OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

2016年7月16日よりウルトラマンシリーズ生誕50周年記念作品「ウルトラマンマルス」を公開中。気軽にご覧下さい。

 

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【新作情報】

〜ウルトラマンマルス〜


キャッチコピーは「君は、隠れたヒーローを目撃する!」

監修:K
シリーズ構成:K、S


【防衛チーム紹介】

MMG(エムエムジー)
(Monster Measures Group)の略称


【メンバー】

『浅見 ミツル(あさみ みつる)』
MMGの隊長を務める人物、隊員からもその信頼は厚く冷静な面も熱血な面もある。
(イメージ:香川照之)


『早風 テツト(はやかぜ てつと)』
考えるより先に動く行動派の青年。
とある事件がきっかけでウルトラマンマルスと一心同体となる。
(イメージ:才川コージ)


『日向 シンゴ(ひゅうが しんご)』
冷静な性格をしている青年、射撃の腕前はMMGトップ。
(イメージ:多和田秀弥)


『青木 カズヒロ(アオキ カズヒロ)』
明るくチームを盛り上げるムードメーカー、慌てん坊でもあるが格闘の腕前は相当である。
(イメージ:汐谷恭一)


『赤城 アミ(あかしろ あみ)』
少々お節介な女性隊員。物事を一歩引いて客観的に見る分析派である。
(イメージ:小島梨里杏)


『尾花 エリカ(おばな えりか)』
主に基地内で通信を担当する女性オペレーター、そのため機械系の知識は抜群。
(イメージ:岡野真也)


【メカニック】
『スペースバード』
全長35.05m
全幅24.38m

カラーリングはワインレッドをベースに、MMGマシンでは唯一無二の宇宙飛行を可能にしたマシン。ナンバリングは「1」

(イメージ:サンダーバード1号)


『ビッグバード』
全長54.20m
全幅32.86m

カラーリングはホワイトをベースに赤いラインが入っていて他のマシンを積み込む事が出来る巨大戦闘機であり「空の指令室」との異名を持つ。ナンバリングは「2」

(イメージ:サンダーバード2号)


『ファイターバード』
全長11m
全幅22m

ファイターバード-αとファイターバード-βの二機が存在しておりデザインに大きな違いはなく、カラーリングが赤か青かの違いだけである。ナンバリングは「3」


(イメージ:ダッシュバード1のアタックモード)


『ドリルタンク』
全長16m
全幅13m

カラーリングは黄色がベースで先端にドリルを有する地底戦車、地中を自由に動くことが可能である。ナンバリングは「4」


(イメージ:ダッシュバード3のドリルモード)


『ジェットマリン』
全長16m
全幅13m


カラーリングは銀をベースに赤いラインが入る。水中用のマシンで大きさはドリルタンクと同じ。水中を自在に動くことが可能だが海や湖までは自力で向かえずビッグバードによって運ばれる。ナンバリングは「5」


(イメージ:ダッシュバード3のサブマリンモード)


『タイガーリーフ』
全長4.4m
全幅1.7m


カラーリングは銀をベースに赤のラインが入った乗用車、パトロールに使われることが多いが武装しており戦闘も可能。ナンバリングは唯一記されていない。


(イメージ:ジオアトス)


【ヒーロー紹介】

「ウルトラマンマルス」


身長:40m
体重:3万5千t
飛行速度:マッハ11
年齢:6300歳

変身道具:マルスパーク


(声のイメージ:石田彰)


テツトが「ウルトラマンマルス!」または「マルス!」と叫びながらマルスパークを掲げフラッシュを焚くとエメラルド色のバンクで登場するヒーロー、M78星雲光の国から地球にやって来た銀色と赤色のウルトラマン。カラータイマーは丸形、姿は初代ウルトラマンやウルトラマンネオスに酷似。


「ウルトラマンゼルド」


身長40m
体重3万t
マッハ11
年齢:6300歳

(声のイメージ:森川智之)

マルスと同じくM78星雲出身の赤い巨人。赤い炎に包まれ登場し、戦法としてキックボクシングのようなファイティングスタイルである。額にビームランプが存在してカラータイマーはありません。脳天、両耳の少し上に角を有していて顔の形はウルトラマンタロウに酷似しており、身体の模様も赤が主体で胸から肩周りにセブンのようなプロテクター、そして胸から両足の膝辺りまで銀色のラインが入っている。



【その他のイメージ】


ナレーション:中田譲治


【1月の掲載予定】


第26話
「ゴルドルンの逆襲」(1月7日)
執筆:A

凶暴怪獣ゴルドルン
地岩怪獣マグルス


第27話
「尖兵はウルトラマン」(1月14日)
執筆:K

計略宇宙人コンネット星人A、B、C



第28話
「道は一つに」(1月21日)
執筆:A

分身怪獣シノマルビ・エヴォ


第29話
「終わらぬ旅へ」(1月28日)
執筆:S

放浪宇宙人ザラメイ星人
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投稿者:管理者

ウルトラマンマルス 第27話 B

コルドとエッジに挟まれる形となっているテツトは彼らに


テツト「・・・お前たち、地球人ではないな?」


そう問われた二人は少し笑って

コルド「だったらどうするというの?」


そしてエッジはゆっくり歩み寄りつつ

エッジ「我々と来てくれ、ウルトラマンマルス」


テツトはそんな言葉に


テツト「・・・断ると言ったら・・・?」


コルドはダッシュしてパンチを繰り出してきた


それを受け止めたテツト


コルド「黙ってついてくるとは思ってないよ、だから力付くで」


テツトはコルドを突き放して


テツト「わかりやすい、この間現れた宇宙人の仲間であるならば容赦はしない!」


テツトとコルドが格闘を開始、互角に渡り合っている


コルドの回し蹴りを後ろへ下がって回避した、すると背後からエッジが飛びかかる


テツトは咄嗟に回避

着地したエッジはすぐに左足を差し出してテツトを蹴り飛ばす

壁に打ち付けられてから地に転がり込むテツト


起き上がって膝をついたまま二人を睨む


テツト「ハァ・・・ハァ・・・」


コルドが先陣を切って再び格闘を挑む

立ち上がったテツトは防戦一方だった


キックをバック転で回避してパンチを繰り出してきたコルドを受け流して背後へ回り込む


テツト「ハァ!」

背に右肘でエルボーを喰らわせ体勢を崩すコルド

隙を見たテツトは次に左手でパンチをしようと足を踏み込むが・・・


テツト「ウッ!」


何か命中しその場で膝をついた


後ろへゆっくり顔を向けたテツト、そこには銃を構えて射撃した様子のエッジの姿が


テツト「くっ・・・!」


テツトの表情は今にも気を失いそうになっている


そして、ゆっくり倒れた


銃を下ろしたエッジは


エッジ「麻酔弾ってやつだ・・・これでウルトラマンは手中に収まった・・・」


気を失っているテツト


エッジはそれを見て不敵な笑みを浮かべた



〜一方、指令室では〜


コンピューターの画面を見ていたエリカは何かの知らせをキャッチし、隊長の方を向いた


エリカ「隊長!」


椅子に座っていた隊長は立ち上がって

ミツル隊長「どうした?」


するとエリカの口から


エリカ「テツトのブレスの反応が途絶えました」


ミツル隊長「何!?」


同じく指令室にいたアミ、シンゴ、カズヒロも不穏な雰囲気を感じていた


隊長は三人を見て


ミツル隊長「すぐにTK22ポイントへ向かってくれ」


〜〜〜〜〜〜〜


先ほどテツトがエッジたちと格闘していた現場、地下道へ到着した三人


アミ「ここでテツトのブレスの反応が消えたのね・・・」


歩いているとシンゴが何かを発見し指差す


シンゴ「おい、あれを見ろ」


指差された場所、テツトのブレスが置かれていた


近寄る三人、それを手に取るカズヒロ


カズヒロ「・・・破壊されてる」

ブレスを見ながらそうつぶやいたカズヒロ


シンゴはブレスで基地へ連絡


シンゴ「こちらシンゴ、現場にてテツトのブレスを発見・・・何者かに破壊された形跡あります・・・そしてテツトが確認したという異常な電磁波はキャッチ出来ません」



通信していた隊長はエリカを見つめた

エリカは


エリカ「電磁波はちょうど、テツトのブレスの反応が消えたほぼ同じタイミングで反応が消えてます」


それを聞いた隊長は通信相手のシンゴに


ミツル隊長「三人はそのまま現場付近をパトロール・・・何か掴めるかもしれん、掴み次第連絡頼む」


シンゴ「了解」


通信を終了したシンゴは二人を見て


シンゴ「行こう」


頷く二人と共に地下道を後にしたのだった



〜〜〜〜〜〜〜


三人の宇宙人が先ほど話していた空間、拘束台のような物の上に横たわるテツト


両腕と腰回りをベルトで拘束されていた


そしてゆっくり目を開けたテツト


目だけを動かし、見渡すが自分はどこにいるのか見当もつかない


テツト「ここは・・・?」


すると足音が聞こえてきた


テツト「・・・!?」


「気がついたか・・・ウルトラマンマルス」


そう口にしたのはエッジだった


三人に囲まれたテツト


テツト「俺を捕らえてどうするつもりだ・・・?」


エッジ「我々の目的は人類壊滅・・・その目的にはどうしても、お前の存在が邪魔になる」


下唇を噛み締め、エッジの言葉を聞くテツト


エッジ「だから我々は、お前を人類壊滅の兵器として使わせてもらうことにする」


テツト「なんだって・・・?」


ブリザとコルドは


ブリザ「平和を守るウルトラマンが、破壊兵器になるんだぞ?」

コルド「素敵なシナリオだと思わない?」



テツトは鼻で笑い

テツト「馬鹿な、俺がお前たちの言う事を大人しく聞くと思ってるのか?」


エッジはその問いにゆっくり首を横に振った


そして右手に怪しげな装置を取って


エッジ「だから、我々はマルスの変身体である早風テツトを狙ったのさ・・・お前を洗脳するということはウルトラマンマルスを洗脳したことになるのだからな」


テツト「何・・・!?」


エッジはゆっくり洗脳装置と思われるアイテムをテツトの頭に装着させる


テツト「くっ、やめろ・・・!」


他の二人もそれを見て笑みを浮かべている


コルド「さぁ、ウルトラマンマルス・・・私たちと一緒に人類に地獄を見せるのよ」


歯を食いしばって必死に堪えるテツト



エッジ「無駄な抵抗だ、お前の意識は次第に消えていく・・・消えてしまえば我々の思うがままに操れるというわけだ・・・」


テツトは再び、ゆっくりと気を失っていく

ブリザはそれを見て


ブリザ「へっ、先に暴れさせてもらうぜ・・・!」

そう言って姿を消した

〜〜〜〜〜〜〜

太陽も沈んでしまいすっかり夜になった


三人は先ほどの地下道の入口付近で合流


アミ「ダメ、何も手がかりが見つからない・・・」


シンゴ「あぁ・・・一体テツトはどこに・・・」

カズヒロは空を見上げて

カズヒロ「すっかり暗くなっちまったなぁ」



すると空から巨大なコンネット星人が姿を現した


ブリザが変身した姿は地上に着地


三人はそれを見て


シンゴ「昨日の宇宙人!」

カズヒロ「また性懲りもなく現れやがったか!」


指令室でもそれをキャッチしていた


エリカ「隊長!TK22ポイントに巨大宇宙人が出現、昨晩の宇宙人と同一個体と思われます」


隊長はブレスで


ミツル隊長「デンジャーシグナルレッドを発令!シンゴとカズヒロは宇宙人を食い止めろ、アミは近隣の住民の避難だ!」


「了解!」


シンゴとカズヒロはアタックレーザーを手にダッシュ


アミは別行動で避難活動を開始した


ブリザは右手でマンションを破壊


「ホッホッホ・・・」

不気味な声を発しながら夜の市街地の破壊活動を開始していた


そして基地からはファイターバード‐αが出撃


コックピットには隊長の姿が



地上から射撃をする二人、命中するブリザは二人を発見し目からレーザー


二人は回避、駆け足で移動しつつ射撃


ブリザの侵攻は止まらない、そこにミサイルが命中


ブリザが斜め上を見上げるとファイターバードの姿が


ミツル隊長「これ以上、好きにはさせん・・・!」


レーザーで攻撃し少し怯むブリザ


旋回し次なる攻撃をしようとファイターバードは突撃



〜〜〜〜〜〜〜


拘束台のテツト、エッジとコルドに見守られながら目を開けた


エッジ「目覚めたか、最強の兵器・・・ウルトラマン!」

両腕と腰の拘束を解いたエッジ


無表情のまま上半身を起こしたテツト


コルド「さぁ、今こそ変身し私たちとともに・・・!」


表情変わらず胸ポケットからマルスパークを取り出すテツト


そして冷たい目付きのままマルスパークを見つめる


エッジ「行こう・・・マルス・・・!」


そしてテツトの表情変わらず、マルスパークを掲げた


白と黒の光に包まれたが、次第に赤色とエメラルド色の戻って変身



エッジとコルドの表情は険しくなって


エッジ「まずい、コルド!」

コルドが頷くと二人はその場から撤退



空中に現れた宇宙円盤は大爆発、その中からウルトラマンマルスが飛び出した


それを見ていた隊員たち


ミツル隊長「マルス・・・!」

飛行して地上へ向かうマルス


『ウルトラマンマルスは光の勇者である・・・例えテツトの意識が悪に奪われ利用されそうになったとしても、彼が悪に屈することはない』


足を進めるブリザの真正面に着地するマルス


『なぜなら、それは彼がウルトラマンだからである』


ゆっくり立ち上がるマルス


そしてブリザの横にも変身した巨大なエッジとコルドが並び立つ

エッジは目の発光体が赤、コルドは黄色だった

ブリザは二人を見て

ブリザ「どうした?何が起こったんだ?」


エッジ「どうやら彼を兵器することは出来ないらしい、力付くで倒すしかないようだ」


三人は構えた

マルスは仁王立ちのまま堂々としている


三人は一斉にダッシュ


格闘でマルスに挑む


三対一の戦いが繰り広げられた


相手の攻撃をすべて回避、防御するマルス


一瞬の隙を見てコルドをハイキックで突き放すとブリザのパンチを受け流し顔面に右手で裏拳


エッジの右足のキックを両手で受け止める


マルス「シャァァッ!」

そしてドラゴンスクリューで転倒させる


背後から接近してきたブリザに気付いたマルスは相手のキックを受け流し空手チョップを浴びせ怯んだところを掴んで巴投げ

背中から打ち付けられるブリザ


跳ね起きで立ち上がり振り向くマルス


するとコルドが背後から羽交い絞めしてきた

マルス「フッ!ヘヤッ!」

難なく右肩側からの背負い投げを繰り出し地に打ち付ける

転がり込むコルド


マルスは背後にいるエッジに構えた

エッジは後ずさりしてなかなか仕掛けてこない


するとブリザとコルドが並走しながらマルスに突撃してきた

マルスは瞬時に右腕をマルスブレードにし振り返ってすれ違いざまに二人に斬撃を喰らわせる


足を止めて動きが止まった二人、マルスは構えたまま背を向けていた


そしてゆっくりと倒れた二人は爆発


爆発がバックのマルスはマルスブレードを解除


火が収まった辺りで振り向いてエッジを見るマルス


エッジは恐れをなしたのか、背を向けて空へ飛び立った


マルスはそれを見て素早く構えを取って腕を十字に組んだ

マルス「シャァァ!」

発射されたマルシウム光線はエッジに命中し空中で大爆発を起こした


構えをゆっくり解いたマルス、カラータイマーも青のままの余裕の勝利だ

そして空を見上げてから飛び去っていく


マルス「ヘヤッ!」



〜〜〜〜〜〜〜


指令室、皆の表情は冴えなかった


隊長も静かにコーヒーを口にするだけ


すると出入り口と扉が開く音がして目をやる隊長


ミツル隊長「なっ、テツト!!」


入室してきたのはテツトだった


駆け寄る一同


シンゴ「お前、心配してたんだぞ!」


カズヒロ「一体どこで何をやってたんだ!」


テツトは両手で皆を鎮めるように


テツト「まぁまぁ、僕はTK22ポイントで宇宙人たちに捕らわれたんです・・・奴らの狙いは僕を人質にウルトラマンを人類壊滅兵器にすることだったんです・・・しかし」


隊長が続きを言うように


ミツル隊長「奴らの計画は失敗に終わった・・・ということだな」


テツトは笑顔で頷いた


アミはテツトの肩を叩いて

アミ「もぉう!心配させるんだから!」


そして肩を組むカズヒロは

カズヒロ「やっぱこいつ、悪運強いよなぁ!さっすがミラクルマン!」


テツトは苦笑いしていた


そんな様子を見守る隊長とエリカは顔を見合わせてから笑ったのだった


テツトの笑顔が、今回の勝利を象徴する何よりの証拠なのだ



〜次回予告〜

『分身怪獣シノマルビがパワーアップして地球に襲来!その能力に苦戦するMMG』

『そしてアミは学生時代の友人に再会し、新たな道に進むか提案される』

『増えるシノマルビ、そして数多くの選択肢、アミの決断は?』

『次回、ウルトラマンマルス【道は一つに】』
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第27話 A

〜ウルトラマンマルス〜


警報音が鳴り響く指令室

駆け足で入室してきた隊長、既に部屋に集結していた隊員たち


隊長はエリカを見て

ミツル隊長「何事だ?」

エリカはコンピューター画面を見ながら


エリカ「宇宙より謎の飛行物体です!」


隊長はメインモニターを見つめ


ミツル隊長「映像を出してくれ!」


エリカはメインモニターに衛星の映像を表示した


そこには宇宙円盤が映し出されていた


衛生に激突したと同時に映像は砂嵐になった


シンゴ「人工衛星に激突した・・・!」


アミ「侵略者ってところね・・・」


隊長は隊員たちを見つめて


ミツル隊長「デンジャーシグナルレッドを発令!シンゴとカズヒロは各ファイターバードに搭乗、テツトとアミは地上で待機!MMG、出撃!」


「了解!」


各自、ヘルメットを手に指令室を後にした



〜夜の市街地〜


満月をバックに静止した宇宙円盤、そして三つの光が地上へと放たれた


宇宙円盤はそれと同時に姿を消した


一つの光は巨大な影となって市街地の真ん中に着地

全身真っ黒で胴体から足にかけて銀のライン、顔はコウモリのような巨大な耳に目は円形の青い発光体となっている


この姿はコンネット星人の姿だった


一方、二つの光は地上に着地すると黒いスーツの姿の男女となった


二人ともサングラスをしていて、女性の方はスカートだった


その二人は仲間と思われるコンネット星人の姿を見つめて口元に不敵な笑みを浮かべていた



〜OP〜


【尖兵はウルトラマン】


迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


計略宇宙人コンネット星人
登場


〜〜〜〜〜〜〜


夜の街に現れた巨大なコンネット星人


そして目から青いレーザーを発射し街の破壊を開始した


そこへ二機のファイターバードが到達


コックピットのシンゴとカズヒロ、それぞれの様子は


カズヒロ「いきなり現れて何をしやがるんだあいつ!」


シンゴはカズヒロに向かって

シンゴ「攻撃開始だ!」


レーザー攻撃で星人を攻撃


テツトが運転するタイガーリーフも現場へ到着


降車した二人


テツト「アミ、近辺に逃げ遅れた人がいないか確認してくれ!俺はシンゴ隊員たちの援護を!」


アミ「わかった!」


アミは別行動を開始し、テツトもアタックレーザーを手にして星人の方向へダッシュ


コンネット星人はファイターバードに反撃のレーザー


しかし難なく回避される


シンゴ「これでもッ!喰らえッ!」

ミサイル攻撃で再び攻撃


しかしコンネット星人はレーザーですべて相殺してみせた


「ホッホッホ・・・!」

不気味な声を発し足を進める


進む星人を見て足を止めたテツトは胸ポケットからマルスパークを取り出して


テツト「これ以上は進ませないぞ」

右手に握ったマルスパークを夜空に向かって掲げて叫んだ


テツト「ウルトラマンッ!マルゥゥス!」


赤色とエメラルド色に包まれて変身


進む星人から少し離れた横に出現したマルス


星人は足を止めてマルスを見て身体の正面を向けた


地上の星人の仲間と思われる男女は


男「現れたなウルトラマンマルス」

女「その実力を見せてもらいましょう・・・」


構えた両者は間を取ったまま時計回りに移動しながら隙を伺っていた


両者の頭上を二機のファイターバードが通過した直後に互いは足を踏み込みダッシュ


星人のパンチを前転で回避、起き上がって左足で足払い

体勢を崩された星人は一回転して背から倒れ込む

マルスは立ち上がってバック転で距離を置いた


跳ね起きで立ち上がった星人は再度接近してくる

ハイキックを繰り出してくるもマルスは両手で防御、そしてカウンターで相手の腹に左肘でエルボー、怯んだ隙を見て右手でチョップをして突き放す


引き下がった星人は胸を左手で抑えながらマルスを睨む


今度はマルス自らが接近、横腹に右足のキック、左手で胸をパンチ、そして少しジャンプして相手の首を両足で挟み込んでフランケシュタイナー


転がり込む星人はなんとか膝をついて起き上がる

体勢を直したマルスは構えを取ったまま


ゆっくり立ち上がる星人はダッシュ


マルスは瞬時にマルス・アイビームを発射し相手の胸に命中させた

ダメージでその場で膝をついたコンネット星人、すると地上の仲間たちのテレパシーが


男(それ以上は無意味だ・・・一旦退くんだな)



星人はマルスを睨んで左手を悔しそうに握り締めながらレーザーを連射しマルスの周りを爆破させていく


マルスは右手で顔を塞ぐようにし煙をやり過ごす


煙が晴れると星人の姿が消えていた


マルスは辺りを警戒していたが何もないと悟り構えを解いて腕をクロスさせ、その姿をゆっくりと消した



ファイターバード機内のシンゴは隊長に通信

シンゴ「謎の宇宙人は撤退した模様です、捜索しますか?」



指令室の隊長は


ミツル隊長「捜索は地上のテツトたちに任せよう、シンゴとカズヒロは帰還せよ」


「了解!」

二人はそう返事し、通信を終了した


隊長はエリカを見て


ミツル隊長「変わらずレーダーに円盤の反応はなしか?」


エリカは画面を見つつ

エリカ「はい、確認出来ません」


隊長は軽く頷いた後に

ミツル隊長「そうか・・・だが引き続きレーダーの確認を頼む」


エリカ「了解」



〜〜〜〜〜〜〜


タイガーリーフの元へ戻ってきたテツト

それに合わせるかのようにアミも戻ってきた


アミ「消えちゃったね、宇宙人」


テツト「うん・・・」

テツトは何か考え事してるように返事


アミは不思議に思ったのか

アミ「どうしたの?」


テツトはアミを見て誤魔化すように笑って

テツト「いや、そんなに大したことじゃない・・・パトロールしようか」

そう言って運転席へ


アミも渋々納得したような表情を浮かべながら助手席へ


そして、タイガーリーフはその場から走り去っていく



〜〜〜〜〜〜〜


裏路地、胸を抑えながら壁にもたれかかる黒の革ジャンに黒ズボンにサングラスの男


それを見つめるさっきの男女


壁に右手を叩きつけて悔しがる男


さっきのコンネット星人であるようだ


「まぁそう焦るなよブリザ、さすがはウルトラマンマルスだよ」

「やけに落ち着いてるなエッジ、お前はどう見ていたコルド・・・」

「・・・マルスがいる限り、人類壊滅は果たせそうにないわね」


マルスと激突したのがブリザ、それを見ていたのがエッジ、女がコルドである


三人はコンネット星人の三人衆である


ブリザ「確かに奴の実力は本物だった・・・俺だけなら勿論だが三人束になっても勝てない」


エッジ「だが奴は地球上では約3分、それを利用しても良いが・・・」


コルド「マルスにとって3分もあれば私たちを倒せるわ、それほどの実力差がある」


ブリザはその場であぐらをかいた

ブリザ「困ったねぇ!どうしたもんか」


すると不敵な笑みを浮かべるエッジ、それを見たコルドは


コルド「何か思いついた・・・そんな顔をしてるけど」


エッジは腕を組んで


エッジ「・・・マルスを俺たちの手先にするのさ」


少し笑ったコルド

コルド「それは素敵な考えなこと、でも忘れたの?マルスは強い、到底・・・」

言葉の途中でエッジは


エッジ「考えてみろ、マルスは普段地球人と同じ姿だ・・・その姿の状態のまま奴を洗脳するのさ」


あぐらをかいていたブリザは立ち上がって


ブリザ「そいつは面白い案だぜ」


コルドもそれに同調


コルド「人類を滅ぼすのはウルトラマン・・・とても素敵なシナリオね」


エッジは二人を見て

エッジ「ウルトラマンマルスのこの星の姿を調査だ・・・そこから作戦を立て、奴を捕らえる」


頷く二人


エッジは不敵な笑みを浮かべて


エッジ「では始めようか・・・!」


三人はそれぞれサングラスを外して別方向に散っていった



〜〜〜〜〜〜〜


夜の街を行くタイガーリーフ


車内の二人の様子は

アミ「捜索開始からもう3時間ね・・・何の足取りも掴めてない・・・」


ハンドルを握っていたテツトは


テツト「もう日が変わる・・・今日はもう見つかりそうにないな・・・」


そんな会話の最中に通信が入る


アミ「はい、こちらアミ」


相手は隊長だった


ミツル隊長「遅くまでご苦労様、TK03ポイントを経由して異常がなければ帰還せよ」


アミ「了解!」

通信を終了したアミ、テツトは


テツト「TK03ポイントか・・・ってことは次の信号を右だな」


信号待ちしていたタイガーリーフ、反対側の歩道からそれを見つめるエッジ


エッジ「なるほど・・・マルスの人間体はあの男か・・・」


それだけ口にしてその場を去っていった



テツトは何か気配を感じたのか、反対側の歩道を見つめる


しかし何も変わった様子を発見出来ず、するとアミが肩を叩いて


アミ「テツト!信号変わってるよ!」


テツトはそれに気付いて

テツト「あぁすまない・・・」

アクセルを踏んで交差点を右折したタイガーリーフ


助手席のアミはテツトを見つめて

アミ「全くどうしたの?何か見つけたの?」


テツトは苦笑いして

テツト「いや別に・・・」


アミ「帰ったらすぐに寝ることね・・・」

呆れながらそう口にして反対側の車窓を見つめるアミ


前方を見ながらテツトは心の中で


(確かにさっき現れた宇宙人と似たような気配を感じた・・・奴の仲間だろうか・・・?)


疑問を抱えながらのテツト、夜の街を颯爽と行くタイガーリーフだった・・・



〜〜〜〜〜〜〜


宇宙船内、真っ暗な空間に足元には白い煙が漂っている


そこに現れたエッジ


エッジ「マルスの人間体はわかった・・・」


そう口にすると背後からブリザ、コルドが歩み寄ってきた


ブリザ「本当か?」


エッジ「あぁ・・・だが問題点がある」


足を止めた二人

コルド「問題点・・・?」

エッジは二人を見つめ


エッジ「奴はMMGの一員となっていた・・・なんとかして一人きりの状態が出来上がらないと厄介なことになる」


腕を組んだコルドは


コルド「一人になるのを気長に待つしかないわね・・・」


ブリザ「おいおい、面倒だなぁ?」


するとエッジは


エッジ「まぁ気長にな・・・奴が一人になった瞬間に誘き寄せる罠を作れば済む話だ」


不敵な笑みを浮かべながらそう口にしたのだった


〜〜〜〜〜〜〜


翌朝、指令室ではエリカとテツトの姿が


画面を見つめながらレーダーを見つめるエリカ


その横に来たテツト


テツト「反応は・・・?」


エリカは首を横に振るしかしなかった


それを見て察したテツト


テツト「そっか・・・」


すると指令室に入室してきた隊長を見たテツトは


テツト「隊長、もう一度捜索に行かせてもらえませんか?」


そう言われた隊長は歩いて椅子に座って


ミツル隊長「そうだな・・・逃がした以上、また攻撃を仕掛けてくるかもしれん・・・」


目線をテツトに合わせて


ミツル隊長「良いだろう、任せたぞ」


テツトは敬礼し

テツト「了解!」

そう言って机の上のヘルメットを手にして退室


タイガーリーフに乗り込んでシークレット・ルートを通ってパトロールへ出発した


街中を行くタイガーリーフ、その通り道の歩道にブリザの姿が


ブリザはタイガーリーフに乗っているテツトを見て


ブリザ「ふん、こうも早くに単独行動を取ってくれるとは・・・なかなか気が利くじゃん?」


ブリザは空を見上げてテレパシー


ブリザ(おい、とっとと実行して終わらせちまえよ)



車内のテツト


するとナビに赤い点が表示された


テツト「ん?異常な電磁波・・・」


ブレスに向かってテツトは


テツト「こちらタイガーリーフ、TK22ポイントにて異常な電磁波をキャッチ、ただちに現場に向かい調査します」


通信相手の隊長は

ミツル隊長「もしかしたら宇宙人かもしれん、何かあったらすぐ連絡するんだぞ?」


テツト「了解」



〜〜〜〜〜〜〜


タイガーリーフは線路沿いの公道に停車

降車したテツトは周りを見つめ


テツト「近いな・・・」


タイガーリーフを離れて線路の向かい側へと繋がる地下道へと向かった


ブレスで反応を確認しながら階段をゆっくり降りていく

そして通路に出たテツト


テツト「反応はここからか・・・?」


辺りを警戒しながら進むテツト、すると背後から人影が・・・そして


「罠だと知らずに来たのか?早風テツト」


テツトは足を止めて振り返った


そこにいたのはエッジだった


エッジ「いや・・・ウルトラマンマルス・・・!」

目を大きく開け驚くテツト

すると反対側の階段からも人影が


それに気付いたテツトは目を向けた


それはコルドだった


コルドとエッジに挟まれる形になったテツト



どうなる、テツト・・・!



Bへつづく
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンマルス 第26話 B

突如として現れた二大怪獣

テツトとシンゴはそれを見て驚愕の表情を浮かべていた


「ゲェェェオォ!」

「グォォォェェォォ!」


二大怪獣の咆哮が響く北アルプス


指令室のモニターでそれを見る隊長、エリカ、アミ

アミ「熱エネルギーの反応はゴルドルンだったなんて・・・!」


隊長はエリカのコンピューター越しにゴルドルンの体内温度を見た

そしてゴルドルン復活の原因を分析した

ミツル隊長「海底で仮死状態だったゴルドルンは、隕石の高温が原因で息を吹き返したんだ・・・そのまま海底から日本の地底へと進行を続けてきたのか・・・」


エリカは隊長を見て

エリカ「レーダーに反応しなかったのは地底奥深くに存在していたからですかね?」


そう問われた隊長はつぶやくように


ミツル隊長「おそらく・・・」



現場ではゴルドルンがマグルスに向かって突進、怪獣同士の死闘が開始された


それを見たテツトたちは


テツト「なんて光景だ・・・」


そしてシンゴは


シンゴ「そうか、地底を進む途中でゴルドルンは野生の本能であの怪獣に気付いた・・・そして戦いを挑んだんだ・・・」


テツトはシンゴを見て


テツト「地震は地底で繰り広げられた怪獣同士の戦いが原因ってことですか?」


シンゴは頷きながら


シンゴ「それしか考えられねぇだろ、今は・・・」


ゴルドルンはマグルスの顎を持ち上げ、そして腹部に頭を添えてそのまま持ち上げて投げ飛ばす


地面に叩きつけられたマグルスは起き上がって突進


ゴルドルンの右足に噛み付いた


「ゲェェォォ!」


苦痛の咆哮を上げたゴルドルン


テツトはシンゴを見て


テツト「シンゴ隊員、空から警戒してください!僕は避難活動を!」

シンゴ「よし、わかった!任せたぞ!」


シンゴはビッグバードに向かってダッシュ


テツトは建物の方へ向かった


ゴルドルンは右足を勢い良く振り上げてマグルスを突き放す


後退したマグルスの顔面に尻尾で攻撃


転がり込むマグルスは尻尾を向けて逃走を図る


ゴルドルンは拳を鳴らして勝ち誇ったかのように吠えた


ビッグバードの機内では


シンゴが戻ってきてカズヒロに


シンゴ「カズヒロ、発進準備だ!」


カズヒロ「えっ?テツトは?」


シンゴは操縦席に座って


シンゴ「テツトは避難活動を優先してもらってる!行くぞ!」


カズヒロ「おっ、おぉわかった!」


カズヒロは慌ててシンゴの隣の席へ



ビッグバードはゆっくりと上昇


一方、ゴルドルンは振り返ってスキー場の建物に目を付けた

避難活動をしていたテツトはそれに気付いて


テツト「まずい!狙われている!」


またマグルスの進行方向にも小さな村が見えていた


コックピットの二人は


カズヒロ「おい、あっちの怪獣の先には村があるぜ?」

シンゴは下唇を噛み締めて


シンゴ「くっ・・・どうすれば?」


テツトはブレスで

テツト「ゴルドルンはこっちが引き受けます!そっちの怪獣をお願いします!」

そう言われたシンゴは


シンゴ「わかった!だがテツト、あまり無茶はするなよ?」

テツト「わかっています!」


通信を終了したテツトは腰にかかっていたアタックレーザーを手にして移動を開始


建物に狙いを定めているゴルドルン


テツトは建物から離れた場所で射撃


ゴルドルンの右肩に命中し、気を引き付けた


テツト「そうだ、こっちだ・・・こっちへ来るんだ・・・!」


ゴルドルンはテツトを発見し狙いをテツトに変更した


一方でビッグバードもマグルスに攻撃を開始した


「グォォォェェォォ!」


テツトはダッシュでゴルドルンを引き付ける


ゆっくりと追跡するゴルドルン


岩場に隠れて再度射撃

今度は左足に命中


ゴルドルンは左手で首を掻いて苛立ちを見せる


そこで近くにあった大きな岩を両手で持ち上げる


岩を持ったまま接近する


テツトは後ずさりしながらアタックレーザーを構える


「ゲェェオォ!」

岩を放り投げたゴルドルン


テツトはそれを見て咄嗟にマルスパークを右手に握った


岩はテツトを覆うように落下、それと同時に赤色とエメラルド色に包まれて変身


テツトを倒したと嬉しがるような動作を見せるゴルドルン


しかしその動作をやめて驚きの動作


視線の先にはウルトラマンマルスが登場していた


構えたマルスは右肩を前にして突進

マルス「ヘヤッ!」


少し引き下がった隙に右手で空手チョップと水平チョップ

続いて両手で首を掴んで右足で胸を蹴って突き放す


ゴルドルンはなんとか踏ん張った


マルスは再度掴みかかろうとするもゴルドルンは屈んで回避


そのまま上半身を使って後ろへ投げられるマルスは背中から打ち付けられた


起き上がって振り向くが尻尾の打撃を喰らって横へ倒れ込む


倒れたマルスに接近し右足で踏みつけるゴルドルン

「ゲェェオォ!」


マルス「ホアァ!」


再度右足を振り上げて踏みつけようとするがその隙にマルスは転がって回避


何もないところに勢い良く踏みつけて痺れたのか、少々痛がるゴルドルン


マルス「フッ!ダァ!」

それを見たマルスは横のまま両足で右足を挟み込んでバランスを崩させ転倒させた


後転してから立ち上がって側転で距離を置いて構えて仕切り直したマルス



〜〜〜〜〜〜〜


レーザーが左肩に命中するマグルス


旋回してさらなる攻撃を加えようとするビッグバードの機内では


カズヒロ「うーん、なかなか食い止められねぇ・・・」


すると隊長から通信が


ミツル隊長「二人とも、新兵器NE爆弾を使うんだ」


シンゴ「NE爆弾?そんなものが?」


ミツル隊長「うむ、怪獣の頭上に投下して爆発させるんだ・・・現在ビッグバードには一個しか搭載していない、外すなよ?」


それを聞いたカズヒロは笑顔で

カズヒロ「へっ、シンゴからすれば一発もあれば十分だよな?」

そう言って肩を叩いた


シンゴ「叩くな」


冷静でそう返した


ビッグバードはマグルスの真上へ


照準をマグルスの脳天にロックオン


シンゴ「NE爆弾、投下!」


レバーを引くと機体下の扉が開いて一つの爆弾が投下しマグルスの頭に当たって爆発


「グォォォェェォォ!」


横に倒れたマグルスは前足後足を動かしてなんとか立ち上がろうとしていたがダメージが大きく不可能だった


だんだん動きが鈍くなっていって最初に後足が静かになった

天に向けていた前足の右足も力尽き、マグルスはここに倒れたのだった


カズヒロ「よぉぉしっ!!」

シンゴの肩を再度叩くカズヒロ


シンゴはホッと安堵の表情した後に

シンゴ「いや、まだ終わってなかったか・・・」



〜マルス対ゴルドルン〜


距離を置いて向かい合う両者、マルスのカラータイマーも点滅が始まっていた


足場をならして突進するゴルドルン


マルス「フッ!」


両手で角部分を掴んで受け止めるマルス


「ゲェェオォ!」


マルス「シャッ!ドルァァ!」

右手で脳天を殴った後、左膝で角の左半分を破壊


ひと溜まりもないゴルドルンは天を仰いだ

それを見たマルスは時計回りに回転して右足の回し蹴りを腹に喰らわせる


背中から倒れたゴルドルン


「ゲェェオォ・・・!」

すぐにうつ伏せ状態になって地面に逃げようとするゴルドルン


それを見たマルスは逃がさまいと尻尾を両手で掴んで持ち上げてジャイアントスィング


マルス「シャァァァァ!!」


勢い付けて投げ飛ばし岩場に正面から打ち付けられるゴルドルン


マルスは軽くジャンプし後退

ゴルドルンはフラフラながらもマルスの方を向いた


マルスはそれを見て接近、背中を向けて両手で相手の首を掴んだ


マルス「ヘッ!ドルァァァァァッ!」


そして左肩側から豪快な背負い投げを披露、ゴルドルンを背中から叩き付けた


ゴルドルンは仰向けの状態から立ち上がろうとするも力尽きた


マルスは腰に手を当てて空を見上げる


そこへビッグバードが


マルスを見たシンゴとカズヒロは無言のまま安堵の表情を見せた


マルス「シャァァァァ!」


マルスは飛び立っていったのだった



機内の二人が地上を見回してるとシンゴが何かを発見した


シンゴ「あっ、テツト!無事だったみたいだな!」


地上からビッグバードに向かって手を振るテツトの姿があった



〜指令室〜

隊長は三人の隊員に通信


ミツル隊長「作戦終了、これより帰還・・・」


言葉を詰まらせた隊長、間を空けてこう言った

ミツル隊長「せっかく北アルプスにいるんだし、何か美味しいもの食べて帰ってくるんだな」


そう言った直後に女性陣に


アミ「ちょっと隊長!」


エリカ「私たちも行きたいですよ!」


すると隊長は慌てて三人に

ミツル隊長「アミとエリカの分のお土産も買ってくるんだぞ!」

そう言って通信を終了した


アミとエリカは手のひらを返したかのように


「ありがとうございます!」


苦笑いの隊長は指令室を退室



〜〜〜〜〜〜〜

ビッグバード機内の三人は笑顔で


シンゴ「じゃあ、飯にしようか!」

カズヒロ「よぉし!行こう行こう!」


二人が先に外に出てテツトは笑いつつ後からついて行く


雪が広がる足場を三人は歩いていく


束の間だが、平和が戻った何よりの証拠だった




〜次回予告〜

『人類壊滅を目的とした凶悪な宇宙人、コンネット星人が地球に飛来した!』

『彼らが企てる作戦とは何か?そしてコンネット星人に捕らわれたテツトの運命は!?』

『そして誕生する人類最大の敵の名は、ウルトラマン!?』

『次回、ウルトラマンマルス【尖兵はウルトラマン】』
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投稿者:執筆:A

ウルトラマンマルス 第26話 A

〜ウルトラマンマルス〜

『一つの彗星が地球へと向かっていた』


彗星はやがて海へと落下し海底深くに沈んでいく


『彗星は太平洋へと落下、これを受けて防衛軍はMMGに調査を依頼した』


海底を行くジェットマリン


搭乗していたのはテツトただ一人


『テツトが搭乗するジェットマリンは彗星が落下した現場へと向かっていた』


レーダーを確認しながら操縦桿を握るテツト


テツトは基地へ定期的に通信を行っていた


テツト「こちらTH06ポイント、まもなく現場に到着します」

そう言うと通信相手の隊長は


ミツル隊長「了解、いくら調査だと言っても何があるかわからん・・・十分に警戒してくれ」


テツト「了解」


通信を終了したテツト


目の前に赤い発光体を発見したテツトは目を細めた

ジェットマリンの速度を緩めてゆっくり潜行


レーダーで確認すると、それは隕石とわかった


テツト「宇宙からの隕石・・・凄まじい温度だ、海底と言っても150℃以上の温度が確認出来るぞ・・・」


隕石から高熱を確認したテツトは再度通信

テツト「こちらテツト、隕石のデータを送ります」


レーダー横のボタンを操作してデータを送信した


そして再び隕石を見つめた


すると警報音が


テツト「ん?なんだ?」

レーダーを見ると隕石のすぐ横に生命反応が確認出来た


テツト「生命反応?まさか深海生物の突然変異体か?」


そう言って警戒するも間もなくその生命反応は途絶えてしまった


テツト「消えた・・・?ずいぶん微弱な反応だったな・・・」


周りを見渡すテツト、ジェットマリンの前面ライトでもその照らせる範囲が限られている


そして不思議な生命反応、謎は多く残ったままだった


首を傾げるテツトに通信が


相手はシンゴだった


シンゴ「おいテツト、そろそろ戻ろうか?」


テツト「はい、浮上します」


操縦桿をゆっくり倒す


ジェットマリンは海底から海面向けて上昇を始めた



海底に残された赤い発光体のすぐ傍、赤く光る目があった



〜OP〜


【ゴルドルンの逆襲】


迫り来る宇宙の脅威
地球を狙う侵略者たち
希望の光はどこにある?
絶望の淵に立った時

Come on!Come on!Oh マルス
Lets go!Lets go!Oh マルス
世界のピンチに駆け付けて
闇を追い払う銀色のヒーロー

ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス
ウルトラマン ウルトラマン Oh マルス


凶暴怪獣ゴルドルン
地岩怪獣マグルス
登場


〜〜〜〜〜〜〜


MMGの指令室


椅子に座って肘を机について、考え事のテツト

コンピューターの前に座っているエリカはそれを見て


エリカ「どうしたの?さっきからそんな表情して」

テツトはエリカを見て

テツト「うん、ちょっと引っかかることがあって・・・」


エリカは首を傾げつつ

エリカ「太平洋に沈んだ隕石のこと?」


テツトは頷きつつ

テツト「そう、あの隕石自体にも不審な点はあるんだけれど、その他にも不思議な点があったんだよぁ」


少し下を向きながらそう口にしたテツト、エリカはそれに対して

エリカ「どれ、ちょっと調べようかしら」


テツトはエリカを見つめて


テツト「すまないな、色々と」


エリカ「別に、今度何か奢ってくれるだろうし」


テツトは苦笑いして


テツト「そういうことか・・・」



〜その頃、太平洋の深海では〜


二足歩行で足を進める謎の影があった

果たして、この正体は何なのか・・・?



〜指令室〜


椅子に腰をかけた隊長は顔を上げて


ミツル隊長「隕石の位置に不思議な点があるだって?」


その視線の先はテツトだった

アミやシンゴ、カズヒロも指令室にいた


テツト「はい、思い過ごしかと思ってましたがどうもそうは行かないみたいなんです」

ミツル隊長「良いだろう、聞かせてくれないか?」


テツトは頷くとエリカを見て


テツト「エリカ、例のマップを出してくれ」


エリカはコンピューターを操作しメインモニターにマップを表示させた


赤い点が太平洋に記されていた


テツト「あの赤い点は今回隕石が落下した地点、隕石自体にも高温が維持されておりその点だけでも不思議ですが、本題はここからです」


エリカは次にEnterキーを押してマップに同じマップを重ねた


唯一異なるのは赤い点と場所に島の有無だけだった


ミツル隊長「このマップは・・・?」


何か気付いたアミが


アミ「これって、怪獣島?」


テツトはアミを見て

テツト「その通り、隕石が落下した地点はかつて怪獣島が存在した地点であり、島が沈んでる地点でもあります」


それに対してカズヒロが


カズヒロ「おいおい怪獣島があったって言ってもだ、沈んだ島と隕石がどう関係するってんだ?」


マップを見つめながらテツトは

テツト「別に島全体が関係してるとは思ってません・・・僕が不思議に感じてるのは島に生息していた怪獣のことです」


そしてテツトは皆と順番に目線を合わせながら


テツト「で、一瞬ですが今回の調査中に微弱な生命反応をキャッチすることが出来ました」


それに続くかのようにエリカも


エリカ「こちらもその反応を一瞬ですがキャッチしています・・・本当に微弱な反応です」


隊長はテツトを見て問いかけた


ミツル隊長「この微弱な反応が怪獣ではないかと言うことか?」


テツト「断定はできませんが、僕はそう考えています」


エリカは椅子から立って隊長を見つめて


エリカ「テツトの話に補足を加えると、微弱な生命反応はかなり熱エネルギーを持っています・・・おそらく海底深くに存在していた生物に隕石の高熱が伝わったと考えられます」


隊長は腕を組んで少しうつ向いて何回も頷いた


そして考えが決まったのか、エリカを見て


ミツル隊長「エリカ、その熱エネルギーを持つ生命反応を追跡できるか?」


エリカ「やってみます」


エリカは再び椅子に座ってコンピューターを操作し始めた


そして隊長は次にテツトたち四人を見て


ミツル隊長「太平洋上のパトロールを強化する、シンゴとカズヒロはファイターバードで、テツトとアミは太平洋近くの港から警戒してくれ」


四人はヘルメットを手にした


ミツル隊長「MMG、行動開始!」」

「了解!!」


四人は指令室を後にした


上空を行くファイターバード、そして地上を行くタイガーリーフ


それぞれの隊員がそれぞれの場所で行動を開始したのだった


ファイターバードのコックピットの二人は


シンゴ「反応は・・・?」


カズヒロ「微弱なだけあって、なかなか掴めない」


シンゴは渋い表情を浮かべて


シンゴ「怪獣じゃなければ、それに越したことはないんだがな・・・」


ファイターバードは太平洋上で旋回、パトロールを続けていた


一方、タイガーリーフも海岸沿いの公道で停車


降車した二人


海は終始、穏やかな波だった


アミ「静かね・・・」


テツトはアミの横へと移動し海を見つめながら


テツト「嵐の前の静けさって感じか・・・?」

アミはテツトの横顔を見て


アミ「まぁあらゆる可能性を考えないとね」



二人の視線は再び海へと向けられた

だが、その海は怪獣がいるとは信じられないくらいに静かだった



『MMGのパトロールは数日間に及んで続いた、しかしなかなか生命反応の尻尾を掴むことまでには到らなかった』


〜数日後〜


雪が積もった北アルプス、白馬のスキー場


スキーを楽しむ大勢の人々


すると突然、地震のような揺れが発生した


動揺を隠せない人々


母親に抱きつき怯える少女や、周りを見渡し警戒する男性などなど


しばらくして揺れが収まった



ざわつく人々


そして指令室では


エリカが誰かと通信をしていた


エリカ「はい、はい・・・わかりました」


通信を終了した様子のエリカはヘッドホンマイクを外して隊長を見つめた

エリカ「隊長、上越科学研究所から連絡がありました」

隊長は手にしていたコーヒーカップを机に置いて

ミツル隊長「うむ、用件は?」


エリカはコンピューターの画面を見つつ音読


エリカ「今回発生した地震はプレートのズレなどによる地震とは異なり範囲が限定的であると共に震源がそれほど地上から離れてはいないとのことです」


椅子に座っていた他の隊員たちは


カズヒロ「まさか、怪獣でしょうか?」


カズヒロの言葉に隊長は

ミツル隊長「かもしれん・・・エリカ、マップで地震の発生場所を表示できるか?」

エリカはそう言われると


エリカ「これがその場所です」


マップに表示された場所を見たメンバーたち


アミ「NT03ポイント?」


シンゴ「北アルプスか・・・」


隊長は椅子から立ち上がって


ミツル隊長「シンゴ、カズヒロ、テツト、ビッグバードで現場へ急行!ただちに原因を調査せよ!」


三人はヘルメットを手にして

「了解!!」


こうしてビッグバードは北アルプスへと飛び立った


快晴の下、雪山が広がる景色を見たテツト


テツト「時期が時期だけに積もってますね」


カズヒロは圧倒された想いで

カズヒロ「ひぇ〜すごいなぁ〜」


そしてテツトは


テツト「シンゴ隊員、あのスキー場が震源に一番近い場所です」


シンゴはそれを見て

シンゴ「よし、着陸して詳しく話を聞こう、着陸準備!」

テツト「着陸準備よし!」


シンゴ「よし、着陸!」


ゆっくり降下して着陸するビッグバード


操縦席を立ったテツトとシンゴ


シンゴはカズヒロの肩に手を置いて

シンゴ「カズヒロは機内で待機しといてくれ」


カズヒロ「オッケー!」

シンゴはテツトと共に外へ向かった


〜スキー場〜

建物の前で管理人と思われる男老人と話すテツトとシンゴ


シンゴ「不自然な揺れ・・・?」


老人「はい、何度か地震は経験してるのでわかります、今回は普通の地震ではなかったんですよ」


テツトとシンゴは顔を見合わせて首を傾げ合った


テツトは再度老人を見て

テツト「何度か揺れが止まったりしましたか?」


老人は雪山を見つめて


老人「そうですなぁ、止まったと思えば何かぶつかったように揺れが再び起こることもありました」


テツト「一定した地震ではなかったんですね・・・」


シンゴはテツトに

シンゴ「怪獣の可能性が極めて高いかもしれん・・・」


テツトは頷いて老人に


テツト「怪獣の可能性がありますんで、登山客やスキー客含めて避難指示を出すので従ってください」


老人「わかりました」


老人は建物内部へと戻っていった


テツトとシンゴも顔を見合わせて


シンゴ「よし、俺たちもビッグバードに戻って情報を集めよう」


テツトは頷いて二人が足を進めようとした時、地震が発生した


テツト「この揺れか!」


すると二人のブレスにカズヒロから


カズヒロ「二人とも!太平洋で確認出来た生命反応がこの付近の地底から地上に向かってるぞ!」


シンゴ「なっ、気付かない間にこんなところにまで!?」


テツトは周りを見渡して警戒


そして少し離れた場所に黒い体色の怪獣が出現した

シンゴ「おい、あれを見ろ!」


二人はその怪獣を目視


四足歩行で肌は岩肌のようになっていて背中には多数の突起物、目は白く黒い瞳が確認出来る

この怪獣がマグルスだ


シンゴ「あいつが熱エネルギーの持ち主か!?」


テツトはブレスでマグルスを調べるが


テツト「いや、あの怪獣は太平洋で確認できた生命反応ではありません!」


シンゴ「なんだとぉ!?」



「グォォォェェォ!」


マグルスは周りを見渡して何かを警戒していた



すると再びカズヒロから通信で

カズヒロ「来るぞ!例の生命反応が!」



その次の瞬間、マグルスの前方から雪を巻き上げて地中からもう一体の怪獣、ゴルドルンが出現した


「ゲェェェオォ!」



それを見たテツトとシンゴは驚愕の表情を浮かべた

テツト「あれは・・・ゴルドルン!?」


太平洋で確認した生命反応の正体、それはかつて怪獣島で遭遇し一戦交えた怪獣、ゴルドルンであった


二つの脅威が現れた北アルプスは地獄のような光景となった・・・



Bへつづく
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投稿者:執筆:A
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