OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

ウルトラマンマルス 完結致しました。
応援ありがとうございました。


ウルトラマンアザドス 4月15日より毎週土曜日掲載!

 

カレンダー

2017
October
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

掲示板

検索



このブログを検索

カウンター

本日のアクセス
昨日のアクセス
総アクセス数

ブログサービス

Powered by

teacup.ブログ
RSS

TOP

【新作情報】


〜ウルトラマンアザドス〜


【登場キャラ】


『高城 聖也』(たかじょう せいや)

22歳。冒険家。11歳の頃に父親をなくした事をきっかけに父親からの「自分自身の勇気」の大切さの教えを支えに生きている若者。彼がウルトラマンアザドスに変身する。

(イメージ俳優:桑野晃輔)


『玉木 尚子』(たまき しょうこ)
22歳。聖也の学生時代の友人であり定期的に連絡をすることもある。興味を持ったことにはとことん突っ込む。アザドスの出現を見て聖也と何か関係があると信じている。

(イメージ俳優:奥田佳弥子)


『館代 大介』(たてがわ だいすけ)
22歳。聖也の学生時代の友人。性格は冷静かつ慎重。尚子、巧と研究施設を運営している。アザドスの出現を見て彼もまた聖也との関係を気にしている。


(イメージ俳優:井上拓哉)


『武蔵野 巧』(むさしの たくみ)
22歳。彼も聖也と学生時代の友人。前向きな性格で時に尚子や大介から突っ込まれうこともしばしば。彼もまたアザドスと聖也の関係を気にしている。


(イメージ俳優:泉大智)

『未頭 英治』(みがしら えいじ)
23歳。ARMの隊員であり性格は常にクール。戦闘機の操縦に関しては隊員の中でずば抜けている。

(イメージ俳優:瀬戸利樹)


『友川 剣斗』(ともがわ けんと)
23歳。ARMの隊員であり格闘術に長けている。性格はおちゃらけており女性をいきなり口説いたりする。

(イメージ俳優:南羽翔平)

『尾重 加奈』(おしげ かな)
22歳。物静かで口調で常に早口な女性隊員。その早口で相手を困惑させることもしばしば。

(イメージ俳優:中原知南)


『ギャロン』
ARMに所属しているアンドロイド。平和を願う想いが回路にインプットされておりARMの知力、戦力として活躍する。しかしその正体は謎に包まれている。


(声のイメージ:小林祐介)


『和代 龍太郎』(わしろ りゅうたろう)
41歳。地球防衛の精鋭部隊である「アーム」の隊長。ウルトラマンアザドスを見て何かを思い出すことが・・・。


(イメージ俳優:益岡徹)


『高城 大五郎』(たかじょう だいごろう)
41歳。元宇宙調査隊のリーダーであり、龍太郎とチームを共にしていた。しかしその任務の最中に命を落とす。

(イメージ俳優:大杉蓮)



【登場ヒーロー】


『ウルトラマンアザドス』


身長2-40m
体重150kg-5万t


宇宙から降ってきた隕石の中に自らをアザドスティックとパワーを詰めたアザドスクリスタルに変換し眠りについていた。封印を解くには「勇気を大切にする者」を必要としており、聖也を選んだとされる。彼がどのような経緯でゴダインと敵対するようになったのか・・・彼が出現したことによってさまざま関係がつながっていく。



(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファースト)


『ウルトラマンアザドス・リヴァー』
身長40m
体重150kg-5万t


青きアザドスクリスタル改めリヴァークリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
格闘技を基本とし、それは拳法に近く相手の攻撃を流したり、流れるように素早く攻撃を仕掛ける事が出来る。


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が青くなったようなイメージ)


『ウルトラマンアザドス・ウエポン』

銀色のアザドスクリスタル改めウエポンクリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
その名の通り、武器を扱うことが可能。額のトサカをなぞる事で三段階の武器を展開する。
一回でアザドスラッガー
二回でアザドスディフェンダー
三回でアザドスランサー


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が濃い銀色、額の部分にウルトラマンエクシードXのようなトサカが存在)



【10月の掲載予定】

第25話
「最凶獣襲来」(10月7日)
執筆:S&K

最凶獣ギドラルゴン


第26話
「アザドス・リミテッド」(10月14日)
執筆:S&K

最凶獣ギドラルゴン


第27話
「打倒するはアザドス」(10月21日)
執筆:K

暗躍星人スパール星人レガル


第28話
「空へ返す物」(10月28日)
執筆:Y

暗黒宇宙人マリアス星人
宇宙輝石怪獣ダイラン
0
投稿者:管理者

ウルトラマンアザドス 第26話 B

少し薄暗い部屋


ベッドの上で目を閉じていた聖也


その閉じられていた目がゆっくりと開いた



聖也「・・・?」



するとベッドの横の椅子に腰掛けていた尚子が声をかけた


尚子「聖也くん・・・目を覚ましたね」


聖也は尚子を見て


聖也「ん?尚子・・・?ここは・・・まさか研究室か?」


その問いに頷く尚子


ゆっくりと起き上がる聖也


聖也「あの怪獣は・・・みんなはどうなったんだ?」



尚子に対して問うと・・・


「怪獣は動きを止めて眠っている・・・あなたの仲間は一時退却した」



部屋に入ってきたリーアが答えた


その後に続くように大介と巧も入ってきた


聖也はリーアを見て


聖也「そうか・・・みんなは無事ってことか・・・」



そして少し下を向いた聖也


歩み寄るリーアたち


大介「とりあえず目を覚まして良かった、身体の具合はどうだ?」



聖也「・・・マシになった、次こそか勝たないとな・・・」



聖也がそう口にすると



リーア「今のあなたに何が足りないのかわかってるの?」


聖也はリーアを見つめてから首を横に振った



尚子は聖也に対して


尚子「じゃあ次戦うって言っても・・・」


聖也はクリスタルを取り出し


聖也「リミテッド・・・特別・・・どういう意味なんだろうな」



巧「・・・特別な力・・・とか?」



一同が少し黙り込むと聖也はリーアを見て


聖也「そういえば、君はこのクリスタルを一体どこで・・・?」


大介「・・・何か聞き忘れてると思ったがそれだ、リーア教えてくれ」



リーア「・・・私は故郷の星で恒点観測員をしている・・・そしてとある星の観測をする道中私は最凶の存在と光の巨人アザドスが戦っているのを目にした・・・」




〜回想〜



小惑星で戦うアザドスとギドラルゴン



それを遠くから見つめるリーア


アザドスは赤い球体に包まれ、そのままギドラルゴンに突進





リーア「両者の激しい戦いは、アザドスがすべてのエネルギーをぶつけてギドラルゴンの活動を停止させることで決着・・・」



石像のように固まったギドラルゴン



胸のランプを点滅させるアザドスはその場で両膝をついた



そして少し天に向けて右腕を伸ばし四つの光を解き放ってアザドスは消え去った



リーア「アザドスは何かに残りのエネルギー全て詰め込んでどこかへと放った・・・」


そしてアザドスは薄らと姿を消し、リーアは小惑星に着陸


アザドスの消えた場所に行くと一つのクリスタルが


クリスタルはゆっくりと石化


そのクリスタルを拾い上げたリーア



リーア「消滅したアザドスの場所で、そのクリスタルを拾ったの」





〜〜〜〜〜〜〜

リーア「あの時のアザドスは最凶の存在を活動停止にすることが限界だったみたい・・・活動停止最中にエネルギーを集めて復活して今に至ってるわね」




聖也はクリスタルを見つめながら


聖也「アザドスが力を失った原因に・・・最凶の存在が絡んでた・・・!?」


かつてゴダインにも言われていた



「いつの間にか宇宙空間で何者かに力を失うまでに追い詰められたようですがね」



そしてリーアは補足するように


リーア「後から調べてわかったけど、アザドスが最後に解き放った光は地球へと向かっていた」



尚子「じゃあ・・・その解き放った光が・・・」


聖也「俺が持ってるアイテム・・・ってことか・・・」


リーア「私はあなたにそのクリスタルを渡す事を使命としこの星に来たということ」


聖也「・・・そっか、ありがとう・・・」




するとリーアは窓を見て



リーア「気が強くなってる・・・目を覚ます」


ギドラルゴンの事だとわかった聖也はベッドから退いた


尚子「聖也くん・・・」


呼び止められた聖也はドアノブに手をかけながら尚子を見つめる


尚子「・・・必ず勝ってね」


頷いた聖也はドアを開けて退室した




少し薄暗いままの空、公道を歩く聖也



聖也は何かを発見し足を止める


目の前には父の幻影が


聖也「父さん・・・力を呼び起こすにはどうすればいいのかな・・・?」


大五郎「・・・お前は自分自身の勇気を信じればいい・・・そうすれば、アザドスは応えてくれるはずだ・・・」



それだけ言い残して幻影は消えた



聖也「自分自身の勇気・・・」



朝日がゆっくりと昇り始めていく



その光が聖也に浴びるように注ぐ


聖也「・・・決着付けに行くか」



そう言って歩き出した聖也であった


〜〜〜〜〜〜〜



市街地の真ん中、目を覚ましたギドラルゴン



「ギャララララッ!!!」


咆哮を上げて次の瞬間に電撃を連射



作戦室に集まっていたARMの面々



ギャロン「最凶獣、活動を再開しました」


龍太郎は全員を見て


龍太郎「・・・もしかたらこれが最後の出撃になるかもしれない・・・それでも我々はこの星の未来のために戦うしかない!ARM、出動!!!」


「オッケーキャップ!!!」



〜〜〜〜〜〜〜

朝焼けから青色が広がる空へ


破壊を続けるギドラルゴン



そこへアームトリニティが到着



龍太郎「みんな行くぞ・・・攻撃開始!」


光子砲で攻撃を開始するアームトリニティ


地上にいたギャロンも


ギャロン「リアライズ、ギャロドクス!」


ギャロドクスも登場しギドラルゴンに立ち向かっていく




現場に到着した聖也


聖也「みんな・・・俺も行く!」


アザドスティックにアザドスクリスタルを差し込む


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』


聖也「ファイトッ!アザドスッ!!!」



光に包まれて変身を遂げる聖也



ギドラルゴンに突き飛ばされたギャロドクスは倒れ込む



そしてギドラルゴンより少し離れた場所に着地したアザドス



それを見た一同


英治「アザドスが・・・」


剣斗「・・・来てくれたか・・・!」


少し口元を緩ませた加奈


龍太郎「アザドス・・・!」



ギャロドクスもアザドスを見て


ギャロン「おかえりなさい・・・!」



アザドス「ウォワッ!」


勢い良くダッシュするアザドス


接近して肉弾戦で挑むアザドス


ギドラルゴンは両手を突き出すもアザドスは右膝で防御


アザドス「デヤァッ!」


左足でキックし突き放す


ギドラルゴンは電撃を連射


全て命中し倒れ込むアザドス




龍太郎「いかん、援護だ!」



アームトリニティのアームストライカー、そしてギャロドクスのガトリング砲


それを受けて少し怯むギドラルゴン



アザドスはそれを見てすぐさまダッシュ


そして接近して両足のドロップキック


アザドス「ウォォォォォッ!!!」


突き放され数歩下がったギドラルゴン



距離を置いて構えるアザドス



遠くから駆け付けた尚子たち四人も戦いの行方を見守っている


アザドスの体内で聖也は



聖也「さぁ、因縁の相手と決着付けようぜアザドス!!!」



右手に持つアザドスティックを見つめながら


聖也「今度こそ負ける訳には行かない・・・あの時君は俺を選んでくれた・・・図々しいけど、今回も応えてくれよ!」




構えるアザドスに天から大五郎の声が聞こえる



大五郎「・・・アザドス、聖也に全てを託そう」



そして再び体内の聖也


すると石化していたクリスタルが浮遊し聖也の目の前で静止


ノーマル、リヴァー、ウエポンとそれぞれのクリスタルから光が放たれそのクリスタルに集う


そして輝きながらヒビが割れて石化状態から赤、青、銀の三色に彩られたクリスタルが出現



それを見た聖也は頷いて左手で掴む


そしてアザドスティックに差し込んだ


『アザドスッ!リミテッドッ!』


引き金を引くと光が放たれ聖也の左腕に装着された


これはリミテッドブレス


聖也はリミテッドブレスを右手で一回タッチ


『特別な力、目覚めよ!』



聖也「繋がれ三つの力!チェンジッ!アザドスリミテッドッ!!!」


左腕を前に突き出すとブレスから光のシャワーが発生



同じくしてアザドスの左腕にもブレスが装着され光のシャワーが発生


腕を下ろしスタンディングポーズとなってシャワーを浴びるアザドス



シャワーを浴び全身が光に包まれた


そして光が消えるとアザドスの姿が変貌していた


額にはウエポンと同じものが、そして首から下は赤と青がバランスよく配色された戦士



この姿がアザドス・リミテッドである



一同が変貌を遂げたアザドスを見て



英治「アザドスが・・・変わった・・・?」


剣斗「今までの姿が交わった・・・というか繋がった!」


加奈「・・・すごいです」


龍太郎「アザドス・・・新たな力!」



尚子「あれが特別なアザドス・・・アザドス・リミテッド!!」


大介と巧も驚きの表情でアザドスを見つめる


リーアはどこか安堵の表情



ギャロン「聖也さん・・・!」




アザドスはギドラルゴンを睨んで



アザドス(聖也)「・・・すげぇ力、負ける気がしない・・・!」



ダッシュしながらアザドスは額を一度なぞって右腕にスラッガーを手にする



ギドラルゴンはそれを見て電撃を放つ



それを青いエフェクトを纏ったスラッガーで流し切るようにして弾いていく



アザドス「ハァァァッ、ドワッ!」


接近して赤いエフェクトを纏った左手を前に突き出してパンチ


胸に命中したギドラルゴンは背から倒れた



アザドスは左の拳を見つめ何か確信したように頷いた


立ち上がるギドラルゴンは咆哮を上げながら突撃してくる



アザドス「フンッ!」


ギドラルゴンに対してアザドスは素早くリヴァーの時のような動きをしつつスラッガーで斬撃を与える



アザドス「オォォォッ!」


上から振り下ろして斬撃を喰らわせた


ギドラルゴンは引き下がって電撃を連射


アザドスは咄嗟に横へ飛び込んで前転し回避


しかしそれを追うようにして電撃を放ってくるためアザドスは回避を続けるしか出来ない



そんなギドラルゴンにガトリングとアームストライカーが命中、攻撃を中断した



ギャロン「あなたの相手は!」


龍太郎「アザドスだけではないぞ!」



受け身を取って起き上がるアザドスはジャンプ


前宙してから着地してスラッガーを突き出す


ギドラルゴンはそれを左腕で掴む


アザドス「!?」


至近距離から右腕の電撃を浴びせ引き下がるアザドス


ギドラルゴンはそれを見てさらなる追撃をしようと接近


アザドス「ハッ!デヤッ!」


咄嗟に時計回りに回って右足で回し蹴りをし突き放す



突き放されたギドラルゴンは口を開いてエネルギーを溜める


それを見るアザドスの胸のランプが点滅を始めた



アザドス(聖也)「いつもの状態より活動時間は短いようだな・・・だったらとどめ、行くか!」



スラッガーを消滅させて左腕のブレスに三回タッチしたアザドス



『スリータッチッ!放てアザドスストリームッ!!!』


右腕をゆっくり水平状態のまま前から横へと動かすと同時に左腕を少し前に



ギドラルゴンはいきなり三つの口から熱線を発射


アザドス(聖也)「アザドスストリィィィムッ!!!」

アザドスは両腕でL字を組んで赤、青、銀の三色の光線を発射



ぶつかり合う光線だが徐々にアザドスの光線が押していく



アザドス「ウォォォォッ!!!」


そのまま押し切りギドラルゴンに命中させた


光線を浴びたギドラルゴンは天を仰ぎながらゆっくりと倒れ爆発した



それを見ていた全員が喜びを露にした


加奈も少し口元を緩ませ微笑む


アザドスはゆっくりと姿を消した



尚子たちも喜びを露に



その後ろでリーアが三人に


リーア「これにて私がこの星ですべき事は終わった・・・アザドスによろしく伝えておいて」



尚子たちはリーアを見て


尚子「帰っちゃうの?」


リーア「元々私はこの星へはクリスタルを届けるために来た・・・もうその目的も達成し最凶と呼ばれる悪魔も今倒された・・・私は私自身に課せられた恒点観測員という立ち位置にも戻るだけ・・・」



リーアは三人を見て少し微笑んで



リーア「では、この星に幸ある事を・・・」



そう言って白い光に包まれたリーアは空へと向かっていくのだった




尚子たちは空を見て


尚子「さよなら・・・リーア」



空を見つめる三人



〜ED〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope





〜次回予告〜


聖也「ついに最凶の存在を倒した俺たち・・・だが凶悪な者がいなくなったわけじゃない」

宇宙から飛来した暗躍星人スパール星人レガル、彼の目的はアザドス打倒

聖也「身体の心配をされて休暇をもらった俺は尚子たちと少し出かける事に」

そこで大介を襲うスパール星人レガル、大介に成りすまし聖也へと忍び寄る

聖也「って俺を狙って地球に来た奴が!?だったらその挑戦受けてやる!」

アザドスと聖也の戦いはまだまだ続く!

聖也「次回、【打倒するはアザドス】、お前の知らない俺の力、見ろ!」
0
投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンアザドス 第26話 A

ついに宇宙から最凶獣、ギドラルゴンが襲来した


その力の前にARMとアザドスが今までにない程の苦戦を強いられていた



アザドスストレートランサーも通じず、ギャロドクスも片手間に突き放すほど


アザドスはリヴァーにチェンジし猛攻をかけるもあまり効果は見られなかった



そしてアームストライカーも致命的なダメージを与えるほどに到らないのである



再びアームストライカーを放つアームトリニティ

ガトリング攻撃をするギャロドクス


そして接近してアザドスマッシュを浴びせるアザドス


動きが停止し倒したかと思われたギドラルゴンだったが倒すまでに行かなかった




聖也はリーアという謎の女性から手渡されたクリスタルを手に、それを見つめる



聖也「これを目覚めさせられればあいつに勝てる力が・・・」



両手でクリスタルを握って



聖也「頼む目覚めてくれ!この星を守るために必要な力なんだ!それとも、今の俺には何か足りないのか?」



しかし石が砕ける様子はない





尚子たちはアザドスを見て



尚子「聖也くん・・・」






アザドスにゆっくりと接近するギドラルゴン



聖也「一体何が足りない・・・ん?」


石に刻まれた文字を見る



そこには【Limited】と記されている



聖也「リミテッド・・・特別?特別ってなんなんだよ・・・?」



ギャロドクスはアザドスを庇うようにギドラルゴンに掴み掛る



しかしすぐに突き放され電撃を浴びせられて倒れた



ギャロン「これ以上は無理ですか・・・」




アザドスは倒れたギャロドクスを見て


アザドス(聖也)「はっ、ギャロドクスが・・・!」



ギャロドクスはゆっくりと消えた



アザドスはギドラルゴンを見つめ


アザドス(聖也)「今使える力を出し切るしかねぇ・・・!!!」


クリスタルをアザドスクリスタルに差し替えた



そしてリヴァーからノーマルへとチェンジ



ギドラルゴンはそれを見て足を止めた



アザドスは右膝をついたまま構えに入る



ギドラルゴンもそれを見て口にエネルギーを充填させてから青紫の熱線を放つ



アザドスは腕を十字に組んで技を繰り出した



アザドス(聖也)「アザドウム光線ッ!!!」




二つの光線が今、ぶつかり合う



【アザドス・リミテッド】



アザドス「・・・ウォォォッ!!」



徐々に押していくのはアザドスの光線



アームトリニティのコックピットから見つめる一同



剣斗「行けアザドス・・・押し切るんだぁ・・・!!!」


英治と加奈もその光景をただ見つめている



龍太郎の腕に自然と力が入る



押しつつあったアザドスの光線、だが次の瞬間にギドラルゴンは両手先からも同じくして青紫の熱線を放つ


優勢だったアザドスだが徐々に押し返されていく



アザドス「・・・!?」


光線を放つ最中、アザドスの胸のランプの点滅がやや早くなっていた



押し返される光線、そしてついに・・・



アザドス「グッ!?」


完全に押し切られ青紫の光線はアザドスへと命中



衝撃で吹っ飛ばされるアザドス



建物へ覆いかぶさるように倒れてしまった



それを見ていた一同に衝撃が走る


滅多に表情を変えない加奈も目を見開いた



尚子「聖也くんが・・・聖也くん!!!」


ただ叫ぶ尚子、その隣で言葉も出ない大介と巧


リーアはただアザドスを見つめるのみ


崩れる建物の瓦礫の上でアザドスは仰向けに倒れたまま微動だにしなかった




ただ胸のランプがだんだんと点滅を早めていく



アザドスの体内の聖也、その目の先から明かりが失われていく



聖也「どんどんと・・・視界が暗くなっていく・・・俺は・・・死ぬのか・・・?」



ゆっくりと目を閉じるようにしていく聖也は、仰向けにゆっくりと倒れる



それと同時にアザドスも光の塵となるように消えていく

地上のギャロンはそれを見て


ギャロン「アザドスが・・・聖也さんが・・・」



ギャロンはすぐさまアザドスが倒れた場所へと向かって行く


尚子も大介たちを見て


尚子「大介、巧、聖也くんを!」


そう声をかけるが大介と巧は足を動かさない



尚子「私たちが出来ることをしなきゃ!!」


その声にハッとさせたれたのか、大介と巧が頷いて


大介「そうだな、行こう・・・!」


巧「俺たちに出来る小さな事・・・あいつにとって大きい事を!」


そう来なくちゃと行った感じで頷く尚子はリーアを見て


尚子「行こう、リーア」



リーアはその言葉にゆっくりと頷いた





ギドラルゴンは天に向けて咆哮


「ギャララララッ!!!」


振り向いて他の建物に電撃を放つ


次々破壊されていく街



それを見るアームトリニティのコックピットのメンバーは


龍太郎「・・・アザドスが倒れたからと言って我々が戦いを放棄する訳には行かない!攻撃だ!」


龍太郎は英治を見てそう口にしたが英治から返答もなく、操縦桿を握ったまま動かない


龍太郎「おい!英治!」


英治「! はい、わかりました!」


我に返ったのか、返答して攻撃を開始した



光子砲を背中に受けるギドラルゴン


ギドラルゴンは足を止めて振り向いて電撃で反撃


間一髪で回避するアームトリニティ



龍太郎「くっ、この星は絶対死の星にさせたりはせんぞ・・・!!!」



必死に抵抗を見せるアームトリニティ




瓦礫が散らばる場所へとやってきた尚子たち


周りを見渡してアザドスの姿から戻ってるであろう聖也を探す



すると尚子は何かを発見し


尚子「みんな・・・あれ!」



指差す方向を見る三人


その方向には瓦礫の上に仰向けで倒れる聖也の姿が



巧「聖也・・・おい聖也!」


巧が呼びかけながらダッシュしたのを筆頭に尚子、大介も駆け寄る


リーアはただ歩いてその後をついていく



倒れる聖也に寄り添った四人


聖也の顔には青いアザが何箇所かにあった


右腕を手に取って脈に手をつける大介


大介「大丈夫、まだ生きてるぞ・・・!」



それを聞いて少し安堵の表情を浮かべた巧と尚子




そしてギャロンもまた、それを遠くから発見



ギャロン「むっ?聖也さんの周りに人・・・あの人たちは確か・・・」



かつて尚子たちと対面したことがある事を思い出した


ギャロン「聖也さんたちのお知り合い・・・白髪の方は存じ上げませんが・・・しかし何故こんな場所に・・・?」


一歩踏み出そうとして歩み寄ろうとしたところで止まったギャロン



ギャロン「ん?彼女たちは聖也さんの知り合い・・・もしかすると彼女たちも聖也さんの正体を知っている・・・?そう考えたらこの危険な場所にいることにも納得が行きます」



しばらく静止していたギャロンは歩き出して尚子たちの方へ




空がオレンジに染まりだしてもギドラルゴンの破壊活動は止まる気配を見せなかった



背後に回ったアームトリニティ



龍太郎「もう一度・・・アームストライカーだ!」


英治「了解・・・!」



アームストライカーを発射し背中に命中


足を止めたギドラルゴンはゆっくりと振り向いてアームトリニティを睨む



そして電撃を連射


二、三発命中してしまった


だが残りはなんとか回避


剣斗「くそぅ・・・なんでまだあんなにピンピンしてやがるんだよぉ!」



加奈「見た限りダメージは確認出来ません・・・」



龍太郎は操縦桿の横にあるメーターを見つめる


龍太郎「・・・やむを得ない、今は退却するしかない・・・!」


剣斗は龍太郎を見て


剣斗「正気ですかキャップ!あんなのを放って帰るんですか!?」


加奈「剣斗さん落ち着いてください」


剣斗「落ち着いてなんかいられるか!ギャロドクスも、それにアザドスまで倒れて今戦闘可能なのはこのアームトリニティだけなんだ!それにあのまま放っておいたら・・・」



その最中に英治はメーターを確認し理由を察した様子


英治「残念ながら戦闘可能である時間も5分にも満たなくなった・・・このまま戦い続けるのは不可能だ・・・」



剣斗は英治を見て


剣斗「お前までそんなこと言うのかよ!このままだと被害が・・・」



するとその言葉を遮るようにして龍太郎は


龍太郎「不幸中の幸いとして、あの怪獣の進行方向の市街地は避難が完了している・・・今は体勢を立て直すんだ・・・それしかない」



剣斗「・・・それでも・・・俺は納得が」



すると英治がサングラスを取って席を立ち剣斗の胸ぐらを掴んだ



英治「納得行かないのは全員同じなんだ!俺も加奈もそしてキャップも!今の状況に納得などしてるわけがない!だが今俺たちがこのまま戦っても勝算はない!無駄死にするつもりか!?」



英治はゆっくりと胸ぐらを放して席に戻り


英治「すまない・・・取り乱してしまった・・・」



剣斗は目を閉じて悔しさを押し殺すようにしている



龍太郎は英治に


龍太郎「英治、進路を基地へ」



英治はゆっくりと頷いて操縦桿を倒す


旋回したアームトリニティはその場から撤退




一方、聖也を大介と巧が肩を貸して立たせているとギャロンが現れた



ギャロン「皆さんお久しぶりですね・・・初めての方もおられるようですが」



ギャロンを見た四人


尚子「あなたは確かARMに所属してる・・・」


ギャロン「ギャロンと申します」



リーアはギャロンを見て


リーア「アンドロイド・・・?」


ギャロン「あなたには紹介まだでしたね、私はアンドロイド、ギャロンです」


リーアはそれを聞いて


リーア「リーア、私はリーアよ」



ギャロン「リーアさんですね、以後お見知り置きを・・・それより」


聖也を見つめるギャロン



尚子たちはまずいというような表情をしている



ギャロン「・・・詳細は省きます、聖也さんの介抱をしてくださるんですか?」


それを聞いた尚子は


尚子「・・・そのつもりですけど、ダメですか・・・?」


ギャロンはそう問われると首を横に振って


ギャロン「いえ、あなた方なら大丈夫・・・キャップには私から報告しておきますので聖也さんをよろしくお願いします」



尚子たちは顔を見合わせた


そして大介はギャロンを見て


大介「どうして俺たちは大丈夫だと・・・?」


ギャロンはとぼけるように



ギャロン「・・・あなた方が聖也さんの昔からの知り合い・・・それ以上でもそれ以下でもありませんよ、では」



ギャロンは振り向いて去っていく



尚子「・・・と、とにかく早く研究所へ・・・!」


皆にそう言うと四人もその場から去っていく




〜〜〜〜〜〜〜


夜となり、ボロボロになった市街地の真ん中で立っているギドラルゴン


目を閉じ動きを静止させた



最凶獣は今、眠りについたのだった




〜〜〜〜〜〜〜



ARMの作戦室


ギャロンが入室、龍太郎は


龍太郎「ギャロン?聖也はどうしたんだ?」



ギャロン「聖也さんは戦闘中に負傷して意識不明です・・・私が近くにある彼の知り合いの場所へ預けてきました」



龍太郎「・・・聖也が負傷・・・大丈夫なのか?」



ギャロン「私からはなんとも・・・それより今は最凶の存在についてですが・・・」



龍太郎は深刻な顔を崩さず


龍太郎「うん、今は動きを静止させて眠っているようだ・・・」



ギャロン「・・・では、眠っている間にアームトリニティとギャロドクスの修理を急がねばなりませんね、すぐ取り掛かります」


龍太郎は頷いてから


龍太郎「すまないな・・・助かる」



ギャロンは退室


龍太郎は他の面々を見て



龍太郎「私が奴の状態を見ておく・・・皆は少し休んでくれ」


しかし誰もその場から動かなかった



龍太郎「・・・みんな・・・」



三人は龍太郎を見て


英治「自分たちもここに残ります」


剣斗「こんな時に・・・休めません」


加奈「二人と同意見です」



龍太郎は三人の言葉を聞いて少し微笑んでから


龍太郎「・・・そうか、好きにしてくれ」




と口にしたのだった




Bへつづく
0
投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンアザドス 第25話 B

ARMの作戦室



ギャロン「むっ・・・この反応・・・」


一同はギャロンを見て



剣斗「まさか最凶の怪獣か!?」



龍太郎「衛星映像を出してくれ」



ギャロン「はい」


ギャロンはメインモニターに衛星映像を出した



そこに映し出されたのは巨大生物、金色の体色に竜のような顔、左右の手も竜の顔のような形をして長い尻尾が三方向に向かって生えており、その瞳は赤だった



龍太郎「やはり・・・最凶の存在は・・・こいつだったか」



最凶獣ギドラルゴンの姿を見た一同



龍太郎「ギャロン、全世界にSOSを発信だ」


ギャロン「了解」



するとギドラルゴンは右手から赤い稲妻状の攻撃を放ち衛星を破壊


映像も砂嵐の映像に変わった




剣斗「くっ、問答無用ってことだな・・・」


龍太郎は全員に


龍太郎「全員出撃準備だ、英治、剣斗、加奈は私と共にアームトリニティ、ギャロンと聖也はアームロディー、ARM、出動!!」



「オッケーキャップ!!!」


ギャロン以外は防具を装着しヘルメットを手にして作戦室を後にした




〜〜〜〜〜〜〜


研究室の面々は


尚子「悪魔が来たって・・・もう!?」



リーア「私が地球に着いた時点で太陽系に来ていた事になる・・・早くその知り合いと会わなきゃ」



尚子は大介と巧を見て


尚子「行こう!」


二人は頷いた



四人は研究所を後にした




空を行くアームトリニティ



コックピットでは


加奈「アメリカの航空部隊が迎撃に向かいました」



龍太郎「そうか・・・」


龍太郎の表情は険しい表情を崩さなかった



するとモバイルにギャロンから通信が



ギャロン「キャップ、怪獣の着地予測地点がハワイです」



龍太郎「わかった」



通信を終了した龍太郎



英治「航空部隊の攻撃に釣られてアメリカに向かったってところか・・・」






一方、空ではギドラルゴンと航空部隊の攻防戦が繰り広げられていた



航空部隊の攻撃をものともせず次々撃墜していく



「ギャララララッ!!!」




そして地上を行くアームロディー


運転席に聖也、助手席にギャロンが


ギャロンは聖也を一目見てから前方を見て


ギャロン「ハンドルを握る手に余計な力が加わってますよ聖也さん」



聖也はそう言われて



聖也「・・・無理もねぇだろ・・・今まで以上に地球の危機を感じるんだ・・・」



ギャロン「・・・ですが、私たちにやるべき事は一つですよ・・・」


聖也「・・・あぁ、それもそうだな・・・」




公道を行くアームロディー



そして航空部隊と戦っていたギドラルゴン



あっという間に全滅させたギドラルゴンは何かを感じて正反対を向いて方向転換



旋回して飛行を続けた





アームトリニティのコックピットでは・・・



加奈「・・・航空部隊が全滅した模様です・・・そして日本、こちらに向かっています」


全員に衝撃が走った


剣斗「数分足らずで航空部隊が全滅!?」


英治「最凶の存在・・・その名の通りってことか」




龍太郎はコックピット内の皆に


龍太郎「なんとしても地球を守る・・・それだけだ!」



全員頷いたのだった





そして尚子たちを乗せた車も公道を走る

後部に女性二人、運転席には巧、助手席に大介




リーア「・・・怪獣がこっちの方向に来てる・・・何かに反応したのかな・・・」



尚子「・・・聖也くん・・・」



心配そうにつぶやく尚子




そしてアームトリニティはついにギドラルゴンと相対する



英治「目標確認・・・」



龍太郎「攻撃開始だ!」



光子砲で攻撃開始


命中するもビクともしない


ギドラルゴンは反撃として右手から電撃を放つ


英治「くっ!」


間一髪回避、そしてギドラルゴンはアームトリニティの横を通過し日本列島へ




剣斗「まずい!!!」




市街地に着地したギドラルゴン、着地の衝撃で目の前の建物が倒れる



「ギャララララッ!!!」



アームロディーは停車、降車した二人は遠くに見えるギドラルゴンを見つつ



聖也「あれが・・・最凶の存在・・・」



ギャロンはモバイルを取り出して聖也に


ギャロン「私はギャロドクスで攻撃します、聖也さんは人々の避難を」


聖也「わかった!終わったらすぐに俺も戦線に加わる!」


聖也はそう言ってその場から離脱




ギドラルゴンは左右の手から電撃を放つ


次々と建物が爆破、なぎ倒されていく




アームトリニティも現場に到着し光子砲で攻撃



しかし効果は見られない



剣斗「全くもって効果なしかよ・・・」



龍太郎「アームストライカーだ、それしかない」




ギャロンもモバイルに向かって



ギャロン「リアライズ、ギャロドクス!」


登場するギャロドクス



ギャロドクスはギドラルゴンに向かって走り出す




人々の避難活動を行っている聖也



尚子たちはそんな聖也を発見


尚子「大介、停めて!聖也くんがいる!」


停車させて降車する全員



巧「聖也!」


四人は聖也に向かって行く



聖也はそんな四人に反応


聖也「みんな!こんなところに居ては危ない!とっとと逃げるんだ!!!」



尚子「渡したいものがあるのそれ渡したらすぐに逃げるよ!」




聖也「なんでこんな時にそんな物が・・・!」


するとリーアは聖也に石になっているクリスタルを差し出す



聖也「これはクリスタル?それにあんたは?」



リーア「一刻の猶予もない・・・あなたが光の巨人の力を目覚めさせたように、これを目覚めさせて・・・きっとあの怪獣を倒す力になる」



聖也はそれを受け取って



聖也「なんか色々と頭が追いつかないが、ありがとう・・・早く逃げてくれ」



四人はその場から撤退



聖也はその石を見つめる



聖也「しかし・・・このクリスタル・・・」


そうつぶやくと聞こえる爆発音


振り返るとギャロドクスは倒れ込んでいた


ギドラルゴンはそんなギャロドクスに接近している



聖也「戦いながら力を目覚めさせるしか・・・ない!」



アザドスティックを取り出しウエポンクリスタルを差し込んで引き金を引く


聖也「ファイトッ!アザドォォス!!!」



聖也はウルトラマンアザドス・ウエポンへと変身



倒れているギャロドクスを庇うように着地



ギャロン「アザドス・・・!」



ギドラルゴンは足を止めてアザドスを見つめる



アームトリニティのコックピットでも



剣斗「来てくれたかアザドス・・・これで戦況を変えられるかもしれない!」



龍太郎「よし、こちらはいつでもアームストライカーを撃てるように準備しておくだけだ」



全員がそれに頷く



アザドスは右手にランサーを持つ


ギャロドクスも立ち上がって右腕にアーム・マイトを装備



アザドス(聖也)「みんな・・・行くぞ!!!」



ダッシュする二人



ギドラルゴンもそれに引き合うようにダッシュ



接近してランサーで突くアザドス


それを左手で弾くギドラルゴンは右手でアザドスの首を掴む



アザドス「ウオッ!」


ギャロドクスはそんな右手にガトリングを命中させ離させる


アザドス「グッ!デヤッ!」


ランサーを振るって斬撃を喰らわせ突き放す


少し下がったギドラルゴンは両手、そして口から電撃を放つ



左右それぞれの方向に回避するアザドスとギャロドクス



アザドスは直後にジャンプ


額を三回なぞって


アザドス(聖也)「アザドス!ストレートランサーッ!!!」


右手から投げられるランサー


ギドラルゴンはそれを両手で右方向に弾く



アザドス「!?」



着地したアザドス



アザドス(聖也)「まだまだぁ!!」


次はスラッガーを手にする



ギャロドクスはガトリング攻撃しながら背後から接近


ギドラルゴンは振り向いて左手でギャロドクスの右腕を掴む



右手で首を掴む



ギャロン「くっ、これでは動けない・・・!」


アザドスはそれを見てジャンプ



前宙してからその勢いのまま上からスラッガーを振るって背中に攻撃



攻撃を喰らった衝撃でギャロドクスを放す



しかしギドラルゴンは三本の尻尾をアザドスに巻きつける


アザドス「デュッ!?」


次の瞬間に電流攻撃


アザドス「グッ!ガァァァァッ!!!」



尻尾を放して振り向いたギドラルゴンは右手でアザドスを殴り飛ばす


転がり倒れるアザドス



そんなアザドスに追撃するように電撃攻撃


起き上がったアザドスは右膝をついたままディフェンダーに変形させ防御



しかし防御しきれず攻撃を受ける



アザドス「ウォッ!?」


右手に持っていたディフェンダーを放してしまい倒れるアザドス



ギドラルゴンに接近するギャロドクス


左手で数発パンチ


「ギャララララッ!!!」


左足のキックで突き飛ばされてしまうギャロドクス



そこにアームトリニティからアームストライカーが放たれた



胸に命中し怯んだギドラルゴン



アームトリニティを睨んでいるギドラルゴン


アザドスはゆっくりと立ち上がる



アザドス(聖也)「次はこれで行く!」


リヴァークリスタルに差し替えて引き金を引く


ウエポンからリヴァーにチェンジしたアザドス



アザドス「ハッ!シャッ!」



走り出すアザドスに反応するギドラルゴンは再び電撃を放つ



それを受け流しながら接近


そして右足でキック


間髪入れず左手で掌拳、そして右の回し蹴り


半歩下がったギドラルゴンは右手を突き出しパンチ


それを下がって回避したアザドス



龍太郎「今だ!もう一度撃て!!」


英治「了解!!!」




アームトリニティは再びアームストライカーを発射



ギャロドクスもそれに合わせるようにガトリング攻撃



二つの攻撃が命中



アザドス「フッ!ハァァッ!!!」



アザドスもそれを見てダッシュ、右手に青い光を纏わせる


ギドラルゴンに向かってその右手を差し出す



アザドス(聖也)「アザドスマッシュ・・・ッ!」



腹に見事ヒットさせた


攻撃の衝撃で五歩ほど下がったギドラルゴン、顔をうつ向かせて動きを止めた



右手を下ろしてギドラルゴンを見つめるアザドス



ギャロドクスもアザドスの隣に立って警戒を続ける



アームトリニティのコックピット内でも



剣斗「・・・勝った・・・のか?」



全員が緊張感が保たれたままギドラルゴンを見つめている




遠くで見ていた尚子たち



尚子「やった・・・の?」




するとリーアは


リーア「・・・いや、違う」



尚子はリーアを見つめて


尚子「えっ?」



リーアの言う通り、ギドラルゴンは顔を上げて左右の手から電撃を乱射



突然の攻撃を受けるアザドスとギャロドクス



倒れるギャロドクス、下がってから膝をつくアザドス


アームトリニティも命中



英治「くっ・・・そう簡単には行かないか」



アームトリニティは一発受けたが残りの電撃は回避、飛行は続けられる状態だった



アザドスは膝をついたままギドラルゴンを見る


すると胸のランプが点滅を始めた



アザドス(聖也)「ハァ・・・ハァ・・・時間が・・・ん?そういえば」


リーアから手渡されたクリスタルを取り出す聖也



聖也「これを目覚めさせられればあいつに勝てる力が・・・」



両手でクリスタルを握って



聖也「頼む目覚めてくれ!この星を守るために必要な力なんだ!それとも、今の俺には何か足りないのか?」



しかし石が砕ける様子はない





尚子たちはアザドスを見て



尚子「聖也くん・・・」






アザドスにゆっくりと接近するギドラルゴン



聖也「一体何が足りない・・・ん?」


石に刻まれた文字を見る



そこには【Limited】と記されている



聖也「リミテッド・・・特別?特別ってなんなんだよ・・・?」



ギャロドクスはアザドスを庇うようにギドラルゴンに掴み掛る



しかしすぐに突き放され電撃を浴びせられて倒れた



ギャロン「これ以上は無理ですか・・・」




アザドスは倒れたギャロドクスを見て


アザドス(聖也)「はっ、ギャロドクスが・・・!」



ギャロドクスはゆっくりと消えた



アザドスはギドラルゴンを見つめ


アザドス(聖也)「今使える力を出し切るしかねぇ・・・!!!」


クリスタルをアザドスクリスタルに差し替えた



そしてリヴァーからノーマルへとチェンジ



ギドラルゴンはそれを見て足を止めた



アザドスは右膝をついたまま構えに入る



ギドラルゴンもそれを見て口にエネルギーを充填させてから青紫の熱線を放つ



アザドスは腕を十字に組んで技を繰り出した



アザドス(聖也)「アザドウム光線ッ!!!」




二つの光線が今、ぶつかり合うのだった






〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく



〜次回予告〜

聖也「リーアから手渡されたクリスタル、その力を呼び覚ますためには何が必要なんだ?」

ギドラルゴンに敗退したアザドス、そしてARM

聖也「父さん、俺は・・・そして地球はこのままギドラルゴンによって滅ぼされちまうのか?」

街を破壊し尽くすギドラルゴン、一時の静けさを取り戻す夜

聖也「俺とアザドスはまだ一つにはなれてなかった・・・この星を守るために光を手にしてやる!」

太陽が昇り決戦の時!地球の命運をかけてアザドスが新たなる姿を見せる!!!

聖也「次回、【アザドス・リミテッド】・・・繋がれ!三つの力!」
0
投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンアザドス 第25話 A

最凶の存在が来る前兆とされている宇宙昆虫の大群が来襲



それを撃滅したウルトラマンアザドスとARMの面々



そして、基地に戻ってきた一同、龍太郎の口から過去がついに話された




龍太郎「・・・あの時の壮絶な光景は今も忘れられない・・・もし地球に同じ事が起これば・・・」



龍太郎の言葉の続きを代弁するかのようにギャロンが



ギャロン「命はたちまち失われる事となりますね・・・」



聖也は少し下を向いて


聖也「・・・まさかキャップと父も・・・その最凶の宇宙怪獣を目にしていたなんて・・・ゴダインの故郷のみならず・・・」



自然と拳に力が入る聖也



龍太郎は皆を見て


龍太郎「我々が調査していた惑星は脱出からまもなく死の星と化した・・・」



全員が聞き入る中、龍太郎は聖也を見て


龍太郎「・・・君の父を失うのは・・・この直後の事だ・・・」



そう言うと聖也は龍太郎を見つめ



聖也「・・・聞かせてください、何があったのかを・・・!」



聖也の瞳を見た龍太郎は静かに頷いたのだった




一方、尚子たちは謎の光を目にし、その落下した現場へと足を運んだ



そこで見たのは、白髪の女性であった




そして何かを握った右手を見つめ、また小声で



「・・・力を覚醒させられる者に・・・これを託さなきゃ」


とつぶやいた


なんとその女性が握っていた物はアザドスクリスタルと同じ形をした石であった



それを見た尚子は


尚子「くっ、クリスタル・・・!?」



あまりに突然の事で少し声が大きくなってしまった



すると謎の女性は三人のいる草陰を見つめる



「誰かいるの?」


ビクッとする三人



巧「やばいって、見つかったら殺されるんじゃねぇの・・・!?」


大介「このままやり過ごすしかないんじゃ・・・」



謎の女性はゆっくりと足を進めてくる



巧「あぁぁぁヤバイって!」


声を押し殺しながら言う巧




すると尚子は草陰を飛び出しその女性の前に立った



大介と巧が驚き、そしてその女性も警戒した


尚子は真っ直ぐ女性を見つめる




向かい合ったまま動かぬ両者



この女性の正体は一体?





〜OP〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope



〜〜〜〜〜〜〜




【最凶獣襲来】



基地で向かい合う龍太郎と他のメンバー



龍太郎「・・・私たち調査員は最凶獣から逃れるために調査中の惑星から撤退、離脱した・・・だが、その地球へと向かう最中の事だった・・・」



〜回想〜



シャトルに搭乗した大五郎、龍太郎、そして他の二人の調査員たち



大五郎「地球へはオーバーエンジンを使用すれば三日もあれば帰れるだろう・・・調査結果は致し方ない・・・あんなものが現れてはどうしようもないからな」



龍太郎は椅子に座ったまま少しうつ向いていた



大五郎は龍太郎を見て


大五郎「・・・さっきの光景が脳裏に焼き付いたか・・・?」



龍太郎は顔を上げて大五郎を見て


龍太郎「宇宙には・・・あれほどの巨大生物がいるというのを改めて思い知ったよ・・・」


龍太郎はそう口にした次の瞬間、操縦者の一人が


「機体の後ろから何かが接近しています!!」



大五郎「なんだと・・・まさか・・・!?」



察した大五郎は窓からその正体を覗くように見る



そこにはシャトルに向かって飛行する最凶獣の姿が



大五郎「まずい・・・あの攻撃を受けたらひとたまりもないぞ・・・!」



龍太郎「この機体にミサイルなどは備わってない・・・逃げるしか出来ないぞ」



大五郎は操縦者たちに


大五郎「すぐにオーバーエンジンを始動してくれ」



「は!しかし始動までに5分は要します」



大五郎はそれを聞いて少し葛藤するような表情を浮かべた



龍太郎はそんな大五郎の表情を見て


龍太郎「・・・大五郎?どうしたんだ?」



そう問うと大五郎は決意を固めたような表情に切り替わって



大五郎「・・・シャトルのサブ機を切り離す準備をしてくれ」


龍太郎「・・・!?」



操縦者はそれを聞いて戸惑う



大五郎「早くしろ!」



「は、はい・・・!」


気圧されるように作業に取り掛かった



龍太郎「おい、何をするつもりだ?」


大五郎「・・・私がサブ機で奴の気を引く・・・その間にお前たちはオーバーエンジンを始動させて地球へと帰還するんだ」



龍太郎「何を馬鹿な事を言っている!?地球でお前の帰りを待っている奥さん・・・それに聖也くんの事はどうなる!?」



大五郎「・・・二人には悪いと思っている・・・だが今はこうするしか」



龍太郎「それならば私が・・・私が引き受ける!」



大五郎「お前も地球に帰る頃に赤ん坊が生まれると言っていただろう?息子と会わずして死ぬのか・・・!?」




そんな言い合いをしていると操縦者の一人が席を立ってサブ機へと移動を開始した



二人はそれを見て


大五郎「おい!それは私がするべき事だ!引き返せ!」


大五郎もその後を追う



龍太郎「二人とも!!!」



そしてサブ機が切り離された



龍太郎はそれを見て


龍太郎「・・・!!」



口を開いて驚く



サブ機は最凶獣の気を引くように飛行




最凶獣はそんなサブ機に口から光弾を発射し撃墜させる



それを見た龍太郎は唇を噛み締めうつ向いた



後ろの操縦者も気まずそうに



「オーバーエンジン始動準備、整いました・・・」




最凶獣は目線を龍太郎たちのいるシャトルに向けた



龍太郎は顔を上げて最凶獣を見て



龍太郎「・・・どうしてこんなことに・・・」



徐々に接近してくる最凶獣、すると眩い光が下から飛行してきた



光はアザドスとなって最凶獣に飛びかかった



掴み合った両者は近くの小惑星へ



龍太郎「あれは・・・アザドス!?」


アザドスは掴み合ったままシャトルの龍太郎を見つめてゆっくりと頷いた



龍太郎「・・・二人の犠牲を無駄にする訳にも行かない・・・」


龍太郎は振り向いて操縦者に



龍太郎「オーバーエンジン始動、必ず地球へと帰還するぞ!!」



こうしてシャトルは地球へと向かった




〜〜〜〜〜〜〜




龍太郎「・・・二人の犠牲・・・そして再びアザドスに助けられた事・・・それが重なって私は生き延びることが出来た・・・」



辛そうに話す龍太郎、一同も聞いていて胸が締め付けられるような想いだった




龍太郎は聖也を見て


龍太郎「聖也・・・改めて言わせてくれ・・・本当に申し訳ない・・・」



頭を下げた龍太郎を見て聖也は慌てて


聖也「いえ、キャップの責任ではありません・・・全ては命を奪った最凶の怪獣にあるんです・・・その怪獣がもうすぐ地球に来るんです・・・倒して無念を晴らしましょう」



頭を上げた龍太郎



龍太郎「・・・そうだな、なんとしても最凶の怪獣を倒し地球を守ろう・・・そして彼らの無念を・・・」




〜〜〜〜〜〜〜



そして森林の中、向かい合う尚子たち三人と謎の女性



女性は軽快しつつ


「この星の・・・人間ね」



そう言われると尚子は


尚子「・・・あなたは宇宙人・・・なの?」



女性はゆっくりと頷いた


そして手に持っていたクリスタルを少し隠すように背に回す



尚子はそれを見て



尚子「あなたはどうして地球に・・・?」



すると女性は



「言えない・・・」



隣の大介と巧は黙っているだけだった



すると尚子は



尚子「・・・あなたが手に持ってるその石・・・もしかしてクリスタル?」



その問いに女性は少し驚くような表情を浮かべた



そして手に持っている石を少しだけ見つめてから


「この石に関して何か知ってる・・・そう感じたのだけれど?」



尚子はためらいもなく頷いた、そして


尚子「知ってる・・・それがどういったものなのか・・・そして、それを使ってこの星の最後の砦になってる人も知ってる・・・」



大介と巧は尚子を見て


大介「おい、いくらなんでも・・・」



巧「初対面の相手に情報与えすぎじゃねぇか・・・!?」



女性は二人の反応を見て


「確かに・・・これで私があなたを襲う事になるかもしれないのよ?」



険しい顔でそう口にした女性、だが尚子はゆっくりと首を横に振って



尚子「大丈夫」



それを聞いた女性は


「何故?」



尚子は少し微笑んで


尚子「自分でも不思議、根拠もないのに・・・あなたは悪い人じゃないって感じるから・・・」



女性はそんな尚子の反応に少し警戒を緩めた



「・・・馬鹿に出来ない直感ね、私もあなたたちが悪い人間だとは思えなくなった・・・この星に降り立って初めて対面した人間があなたたちで良かったと思ってるわ」



そう言って女性も少し微笑んだ



大介と巧は顔を見合わせて首を傾げた



尚子は女性に


尚子「私は尚子・・・あなたは?」




女性は警戒を解いて


「・・・リーア、私の名前はリーアよ」



リーアと名乗った女性、リーアは大介と巧を見つめる



大介「あ、俺は大介」


巧「俺は巧」



リーア「よろしく・・・」



尚子はリーアに歩み寄って



尚子「あなたの話が詳しく聞きたい・・・私と一緒に来てくれる?」



リーアはゆっくりと頷いた




〜〜〜〜〜〜〜



その頃、宇宙空間ではかつてゴダインの故郷、そして大五郎たちの命を奪い続けた最凶の存在が飛行していた



赤い瞳の先に見えるは青い星、地球であった



徐々に接近しつつあった




〜〜〜〜〜〜〜


尚子たちの研究所


研究室の椅子に座ったリーア



その向かい側に座る大介、巧


リーアにコーヒーを差し出す尚子


尚子「異文化の物で口に合うかわからないけど・・・良かったら」


すると大介は傍にあった砂糖をカップの横に置いて



大介「口に合わなかったらとりあえずこれを入れるといいぞ」



巧はそれを見て


巧「隙あらば砂糖だな、お前」


リーアはカップを手にしてゆっくりと口にした


表情は変えず一口だけ飲んでカップを置くと尚子を見て



リーア「美味しいわ」


尚子「そう、良かった」


二人は微笑みあった



何故かガッカリする大介



そして気を取り直し尚子は


尚子「で・・・この星に来た目的・・・聞かせてくれない?」




リーアは石となってるクリスタルを取り出し


リーア「宇宙に数々の惑星を滅ぼす悪魔のような怪獣が存在する・・・そして、その悪魔のような怪獣がもうすぐ地球へとやってくるの」



三人の表情は驚きの表している



リーア「・・・私はその怪獣よりも先に地球へと来て、この石の力を解放させられる者、光の巨人を探しているの・・・この力さえあれば、その悪魔を倒すことが出来るかもしれない」



大介はそれを聞いて



大介「つまり、そのクリスタルに秘められた力は悪魔を倒す鍵になるってことか・・・」



尚子「・・・じゃあ、一刻も早く渡さなきゃ・・・」



リーアは尚子を見て



リーア「そういえば、クリスタルを使ってこの星の最後の砦になってる者を知ってると言ってたけど・・・」



尚子「えぇ、知ってるよ・・・なんせ私たち、その人と一緒にクリスタルの事について調べてた事もあるし、少しだけ力を貸したこともあるの」



リーア「すごい・・・クリスタルの力を使う光の巨人、その者の知り合いに会えるなんて・・・とんでもない奇跡ね・・・」


巧「全くだ・・・尚子の直感あってこそだな」



大介「・・・早速、聖也に会いに行くか・・・」



尚子は椅子から立ち上がって


尚子「そうね・・・一刻も早く渡した方が・・・」


すると隣のリーアは窓の外を眺めて



リーア「・・・まずい」



三人はリーアを見つめた


巧「リーア?どうしたんだ?」



リーアは三人を見て


リーア「悪魔が来た・・・」


その言葉に三人は驚愕の表情を浮かべたのだった




Bへつづく
0
投稿者:執筆:S&K

ウルトラマンアザドス 第24話 B

残り少なくなったヤンマリトルに接近しつつアザドスは構える


両腕を十字に組んで


アザドス(聖也)「アザドウムッ!光線ッ!!!」


赤い光線でヤンマリトルを全滅させた



ヤンマキングはそれを見てアザドスに突撃



アザドスはそれに気付いて両手でヤンマキングを受け止めた



βとγに搭乗している二人は



剣斗「アザドス!来てくれたのか!」



加奈「では、アザドスに任せて英治さんの援護を」



剣斗「そういうことだな、任せたぜアザドス!」




βとγはその場から離脱


アザドスはそれを見て頷いた後、右手でヤンマキングを殴って突き放す



突き放されたヤンマキングは口から電撃光線を放つ



アザドスは防御出来ず命中して地上へと落下していく


アザドス「ガァァァァッ!!!」


背中から地に打ち付けられたアザドス



ゆっくりと立ち上がるアザドスにヤンマキングは再び突進


命中し吹っ飛ばされたアザドス


転がり込んで受け身を取るアザドス



アザドス「グッ・・・フッ!?」


旋回して再び突撃を試みるヤンマキング



アザドス「デヤッ!」


咄嗟に回避して左腕で尻尾を掴む



アザドス「オォォォッ!!!」


右手も使用し両手で振り回し地に打ち付けた



これは堪らないヤンマキング


電撃光線を周りに乱射


アザドス「ヌッ!タァッ!」


前転で回避し距離を置くアザドス


ヤンマキングはゆっくりと浮遊、そして逃亡を図ったのか空へと向かう



それを見るアザドスは


アザドス(聖也)「逃がすかよ!」


クリスタルをリヴァーに差し替えて引き金を引く


『アザドスッ!リヴァーッ!』



青い光を纏った後、リヴァーにチェンジしたアザドス


アザドス「・・・デッ!」


ヤンマキングを追跡するため、彼も空へと飛び立った




一方、αはもう片方のヤンマキング相手に少し劣勢気味だった



そこに光子砲が二つヤンマキングに命中



英治「・・・!?」


βとγが駆け付けたのだった



英治「剣斗、加奈・・・!?」



剣斗「へっ、アザドスが来てくれたからこっちの援護に来たぜ!」


加奈「・・・ということです」



英治「そうか、だったらやる事は一つだな」



剣斗も加奈も頷く


英治「再度合体しアームストライカーを使うんだ」


ヤンマキングは突撃してくるが三機とも回避



英治「今だ」


三機は再び合体



剣斗「アームストライカー発射準備オッケー!」


英治「よし、アームストライカー発射・・・!」



発射されたアームストライカーは見事にヤンマキングに命中し爆発



撃破に成功した



そして片方のヤンマキングを追うアザドス



そのまま青い光を纏って徐々に接近



アザドス(聖也)「アザドス・・・シューティングスター・・・ッ!」



そのままヤンマキングに突進し見事に撃破したのだった



煙の中から現れたアザドスはそのまま空へと飛んでいった




〜〜〜〜〜〜〜



一方、山道を走っている一台の車



車内には尚子、大介、巧の姿があった



助手席の尚子がふと空を見つめると白い光が追い抜いていった



尚子「・・・!?」



目でその光を追っていると光は進行方向の森へ着陸した様子だった



尚子はそれを見て運転席の大介に


尚子「大介、あそこに車を走らせて」


そう言われた大介は


大介「えっ?あっち?でも目的地とは少し違う方向だが・・・」


尚子「今謎の光があそこに着陸したの!」



後部座席の巧は


巧「謎の光・・・?」


尚子「いいから!」



大介「あーもうわかったわかった!目的変わっちゃったよ全く!」


尚子「どうせ誰かが発掘した痕がある遺跡よりも今来た光の方が良いでしょ」



巧は窓の外を見つめ


巧「怖いもの知らずだねぇ」



とつぶやいた



車は尚子の指示通り、その場へと向かっていった




〜〜〜〜〜〜〜



一方、任務を終えたARMの隊員たちは作戦室へと戻ってきた



龍太郎は皆を出迎えた


龍太郎「みんな、ご苦労だった・・・だが重要なのは次に現れる最凶の存在だ・・・引き続き気を引き締めてくれ」




ギャロン以外の面々が頷いて各自椅子に座った


勿論、龍太郎も腰をかける



ギャロンはその場に立ったまま龍太郎を見つめて



ギャロン「・・・キャップ、教えていただきたいことがあるのですが」


ギャロンの言葉に龍太郎含む全員がギャロンを見つめた



龍太郎「・・・出撃前に言った事・・・か?」



自分でも心当りがあったように口にする龍太郎


ギャロンはそれに対して頷いて



ギャロン「はい・・・想像していた通りになるとおっしゃっていましたが・・・」



龍太郎は目線を下に向けてから立ち上がって皆に目線を配るようにして



龍太郎「・・・良いだろう、丁度良い機会だ・・・皆に私の過去を少しだけ話そうと思う」



それを聞いた一同は静かになった



龍太郎は聖也を見て


龍太郎「そして聖也、君とは少し前に約束したな・・・君の父の事を話せる時が来たら話してくれと・・・」



聖也は静かに頷いた



龍太郎「・・・その約束、今果たそうと思う」


聖也は少し驚くような表情を見せた




龍太郎「皆には少し前、私が過去にアザドスに助けられた事があると話したことがあったね・・・その話の続きのようなものだ・・・」




〜回想〜




ヤンマキングの大群の前に絶体絶命に直面した龍太郎


その時にアザドスがヤンマキングを一蹴



龍太郎はアザドスを見つめて



龍太郎「光の・・・巨人・・・?」



アザドスは龍太郎を見て優しく頷いてから空へ飛び立ち、空中にいるヤンマキングに向かっていく



アザドスはヤンマキングの大群を撃破し、光となって消えた



呆然とその光景を見る龍太郎



そこへ


「おーい、龍太郎!大丈夫かー!?」


振り返るとそこには聖也に父、大五郎の姿が


龍太郎「だ、大五郎!無事だったのか!?」



大五郎は微笑みながら頷いて


大五郎「あぁ、なんとかな」



龍太郎「まさか・・・お前もあの巨人に助けられたのか・・・?」


すると大五郎は力強く頷いて


大五郎「あぁ、助けられた・・・彼の名はウルトラマンアザドス・・・と言うらしい」



龍太郎は首を傾げ


龍太郎「ウルトラマンアザドス・・・?」


大五郎「そうだ、この宇宙の平和を守るために戦う光の戦士だよ」




龍太郎「・・・宇宙の平和のために・・・か」



すると大五郎は空を見上げ


大五郎「それよりも、今はこの惑星から離脱しよう、とんでもないことが起ころうとしている」



龍太郎「とんでもないこと・・・!?だが、まだ調査は完了していないぞ?」



大五郎「そんな事を言ってる時ではない・・・この惑星が滅ぼされるかもしれないんだぞ・・・!」




すると空から何か音が



空を見上げる二人


龍太郎「今のは・・・!?」


大五郎「まずい・・・もう来てしまったか・・・!」



空から金色の光が落下


土砂が舞い上がる



そしてその土砂の中から姿を見せたのは・・・


ドラゴンのような顔に、両手先までもがドラゴンの顔のような形となっていた


長い尻尾が三方向に向かって生えており、その瞳は赤だった


「ギャララララッ!」



次の瞬間、その宇宙怪獣は両手先から赤い熱線を発射した



瞬く間に森に火の手が回る



龍太郎「緑が・・・失われていく・・・」


大五郎は龍太郎の手を掴んで


大五郎「早く!このままでは死んでしまうぞ!」




手を引かれるようにして二人はそこから離脱、そしてスペースロケットのような機体に搭乗しその星を後にしたのだった






〜〜〜〜〜〜〜



龍太郎「・・・あの時の壮絶な光景は今も忘れられない・・・もし地球に同じ事が起これば・・・」



龍太郎の言葉の続きを代弁するかのようにギャロンが



ギャロン「命はたちまち失われる事となりますね・・・」



聖也は少し下を向いて


聖也「・・・まさかキャップと父も・・・その最凶の宇宙怪獣を目にしていたなんて・・・ゴダインの故郷のみならず・・・」



自然と拳に力が入る聖也



龍太郎は皆を見て


龍太郎「我々が調査していた惑星は脱出からまもなく死の星と化した・・・」



全員が聞き入る中、龍太郎は聖也を見て


龍太郎「・・・君の父を失うのは・・・この直後の事だ・・・」



そう言うと聖也は龍太郎を見つめ



聖也「・・・聞かせてください、何があったのかを・・・!」



聖也の瞳を見た龍太郎は静かに頷いたのだった





〜〜〜〜〜〜〜



森林を進む尚子、大介、巧



そして前方に隕石らしき物を発見


大介「落下してきたのはあれか・・・だがあの大きさの隕石で大気圏を突破してきたなんて・・・ただの隕石じゃなさそうだな」



尚子「・・・うん、そうね・・・何か秘密がありそう・・・」



その隕石に向かって少し近付こうとした三人



すると隕石の中から白い服に白髪の人間に近い姿の女性が姿を見せた



すぐに草陰に身を潜める三人



巧「宇宙人・・・宇宙人だよ・・・!」


小声で二人に言う巧



大介「見ればわかるって・・・」


謎の女性は隕石から少し離れて青色広がる空を見つめて



「・・・良い色・・・なんとしても守らなきゃ・・・」


小声で尚且つ優しい声色でそう口にした



そして何かを握った右手を見つめ、また小声で



「・・・力を覚醒させられる者に・・・これを託さなきゃ」


とつぶやいた


なんとその女性が握っていた物はアザドスクリスタルと同じ形をした石であった



それを見た尚子は


尚子「くっ、クリスタル・・・!?」



あまりに突然の事で少し声が大きくなってしまった



すると謎の女性は三人のいる草陰を見つめる



「誰かいるの?」


ビクッとする三人



巧「やばいって、見つかったら殺されるんじゃねぇの・・・!?」


大介「このままやり過ごすしかないんじゃ・・・」



謎の女性はゆっくりと足を進めてくる



巧「あぁぁぁヤバイって!」


声を押し殺しながら言う巧




すると尚子は草陰を飛び出しその女性の前に立った



大介と巧が驚き、そしてその女性も警戒した


尚子は真っ直ぐ女性を見つめる




向かい合ったまま動かぬ両者



この女性の正体は?


そして尚子たちの運命は・・・!?



〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく


〜次回予告〜

聖也「キャップの口から語られる父の死・・・まさか最凶の存在が関与していたとは驚いた・・・」

龍太郎の過去、そしてアザドスと最凶の存在の関係

聖也「・・・って、尚子たちは謎の女性と一体何を!?」

研究室で謎の女性と言葉を交わす尚子たち、彼女の目的とは何か?

聖也「そしてとうとう来たぜ・・・最凶の宇宙怪獣が!!!」

最凶獣ギドラルゴン襲来!ARMの総力とアザドスの力を合わせて戦え!

聖也「次回、【最凶獣襲来】・・・今まで感じたことのない気配、だが諦めない!」
0
投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第24話 A

悪感情に支配された凶悪怪人オドが地球へと襲来した



表の顔と裏の顔で性格が変わるという相手にARMは苦戦を強いられる


そしてその戦いの最中に聖也が負傷してしまう


英治はその事に深く責任を感じていた


一方でギャロンもギャロドクスの決定打に欠ける攻撃力を補う事に専念していた




病室で横たわる聖也を見つめる英治



すると聖也が目を覚まし英治と少しばかりの言葉を交わす



英治はそこで聖也の言葉に胸を打たれた



聖也「英治の腕、それに皆の力を合わせれば倒せる・・・ぐっ」



口にした後、左腕を抑える聖也



英治「・・・そこまで信用出来るのか?俺の腕を」


聖也は痛みに耐えつつ


聖也「・・・実際、射撃の腕一番だし・・・そりゃ信用するでしょ・・・」




そして再度現れたオド



作戦室に会する聖也たち



英治「援護は頼んだぞギャロン・・・聖也」



新入り呼ばわりから名を呼んでくれた英治



そして、リベンジの時、聖也もアザドスに変身して立ち向かう



そしてギャロドクスも登場し見事な連携を炸裂させる



ギャロドクスは右腕にアームマイトを纏って攻撃力を補った



そしてオドを撃破した一同



龍太郎「・・・やったな、英治」


英治「はい・・・ミッション完了・・・」


サングラスをゆっくりと外し龍太郎を見て少し微笑んだ




〜〜〜〜〜〜〜



一方、その頃地球から遠く離れた宇宙空間では・・・




「カァァァキィィィッ!!!」


数え切れない昆虫怪獣が飛行している


その昆虫怪獣の向かっている先・・・




それは地球だった



〜OP〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope



〜〜〜〜〜〜〜


すっかり夜となった地上



ARMの作戦室に集まった一同



龍太郎「みんな、今日はご苦労だった・・・しかしギャロン、ギャロドクスにアームマイトが装備できるとは思わなかったぞ」



そう言われたギャロンは


ギャロン「少しでも攻撃力を補うには、あれが一番有効かなと考えていました」



横に立っていた聖也は


聖也「いや、でも本当にすごかったぜ」


ギャロン「ありがとうございます」



そう会話してると龍太郎は


龍太郎「次なる戦いもある、皆今日はゆっくり休んでくれ、以上」



そう口にされ、皆が作戦室から退室していった




〜〜〜〜〜〜〜


一方、宇宙空間では・・・



昆虫怪獣の大群が刻一刻と地球へと近づいていた



その昆虫怪獣の大群の真後ろを飛行する白い光



この光の正体とはなんなのだろうか・・・?




〜〜〜〜〜〜〜


翌日、太陽もすっかり昇って明るくなった空



作戦室に入室する龍太郎


すると既にギャロンが


龍太郎「ギャロン、もういたのか・・・」


するとギャロンは龍太郎を見て


ギャロン「キャップ、宇宙から地球に向けて多くの生命反応が確認できます」



龍太郎「なんだって・・・?」


ギャロン「ついさっき感知出来たものです・・・衛星映像も出せます」


龍太郎「見せてくれ」



モニターに映し出された映像


それを見た龍太郎は驚愕の表情を浮かべた


龍太郎「・・・これは・・・!」


ギャロンはその反応を示す龍太郎を見て


ギャロン「・・・キャップ?」


龍太郎はモバイルを取り出して


龍太郎「ARM隊員に告ぐ、至急作戦室に集合!繰り返す、至急作戦室に集合!」



モバイルをしまう龍太郎にギャロンは


ギャロン「キャップ、何か心当りがあったのですか?」


龍太郎はギャロンを見て


龍太郎「・・・私が想像していた通りの事が起ころうとしている・・・」



ギャロン「・・・それは?」



龍太郎は少し目を逸らして


龍太郎「・・・今は一刻を争うとき、格納庫の作業員に準備の指示を」



ギャロン「・・・はい、わかりました」


そう濁され詳しくは聞けなかった


【来たるべき前兆】


やがて昆虫怪獣の大群の目にも地球が確認出来るほど迫っていた





作戦室に入室してきた聖也、加奈、剣斗、英治の四人


剣斗「今度は何が?」


龍太郎は四人を見つめて


龍太郎「前兆が来たんだ・・・」



そう言われた四人


聖也「まさか・・・バフールが言ってた前兆の事ですか?」


英治「昆虫怪獣の大群・・・か」



龍太郎は頷いてから


龍太郎「早急に撃滅し最凶の存在を迎撃する準備まで進めておかなくてはならない、みんな心してくれ!」



頷く一同


龍太郎「ARM、出動!」



「オッケーキャップ!」


防具、ヘルメットを装備し退室する隊員たち


そしてギャロンも退室


龍太郎は椅子に座って



龍太郎「・・・最凶の存在は・・・やはりあの巨大生物と見て間違いなさそうだな・・・」


そうつぶやいたのだった




〜〜〜〜〜〜〜


空を行くアームトリニティとアームスター



アームトリニティには英治、剣斗、加奈の三人


アームスターには聖也とギャロンが搭乗していた



英治はモバイルで


英治「では宇宙に向けて出発する、ギャロンたちは地球に侵入する昆虫怪獣を頼む」



ギャロン「わかりました、気を付けていってらっしゃいませ」


アームトリニティのみが大気圏突破可能なので宇宙での戦闘はアームトリニティが行うこととなった




英治「大気圏突破、エンジン切り替え」


剣斗「スペースエンジンにチェンジ!」



大気圏突破に成功したアームトリニティ



レーダーを見る加奈


加奈「生命反応が多数確認できます、まもなく接触します」



英治「行くぞ・・・ミッション・スタートッ・・・!」



さらに宇宙空間を進むアームトリニティ




前方に昆虫怪獣の大群を目視した英治


英治「あれが・・・昆虫怪獣の大群・・・?」



その数はとても数え切れるものではなかった



アームトリニティよりも少し小さなトンボ型の怪獣、ヤンマリトルの姿である



剣斗「やるしかないぜ、英治!」



英治「わかっている・・・先手必勝だ、アームストライカーだ」


アームストライカーを発射しヤンマリトルの半数を撃滅させることに成功した



加奈「・・・反応はまだ多数残ってます」


加奈の口にした次の瞬間、爆煙を引き裂くようにヤンマリトルの大群が突撃してきた



剣斗「やべぇって!回避だ回避!」


英治は操縦桿を横に倒してなんとか回避



突撃していたヤンマリトルはそのまま地球へと向かった



それを見ていた剣斗は


剣斗「やっべ!地球に侵入させちまう!」


英治は咄嗟にモバイルを取り出して


英治「聖也、ギャロン!地球にも行ったぞ・・・!すまないが任せた」




アームスターのコックピットでは


聖也「なーに、もしもの時のアームスターだ!任せろ!」


後ろのギャロンは


ギャロン「万が一の時はギャロドクスも出しますのでご安心を」



聖也「おぅ、頼りにさせてもらう!」



すると空の彼方からヤンマリトルの大群が


聖也「来たか・・・行くぞギャロン!」



ギャロン「了解!」


アームスターはそれを迎え撃つように向かっていった




宇宙空間でヤンマリトル相手に光子砲を発射するアームトリニティ



戦闘が続いていると加奈がレーダーを見て


加奈「・・・二つ大きい反応が接近しています」



剣斗「大きいの・・・!?」



英治は前方を見て


英治「・・・なるほど、あいつらか」



英治が見つめる先を目で追う剣斗



そこには二体のヤンマリトルより大きい昆虫怪獣、ヤンマキングが姿を見せた



剣斗「はぁっ!?相対的に見てるからなのかすげぇでかく見えるな・・・!」



英治「地球へと進路を向けつつ攻撃続行だ」


加奈「了解」



アームトリニティは地球に帰還しつつ昆虫怪獣の大群を相手にしていた




そしてアームスターもヤンマリトルを相手に躍動している


光子砲で次々ヤンマリトルを撃墜していく



しかし数匹が地上へと向かっていた



それを見たギャロンは


ギャロン「聖也さん、操縦は任せました!私はギャロドクスを使います!」


聖也「わかった!」


モバイルを出したギャロン



ギャロン「リアライズ!ギャロドクス!」


地上、民家から離れた森林地帯に出現したギャロドクス


ギャロドクスは向かってくるヤンマリトルを見て



ギャロン「今度はこれを使ってみましょう、アームファイヤー、武装!」


右腕にバーナー型の武器、アームファイヤーが装備されたギャロドクス


右腕を向けて火炎放射を放つ



ヤンマリトルを順調に撃破していく




そしてアームトリニティも地球へと戻ってきた


その後ろには二体のヤンマキングが


さらにその後ろをさり気なく飛行していた謎の白い光はその場から離脱するように別方向へと飛行していった




英治は二人に


英治「ここから分離して攻撃だ」


剣斗「オッケー!」

加奈「了解」


二人は移動を開始



英治「行くぞ・・・!」



三機に分離したアームトリニティ


英治「片方はなんとか俺が時間を稼ぐ・・・もう片方は頼んだ」



剣斗「わかった、無茶はするなよ!」


βは光子砲で片方のヤンマキングを攻撃



ヤンマキングはβに向けて飛行


剣斗「よしよし、気は引いた・・・加奈、行くぞ」


加奈「了解です」



βとγはヤンマキングを引きつけるように飛行



αはもう片方のヤンマキングを相手にしていた



光子砲で攻撃するも特にダメージは見受けられない



英治「そう簡単には行かないということか・・・ならばアームマイト、装備」


アームマイトを装備した英治


英治「これならどうかな」


ガトリングを放ち命中させるヤンマキング


今度はダメージを与えられた様子




一方、βとγはヤンマキングを相手にしているも少数のヤンマリトルが接近してきていた


加奈「妨害ですか、このままでは厳しいですね」


剣斗「あぁもう!囲まれたらどうしようもないぜ・・・」



それを遠くから見ていた聖也


聖也「二人が危ない・・・!」


アームスターは光子砲でヤンマリトルを撃墜させながら接近


それを見たヤンマキングは口から電撃光線を発射



命中したアームスター


聖也「くっ・・・ギャロンすまねぇ!攻撃が命中して飛行は不可能になった、着陸するぞ!」



ヤンマリトルをある程度倒したギャロドクス



ギャロン「わかりました」


着陸したアームスター


コックピットから降りた聖也は空で繰り広げられる戦闘を見つつアザドスティックを手にした


アザドスクリスタルをセット


『ウルトラマンッアザドスッ!』


聖也「ファイトッ!アザドォォォス!!!」


光に包まれ変身を遂げる聖也



登場ポーズを経て空を見たアザドスは飛び立つ



残り僅かとなったヤンマリトル目掛けアザドスは突撃していくのだった




Bへつづく
0
投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第23話 B

病室のベッドで横たわる聖也


それを見つめる隊員一同



龍太郎「命に別状はないみたいだが・・・少しの間安静にしてないといけないな」



龍太郎の言葉に英治は聖也から少し目を背けるようにした


龍太郎「・・・だがまだあの宇宙人、オドは姿を消しただけに過ぎない・・・我々が今すべき事は次に現れた時のために警戒態勢を続けること・・・作戦室へと戻るぞ」


剣斗、加奈、ギャロンの三人が頷く中、英治は頷きはしなかった



退室する龍太郎、続いて剣斗と加奈とギャロンも退室



英治は最後に残って聖也の顔を見て


英治「・・・俺が冷静さを欠いたのが原因だ・・・でなければこんな事には・・・」


悔やむ英治、最後に


英治「・・・本当にすまない・・・」


それだけ言い残し退室したのだった



〜〜〜〜〜〜〜


そして作戦室に集まった聖也以外のメンバー


龍太郎「ギャロン、ギャロドクスの装備の件はどうだ?」



ギャロン「順調に作業は進んでいますよ、あと5時間もあれば完了するかと思われます」



ギャロンの言葉を聞いて龍太郎は頷き


龍太郎「よし、じゃあギャロンは引き続き作業を進めてくれ」



ギャロン「了解です」


ギャロンはそう言って退室



椅子に座っている他の隊員を見て龍太郎は


龍太郎「次にあの宇宙人に関してだが・・・」


すると英治が真っ先に立ち上がり


英治「次は引けを取りません・・・」


そう口にすると剣斗は英治に


剣斗「そうは言ってもオドは強敵だ、攻撃が簡単に弾かれてしまう・・・なんとか隙を作り攻撃を加えるってのを・・・」


言葉を遮るように英治は


英治「そんな事は百も承知、今度は冷静に相手の動きを見極め攻撃をする・・・」



加奈は英治を見つめて


加奈「いつもと様子が違うように思えますが、もしかして少し焦ってるのではないでしょうか?」


英治「・・・馬鹿な」


鼻で笑うように口にした英治


すると加奈は

加奈「・・・聖也さんが負傷した事、負い目に感じているのでは?」


英治は少し動揺したのか、目を泳がせた



剣斗「・・・冷静さが専売特許みたいなお前が、珍しくないか?」



龍太郎は何も言わず、事の行方を見守るようにしている


英治は振り向いて加奈を見て


英治「俺がしっかり相手の動きを考慮し攻撃を実行していれば新入りはあんな目に合うことはなかったんだ・・・今回の戦いの責任は自分にある・・・」



剣斗「・・・らしくないねぇ、だったらウエボルトの時のように力を合わせ今回も危機を打破すりゃいいだけの事じゃねぇか」


英治「・・・言うだけなら誰でも出来る・・・実行出来るかは別の話だ」



剣斗は立ち上がって


剣斗「いつもと違って少し控えめだな・・・パトロールは俺と加奈でするからゆっくり休んどけ」


肩を叩いて退室する剣斗


加奈も椅子から立ち上がって退室



英治は一息吐いて椅子に腰をかけた



龍太郎は二人が出ていくのを見てから英治に


龍太郎「・・・パトロールはあの二人が出発したことだ・・・剣斗の言う通り少し休んだらどうだ?」



英治は龍太郎に背を向けたまま


英治「・・・申し訳ありません」



そう言ってから立って退室した



作戦室の扉が閉まり、扉の前で足を止めた英治


英治「・・・次は引けを取らない・・・だが・・・」



英治は右手を握り締めると


英治「この違和感は一体・・・」



そう口にしてから廊下を歩いていく




一方、剣斗の加奈が搭乗するアームスターがパトロールを行っていた



コックピット内で剣斗は加奈に


剣斗「・・・しかしよく英治の異変に気付いたな、そういうの得意なのか?」


加奈「・・・得意不得意と言いますか、昔に染み付いた観察眼みたいなものです」



剣斗は苦笑いして


剣斗「ちょっと怖いな・・・ん?俺はどっか変わってない?例えばイケメンに」


すると加奈は即答



加奈「いつもと一緒です」



剣斗「あぁそうかい即答かい」





〜〜〜〜〜〜〜



英治はその頃、病室へと入室し聖也の顔を見つめている



英治「・・・次こそは必ず・・・倒す・・・」


そうつぶやくように口にして、背を向けた英治




「・・・英治」


英治の耳に届いた自分を呼ぶ声、振り向くと聖也が薄らと目を開けて英治を見つめていた



英治は少し寄り添って


英治「新入り・・・申し訳ない・・・俺が冷静さを欠いたせいだ・・・」


聖也はゆっくりと首を横に振って


聖也「いいや・・・気にすることはないだろ・・・」



英治は少し下を向き


英治「しかしそれでは・・・俺はまた同じ過ちを繰り返してしまうのかと・・・」



すると聖也は上半身を少し起こして


聖也「迷ってるな・・・俺の目から見ると・・・」


英治は聖也の顔を見て


英治「・・・迷ってる?」



聖也「命を奪うために武器を握るようなやつに負ける訳には行かないんだろ?だったら答えは一つだろう・・・次、倒せばいい」



英治「・・・剣斗にも言ったが、言うだけなら誰でも出来る・・・」



聖也は英治を一点に見つめて


聖也「だって倒せるとしか思ってない・・・」



英治「・・・それは何故だ・・・?」



聖也「・・・英治がいるから」



英治「・・・!?」



聖也「英治の腕、それに皆の力を合わせれば倒せる・・・ぐっ」



口にした後、左腕を抑える聖也



英治「・・・そこまで信用出来るのか?俺の腕を」


聖也は痛みに耐えつつ


聖也「・・・実際、射撃の腕一番だし・・・そりゃ信用するでしょ・・・」




〜〜〜〜〜〜〜


夕日に照らされる市街地、突如出現したオド



オド「さぁて!苛立ちは破壊でしか解消出来ねぇってこと!」


光弾を連射し建物を次々と破壊していく





病室にいる英治のモバイルが鳴る


英治「こちら英治・・・」


相手は龍太郎だった


龍太郎「オドが出現し街を破壊している・・・ただちに出動する」


英治「了解」



すると聖也はベッドから退き始める


英治「・・・おい、その身体で」


その言葉を遮るように


聖也「いいや、こんな傷どうってことはねぇ・・・俺も戦わせてくれ」


隊員服を着た聖也を見て頷く英治



作戦室に着いた二人、そこには龍太郎とギャロンの姿が


龍太郎「聖也!?お前はまだ・・・」


聖也「大丈夫ですよこんな傷、だって英治がいるわけですし」



龍太郎「しかし・・・」


龍太郎の肩に手を置くギャロン


ギャロン「聖也さんは私と共に地上で・・・心配ありませんよ」



龍太郎「・・・そうか、ならば一緒に戦ってくれ」


聖也「了解!」


龍太郎「英治は私と一緒にアームトリニティ、ギャロンと聖也は地上から攻撃だ!」



「オッケーキャップ!」


英治はギャロンと聖也を見て


英治「援護は頼んだぞギャロン・・・聖也」



頷くギャロン


聖也「・・・おう!」


聖也は微笑みつつ返事をした



龍太郎「ARM、出動!」




現場では暴れるオドに攻撃を加えるアームスター



剣斗「今度は逃がさねぇぞ!オド!」



攻撃を受けても怯まないオド


オド「ほう!来たな邪魔者ども!今度こそ捻り潰してくれる!」



そこへアームトリニティも到着



龍太郎「攻撃開始だ!」


英治「了解・・・ミッション・スタートッ!」


アームトリニティも光子砲で攻撃



一方、地上でもアームロディーが到着し聖也とギャロンが降車


聖也は左腕を抑えつつオドを見て


聖也「野郎、いい気になりやがって・・・」



ギャロンは聖也を見て


ギャロン「・・・本当に戦えるのですか?」


聖也はギャロンを見て力強く頷いた


聖也「あぁ・・・援護は任せろ」



ギャロンはその言葉を聞いて


ギャロン「わかりました、では聖也さんはここからお願いします!」


そう言ってその場を離れたギャロン


聖也「・・・よっしゃ、英治!力貸すぜ!」



アザドスティックにクリスタルを差し込んだ聖也


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』



聖也「ファイトッ!アザドォォス!!」



登場するウルトラマンアザドス



オドはアザドスを見て


オド「おっとぉ!これは楽しませてくれそうな邪魔者だなぁ!」



アザドスは構えて


アザドス(聖也)「お前が何者なのかは知らないがその邪気、それはお前の物か?」



オド「ん?これは授かったんだよぉ!俺が破壊を楽しむためになぁ!」


走り込んでくるオド


アザドス「デヤッ!」


アザドスも引き合うようにダッシュ


接近して肉弾戦を展開


アザドスは左腕を極力使わないようにしている



それを見ていたギャロン


ギャロン「負傷していてはまともに戦えませんからね、お手伝いします!リアライズ!ギャロドクス!」



召喚されるギャロドクス



アザドスにパンチを浴びせるオド、さらなる攻撃を加えようとするとギャロドクスが横から掴みかかる



オド「んなっ!?」



アザドス(聖也)「ギャロドクス!」


ギャロドクスはアザドスを見て頷くとオドにパンチを二発とエルボー一発喰らわせ突き放す



並ぶ二人の戦士


オド「二人かぁ!いいぜぇ!少しはストレス発散させてくれよぉ!」


光弾を連射するオド


アザドスは横へ飛び込んで回避、ギャロドクスは腕を交差させて防御



アザドスは受身を取ってからアザドウム光輪


オドはそれを右腕で弾いてダッシュ


アザドスに向けてパンチをするも右手で受け止められる


アザドス「ダァッ!」


左の膝蹴りを喰らい引き下がるオド、ギャロドクスの左手のパンチもさらに喰らう



よろめいた所をアザドスの右足での回し蹴り


転がり込むオド



ゆっくりと立ち上がり


オド「ほう!こうなったらもっと楽しむしかないねぇ!」


フェイスチェンジしたオド


背中のロッドを手にして


オド「さぁ!快感を!」


ダッシュしてくるオドを警戒するアザドスとギャロドクス



打撃をそれぞれに一発喰らわせ怯ませる


アザドス「ガァッ!」


オド「そぉぉぉれぇぇッ!」


横薙ぎの一撃で突き飛ばされる



倒れ込むアザドスとギャロドクス



オド「こんなもんじゃないでしょぉ!?もっと来れるでしょう!?」


すると横から光子砲を喰らうオド


オド「ん?」


見た先にはアームスターとアームトリニティ


剣斗「悪いが相手はこっちにもいるぜ!!」



引き続き光子砲で攻撃する二機


ロッドで全て弾くオド



英治はコックピットからアザドスとギャロドクスを見て


英治「・・・ギャロン、アザドス・・・!」


立ち上がるギャロドクスとアザドス



アザドス(聖也)「武器には武器!全力で行かせてもらう!」


クリスタルをウエポンにチェンジ


『アザドスッ!ウエポンッ!』



ギャロン「そういうことなら、こちらもとっておきを!」


モバイルに向かってギャロンは


ギャロン「装備!アームマイト!」


すると転送されたアームマイトがギャロドクスの右腕に



アザドス(聖也)「えっ、なんだそれ!?」


ギャロン「ギャロドクスの決め手に欠けていた攻撃力を補えるものです」


開発していたものだと思わせるギャロドクスの武装



龍太郎はそれを見てから


「総員!ウルトラマンアザドスと連携しオドを撃滅するぞ!」


「オッケーキャップ!」


アザドスはランサーを手にダッシュ



オド「いいねぇ!楽しくなってきた!」


壮絶な武器を攻防戦


オド「そぉれぇ!」


ロッドの攻撃をジャンプして回避するアザドス


すると今度はギャロドクスがガトリングを放ちながら接近


オドは弾くことが出来ず咄嗟に防御



アザドスは空中から


アザドス(聖也)「アザドスッ!ストレートランサーッ!」


攻撃を仕掛ける


オドはそれをロッドで跳ね返す



アザドスは跳ね返ってきたランサーを右手でキャッチ


アザドス(聖也)「まだまだぁ!」


額を一度だけなぞって今度はスラッガーに


着地して構えるアザドス



アームスターの牽制攻撃


オドはそれを前転で回避


起き上がってアームスター目掛けてロッドを振るおうとしたその時



ギャロドクスはアームマイトを腹に添えて零距離射撃


オド「ぐあっ!?」


怯んでよろめきながら下がるオド


ギャロドクスを前宙しながら飛び越えるアザドス


その回転の勢いでスラッガーを振り下ろす


オドはロッドを横にして受け止めようとする


アザドス「デェェェェヤァァァッ!!!」


ロッドを真っ二つにしオドに斬撃を喰らわせた



オド「ば、馬鹿な!?」


引き下がってロッドを見るオド


アザドス「ハァァァァッ!!!」


次にアザドスはオドの腹をスラッガーで斬り付ける


オド「ぬっ!?」


アザドス(聖也)「とどめ・・・今だぁぁぁぁッ!」


スラッガーを放し横へ飛び込むアザドス


するとオド目掛けて一直線のアームトリニティ



龍太郎「発射準備よし!」


英治「アームストライカー・・・発射・・・!」



発射されたアームストライカー、狙い違わずオドに命中



オド「こっ、こんなところでッ!馬鹿なぁぁぁぁ!!!」


邪気が抜けていきつつゆっくり倒れ爆発を起こした



夕日をバックに立つアザドス、その横へ歩み寄るギャロドクス



アザドスはギャロドクスを見て一つ頷いて飛び立っていく


ギャロドクスもそれと同時にゆっくりと消えていく



アームトリニティのコックピットでは


龍太郎「・・・やったな、英治」


英治「はい・・・ミッション完了・・・」


サングラスをゆっくりと外し龍太郎を見て少し微笑んだ




〜〜〜〜〜〜〜



一方、その頃地球から遠く離れた宇宙空間では・・・




「カァァァキィィィッ!!!」


数え切れない昆虫怪獣が飛行している


その昆虫怪獣の向かっている先・・・




それは地球だった





〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく


〜次回予告〜

龍太郎「宇宙から昆虫怪獣の大群が地球に向かっているとの情報・・・それにあの昆虫怪獣にも覚えがある」

ヤンマリトルとヤンマキングの襲来、迎え撃つARM

龍太郎「私が宇宙で目にした事、話す時が来たのかもしれない・・・」

龍太郎の過去、何があったのか?そしてアザドスとの初対面の時の秘密!?

龍太郎「このまま地球は本当に最凶の存在に滅ぼされる?そんな事は我々が阻止するしかない」

一方、尚子たちは謎の隕石を調査に、その先で出会った謎の女性とは?

龍太郎「次回、【来たるべき前兆】・・・ARM、出動だ!」
0
投稿者:執筆:A

ウルトラマンアザドス 第23話 A

宇宙から飛来したドルギルスの能力の前にアザドスは敗北した


エネルギーを使い果たしたと思われるドルギルスは地中へと姿を眩ませた



負傷した聖也と話すギャロン、そこで彼の考えが露呈された


ギャロン「・・・聖也さんから見て私はどう写ってるのでしょうか?」



聖也「・・・どうって・・・ARMの一員・・・ってこと?」


聖也「そうだなぁ・・・すごい兵器作る事が出来るとか射撃のアドバイスが上手い・・・とか?」


聖也はそう返した、しかし次の瞬間にギャロンは



ギャロン「今聖也さんがおっしゃった事、その全て私がアンドロイドだから出来る事なのではないでしょうか?」


ギャロン「・・・私があの時ギャロドクスを操縦すればあの怪獣に勝てたかもしれない!アザドスが倒れずに済んだかもしれない!」


ギャロン「私はあの時、皆さんが苦労するギャロドクスの実験を見ていて、やはりこれは私が操縦しなければと思いました、私はテストしなくても大丈夫・・・でも何故大丈夫なのでしょうか?それは私がアンドロイドだからです、私は何故アンドロイドなのでしょう?どのような理由を持って私は作られたのでしょうか?」



自分がアンドロイドであることをまるで負い目と感じているようにそう口にした



聖也はそんなギャロンに頭突きをする


聖也「屁理屈ばっかり並べやがってこの馬鹿が!ゲシュタルト崩壊してるじゃねぇか!」


聖也「なんだ?自分がアンドロイドである事に負い目を感じてるのか?考えても答えが出ない事があって気に入らないのか?」



ギャロン「・・・答えは導き出されるものです、答えがない事など」



また遮るようにして聖也は


聖也「いくらでもあるんだよそんなもの!答えが見つからない事なんか!」


少し一息入れて


聖也「・・・誰にも言えないけど、俺も答えが出なくて苦労してる事がある・・・でもその答えを見つける前にやるべき事はわかってる・・・まぁそのうち見つかればいいかな程度に考えてないけど・・・」



自分がアザドスであることを言っているのであろう、するとギャロンは


ギャロン「もし見つからなかったら・・・どうするんですか?」



聖也は微笑んで


聖也「・・・その時に次の考え方をすればいい」




聖也の言葉で少し吹っ切れた感じのギャロン



彼は自分がアンドロイドである事からギャロドクスを自分で操縦するしかないと思っていた



だが、他の隊員たちはギャロンたちには内緒で操縦テストを行っていた



それを見たギャロンは



ギャロン「・・・私は皆さんを誤解していたようです、皆さん私がアンドロイドだからと全て押し付ける人間かと・・・」

皆を前にしたギャロンは




ギャロン「いいえ、謝るべきはこちらです・・・ギャロドクス操縦の障害は・・・私の思考だったようです・・・皆さんの頑張りに私は応えなくてはなりませんね」




そして再び出現するドルギルス



聖也は変身しドルギルスにリベンジ



それを見ていたギャロンもギャロドクスを呼び出す


見事な連携攻撃もあって無事にドルギルスを撃破することに成功したのだった




モバイルを見つめるギャロン、そこへ聖也が戻ってきた



聖也「よっ、ギャロン・・・ギャロドクス大活躍だったな」



ギャロンは目線を聖也に変えて


ギャロン「聖也さん・・・ありがとうございます」



聖也「ん?何故礼を・・・?」



ギャロン「色々とありましたからね・・・本当に」



聖也「・・・うーん、そうだな」


アームロディーに乗車しようとする聖也



ギャロン「あの、聖也さん・・・お返しと言っちゃなんですが」


呼び止められた聖也は


聖也「ん?なにかあるの?」


ギャロンは聖也を見つめて


ギャロン「聖也さんが言ってた誰にも言えない答えが見つけられない事・・・言えるようになったらで良いので教えてください・・・私もあなたからたくさんの言葉をいただいたので・・・」


聖也は少し慌てるように


聖也「そそ、そっかぁ・・・うん、いずれ言うかもな」


そう言って乗車した



ギャロンはその後、彼には聞こえないような声で


ギャロン「・・・とは言っても、私は知っています・・・今回の戦いで確信しましたので」


そう言って右手を見つめるギャロン



ギャロン「・・・前からまさかとは思ってましたが・・・あなたと同じ感覚でした」



そう言ってアームロディーへと乗車するギャロンなのであった



二人の関係が、かなり違ったものになったのであった




〜OP〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope



〜〜〜〜〜〜〜



【二つの悪感情】



空を行くアームトリニティ



コックピットには聖也と英治の姿があった



聖也は青色が広がる空を見つめて



聖也「・・・今日も良い天気・・・こんな静かな日がいつまでも続いて欲しいもんだが・・・」



そうつぶやくとサングラスをかけている英治は


英治「呑気な事を言ってる場合じゃないぞ新入り・・・まだ最凶の存在の事もある・・・しばらくは油断しない方がいい」



と口にすると聖也は英治の横顔を見つつ


聖也「それはわかっているが・・・確か前兆で昆虫怪獣の大群が襲来だとか言ってたな・・・」



英治「・・・それが前兆ならば、それだけでも脅威になるが・・・」


昆虫怪獣の大群を脅威と感じる英治



すると二人のモバイルに通信が入る



英治「こちら英治・・・」



相手はギャロンだった



ギャロン「こちらARM基地、宇宙から謎のエネルギーが地球へと向かっています・・・急な話ではありますが宇宙へと向かい調査をお願いします」



英治「了解・・・行くぞ新入り」



聖也「了解・・・っていつまで新入り呼ばわりなんだ?」



その問いに英治は返答しなかった



アームトリニティは宇宙へと進路を取った



英治「エンジン切り替えだ」



聖也「スペースエンジンにチェンジ・・・」



大気圏突破し、宇宙空間へと出てきたアームトリニティ



モバイルを手にした英治は


英治「こちらアームトリニティ、無事に大気圏突破に成功・・・エネルギーの現在地を頼む」



ギャロン「了解です」



アームトリニティのレーダーにそれが表示される



聖也「・・・このまま真っ直ぐか・・・」



英治「気を引き締めて行くぞ・・・」



〜〜〜〜〜〜〜


一方、作戦室では



ギャロンが退室しようとした時、龍太郎はそれを見て


龍太郎「ギャロン、どこに行くんだ?」



足を止めたギャロンは振り向かないまま


ギャロン「今地球に接近している物が地球の脅威という時のため・・・少しギャロドクス改良してみようかと思いまして」



それを聞いていた剣斗と加奈も反応を示した


加奈「改良というのはどういうものなんでしょうか?」


剣斗「操縦面だとかそういうことか?」


そう問われるとギャロンは振り向いて



ギャロン「いえ、操縦面はあれが限界なのです・・・」



龍太郎「・・・では、どういった部分を・・・?」



ギャロンは次の一言だけに留めることにした



ギャロン「・・・決め手に欠ける攻撃力・・・その決め手と成りうる装備を・・・ね」



それだけ言うと再び振り向いて作戦室から出て行く



龍太郎、剣斗、加奈は顔を見合わせ


加奈「決め手に欠ける攻撃力を補う物とはなんでしょうか?」



剣斗「また新たに開発するとか・・・?」



龍太郎は少し首を傾げつつ


龍太郎「さぁ、どうだか・・・しかし今は英治たちの状況を見守る他ない、二人も出動準備はしておくように」



二人は頷いたのだった




〜〜〜〜〜〜〜



そして宇宙空間



レーダーを見る英治


英治「さて・・・そろそろ・・・だな」



聖也は前方を見ると


聖也「・・・ん?あれか?」


英治はそれを聞くと前方に目をやる



前方からは赤みの強い紫色の流れ星のような物が




英治「様子見をする余裕はなさそうか・・・?」



そう口にし、接近する互い


すると突然、相手から赤い火炎弾を発射された



英治「!?」


聖也「危ない!!」


咄嗟に回避するアームトリニティ


その横を通過する流星


真っ直ぐ地球へと向かっている



英治「是非もなし・・・敵意を感じた」


聖也「とにかく追わないと、地球への侵入を許しちまう・・・!」



旋回流星を追跡するアームトリニティ



しかし追いつく気配がない


英治「速度は向こうの方が上ということか・・・仕方ない、攻撃でなんとか牽制する他ないな」



光子砲を放ち見事流星に命中させた



少し不安定な飛行になった後、反撃の火炎弾を二発放ってきた



これを難なく回避したアームトリニティ



流星は大気圏突入のため燃え上がる



英治「くっ、侵入阻止はならずか・・・」



モバイルを手にした聖也


聖也「こちら聖也、謎のエネルギーからの攻撃あり・・・そして、大気圏突入は阻止出来ずです・・・落下予測地点・・・C05ポイント・・・!」




アームトリニティも大気圏突入



作戦室では龍太郎が二人に指示を出す


龍太郎「剣斗はアームスター、加奈はアームロディーで地上で避難活動、終わり次第攻撃に移ってくれ、ARM出動」



「オッケーキャップ!」




そして山間部、民家が少しある場所に落下した流星



そこへ追いつくアームトリニティ



煙の中から荒々しい動きを見せつつ出てきた一人の巨大宇宙人が姿を見せた


背中にロッドのような棒を抱え、少し太ましい体格に上半身が深緑、下半身が黒色


怒りを表したような顔をしていて、後頭部にも顔らしきものが・・・


これがオドである



オド「ここが地球かぁ!早速暴れさせてもらうぜぇ!」


口調も荒々しいオドを見た英治たちは


英治「ミッション・スタート・・・ッ!」



光子砲で攻撃を開始した



命中するオド


オドはアームトリニティを見て


オド「チッ、邪魔者がいるってか!まぁ楽しませてくれるならそれなりの馳走はしてやる!!」



右手を突き出し光弾を発射



回避するアームトリニティ



英治「新入り、分離だ・・・」


聖也「えっ、でも二人では・・・」



英治「心配ない、βとγは合体させたままで良い・・・」



聖也「・・・そういうことなら、わかった!」


聖也は移動開始



英治「・・・行くぞ、分離・・・!」


英治が搭乗しているαだけが分離

βのコックピットには聖也が



βとγは合体状態のまま聖也が操縦する




二機は攻撃開始


オドは腕を交差させて防御



腕を下ろして


オド「こうなれば俺も少し力を解放するとしようかぁ!!」


両手を握り締めると紫色の邪気が纏われていく



それを見ていた聖也は


聖也「あの邪気・・・まさか・・・!?」



それはゴダイン、ウエボルト、ラビンガの時に見たあの紫色の邪気そのものだった



聖也「あいつも悪感情を前面に・・・!」



オドは光弾でβの方を狙う


回避すると聖也は


聖也「とにかく今は食い止める事に集中するしかなさそうだな」



光子砲を放つβ


オドはそれを左手で弾く


背後から接近するα


英治「隙だらけだ・・・」


光子砲を見事背中に命中させる


オド「うおっ!?」


少し前屈みになったオド



咄嗟に振り向いて光弾を発射


難なく回避するα



そしてアームスターも現場に到着



剣斗「到着!こっからは俺も参戦させてもらうぜ!!!」



地上ではアームロディーを降車した加奈が避難活動を行っていた




英治はモバイルで


英治「三機で同時攻撃するぞ」


剣斗「おう!」


聖也「わかった!」


オドは三機を順番に見て


オド「けっ、小さいのが増えたってかぁ?」


三機に光弾を発射



三機はそれぞれの方向に散らばるように回避



オド「!?」



英治「今だ」


左からアームスター

右からβとγ

正面からα



それぞれ光子砲を発射


さすがに三方向は防げず攻撃を受けるオド


少し後ろに引き下がり下を向くオド


オド「・・・それなりの馳走はさせてもらうと言ったからなぁ」



顔を上げたオドは顔に左手を添えた


オド「フェイスチェンジすれば楽しめるだろうからなぁ!」


そう言うと左手で顔を少し左へと動かすと顔が時計回りに180°回転


後頭部にあった顔が正面に来たのだ


さっきとは違って喜々を思わせるような表情の顔が



オド「・・・久しぶりの正面ー!!!」


話し方も先ほどの荒っぽさが嘘のように子どもっぽい明るさのような感じに


それを見ていた一同



剣斗「げっ、なんだあいつ!?」


聖也「これは一体・・・」



英治「性格が変わった・・・二重人格・・・!?」



オドは三機を順番に見て


オド「戦いこそ僕にとって最大の快感!楽しませてよ?」


背にあるロッドを引き抜き右手に持つ



英治はモバイルで


英治「もう一度同時攻撃だ」


聖也「了解」


剣斗「お、おう」


三機は同時に光子砲を発射



オドは横薙ぎでまとめて弾く


聖也「なんだと・・・!?」



オドは次にロッドをαに振るう


英治「!!」


なんとか回避したα


オド「おぉ!今のはよく避けた!」



英治「ふざけるな」


旋回して光子砲を連射


オドは難なく全て弾く


オド「悪くない攻撃・・・でもやっぱり武器というのは最大限に引き出してあげなきゃ」



それを聞いた英治は


英治「・・・最大限に引き出してあげる・・・?」



オドの背後に接近するβ



聖也「今だ・・・!」


光子砲を発射するβ


オド「・・・!」


咄嗟に振り向いて光子砲を弾くとそのまま叩くようにロッドを振るった



命中したβとγは煙をあげる


聖也「くっ・・・このままでの飛行は無理か・・・!?」



英治はそれを見て


英治「新入り・・・」


オドに目線を変えて光子砲を放つ



オドは振り向いてロッドを使わずに左手で弾く


オド「もっと楽しませてくれないとぉ、僕が出てきた意味を考えてよ!」



英治「さっきも言ったがふざけるな・・・そんな事のために武器を握るやつに負けるわけには行かない・・・!」


光子砲を顔面目掛けて発射


オドは左手で弾く



英治「・・・くっ」


オドの横を通過し旋回するα



オドはαを見て


オド「がっかり」



その一言に英治は


英治「なめるな・・・!」


しかしオドはロッドを背中に、そして顔を回転させ元に戻した



英治「・・・!?」


オド「終わりだぁ」



右手から光弾を発射するオド



それを見ていた聖也は

聖也「英治・・・?まずい、動けぇぇぇぇッ!!」


不安定な飛行のままαを庇うようにして光弾を受けた



聖也「がぁぁぁッ!」



英治はそれを見て


英治「はっ・・・新入り・・・!」



オドは再び狙いをαに定めた、しかし側面からアームスターの光子砲を受け中断



βとγは地上に不時着



オド「つまらん戦いになった、興醒めだぁ」


振り向いて歩き出したオド



オド「退かせてもらう」


薄らと姿を消したオド



英治はオドが消えた場所を見た後、不時着したβとγを見て


英治「新入り・・・!」


αも地上へと着陸



βとγは地上で煙を上げている


そこへやってきた英治、サングラスを外しそれを目に焼き付けている


後ろから加奈もやってきて


加奈「聖也さんの状態を確認しましょう」


加奈が先に機体に駆け寄る


英治「・・・」


英治も無言のまま機体に


コックピットを開けた加奈




そこにはヘルメットが外れ額から血が垂らし気絶している聖也の姿が



加奈は聖也に寄って


加奈「聖也さん、しっかりしてください」


後ろからそれを悔やむ表情を浮かべて見ていた英治



聖也の運命は?


そして姿を消したオドはどこへ?




Bへつづく
0
投稿者:執筆:A

ウルトラマンアザドス 第22話 B

作戦室に入室してきた聖也


聖也「戻りまし・・・あれっ?」


部屋を見渡す聖也が気の抜けた声を発した


後から来たギャロンも入室して



ギャロン「おや?誰もいませんね・・・」


聖也「どこ行ったんだろ・・・?出撃するなら警報の一つでも鳴るし・・・」




ギャロンはその言葉に頷く


すると聖也は何か思いついたのか


聖也「あっ・・・もしかして・・・」


ギャロンは聖也を見て


ギャロン「何か心当たりが・・・?」



聖也はギャロンを見て少しニヤついて


聖也「あぁ・・・ついて来い」




空が夕焼け色に染まりつつある中、二人はギャロドクスの操縦実験が行われている場所へと来た


ギャロン「何故ここに?皆さんがギャロドクスの実験をしているとでも・・・?」



聖也「うん、不思議とここしか思いつかないんだよなぁ」



すると何かが倒れる音が


聖也「おっ、どうやら確信に変わったぞ」



岩場を抜けて実験場を目にすると、そこには倒れているギャロドクスの姿が



お立ち台には剣斗、少し離れた場所にはテントの下に龍太郎、加奈、英治の姿が



聖也「おっ、やってるやってる!」


陽気な声で言う聖也、そして隣のギャロンはその光景を見て足を止めじっと見つめていた




ギャロン「皆さん・・・どうして・・・」



聖也は微笑みつつギャロンを見つめていた


聖也「自分で自分の事追い込み過ぎてたんだよギャロンは・・・誰もギャロドクスの操縦をギャロンに押し付けようなんてしてないし」


ギャロン「私・・・本当に・・・」



まさに感動を覚えるようなギャロン



聖也「それに、ギャロンはギャロドクスって名づけた理由の一つとして動物のドクスを挙げてたよな、その由来は人間とアンドロイドが力を合わせるっていう意味も込めてたんだろ?その名の通りみんなギャロドクスを使いこなせるようにと頑張ってる・・・」



ギャロン「・・・私は皆さんを誤解していたようです、皆さん私がアンドロイドだからと全て押し付ける人間かと・・・」


聖也「押し付ける事しか出来ない場合もあるけどな、でもギャロドクスは人間でも操縦が可能だ・・・だったらこうなるでしょ」



聖也はそう言い終わると皆の方へ歩き出す


ギャロンもその後をついて行く



ギャロドクスが消え、剣斗に駆け寄る加奈


加奈「大丈夫ですか?」


脳波装置を外した剣斗


剣斗「あぁ、なんとかな・・・まだまだだけど行ける気がしてきたぜ」



龍太郎は声を張り上げて


龍太郎「時間も遅い、今日はここまでだ!」


剣斗「了解!」



テントの元へ聖也とギャロンが寄って


聖也「あれ?もう終わりですか?」


龍太郎と英治が二人を見て


英治「新入り・・・ギャロン・・・!」


龍太郎「聖也、身体は大丈夫か?」


聖也「えぇ、誰かさんと話してたら元気になりましたよ」

そう言ってギャロンを見る



そこへ加奈と剣斗も戻ってきて


剣斗「おっ、二人も来てたか」


ギャロンは皆を見て


ギャロン「皆さん・・・しかしどうして?死と隣り合わせの危険な兵器だと言うのに・・・」



剣斗は笑いながら


剣斗「えっ?いや、よくよく考えたら巨大生物などと戦う時も死と隣り合わせだし・・・今更気にしてもなって」


英治「そういう事だ・・・これを使いこなせなければあの怪獣には勝てない」



龍太郎「そういう事だ・・・実験自体は一度行っているからやり方は把握している・・・内緒で行っていてすまなかったな」



ギャロン「いいえ、謝るべきはこちらです・・・ギャロドクス操縦の障害は・・・私の思考だったようです・・・皆さんの頑張りに私は応えなくてはなりませんね」



ギャロンの隣で聖也は微笑んだ



彼の中で、決断が刻まれたであろう




〜〜〜〜〜〜〜


翌日、空も明るくなった時間


地中から姿を見せたドルギルスは山林地帯を行く



作戦室に集まっていた一同


ギャロン「怪獣が現れました、A19ポイントです」



龍太郎「・・・よし、出動だ・・・」


皆を見る龍太郎、するとギャロンは


ギャロン「キャップ、私は聖也さんと共に地上で攻撃します」



龍太郎「・・・ギャロン・・・」



ギャロン「・・・私が皆さんの頑張りに応えなくてはなりませんからね」



龍太郎はそれを聞き頷いて


龍太郎「よし、他のみんなはアームトリニティで出動だ!」



「オッケーキャップ!」



一同、作戦室から退室




〜〜〜〜〜〜〜



足を進めるドルギルス



そこへアームトリニティが到着



英治「相手の攻撃に対抗するには分離攻撃が有効だ、行くぞ」



剣斗と加奈は声を揃えて


「了解」


三機に分離し攻撃を開始した



ドルギルスの光弾で反撃したりと激しい攻防戦だった




一方、アームロディーも現場へ到着


降車した二人


聖也「やはりあの光弾は厄介だな・・・それにバリアまであるし・・・」


隣の聖也はそうつぶやくとギャロンは


ギャロン「・・・突進は突進でも回転を加えるとどうでしょうか・・・」


聖也はギャロンを見て


聖也「・・・回転?」



ギャロンは聖也を見てから少しわざとらしく


ギャロン「あっ、すいません独り言にしておいてください・・・では聖也さん、少し離れた所から攻撃を」


聖也「ギャロンは・・・みんなの頑張りに応えるんだったな」



ギャロンはドルギルスを見つめて


ギャロン「はい、そういうことです」



聖也「・・・わかった!」


聖也はその場を離れた



ギャロンは聖也の後ろ姿を見て


ギャロン「アドバイス・・・届きましたかね・・・?」



走りながらアザドスティックを取り出した聖也、ウエポンクリスタルを差し込む


『アザドスッ!ウエポンッ!』



聖也「復活だ!ファイトッ!アザドォォォスッ!」


引き金を引いて光に包まれた聖也はアザドスへと変身を遂げる



ドルギルスの前に着地したアザドス



それを見ていた隊員たち


剣斗「アザドス・・・神ってるだけあってそう簡単にくたばらないよな!」



アザドス(聖也)「今度こそ・・・勝つ!」



額を三回なぞってランサーを手にするアザドス


アザドス「ドワッ!ダァァァッ!」


そのままダッシュ



ドルギルスはあらゆる場所から光弾を発射



ランサーでそれを弾きながら接近


アザドス「ダァッ!」


両手でランサーを持って突き



ドルギルスは口で刃先を掴んだ


アザドス「ヌッ!ドリャァッ!」


右足でドルギルスを突き放す


ドルギルスは少し下がりつつ全光球から光弾を発射



アザドスは額を二回なぞって咄嗟にディフェンダーに変形させる


光弾の全てを防御



ドルギルスはそのまま光弾を発射し続ける


アザドスは防御しつつ接近



アザドス「ヘェヤッ!」



片手で額を一度なぞってディフェンダーからスラッガーにして胴体に斬撃


見事にヒット、だが反撃の光弾を喰らって吹っ飛ばされる


転がり込んでから立ち上がるアザドス



アザドス(聖也)「近距離から遠距離まで対応出来るウエポンでも厳しい・・・やはりリヴァーが一番相性が良いかもな、こいつには!」

『アザドスッ!リヴァーッ!』


ウエポンからリヴァーに差し替えて引き金を引く





アザドス・ウエポンからアザドス・リヴァーへとチェンジ


ドルギルスは突進してくる


アザドスはジャンプし頭上で前宙


背後に着地し振り向く


ドルギルスは足を止めて光球から光弾を大量発射



アザドス「ドォッ!」


滑空するように飛んで光弾を回避、しかし後になって光弾が追尾してくる



アザドス(聖也)「攻守一手なら出来るがバリアを出されると・・・ん?」


そう言ってると先ほどのギャロンの言葉を思い出した



「・・・突進は突進でも回転を加えるとどうでしょうか・・・」



アザドス(聖也)「突進に回転・・・そういうことか、サンキューギャロン!」


空高くまで飛行、そのまま青い光に包まれたアザドス


旋回して地上のドルギルス目掛ける


光弾を相殺しつつ接近


ドルギルスは案の定、バリアを発動


アザドス(聖也)「イチかバチか!アザドス・・・シューティングスター・・・スクリューッ!」



両足を前に渦巻き状に回転しつつ降下


バリアにぶつかるアザドス


アザドス「ウォォォォォッ!!!」


徐々にヒビ割れるバリア、そして


アザドス「ハァッ!」


バリアを突破しドルギルスに攻撃が命中


だがその衝撃でアザドスも吹き飛ばされる


倒れ込むドルギルス、そしてアザドス



アザドス(聖也)「なんとか攻撃は当たった・・・けど」


先に立ち上がったのはドルギルス



アザドスは起き上がって右膝をついたまま


アザドス(聖也)「くそ・・・体力もすごいなあいつ」



ドルギルスは光弾を発射してきた


アザドスは両手を交差させ防御の構え


しかし全ては耐え切れずダメージを受けてしまう


倒れはしなかったものの膝をついたままのアザドス


胸のランプの点滅も始まった


その戦いを見守っているギャロン



ギャロン「・・・私も共に戦います、決断・・・プログラムされたので!」


モバイルを手にしたギャロン、そして自らの頭に脳波装置をつけた


ギャロン「リアライズ、ギャロドクス!」




ドルギルスはアザドスへと迫ってくる



すると横からパンチを繰り出され転がり込むドルギルス



アザドス「!?」



パンチをしたのはギャロドクスであった



見ていた全員がギャロドクスを見てそれぞれの反応を見せる


英治「ギャロドクス・・・!」


剣斗「おぉ、パンチした・・・!!!」


加奈「・・・さすがですね、ギャロン」



作戦室の龍太郎もモニターを見ながら


龍太郎「・・・それが答え・・・か、ギャロン」



アザドス(聖也)「ギャロドクス・・・ギャロン!」



ギャロドクスはアザドスに歩み寄って右手を差し出す


アザドスはその右手を掴んで立ち上がる



ギャロン「私も共に戦います・・・ですが、あくまでサポート・・・目的はあの怪獣の光球を全て破壊することです」


アザドス(聖也)「なるほど、あれがパワーの源だからな・・・よろしく頼むぜギャロドクス!」



並び立つ二つの巨影



立ち上がるドルギルス



構える二人の戦士



ギャロン「隙を突いて、光球を破壊しましょう」


アザドスはその言葉に頷いた



いざ、反撃!



二人は一斉に走り出す


ドルギルスは光弾を発射



アザドスはジャンプして回避、ギャロドクスは両手で弾きつつ接近



ギャロドクスはドルギルスの首を掴んでアゴに膝蹴り


アザドスは前宙してまず一つ目の光球をアザドスマッシュで破壊


苦しむドルギルス


その隙に二つ目、三つ目もアザドスマッシュで破壊


ドルギルスは反撃にギャロドクスに光弾を命中させる


ギャロドクスは突き放される


残りの光球から光弾を発射しアザドスにも攻撃


咄嗟の攻撃に防ぎきれなかったアザドスも倒れ込む




それを見ていた英治は


英治「行くぞ、援護だ!」


三機の援護射撃で気を逸らす


跳ね起きで立ち上がるアザドスは再びジャンプ


ギャロドクスの立ち上がって前転して相手の懐へ


首を掴んで右腕でヘッドロック



空からアザドスは右膝蹴りで光球の四つ目を破壊


着地して左手でアザドスマッシュを繰り出し五つ目の光球を破壊


ギャロドクスは突き放されるも勢い付けて六つ目の光球をパンチで破壊した



残る一つは背中


ドルギルスは少し下がって距離を置く


二人は並び立って



アザドス(聖也)「残るは一つ!」


リヴァークリスタルからアザドスクリスタルへと差し替えた


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』



引き金を引くとアザドス・リヴァーからノーマルな姿へとチェンジ


ドルギルスは最後の一つから光弾を発射


二人は前転で回避しそのまま起き上がりダッシュ


アザドスは左手で、ギャロドクスは右手でドルギルスの顔面にパンチを浴びせる


後ろへとよろめきながら下がるドルギルス



ギャロン「とどめです!」


アザドスは頷いてジャンプ


背中の光球に照準を合わせ構える


腕を十字に組んで


アザドス(聖也)「アザドウム光線ッ!!!」


最後の一つもろともドルギルスに光線を命中させる



ドルギルスはゆっくりと倒れ爆発を起こした



着地したアザドス


その隣に歩んできたギャロドクス


アザドスはギャロドクスを見て頷いた


ギャロドクスもまた、頷いた


そしてアザドスは空へと飛び立っていった



それを見送るギャロドクスも薄らと消えていった




〜〜〜〜〜〜〜



モバイルを見つめるギャロン、そこへ聖也が戻ってきた



聖也「よっ、ギャロン・・・ギャロドクス大活躍だったな」



ギャロンは目線を聖也に変えて


ギャロン「聖也さん・・・ありがとうございます」



聖也「ん?何故礼を・・・?」



ギャロン「色々とありましたからね・・・本当に」



聖也「・・・うーん、そうだな」


アームロディーに乗車しようとする聖也



ギャロン「あの、聖也さん・・・お返しと言っちゃなんですが」


呼び止められた聖也は


聖也「ん?なにかあるの?」


ギャロンは聖也を見つめて


ギャロン「聖也さんが言ってた誰にも言えない答えが見つけられない事・・・言えるようになったらで良いので教えてください・・・私もあなたからたくさんの言葉をいただいたので・・・」


聖也は少し慌てるように


聖也「そそ、そっかぁ・・・うん、いずれ言うかもな」


そう言って乗車した



ギャロンはその後、彼には聞こえないような声で


ギャロン「・・・とは言っても、私は知っています・・・今回の戦いで確信しましたので」


そう言って右手を見つめるギャロン



ギャロン「・・・前からまさかとは思ってましたが・・・あなたと同じ感覚でした」



そう言ってアームロディーへと乗車するギャロンなのであった



二人の関係が、かなり違ったものになったのであった



〜ED〜


明日へ向かう光に乗って 闇を進んでいく
友の声を聞きながら行くさ かけがえのない未来
倒れそうになっても 君の手を掴む誰か
例え離れてても 聞こえてるさ
支える声明が

目を覚ませ勇気 解き放て力
君は一人じゃない 信じ合える仲間が
共に未来へ進んでく



〜次回予告〜

英治「ギャロドクスを加わってARMの強力なチームとなった、だからと言って侵略者が来ない訳じゃない」

宇宙から飛来した二面怪人オド、二つの悪感情に支配された凶悪な宇宙人!

英治「凶悪な相手を前に俺たちARMは苦戦を強いられる、って新入り!お前は何を考えて・・・」

絶体絶命の英治に聖也、決死の行動!だが負傷してしまう

英治「俺は・・・足を引っ張ってたってことなのか・・・?」

英治、そしてアザドスとギャロドクスの連携攻撃!オドを撃破せよ!

英治「次回、【二つの悪感情】・・・次回も見てくれ」
0
投稿者:執筆:K
1 2 3 4 5 | 《前のページ | 次のページ》
/49 
 
AutoPage最新お知らせ