OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

ウルトラマンマルス 完結致しました。
応援ありがとうございました。


ウルトラマンアザドス 4月15日より毎週土曜日掲載!

 

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【新作情報】


〜ウルトラマンアザドス〜


【登場キャラ】


『高城 聖也』(たかじょう せいや)

22歳。冒険家。11歳の頃に父親をなくした事をきっかけに父親からの「自分自身の勇気」の大切さの教えを支えに生きている若者。彼がウルトラマンアザドスに変身する。

(イメージ俳優:桑野晃輔)


『玉木 尚子』(たまき しょうこ)
22歳。聖也の学生時代の友人であり定期的に連絡をすることもある。興味を持ったことにはとことん突っ込む。アザドスの出現を見て聖也と何か関係があると信じている。

(イメージ俳優:奥田佳弥子)


『館代 大介』(たてがわ だいすけ)
22歳。聖也の学生時代の友人。性格は冷静かつ慎重。尚子、巧と研究施設を運営している。アザドスの出現を見て彼もまた聖也との関係を気にしている。


(イメージ俳優:井上拓哉)


『武蔵野 巧』(むさしの たくみ)
22歳。彼も聖也と学生時代の友人。前向きな性格で時に尚子や大介から突っ込まれうこともしばしば。彼もまたアザドスと聖也の関係を気にしている。


(イメージ俳優:泉大智)

『未頭 英治』(みがしら えいじ)
23歳。ARMの隊員であり性格は常にクール。戦闘機の操縦に関しては隊員の中でずば抜けている。

(イメージ俳優:瀬戸利樹)


『友川 剣斗』(ともがわ けんと)
23歳。ARMの隊員であり格闘術に長けている。性格はおちゃらけており女性をいきなり口説いたりする。

(イメージ俳優:南羽翔平)

『尾重 加奈』(おしげ かな)
22歳。物静かで口調で常に早口な女性隊員。その早口で相手を困惑させることもしばしば。

(イメージ俳優:中原知南)


『ギャロン』
ARMに所属しているアンドロイド。平和を願う想いが回路にインプットされておりARMの知力、戦力として活躍する。しかしその正体は謎に包まれている。


(声のイメージ:小林祐介)


『和代 龍太郎』(わしろ りゅうたろう)
41歳。地球防衛の精鋭部隊である「アーム」の隊長。ウルトラマンアザドスを見て何かを思い出すことが・・・。


(イメージ俳優:益岡徹)


『高城 大五郎』(たかじょう だいごろう)
41歳。元宇宙調査隊のリーダーであり、龍太郎とチームを共にしていた。しかしその任務の最中に命を落とす。

(イメージ俳優:大杉蓮)



【登場ヒーロー】


『ウルトラマンアザドス』


身長2-40m
体重150kg-5万t


宇宙から降ってきた隕石の中に自らをアザドスティックとパワーを詰めたアザドスクリスタルに変換し眠りについていた。封印を解くには「勇気を大切にする者」を必要としており、聖也を選んだとされる。彼がどのような経緯でゴダインと敵対するようになったのか・・・彼が出現したことによってさまざま関係がつながっていく。



(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファースト)


『ウルトラマンアザドス・リヴァー』
身長40m
体重150kg-5万t


青きアザドスクリスタル改めリヴァークリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
格闘技を基本とし、それは拳法に近く相手の攻撃を流したり、流れるように素早く攻撃を仕掛ける事が出来る。


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が青くなったようなイメージ)


『ウルトラマンアザドス・ウエポン』

銀色のアザドスクリスタル改めウエポンクリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
その名の通り、武器を扱うことが可能。額のトサカをなぞる事で三段階の武器を展開する。
一回でアザドスラッガー
二回でアザドスディフェンダー
三回でアザドスランサー


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が濃い銀色、額の部分にウルトラマンエクシードXのようなトサカが存在)


『ウルトラマンアザドス・リミテッド』
身長50m
体重5万t

ノーマル、リヴァー、ウエポンの三つの力を繋げた時に出現する特別なアザドス。
リミテッドクリスタルをアザドスティックにセットすることで出現するリミテッドブレスを一回タッチした時に発生する光の粒子を浴びて変身することが出来る。
能力な三つの力を繋げるという言葉通り、三つの力を常時使う事が出来る。
ブレスのタッチ回数によって必殺技が変化する。
ただし、この形態でいられる時間は1分とされており通常の制限時間よりも短くなっている。


(見た目のイメージ;オーブトリニティに今までの赤、青、銀が加わった感じ)



【1月の掲載予定】


第38話
「帰還したもの」(1月6日)
執筆:S

進化怪獣エボヒューン・ドリーメア


第39話
「暗黒邪士の襲来」(1月13日)
執筆:S&A

進化怪獣エボヒューン・ドリーメア
暗黒邪士オペバドス


第40話
「勝利と光を手に」(1月20日)
執筆:S&A

暗黒邪士オペバトス


第41話
「飛来・管理者という名の機械生命体」(1月27日)
執筆:S

兵器体ボーンサブデューク
機械管理体ルーラサブデューク
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投稿者:管理者

ウルトラマンアザドス 第42話 B

燃え上がる残骸で埋め尽くされているARM基地跡を行く聖也



周りを見渡しながら龍太郎がいないかを確認していた



聖也「キャップ・・・どこにいるんだキャップ・・・」



すると彼の足に何か引っかかった



彼は顔を下に向け、その物を確認



それを手に取った聖也



それは無惨な形となったギャロンの右腕らしきもの



聖也「・・・ギャロン・・・!」


その場に両膝をついてうつ向いた聖也



目を閉じて涙を堪える聖也



すると彼は何か気配を感じたのか顔を右に向けた



そこには服もボロボロで仰向けに倒れている龍太郎の姿が



聖也「キャップ・・・!」


ギャロンの右腕をその場に置いて


駆け寄っていく


龍太郎の上半身を抱えて


聖也「キャップ!キャップッ!目を覚ましてください!!!」



口や額から血を流す龍太郎に必死に呼びかける聖也



すると龍太郎はゆっくりと目を覚ました



聖也「・・・!!」



龍太郎「・・・聖也・・・か」



聖也「キャップ・・・今、救急隊を呼びます!」



右手でモバイルを出した聖也だったが



龍太郎「・・・よせ」


聖也は龍太郎の言葉を受けて


聖也「・・・えっ・・・?」



龍太郎「自分の事は自分がよく・・・わかっている・・・私はもう・・・」



聖也は必死に首を振って



聖也「そんなことありません!あきらめないで下さい・・・!」



龍太郎は目を閉じて鼻息が若干荒くなりつつ聖也に向けて


龍太郎「・・・死というのは・・・いつ・・・来るか・・・わからないものだ・・・我々ARMは・・・戦場に立つ者・・・死とは・・・隣り合わせ・・・だ」



そして目を開けて聖也を見つめる



龍太郎「いいか聖也・・・死は誰にでも・・・訪れる・・・が、誰かの・・・手によって・・・訪れるということは・・・許されない・・・ことなんだ・・・わかるな・・・?」



ゆっくりと言葉を並べていく龍太郎



聖也は涙を堪えつつ耳を傾けている



龍太郎「サブデュークの魔の手から人々を・・・生命を・・・守らねばならない・・・!」



聖也「・・・わかります、それはわかります・・・ですがキャップ・・・こんな状況になってしまっては・・・!」



龍太郎は右手で聖也の左腕を力強く握った




龍太郎「皆倒れた・・・私もじきに死ぬ・・・だが、お前が生きている限り・・・この星を守るということは可能なんだ・・・それを忘れるなよ?」




聖也「でも・・・俺一人では・・・」



声を震わせている聖也



龍太郎「ARMの生き残りとして・・・そして、ウルトラマンとして・・・この星を守り抜いてくれ・・・それが君への、上司として最後の指示だ・・・」



聖也は目を閉じて涙をこぼし首を横に振る


龍太郎の右手は彼の手から離れた



一息吐いた龍太郎は目を閉じてから再び開いて空を見つめながら



龍太郎「・・・もう一つ、今度は私個人の願いを聞いて欲しい・・・」


聖也は涙が溢れる目で龍太郎を見つめる



龍太郎は少し微笑みを浮かべ、こう告げた



龍太郎「・・・和俊の事を、よろしく頼む」



それを最後に目を閉じて首を少し横に向けた龍太郎



聖也「キャップ・・・?キャップ!」



必死に呼ぶも彼はわかっていた


だがその事実を受け入れられない



龍太郎の上半身をゆっくりと地に添えて、そして胸に顔を伏せて聖也は叫んだ




聖也「あぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!!」




胸から顔を離した彼の目から涙が止まらない



聖也「くそぉ!くそぉ!くっそぉぉぉぉぉぉッ!!!!」




〜〜〜〜〜〜〜




公道を行く尚子たちが乗った車



運転席には巧、助手席に尚子、後部座席には大介






「臨時ニュースをお伝えします」


そう流れてきたラジオに耳を傾ける三人



「本日午前9時頃から地球に飛来していた円盤が送り込んだ兵器の攻撃を受け、地球防衛隊の精鋭チーム、ARMの基地が破壊された模様、また迎撃していた隊員たちの安否に関しては現在不明となっています」




公道の端に車を停めた巧は二人に




巧「おい、今のニュース聞いたか!?」


頷きながら大介は


大介「聞き逃す訳ないっての・・・ってことは聖也たちは・・・」



尚子は少し考え込む表情を浮かべて



尚子「・・・ARMの基地のある場所まで行こう・・・」



と口にした



尚子の提案に巧は


巧「こっからだと3時間弱は・・・」



言葉の途中で尚子は



尚子「良いから行くの!!」



巧はビックリしたがギアを入れて車を発車させた




〜〜〜〜〜〜〜




円盤船内



コアのような部分からルーラサブデュークの声が発せられる



「ルークサブデュークのメイン装置修復完了、これより人類に対しての攻撃を再開する」




そして円盤から一つの光が放たれた





〜〜〜〜〜〜〜



市街地に降り立ったルークサブデューク



「レディ・・・」



目の光りが点灯し行動を開始するルークサブデューク



光弾を連射しビルなどを破壊していくルークサブデューク



逃げ惑う人々




街に警報音が鳴り響く





そして森の中にある公道を走る尚子たちが乗る車



車内ラジオでは



「円盤から送り込まれたと思われる機械兵器が現在東京都品川区を侵攻中、南へ向かっている模様で近隣住民に避難指示が出ています、これを受けて救急隊は安否不明のARM隊員の捜索から避難民を優先すると発表、さらに各国の精鋭チームも日本に向けて出動したとの発表もあります」



それを聞いた大介は



大介「・・・やはりARMは・・・」



尚子は目を閉じた




時間は刻々と過ぎ、ルークサブデュークの侵攻した跡には炎が燃え上がっている



夕陽をバックに足を進めるルークサブデューク




ルークサブデュークに向かってくる戦闘機が何機か見受けられる



各国から出動してきた精鋭チームである



ルークサブデュークを通じてルーラサブデュークは



ルーラサブデューク「一番難儀であったARMを滅ぼした今、他の防衛チームの排除など容易い」



ルークサブデュークの攻撃を受けて次々撃墜されていく





〜〜〜〜〜〜〜




龍太郎の遺体の横で両膝をついて顔をうつ向けている聖也の姿



もはや戦う気力すらも失っているように見受けられる





一方、尚子たちが乗った車がARM基地跡に到着


火は収まりつつあった



尚子はシートベルトを外しながら



尚子「二人は基地周辺をお願い、私は基地の跡を見に行くから」



一足先に降車していく尚子



二人もシートベルトを外して



巧「誰か見つかってくれよ・・・!」



そう願うようにして二人も捜索を開始した





火が所々で上がる基地跡を見渡す尚子




尚子「聖也くん・・・」



そうつぶやきながら見回っていた





夕陽も山に隠れそうになっている頃、ルークサブデュークの侵攻は未だ続いていた



攻撃してくる戦闘機を次々と撃墜させながら・・・






巧は捜索最中、何かの残骸を発見



近寄ってそれを見つめる巧



その残骸はアームトリニティのものだった



巧「これはARMの戦闘機の・・・」


周りに同じような残骸が散らばっていた



巧「・・・むごい・・・なんて光景だ・・・」



大介は少し高いところから横たわっているギャロドクスを発見



大介「・・・あれは・・・確かギャロンというアンドロイドが作り上げた巨大アンドロイド・・・」



胸に空いた大きな穴を見て



大介「・・・これは酷い・・・」




すっかり暗くなった空



そして尚子は・・・




駆け足で周りを見渡しつつ捜索していた



すると彼女は足を止めた



聖也の姿を発見したのだ



尚子「・・・聖也くん!!」



名前を呼び駆け寄る



聖也と目線を合わせるようにしゃがんだ尚子



尚子「聖也くん!」



聖也はゆっくりと顔を上げたが、恐怖を感じているような表情を浮かべていた



聖也「尚子・・・どうして・・・?」




尚子「ARMが全滅したって聞いた・・・今、機械兵器による攻撃が行われてる」




聖也「・・・そっか・・・だが、俺が行っても・・・」



そう言って顔をうつ向けた聖也



尚子「聖也くん?」



目を閉じた聖也



聖也「俺は守れなかった・・・仲間の命を・・・俺が無力だから・・・こうしてみんなを犠牲にした・・・」



尚子は聖也の横にある龍太郎の遺体を見た



尚子「・・・生きてるのは・・・あなただけ・・・?」




聖也「・・・そうだ・・・俺が生き残ってしまった・・・何も出来ない無力な俺が生き残ったんだ・・・」




尚子はそう口にする聖也に再び顔を向けて




尚子「何も出来ないなんて・・・どうしてそう考えるの・・・?」



聖也は涙が溢れている顔を上げて



聖也「自分の事を一番知ってるのは自分だ!俺は・・・一人では何も守れない無力な存在だ・・・なのにみんな、俺が生きていれば地球は守れるって・・・そんなの・・・無理だろぉ」



尚子はそれを聞いて下唇を噛み締めている



聖也の姿を見ていて悲しみが分けられているような表情を浮かべる



聖也は再び視線を少し下に向けて



聖也「どうして父さんは・・・俺なんかに力を託したんだ・・・?何も守れなかったのに・・・」



尚子は両手で聖也の肩を掴んで



尚子「守れなかった物救えなかった物もあるかもしれないけど、まだ守れるものも救えるものもあるじゃない!!!」



聖也は尚子の顔を見つめた



尚子「実際私は守ってもらったし救ってもらった!私だけじゃない、大介も!巧も!みんなあなたに守ってもらったし救ってもらった!!」




聖也「・・・俺が・・・?」



尚子「そう!あなたに!!」




聖也「・・・自分の事は自分が一番知ってる・・・だから俺は」



言葉を遮るように尚子は叫んだ



尚子「嘘よ!聖也くんは自分の事を知らない!」



聖也「!?」



尚子「あなたは無力なんかじゃない、私も巧も大介も、強い心を持ったあなたを知ってる!」



聖也「強い心を持った俺・・・?」



尚子は力強く頷いた



尚子「聖也くんだけが持ってる心だよ?何にも屈しない強いもの・・・みんな言ってくれたんでしょ?あなたがいれば地球を守れるって・・・」



肩を持つ尚子の手に力が込められた




尚子「それはみんな知ってるからだよ?あなたが強い心を持ってるって・・・あなただからこそ可能に出来るんだって!」



聖也「・・・それは、俺がウルトラマンの力を持ってるからであって・・・」



再び言葉を遮るように尚子は


尚子「その力も聖也くんだからこそ手に出来た強さなの!もう一度、心を強く持って!今あなたが戦わなければ誰が地球を守れるの!?」




その言葉を受け、聖也はハッとした



目を見開いた



「心を強く持って」



どこかで聞き覚えのある言葉



「あなたは私と同じ・・・もしくは似た事に遭っても・・・悪感情に支配されずに・・・そのままでいて・・・くださいね・・・」



ゴダインとの最後の会話が彼の脳裏に浮かび上がる




「・・・心を強く持つのです・・・」



自分の胸を見つめ右手を添える聖也



聖也「心を強く持つ・・・そうだ、俺はあの時約束した・・・」



少し笑った聖也


聖也「全く・・・今邪士が生きてたら絶好の標的だな・・・だが、尚子、お前のおかげで今俺が何をすべきなのかわかった・・・」



聖也は尚子を見つめ左手で尚子の右手を握った



聖也「・・・暖かい・・・その温もりが凍り付いた俺の心に熱を与えてくれた、みんなの想いを無駄にするという愚かな行為も、尚子がギリギリのところで俺の肩を掴んでくれた」



尚子はそんな聖也の光を取り戻した表情を見て涙をこぼす



聖也が手を放すと同時に尚子も肩から手を放す


そして聖也はゆっくりと立ち上がった



尚子は聖也の顔を見上げ


尚子「あなたはこの星の最後の砦・・・それにあなたは一人じゃない、あなたが私たちに言ってくれた小さいけど大きな力であなたを支えるから・・・」



聖也は尚子の顔を見つめ笑顔で



聖也「・・・支えるどころか倒れてたところを起こしてもらった・・・ありがとう」



そう言われ尚子は頷く




聖也は振り向いて



聖也「行ってくる・・・そして、お前たちの研究所に・・・帰ってもいいか・・・?」



尚子「・・・あったかいコーヒー用意して・・・待ってるね」




聖也はそれだけ聞くと足を進める



口元を緩ませていた頬も引き締まり戦場へ向かう表情へと変わった



そして歩きながらアザドスティックにアザドスクリスタルを差し込んだ



『ウルトラマンッ!アザドスッ!』



今度は反応した



聖也は空高々にスティックを掲げ引き金を引きながら叫んだ



聖也「ファイトッ!!!アザドォォォスッ!!!」



光に包まれてアザドスへと変身を遂げる聖也



満月バックに出現したアザドス



合流していた大介と巧はアザドスを見つめる



大介「アザドス・・・ってころは聖也!!」


巧「生きてくれてたんだな!!」



すると二人のスマホに反応が


耳を当てる二人



尚子「色々あったけど、もう一度立ち上がってくれたよ聖也くん」


それを聞いて顔を見合わせた二人


そして再びアザドスを見つめて



大介「あぁ、そうみたいだな」


巧「頼んだぜ、聖也・・・!」




アザドスは空へ飛び立ち、ルークサブデュークと対決するべく現場へと向かった




聖也(孤独の戦いが始まる・・・だが間違えてはいけないことが一つ・・・孤独だけど、一人ではないということ)




〜ED〜

Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜次回予告〜


聖也「尚子のおかげで俺は心に再び光を宿すことが出来た」

だが聖也には龍太郎からの頼みがあった、それは和俊の事

聖也「和俊の様子を見に学校へ行ったが和俊は学校へは行ってない?」

不登校の和俊、彼はどこに?

聖也「和俊を捜索中に新たな機械生命体を送り込んできた・・・俺は絶対に負ける訳にはいかない!」

ランスサブデューク出現、雨の中の死闘が繰り広げられる!

聖也「次回【奮起・生きる意味】、ファイト!アザドス!」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第42話 A

突如として地球へと飛来した機械生命体サブデューク


ギャロンがどのような経緯でARMの一員になったか知ることが出来た一同


そのギャロンを作り出した機械生命体と相対するARMとウルトラマンアザドス


送り込まれたボーンサブデューク


なんとか撃破することが出来たアザドスたち


「試作機を倒して満足とは早いぞ、ウルトラマンアザドス」



もう一体のボーンサブデュークが出現した



「抵抗しても時間の問題である」



ボーンサブデュークは振り向いてギャロドクスを見つめる



「最後に問う、何故お前は有機生命体の味方をしている?」



ギャロン「さっきも言いました、私はこの星を愛していると・・・そして人間も愛しています、それが何かいけないことでしょうか?」



「お前はアンドロイド、好き嫌いなどある訳がない、そんな機能など存在してはいない・・・やはりギャロン、お前は失敗作だ、鉄くずになって朽ちるがいい」



アザドスはゆっくりと立ち上がって


アザドス(聖也)「いい加減にしろ・・・ギャロンは失敗作じゃねぇ・・・!」



ボーンサブデュークは再びアザドスの方を向いた



アザドスはリミテッドブレスを三度タッチ



『特別な力、目覚めよ!』



聖也「繋がれ三つの力!チェンジッ!アザドスリミテッドッ!!!」



アザドス・リミテッドに変身



アザドス「ウォォォォッ!!!」




突撃するアザドス




【全滅・心は強く】


ボーンサブデュークに接近するアザドス


アザドス「デッ!ヌゥゥンッ!!!」


両腕を掴んで右足を引っ掛け転倒させる


そして両手でリフトアップして投げ飛ばす


叩きつけられるボーンサブデューク


アザドス「ハッ!ダァッ!」


そして再び走って接近していく


立ち上がったボーンサブデュークはレーザーを発射



すり抜けていくように回避するアザドス



アザドス「デヤァッ!!!」


右の拳で渾身のパンチを浴びせ吹っ飛ばす



背中から倒れ込んだボーンサブデューク



アザドスはブレスを三度タッチ



『スリータッチッ!放てアザドスストリームッ!!!』



構えを取って両腕でL字を組む



アザドス(聖也)「アザドスストリィィィムッ!!!」



発射された三色の光線は見事にボーンサブデュークに命中した



そして爆発を起こした



構えを解いたアザドスの胸のランプが青から赤へと変わって点滅を始めた




すると円盤から



「ウルトラマンアザドスが我の計算より遥かに高い戦闘能力を有しているのがわかった」



円盤を見つめるアザドス


アザドス(聖也)「次はお前だ・・・ルーラサブデューク!」



しかしその言葉に返事はなかった



ギャロドクスはアザドスの横へと歩み寄って同じく円盤を見つめる



ギャロン「・・・様子が変です」



ギャロンの言葉通り、円盤からルーラサブデュークと思われる声が聞こえなくなった



だが、次の瞬間に



「プログラム完了」



という一言だけが聞こえた



身構えるアザドスとギャロドクス



警戒するアームトリニティに搭乗している三人


そしてアームシュートを手にする龍太郎




そして、円盤から次なる光が放たれた



そしてアザドスたちの前方に落下



煙が晴れるとそこには先ほどのボーンサブデュークのような見た目をしているが尻尾を有しており、両腕も獣みたいな爪のような刃を備えている



両足もボーンサブデュークと比べるとやや太くなっている



新たな機械兵器、ルークサブデュークが彼らの前に姿を見せた



そして顔の発光体が光り


「レディ・・・」



とルーラサブデュークの声が発せられる



顔を前に向けアザドスらを見つめる



ギャロン「また機械生命体を送り込んできたようです・・・」



アザドス(聖也)「構うか・・・倒すだけだ・・・!」



聖也はそう口にしたものランプの点滅は徐々に早まっていた、そして



ギャロン「しかしその姿でいられるのも・・・」



アザドス・リミテッドの制限時間はおろか、聖也がアザドスになっていられる時間すらも限界に近づいていた




ルークサブデュークとの戦いにはかなりの無理が生じるとギャロンは危惧している




ルークサブデュークは重々しく足を進めた



アザドス(聖也)「来るぞ!」



それに引き合うように走り出すアザドス



ギャロドクスは制止しようと右腕を伸ばそうとしたが間に合わず



接近する両者



組み合いの状態となった両者



アザドス「ググッ・・・!」



アザドスは相手を突き放して右足でキック


少し引き下がったルークサブデュークは両手や顔面から赤い光弾を発射



アザドスは咄嗟の攻撃に防御することも出来ず攻撃を受けた



後ろへ下がったアザドスは右膝をついて胸に左手を添えた



アザドス「ハァ・・・ハァ・・・」



胸のランプの点滅がさらに早まっていく



アザドス(聖也)「仕方ない・・・こうなったら・・・!」



アザドスは左腕のブレスに右手を三度タッチさせる



「スリータッチッ!放てアザドスストリームッ!!!」



立ち上がって構えを取るアザドス、だが・・・




それと同時に胸のランプの灯りが消えた



光線を発射することなくゆっくりと仰向けに倒れていく



それを見ていたメンバーたち



アザドスはゆっくりと消えていく



そしてアザドスが消えた場所に倒れている聖也の姿が


服も少しボロボロで顔にも傷が見受けられる



ギャロン「・・・聖也さん!」



ギャロドクスが聖也の元へと駆け寄っていく



アームトリニティのコックピットからそれを見ていた英治たちは衝撃の事実を目の当たりにしたこととなった




英治「ウルトラマンアザドスの正体は・・・」




剣斗「・・・聖也だったってことか・・・!?」


加奈はじっとその光景を見つめている




ルークサブデュークは足を進めてギャロドクスへと接近していく



ギャロドクスは少し屈んで聖也の様子を見ている



ゆっくりと目を覚ました聖也は正面に見えるギャロドクスを見つめ



聖也「ギャロン・・・!」



そう口にしたあと少し身体に痛みが走ったのか、右手で胸を抑えた



そしてルークサブデュークを通じて聞こえるルーラサブデュークの声



ルーラサブデューク「これで一番の邪魔者はいなくなった、ARMの壊滅と失敗作の排除に専念出来るというものである」



聖也は接近してくるルークサブデュークに気付いてギャロドクスに叫んだ



聖也「ギャロン、相手が来ている!俺のことはいい!」



しかしギャロドクスは首を横に振って



ギャロン「わかっていませんね、聖也さん」



ギャロドクスと聖也の会話を目にしていた龍太郎はギャロンの言わんとしている事がわかったのだろう、アームシュートをルークサブデュークに向けて射撃を開始



命中するもルークサブデュークは一向に龍太郎へ興味を示すことはなかった



ルークサブデュークは光弾をギャロドクスに向けて発射



ギャロドクスはそれに気付いて聖也を庇うように背中で全て受ける格好に




聖也はそれを見て


聖也「俺に構ってないで反撃するんだ・・・!でないと・・・」



言葉の途中でギャロンはこの状況で感じ取った事を口にする



ギャロン「こういう状況だからこそあなたを庇っています・・・!」



そしてギャロドクスはアームトリニティに顔を向けて



ギャロン「皆さん!」



コックピットの三人は身を呈して聖也を庇うギャロドクスを見ながら



英治「・・・そういうことだな・・・理解したぞギャロン」



剣斗「・・・勿論あの機械野郎を倒すことが第一の目的だ、そのためにも聖也を守らなきゃならねぇ!」



加奈「私たちに出来ることはするまでです」



アームトリニティはアームストライカーを発射



胸に命中し光弾発射をやめたルークサブデューク



そして標的をアームトリニティに変更したのか、そちらに顔を向ける



ギャロドクスはそれを見て聖也を手で掴んで移動



少し離れた場所に聖也を置いて



ギャロン「おそらく今のままではあの機械生命体に勝ち目はありません・・・しかし私もARMの一員としてやるべき事は承知しています・・・聖也さん、先ほどは嬉しかったですよ」




倒れていた聖也だったがゆっくりと起き上がって


聖也「いきなり何を言ってる・・・?俺ももう一度戦う・・・!そんな負けるような言い方するんじゃねぇ・・・!」


アザドスティックを取り出しアザドスリスタルを差し込んだ聖也



しかし反応しない



聖也「!?」



それを見ていたギャロドクスは


ギャロン「今の状態では戦えません・・・まだあなたの体力が回復していないのですから」



聖也はギャロドクスを見て



聖也「・・・やめろ、だったら今は撤退すべきだ!」



ギャロン「もう我々ARMに戦力を立て直す時間も逃げ場もないのです、それだけのことです」



ギャロドクスは立ち上がってルークサブデュークに向かってダッシュ



ルークサブデュークに掴みかかったギャロドクス



ルークサブデュークを通じてギャロドクスに話すルーラサブデューク



ルーラサブデューク「失敗作がここまで抵抗するとは大したものだ、だがすぐに機能停止にしてやる・・・生命で言わば死だ」



ギャロドクスはルークサブデュークを見て


ギャロン「生命で例えていただいて光栄ですねぇ、私もこの地球のために尽くしてきた甲斐があったというものですよ、ですがあなた方はこの地球に住む生命を滅ぼすことは絶対に出来ません・・・例え今私が朽ちようとも、絶対に諦めないですよ?この星の生命は!」



ルーラサブデューク「やはり失敗作以外の何物でもない、破壊だ」



ルークサブデュークは左手を突き出すとギャロドクスの胸を貫通



ギャロドクスはその左手を両手で掴んで引き離そうとしている



ルーラサブデューク「メイン装置を確認、破壊する」




龍太郎はそれを見て


龍太郎「ギャロン!ギャロドクスからコントロールを解除しろ!そうでなければ・・・」



ギャロン「解除したところでこれ以上抵抗の術が私にはありません・・・ARMで過ごした日々は私にとってかけがいのないものと記憶させていただきました・・・誠に勝手ながら私が作り上げたギャロドクスと運命を共にさせていただきます・・・」



聖也はそれを見つつ首を横に振って



聖也「待て・・・やめろ・・・やめてくれぇぇぇぇ・・・!」



かすれるような声でそう口にする聖也



ギャロドクスは聖也の方を向いて



「この星を頼みます・・・グッドラック、ウルトラマンアザドス」



ルークサブデュークは左手を少し引いてギャロドクスの内部に静止させ光弾を発射



貫通していた箇所から火花を散らすギャロドクスはゆっくりと倒れた



そして操縦装置を装着していたギャロンもさまざまな箇所から火花を散らしゆっくりと倒れた



そして目を光りなどが消えて機能停止した


そこへ駆け込んできた龍太郎


龍太郎はしゃがんで倒れているギャロンを見つめ



龍太郎「ギャロン・・・お前というやつは・・・」


悲しむ表情を堪えるようにそう口にした龍太郎



聖也「ギャロォォォォン!!!」



アームトリニティのコックピットの三人は



剣斗「くっ・・・ギャロン・・・!!!」



光子砲で攻撃を仕掛けるアームトリニティ



ルークサブデュークは光弾をアームトリニティに連射



回避出来ず数発受けてしまうアームトリニティ



英治「くっ・・・!」




龍太郎はそれを見てモバイルで


龍太郎「みんな!脱出しろ!」



英治「了解・・・!」



しかし加奈がある事に気付いた



加奈「・・・今の衝撃で脱出装置が故障しています」



剣斗「・・・くっ、だったら不時着だ!」



次の瞬間、何かの衝撃に襲われ動きが止まったアームトリニティ



三人は何かと正面を見る




ルークサブデュークが右手でアームトリニティを掴んでいた



英治「しまった・・・!」



剣斗「くっ、これじゃ分離も出来ねぇ!!!」





ルーラサブデューク「ARMも排除、それが我の目的」



龍太郎「はっ、みんな!!」






聖也はぎこちなく立ち上がり


聖也「やめろ!離せェ!!!」




ルークサブデキュークの顔面に赤い光りが集まっていく



まるでエネルギーを集めているかのようだ




コックピットの英治はサングラスを外し



英治「・・・無念だが、どうやらここまでのようだな・・・」



剣斗と加奈は英治を見る



英治「・・・任務も全う出来ないとは情けない限りだ・・・だが、地球を救う術はまだ残されている・・・」



英治はモバイルを手にして



英治「・・・聖也、聞こえるか・・・?」




聖也はモバイルを手にして



聖也「英治・・・」



英治「俺だけじゃない、剣斗も加奈も一緒だ・・・」



英治が聖也に連絡したのを受けて剣斗も加奈も察した



自分たちはもう助からないというのを



聖也「諦めるな・・・諦めるなよ・・・!」



聖也の言葉に目を閉じる英治



するとその言葉をスルーしたのか、英治は



英治「お前がウルトラマンであることをついさっき知り、お前に聞きたいことが山ほど出来たがそれも叶わないようだ・・・だが、よく聞け聖也」




聖也「だから諦めるなって!!!」



必死に訴える聖也



英治は目を開いて



英治「お前がウルトラマンであろうがなんであろうが、ARMの一員であることには変わりない・・・俺たちの分まで地球を守るという使命を全うしてくれ」



剣斗も少し笑いながら


剣斗「へっ、そうだぜ?神ってる俺でもここで倒れるんだ、そりゃ残念だし無責任だけどなんとかしてくれるだろ?お前なら」





聖也はモバイルを握り締めながら



聖也「お前らさっきから何言ってんだよ・・・」



そう絞り出すように口にした



加奈「聖也さん、ウルトラマンとして戦う辛さがどれほどの物かは私にはわかりません、これからもその重圧を背負っていくことになりますが、負けないでください」




聖也は首を横に振る




先程まで笑っていた剣斗だったが表情を変えてモバイルに叫んだ



剣斗「俺たち性格はバラバラだけど共通してるのはこの星が好きって事だ!この地球を絶対に守り抜いてくれ!わかったな!?」



聖也は顔をうつ向けた



英治は聖也との通信を切って龍太郎に切り替えた



英治「キャップ・・・たくさんの感謝があり、申し上げようとももう時間がありません、ですがこれだけは俺たちから言わせてください、お世話になりました・・・そして・・・」




龍太郎はモバイル片手にアームトリニティを見つめている



英治「ありがとうございました」


剣斗「ありがとうございましたッ!」

加奈「ありがとうございました」



龍太郎「・・・みんな・・・!」



そしてルークサブデュークの破壊光線がアームトリニティを木っ端微塵に吹き飛ばした



生き残っているかもという希望すらも打ち砕くその光景




聖也は唇を噛み締めて涙を堪える表情を浮かべる




ルークサブデュークは続いてARM基地へと顔を向ける



その基地の目前には龍太郎の姿も



ルーラサブデューク「続いてはARM基地の破壊」



聖也「やめろ・・・」



龍太郎はルークサブデュークを見つめて



龍太郎「次はこの基地・・・そして私か」



ルークサブデュークは再びエネルギー充填を開始



聖也はよろめきながらも基地の方向へと走っていく



そして走りながらモバイルで龍太郎に通信



聖也「キャップ、逃げてください!」



龍太郎はその聖也の言葉が聞こえていたが返事はしなかった



そして小声で


龍太郎「ARMのリーダーだ、逃げることは許されないよ・・・聖也」



とだけ口にした



充填完了したのか、ルークサブデュークの赤い破壊光線がARM基地に向け発射された



命中し粉々となって爆発が起こった



炎に包まれる龍太郎と機能停止したギャロン



聖也は足を止め腕で爆風から顔を庇うようにした



爆風が止まりゆっくり腕を退けた聖也



彼が見つめた先は燃え上がるARM基地の残骸が散らばる光景




両腕を下ろしたルークサブデューク



ルーラサブデューク「さすがに二発も撃つと行動不能となるようだ、次なる攻撃に備えて撤退する」



そう言ってルークサブデュークを撤退させた



聖也はそれを見て



聖也「待てぇ!!!」



だがそんな声は届くはずもなかった



聖也は再び燃え上がっている残骸を見つめて


聖也「はぁはぁ・・・キャップ・・・!」



現場へ駆け足で向かっていった





Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第41話 B

今にも動き出しそうな感じが漂うロボット


モニター越しに見ていた全員



聖也「動き出すのか・・・?」




全員が警戒して見つめる中、ロボットから声が



「我ら機械生命体サブデューク、地球に到達」




英治「機械生命体・・・?」


剣斗「サブデューク?」



ギャロンは自分の胸を見つめてから



ギャロン「サブデューク・・・それが私を生んだものの名・・・」



聖也はギャロンを見て



聖也「ギャロン・・・」



するとギャロンは通信機能を使ったのか、ロボットと会話を開始した



ギャロン「こちらARM基地、あなた方は何者か?」



全員がギャロンを見つめる




そしてロボットは



「我らに直接交信してきたということは我らに作り出された機械生命体ということか、認証した、ネーム・ギャロン」



加奈「ギャロンを作り出して送り込んだのはこの生命体だということが判明しましたか」




ギャロン「何故地球へと私は送り込まれたのか?その目的とは?」




「地球環境の調査に過ぎない、我らがこの星に到達した時点でお前の今の役目は終了することとなる、そして次なる目的のために動いてもらう」



龍太郎「次なる目的・・・?」


ギャロン「その次なる目的とは何か?」



「地球に生息する生命体の排除、以上」




全員に衝撃が走った



聖也「生命体の排除?」



ギャロン「・・・拒否します、私はこの星を愛しています」




「創造者意見を否定、失敗作と認証、用はない、ギャロンも生命体と共に排除されるがいい」




そう言い残しロボット、ボーンサブデュークが歩き出した



「まずはこの星の防衛チーム、ARMの全滅に取り掛かる」



それを聞いた龍太郎は


龍太郎「迎撃だ!なんとしても機械生命体の好きにさせる訳にはいかない!」



全員が声を揃えて


「オッケー!キャップ!」




全員が退室



ボーンサブデュークの進む先にはARM基地が



廊下を走る全員



龍太郎「英治、剣斗、加奈、アームトリニティで行け!私たちは先に地上に出て時間を稼ぐ!」



英治「わかりました、お願いします」



二手に分かれたメンバーたち




基地の外に出てきた龍太郎、ギャロン、聖也



ギャロン「ここはまず、ギャロドクスで迎え撃ちます」



モバイルを出したギャロンは操縦装置を装着



ギャロン「リアライズ、ギャロドクス!」



召喚されたギャロドクスはボーンサブデュークの前に立ち塞がった




ボーンサブデュークは立ち止まってギャロドクスを見て



「巨大なアンドロイドを確認、ギャロンが監修し地球人と共に作り上げたものか・・・さすがは我、ルーラサブデュークが作り上げたアンドロイド、だがギャロン、お前は失敗作だ」




ギャロン「私を作り出し地球に送り込んだ事だけは感謝します、おかげで素晴らしい仲間と出会えたので・・・ですがもうそれは置いておきます、今私はあなた方サブデュークを倒すことを第一の目的とします」



「失敗作にやられるほどサブデュークは甘くない、身の程知らずめ」




再び歩き出したボーンサブデューク


ギャロドクスはそれを見て突撃



掴み合った両者


その光景を見ている龍太郎と聖也



聖也「キャップ・・・俺も行きます・・・!」



龍太郎は聖也を見て


龍太郎「気をつけろ・・・」



聖也はアザドスティックを握ってゆっくり頷いた



そして走り出してからアザドスクリスタルを取り出して差し込んだ



『ウルトラマンッ!アザドスッ!』



聖也「ファイトッ!アザドスッ!」


光に包まれた聖也はアザドスへと変身を遂げた



突き放されたギャロドクス、ボーンサブデュークが右腕の銃を向けたその時・・・



アザドス「デヤァァァァッ!!!」



豪快なドロップキックがボーンサブデュークに決まった



転がり倒れるボーンサブデューク



着地するアザドス



ギャロドクスはアザドスを見て


ギャロン「聖也さん・・・」



ゆっくり立つアザドス


ボーンサブデュークも引かれるように立ち上がった



「ウルトラマンアザドスの出現を確認、無論、お前も排除対象だ・・・失敗作と共に排除されるがいい」



アザドスは首をゆっくりと横に振りつつ



アザドス(聖也)「失敗作なんかじゃない・・・」



そして首の動きを止めてから構えを取るアザドス



アザドス(聖也)「ギャロンは!失敗作なんかじゃない!!!」



走り出したアザドス


構えを取るボーンサブデューク



「なんでもいい、お前たちを排除するだけの話、それ以上でもそれ以下でもない」


パンチやキックを仕掛けるがイマイチ効果は見られない



立ち上がったギャロドクス



ギャロン「聖也さん、パンチやキックではあまり効果はありません、投げ技を駆使し衝撃を与え確実に動きを鈍らせるしかありません」



バック転で距離を置いたアザドスは頷いた



アザドス(聖也)「わかった!」



アザドスはそのままボーンサブデュークの足元に飛び込んで転倒させる


アザドス「デュッ!」


そのまま掴んで立たせてすくい投げ




一方、アームトリニティが基地から発進



コックピットから戦場を見つめる三人



剣斗「おっ、アザドスも来てくれてるのか・・・こいつは行ける!」


英治「アザドスを援護するぞ・・・」



英治はサングラスをかけて


英治「ミッション・スタート・・・!」



アームトリニティは光子砲で攻撃を開始



ボーンサブデュークの背中に命中



しかし怯む様子は全くない



加奈「光子砲では効果は見られませんね」



英治「だったらアームストライカーだ・・・剣斗、エネルギー充填を開始」



剣斗「オッケー、任せろ!」




スイッチを押して充填を開始



銃撃に押され距離を詰めることが出来ないアザドス




ギャロドクスが後ろから掴んで動きを封じる



ギャロン「こっちにもいますよ」



ボーンサブデュークは抜け出そうと抵抗している


ギャロドクスはそのままボーンサブデュークを転倒させる



そしてアームトリニティを見てエネルギー充填中なのを確認



ギャロン「一発で倒すにはコントロール装置を一撃で破壊するしか方法はありません、聖也さん、なんとか動きを止めていて下さい、その間に私が体内にある装置を見つけます」




アザドスはそれを聞いて頷く



そして接近して立ち上がったばかりのボーンサブデュークに掴みかかった




それを見つめるギャロドクス



ギャロン「コントロール装置・・・確認しました、胸部です」



アザドスは頷いてボーンサブデュークの背後に回って羽交い絞め



ギャロドクスはアームトリニティを見て



ギャロン「英治さん、胸部です、そこにアームストライカーを」




英治はそれを聞いて頷いた



英治「アームストライカー、発射・・・!」



放たれたアームストライカーは狙い違わず胸部に命中



アザドスは命中と共に横へ飛び込んだ



動きが停止したボーンサブデューク



そしてゆっくりと倒れて爆発を起こした




龍太郎はそれを拳を強く握った



龍太郎「よし・・・!」




アザドスもスタンディングポーズとなってギャロドクスとアームトリニティを見る




コックピットの三人もアザドスとギャロドクスを見つめ頷く



ギャロドクスはアザドスに歩み寄ろうとしていたが



ギャロン「・・・聖也さん!危ないです!」



咄嗟にアザドスは空を見つめる



空から再びボーンサブデュークが銃撃しながら降下してきた



銃撃は全てアザドスに命中し倒れ込む



そして着地したもう一体のボーンサブデューク



「試作機を倒して満足とは早いぞ、ウルトラマンアザドス」



起き上がりボーンサブデュークを見つめるアザドス



そして龍太郎はそれを見て表情を険しくする、が、何か大きな陰に覆われたことに気付き、空を見つめる




それは英治たちも同じく



空を見ると巨大円盤が




龍太郎「本格的に攻撃を開始するということか・・・!?」




〜〜〜〜〜〜〜



人里離れた山では尚子たちが何かを見つけようと散策していた



だが尚子も巧も大介も空に見える大きな円盤を見て



巧「おいおい・・・なんだあのでかいの・・・!?」



大介「・・・あんな大きさの円盤・・・見たことないな」



尚子はふと思ったのだろう、そして言葉に出した



尚子「戻ろう、何かが起こる・・・!」



巧と大介は顔を見合わせて頷いた



大介「準備して車に乗り込むぞ」



巧「おぅよ!」



そんな二人を背後に尚子は左手を胸に添える



尚子「何この嫌な感じ・・・」


妙な胸騒ぎすら感じていた



〜〜〜〜〜〜〜





「抵抗しても時間の問題である」



ボーンサブデュークは振り向いてギャロドクスを見つめる



「最後に問う、何故お前は有機生命体の味方をしている?」



ギャロン「さっきも言いました、私はこの星を愛していると・・・そして人間も愛しています、それが何かいけないことでしょうか?」



「お前はアンドロイド、好き嫌いなどある訳がない、そんな機能など存在してはいない・・・やはりギャロン、お前は失敗作だ、鉄くずになって朽ちるがいい」



アザドスはゆっくりと立ち上がって


アザドス(聖也)「いい加減にしろ・・・ギャロンは失敗作じゃねぇ・・・!」



ボーンサブデュークは再びアザドスの方を向いた



アザドスはリミテッドブレスを三度タッチ



『特別な力、目覚めよ!』



聖也「繋がれ三つの力!チェンジッ!アザドスリミテッドッ!!!」



アザドス・リミテッドに変身



アザドス「ウォォォォッ!!!」




突撃するアザドス



ギャロンの生んだ機械生命体サブデュークとの地球の命運をかけた戦いが始まった!






〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス




〜次回予告〜


機械生命体サブデューク、その次々襲い来る攻撃にアザドスは絶体絶命

ギャロドクスも機能が停止、アームトリニティも大破

地球の未来を守るための勇者たちが次々と倒れる

高城聖也、ウルトラマンアザドスはどうなる・・・!?

尚子「次回【全滅・心は強く】聖也くん、あきらめないで!」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第41話 A

オペバドスによって連れ去られたウルトラマンアザドス

その光景を見て軽く絶望するARMの面々


しかしギャロンはその絶望すら危険視していた


ギャロン「・・・私の推測ですが、邪士の邪気は心に隙間が出来た時に流し込まれるんです・・・佐久間さんを殺しそしてアザドスまで連れ去られた・・・その一連の事で我々に心の隙間を作らせているのではないでしょうか?」


心の隙に邪気を流し込まれたと推測するギャロン



それを聞き龍太郎は心を強く持つと決意する




一方、聖也はアザドスの体内でもう一人の自分と対面を果たしていた



聖也「一体どうしようってんだ・・・?」



相手は不敵に笑い



「お前は今まで邪気によって変貌してきた者を見てきただろ?」



聖也は首を傾げ


聖也「・・・それがなんだ・・・!?」


「お前もあのような姿になるということだ・・・ゴダインのように」



聖也「!?」



「キャップの恩人を目の前で失わせた事によって俺の感情はマイナスへと働いた・・・ただ敗北するだけでは得られないであろう感情の変化だ、今まで暗黒邪士オペバドスが行ってきた方法だ」



聖也「・・・感情の変化・・・マイナスへと・・・?」



「そう、ゴダインもそうだ・・・故郷を失い途方に暮れる奴の心はマイナスに働いていた、そこを利用させてもらったのさ・・・」



聖也「つまり・・・悲しみや怒りがその対象ということか・・・!?」


「そう、元々平和を乱す者はマイナスに働いている、だがゴダインやギラーナイト・・・そして佐久間はそうではない・・・だから感情を変化させる必要があった」



聖也「・・・くっ・・・邪士の目的とはなんだ?」




「・・・宇宙を征服することにある、平和の使者は邪気を流し命を削りながら配下にする、最終的には邪気に溢れた宇宙になる・・・が、その目的は俺がいなくなって初めて成り立つ」



聖也「・・・俺?」



「ウルトラマンアザドスこそがこの目的最大の邪魔者なんだよ、アザドスには厄介な力がある、それが何かはわかるはずだ・・・だが今のお前は既にオペバドスの配下同然・・・」



厄介な力が使えない、その言葉とともに邪気に包まれたウルトラマンアザドスが登場


そして地球へ向かい攻撃を開始した




攻撃を躊躇する英治、剣斗、加奈の三人



だが龍太郎はそんな三人に言葉を投げかけた



龍太郎「みんな、攻撃を躊躇してる時ではない・・・今我々が止めなければ邪士の思い通りになってしまうんだぞ?」




英治「・・・頭ではわかっています・・・しかし・・・」


剣斗「今まで戦ってきたアザドスに・・・攻撃なんて・・・」



頭では理解しちえるが手が動かない



ギャロンは一方でギャロドクスを召喚し真っ先にアザドスへと挑む


だが苦戦を強いられる


ギャロンは皆に叫んだ


ギャロン「皆さん・・・力を貸してください・・・何もしなければこのまま世界は闇に染められてしまうのです!」



皆の攻撃意欲を取り戻したのも束の間、オペバドスが飛来しアザドスと共に攻めてきた




オペバドスを引き受ける剣斗、加奈、龍太郎



そしてアザドスは英治とギャロンが引き受けた



ギャロン「くっ・・・聖也さん!私の声が聞こえているのでしょう!?」


ギャロン「あなたには邪気を払う力があります・・・それを使う隙さえ作り出せば良いのです・・・!」

ギャロン「だから今・・・私があなたを救う番です!私の声、聞こえていますよね!?」

ギャロン「・・・私はアンドロイドだから・・・痛くありません!!!」



勢いづけて渾身の頭突きを喰らわせたギャロドクス



そう、あの時聖也がしてくれたように・・・




その衝撃で聖也は【厄介な力】と言われた力、リヴァークリスタルを差し込み邪気を全て取り払った




そして一同の連携攻撃でオペバドスに反撃



アザドス、アームストライカー、ギャロドクスのそれぞれの攻撃を受けオペバドスは今、倒されたのであった



アザドス(聖也)「・・・ゴダイン、やったよ・・・邪士を撃破したんだ・・・!」



剣斗「・・・見えますか・・・邪士の最期・・・」



龍太郎「佐久間・・・安らかに眠ってくれ・・・お前に邪気を流した元凶は・・・無事に倒すことが出来た・・・」




それぞれが想いを今は亡きものに告げていた




〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜


【飛来・管理者という名の機械生命体】




青空広がる地球、まさに平和とも言うべき日々が流れていた



聖也(邪士、オペバドスとの激闘から一週間が流れた・・・あれから怪獣の出現、侵略宇宙人の飛来もなく平和な日常が過ぎていく・・・)




訓練室で射撃をしている英治



同じく訓練室でアーム・シャフトの素振りをする剣斗



作戦室で読書する加奈




聖也(これから先、もうこのまま何も起こらず平和な日々が過ぎ去って欲しい・・・俺は心からそう願っていた・・・だが気がかりな事が俺にはある)




基地の屋上で一人空を見つめる聖也



そこへ



「一人で何か考え事をしているのか?」



振り向いた聖也の視線の先には龍太郎が



聖也「・・・キャップ」



龍太郎は聖也の隣に立って柵にもたれかかる



龍太郎「オペバドスとの戦いから一週間だ・・・長いようで短い日々だ・・・」



聖也「・・・はい、このまま何も・・・」


聖也の言葉の途中で龍太郎は



龍太郎「それ以上は私と同じ考えだろう・・・というか、皆その考えだと思う・・・」



聖也は龍太郎の横顔を見て少し微笑んだ



そして再び顔を空へ向けて



聖也「・・・でも、ちょっと気掛かりな事も勿論あるわけで・・・」



龍太郎は聖也を見て


龍太郎「気掛かりな事・・・?私で良ければ聞くが・・・?」



聖也「・・・前々から気にはなってた事です・・・忙しくて考える暇がなかっただけの話ですが・・・」



龍太郎は聖也を顔をじっと見るにとどめていた



聖也は龍太郎の方へ向き直って



聖也「ギャロンはARM結成の日から地球にいたんですか?」




そう言われた龍太郎は少しうつ向いた



聖也「・・・何かまずい質問でしたか?」



だが龍太郎は顔を上げて


龍太郎「いいや、そういう事ではないんだ・・・が、今一度皆に話しておこうとも考えていた件ではあったんだ・・・」



聖也「・・・そう・・・そうでしたか」


龍太郎「・・・だが、私の話ではギャロンがどこからどんな目的で地球に来たのかまではわからないぞ?」




聖也「どこから・・・どんな目的で・・・」



聖也の脳裏にバフールの言葉が過る



「・・・この星が何者かの管理下に置かれているかどうかは知っているか?」




聖也は少しうつ向いて難しい顔を浮かべた




龍太郎は聖也を見て


龍太郎「難しい表情を浮かべるのも無理はないだろう・・・皆が作戦室に集まったらじっくり話そうと思う・・・」



聖也は龍太郎の顔を見て頷いた





〜作戦室〜


ギャロン含めたメンバーが全員揃う中、龍太郎は口を開いてこう発した



龍太郎「邪士の攻撃から一週間・・・何も起こらないのは非常に喜ばしいことだ・・・だがこんな時だからこそ今一度、話しておきたい事もあるわけだ」




全員が龍太郎を見つめる



聖也は龍太郎がこれから話す事が何かを勿論わかっている



ギャロン「今一度話しておきたい事?それは一体?」



問うギャロンを見つめる龍太郎



龍太郎「ギャロン・・・君の事だ」



ギャロン「私の事・・・ですか?」



龍太郎は英治たちを見て



龍太郎「英治たちが入隊してきた時に既にギャロンが我がチームに所属していた・・・どのような経緯でそうなったのかを話しておこうと思う」




龍太郎は再度ギャロンを見て



龍太郎「だが、君自身がなんの目的でどこから送られてきたかまでは説明出来ないがね」



ギャロンはそれを聞いて言葉では返事をしなかった




龍太郎「・・・あれは私が宇宙調査から帰ってきて6年後辺りのことだ・・・政府からの要請で人類の未来を考え防衛チーム結成が話されていた・・・そのリーダーになって欲しいという頼みが私の元に来た・・・」





〜回想〜



会議に出席してさまざまな人物と話をする龍太郎



龍太郎(所属するメンバーは私の最終決定でいいという話で収まり、その数日後の話だった)



宇宙から謎の飛行物体が地球へ落下した



一般兵数名と龍太郎が現地へと向かった



龍太郎(宇宙から落下した謎のカプセル・・・それを開けるとギャロンが入っていた・・・勿論、電源も何も入っていない状態で)




完成直後のARM基地に運ばれるギャロン



龍太郎(基地に持ち帰り、機械系に詳しい人たちを招きギャロンに関して調査を行った・・・その最中に電源を入れるほかないという決断になった・・・)



電源が入ってギャロンは起動、その第一声が



「ネーム・・・ギャロン」



龍太郎(ギャロンという名前はそこからだ・・・アンドロイドとして驚異的なコンピューター機能を搭載しているというのは既に調査でわかっていた・・・そして知能も組み込まれおり今の口調なども当時から何も変わらない・・・地球の事を勉強するとそれはもうデータとしてインプットしていった)



ギャロン「キャップ、私は地球とここに住む人間や動物が好きになりました」



龍太郎(勉強していく上で、地球の事が好きだと・・・そしてそこに住む生き物を好きだと言ってくれた・・・良いところも悪いところも勉強した上で・・・)




アームスターを始めとする超兵器はギャロンの監修の下で行われた



人間だけでは数ヶ月かかるエンジンの計算などもギャロンのおかげで迅速に行われた



龍太郎(ギャロンの協力あってここまでの戦力を整える事が出来た、ARMの心臓部と言っても過言ではない)




〜〜〜〜〜〜〜



龍太郎「英治たちが入隊するのは兵器開発が終わった1年後くらい先になるな、幸いにもその時はまだ頻繁に怪獣出現や宇宙人襲来はなかった・・・」



聖也はギャロンを見て


聖也「ギャロンはもうずっと前から地球の事を・・・好きになってたんだな・・・」



ギャロンは右手を自分の胸に添えて



ギャロン「私も皆さんと同じく言葉も発することが出来てこうして今同じ環境で存在しています・・・私がアンドロイドなのは紛れもない事実ですが、それでも私は人間と同じ立場でいたいのです」



聖也はギャロンに歩み寄って



聖也「前にも言ったが、アンドロイドとして頼ってるところはあるけれども・・・それでもお前には他のアンドロイドにはない人間らしさがある・・・それに自信を持つんだ」



ギャロン「・・・聖也さん」




すると剣斗も



剣斗「そうだな・・・アンドロイドだとか以前の問題として仲間じゃねぇか」



その言葉に賛同したのか頷く英治と加奈



ギャロン「皆さん・・・」




龍太郎はギャロンを見て


龍太郎「君の中でまだまだ疑問は解決出来てない点は多々あると思う・・・今まで君には幾度となく救われてきた・・・その疑問を解決すべく我々も力になろう」



ギャロンは一同を順番に見つめて



ギャロン「・・・皆さん、ありがとうございます」



頭を下げて礼をしたギャロン




が、すると彼は咄嗟に頭を上げて



ギャロン「ぬっ、宇宙に未確認飛行物体の反応が・・・!」




加奈「・・・急ですね」



ギャロン「本当に急です・・・まるで別の次元から現れたような・・・」





〜〜〜〜〜〜〜



地球のすぐ傍に超巨大な円盤が存在していた



ゆっくりと地球に接近しているのがわかる




〜〜〜〜〜〜〜




ギャロンは龍太郎を見て


ギャロン「生命反応は感知出来ません」



龍太郎「映像を出してくれ」



メインモニターに表示された衛星映像、そこに映し出される円盤



剣斗「なんだこのでかさ・・・今まで見たこともない大きさだな・・・」



英治「だが、これは一体どこから・・・?」





加奈「・・・テレポートでやってきたものだと推測します」


加奈の言葉を受けてギャロンは



ギャロン「なるほど、テレポートですか・・・」




聖也「しかし生命反応が感知出来ないってことは・・・中には宇宙人も怪獣もいないってことになるが・・・」





すると円盤から一つの光りが解き放たれた




龍太郎「なんだ今のは!?」



その光はARM基地から数キロしか離れていない山地に落下




ギャロン「謎の落下物、この基地の西側に落下・・・距離は5キロです」



聖也「すぐそばじゃないか」




龍太郎「ギャロン、映像を切り替えるんだ・・・」



映像は地球に落下したものの映像へと変わる



煙が晴れるとそこには二足立ちのロボットが立っていた



左腕は人間とほぼ同じ形をいるが右腕は銃の形をしており、体系はスマート寄り


そして顔に眼球のような赤い点が一つだけ存在した青紫のロボットである



そしてその胸には・・・




映像を見ていた聖也はそのロボットの胸を見て



聖也「・・・ん?あのマークは・・・!?」



DとSが交ざったようなロゴマーク



そう、ギャロンの胸にあるマークと同じものが存在していた



ギャロンもそれに反応する



ギャロン「・・・私が持つマークと同じ・・・ということは・・・!」




そのロボットの目が点灯



「・・・レディー・・・!」




まるで今に動くという雰囲気がそのロボットから感じ取れたのであった





Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第40話 B

翌日、警報が響く作戦室


入室してくる龍太郎



作戦室には既に英治、剣斗、加奈、ギャロンの姿が見られた


龍太郎はギャロンを見て


龍太郎「どうした?」



ギャロン「・・・宇宙から邪気を纏った何かが接近しています」



龍太郎「着地予測地点は?」



ギャロン「A01です」


龍太郎は全員を見つめ


龍太郎「出動だ」



英治、剣斗、加奈は声を揃え


「オッケーキャップ!」


と返事し防具を装着、そしてヘルメットを手にして作戦室を後にした



龍太郎はギャロンに


龍太郎「私たちも行くぞ」


ギャロン「・・・キャップ」



退室しようとした龍太郎は足を止めた


ギャロン「・・・宇宙から接近している反応に身に覚えがあるのです・・・」



それを聞いて龍太郎は察したような表情を浮かべ背を向けたまま



龍太郎「・・・相手が誰であっても人類に危害を加えるならば止めなければならない」



そう言い残して退室



ギャロンも頷いてその後をついていくのだった





〜〜〜〜〜〜



空を行くアームトリニティ



英治は上空を見て紫色の邪気に包まれた何かを発見した



英治「来たぞ」


邪気は地上に着地、そして邪気が取り払われた



コックピットの三人はそれを見て目を疑った



剣斗「マジかよ・・・」



加奈「最悪の事態になってしまったようですね・・・」



三人の目線の先にはウルトラマンアザドスの姿があった


アザドスは周りを見てから横にあったビルを右手で殴り破壊




人々はそれを見て逃走を開始



近くで中継をしていたキャスターはアザドスを見て



「なんということでしょうか!?今までARMチームと共に人類を守ってきたウルトラマンが破壊活動を行っています!全く信じられない光景です!」



攻撃を躊躇している英治


一方龍太郎たちを乗せたアームロディーが到着



アザドスの破壊活動を姿を見て



龍太郎「ギャロン・・・君の予測は当たったらしい・・・」



ギャロンはモバイルを出して


ギャロン「・・・私が聖也さんを止めます・・・援護をお願いします」


龍太郎はギャロンの横顔を見て



龍太郎「わかった・・・」


ギャロンは降車しアザドスの方向へと走っていく



龍太郎はモバイルを出して通信



その相手は英治たちだった



龍太郎「みんな、攻撃を躊躇してる時ではない・・・今我々が止めなければ邪士の思い通りになってしまうんだぞ?」




英治「・・・頭ではわかっています・・・しかし・・・」


剣斗「今まで戦ってきたアザドスに・・・攻撃なんて・・・」




アザドスの体内で苦しむ聖也



聖也「くっ・・・身体が勝手に・・・何をしてるんだみんな・・・!早く俺に攻撃を!でなければ人類は・・・地球は・・・!」





龍太郎はモバイル越しに



龍太郎「君たちのその感情はマイナスだ・・・その感情が邪士にとって好都合なものなんだ・・・!前を向いてアザドスを止めるんだ!それが私たちに与えられた使命だ!」





ギャロンは立ち止まって操縦装置を装着しモバイルに叫ぶ


ギャロン「リアライズ・・・!ギャロドクス!」


召喚されたギャロドクスはアザドスの前に立ち塞がった



アザドスもギャロドクスを見て立ち止まる



ギャロン「聖也さん・・・目を覚ましてください!」


だがその声は届かずアザドスはギャロドクスに襲いかかってきた



剣斗「ギャロン・・・!」




龍太郎「今地球を守るために戦えるのは私たちだけだ!それを忘れるな!!!」


モバイル越しに聞こえる龍太郎の声



英治は少しうつ向いた



剣斗も少し顔を横に向ける



押され気味のギャロドクス



聖也「ギャロン・・・!」



回し蹴りを喰らい転がり倒れるギャロドクス



ギャロン「やはり強いですね・・・しかし私は・・・私たちは負ける訳には行かないのです・・・!聖也さん・・・あなたも邪気に屈してはなりません・・・!」



立ち上がるギャロドクスは右腕にアームマイトを装着




英治たちはアザドスに挑むギャロドクスの姿を見る



英治「ギャロン・・・」



蹴りで突き放されたギャロドクスだが踏ん張ってガトリング



全て命中し引き下がるアザドス




聖也「そうだギャロン・・・俺に構わず、そのまま攻撃し続けるんだ・・・!」




ギャロドクスはアームトリニティを見て


ギャロン「皆さん・・・力を貸してください・・・何もしなければこのまま世界は闇に染められてしまうのです!」



アザドスはそんなギャロドクスを見て接近しようとしたが別方向からの攻撃が命中し怯む



アザドスが見た先にはアームロディーが


英治たちの目にもアームロディーの攻撃が目に入る



英治「キャップ・・・ギャロン・・・」




聖也「キャップ・・・そうだ、みんな!俺に攻撃するんだ!!!」




ギャロン「お願いです皆さん・・・一緒に光を取り戻すのです!!!」



その声を聞いた三人



英治はサングラスを取って剣斗と加奈を見る



英治「・・・こんな姿、聖也に見られたらどう思われると思う?」



剣斗はそんな問いを聞いて少し笑った


剣斗「はっ・・・情けないと思われるんじゃねぇか?」



加奈「そうですね・・・ギャロンの言う通り、光を取り戻しましょう」



アームトリニティはアザドスに光子砲で攻撃


怯むアザドス



聖也は苦しみながら少し微笑んで頷く



まるで「それでいい」と言わんばかりの



ギャロドクスはアザドスを見つめて



ギャロン「聖也さん・・・あなたも光を取り戻してください・・・!」



ダッシュしアザドスに向かおうとするギャロドクス


だがそこへ紫の光弾が空から飛んできて命中


立ち止まり怯むギャロドクス


空を見上げると紫の邪気が



地上に着地し消える邪気、そして現れるオペバドス



ギャロン「オペバドス・・・!厄介な事になりましたね」



アームロディーは停車



龍太郎「オペバドス・・・こんな時に・・・!」



アザドスはギャロドクスに再び接近して肉弾戦を挑む



英治はそれを見て



英治「くっ・・・これはまずい・・・!」



すると横の剣斗は


剣斗「英治、お前はギャロンの援護をしろ・・・俺と加奈が邪士を攻撃する・・・!」



英治は剣斗を見て


英治「しかし・・・!」



剣斗「あいつには・・・絶対に負ける訳には行かねぇ!!」



剣斗の強い言葉を聞いた英治はしばらくして頷いて


英治「わかった、任せる」


剣斗「よし!」


剣斗と加奈は移動開始



そして分離するアームトリニティ



βとγはオペバドス攻撃に徹する



それを見た龍太郎は


龍太郎「なるほど、ならば私もオペバドス攻撃に徹しよう・・・そっちは任せたぞ、ギャロン、英治」



アームロディーは再び発進



ロディ砲でオペバドスを攻撃する




アザドスに掴まれるギャロドクス



ギャロン「くっ・・・聖也さん!私の声が聞こえているのでしょう!?」



腹に膝蹴りを喰らう


ギャロン「あなたには邪気を払う力があります・・・それを使う隙さえ作り出せば良いのです・・・!」


パンチで突き放されるギャロドクス


構えを取って技を繰り出そうとするアザドス


そこへαの光子砲が命中し怯むアザドス


英治「ギャロン・・・!」



ギャロドクスはαを見て頷いてからアザドスへガトリングを放ちながら接近



命中し怯んでいるアザドスの両肩を両手で掴み身動きを封じるギャロドクス




ギャロン「あの時あなたは迷っている私を救ってくれました・・・」



それはギャロドクスが完成した時の事


機械であるギャロン、だが機械だから故に抱く答えの見つからない問い



ギャロン「だから今・・・私があなたを救う番です!私の声、聞こえていますよね!?」



アザドスの体内で確かにその声を耳にする聖也



聖也「ギャロン・・・!」



ギャロン「・・・私はアンドロイドだから・・・痛くありません!!!」



勢いづけて渾身の頭突きを喰らわせたギャロドクス



そう、あの時聖也がしてくれたように・・・



激しい衝撃に襲われる聖也



だが、それと同時に



聖也「・・・今だ!」


身体の自由が許された聖也はアザドスティックにリヴァークリスタルを差し込んだ


『アザドスッ!リヴァーッ!』



聖也「流すんだ・・・邪気を!!!」


引き金を引いた聖也



ギャロドクスから突き放されたアザドスは踏ん張ったと同時にリヴァーへと変身



腕をクロスさせてから全身広げるようにして身体から青い光を解き放つ



それに吹き飛ばされるようにして消える邪気


眼光も紫から白へと戻った



右膝をつくアザドスの胸のランプが青から赤へと変わって点滅を始める



オペバドスはアザドスを見て驚くような仕草



一同もアザドスを見る


英治「アザドス・・・!」



剣斗「・・・ギャロン、神ってるじゃねぇか!!!」



少し頬を緩ませる加奈


龍太郎もそれを見て


龍太郎「・・・帰ってきたか、聖也」



アザドスに歩み寄るギャロドクス


アザドスは顔を上げてギャロドクスを見つめる



ギャロドクスは右手を差し出す



アザドス(聖也)「ギャロン・・・!」



ギャロン「光、つかみましたね」


頷くアザドスは彼の右手を取って立ち上がる


そしてゆっくりと振り向いてオペバドスを見る



アザドス(聖也)「みんな、申し訳ない・・・そして、ありがとう」



オペバドスは両手を強く握ってから構えた



アザドス(聖也)「仲間のおかげで俺は光を取り戻した・・・お前が恐れていた厄介な力・・・リヴァーで!」



横に並ぶギャロドクス



アザドス(聖也)「今度こそ決着をつけてやる・・・行くぞオペバドス!」



オペバドスはダッシュしてくる



龍太郎はモバイルで


龍太郎「全員オペバドスを攻撃!ウルトラマンアザドスを援護しろ!!」



「オッケーキャップ!!!」



先陣を切って三機の光子砲が命中



続けてロディ砲の攻撃で怯むオペバドス



ギャロドクスが続けて接近して肉弾戦を挑む


パンチを喰らわせたがキックで反撃され突き放される


そしてオペバドスは邪気によって作り出した刀を手にする



アザドスはゆっくりと構えを取ってダッシュ


オペバドスは斬撃を繰り出す



アザドス「ダァッ!!!」



素早い前宙で回避し背後へ着地


そしてリヴァーの特徴である流れるような素早い攻撃を連続して喰らわせる


引き下がったオペバドスは刀を上から振り下ろす



眩い光に包まれたアザドス、そして次の瞬間にはアザドス・リミテッドへと変わっていた



刀をスラッガーで受け止めるアザドス


アザドス「フゥゥアァッ!!!」



刀を弾いて横一線にスラッガーを振るう


刀で防ごうとしたがその刀を切断した


切断された刀は邪気となって消滅


そして左足でオペバドスを蹴って吹っ飛ばす



転がり倒れるオペバドス



アザドスの横に立つギャロドクス、そしてアームトリニティも分離から合体し静止



アザドス(聖也)「とどめだ!」


リミテッドブレスを三度タッチしたアザドス


『スリータッチッ!放てアザドスストリームッ!!!』




英治「エネルギー充填完了!アームストライカー!!!」


放たれるアームストライカー


ギャロドクスのアームマイトによる攻撃



そしてアザドスストリーム


三つの攻撃が命中したオペバドス


顔が空を向くとゆっくりと倒れて爆発を起こした




その爆発を見る一同




聖也、剣斗、龍太郎はその爆発を見つめながらそれぞれ口にした



アザドス(聖也)「・・・ゴダイン、やったよ・・・邪士を撃破したんだ・・・!」



剣斗「・・・見えますか・・・邪士の最期・・・」



龍太郎「佐久間・・・安らかに眠ってくれ・・・お前に邪気を流した元凶は・・・無事に倒すことが出来た・・・」




〜〜〜〜〜〜〜



夕日に照らされる地上



聖也以外の面々が集まっていた



龍太郎「ついに暗黒邪士を倒すことが出来た・・・」



剣斗「・・・でも、聖也は・・・」



言葉の途中で目を閉じる剣斗



するとギャロンは



ギャロン「皆さん、そんな暗い顔しなくても良いんじゃないでしょうか?」



龍太郎以外のメンバーがギャロンを見る


英治「・・・それはどういう意味だ・・・?」


ギャロンは後ろを振り向いて


ギャロン「ほら、あれを見てください」



駆け足の聖也がそこにいた



剣斗「・・・聖也!!」


三人は聖也と引き合うように走る



そして駆け寄った互い


剣斗は聖也に肩を組んで


剣斗「おい聖也!無事だったんだなぁ!!!」


英治と加奈は一歩引いてその光景を見る


英治「全く心配させやがって・・・」


加奈「本当です」



聖也は三人を見て微笑みつつ



聖也「悪い悪い!邪士に連れ去られちまってな・・・けど、アザドスと一緒に帰ってくることが出来た!みんなのおかげだよ、ありがとう!」




四人の掛け合いを離れて見つめる龍太郎とギャロン



ギャロン「キャップ・・・邪士も倒してひと段落と言ったところですね」


龍太郎は腕を組んで



龍太郎「・・・本当にひと段落ってところだな・・・だがまだこの先も地球を狙う宇宙人や人類を脅かす怪獣が現れるに違いない・・・」



ギャロン「そうですね・・・これからも・・・」



そう実感するのを噛み締めるようにつぶやいたギャロン




英治たちから一歩後ろを歩く聖也は誰にも聞こえないような声量で彼らの背中に向かって



聖也「本当にありがとう・・・みんな」





〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス



〜次回予告〜

聖也「邪士を倒してから平和なひと時が流れる、それから一週間しての事」

宇宙から巨大な銀色の円盤が飛来

聖也「あれは宇宙人・・・ん?あのマークは!?」

ギャロンの胸に刻まれているマークと同じマークがその円盤には存在していた

聖也「こいつらの正体・・・これがバフールの言ってたものなのか・・・?」

宇宙の管理者と名乗る者、そして明かされるギャロンの秘密

聖也「次回、【飛来・管理者という名の機械生命体】、ギャロン、お前は・・・!?」
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投稿者:執筆:S&A

ウルトラマンアザドス 第40話 A

宇宙から飛来した怪獣の正体はかつて龍太郎や聖也の父親である大五郎と共に宇宙調査チームの一員であった佐久間であった



目覚めた彼から過去の事を聞いた龍太郎と聖也


そして聖也がアザドスであることを知った龍太郎


そんなアザドスが過去に大五郎が変身していたと知った聖也


聖也は何故アザドスになれたのか


彼は「父親である大五郎の気が少し残っていたため、自分を選んだのではないか」と考えた



だがそんな父親の幻影をギドラルゴンとの戦い以来見なくなってしまった



龍太郎は「アザドスと一つになる」というのがヒントになると口にした


その時に大五郎から完全に聖也にウルトラマンの力が引き継がれたと



そして翌日、ゴダインやギラーナイトなどに邪気を送って地球を攻撃させていた元凶である暗黒邪士オペバドスが地球へと襲来した



すぐに出動するARMの面々



そして寝込んでいた佐久間も「自分を怪獣に変異させた者の正体を知りたい」ということで同行を求めた


渋っていた龍太郎だったが了承するに至っている



そしてオペバドスと戦うARM、そしてウルトラマンアザドス



その最中、オペバドスは再び佐久間を怪獣に変異させた



再び戻そうと奮闘するアザドス


エボヒューンとオペバドスはアザドスを見つめている



警戒するアザドス



刀を振り上げるオペバドス


アザドス「!!」


だがその刀はエボヒューンへと振り下ろされた



アザドス(聖也)「なっ!?」



英治も剣斗も目を見開いて驚く


加奈は目を閉じた、まるで目を逸らすかのように



無音のようになったこの瞬間、一つの声がこだました




「佐久間ァァァァァッ!!!!!」



アザドスではなくエボヒューンに振り下ろされた刀



龍太郎の叫びが現場に轟いていた




〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜


【勝利と光を手に】




ゆっくりと倒れるエボヒューン



それに右手を伸ばそうとしてやめるアザドス



アザドス「・・・!」



オペバドスは倒れたエボヒューンを見てからアザドスを横目に見るようにして肩を微移動させ笑ってるかのような動作



アザドスはそれを見て右手を力強く握った

エボヒューンは煙となって消滅していった




アザドス(聖也)「なんて事を・・・よくも・・・!」



停車しているアームロディー


運転席で少しうつ向いた龍太郎


龍太郎「佐久間・・・」


だが次の瞬間に顔を上げて


龍太郎「おのれ・・・オペバドス・・・!」


足を強く踏み込んでオペバドスへと向かって行くアザドス


起き上がりつつそれを見たギャロドクス



ギャロン「アザドス、正面から飛び込んでは・・・!」



と危機を感じ口にした


アザドスは走りながらウエポンへと変身する



額を三度なぞってアザドスランサーを手に攻撃を仕掛ける


アザドス「デヤァァァッ!!!」


それを刀で受け止めるオペバドス


左足で突き放し光弾を喰らわせる



アザドス「グッ!!」


少し引き下がったところで斬撃を喰らって膝をつくアザドス



ギャロドクスは立ち上がって



ギャロン「聖也さん・・・!」


オペバドスに向かって走り出す


オペバドスはそれに気付いて光弾を放つ



光弾を受けたギャロドクスはその場で倒れ込む




アザドスの胸のランプが点滅を始める


アザドス(聖也)「くっ・・・!」


オペバドスはゆっくりとアザドスへと迫る



アームトリニティでは



剣斗「アザドスが危ない・・・こうなったらアームストライカーだ!」



英治は頷いてエネルギー充填を開始




アザドスの手前で足を止めたオペバドス


アザドスは顔を上げてランサーを持つ右手を差し出した


オペバドスは咄嗟に反応し左手でランサーを掴む



アザドス「!?」



エネルギー充填が完了したアームトリニティ



英治「行くぞ・・・!」



オペバドスはアームトリニティを見てからアザドスを引っ張るようにして立たせて羽交い絞めのような形へと持っていく



アームトリニティから見れば盾にさrたような形となった



加奈「待ってください、このままではアザドスにも攻撃が及んでしまいます」



発射を躊躇した英治



英治「なんだと・・・?」




アザドスは抵抗しつつアームトリニティへ



アザドス(聖也)「俺に構うな!撃つんだ!!!」



するとオペバドスは紫色の邪気を全身から放出させる



アザドス「!?」


全員がそれを見て驚く


その邪気はオペバドスとアザドスを包み込んでいく



それを見た龍太郎はアームロディーから降車



邪気は空へとゆっくり上がっていく



龍太郎「アザドスを連れ去るつもりなのか・・・?」




ゆっくりと浮上していた邪気、しかし一定の高さになったところで猛スピードで宇宙へと飛び去っていった




英治、剣斗、加奈、ギャロン、龍太郎それぞれのメンバーがそれを見つめる



英治「アザドスが・・・!」


剣斗「・・・くっそ・・・こんなことあってたまるかよ・・・」


ギャロドクスは立ち上がりつつ空を見つめたままだった



そして龍太郎はその場に両膝をついて空を見つめる




龍太郎「・・・聖也ァァァァァァァッ!!!!」



龍太郎の叫び声が轟く



そしてそれに反応したギャロドクス



ギャロン「キャップ・・・もしかして・・・」



ギャロドクスはゆっくりと消えて、ギャロンは操縦装置を外し龍太郎の元へと向かう



膝をついている龍太郎に肩を貸し立たせるギャロン



ギャロン「キャップ・・・しっかりしてください・・・!」



龍太郎は空を見つめたまま



龍太郎「佐久間を犠牲・・・それだけでなくアザドスまで・・・」



悔しさを感じているとわかる表情を浮かべている龍太郎



ギャロン「ひとまず・・・基地に戻りましょう」



龍太郎は唇を噛み締めて目を閉じた



そして顔を少しずつ下へと向けていく




〜〜〜〜〜〜〜



地球から離れる邪気、その中で・・・



アザドスのランプの点滅が止まり、そして消える


目の光も失ったアザドスは微動だにしなくなった



アザドスの体内の聖也、その周りが真っ暗となった



聖也「力が・・・出ない・・・」



月面に着地した邪気



邪気が消え、そこにはオペバドスと仰向けに倒れるアザドスの姿が



オペバドスはゆっくりと下を向いてアザドスを見つめる



そして右手を差し出して邪気を放ちアザドスへと送り込んでいく




アザドスの体内で聖也は喉元を抑えて



聖也「くっ・・・なんだこれは・・・!」



と苦しさを感じていた



すると・・・



「これが俺の悪感情・・・」



聖也「・・・!?」



顔を上げ目の前を見た



するとそこにはもう一人の自分、紫色の瞳の高城聖也がいた



聖也「もう一人の・・・俺・・・だと?」


もう一人の聖也は不敵な笑みを浮かべたのだった





〜〜〜〜〜〜〜



作戦室に戻ってきた龍太郎とギャロン



既に戻っていた英治たちが席を立って二人を見つめる


剣斗「・・・あれ・・・聖也はどうしたんですか?」



龍太郎とギャロンは少し顔を横に向けた



英治「まさか・・・邪士の攻撃で・・・?」



龍太郎は顔を正面に向けて三人にこう話した



龍太郎「彼は・・・アザドスと共に連れ去られてしまった・・・」



そう口にした龍太郎を見つめるギャロン



龍太郎「・・・だが、次に邪士が襲来した時には必ず取り戻す・・・聖也もアザドスも・・・」



席についた剣斗は右手で机を叩いた



剣斗「クソッ!!」


英治は剣斗を見て


英治「・・・まさかこんな事になるとは・・・」



今の状況についての言葉だった



加奈は席について


加奈「最悪の事態も想定しなければなりません・・・」



龍太郎はギャロンを見て


龍太郎「ギャロン・・・邪士の反応はどこにあるかわかるか?」




ギャロン「・・・現在地は・・・月・・・です」



龍太郎は頷いてから皆を見て



龍太郎「再び襲来した時に備えて・・・今は休むんだ」



剣斗は龍太郎を見て



剣斗「こんな時に休めって・・・出来るわけがないじゃないですか!」


英治が剣斗を制止することはなかった



同じ気持ちであることが伺える



するとギャロンが


ギャロン「いつまでもここにいても・・・しょうがありません、せめて体力面は回復させるべきなのです」



剣斗は目を閉じて首を横に振る



龍太郎「アザドスが捕らわれた今・・・地球を救えるのは我々だけなんだ・・・せめて今くらいは休んでおかないと・・・わかるか?」



皆に問う龍太郎



しかし誰からも返事はなかった



龍太郎「・・・以上」



龍太郎は作戦室を去った



残された者はそこから動こうとはしない



ギャロンは皆を見てから作戦室を退室した





〜〜〜〜〜〜〜


基地の屋上にやってきた龍太郎



空を見上げる龍太郎の元に



「・・・いつ存じ上げに?」



振り向く龍太郎の前にはギャロンが



龍太郎「・・・ギャロン」



ギャロンは龍太郎の横に立つ



ギャロン「いつから聖也さんがアザドスだと・・・?」



龍太郎は目線を再び空へと向けて



龍太郎「昨日・・・だな、佐久間からの話で色々な謎が繋がっていった・・・聖也の前にアザドスだったのは彼の父である大五郎であるということも知った」



ギャロン「・・・聖也さんの父がアザドスだった・・・?」



頷いた龍太郎



ギャロン「・・・では、聖也さんの中で少しずつ・・・いえ、かなり答えが見つかりだしたということですね」



龍太郎はギャロンを見つめる



ギャロン「聖也さんは少し悩んでいました・・・どうして自分が選ばれたのか、何故自分に力が与えられたのか・・・」



龍太郎「・・・佐久間からの話で・・・その問いに答えられるようになったかもしれん・・・ということだな」



ギャロン「ですね・・・」



すると龍太郎は少し顔をうつ向かせて



龍太郎「・・・だが・・・佐久間を犠牲に・・・それだけじゃない・・・聖也まで・・・」



龍太郎の肩を掴むギャロン



ギャロン「・・・悪感情を持ってはなりません・・・加奈さんが言っていた最悪の事態・・・それになるかもしれません」



龍太郎はギャロンを見つめ



龍太郎「・・・君はその事態がどのようなものだと考えているんだ?」



ギャロンは肩から手を放して



ギャロン「・・・私の推測ですが、邪士の邪気は心に隙間が出来た時に流し込まれるんです・・・佐久間さんを殺しそしてアザドスまで連れ去られた・・・その一連の事で我々に心の隙間を作らせているのではないでしょうか?」



龍太郎「つまりマイナス思考・・・ということか?」



ギャロンは少し首を傾げて


ギャロン「あくまで持論ですが・・・でもその可能性は極めて高いかと」



龍太郎は空を見つめ


龍太郎「聖也・・・絶望に屈してはならん・・・!」



そう警告するような言葉を放ったのだった





〜〜〜〜〜〜〜



邪気に包まれた空間



二人の聖也が向かい合う



苦しむ聖也は邪気の聖也に対して



聖也「一体どうしようってんだ・・・?」



相手は不敵に笑い



「お前は今まで邪気によって変貌してきた者を見てきただろ?」



聖也は首を傾げ


聖也「・・・それがなんだ・・・!?」


「お前もあのような姿になるということだ・・・ゴダインのように」



聖也「!?」



「キャップの恩人を目の前で失わせた事によって俺の感情はマイナスへと働いた・・・ただ敗北するだけでは得られないであろう感情の変化だ、今まで暗黒邪士オペバドスが行ってきた方法だ」



聖也「・・・感情の変化・・・マイナスへと・・・?」



「そう、ゴダインもそうだ・・・故郷を失い途方に暮れる奴の心はマイナスに働いていた、そこを利用させてもらったのさ・・・」



聖也「つまり・・・悲しみや怒りがその対象ということか・・・!?」


「そう、元々平和を乱す者はマイナスに働いている、だがゴダインやギラーナイト・・・そして佐久間はそうではない・・・だから感情を変化させる必要があった」



聖也は左手を強く握った



聖也「・・・くっ・・・邪士の目的とはなんだ?」




「・・・宇宙を征服することにある、平和の使者は邪気を流し命を削りながら配下にする、最終的には邪気に溢れた宇宙になる・・・が、その目的は俺がいなくなって初めて成り立つ」



聖也「・・・俺?」



邪気の聖也から指さされ



「ウルトラマンアザドスこそがこの目的最大の邪魔者なんだよ、アザドスには厄介な力がある、それが何かはわかるはずだ・・・だが今のお前は既にオペバドスの配下同然・・・」



聖也はクリスタルをしまっているポケットに触れる



厄介な力が何かを聖也は勿論わかっている



「くっく、はっはっはっは!!!地球のために戦い続けてきた!ウルトラマンアザドスが!地球を攻撃する!!!」



聖也「・・・何!?」



「もう厄介な力は使えない!地球を攻撃するウルトラマンにどう反応するか見ものだな?」



聖也は顔を下に向けた



「・・・?」



すると聖也は少しずつ笑い始めた



そして顔を上げてもう一人の自分に言い放った



聖也「・・・俺の仲間が俺を止めてくれるに決まってるだろ・・・?」



不敵な笑みをやめた邪気の聖也



「ほう、では試すか・・・」



もう一人の聖也が邪気となって聖也に纏う



聖也「くっ・・・!」



右手で頭を抑えて苦しむ聖也


だが、少ししてその苦しみもなくなったようだ



不敵な笑みを浮かべる聖也はアザドスティックを取り出した



そしてアザドスクリスタルをセット



聖也「・・・ファイト、アザドス・・・!」



ゆっくりと引き金を引いた



紫の光に包まれた聖也はアザドスへと変身



月面に登場したウルトラマンアザドス


眼光が紫になっていたのだった




Bへつづく
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投稿者:執筆:S&A

ウルトラマンアザドス 第39話 B

龍太郎は聖也を見る



そして聖也は佐久間を見て


聖也「・・・俺の事を・・・」




佐久間は頷いて


佐久間「今ならわかる・・・大五郎さんの息子と聞いてからそう感じた・・・君がウルトラマンアザドスであることを」


龍太郎と聖也は顔を見合わせて



龍太郎「大五郎が・・・ウルトラマンアザドス・・・だった・・・?」



聖也は首元にかかっている自分のネックレスを手に取って



聖也「・・・父さんがアザドス・・・?」




ネックレスを見つめる聖也



すると初めてアザドスティックに触れた時の事や父からさまざまアドバイスを貰った時の事を思い出す



聖也「・・・アザドスになって以来父さんの幻影をよく見るようになったのは・・・それが影響していたからでしょうか?」



そう問われた佐久間は


佐久間「さぁ、詳しくはわからんがその可能性は高そうだね」



聖也は再びネックレスを見て



聖也「そうか・・・父さんはアザドスだったんだ・・・」




龍太郎はそんな聖也を見て少し微笑んだ



そして再び佐久間に目線を変えると



龍太郎「そして、次は君だな・・・10年近くの歳月をかけて地球に帰ってきた経緯を・・・話してくれないか?勿論、君の状態を見てだが」



佐久間は龍太郎を見て少し微笑んで


佐久間「さっきも言いましたが気遣いは無用ですよ・・・光に包まれた私はおそらく地球へと向かっていたのだと思います・・・しかしその途中で流星群とぶつかり軌道が変わってしまって・・・別の惑星へと着陸しました」




〜回想〜



流星群により軌道が変わった球体は宇宙にある一つの惑星へと辿りついた



佐久間「(私は途方に暮れていました、地球までどうやって帰ればいいのかと思っていました)」



しかしその星には街があった




佐久間「(その星はQ21星と呼ばれる惑星で平和な星でした・・・そこで偶然にも私たちが乗っていた宇宙船の部品が見つかり、その部品を元に新しい宇宙船を作ってもらえるようになったのです)」



Q21星人たちの見た目は地球人と変わらず、そして佐久間のために宇宙船を完成させてくれた



佐久間「(その宇宙船完成までずいぶんと年数を使いました・・・おそらく地球時間で8年くらいは・・・そして完成し暖かく見送っれくれた)」




〜〜〜〜〜〜〜



龍太郎「・・・なるほど、そこの住民たちが地球の金属に似せて作ったということだ・・・細かい部分までそっくりに・・・」




聖也「・・・だから地球の金属と同じ反応だったんですね・・・」



佐久間は二人を見て頷いた



龍太郎「・・・そして地球に向かっている最中・・・今度は・・・」




佐久間は龍太郎の言葉に一つ頷いた



佐久間「・・・恐ろしい力に飲み込まれたんだ・・・」



〜〜〜〜〜〜〜



宇宙船は地球へと向かっている最中だった、紫色の邪気が宇宙船に忍び寄ってきた



佐久間は船内からそれを見て



佐久間「これは・・・一体どういうことだ?」



邪気は宇宙船を包む



異常事態を知らせる警報、そして佐久間は焦る



佐久間「(今度こそダメだと思いました・・・紫色の邪気が私に近付いて飲み込んでいくように・・・その邪気の奥に私は何かを見たんです・・・そこからの記憶はありませんが)」




龍太郎と聖也は顔を見合わせて



龍太郎「おそらくその姿が・・・」



聖也「邪士の正体では・・・?」





佐久間「邪気に飲み込まれてから今までの記憶は全くない・・・わかっているのは自分が怪獣となって暴れていたという感覚だけ・・・」



佐久間は聖也を見つめて



佐久間「だから君には感謝を言うしかない・・・ありがとう」



聖也はそんな佐久間に対して


聖也「いやいや、こちらこそ・・・色々な話を聞けて良かったです・・・あの日の真相をキャップや佐久間さんが話してくれているからこそ父にどういうことがあったのかが知れてるので・・・こちらこそ礼を言わなければなりません」




佐久間は微笑んで



佐久間「そうか・・・それなら君の助けになれたということか・・・それなら良かったよ」



聖也もその佐久間の微笑みを見て笑みがこぼれた



龍太郎は佐久間を見て



龍太郎「話は聞けた・・・無理をさせて申し訳ない・・・あとはじっくり休むだけだな・・・」




そして退室した龍太郎と聖也は廊下で並びながら歩く



龍太郎「・・・君がウルトラマンアザドス・・・か」



聖也「今まで黙っていてすいません・・・」



龍太郎「・・・いや、だが不思議と想像以上に驚かない自分に驚いている・・・むしろそうではないかという想いすら湧いてきた・・・色々な事が繋がって今に活かされるんだなと改めて思ったよ」




足を止めた聖也



聖也「・・・僕はこれからも一人の人間としてみんなとは接していきたいんです・・・わがままかもしれませんが」



同じく足を止めて聖也を見た龍太郎は



龍太郎「・・・この事を知ってるのは私だけか?」



聖也は首を横に振って



聖也「いえ、実はギャロンを知っています・・・それもかなり前から」



龍太郎「ふふっ・・・そうか・・・では私とギャロンだけに留めておくことにしよう」



少し笑った龍太郎



龍太郎「ところで、君が父の幻影を見ると言っていたが・・・やはりそれはアザドスが関係してると思うかね?」




聖也「・・・自分ではそう思ってます・・・アザドスになるためのアイテムに父の気が少し残ってたのではないかと・・・」



龍太郎「・・・なるほど、そう考えるのが自然かもしれないな・・・」




聖也は少しうつ向いて



聖也「ですが、最近は見ないんです・・・アザドスと一つになってもう一つの姿を覚醒させた時以来・・・」




龍太郎はそれを聞くと


龍太郎「もう一つの姿・・・まさか最凶の存在との戦いの時か・・・?」



聖也は頷いた



龍太郎は腕を組んで



龍太郎「・・・そのアザドスと一つになる・・・というのが最大のヒントではないだろうか・・・大五郎から完全に君にアザドスの力が引き継がれたと・・・まぁよく知らないからこそこんな事が言えるんだろうが」



聖也はそれを聞いて納得したような表情を浮かべて



聖也「・・・いえ、そうなのかもしれません・・・自分が難しく考えていただけだったり・・・」



龍太郎は微笑んで



龍太郎「・・・まぁ君はゆっくりと休むんだ・・・私は作戦室へと戻る」



そう言って去っていく龍太郎



聖也はその場で足を止めたままネックレスを見て



聖也「・・・俺がアザドスになれたのは・・・父さん、あなたが俺を選んだから・・・なのか?」



そうつぶやいた聖也であった





〜〜〜〜〜〜〜



翌朝、作戦室


聖也以外のメンバーが集まっていた



するとギャロンが


ギャロン「この反応・・・邪気です、地球に向かっています」



龍太郎「邪気だと・・・?」



剣斗は己の拳を合わせて


剣斗「ってことは・・・今度こそ邪士か!」



英治は剣斗の肩に手を置いて


英治「力むな、まだ決まったわけではない・・・だがそろそろ来てもいい頃合いではあるな」



龍太郎はギャロンに



龍太郎「ギャロン、聖也に連絡・・・他の者はアームトリニティに搭乗し出撃準備だ」




三人は声を揃えて



「オッケーキャップ!」


そう言って退室




〜〜〜〜〜〜〜




宇宙から飛来した紫色の邪気はゆっくりと地球に降り立った


市街地に着地と同時に邪気が消え、その正体を現した



頭に三本の角のような突起物を生やしており両腕、両足は紫色で胴体は黒色で統一されている

そして目の色は青



これが暗黒邪士オペバドスの姿である



オペバドスは周りを見渡す




そして右手を突き出して紫色の光弾を発射



街を破壊し始めた





一方、作戦室に入室してきた聖也



聖也「お待たせしました」




龍太郎は聖也を見て



龍太郎「来たか、聖也とギャロンは私と一緒に行くぞ」



ギャロンと聖也は頷いた



龍太郎はモバイルで


龍太郎「アームトリニティ、発進!」



アームトリニティは基地を飛び出し発進していく




龍太郎は二人を見て


龍太郎「我々も行くぞ」



退室した三人



通路を走っていると宇宙服に着替えている佐久間が



足を止めた三人



龍太郎「佐久間?まだ安静にしていなくては・・・」



佐久間「自分は大丈夫です・・・それより自分の目で確かめたいんです、今回地球に来た者の正体を!自分を悪魔に変異させた者の正体を!」



龍太郎は渋る表情を浮かべていたが



佐久間「お願いします!!」



龍太郎の両肩を掴んでそう口にした佐久間



龍太郎「・・・良いだろう」



承諾した龍太郎は二人を見て頷いて通路を駆け足で去る



〜〜〜〜〜〜〜



街を破壊し続けるオペバドス



そこへアームトリニティが登場




コックピットでオペバドスを見た英治たち



英治「正体はともかく、今は破壊活動を止めるぞ」


頷く剣斗、加奈



光子砲で攻撃するアームトリニティ


オペバドスはアームトリニティに光弾で反撃



回避するアームトリニティ




一方、龍太郎たちが乗ったアームロディーが現場に到着


降車する四人



オペバドスを見た佐久間は


佐久間「あれだ・・・邪気に飲み込まれた時にあの宇宙人を私は見たんだ・・・」



聖也「ということは・・・あれが邪士ってことか」



聖也は鋭い眼差しでオペバドスを睨んだ



聖也は龍太郎に


聖也「援護を頼みます・・・!」


それだけ言い残して走っていく



龍太郎「聖也・・・」


その後ろ姿を見たあと、龍太郎はギャロンに


龍太郎「ギャロン、ギャロドクスをいつでも召喚出来るようにスタンバイだ」


ギャロン「わかりました」





走る聖也はアザドスティックを取り出してアザドスカプセルを差し込んだ



聖也「ファイトッ!アザドォォォォォスッ!!!」



光に包まれた聖也はアザドスへと変身を遂げる



空から前宙し着地したアザドス


オペバドスはアザドスを見て足を止める



立ち上がるアザドス



それを見た剣斗たち



剣斗「アザドス!」



すると龍太郎からの通信が



龍太郎「みんな、奴の正体が邪士だとわかった・・・もう遠慮はいらない・・・アザドスを援護し地球の平和を掴むぞ!」



全員が頷く



剣斗は左手を胸に添えて


剣斗「行くぞ・・・見ててください」



と、今は亡きギラーナイトへ向けた言葉と思われる発言





向かい合うアザドスとオペバドス



アザドス(聖也)「お前の好きなようにはこれ以上させないぞ・・・邪士!」



アザドス「ヘアッ!」



互いに走り出すアザドスとオペバドス



掴み合った両者



アザドス「ヌッ!ドワァッ!」



右の膝蹴りから右腕のエルボーで突き放す



さらにアザドスは追撃として左手でパンチ



それを受け止めたオペバドスはアザドスを背負い投げ


倒れたところを踏みつける



アザドス「グッ!」



そこへアームトリニティの光子砲で援護


怯むオペバドス


その隙に両足でオペバドスを蹴ってから前転し体勢を立て直すアザドス


振り向きざまにアザドウム光輪



オペバドスは咄嗟に両手で紫のバリアを作り出して防御




オペバドスは顔を少し横に向けた



その目線の先には戦いを見守る佐久間たちの姿が



アザドスは接近して格闘


オペバドスは全て防御し右足で突き放す


アザドス「ググッ!」



オペバドスは光弾をアザドスに命中させる


倒れ込んだアザドス



するとオペバドスは右手から邪気を生み出し佐久間に向けて解き放った



それを受けた佐久間は両手で頭を抱えて苦しみ出す



龍太郎とギャロンは


龍太郎「佐久間!!」


ギャロン「これは!?」



すると佐久間の左目が紫色になり



佐久間「くっ・・・暗黒邪士オペバドスの闇からは逃れられない!再び暴れる事となる!」



誰かが代弁してるかのような言葉を出し邪気に包まれる佐久間



龍太郎「佐久間ぁぁぁぁッ!!!」


邪気に包まれた佐久間は彼らから離れて巨大化



邪気が消えるとエボヒューン・ドリーメアに再び戻ってしまった



起き上がってそれを見たアザドスは驚く



勿論、アザドスだけではない



英治「なっ、あの怪獣は・・・!?」




龍太郎とギャロンをそれを見て



龍太郎「馬鹿な!再び怪獣に戻したというのか!?」



ギャロン「暗黒邪士オペバドスの闇からは逃れられない・・・そういう事ですか」



オペバドスはエボヒューンをアザドスへと仕向けた



アザドスに向かって行くエボヒューン


アザドスは右手を前に出して待てと言わんばかりの動作


しかし聞く訳もなく攻撃を受けてしまう




龍太郎はギャロンに


龍太郎「ギャロン、アザドスを援護だ!」


ギャロンは操縦装置を装着し


ギャロン「わかりました・・・リアライズ、ギャロドクス!!」




召喚されるギャロドクス



龍太郎「英治たちは邪士への攻撃を続行だ!」


そう通信で口にする龍太郎



英治「わかりました」



龍太郎もアームロディーに乗り込み


龍太郎「頼むぞ・・・聖也」


そうつぶやいて発進させる



エボヒューンの攻撃に防戦一方のアザドス


そこへギャロドクスが参戦しエボヒューンを掴み動きを封じる



アザドスは少し引き下がって



アザドス(聖也)「ギャロン!」



ギャロドクスはアザドスを見つめ


ギャロン「聖也さん!佐久間をもう一度人間の姿に戻しましょう!」



アザドスは頷いた


アザドス(聖也)「わかった!」




一方、ARM決死の攻撃を受けていたオペバドスは右手で邪気を生み出す


そしてその邪気を太い刀のように変形させ実体化させた



そして斬撃を繰り出しエボヒューンを掴んでいたギャロドクスを吹っ飛ばす



倒れ込むギャロドクス



アザドスはそれを見て



アザドス(聖也)「ギャロン!!」


そしてオペバドスはゆっくりと歩いてエボヒューンへと寄り添っていく



構えを取るアザドス



エボヒューンとオペバドスはアザドスを見つめている



警戒するアザドス



刀を振り上げるオペバドス


アザドス「!!」


だがその刀はエボヒューンへと振り下ろされた



アザドス(聖也)「なっ!?」



英治も剣斗も目を見開いて驚く


加奈は目を閉じた、まるで目を逸らすかのように



無音のようになったこの瞬間、一つの声がこだました




「佐久間ァァァァァッ!!!!!」



龍太郎の、仲間を呼ぶ声だけが・・・





〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス



〜次回予告〜

聖也「目の前で起こった惨劇、俺はオペバドスの前に敗れた」

オペバドスに連れ去られる聖也、そしてショックな展開が待ち受ける

聖也「邪気を流し込まれた俺は、最悪な形で皆の前に戻ってきた」

そう、邪気に包まれたウルトラマンアザドスが街を破壊していた

聖也「みんな、しっかりしてくれ!仲間であるかどうかの前に地球を救ってくれ!」

ギャロンと龍太郎の決意、アザドスを再び光へ!

聖也「次回、【勝利と光を手に】暗黒邪士を倒すため、ファイト!アザドス!!!」
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投稿者:執筆:S&A

ウルトラマンアザドス 第39話 A

宇宙から飛来した宇宙船、そこから出現した怪獣エボヒューン・ドリーメア


アームトリニティの活躍により怪獣を一時退散させることが出来た



そしてそれと同時に宇宙船に使われている金属について調べるARMの面々



そして驚くべき事実が明かされた


なんと宇宙船に使われている金属が地球の物質だという事がわかったのだ



エボヒューンの正体に関して考える一同、だがそこに再び出現したエボヒューン



すぐに出撃するARM



そして聖也もアザドスとなってエボヒューンと対決


ギャロドクスの協力もあってエボヒューンにアザドスプリフィケーションを浴びせることに成功


そしてギャロンと聖也はエボヒューンの正体と思われる人物を発見した



そこへ合流する龍太郎たち



龍太郎「で、その怪獣の正体だったと思われる人の容態は?」



聖也の横でギャロンは


ギャロン「非常に弱っている状態です・・・」



龍太郎たちはその男性に目を向ける



龍太郎「・・・ん?」


龍太郎は男性の顔を見て少し表情を変えた



そして歩み寄って顔をしっかりと見つめた龍太郎



龍太郎「・・・佐久間(さくま)?佐久間じゃないか!!!!」



龍太郎はその男性にそう呼びかけた



それを見た一同は顔を見合わせ少し驚いている



恐る恐る英治は龍太郎に



英治「・・・キャップ、その方は・・・一体?」



龍太郎はしばらく間をあけてから振り向いてこう口にした



龍太郎「私と共に宇宙に行った仲間の一人だ」




その言葉に衝撃を受けた一同



果たして、どうなるのか・・・?



〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜




ARMの作戦室



英治、剣斗、加奈、ギャロンの四人が残っており龍太郎と聖也は不在だった



椅子に座る三人とその横に立っているギャロン



三人はただ黙っている、そこでギャロンは三人を見て



ギャロン「・・・皆さん、先ほどの方が気になっているみたいですね」



それを聞いた三人



剣斗「・・・頭が追いつかねぇ・・・キャップと一緒に宇宙に行ったってことは・・・」



英治「あの最凶の存在の時に帰らぬ人になった・・・ということになる・・・」



加奈「今頃何を話しているのかは気になりますが・・・」



英治は加奈を見て


英治「だがキャップは自分と聖也だけ話を聞くことにすると言った・・・聖也は自分の父の件もあるだろうからな」



ギャロンは作戦室の扉を見つめて



ギャロン「・・・しかしこのまま意識を取り戻して何があったかを聞くというのは、いずれにしても新たな事実ばかりが耳に出来そうではありますね」





そして場面は変わって病室



ベッドに横たわる佐久間、その横で椅子に座って見つめる龍太郎と聖也の姿があった



聖也は佐久間の顔を見つめつつ


聖也「この人が・・・父と一緒にあの日犠牲になった人・・・なのですか?」


龍太郎は佐久間を見つめたまま黙って頷く



聖也「しかし・・・何があって・・・」



聖也は疑問を口にするが龍太郎は



龍太郎「君と同様に私も疑問が多い・・・大五郎の事も新たな情報が聞かれるかもしれない・・・だが、まずは意識を取り戻すかどうか」



疑問が山積みなのは事実だが、一つ一つの事を受け入れる冷静さを保つことが龍太郎には出来ていた


意識を取り戻す云々もそう




窓の外はもうすっかり暗くなっていた



龍太郎は窓の外を見つめて


龍太郎「ここに佐久間を搬送してきてもう3時間足らずか・・・」



そう口にした龍太郎


するとベッドで横たわっている佐久間がゆっくりと目を開けた


佐久間「・・・ここは・・・?」




その声で龍太郎と聖也は顔を見合わせてから佐久間を見つめる



龍太郎「・・・気がついたか?佐久間」



龍太郎の声に佐久間はそちらを向いて


佐久間「・・・君は・・・?」



まだ顔がはっきり見えていないのかそう問うと龍太郎は優しい声色で



龍太郎「龍太郎・・・和代龍太郎だ」




そう佐久間に言った



すると佐久間の表情が月明かりで少しだけ見えるようになり


佐久間「・・・龍太郎さん・・・本当に龍太郎さん・・・?」



感激しているような表情が浮かんでいた



龍太郎は彼の右手に自分の両手を添えた




龍太郎「・・・まずはおかえり・・・そして、何があったか聞かせてくれないか?」




佐久間にそう口にしたのだった




〜〜〜〜〜〜〜



地球から遠く離れた宇宙



そこには紫色の飛行体が存在していた



その飛行体が目指す場所、それは紛れもなく地球であった





〜〜〜〜〜〜〜



佐久間は天井を見るようにして


佐久間「何があったか・・・か、あの日の事以降だな」



佐久間の言うあの事とは龍太郎たち四人の船員が最凶獣ギドラルゴンと出会った時の事



龍太郎は頷いて



龍太郎「そうだ、あれから何があって君がこの星にたどり着いたのか・・・そして何故怪獣に変異したのか・・・色々聞きたいことがある・・・だが君は身体は弱っている・・・無理のない範囲で良い」



佐久間は龍太郎を見て


佐久間「お気遣い無用です・・・ロケットを切り離してからのことですね」




龍太郎「・・・うん、そこからお願いするよ」



だが佐久間は聖也を見て


佐久間「君は・・・?」



すると龍太郎は佐久間を見て


龍太郎「彼は高城聖也・・・大五郎の息子だ」



それを聞くと佐久間は聖也を見て


佐久間「・・・大五郎さんの?そう・・・そうですか」



そして次の瞬間に佐久間は驚くべき事を口にした


佐久間「・・・では君が怪獣となった私に手を差し伸べてくれたのだな」



その言葉に聖也と龍太郎は驚いた表情を浮かべたのだった



そして龍太郎は聖也を見る



聖也は佐久間を見て


聖也「・・・俺の事を・・・」




佐久間は頷いて


佐久間「今ならわかる・・・大五郎さんの息子と聞いてからそう感じた・・・君がウルトラマンアザドスであることを」


龍太郎はそれを聞いて聖也に


龍太郎「聖也がアザドス・・・?」



聖也は若干気まずそうな表情を浮かべた



佐久間はそれを見て


佐久間「・・・龍太郎さんには話してなかったようだね・・・今言うのはまずかった・・・かな?」



聖也「・・・いえ、いつかは話さなければならない事ですから」



そして聖也は龍太郎を見て



聖也「黙っていてすいません・・・でも」


何か言おうとした聖也だったが龍太郎はそれを遮るようにして



龍太郎「いい・・・今新たな情報を聞くと頭がパンクする・・・君の話は後でじっくりと尋ねることにする」



そう微笑んで口にした龍太郎



そして佐久間に再び目線を変えて



龍太郎「・・・では、あの時の続きを話してくれないか、佐久間」




佐久間は頷いた




〜回想〜




切り離すロケットに移った佐久間、そして後から来た大五郎


佐久間はハンドルを握った状態で大五郎を見て


佐久間「大五郎さん!どうして!?」



大五郎「これは私のすべきことだ!君はすぐに戻るんだ!」



しかしギドラルゴンは迫りきていた



佐久間はそれを見つつ


佐久間「もう間に合いません・・・」


大五郎は目を閉じてからすぐに開いて


大五郎「止むを得ん・・・フンッ!」



切り離しスイッチを押しロケットの切り離しを行う


龍太郎たちが乗ったロケットはギドラルゴンから離れていく




佐久間「(龍太郎さんたちをなんとか脱出させることが出来ました・・・問題はこのあとでした)」



ギドラルゴンは光線を発射し大五郎たちの乗ったロケットを撃墜させる



火花散るコックピット



佐久間「うわぁ!!」



佐久間の肩を掴んだ大五郎



大五郎「君も助け出す・・・!」


佐久間はそれを聞いて


佐久間「えっ?」



佐久間「(この時の大五郎さんの言葉の意味はわかりませんでした、ですが次の光景を見て納得しました)」



大五郎は肩から手を放してなんとアザドスティックを取り出したのだ



そしてアザドスクリスタルを取り出して差し込んだ



佐久間「!?」



大五郎は引き金を引いてウルトラマンアザドスへと変身を遂げた



佐久間「(調査していた惑星で目撃した光の巨人・・・その正体が大五郎さんだったのです)」



アザドスは光の球体に佐久間を包み込ませるとギドラルゴンとは反対方向に解き放った



佐久間「(そしてその時に大五郎さんは言いました・・・)」



アザドス(大五郎)「必ず生きて・・・地球へと帰るんだぞ!」




そしてアザドスはギドラルゴンと対決することとなった




〜〜〜〜〜〜〜



龍太郎も聖也も驚いた表情を浮かべていた



聖也の父、大五郎はウルトラマンアザドスだったということが





Bへつづく
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投稿者:執筆:S&A

ウルトラマンアザドス 第38話 B

作戦室に聖也たちも戻ってきて集結したメンバーたち



英治「今回飛来した宇宙船の金属が地球の物というのは本当か?」



英治がそうギャロンに問いかける



ギャロン「はい、まぁ使われると言っても全てではありません・・・それでも大半は地球の金属で作られています」



すると聖也は龍太郎を見て



聖也「キャップ、これをどう考えますか?」



聖也の問いに龍太郎は



龍太郎「しかし現れたのは怪獣だった・・・地球人が乗った宇宙船が帰ってきたのとして怪獣に変身するのか・・・?」




腕組みしながらそう言う龍太郎



すると剣斗は


剣斗「今回、それを可能とする物がありますよ・・・それも邪気ってものが」



英治はそれを聞くと頷いて


英治「邪士が人間に邪気を送り込むと怪獣にすることも可能・・・そう考えるのも自然と言えば自然ではあるな」




加奈「・・・では、邪士はとてつもない力を持っている宇宙人ということを改めて認識させられた気がしますね」




加奈の言葉に頷く英治、剣斗



しかしギャロンは


ギャロン「しかし、邪士がどれほどの力を持っていたとしても引き下がる私たちではありませんよ、いや引き下がる訳には行きません」




聖也「ギャロンの言う通り・・・だが今は邪士よりもさっきの怪獣だな」




龍太郎はギャロンを見て


龍太郎「ギャロン、怪獣の現在地はどうなってる?」



ギャロン「今のところ所在は掴めていません、聖也さんたちと交戦した場所を最後に」



龍太郎は険しい表情を浮かべて


龍太郎「まずいな・・・これでは・・・」




するとギャロンが次の瞬間に



ギャロン「むっ、この反応!」



全員がギャロンを見つめる



剣斗「なんだ!?」



ギャロン「さっきの怪獣です!それも市街地ですよ!」



龍太郎「まずい予想が当たったか・・・」




〜〜〜〜〜〜〜



夕焼け色に染まる空



その市街地に出現したエボヒューン



「ウワァァァァッ!!!」



右手でビルを破壊するエボヒューンの姿



人々は逃げ惑う




〜〜〜〜〜〜〜


作戦室で龍太郎は


龍太郎「全員現場へと向かう!怪獣の正体も気になるところではあるが今は怪獣の手から人々を守らなくてはならん!」



全員が声を揃えて


「オッケーキャップ!」



そう口にして作戦室を後にした



市街地を行くエボヒューン




怪獣から紫の気が漂っている



そこへアームトリニティが



コックピットには龍太郎、英治、剣斗、加奈の四人が



龍太郎は全員に


龍太郎「分離して各方向から攻撃を仕掛ける、行くぞ英治、剣斗」



英治と剣斗は頷いて移動を開始



龍太郎はモバイルで二人に問う



龍太郎「準備は良いか?」



英治「えぇ、大丈夫です」


剣斗「いつでも行けます!」


龍太郎「よし、分離!」


三機に分離したアームトリニティ



αに残った龍太郎と加奈



龍太郎「加奈、我々は怪獣の正面に回って牽制だ」



加奈「了解」



αが正面に回って攻撃を開始


エボヒューンはαを見て威嚇



その隙に英治が搭乗するβと剣斗が搭乗するγが背後に回り込んで光子砲で攻撃を加える



その攻撃を受けたエボヒューンはゆっくりと振り返る



するとエボヒューンの回りに紫の気が発生しそれを纏った




一方、現場に到着したアームロディー


降車した聖也とギャロン



ギャロン「聖也さん、あれを!」


ギャロンと聖也は邪気を纏うエボヒューンの姿を見つめる



聖也「なんて量の邪気だ・・・これでは・・・」



ギャロンは聖也を見て


ギャロン「あの怪獣が地球人であることを考慮しますか?」



急な問いに聖也は


聖也「地球人かどうか?・・・でもゴダインや剣斗の恩人の時みたいに邪気を払う事は可能だろう」



ギャロン「・・・だったらやる事は一つです」



ギャロンの言葉を受け聖也は頷いてから


聖也「あぁ、これしかない!」


アザドスティックを取り出しアザドスクリスタルを差し込んだ



『ウルトラマンッ!アザドスッ!』


聖也「ファイトッ!アザドォォォス!!!」


光に包まれた聖也はウルトラマンアザドスへと変身を遂げた



空から現れ着地するアザドス


エボヒューンはアザドスに気付いた



そしてARMの面々も



龍太郎「アザドス、来てくれたのか・・・!」



全員がアザドスを見つめ決意を固めた



アザドスはゆっくりと腰を落とし構えを取る



アザドス「デッ!!」


ダッシュして肉弾戦を繰り広げる


エボヒューンは右足でキック


少し突き放されたアザドス


エボヒューンはそれを見て両足でドロップキック



それを受け背中から建物に突っ込むアザドス


跳ね起きで立ち上がるエボヒューン



瓦礫の上でゆっくり立ち上がるアザドス


アザドス(聖也)「攻撃の一つ一つが素早い・・・」


エボヒューンは次にジャンプ


アザドス「!!」


そのままアザドスに飛びついた



掴み合った両者はそのまま地を転がる



そしてマウントを取られたアザドス


エボヒューンはアザドスにパンチを連続して浴びせる格好となった



アザドス「ガッ!!ヌワァ!!」



ピンチに陥るアザドス


だが、パンチを浴びせてるエボヒューンにアームトリニティ三機の光子砲が命中し少し怯んだ



アザドスはそれを見て左足でエボヒューンの腹を蹴って脱出


後ろへと引き下がるエボヒューンと後転して立つアザドス


エボヒューンは再びダッシュしてくる



すると横からギャロンが召喚したギャロドクスが間に入った



そして組み合った



ギャロドクスは顔だけアザドスに向けて


ギャロン「今です、この怪獣の邪気を!」



アザドスはそう言われて頷く


アザドス(聖也)「わかった!」



聖也はクリスタルをリヴァーに差し替えて引き金を引く


『アザドスッ!リヴァーッ!』



青色の姿に変わるアザドス



アザドス(聖也)「一気に勝負をかける!!!」


青い光に纏われた両手


アザドスはジャンプ



アザドス(聖也)「アザドス・・・プリフィケーション・・・ッ!」


組み合った両者の横に着地し両手をエボヒューンに添えた



すると紫の光りが天へと抜けていく




苦しむエボヒューン




アザドス(聖也)「少しの辛抱だ・・・」



やがて紫の光りが抜けきったエボヒューンは光の粒子となって消滅した




ギャロドクスはアザドスを見て



ギャロン「どうなりましたか・・・?」



アザドス(聖也)「邪気は取り払えたと思う・・・あとは・・・」


少し下を向いたアザドス、そして空を見上げて飛び去っていく





〜〜〜〜〜〜〜



地上でギャロンと合流した聖也



ギャロン「お疲れ様です・・・でも、ここからですね」



聖也「あぁ、怪獣の正体・・・だな」



二人は一緒にどこかへと向かって行く




二人が辿りついた場所はビルの瓦礫だらけの場所



だがそこに一人宇宙服の男性が倒れているのがわかる



聖也とギャロンはそれを見つけ駆け寄る



聖也は男性の上半身を抱えて顔を見つめる


年齢は龍太郎や聖也の父、大五郎と同じくらいであろう



聖也「・・・紛れもなく、地球人だ」



そうつぶやく聖也


ギャロンは横でモバイルを出して


ギャロン「こちらギャロン、先ほどの怪獣の正体であるであろう人物を発見しました」




通信を受けた龍太郎は



龍太郎「わかった、我々もそちらへと向かう」



そう言って通信を終了させた


そして龍太郎は加奈を見て


龍太郎「加奈、着陸だ」


加奈「わかりました」




着陸する三機のアームトリニティ




そして龍太郎たちが聖也たちと合流


龍太郎「で、その怪獣の正体だったと思われる人の容態は?」



聖也の横でギャロンは


ギャロン「非常に弱っている状態です・・・」



龍太郎たちはその男性に目を向ける



龍太郎「・・・ん?」


龍太郎は男性の顔を見て少し表情を変えた



そして歩み寄って顔をしっかりと見つめた龍太郎



龍太郎「・・・佐久間(さくま)?佐久間じゃないか!!!!」



龍太郎はその男性にそう呼びかけた



それを見た一同は顔を見合わせ少し驚いている



恐る恐る英治は龍太郎に



英治「・・・キャップ、その方は・・・一体?」



龍太郎はしばらく間をあけてから振り向いてこう口にした



龍太郎「私と共に宇宙に行った仲間の一人だ」




その言葉に衝撃を受けた一同



そんなことがあるのだろうか・・・?




〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス



〜次回予告〜

英治「怪獣の正体はかつて宇宙で犠牲になったと思われていたキャップの仲間、佐久間さんだった」

怪獣の正体、それはギドラルゴンによって犠牲になったはずの佐久間

英治「・・・彼がどうやって助かったのか、そしてここまで何があったのかをキャップと聖也に話す」

そして、聖也と龍太郎に聞かされる衝撃の事実

英治「だが、それだけじゃない・・・とうとう地球に奴が来た、そう邪士が・・・」

暗黒邪士襲来、この危機を乗り越えられるか?

英治「次回、【暗黒邪士の襲来】・・・次回も、ミッション・スタートだ・・・!」
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投稿者:執筆:S
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