掴んでみせる!」

再び現れたゴダインにアザドスが勇敢に立ち向かう


聖也「次回、【ファイト!アザドス!】みんな、絶対見てくれよな!」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第1話 A

とある一軒家の庭


ベランダに座る一人の少年


そんな少年の肩に手を置く誰か


少年は顔を振り向かせ、その人物を見つめる


「あっ、パパ!」


その人物は宇宙服を着たその子の父親である様子だった



「聖也、私はこれから宇宙への調査へと出発する・・・」


聖也と呼ばれた少年は少し表情が心配な表情となって


聖也「えっ・・・それじゃ当分帰ってこないの?」


そんな問いをする聖也に父は微笑んで


「何も心配することはない・・・私が宇宙を調査する間、お前も大きくなることだろう、その時にお前はこの星を冒険すると良い・・・」


聖也は首を傾げて


聖也「・・・冒険?」


父は頷いて首にかかってるネックレスを聖也に手渡した


それを受け取った聖也


そして父は


「そう、冒険だ・・・そしてどうしようもない危機に陥ったとき、忘れてはならないことがある・・・それは自分自身の勇気だ」



聖也「自分自身の勇気・・・?」


父はさらに頷いてから


「そう、それだけは失ってはいけないもの、今はわからないかもしれないが必ずわかる時が来る・・・いいな?」


聖也は微笑んで力強く頷いた


聖也「うん!」



父もそれを見て再び微笑んだのだった




〜〜〜〜〜〜〜


森の中を進む登山服にリュックを背負った冒険屋の青年


首元には先ほどのネックレスが


どうやら少年が成長した聖也の姿だ


その青年は足を止めて先にある巨大遺跡を見つめた



聖也(父さん、あなたが亡くなってから10年程経つ・・・結局あの時の会話が最後になってしまったけど、あなたの教えを支えに俺は今まで生きてきた・・・久しぶりに学生時代の友人たちとも今日会う予定だ・・・)


首元のネックレスを右手で持ってそれを見つめながら


聖也「どうやら、先日ここに隕石が降ってきたらしい・・・それを調査するんだってさ」


父親の微笑みがネックレスに映ったように見えた


聖也は少し笑顔になってから再び遺跡を見つめて


聖也「じゃあ、行ってみるよ」


そう言って再び足を進め始めたのだった




〜OP〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope



〜〜〜〜〜〜〜



【目覚める勇気】




巨大遺跡に足を踏み入れた聖也


周りを見渡しながら進んでいく


聖也「ここに隕石が落ちたってか・・・?」


すると何かを感じた聖也は足を止めて勢いよく振り向いた


聖也「誰だ!?」


彼の目の前には女性一人と男性二人の三人組が


女性は少し笑って


「やだ、聖也くん・・・私たちだってば!」


男性二人も苦笑いしながら頷く


聖也はそれを見て


聖也「おぉ、尚子!大介に巧じゃないか!」


かつての友人たち、『玉木 尚子』(たまき しょうこ) 、『館代 大介』(たてがわ だいすけ)、『武蔵野 巧』(むさしの たくみ) と再会した聖也


巧「全く、不審者に思われたような反応だったぜ」


大介「しかし、足音あんまり立ててなかったつもりがバレるとはさすがだな、聖也」


尚子は二人を見て


尚子「足音がしない?よく言うわ・・・」


少し呆れてる様子の尚子


そんな尚子に聖也はなだめてから本題に入った


聖也「まぁまぁ、それより本当に隕石なんか落ちたのか?そんな様子見受けられないぞ?」


すると大介は


大介「ん?隕石?あぁ、お前が思ってるほど隕石はそんなに大きいものじゃないぞ」


横でそうだぞと言わんばかりに頷く巧


聖也「へっ?そうなのか?」


尚子は進行方向を見つめて


尚子「でもこの先にあるのは間違いないと思う・・・ネットの衛星写真を確認してのことだけど」



そんな尚子の表情に何かを感じた聖也は


聖也「相変わらず興味を持ったことにはとことん突っ走るんだな、尚子は」


尚子は聖也に


尚子「えっ?そんな聖也くんも色んなところに行ってたみたいだけど?」


聖也は笑顔で


聖也「まぁな、手土産はないけど土産話ならたくさんあるぜ?」


すると巧は手を広げて聖也の胸を叩く


巧「土産ってそっちかい!」


その突っ込みに一同は和んだ様子


大介は進行方向に歩き出して


大介「まぁ立ち話もなんだし、進もうぜ」


聖也「あぁ、そうだな」



四人は歩き出したのだった



それを陰から見つめる何者かの足


口元が少し緩み不敵に笑ってるように見えた



しばらく歩いていた四人、すると大介が前方に指を差して


大介「おい、あそこ崩れた跡がある」


それを見た全員


聖也「どうやらあそこに隕石が落下したみたいだな・・・」


尚子「そうね・・・行きましょう」


駆け足でそこへ近付く四人


近付いた四人、崩れた岩が密集していた


そこで何かを見つけた聖也は手を伸ばした


聖也「ん?これはなんだ・・・?」


石でオーパーツのようなアイテムを手にした聖也


それを見つめる尚子


尚子「宇宙からの落下物・・・ってところかな?」


アイテムの形はY字で持ち手の部分に引き金があって先は五角形の穴が存在していた


大介も何かを発見したらしく


大介「こっちにも何かあるぞ・・・」


大介が手にしたのは八角形で少し細長い石で先が尖っていた



次に巧も大介が手にしたものと同じ石を二つ手にした


巧「合計で三つある・・・聖也が持ってるものだけ形が異なっているが」


すると大介が巧が持つ石に何かを見つけた


大介「おい、何か記されてるぞ」


巧「えっ?」


巧はそう言われると石を交互に見つめた


片方の石には【River】と読める文字が

そしてもう片方には【Weapon】と読める文字が


巧「リヴァー?こっちはウエポン・・・?」


それを聞いた尚子は


尚子「川と武器・・・?」


聖也「翻訳するとそうだな・・・だが、どういう意味なんだ・・・?」


謎が深まるアイテムを見つけた四人


大介は三人に


大介「とにかく、一旦ラボに帰ってこいつを調べてみよう・・・何かわかるかもしれない」


尚子はそれに賛成した様子


尚子「そうね・・・宇宙からの落下物・・・それだけでワクワクするもんね」



巧「だな!よし、行こう!」


その場を去ろうとした四人、すると地震のような揺れが起こる



尚子「じ、地震・・・!?」


聖也は危機を感じたのか他の三人に


聖也「おい!早くここから離れるぞ!!」


と避難誘導として先導


なんとか巨大遺跡から抜け出した四人


すると前方にある岩盤にヒビが入る


大介「おい!あれは!」


大介の見た先を見つめる三人


そこから巨大なティラノサウルスの見た目に脳天に一本の角を生やしたような生物が


巧「きょ、巨大生物じゃないかぁぁぁぁッ!!」


興奮と恐怖が混ざったような叫びをする巧


その生物は古獣ゴドモンの姿だった


聖也はそれを見てから三人に

聖也「おい!向こうに逃げるぞ!」


ゴドモンと離れるように逃げる四人


しかしゴドモンは彼らを狙うように足を進めてくる



「ギャァァァオォォォゥ!!」


大介は走りながらゴドモンの様子を見つつ


大介「なんで俺たちを追ってくるんだ!?」


すると聖也は


聖也「俺たちが持ってるアイテムが何かのヒントかもな!」


尚子はそれを聞いて

尚子「これを持ち出したからあの生物が眠りを覚ましたとか?」


聖也「さぁ、わからん!」


巧は即座に聖也の言葉に


巧「なんだよそれ!」


と突っ込んだ


足を進めるゴドモン、すると横から爆撃を受けた


ゴドモンは足を止めてその爆撃が放たれた方向を見つめた


そこには戦闘機らしき飛行機が


機体とXの文字のような翼をした戦闘機


それを見た巧は


巧「アームだ!精鋭部隊のアームが来たぞ!」


聖也はこれを好機と見て


聖也「今のうちだ!早くここから退散するぞ!」


と言って走り出す



戦闘機はゴドモンの前を通過し後方で旋回し再び光子砲を発射


次々命中する攻撃


コックピットには若き男性二人が搭乗していた


片方はサングラスをして少しおちゃらけた雰囲気、もう一人はクールな雰囲気を漂わせていた


クールな雰囲気を漂わせているのは『未頭 英治』(みがしら えいじ)

おちゃらけた雰囲気の青年は『友川 剣斗』(ともがわ けんと)


英治「ミッション、スタート」


剣斗「よすよす!このモンスターを撃破だ!」



その戦いを地上から見守る何者かの影

黒いマント、そして黒い武人服のような服に首から上は顔以外布で覆われている謎の男


その男はこう口にした


「私の古獣に手を出すとは・・・地球人めが・・・」


地球人を見下すような発言をした男


この男の正体は?




Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンマルス 第39話(最終話) B

青空広がる地上、空の彼方から紫色の球体が急降下してくる


市街地の真ん中に落下し爆発した球体


爆発の衝撃で周りの建物が次々崩れ、そして倒壊していく


そして煙が立ち込める中から不気味な声


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!!!」


グリバイドが煙の中から現れた



瓦礫が散らばる市街地の中を進むグリバイド、するとそこへ・・・


「ドルァァァァッ!!」


横からマルスが飛びついてきて二人は組合って転がり込んだ


なんとかマルスはマウントを取りチョップを繰り出そうとするがグリバイドの顔面から虹色の電撃が放たれ吹っ飛ばされる


マルス「ウワァァァッ!!」


離れた場所に倒れるマルス


不気味な動きで立ち上がるグリバイドは首を少し傾けて


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!!」


その状態のままマルスに迫っていく


マルスも起き上がってダッシュして挑む


パンチ、キックを繰り出すが予測不能な動きで回避、そして翻弄される


マルス「!?」


上半身を少し後ろへ倒しながら右足でキックするグリバイド


命中するマルスは少し引き下がった


グリバイドはスキップしながら裏拳を顔面に喰らわせた後、左足で彼を蹴り飛ばす


背中から倒れ込んだマルス


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」


跳ね起きで立ち上がったマルスは再びダッシュ


するとグリバイドの顔面がフラッシュ、次の瞬間に発火現象が起こりマルスの目の前に火が上がる


急な攻撃にマルスは足を止めて苦しむ


そんなマルスに先ほど浴びせた虹色光線を再び発射


次々浴びせられるマルス


再び背から倒れるマルス、カラータイマーも青から赤へと変わって点滅を始めたのだった



『ウルトラマンマルスは、地球上で長くその身体を維持することが出来ない、活動限界時間が少なくなると胸のカラータイマーが点滅を始め、その危機を知らせるのだ』


上半身をなんとか起き上がらせるマルスはグリバイドを見つめる


グリバイドは上半身を左右に揺らしながら接近してくる


『先の戦いで太陽エネルギーを使い果たしているウルトラマンマルス、まさに彼は今、満身創痍の状態でグリバイドと戦っている』


グリバイドは接近してマルスの胸に右足で蹴り


転がり倒れるマルスは受け身してから立ち上がってダッシュ


虹色光線を発射するグリバイド


マルスは飛び込んで前転し相手の懐へ


そして起き上がって右腕にマルスブレードを瞬時に発生させて相手の胸に突き出した



マルス「ヘヤッ!!」


マルスの攻撃はグリバイドの胸を貫通、動きを静止させた


マルス「フッ!シャァッ!」

左手でグリバイドにパンチし突き放すとマルスブレードを解除し右足で勢い付けてキック


引き下がって倒れそうになったグリバイドだったが何かに引っ張られるように体勢を整え直した



マルス「!?」


それを見て怯んだマルス


するとグリバイドは左右の手、そして顔面から三つの虹色光線を発射


すべての攻撃をまともに受けたマルス


マルス「ホォワァ!ガァァッ!!」



後ろへ引き下がったマルス、両手が力なく下りてゆっくりと仰向けに倒れた


カラータイマーの点滅は徐々に早くなっていく


マルスにとどめを刺そうと上半身を左右に揺らしながら彼に迫っていく



目の光、カラータイマー共に消えてはいないが動きが見られず倒れたままのマルス



迫り来るグリバイドだったが爆撃が命中


急な攻撃に怯み、正体を見るグリバイド


そこには二機のファイターバードが


-αにはシンゴとカズヒロ、-βにはアミが搭乗していた



シンゴ「お前の相手はマルスだけじゃないぞ!!」


カズヒロ「そうだぜ!お前の敵は・・・この星に住むすべての命だ!!!」


アミ「私たちはきっと勝利を・・・平和を掴んでみせる!!!」


決死の集中攻撃


グリバイドに次々命中するが効果は見られなかった


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」


あざ笑うかのように攻撃を受けるグリバイド



そしてもう一機、ビッグバードが現場へ到着


機内には隊長とエリカの姿が


隊長はエリカに


ミツル隊長「今しかない・・・シンゴたちがグリバイドの気を引いてる間に我々がマルスを・・・テツトを救うんだ!」


エリカ「了解!!」

コンピューターで何かを操作するエリカ



ビッグバードは倒れるマルスの真上で静止



隊長はそして叫ぶように


ミツル隊長「マルス、君が今まで私たちに力を貸してくれたように、我々が今君に力を貸す番だ・・・!受け取ってくれ・・・!」


そしてエリカを見て


ミツル隊長「人口太陽光線・・・照射開始!!!」


エリカ「了解!!」


コンピューター横の発射ボタンを押したエリカ


すると機体下からオレンジ色の光線がマルスのカラータイマーに照射される



カラータイマーから身体全体に光が伝わっていく


一方でグリバイドは顔面をフラッシュ、超能力で二機のファイターバードを撃墜


煙を上げながら地上へと墜落していく



そしてグリバイドがマルスを見て驚きの仕草



ビッグバードは太陽光線の照射が完了した



エリカは隊長を見て


エリカ「太陽エネルギー照射完了!マルス、復活します!」



倒れていたマルスの両手が力一杯握られた



マルス「・・・ウォォォォォォッ!!!」


勢い良く立ち上がって登場ポーズを勇ましく決めるマルス


隊長とエリカは機内でハイタッチ


マルスから離脱するビッグバード


グリバイドはそれを見て瞬時に虹色光線を顔面から発射


マルスはマルス・リバウンドバリヤーを発動し防御


グリバイドはそれを見て首を大きく傾けた


バリアを解除したマルスは構えて接近


マルス「・・・ヘヤッ!」


迎え撃つため右足でキックをするグリバイド、しかしマルスは両手でそれを受け止めて右足で蹴り返す


よろめくグリバイドの右腕を掴んで右肩側から背負い投げ


地面に叩きつけられたグリバイド、マルスは両手でリフトアップ


マルス「シャァァァァッ!!」


そして投げ飛ばす、地面に倒れ込んだグリバイド


「ヘッヘヘ・・・ヘヘヘッ!」


不気味な笑い声を発しながら何かに引っ張られるように立ち上がったグリバイド


マルスはそれを見てジャンプ


空中で前宙→側宙の動きをしてから両足を差し出して飛び蹴り


マルス「ドルァァァァッ!」


クリーンヒットし転がり倒れるグリバイド


着地し少し下がって構えるマルス



グリバイドは先ほどのような立ち上がり方ではなく普通の立ち上がり方をしてマルスを見つめる



マルスはそれを見てマルシウム光線を発射


胸に命中し少し引き下がったグリバイド、どうやら決定打にはならなかったようだ


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ・・・!」


続いてマルスは両手を空に向けて太陽エネルギーを集める


それを見たグリバイドは両手で虹色光線を発射


マルスは目の前に作り出した光球を両手で前に弾き飛ばしマルス・サンバスターを発射


光球は虹色光線を弾きながらグリバイド一直線、そして命中した


胸から火花を散らしながら天を仰いだグリバイド


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!ヘッヘヘッヘッヘッヘ!ヘッヘ・・・!」


不気味な笑い声を発している途中で木っ端微塵に爆発した



それを見たマルスは両腕をゆっくりと下ろしスタンディングポーズとなった



地上でそれを見つめるシンゴ、カズヒロ、アミは三人でハイタッチ


ビッグバード機内の隊長はガッツポーズ


エリカも横で小さくガッツポーズした


青空の下、勇ましく立つ巨人、ウルトラマンマルスの姿がそこにはあった



〜〜〜〜〜〜〜


白い空間に立つテツト、彼の顔は少し上を向いている


目線の先にはマルスの姿があった


マルス「テツト・・・君と君の仲間たちのおかげで、グリバイドを撃破することが出来た・・・本当にありがとう」


テツトは首を左右に振って


テツト「いいや、こちらこそありがとう・・・命の限り、この星のために戦ってくれて」


するとマルスはテツトに


マルス「テツト、地球という星は素晴らしい・・・この素晴らしい星の未来を君たち自身で掴み取ってくれ・・・例え離れていても、私は遠くからこの星を見守っている・・・そして君たちの心の中に光があり、希望はある・・・それが私がこの星の人間へ・・・輝けるものたちへ忘れないで欲しいことだ」


テツトは力強く頷いて


テツト「うん、わかったよマルス・・・君が命をかけて守ったこの星の未来を、僕たちが繋いでいく・・・」


マルスはゆっくり右手を差し伸べてた


するとテツトの胸からマルスパークが出てきてマルスの手に収まった


そして再び腕を下ろして


マルス「またいつかの未来で、再び会える時が来るであろう・・・それまではお別れだ」


テツト「うん、さよなら・・・マルス、ウルトラマンマルス!」



テツトがそう言うと白い空間が消滅



次の瞬間には周りの光景は先ほどの戦場に


しかしテツトの目の前にマルスがいるのは変わりなかった


テツトの背後からMMG隊員が全員集まってきた


そして横に全員が並んだ


テツトはそれを見てから再びマルスを見た


隊長は敬礼をすると、それに続いて全員が敬礼をした


マルスはそれを見て優しく頷いた後、空を見上げて飛び立っていく


マルス「シャァァァァッ!」



飛んでいくマルスを見てテツトが


テツト「マルス!さよぉぉぉぉならぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


空の彼方へと消えていくマルス



『光の使者、ウルトラマンマルスがとうとうM78星雲光の国へと帰る時がやってきたのです・・・凶暴な怪獣を倒し、宇宙からの侵略者と戦ってくれたウルトラマンマルス、彼はこの地球が素晴らしい希望にあふれた星になることを信じている』


宇宙空間に出てきたマルス、その目の前に待っててくれていたゼルドが



マルスは一度静止しゼルドを見つめる


ゼルドとマルスは頷きあった


そして並行して広大な宇宙を飛んでいく


『ありがとうマルス!さようならウルトラマンマルス!光の勇者よ永遠に!!!』





〜ウルトラマンマルス〜


〜終〜




〜〜〜〜〜〜〜



現れた一人の青年、彼は?


聖也「よっ!長い間ウルトラマンマルスを応援してくれてありがとう!けど、これで終わりじゃない・・・来週からは俺たちの戦い、ウルトラマンアザドスの戦いが始まるんだからな!」



〜次回予告〜


聖也「俺の名は聖也、高城聖也!冒険家をやってる最中、学生時代の親友たちから興味ある話を聞いて巨大遺跡へと足を運んだんだ」

聖也「だが、そんなところで現れたのは古獣と呼ばれる巨大な怪獣だった!しかも二体!」

聖也「ところで、この石は・・・って、ことで次回のウルトラマンアザドスはこれだ!」


【目覚める勇気】


聖也「さぁ、みんなで見てくれ!ファイト!アザドス!」



次回から始まるウルトラマンアザドス、お楽しみに!
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第39話(最終話) A

〜ウルトラマンマルス〜


宇宙から謎の紫色の物体が地球へと飛来


『突如、宇宙からの飛来物が地球へとやってきた、その正体は・・・』


MMGの指令室に映し出されるグリバイドの姿


宇宙語を翻訳したエリカはグリバイドの意思を口にする


エリカ「まず日本を手始めに壊滅させる、だがこれはあくまで地上壊滅の序曲に過ぎない、人類、地球は私の手によって美しき終焉を迎えることになるであろう」



『破壊超人グリバイドは地球を壊滅させるために飛来してきた、そして攻撃を仕掛けようとしたMMGの前に彼の尖兵であるメガルモンスが出現したのだ』



メガルモンスと戦うMMG


そして変身するテツト


ウルトラマンマルスとメガルモンスの激闘、しかしその激闘の末にマルスは敗れてしまった



『マルス、敗北・・・絶体絶命の危機に立たされた地球人類・・・だが、MMGは決して諦めなかった』



MMG決死の攻撃が開始され、メガルモンスの撃退に成功した


それと同時に紫色の球体が宇宙へと移動し始めた



エリカ「隊長、グリバイドが宇宙へと向かっていきます」


ミツル隊長「・・・撤退するのか?」


疑問が残るなか、一度退却したMMG一同



『MMGの手によって侵略兵獣メガルモンスは倒された、だが今回の元凶であるグリバイドはまだ倒せていない、宇宙へと消えた理由とは?そして倒れたウルトラマンマルスは?テツトの意識は・・・?』


ベッドで目を閉じてるテツト、まだ彼は目覚めなかった・・・



〜OP〜


【さらば光の勇者】


迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


破壊超人グリバイド
登場



〜〜〜〜〜〜〜


宇宙空間で停滞している紫色の球体、グリバイド


メガルモンスが倒されて動揺しているのか・・・それとも・・・



時同じくして、MMGの指令室に集まっていたテツト、隊長以外の隊員たち



エリカはコンピューターを見ながら


エリカ「現在グリバイドはSP02ポイントにて停滞中・・・」


横で見ていたシンゴは


シンゴ「一体、どういうつもりだ・・・?」


椅子に座っているカズヒロとアミ


アミ「・・・狙いは地球・・・そう簡単に諦めるとも思えないけど・・・」


カズヒロはアミを見て


カズヒロ「あぁ、マルスを倒すほどの怪獣を操る相手だ・・・諦めるとは思えねぇな」



〜〜〜〜〜〜〜


白い空間の中を彷徨うテツト


辺りを見渡しながら歩くテツト、すると彼の背後から


「テツト・・・テツト・・・!」


足を止めたテツトは後ろへ振り向き顔をあげ


目線の先にはマルスが彼を見下ろしていた



テツト「・・・マルス!一体、僕は・・・そして君はどうなったんだ!?」


問いかけられたマルスは優しい口調で


マルス「私の力が及ばずメガルモンスに敗れ去ってしまった・・・」


テツトは驚いた表情で


テツト「敗れた・・・?じゃあ僕たちは・・・」


まさかという表情でテツトが口にするがマルスは


マルス「死んではいない・・・私の太陽エネルギーが尽きる前になんとか君の姿に戻ることは出来た・・・だが、このまま私と共にこの星の太陽の下で戦うのは君にとっては非常に危険なことだ」


テツト「危険なこと・・・?」


マルス「そう、せっかく君の命が復活しても次に同じような状況になっては意味がない・・・私も君も死んでしまう・・・だからその前に今、君と分離することにした」


急な案を言われたテツトは困惑


テツト「でも、今メガルモンスが・・・そしてグリバイドも来ている・・・地球が!」


心配するテツトにマルスは


マルス「心配はいらないぞテツト・・・これを見るんだ」


マルスがふと横を見るとテツトもそれに釣られて見る


そこにはメガルモンスと死闘を繰り広げるMMGの姿があった



そしてメガルモンスを撃破するMMG


それを見たテツトは口を少し開けて驚いた



マルスは再びテツトを見て


マルス「言っただろう?君は君の仲間を信じろと・・・人類は私がいなくても立派に戦っていけるようになった・・・もう心配はいらないんだ」


テツトはマルスを見て


テット「・・・僕が本来信じなきゃいけない事を信じれてなかったんだね・・・僕が一番マルスの力に頼っていたのかもしれない・・・」


自分の気持ちに反省を見せたテツト


マルス「・・・私がいなくても地球人は立派な未来を掴み取ることが出来る、それを忘れないでくれ」


テツトはマルスを見て頷いた



マルス「君の命を救うことが出来て良かった・・・私が愛した物のためにここからは私一人でグリバイドに挑むことにする・・・私が倒れたら、後は頼んだよ?テツト・・・!」


そう口にしたマルスにテツトは


テツト「一人で挑む・・・?このまま戦ったら君の命が!」


マルス「構わない・・・私が愛した星、私が愛した人間のために死ねるのならばなんら悔やむことなど一切ないのだ・・・それに私の故郷の仲間たちも地球を愛している、彼らは許してくれるだろう」



するとテツトは怒鳴るように


テツト「ダメだよそんなの!!僕は君に助けてもらった・・・そして地球のために僕に力を貸してくれた・・・それなのに僕だけ助かるなんて出来ないよ!!!」



マルス「だが、一心同体したまま戦っては、君も死なせるかもしれない・・・私は6300年も生きている、だが地球人の命は短くそれに若い・・・」



するとテツトは


テツト「でも君一人を死なせてしまっては・・・僕たち地球人が・・・ゼルド、いや君の故郷の仲間に申し訳が立たない・・・例え許してくれるにしても・・・どんな結末を迎えることになっても僕は君と・・・最後まで、最後まで!共に戦う・・・!」



テツトの熱い言葉にマルスは


マルス「・・・テツト・・・君は・・・」


テツトは深く頷いた


マルスはそれを見て


マルス「・・・ありがとう、テツト」


そう言って薄らと姿を消すマルス



〜〜〜〜〜〜〜


目をゆっくりと開けたテツト


勢い良く起き上がったテツトに横から


「気が付いたか・・・」


横を見ると隊長が椅子に座って横で見守ってくれていた



テツト「隊長・・・」


隊長の横の机をふと見ると自分の所持している物が置かれていた


ブレス、隊員服、そしてマルスパーク



テツトはそれを見てから隊長を見て


テツト「・・・隊長、まさか・・・」


隊長はテツトを見て


ミツル隊長「・・・君とウルトラマンマルスは一心同体だった・・・ということなんだな」



テツトは正面を向いて少しうつ向いた


テツト「ご心配をおかけして、そしてずっと黙っててすいません・・・」



隊長は首を横に振って


ミツル隊長「気にするな・・・だがまさかこんなに身近な人がマルスと一心同体しているとは思わなかった」



テツトは隊長を見つめた


ミツル隊長「私はマルスが何故我々を助けてくれるのか本当に謎だった・・・だが、それは君と一緒だからだった・・・でも私は今でも彼は平和の守護神と思っている・・・」



するとテツトは隊長に


テツト「・・・マルスは僕に危険な目に遭わせたというだけでこの星の住民に恩返しをするという形で力を貸してくれていました・・・そんな彼ももうすぐ故郷である星に帰らなければならないんです」


隊長はテツトを見て


ミツル隊長「・・・そうか、彼はもうすぐ地球を去るのだな・・・」


隊長がそうつぶやいた次に、テツトは再び少しうつ向いて自分の想いを打ち明けた


テツト「正直、マルスがいなくなったら地球はどうなるのかと思ってました・・・でも彼はずっと人類だけで戦っていけるようになったと言ってました・・・」


隊長はそれを聞いて


ミツル隊長「確かに・・・今回の戦いで彼が敗れた時、私は君と似たような気持ちを持っていた・・・でも、だからこそ今わかったこともある」



テツトは隊長の目を見て


テツト「・・・わかったこと・・・?」



隊長は少し目線を外して


ミツル隊長「そう・・・我々とウルトラマンマルスはわかりやすく言えば親子のような関係だったんだ・・・親は子を育て、子はやがて親元を離れる・・・だから今回、人類という子がマルスという親の手を離れるべき時が来たんだなと」



テツト「親子・・・ですか・・・」


隊長は頷いてから


ミツル隊長「そう、だから我々は自立しなければならないということなんだ・・・地球の平和、そして未来は我々地球人類自らの手で掴み取らなければならないんだ」


隊長はテツトの目を見た、目が合った二人



するとその時、隊長のブレスに通信が


ミツル隊長「はい、こちら浅見・・・」


相手はエリカだった


エリカ「隊長、グリバイドが再び電波を発しています、そして1分ほど前に再び地球に向かい始めました」



ミツル隊長「わかった、すぐに指令室に戻る!」


通信を終えた隊長は立ち上がる


テツトも掛け布団を退かしてベッドから立ち上がる


それを見た隊長は


ミツル隊長「行けるのか・・・?」


テツトは頷いて


テツト「はい、大丈夫です」



そう応えたのだった



〜〜〜〜〜〜〜

MMGの指令室、入室してきたテツトと隊長


メインモニターに視線を移すとグリバイドが映し出されていた


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」


隊長はエリカを見て


ミツル隊長「宇宙語翻訳は?」


エリカ「完了です、読みます」


隊長は頷いた


エリカ「メガルモンスを倒すのは想定内、私を楽しませてくれてありがとう・・・だがここからは楽しむ必要はない、滅ぼしにかかるのみだ」



シンゴとカズヒロはそれを聞いて


シンゴ「へぇ、倒されるのは想定内とは・・・随分と自信があるようだ」


カズヒロ「しかも楽しんでいたとは・・・」



エリカはその続きを


エリカ「今日が人類最後の日となるだろう・・・私の手によって」


メインモニターのグリバイドは姿を消した


エリカ「電波が消えました・・・」


テツト「・・・奴の現在地は!?」


テツトの問いにエリカは


エリカ「あと10分足らずで地球に・・・着地予測地点はTK01ポイント!」


テツトはそれだけ聞くと指令室から飛び出そうとした



隊長はそれを見て


ミツル隊長「待て!!」


足を止めたテツト


ミツル隊長「・・・どうするつもりだ?」



隊長の言葉に疑問が思い浮かぶ一同


アミ「・・・?」


首を傾げるカズヒロ、テツトを見つめるシンゴ


テツトはゆっくりと振り向き隊長を見て


テツト「・・・奴を迎え撃つんです」


隊長はゆっくりテツトに歩み寄って


ミツル隊長「さっき聞けなかったが・・・先の戦いで敗れて、彼のエネルギーは少ないんじゃないのか・・・?」


隊長の言葉に何かを察した一同


テツト「・・・確かに、これ以上この星の環境下で戦い続けたら、危ないと言っていました・・・だからこそ僕は彼と・・・マルスと最後まで命を共にする事を決めたんです!」


カズヒロはテツトに


カズヒロ「おいおい・・・マルスと命を共にするって・・・」


シンゴ「テツト・・・お前まさか・・・?」



テツトは他の隊員を順番に見つつ


テツト「そうです・・・僕はウルトラマンマルスと一心同体となって今まで戦ってきました・・・僕は・・・僕はミラクルマンでもなんでもなく、マルスに助けられてただけなんです・・・」



自分のことを打ち明けたテツト


皆の表情に衝撃が走る


テツトは胸ポケットからマルスパークを取り出した


それを見つめる一同


アミはゆっくりテツトに歩み寄りつつ


アミ「・・・テツト・・・急な事でなんて言ったらいいかわからないけど・・・」


アミはテツトの目を見て


アミ「・・・あなたは正真正銘のミラクルマン・・・マルスと出会えたことが・・・ミラクルなこと」


シンゴもそれに続いて


シンゴ「あぁ、例えどのような形であろうとお前がミラクルマンなことには変わりないんだ」



テツトはそう言われて


テツト「・・・ありがとうございます・・・」


そう言ってからマルスパークを見つめてから一同を見て


テツト「・・・地球を共に守りましょう!」



そう言って退室していった


今度は止めなかった隊長


カズヒロ「・・・まさか、あいつがマルスだったなんて・・・」


隊長は一同に


ミツル隊長「ウルトラマンマルスとテツトは、今回の戦いにすべてを懸けて挑んでいる・・・そして、この戦いが終わったらマルスは遠い宇宙の彼方にある故郷へ帰るそうだ」



そう言われた一同


アミ「・・・確かにマルスにはたくさん力を貸してもらった・・・」



〜アミの回想〜


マルスとダークアントの激闘が繰り広げられる中、アミはマルスにこう言った


アミ「負けないでマルス!相手が暗黒宇宙から来た救世主なら、あなたは私たちを守ってくれる救世主よ!だからお願い!負けないで!勝って!!!」

マルスはマルシウム光線でダークアントを撃破した



〜〜〜〜〜〜〜


カズヒロ「あぁ、人間だけの力ではどうしようもないことも・・・マルスは優しく手を差し伸べてくれた」



〜カズヒロの回想〜


地底に閉じ込められたカズヒロと松木秘書官


シビンモアによって救出作戦が妨害されるなか、倒壊してきたビルを一人必死に支えていたマルス


反撃出来ない彼を救うべく救出されたカズヒロがアタックバズーカで援護する


シビンモアは地を蹴ってマルスに突撃

カズヒロ「間に合え!!!」


引き金を引いてウォーター弾がシビンモアに命中


少し軌道がズレて地に打ち付けられたシビンモア


そこへ集中攻撃を仕掛けてシビンモアを撃退したのだった



〜〜〜〜〜〜〜


シンゴ「そして時に勇気づけてくれた・・・マルスに色々な事を教わった気がする」



〜シンゴの回想〜


透明怪獣サタギウラスの前に苦戦するMMGとマルス


なんとか追い詰めてとどめを刺そうというところ



マルスは接近して背後に回り込んで羽交い絞め


そしてマルスはシンゴを見て顔を左右に振って攻撃を指示


シンゴ「・・・俺に?」


シンゴの問いに頷いたマルス


シンゴはカートリッジをドリル弾に変えた、そしてポンプアクションして構えた


シンゴ「・・・喰らえッ!!」

引き金を引いた瞬間、マルスは横へ飛び込む


ドリル弾はサタギウラスに命中して貫通


マルスはシンゴを見てサムズアップ


〜〜〜〜〜〜〜


エリカ「いつも私たちのそばで・・・テツトの瞳から見守ってくれてたのかな・・・」



〜エリカの回想〜


マリアス星人に操られるウインホーに親友のツボミと歌で開放しようというエリカの作戦

マルスの支えもあった、そして危機に晒されたエリカとツボミ

マリアス星人「やめろ・・・不快だ・・・!この歌をやめろぉぉぉぉ!」


空の一点からステージに向けて光線が発射された

マルス「フッ!?」

マルスはウインホーから離れてステージを庇うようにして光線を受けた


無事に作戦は成功し、マルスはステージに立つ二人を見つめた



〜〜〜〜〜〜〜


隊長は皆に


ミツル隊長「私たちも彼と共に戦おう・・・最後まで!」


隊長を見て頷く一同であった




〜〜〜〜〜〜〜


基地の屋上にやってきたテツト


テツトは空にマルスパークを掲げて叫んだ


「ウルトラマンッ!マルゥゥゥゥス!!!」


赤色とエメラルド色に包まれて変身


空中で現れたマルスはそのまま飛行してグリバイド迎撃へと向かった



ついにウルトラマンマルス最後の戦いが今始まる



Bへつづく
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第38話 B

足を強く踏み込んで走り出すメガルモンス

マルス「フッ!」


マルスもそれに対してダッシュ


頭突きしてきたのに対しマルスは両手でそれを掴んだ


振り払おうとするメガルモンス、マルスも踏ん張ってなんとか放さない


マルス「シャッ!」

左膝で顔面を蹴って突き放すマルス


それに続いてマルスは左手でメガルモンスの右肩にチョップ、そして右足で胸を蹴る


後ろへ引き下がるメガルモンスは再び突進


マルス「ヘヤッ!」


右足で飛び蹴りをして怯ませたマルス、再び掴みかかろうとしたがメガルモンスは尻尾を大きく振ってマルスに打撃を与える


転倒したマルス


メガルモンスはそれを見て接近


跳ね起きで立ち上がったマルスはバック転で距離を置いた


足を止めたメガルモンスは口から光弾を連射


マルスは構えを取って右手にマルスラッシュを装着させたまま手刀のように光弾を次々弾いていく


最後の一発を回避し、時計回りに回転した勢いでブーメランのようにマルスラッシュを投げる


しかしメガルモンスも右手一本でそれを弾いて粉々にした



マルスラッシュがはじかれた様子を見た隊長は


ミツル隊長「あの装甲・・・まさかあの怪獣は機械獣ということか?」


隊長の言った通り、メガルモンスの外装はメカニックで出来ていた


マルスは空へ大ジャンプ


それを見たメガルモンスは胸のランプから光線を発射


空中で命中し落下するマルス


マルス「ウワァァッ!」


背から地に打ち付けられるマルス


メガルモンスはさらに倒れているマルスに歩み寄っていく


起き上がったマルスだったがダメージは隠しきれずにいる


そんなマルスの首を右手で掴んだメガルモンス


マルス「ホォワァ!」


無理矢理立たせて勢い付けて投げ飛ばす


空中で一回転してから地に打ち付けられたマルス



「グラァァァァォォォゥ!」


咆哮を上げてマルスを睨む


マルスは起き上がってすぐに振り向いてメガルモンスを警戒


メガルモンスは再び足を進めて迫ってくる


マルスは立ち上がり、構えを取って全身を炎に纏わせた


それを見て足を止めたメガルモンス


マルスは必殺技の一つ、マルス・バーストファイヤーを放ちメガルモンスに命中させた


炎に包まれるメガルモンス


それを見てシンゴ、カズヒロ、アミの表情はマルスの勝利を確信したものとなった


そして隊長も


ミツル隊長「よし・・・!」


メガルモンスは苦しみながらも両手を上げていく


そして一気に下に振り下ろすと包んでいた炎も弾き飛ばす


それを見たマルスは怯んだ


マルスだけでなく隊員たちの表情にも緊張が走る


シンゴ「馬鹿な!?」


カズヒロ「マルスの攻撃に耐えたってのか?」



メガルモンスは再び足を進めてマルスに迫っていく


マルスは再びファイティングポーズを取るがカラータイマーが青から赤へと変わって点滅を始めた


『ウルトラマンマルスは、地球上で長くその身体を維持することが出来ない、活動限界時間が少なくなると胸のカラータイマーが点滅を始め、その危機を知らせるのだ』


自分のカラータイマーを見つめてから再びメガルモンスを見て突撃するマルス


パンチを繰り出すが左手で弾かれると右手の刃で斬撃を喰らう


左手の刃を喰らって突き放されるマルス


引き下がって地に右膝をつくマルス


メガルモンスは光弾を連射


マルス「!?」


次々命中するマルス


マルス「ウゥッ!ガァァァッ!」


爆発に囲まれたマルス、爆煙が晴れるとマルスがゆっくりうつ伏せに倒れた


メガルモンスはそれを見てマルスから目を離し、再び進行方向へと戻る


倒れるマルスを見た隊員たちは


アミ「マルス、ダメよ・・・こんなところで倒れては・・・!」


それに続くようにシンゴとカズヒロも


シンゴ「頑張れマルス・・・!」


カズヒロ「立てマルス・・・!」



その声が聞こえたのか、マルスの右手が土を握りしめた


マルス「ウォォォォォッ・・・!」


最後の力を振り絞って立ち上がるマルス


マルス「ヘヤッ!」


マルスはメガルモンスを見つめた


メガルモンスも足を止めて振り向いてマルスを睨んだ


そして再び光弾を一発発射した


マルス・サークルバリヤーで防御するマルス


それを見たメガルモンスは口を大きく広げてエネルギーを充填させていく


その様子を見た隊長は


ミツル隊長「ん?あの怪獣・・・!」


何かに気付いた様子の隊長


マルスもそれに対して構えを取った


エネルギー充填が完了したメガルモンスは紫色の破壊光線を口から放つ


マルスもマルシウム光線を発射


ぶつかり合う二つの光線


徐々にだがマルシウム光線が押され始めていた


メガルモンスは一気に勝負を決めるべく出力最大にした


するとマルシウム光線が一気に押され始めやがてマルスに命中し吹っ飛ばす


マルス「ヘェヤァ!ガァァァァッ!!」


背中から倒れるマルス


カラータイマーの点滅も今までにないくらい早くなっている



マルスは右手をカラータイマー付近に添えた


マルス「・・・グッ・・・アァァッ・・・!」


ゆっくりと塵となるようにマルスの姿が消えてゆく



一同がその光景を見て唖然とした


シンゴ「・・・マルスが・・・消えた・・・?」


カズヒロはゆっくりと首を横に振りながら


カズヒロ「嘘だろ・・・?嘘だよな?」



アミ「そんな・・・そんな・・・!」


言葉にならないアミ



そして隊長は


ミツル隊長「・・・くっ!」


マルスが消えた方面へ走り出した



メガルモンスは空へ咆哮を上げてから再び足を進め始めた


それに便乗するように空にグリバイドの声がこだまする


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」



〜〜〜〜〜〜〜


現場へと向かっていた隊長は走りながら何かを発見する


それは仰向けに綺麗な体勢で倒れているテツトの姿だった


一旦足を止めた隊長は


ミツル隊長「・・・テツト!」


彼を呼びながら駆け寄った


上半身を持って呼びかける


ミツル隊長「テツト!おい!テツト大丈夫か!?」


しかし隊長の呼びかけに応えない


ふと隊長は彼の右手を見ると、そこにはマルスパークが握られたままだった


それを見た隊長は彼の右手に触れて


ミツル隊長「これは・・・まさか・・・?」


メガルモンスに攻撃を続けるファイターバードの飛行音を耳にした隊長はその光景を見ながらブレスで


ミツル隊長「シンゴ、カズヒロ、アミ、一時退却だ・・・」



コックピットでそれを聞いたシンゴたちは


シンゴ「そんな・・・このまま指を咥えて帰れって言うんですか!?」


カズヒロ「隊長、お言葉ですが帰れません!」


アミ「マルスの仇を・・・今まで共に戦ってくれた光の巨人の仇を取らせてください!」


そう反論する三人に対して隊長は


ミツル隊長「仇を取るからこそ!我々には地球人類を守る使命がある・・・ここで我々が全滅してしまっては何の意味もない!この追い詰められた状態でテツトも負傷してしまっている・・・作戦を立て、出直す必要がある・・・いいな?」



隊長の説得により彼らは渋々


シンゴ「・・・了解」


カズヒロもアミもそれに続いて


「了解・・・!」


旋回して戻っていく二機のファイターバード


隊長は次にブレスでエリカに通信


ミツル隊長「エリカ、我々は一時退却する、そこであの怪獣の体内に関して調べて欲しい」


エリカ「体内ですか・・・わかりました」


ミツル隊長「頼んだぞ」


そう言って通信を終了した隊長であった



〜〜〜〜〜〜〜


指令室、テツト以外の隊員たちが集まっていた


シンゴ、カズヒロ、アミは椅子に座って悔しそうな表情を浮かべて黙っていた


隊長とエリカはコンピューターの画面を見ながらメガルモンスの体内を調べていた


エリカ「・・・しかし隊長、どうしてあの怪獣の体内を・・・?」


隊長は腕を組んで


ミツル隊長「奴がマルスを倒すときに口を大きく開けてエネルギーを充填する時があった、そのときの口内を目にしたんだが、そこにあの怪獣を倒すヒントが隠されているように思った」


エリカは隊長を見つめて


エリカ「怪獣を倒すヒント?」


隊長は頷いてからエリカを見て


ミツル隊長「うん、私の見解が正しければだがな・・・」


〜〜〜〜〜〜〜


もうすぐ市街地という場所に進行していたメガルモンス

そのメガルモンスの目線の先に戦車群が


戦車群は一斉に砲撃を開始した


次々命中するが怯まず突っ込んでくるメガルモンス


「グラァァァァォォォゥ!」


胸からの光線で次々戦車を爆撃するメガルモンス



地上部隊がなんとか怪獣の足を食い止めようと奮起していた




〜〜〜〜〜〜〜〜


コンピューターを見てメガルモンスの体内を見るエリカ、そして隊長を見て


エリカ「隊長、怪獣の体内が分析できました!」


隊長はそれを聞いてすぐに


ミツル隊長「メインモニターに表示してくれ」


エリカ「はい!」


返事してすぐにメインモニターに表示したエリカ


それを見た一同


エリカ「あの怪獣は装甲がメカニックで出来ていますが、体内には血液などが感知できました、これでわかるのは怪獣は装甲を覆った生物兵器だということです」


隊長は頷いて


ミツル隊長「よし、見解通りだ!あの怪獣撃破に希望が持てるぞ」


カズヒロは隊長を見て


カズヒロ「どういった作戦で奴を・・・?」


隊長はみんなを見て


ミツル隊長「奴の体内にNE爆弾を投下するんだ・・・体内から爆発させれば怪獣自身の活動を停止させることが出来る」


アミ「なるほど・・・外から中はダメでも、中から外では衝撃がまるで違うということですか」


隊長はアミを見て頷いた


そこでシンゴは少し下を向いて


シンゴ「・・・しかし、ウルトラマンが勝てなかった相手に・・・勝てるのでしょうか?」


アミはシンゴを見て


アミ「・・・やっぱり、その考えが過るよね・・・冷静になってみれば」


カズヒロが二人に


カズヒロ「おい!だからこそ俺たちが踏ん張らなきゃいけないんだろ!」


隊長はシンゴとアミに


ミツル隊長「地球はいつか、ウルトラマンの手を離れることになる・・・その時は我々人類の力のみで、この星を守り抜かなくてはならない・・・今がその時なんだ」


シンゴとアミは隊長を見て力強く決心の頷きをした



隊長は全員に


ミツル隊長「よーし、全員出撃だ!」



エリカ含む全員がヘルメットを手にして指令室を後にする



二機のファイターバード、そしてタイガーリーフに乗り込むカズヒロとアミ


各それぞれが出撃していく



空を行くファイターバード-αには隊長とエリカ、-βにはシンゴがそれぞれ搭乗していた



現場では戦車群を次々爆破していくメガルモンスの姿が


そこへ駆け付けた二機のファイターバード


隊長はブレスでシンゴに


ミツル隊長「我々が奴の気を引く、シンゴは機を逃さぬように待機だ!」


シンゴ「了解!」


メガルモンスの顔の前を通過する-α


それを見たメガルモンスは口から光弾を発射する


操縦桿を倒した隊長、なんとか回避に成功



一方、タイガーリーフも到着し降車するカズヒロ


カズヒロ「アミ、俺たちはあの怪獣の足を攻撃だ!」


アミ「えぇ!」


タイガーリーフのボンネットから銃が出現


カズヒロもアタックバズーカにドリル弾のカートリッジをセット


一斉攻撃で両足を攻撃した


メガルモンスは少し体勢を崩した、次にタイガーリーフの位置を睨んだ


それを見た隊長は


ミツル隊長「よし、エリカ!あの怪獣の前をミサイルで集中砲火だ!」


エリカ「了解!」


エリカは発射ボタンを押すとメガルモンスの手前に射撃していく


土砂が巻き上がって爆発していく


カズヒロはそれを見てアミに


カズヒロ「もう一回だ!行くぞ!」


アミ「オッケー!」


一斉射撃で再び右足に命中させる


メガルモンスは左足を強く踏み込んでタイガーリーフの方へ進もうとしたその時だった


先ほどミサイルで攻撃された地面が崩れ始めた


メガルモンスは体勢を崩しながらも耐えようとしたため仰向けで倒れた



ミツル隊長「今だ、今しかない!」


しかしメガルモンスは空へ向かって光弾を連射し始めた


なんとか回避していく二機のファイターバード


シンゴ「くっ、これではNE爆弾が投下出来ない!」



隊長がそれを見て


ミツル隊長「・・・シンゴ、私たちが隙を作る!そこを狙うんだ!」


-αがメガルモンスに接近


光弾を連射してる口に向かって大型ミサイルを発射


光弾を発射しようとしてる口にミサイルが直撃


苦しむメガルモンスを見たシンゴは


シンゴ「今だぁぁぁぁぁぁッ!!!」


急接近してメガルモンスの口元にNE爆弾を投下


口内に飛び込んだNE爆弾



次の瞬間、口元が爆発、そして全身が木っ端微塵に吹き飛んだのだった



それを見たカズヒロとアミはガッツポーズ


エリカも安堵の表情を浮かべて、隊長は小さく


ミツル隊長「おぉ・・・ここはなんとか勝てたか・・・」


とつぶやいた


シンゴも爆発場所を見つつ


シンゴ「人類を甘く見た罰・・・ってところだな」



一方、グリバイドが潜む紫色の物体が空へと浮上し始めた



エリカはレーダーを見て


エリカ「・・・隊長、グリバイドが宇宙へと向かっていきます」


隊長はそれを聞いて


ミツル隊長「・・・撤退するのか・・・?」


空の彼方へと姿を消した球体



隊長はブレスで


ミツル隊長「・・・一旦帰還しよう、次なる攻撃に備えるためにも」


旋回するファイターバード-α



『MMGの手によって侵略兵獣メガルモンスは倒された、だが今回の元凶であるグリバイドはまだ倒せていない、宇宙へと消えた理由とは?そして倒れたウルトラマンマルスの運命は?テツトの意識は・・・?』



ベッドでまだ目を閉じているテツト


彼とマルスはどうなるのか・・・?



つづく



〜次回予告〜

『倒れたウルトラマンマルス、このまま戦い続けたらテツトも死んでしまうという状況に追い詰められた!』

『そして攻撃を開始してきたグリバイドの前に人類はかつてない危機に晒される!』

『人類に未来はあるのか?ウルトラマンマルス感動のフィナーレ!』

『次回、ウルトラマンマルス【さらば光の勇者】』



〜新作予告〜



新しいウルトラマン、現る・・・!


戦士、目覚める時・・・!!


〜【ウルトラマンアザドス】〜



最後に頼れるのは、自分自身の勇気だ!


4月15日から毎週土曜日に掲載開始!!!
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投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンマルス 第38話 A

〜ウルトラマンマルス〜


夜中の隊員部屋、ベッドで眠りにつくテツトだが汗だくの状態でなんだか寝苦しそうであった


彼の夢の中、白い空間にて目を覚ますテツト


テツト「・・・!?」


周りを見渡すテツト


テツト「・・・ここは?」


自分の居場所を知ろうとするテツト、すると背後から


「テツト・・・早風テツト・・・!」


テツトは呼び声がする方に振り向いた、そして顔を上げるとそこには巨大なウルトラマンマルスの姿があった



テツト「マルス!どうしたんだ一体?」


マルスは優しく見下ろし、テツトにこう口にした


マルス「テツト、私はもうじきこの星、地球を離れなければならない・・・M78星雲、光の国へ帰る時が迫っているのだ」


テツトは驚きの表情を表して


テツト「故郷に帰るのか?でも・・・」


自分の身体を見るテツトにマルスは


マルス「君の身体の事ならば心配は無用だ・・・もう私と一心同体でなくとも君は十分に生きられる体力を得た・・・」


テツトは少し微笑んだ、だが次に真剣な表情になってマルスを見つめて


テツト「いや、でもマルス・・・君がいなくなったらこの地球はどうなる?未だ凶暴な怪獣、侵略者は後を絶たない・・・君がいなくなってしまっては地球が・・・」



地球防衛の件に不安を見せるテツト



マルスは優しく彼に

マルス「大丈夫、私がいなくとも地球人は立派に戦う知恵と武力を身に付けている・・・それに第一、地球の平和は地球人類が自ら掴むことに価値があるのだ、私がいつまでも居てはいけないんだ」



テツトはマルスの言葉を聞いて


テツト「本当に・・・そうなんだろうか・・・?」


と疑問を感じていた



マルス「・・・テツト、君は君の仲間を信じるんだ・・・!」



そう言われたテツトはマルスを見つめる、マルスの姿が薄らと消えていく


テツト「マルス・・・」


マルスの姿が完全に消えるのを見届けたテツト




その次の瞬間に現実で目を覚まし起き上がったテツト


息を荒くして右手で顔を抑えるテツト


テツト「はぁ・・・はぁ・・・夢・・・?」


閉まっているカーテン越し、朝になっていることが伺える


ベッドから退いたテツトはハンガーにかかっている隊員服の胸ポケットからマルスパークを取り出した


右手に持って見つめた瞬間、マルスの声が聞こえた


「地球の平和は地球人類が自ら掴むことに価値があるのだ」


それを聞いたテツトは腕を下ろして窓を見ながら



テツト「・・・夢ではなかった・・・本当にウルトラマンマルスは・・・もうすぐこの星を離れるんだ・・・」


現実として受け止めようとしていたテツト、するとブレスに通信が


テツト「はい、こちらテツト」


相手はエリカだった


エリカ「宇宙から謎の物体が迫っています、至急指令室に集合してください!」


それを聞いたテツトは


テツト「了解!」


通信を終了してもう一度マルスパークを見つめた


そして頷いたのだった




〜OP〜


【平和を奪う者】


迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


侵略兵獣メガルモンス
登場



〜〜〜〜〜〜〜


指令室に入室してきた隊員服に袖を通したテツト


部屋には既に全員集合していた


メインモニターには宇宙空間を行く紫色の球体が映っていた


それを見た隊員たちは


シンゴ「この球体は一体・・・?」



アミ「なんだか嫌な予感ね・・・」


エリカはコンピューター画面を見ながら


エリカ「地球に徐々に接近しています、この様子だとあと2時間以内には大気圏突入です」


隊長はそれを聞いて


ミツル隊長「一体何者なんだ?それに目的は・・・?」



モニターを見つめる一同、すると球体からの声らしき音が



「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」


高い笑い声のような鳴き声が聞こえた



一同はそれを耳にして


カズヒロ「今のは・・・この球体の声か?」


緊張が走る一同


紫色の球体は地球が見えるところにまで来た



するとエリカは急にコンピューターを見ながら


エリカ「これは!?」


隊長はエリカを見て

ミツル隊長「どうした?」


エリカも隊長を見て


エリカ「謎の電波です!全世界の防衛基地に発信されています!」


ミツル隊長「全世界の防衛基地に・・・?」


するとメインモニターが砂嵐に


シンゴ「な、なんだ?」


カズヒロ「謎の電波の影響か?」


そして次の瞬間に顔が全体紫色の発光体で人型だが前後がわからない姿の宇宙人らしき姿が映し出された


それを見た一同


アミ「これがあの物体の・・・正体?」


発光体の光が下から上へと点滅してる


「ヘッヘヘッヘッヘッヘ!ヘッヘヘッヘッヘッヘ!」


人ようなの笑い声だけを発してる


エリカはそれを聞いて


エリカ「これは宇宙語・・・!」


言葉の正体がわかったエリカはすぐに翻訳開始


エリカ「今からこの宇宙人が発している言葉を言います」



隊長はエリカを見て始めてくれという意味で頷いた



エリカ「私はグリバイド、ついに私は太陽系で一番生命溢れる惑星、地球へと辿りついた・・・そして奪い甲斐のある平和な文明・・・すべてが私を呼び寄せる素晴らしい物・・・数々の平和を奪ってきたがこの星ほど興味がそそられる星はない」


言葉を聞いてる途中でメインモニターに映るグリバイドを見つめる


カズヒロ「奪い甲斐のある平和だと・・・!?」


シンゴ「とんでもねぇ悪魔だ・・・」



エリカは続きを読み上げる


エリカ「まず、日本を手始めに壊滅させることにする・・・だがこれはあくまで地上壊滅の序曲に過ぎない、人類、そして地球は私の手によって美しき終焉を迎えることになるであろう」


エリカがそう口にした瞬間にメインモニターが消えた


エリカ「・・・電波が途切れました!」


隊長は先ほどの言葉を聞いて


ミツル隊長「日本からだと・・・!?」


テツトは隊長を見て


テツト「隊長!すぐに出撃しましょう!僕たちの敗北は地球の敗北を意味すると言っても過言ではありません!すぐに叩くべきです!」


シンゴはそれに続いて


シンゴ「テツトに同意です、宣戦布告まで受けてるんです!出撃しない理由なんてありませんよ」


カズヒロもアミもそれを聞いて頷いた


隊長が皆を見た瞬間にメインモニターに岩本防衛長官が


それを見た隊長は


ミツル隊長「長官!」


隊員たちもそれを見て敬礼


岩本「皆もさっきのグリバイドの通信を聞いたと思う、必ずこの星のために勝利を掴んでくれ」



ミツル隊長「わかっています、必ずこの星、そして地球人類のために我々は戦います」



岩本は頷いた


岩本「頼んだぞ、MMGの諸君!」


メインモニターが消え、隊長は皆を見た


ミツル隊長「シンゴ、カズヒロとアミはファイターバード、私とテツトはビッグバードで出撃する・・・MMG、出撃!」



「了解!!」


部屋を出るエリカ以外のメンバー



〜〜〜〜〜〜〜


そして球体は大気圏を突破し緑に囲まれた山へ落下した



だが地上に落ちても紫色に輝き続けていた



現場へと向かう三機の戦闘機


ビッグバードの機内では


エリカからの通信で


エリカ「隊長、グリバイドはYN04ポイントに落下、それ以降動きは見られません」



ミツル隊長「了解した」


エリカとの通信を終了し次にシンゴたちに通信をする隊長


ミツル隊長「物体を発見次第攻撃を開始する、いいな?」



シンゴ「ファイターバード-α、了解」


アミ「ファイターバード-β、了解」


隊長は通信を終了して隣のテツトを見て頷いた


テツトもそれを見て頷き返した



そして三機とも、物体を目視



-αに搭乗しているシンゴとカズヒロは

シンゴ「物体を目視、攻撃を開始・・・ん?」


言葉の途中で何か異変を感じたシンゴ


カズヒロ「どうした?」


シンゴ「あれを見ろ」


すると物体が眩い光を放って光弾のような物を発射し地面に命中させた



それを見ていた一同


するとその煙の中から脳天に三角状の角、両目が赤く、長い尻尾、胸に赤いランプを灯し両手先は三本指で甲から刃が装着されており全身が銀色の怪獣、メガルモンスが出現した



アミ「か、怪獣!?」



「グラァァァァォォォ!」


咆哮を上げて前進を始めたメガルモンス



それを見た隊長は

ミツル隊長「攻撃開始だ!」


三機はレーザーやミサイルで攻撃を開始した


しかし怯むことなくメガルモンスは進んでいく



メガルモンスの進行方向をマップで見たテツトは隊長に


テツト「隊長、怪獣の進行方向には市街地が・・・!」



隊長はそれを聞いて他の隊員たちに通信で


ミツル隊長「みんな、これ以上怪獣を進行させるな!なんとしても阻止するんだ!」


シンゴ、カズヒロ、アミは


「了解!」


と返事し攻撃を次々と仕掛けていく


メガルモンスは口からオレンジ色の光弾を発射し反撃


間一髪回避する二機のファイターバード


背後からビッグバードが接近し大型ミサイルを発射


首元に命中し怯んだメガルモンス



すぐさま振り向いて光弾を発射しビッグバードに命中させる



テツト「くっ、しまった!」


隊長はテツトに


ミツル隊長「止むを得ん!このまま不時着だ!」


テツト「了解!」


ビッグバードは地上に不時着した



それを見たメガルモンスは再び目線を変えて進行を再開した


二機のファイターバードが並行しながらレーザーを発射


胸元に命中


メガルモンスはすぐに口から光弾を発射し反撃


二機は左右それぞれに旋回し回避した



ビッグバードから外へ出てきた隊長とテツト


テツトは隊長を見て


テツト「二手に分かれて攻撃しましょう、僕は正面に回ります!隊長はその隙に背後から」


隊長はテツトの肩に手を置いて


ミツル隊長「無茶はするなよ?」


テツト「はい、大丈夫です!」


そう言ってその場からダッシュして離れていく



隊長もメガルモンスを見て移動を開始した



歩くメガルモンス、その正面に辿りついたテツトは足を止めた


メガルモンスを見ながら胸ポケットからマルスパークを取り出した


そしてマルスパークを見つめてからテツトは


テツト「行こう・・・」


そう口にしてから空へ掲げて叫んだ


テツト「マルゥゥゥゥスッ!!!」


赤色とエメラルド色に包まれて変身


登場ポーズでメガルモンスの前に姿を見せたウルトラマンマルス


メガルモンスはマルスを見て足を止めた


「グラァァァァォォォォゥ!」


マルスに威嚇咆哮


マルスもポーズを変えて腰を低くしファイティングスタイルへ


向かい合った両者を見る隊長


ミツル隊長「マルス、来てくれたんだな」


二機のファイターバードのコックピットでもマルスを見た三人は頼もしく感じる表情に



今、光の勇者と侵略兵獣の戦いが始まろうとしている・・・




Bへつづく
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投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンマルス 第37話 B

街を並んで歩くカズヒロとレイナ


しかし歩いているだけで会話はまるでなかった



カズヒロは心の中で


(今か・・・?いや、絶対違う!恋愛音痴の俺でも今は違うってわかるぞ!)


右手に胸ポケットに添えるカズヒロ


それを見たレイナは


レイナ「・・・どうしたの?」


カズヒロは慌てて誤魔化すように笑って


カズヒロ「いやいや!なんでもない!ハハハッ・・・!」


レイナは少し首を傾げたのだった




〜〜〜〜〜〜〜


指令室では・・・


テツトが一同に先ほどの出来事を話している様子だった



テツト「彼らは自分たちが正義だと思って、今回の攻撃に備えてきたんだと思われます」



椅子に座ってるシンゴとアミは


シンゴ「俺たちが未来の侵略者・・・か」


アミ「だからって、彼らの行為は許されるものかと言われれば・・・」



テツトは二人に


テツト「未来は変えることが出来ます、それに彼らの行為は許されるものではありません・・・」


その言葉に隊長は頷いて


ミツル隊長「テツトの言う通りだ、もし本当に我々が未来の侵略者だったとしても目の前の脅威を見過ごすわけにはいかない・・・」


隊員たちは隊長を見て頷いたのだった



〜〜〜〜〜〜〜



上空にゼブール人が扮するキャスターが姿を見せた



街を歩いてるカズヒロたちはそれを目撃


カズヒロ「おい、なんだありゃ!?」


周りの人々もそれを見て驚いたりしている


するとキャスターは


「未来の侵略者、ちっぽけな夢や愛を盾にする愚か者たちめ、滅びるが良い!!!」


キャスターは紫の光に包まれて変異していく


光は巨大となって、そして姿を現した


コンテナ置き場に着地した巨大なゼブール人


昆虫のような顔つきに身体は赤紫の配色、右手先には刃、左手は普通の手


これが異次元超神ゼブール人の本当の姿だった



それを見た人々は逃げていく



MMG基地でもその知らせを受けた



エリカは隊長を見て

エリカ「隊長!TK05ポイントにゼブール人が出現しました!」


隊長は席を立って一同に

ミツル隊長「出動だ、シンゴはファイターバード、テツトとアミはタイガーリーフで地上から攻撃だ!」


一同、席を立って


「了解!!」


ヘルメットを手に退室


そして隊長はブレスで


ミツル隊長「カズヒロ、緊急収集だ!すぐに帰還してくれ!」


通信先のカズヒロはそれを聞いて


カズヒロ「了解!!」


通信を終了してレイナを見つめた


カズヒロ「すまねぇレイナ、俺行かなきゃ・・・」


申し訳なさそうな表情を浮かべたカズヒロにレイナは


レイナ「私なんかより早く隊長の指示に従ってください!」


そう言われたカズヒロは頷いて走り去ろうと振り返った


が、再び右手で胸ポケットを触れたカズヒロは再びレイナの方向に振り向いた


レイナはそれを見て


レイナ「どうしたの!?早く!」


カズヒロは胸ポケットから黒い四角のケースを取り出した


それは正真正銘の指輪ケースだった


それをレイナに差し出したカズヒロ


レイナ「!?」


カズヒロはレイナに


カズヒロ「持っててくれ・・・戦いが終わったらちゃんとプロポーズするから・・・」


そう言われたレイナは驚いた表情を浮かべてから両手でそれを受け取った


そして真剣な表情に戻ってカズヒロの目を見て頷いた


カズヒロも頷き返して再び振り返って走り去っていく



〜〜〜〜〜〜〜


コンテナ置き場の中を足を進めるゼブール人


左手から桃色の光弾を出してコンテナを破壊していく


そこへファイターバード-αが登場


コックピットのシンゴはゼブール人を見て


シンゴ「ゼブール人確認!攻撃を開始します!」


レーザーで攻撃を開始した


その戦いの最中、現場に遅れて登場したタイガーリーフ


降車したテツトとアミ


侵攻するゼブール人、テツトは周りを見渡して一つのビルに目をつけて


テツト「アミ、二手に分かれて攻撃しよう」


アミはそう言われて腰にかかってるアタックレーザーを取り出して


アミ「わかった!」


テツトも頷いてその場から離れる


アミは射撃を開始した



一方テツトはビルの階段を駆け上がっていき屋上へと向かった


屋上に出てゼブール人を確認したテツト


胸ポケットからマルスパークを取り出して空へ掲げて叫んだ


「ウルトラマンッ!マルゥゥスッ!!」


赤色とエメラルド色に包まれて変身


ゼブール人がファイターバードに向かって光弾を発射しようとしたその時


「ドルァァァ!」


横から豪快なドロップキックを繰り出したマルス


突き放されたゼブール人は倒れ込んだ


着地して構えるマルス


それを遠くから見つめるレイナ


レイナ「・・・マルス!」


ゼブール人も立ち上がってマルスを警戒


両者互いに足を踏み出して接近


マルス「ヘヤッ!」


接近戦が開始された


互いの格闘技を防いだり回避しながらの互角の攻防戦


右手の刃を突き出してきたゼブール人


マルスは咄嗟に回避して右手で相手の顔面に裏拳、怯んだ隙に右足でハイキックをして突き放す


引き下がったゼブール人は左手から光弾を発射


マルスは横へ前転して回避


そして受身の後に右手からマルス・ショットを発射


ゼブール人もそれを刃で弾く

マルスは再びダッシュで接近


マルス「フッ!シャッ!」


相手に接近して前転してから右足でローキック、腹に決めて怯んだところを掴む


マルス「シャァァァ!」

そしてすくい投げしてゼブール人を地面に倒させた


少し後ろへ下がって距離を取るマルス


立ち上がったゼブール人はダッシュ


マルスは左足でキックをするが前転で回避され背後に回られた


振り向いたマルスに光弾を至近距離から発射


命中したマルスは背から倒れた

そんなマルスにマウントを取るゼブール人


刃をマルスの顔面目掛けて突き出す

マルスはなんとか首から上をを右にずらして間一髪で回避


そんなゼブール人の背中にレーザーが命中


シンゴが搭乗する-αの攻撃によるものだった


マルスはそれを見て勢いよくゼブール人に右手でチョップ


横に受け身を取ったゼブール人、跳ね起きのマルスは膝を地につけたままゼブール人を睨む


ゼブール人は立ち上がりマルスに向かって光弾を発射しようとしたがミサイル攻撃に阻止された


マルスは発射された元を見つめる、そこにはファイターバード-βが


コックピットには隊員服に着替えたカズヒロが


カズヒロ「待たせたな!こっからは俺もいるぜ!!」


地上から見ていたアミは頼もしさを感じて


アミ「カズヒロ・・・!」


シンゴも通信で


シンゴ「へっ、こんな時にすまねぇなカズヒロ」


カズヒロもそれを聞いて

カズヒロ「なーに、こんな事が起こるんじゃないかって思ってたがな!」


二機の連携攻撃でゼブール人を集中攻撃、確実にダメージを蓄積させていく


そして同時のミサイル発射が胸に命中


後ろへ引き下がったゼブール人


それを見たカズヒロが


カズヒロ「今だぜマルス!!!」


それを見ていたマルスはしゃがんだ状態でマルスラッシュを発射


しかしゼブール人は咄嗟に電撃状のエネルギーを目から身体の周りに張り巡らせた


マルスラッシュはそれに防がれ粉々に


マルス「!?」


それを見て驚くマルス


ゼブール人「フッフッフ、勝ったと思ったのか?」


マルスはゆっくり立ち上がってダッシュ


接近してパンチをするも相手はバリアに包まれている様子でダメージはない


攻撃をやめたマルス、それを見て左足でキックし突き放すゼブール人


倒れるマルス、それに歩み寄って右足で踏みつける


マルス「ホワァ!」


ゼブール人はマルスを見下ろしながら

ゼブール人「未来の侵略者の庇う愚か者めが、所詮この星の生物に生きる意味など与えられてはいない!愛?夢?そんなものを盾にする者の味方をする必要があるかな・・・?ハッハッハ・・・!」


マルスに言い聞かせるゼブール人



コックピットで聞いていたカズヒロは


カズヒロ「愛、夢がそんなものだって・・・?」


怒りを覚えたような感じを表していた


そしてシンゴも


シンゴ「未来の侵略者?お前こそ現在それと同等と事をしてるだろ!自分を正当化しやがって・・・!」



MMG基地のメインモニターでその様子を見る隊長はエリカに


ミツル隊長「エリカ、奴のバリアを分析出来ないか?」


エリカはkンピューターのキーボードを打ちながら


エリカ「やってみます!」


すると画面を見ながらエリカは


エリカ「これは・・・?」


隊長はエリカに


ミツル隊長「どうした?」


エリカ「隊長、これを見てください!」

メインモニターに表示したゼブール人のバリアの図


それは両目の部分だけがバリアで囲まれてなかった


エリカ「ゼブール人のバリアは目だけは防ぐことができないんです!」


隊長はそれを見て


ミツル隊長「そうか、ここが奴の弱点!」



ファイターバードのモニターにデータが送られてきた様子の二人


シンゴ「なるほど、ここを攻撃すれば・・・!」


カズヒロ「バリアは消滅するってことか・・・よし、シンゴ!俺が囮になる!お前は目を狙え!」



シンゴはそれを聞いて

シンゴ「囮だと・・・?それだったら俺が!」


カズヒロの身を気遣っての発言、だがカズヒロは


カズヒロ「馬鹿!お前じゃないと確実に仕留められないだろ?わかったら準備しろ!もう突撃するからよぉ!!」


-βが先行、それを見たアミは


アミ「カズヒロ!」


遠くで見ていたレイナも驚く


レーザーを連射しながら突撃する-β


カズヒロ「うぉぉぉぉッ!」


徐々に接近する-β


カズヒロ「勝つのは俺たちだ!」


ゼブール人はそれを見たが自分のバリアを過信していたのか、余裕の様子


カズヒロ「よし、シンゴ!バトンタッチだぁぁぁぁッ!」


ゼブール人目前で急浮上する-β


その後ろから-αが接近して



シンゴ「喰らえッ!」


レーザーを発射し左目に命中させた


ゼブール人「!!!」


ダメージを受けたゼブール人は引き下がった


苦しみながら左手を空に向け光弾を放つ、そして-βに命中



カズヒロ「うぉわ!!」


シンゴとアミはそれを見て


シンゴ「カズヒロ・・・!」


アミ「カズヒロ、脱出・・・脱出して!」



カラータイマーが点滅するマルスも起き上がってそれを見つめた

不安定な飛行の最中、コックピットで脱出レバーを引くカズヒロ


しかし作動しなかった



それを見たカズヒロは察したのか、少し笑った


カズヒロ「・・・はぁ、そうか・・・」


とつぶやいた


地上に不時着し爆発する-β


それを見た誰もが驚きの表情を見せた


シンゴ「カ・・・カズヒロ・・・」


アミも信じられないという想いが表れた表情をしていた



マルス「!!」

指令室の隊長とエリカにも衝撃が走る


そしてレイナは


レイナ「カズヒロ・・・?カズヒロ!!!」


その場からダッシュしてその現場へと向かった



ゼブール人は左目を抑えながらマルスを見てあざ笑った


マルスはそれを見て立ち上がった


ゼブール人はダッシュして右手の刃を突き出す


マルスは横へ咄嗟に回避し両手合わせてチョップ

刃の根元を切断


ゼブール人はそれを見て驚く隙にマルスは少しジャンプして相手の顔面に右膝で蹴る


そして勢い良く右足での回し蹴りを電撃キックでお見舞いする


背中から倒れたゼブール人


まだ警戒を続けるマルス


ゼブール人はすぐに立ち上がって光弾を発射



マルス「フッ!」


ジャンプして回避したマルスは空へ


ゼブール人もマルスを目で追う


空中で構えを取ったマルスは腕を十字に組んでマルシウム光線を発射



顔面に命中したゼブール人、マルスが背後に着地した瞬間、その後ろで木っ端微塵に爆発した



マルスはしゃがんだ状態からすぐに空へと飛び去った


マルス「シャァァァァッ!!」



〜〜〜〜〜〜〜


地上を走るテツト、そんな彼の元に合流するシンゴとアミ


足を止めた三人は顔を見合って


シンゴ「早くカズヒロの元へ!」


頷く二人


そして再び三人は駆け足で向かう




火が上がり、バラバラになった機体、その残骸にもたれかかるように座るカズヒロ


顔をうつ向かせたまま微動だにしなかった


そこへ駆けてきたレイナはカズヒロの目の前へ


両膝をついてカズヒロの右手を手に取るレイナ


レイナ「カズヒロ・・・生きてるんでしょ?」


声を震わせながら口にしたレイナ


返事がないカズヒロを見ながら涙目になりつつ首を左右に振るレイナ


レイナ「嫌・・・嫌!嫌だよぉ!!」


右手を握る両手の上に顔をうつ向かせてそう言う


そこへ駆けつけた三人の隊員


少し距離を保ってそれを見ていた


テツト「そんな・・・カズヒロ隊員が・・・?」


シンゴとアミは目を逸らし下唇を噛み締めた


悔しさを全面に表していた



すると、レイナの手にあるカズヒロの右手が少し動いた


レイナは顔を上げてカズヒロの顔を見つめる


するとうつ向いたままだが


カズヒロ「・・・生きてるぜ、レイナ・・・」


レイナはそれを聞いて安堵したのか、また涙が流れる


ゆっくりと顔を上に上げたカズヒロ、額から血が流れている


レイナ「・・・おかえり、カズヒロ」



それを見た三人


シンゴ「・・・はっ、良かった・・・!」


シンゴに同調するように頷くアミ


テツトはブレスで通信


テツト「こちらテツト、カズヒロ隊員の・・・生存を確認しました!!」



指令室でそれを聞いた隊長


ミツル隊長「・・・そうか・・・わかった!」


通信を切った隊長はガッツポーズ、横でエリカも


エリカ「やったぁ!」


と大きく喜んだ




カズヒロは自分の右手をレイナの手から放し、手のひらを上に向けて


カズヒロ「・・・ほら、約束・・・しただろ」


頷くレイナは指輪ケースを取り出しカズヒロの右手に置いた


カズヒロはゆっくりだがそれを開いて中からダイヤの輝く指輪を取り出した


それを優しく持つカズヒロ


それを見たレイナは左手を差し出した


カズヒロはゆっくりとレイナの薬指へと指輪をはめた



それを見た三人は子どものように


テツト「ヒュー!カズヒロさん、やりましたね!」


シンゴ「幸せになれよー!」


アミは拍手しながら


アミ「おめでとう!」



レイナは照れながらカズヒロを見て頷く


カズヒロはそんな三人を見て呆れながら


カズヒロ「おーい、ムード壊すなよなぁ・・・ハハッ!」


言葉の最後に笑ったカズヒロ



青空広がる元へテツトとシンゴの肩を借りて立ち上がるカズヒロ


『こうして異次元超神ゼブール人との激闘は終わった、そしてカズヒロも愛を掴んだ・・・彼らの愛の行方は誰にもわからない、でもこれだけは言えるでしょう、幸せな家庭を築いているということだけは確かなのです・・・!』




〜次回予告〜

『数々の惑星の平和を奪ってきた謎の宇宙人グリバイド、彼は次に地球を目標に定めた』

『どうなる人類?どうなる地球?侵略兵獣メガルモンスを前にどうするMMG!?』

『地球最大の危機!果たしてこの戦いに勝利できるか?そしてウルトラマンマルスは?』

『次回、ウルトラマンマルス【平和を奪う者】』
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投稿者:執筆:A
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