OH小説

素人の書く作品。
小説というより映像をそのまま文字にした感じの作品になっています。

ウルトラマンマルス 完結致しました。
応援ありがとうございました。


ウルトラマンアザドス 4月15日より毎週土曜日掲載!

 

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【新作情報】


〜ウルトラマンアザドス〜


【登場キャラ】


『高城 聖也』(たかじょう せいや)

22歳。冒険家。11歳の頃に父親をなくした事をきっかけに父親からの「自分自身の勇気」の大切さの教えを支えに生きている若者。彼がウルトラマンアザドスに変身する。

(イメージ俳優:桑野晃輔)


『玉木 尚子』(たまき しょうこ)
22歳。聖也の学生時代の友人であり定期的に連絡をすることもある。興味を持ったことにはとことん突っ込む。アザドスの出現を見て聖也と何か関係があると信じている。

(イメージ俳優:奥田佳弥子)


『館代 大介』(たてがわ だいすけ)
22歳。聖也の学生時代の友人。性格は冷静かつ慎重。尚子、巧と研究施設を運営している。アザドスの出現を見て彼もまた聖也との関係を気にしている。


(イメージ俳優:井上拓哉)


『武蔵野 巧』(むさしの たくみ)
22歳。彼も聖也と学生時代の友人。前向きな性格で時に尚子や大介から突っ込まれうこともしばしば。彼もまたアザドスと聖也の関係を気にしている。


(イメージ俳優:泉大智)

『未頭 英治』(みがしら えいじ)
23歳。ARMの隊員であり性格は常にクール。戦闘機の操縦に関しては隊員の中でずば抜けている。

(イメージ俳優:瀬戸利樹)


『友川 剣斗』(ともがわ けんと)
23歳。ARMの隊員であり格闘術に長けている。性格はおちゃらけており女性をいきなり口説いたりする。

(イメージ俳優:南羽翔平)

『尾重 加奈』(おしげ かな)
22歳。物静かで口調で常に早口な女性隊員。その早口で相手を困惑させることもしばしば。

(イメージ俳優:中原知南)


『ギャロン』
ARMに所属しているアンドロイド。平和を願う想いが回路にインプットされておりARMの知力、戦力として活躍する。しかしその正体は謎に包まれている。


(声のイメージ:小林祐介)


『和代 龍太郎』(わしろ りゅうたろう)
41歳。地球防衛の精鋭部隊である「アーム」の隊長。ウルトラマンアザドスを見て何かを思い出すことが・・・。


(イメージ俳優:益岡徹)


『高城 大五郎』(たかじょう だいごろう)
41歳。元宇宙調査隊のリーダーであり、龍太郎とチームを共にしていた。しかしその任務の最中に命を落とす。

(イメージ俳優:大杉蓮)



【登場ヒーロー】


『ウルトラマンアザドス』


身長2-40m
体重150kg-5万t


宇宙から降ってきた隕石の中に自らをアザドスティックとパワーを詰めたアザドスクリスタルに変換し眠りについていた。封印を解くには「勇気を大切にする者」を必要としており、聖也を選んだとされる。彼がどのような経緯でゴダインと敵対するようになったのか・・・彼が出現したことによってさまざま関係がつながっていく。



(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファースト)


『ウルトラマンアザドス・リヴァー』
身長40m
体重150kg-5万t


青きアザドスクリスタル改めリヴァークリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
格闘技を基本とし、それは拳法に近く相手の攻撃を流したり、流れるように素早く攻撃を仕掛ける事が出来る。


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が青くなったようなイメージ)


『ウルトラマンアザドス・ウエポン』

銀色のアザドスクリスタル改めウエポンクリスタルが覚醒した時にアザドスティックにセットし生まれる戦士。
その名の通り、武器を扱うことが可能。額のトサカをなぞる事で三段階の武器を展開する。
一回でアザドスラッガー
二回でアザドスディフェンダー
三回でアザドスランサー


(見た目のイメージ:ウルトラマンオーブ・オリジン・ザ・ファーストの赤い部分が濃い銀色、額の部分にウルトラマンエクシードXのようなトサカが存在)


『ウルトラマンアザドス・リミテッド』
身長50m
体重5万t

ノーマル、リヴァー、ウエポンの三つの力を繋げた時に出現する特別なアザドス。
リミテッドクリスタルをアザドスティックにセットすることで出現するリミテッドブレスを一回タッチした時に発生する光の粒子を浴びて変身することが出来る。
能力な三つの力を繋げるという言葉通り、三つの力を常時使う事が出来る。
ブレスのタッチ回数によって必殺技が変化する。
ただし、この形態でいられる時間は1分とされており通常の制限時間よりも短くなっている。


(見た目のイメージ;オーブトリニティに今までの赤、青、銀が加わった感じ)



【12月の掲載予定】


第33話
「邪の恩人」(12月3日)
執筆:S

銀河戦士ギラーナイト


第34話
「邪士の使い魔」(12月9日)
執筆:S

銀河戦士ギラーナイト
邪霊怪獣アクロプス・ドリーメア


第35話
「闇に染まりし宇宙怪獣」(12月16日)
執筆:S

宇宙怪獣ジャークラー・ドリーメア


第36話
「聖夜駆ける幻」(12月23日)
執筆:K

夢幻怪鳥スケンドリ


第37話
「整理は年末に」(12月30日)
執筆:K&A
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投稿者:管理者

ウルトラマンアザドス 第37話 B

剣斗「あれは俺が異空間に閉じ込められた時だったかな・・・」



ギャロン「そうでしたね、芹亜さんと一緒に閉じ込められていた時に私が急いで完成させた戦闘機、それがアームトリニティでしたね」



英治「それだけじゃない、攻撃もすごい威力だ・・・特にアームストライカーは」



聖也「うん、それでアザドスの危機を幾度となく救ってきたし、そして宇宙空間にも行けるようになった」



〜回想〜


異空間に閉じ込められた二人を救い出すための兵器、それが新戦闘機であるアームトリニティだった


ギャロン「フィールドチェンジ、始動します」


機体が電撃を纏う


英治はギャロンに


英治「異空間と言っても本当に剣斗たちのいる空間に行けるのか?」


ギャロンは心配無用とばかりに


ギャロン「今この地球で感知されてる異空間は一つです、そこに行けば剣斗さんたちがいることでしょう」



機体が捻じ曲がるようにして異空間への突入に成功した




そして邪気に纏われたウエボルトとの戦闘時には


英治「アザドス、力を貸してくれ・・・俺は・・・俺たちは負けるわけにはいかない・・・!」


アームトリニティとアザドスが協力してウエボルトを追い詰める、そして


アザドス(聖也)「今だ!!!」


アームトリニティに向かって叫んだ聖也


アームトリニティの先端にエネルギーが集まる


コックピットの英治は


英治「喰らえ、アームストライカー・・・!」


放たれたオレンジ色の光線は狙い違わずウエボルトの胸に命中


見事にウエボルトを撃破した




そしてアームトリニティはさらなる武装が可能である


【アーム・マイト】というガトリング型の銃

【アーム・ファイヤー】という火炎放射器



この二つを駆使しさらに強力な兵器として地球を人類を守るために戦ってきた



〜〜〜〜〜〜〜



ギャロン「さすがは私の名作なだけはありますね」



聖也と剣斗は口を揃えて


「自分で言うな!」


と返した



すると加奈は


加奈「アームトリニティだけでなくギャロドクスまで作り出したんです、ギャロンがいなければARMの力は上がってなかったかもしれません」



それを聞いた聖也は


聖也「まぁギャロドクスに関しては俺とギャロンでひと悶着あったけどな」



剣斗は興味津々に


剣斗「えっ?なにそれ?聞きたいぞ?」



聖也は反対方向を向いて


聖也「言わない」



と言いつつギャロンを見て少し微笑んだ



ギャロンはそれを見て少し頷いた気がした




〜回想〜


【ギャロドクス】それはギャロンが開発した巨大ロボット兵器


しかしその操縦は困難を極める事となった


なぜならば操縦する人間の脳波とシンクロさせるため、万が一操縦中に機能が停止でもすればそのまま操縦者が死に至るかもしれないからである



それと同じように宇宙からドルギルスが襲来しアザドスもARMも苦戦していた



その時にギャロンは操縦を迷った、戦いで痛めた身体を癒す聖也の元へ行くギャロン



ギャロン「・・・聖也さんから見て私はどう写ってるのでしょうか?」


聖也はギャロンを見て


聖也「・・・どうって・・・ARMの一員・・・ってこと?」



ギャロン「それもそうですが、他には?」


聖也は腕を組んで


聖也「そうだなぁ・・・すごい兵器作る事が出来るとか射撃のアドバイスが上手い・・・とか?」



その次の瞬間にギャロンは


ギャロン「今聖也さんがおっしゃった事、その全て私がアンドロイドだから出来る事なのではないでしょうか?」



少し前屈みで問われた聖也


聖也「なんだよどうしたんだいきなり!」


ギャロン「・・・私があの時ギャロドクスを操縦すればあの怪獣に勝てたかもしれない!アザドスが倒れずに済んだかもしれない!」



聖也は黙ってその話を耳にしていた


ギャロン「私はあの時、皆さんが苦労するギャロドクスの実験を見ていて、やはりこれは私が操縦しなければと思いました、私はテストしなくても大丈夫・・・でも何故大丈夫なのでしょうか?それは私がアンドロイドだからです、私は何故アンドロイドなのでしょう?どのような理由を持って私は作られたのでしょうか?」


下唇を噛みしめて聖也は前屈みになっているギャロンの頭に頭突き



少し離されたギャロン


両手で頭を抑えて痛がる聖也


聖也「いってぇ・・・固いな」


ギャロンは首を傾げて


ギャロン「なぜ頭突きをしたのですか?私がアンドロイドと知っていればダメージを与える事は容易ではないと思うはずで・・・」


聖也「屁理屈ばっかり並べやがってこの馬鹿が!ゲシュタルト崩壊してるじゃねぇか!」



聖也「なんだ?自分がアンドロイドである事に負い目を感じてるのか?考えても答えが出ない事があって気に入らないのか?」



ギャロン「・・・答えは導き出されるものです、答えがない事など」

聖也「いくらでもあるんだよそんなもの!答えが見つからない事なんか!」




聖也に説得されたギャロン



そしてめげずにギャロドグス操縦の練習を続けるメンバーたちの姿を見てギャロンは気を持ち直した



再び現れたドルギルスと対峙するアザドス、そしてギャロンが操縦するギャロドクス



無事にドルギルスを撃破することが出来たのだった



〜〜〜〜〜〜〜




龍太郎「それからというもの、ギャロドクスが出来てから一段と脅威との戦いを優位に進めることが出来た、改めて礼を言うよ、ギャロン」




英治「攻撃力不足という点もアームマイトとアームファイヤーを装着することで補えている」



ギャロン「皆さん・・・こちらこそありがとうございます」


一礼するギャロン



剣斗は次の話題を振った



剣斗「けど、これだけ強くなってもさらに強いやつは現れる・・・特にあの最凶の存在と言われた宇宙怪獣だ・・・」



〜回想〜


宇宙から飛来した最凶の存在、ギドラルゴン



航空部隊を全滅させ、アームトリニティ、ギャロドクス、アザドスが相手でも引けを取らないdころかアザドスを完全敗北にまで追い詰める強敵



そしてゴダインの故郷を滅ぼした存在でもある




〜〜〜〜〜〜〜



その話を聞いてから聖也は心の中で



聖也(あの時は本当に危なかった・・・リーアから授かった未知のクリスタル、それがリミテッドクリスタルに覚醒させなければこの星は・・・)



すると加奈は


加奈「私たちは戦いを経て成長していくのと同じようにアザドスも新たな姿を見せます、丁度その時に」



ギャロン「えぇ、もう一つの姿・・・特別なアザドスが現れましたね」




〜回想〜


ギドラルゴンにはもう一つの因縁があった


アザドスが力を失う原因が過去のギドラルゴンとの戦闘だった



その際に力の一部が地球へと飛んで聖也の手に渡っている


そしてもう一つの力は近くにいたリーアが拾ったのだった



リーア「私はあなたにそのクリスタルを渡す事を使命としこの星に来たということ」


聖也「・・・そっか、ありがとう・・・」




再びギドラルゴンと対峙するアザドス


聖也「今度こそ負ける訳には行かない・・・あの時君は俺を選んでくれた・・・図々しいけど、今回も応えてくれよ!」


すると石化していたクリスタルが浮遊し聖也の目の前で静止


ノーマル、リヴァー、ウエポンとそれぞれのクリスタルから光が放たれそのクリスタルに集う


そして輝きながらヒビが割れて石化状態から赤、青、銀の三色に彩られたクリスタルが出現



それを見た聖也は頷いて左手で掴む


そしてアザドスティックに差し込んだ


『アザドスッ!リミテッドッ!』


引き金を引くと光が放たれ聖也の左腕に装着された


これはリミテッドブレス


聖也はリミテッドブレスを右手で一回タッチ


『特別な力、目覚めよ!』



聖也「繋がれ三つの力!チェンジッ!アザドスリミテッドッ!!!」


左腕を前に突き出すとブレスから光のシャワーが発生



同じくしてアザドスの左腕にもブレスが装着され光のシャワーが発生


腕を下ろしスタンディングポーズとなってシャワーを浴びるアザドス



シャワーを浴び全身が光に包まれた



こうして【アザドス・リミテッド】が登場した




それからもアザドス・リミテッドはブレスのタッチ回数によって変化する必殺技を駆使し強敵たちを破って来た



一度タッチするとアザドスリノベーション


邪の心を持つ相手や根は穏便な怪獣にはその悪感情を流す技であり、凶悪な存在には破壊光線となる光線技である


二度目のタッチはアザドスバーチカルカッター


スラッガーを振って三日月状のエネルギーを放出する技である


そして三度目のタッチ、アザドスストリーム


三つの力を繋げた最強の光線でである


ギドラルゴンを始め数々の強敵を葬ってきた




〜〜〜〜〜〜〜



皆は掃除の手を止めた


英治「あらかた、整理は終わったようだな・・・」



作戦室を眺めて口にする英治


剣斗「そうだな、昼飯にしようぜ!」



そんな話をしていると少しうつ向くギャロン



聖也はそれを見てギャロンに歩み寄り


聖也「どうしたんだ?もしかしてやっぱり気になってるのか?自分の正体を?」


ギャロンは聖也を見て


ギャロン「気にはなります、でも今考えても仕方がないので・・・」


それを聞いた聖也は


聖也「そうか、まぁ今は邪士の攻撃を考えるのが先・・・かな?」




するとそれを聞いていたのか、剣斗が



剣斗「そうだな、邪士との戦いは絶対に勝たなきゃならねぇ!」



少しびっくりした聖也、しかし次の瞬間には頷いて


聖也「あぁ・・・邪士のせいで運命を狂わされた者たちの無念を晴らすためにも・・・!」



英治「俺たちは負ける訳には行かないということだ・・・」



加奈「必ず地球を守りきります」



一人一人の言葉を聞いた龍太郎は全員を見て


龍太郎「みんな、これからもよろしく頼む」


龍太郎の言葉に全員が頷いた




剣斗「・・・ということで昼食〜」


全員がその言葉に脱力を覚え龍太郎の呆れ笑いを筆頭に皆が笑顔になる



笑いながら聖也の心の中では



聖也(こうして整理も終えて・・・次の戦いへ向けての準備も万全だ!)




〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス



〜次回予告〜

龍太郎「邪気に纏われた宇宙船が地球に飛来した」

調査を進めるARMメンバーたち、だが調査をしていると衝撃の事実が

龍太郎「この宇宙船の部品の一部が地球に存在する金属と同じ・・・これはどういうことだ?」

地球との関わりがあるらしい宇宙船、調査をしていたARMのメンバーの前に姿を見せたのは・・・!?

龍太郎「まさか・・・生きていたのか?」

巨大怪獣エボヒューン・ドリーメア、彼の正体は如何に?

龍太郎「次回【帰還したもの】、次回もお楽しみに」
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投稿者:執筆:K&A

ウルトラマンアザドス 第37話 A

幻と言われていた存在、怪鳥スケンドリが聖夜に現れるという



そのスケンドリを捕らえようと計画する青山と呼ばれる学者たち



半信半疑のARMの面々だったが龍太郎だけは幼少期に見た記憶があることからその情報を信じていた



そしてその夜、本当に出現し空を駆けるスケンドリ



学者たちの作戦が実行されスケンドリは地上に落下、そして暴れ始めた



ARMはスケンドリによる被害が増大しないように攻撃するがその様子を見て不思議に思う和俊




聖也「人間のエゴだな・・・こうなったのも」


彼は物陰に隠れてアザドスになる決心をする


聖也「・・・人間もスケンドリ・・・両方救うにはこれしかない」



アザドスの行為によりスケンドリはおとなしくなり再び空へと消えていった



その後、青山から不満を漏らされる龍太郎



しかし彼は


龍太郎「・・・我々もウルトラマンも、都合の良い道具ではありません・・・それに幻は幻のままの方が良い時もあります・・・私たち人間の身勝手な理由で出す必要のない被害まで出してしまった・・・」



青山「・・・それはスケンドリが暴れたからであって」



その言葉の途中で龍太郎は



龍太郎「スケンドリも立派な被害者であることに変わりはありません・・・以上です」



アームロディーに乗った龍太郎、聖也、和俊の三人


龍太郎「・・・アザドスには本当に感謝しなければならない」



運転席の聖也は動作を中断して龍太郎を見つめる



龍太郎「・・・奪う必要のない命を救ってくれた・・・そして私が子どもの時に見たあの光景を取り戻してくれた・・・」



聖也「子どもの時に見た光景・・・?」



後部座席の和俊が


和俊「お父さん・・・スケンドリを子どもの時に見たことあるの?」


龍太郎「・・・話せば長くなるかもしれないぞ?」




龍太郎のその言葉に聖也は



聖也「良いじゃないですか、今日は和俊とゆっくり聖夜を楽しんでください」



その言葉に和俊は表情明るくなった




そしてアームロディーは発車



龍太郎は心の中で



(これは私のエゴ・・・どれが正しいか、どれが間違いかは・・・結果でしか証明出来ないのかもしれない)



そう心の中でつぶやいたのだった





〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜



【整理は年末に】




作戦室に集まったARMの面々



龍太郎「ということで諸君、今日は格納庫の機体も含め掃除を行うこととする」



そう言われると加奈は



加奈「毎年恒例のARM掃除の時期ですね」



聖也は首を傾げて


聖也「毎年恒例?ARM掃除?」


隣の剣斗は


剣斗「あぁそうだ、毎年この時期になると大掃除するんだぜ?俺にとってもARM掃除と言われるともうそんな時期かって感じるけどな」



英治は腕を組んで


英治「そういうことだ、今年初体験だな聖也」




聖也は頷いて


聖也「なるほど、そういうことか・・・やってやるぜ!」



やる気に満ち溢れる聖也を見た加奈は



加奈「やっぱり剣斗が二人いるようなもんじゃないですか」



聖也は即答で


聖也「それは結構」




龍太郎はその様子を見て微笑んだ


龍太郎「聖也も本当に馴染んでくれたな・・・君が入隊してどれくらい経つだろうか?」




ギャロン「計算して割り出しましょうか?」



龍太郎「そこまではしなくていい・・・まぁいつまでもこうして話してる訳にもいかん、始めるか」



龍太郎の一声に


「はい!」


と一同が掃除を開始した



作業をしながら剣斗がふと


剣斗「でも聖也が入隊する少し前に俺たちは初めてアザドスと出会ったんだよな」



英治は机を磨きながら



英治「そうだな・・・キャップは元々宇宙で見たことあると口にしていたが俺たちはあの時初めて見た・・・」




〜回想〜


ゴドモンの攻撃に不時着させられたアームスター



そのコックピットにいる英治は気絶していた



そこへ現れたアザドス


加奈「光の・・・巨人・・・!?」


剣斗も思わず


剣斗「おいおい・・・こりゃ、神ってんな・・・」



アームスター内で気絶していた英治は目を覚ましたのかサングラスを取って驚愕の表情を


英治「これは一体・・・!?」



と口にしたのだった



〜〜〜〜〜〜〜



英治「夢を見てるかのような光景だった・・・まさか光の巨人が現れるなんて考えたこともなかった・・・」



椅子を磨く剣斗



剣斗「そりゃあんなの誰も想像出来るかっての・・・なぁ加奈ちゃん?」



加奈「久々にちゃん付けしましたね・・・てっきりやめたと思ってました」



剣斗「だってやめてたし!なんなら再開するか?」


加奈「拒否します」



それを見て少し笑う聖也



するとギャロンは


ギャロン「それ以来、アザドスは度々私たちを助けてくれるんですよね・・・今やこの星最後の砦とも言われています・・・」



そう言われると聖也は少し顔をうつ向けた




〜回想〜



ビュウビランを撃破するアザドス



中継カメラが向けられ、キャスターはカメラに向かって


「皆様も見ているでしょうか!?我々人類の救世主が現れたのかもしれません!」



そしてニュースでも


「本日、東京都内に出現した巨人が人々の間で話題を呼んでいます、最後の砦との言われていますが果たして・・・?」




と取り上げられていた




その後もアザドスは巨大生物と戦い、次々と撃破していった




〜〜〜〜〜〜〜



剣斗「最後の砦か・・・確かにそんな感じだな・・・俺たちがどうしようもない時にアザドスは来てくれるって感じだし」



英治「アザドスはそれからも身体を変化させて戦った事もあるな・・・」



そんな会話の最中、聖也は心の中で


聖也(リヴァーか・・・川に目を向けろって父さんに言われたっけ・・・)




〜回想〜



「目を向けろ、川に」

「川は水が流れている場所だ・・・その川の動きこそがアザドスの新たな力を呼び起こすヒントとなるだろう」

聖也「・・・そうか・・・流れる・・・そして流す・・・相手の攻撃を流すんだ!!相手の攻撃を凌ぐにはそれしかない!」


父の言葉をヒントに聖也は新たな力を解き放った



青い身体の【アザドス・リヴァー】は相手の攻撃を受け流したり浄化技を持つ



剣斗「あ、あ、青色・・・!?」


加奈「新しい力ということですか」

加奈は表情をあまり変えなかった



アームスターのコックピット、英治もサングラスを取って


英治「何が起こった・・・?」



と驚愕の表情を浮かべた



〜〜〜〜〜〜〜



加奈「そしてもう一つ、銀色の身体にも変身しましたね」


剣斗「あっ、そうだったな!槍とかを使うスタイルだ!」




〜回想〜

英治「アザドスが再び違う姿に・・・!?」


剣斗「全身銀色・・・ピッカピカだなぁ・・・!」




銀色の【アザドス・ウエポン】は三つの武器を駆使し中距離戦闘を得意とする


額のトサカをなぞる回数によって武器を変形させる


一度なぞるとアザドスラッガー


二度はアザドスディフケンダー


三度はアザドスランサー



それぞれの武器で数々の強敵たちと渡り合ってきた



〜〜〜〜〜〜〜



剣斗「本っ当にアザドスはすげぇよ!思い出すだけですごい回数助けられてるな!」




すると聖也が話題を逸らすように



聖也「俺が入隊したのってそれくらいのタイミングじゃなかったか?」



その直後に彼は心の中で


聖也(ちょっと下心があったんだけどな・・・ウエポンの力を呼び起こすという名目で)



そう言うとギャロンが


ギャロン「そうでしたね・・・それくらいの時期でしたね」



すると龍太郎は


龍太郎「私は本当にビックリしたよ・・・まさか入隊したいと聖也が言うと思わなかったからな」



聖也は龍太郎を見て


聖也「本当すいません」



剣斗「俺は後輩出来ると思って嬉しかったのを覚えてるなぁ!!!」


英治「俺はあんまり歓迎は出来なかったが・・・」



聖也「でも英治が教えてくれた事、今でもしっかり覚えてるし大切にしてる」




〜回想〜


英治、剣斗、加奈、ギャロンが並んで向かい側には龍太郎と隊員服になった聖也が立っていた


龍太郎「本日からARMに入隊した高城聖也くんだ・・・よろしく頼む」


聖也「高城聖也です・・・よろしくお願いします」




訓練室で射撃をする聖也、それを見た英治は



英治「お前には武器を握っているという責任感を感じられない・・・」


聖也「責任感・・・?」



英治は再び聖也を見て


英治「あの的が何よりの証拠だ、責任感だけでなく重みも感じない・・・武器を使う人間がそれすら失えば傍若無人に暴れまわる狂人と同じだ」


聖也は黙ったまま英治の話を耳にしていた


英治「武器は使う者の手によって凶暴さが自由に変わる・・・何かを守るために武器を手にする俺たちがそんな事では何も守れず、守るどころか破壊することになってしまう・・・肝に銘じておけ」


それだけ言い残し立ち去ろうとする英治


聖也「あの・・・」


足を止めた英治



聖也「・・・ありがとう・・・」


振り向かないまま英治は


英治「勘違いするな・・・お前に頑張ってもらわないとお前を入隊させたキャップの立場がなくなるだけだ」


再び足を進めて退室した英治




〜〜〜〜〜〜〜



剣斗は英治を見て


剣斗「えっ?何を教えたんだ?」


英治は少し笑って


英治「内緒だ・・・」



加奈は聖也を見つめて


加奈「意見の食い違いがありましたね・・・特にゴダインのことで」



聖也はそれを聞いて


聖也「あぁゴダインか・・・そうだったな・・・でも結局はこれで良かったんだと思うしかない・・・命は救えなかったけど・・・それと今思えば全て今に繋がる起源だったな」



ギャロン「しかし今わかったから言えることですけど・・・彼も邪気に纏われていた存存在だったんですよね・・・」




〜回想〜



ゴダイン、それは邪気に纏われ古獣を操る存在


彼の目的は地球人類を全滅させること、そして地球を滅ぼす事を目的としていた



そんな彼の野望を次々とアザドスとARMが阻止してきた



そして彼との戦いが佳境に入ろうとしていた時、聖也とゴダインは対面する機会があった


彼の過去に何があったのかをその時に知ることが出来た



彼の故郷は最凶の存在と呼ばれる宇宙怪獣ギドラルゴンによって滅ぼされていた


その時に生まれた悪感情が彼を支配し地球を滅ぼすために飛来した


聖也をそれを知りなんとか彼を救えないかを考えた、しかし・・・



ゴダインの力が解き放たれ、ゴダイン・ドリーメアとして襲いかかる


アザドス・リヴァーの力で一時的に引き分けに近い形に持ち込んだ



聖也は悩んだ、どうすれば救えるかを



「・・・救えるのは命だけとは限らない・・・魂も救えるものの一つだ、それを忘れるな」



父からそう言われた



そして友人の一人、尚子の言葉も彼の背中を押した



再び激突するアザドスとゴダイン



無事にゴダインを撃破したアザドス



そして彼はゴダインと最後の対面


ゴダイン「いいや・・・こうする他なかったのです・・・おかげで支配していた邪気は消滅しこうして本来の私の意識が取り戻せた・・・あの浄化技のおかげです・・・最後の最後で・・・報われましたよ・・・」

ゴダイン「私は・・・とても辛かった・・・故郷と似たような星に手をかけようとしたことが・・・ですが、あなたが阻止してくれた・・・」


再び微笑んだゴダイン


ゴダイン「とても感謝しています・・・」

ゴダイン「あなたは私と同じ・・・もしくは似た事に遭っても・・・悪感情に支配されずに・・・そのままでいて・・・くださいね・・・」


ゴダイン「・・・心を強く持つのです・・・」


ゴダイン「永い永い夢を見ていたのです・・・悪い夢を・・・」



最後の魂だけを取り戻す事が出来て、そしてゴダインは永い眠りについた




〜〜〜〜〜〜〜


剣斗は拳を握って


剣斗「邪気・・・!」



英治はそれを見てから


英治「あれから邪気に纏われた怪獣や宇宙人がたくさん襲来してきたな・・・」



すると龍太郎は


龍太郎「アザドスだけでなく、我々も立派に戦ってきた・・・そうだろ?」



全員が作業を止めて龍太郎を見て頷く



剣斗「そうだな!アームトリニティにギャロドクス・・・次は俺たちの活躍を振り返ろうぜ!」





そう笑顔で口にしたのだった



Bへつづく
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投稿者:執筆:K&A

ウルトラマンアザドス 第36話 B

作戦室に入室してきた聖也とギャロン


聖也「キャップ、スケンドリの件ですが」



龍太郎は二人を見て



龍太郎「今ひとつ信憑性に欠ける情報ではあるが・・・」



すると英治が


英治「キャップはあの青山先生の話を信じられるのですか・・・?」



龍太郎はそう言われると


龍太郎「信じるか信じないで言えば信じていると言ったほうが正しい・・・だが信じないにしても巨大生物を捕獲するというのであれば危険が伴う・・・そして被害が出る可能性もゼロではない・・・我々が警戒する必要があるというものだ」



加奈はその言葉を聞くと


加奈「・・・なるほど、それでは私たちARMの存在意義がありませんからね」



龍太郎「そういうことだ・・・いつでも出動出来る準備は整えておかなければならない、ギャロン」



ギャロン「わかりました」



そう言ってギャロンは退室





龍太郎は残りのメンバーを見つめて


龍太郎「皆も、今夜は忙しくなると思う・・・せっかくのクリスマスに申し訳ないがこれが我々の仕事だ・・・それまでゆっくり休んで欲しい」




龍太郎の言葉を受けて皆が頷くのであった




〜〜〜〜〜〜〜



その頃、和俊は学者たちの集いを遠くから眺めていた



和俊「本当に現れるのかなぁ・・・」



半信半疑でその様子をじっと見つめているのだった





そして、夕方を経てすっかり暗くなった空



聖夜が訪れた




地上で待機している聖也と龍太郎



聖也「現れるならもうそろそろですかね・・・」



龍太郎「うむ、だろうな・・・」



空を見上げる龍太郎



幼少期の頃のように空を見上げたのだった




すると学者の一人が空に指差して



「あれを見てください!」



釣られるようにして空を見上げた学者たち、そしてその中にいる青山



皆が見たもの、それは幻と言われていたスケンドリの姿だった




龍太郎もそれを目視し



龍太郎「・・・スケンドリ」



聖也はそのつぶやきを聞いて龍太郎を見つめる



龍太郎の目から見たスケンドリの姿はあの時の同じだった



どこか感慨深く、そして懐かしそうな感じで見つめる龍太郎



そして和俊もスケンドリを見た瞬間に


和俊「あぁ・・・すごい」


スケンドリを見て恍惚するような声



そして青山は学者たちに


青山「スケンドリを幻の存在から解き放つ時だ!特殊電撃弾の発射だ!」



すると一つの砲台から発射された弾



それは狙い違わずスケンドリに命中



痺れるスケンドリは苦しみの声を上げる



「カァァァァッ!!!」



遠くから見つめていた和俊


和俊「苦しんでる・・・」



そう口にした


そしてスケンドリはバランスを崩して地上へと落下



地上にあったビルの上に倒れ込んだ



龍太郎「落下したか・・・人々の避難が完了していて良かったな・・・」



聖也「まだ安心は出来ません・・・ここからどうなるかは僕たちに想像すらできません」




そして青山は次に


青山「よし、睡眠弾だ!準備しろ!」



学者の数名が準備を進めていく



すると立ち上がったスケンドリ



青山「まずい!準備出来たものから射撃だ!撃て!撃て!」


何発か発射された睡眠弾



命中するスケンドリ


「カァァァッ!!!」


スケンドリはこんなところで眠らされまいと暴れ始める



龍太郎「まずい、スケンドリが暴れ始めたか」




学者たちの方へ進むスケンドリ



青山「まずい!こっちに来るぞ!退避だ退避だ!」



聖也「あっ、彼らが危ない!」



すると待機していたであろうアームトリニティが攻撃を開始した


命中する光子砲




和俊はそれを見て



和俊「・・・なんで?」


と口にし、少しの間を空けてからどこかへと駆け足で向かって行く




暴れるスケンドリ



龍太郎も攻撃されるスケンドリを見て


龍太郎「・・・すまない」



と小さな声で漏らす





するとそこへ和俊がやってきた



和俊「聖也さん、お父さん!」



二人は和俊を見て


聖也「和俊、どうしてここにいるんだ!?早く逃げないと・・・」



聖也の言葉の途中で和俊はこう訴えた



「スケンドリを怒らせたのは僕たち人間なのにどうして攻撃するの!?」




その言葉を聞いた聖也は一瞬にして沈黙



龍太郎は和俊と同じ目線に合わせるように屈んで



龍太郎「和俊、私もお前と同じ意見であることに間違いはない・・・だが、今の私たちではスケンドリに対して行わえる行為はこれくらいしかない・・・そのスケンドリを怒らせた人間を守るのが私たちの仕事なんだ・・・わかってくれ」



和俊は首を振って



和俊「わからないよ!」



聖也はそれを見てからスケンドリを見て



聖也「・・・人間のエゴだな・・・こうなったのも」



そう言ってダッシュしてスケンドリに向かって行く聖也



龍太郎はそれを見て


龍太郎「待て聖也!戻るんだ!!!」




聖也は物陰に隠れて



聖也「・・・人間もスケンドリ・・・両方救うにはこれしかない」



アザドスティックを取り出してリヴァークリスタルを差し込んだ



『アザドスッ!リヴァーッ!』



聖也「ファイト・・・アザドスッ・・・!」



いつもより静かな口調で変身を遂げた聖也




眩い光が発生し現れるアザドス



するとアザドスはアームトリニティを見て右手を差し出し制止



それを見た英治たちは


英治「アザドス・・・?」



剣斗「攻撃をやめろってことか・・・」




加奈「何か考えがあっての事ではないでしょうか」



ただギャロンだけは何も言わず、無言で見つめていた




アザドスはスケンドリの方へ向きゆっくりと歩いていく



スケンドリはアザドスを見て威嚇の咆哮



アザドスの両手が青く光り始める



スケンドリはアザドス目掛けて突進



アザドスはその突進を受け止める形で腹に両手を添えた



アザドス・プリフィケーションを繰り出したアザドス



するとスケンドリは構えるのをやめてアザドスから少し離れた





それを見た龍太郎は



龍太郎「スケンドリの様子が・・・大人しくなった・・・」




スケンドリはしばらくして空へと飛び去っていく、そして幻の名に相応しく消えていくのだった




アザドスは静かにその様子を見守ってから彼も空へと飛び立っていった




〜〜〜〜〜〜〜



龍太郎と和俊は


和俊「アザドスがスケンドリを解き放ってくれたね・・・」



龍太郎はその言葉に


龍太郎「あぁ、彼がいなければ我々は・・・」



するとそこへ青山たち学者団体が



青山「君がARMのリーダーかね?」



龍太郎の背中に隠れるようにする和俊



龍太郎「えぇ、そうです」



すると青山は


青山「困るねぇ、スケンドリ捕獲のために動いていたのにアザドスのせいで台無しだ・・・」




聖也が駆け足で龍太郎たちの元へ戻ってきたが聖也は足を止めてその会話に聞き入る



青山「私たちの苦労が水の泡だ・・・」



そう口にした青山に対し龍太郎は



龍太郎「・・・我々もウルトラマンも、都合の良い道具ではありません・・・それに幻は幻のままの方が良い時もあります・・・私たち人間の身勝手な理由で出す必要のない被害まで出してしまった・・・」



青山「・・・それはスケンドリが暴れたからであって」



その言葉の途中で龍太郎は



龍太郎「スケンドリも立派な被害者であることに変わりはありません・・・以上です」



龍太郎は聖也を見て


龍太郎「聖也、帰るぞ」



龍太郎、聖也、和俊の三人はその場を後にした




アームロディーに乗った龍太郎たち



助手席に座った龍太郎



龍太郎「・・・アザドスには本当に感謝しなければならない」



運転席の聖也は動作を中断して龍太郎を見つめる



龍太郎「・・・奪う必要のない命を救ってくれた・・・そして私が子どもの時に見たあの光景を取り戻してくれた・・・」



聖也「子どもの時に見た光景・・・?」



後部座席の和俊が


和俊「お父さん・・・スケンドリを子どもの時に見たことあるの?」


龍太郎「・・・話せば長くなるかもしれないぞ?」




龍太郎のその言葉に聖也は



聖也「良いじゃないですか、今日は和俊とゆっくり聖夜を楽しんでください」



その言葉に和俊は表情明るくなった




そしてアームロディーは発車



龍太郎は心の中で



(これは私のエゴ・・・どれが正しいか、どれが間違いかは・・・結果でしか証明出来ないのかもしれない)



そう心の中でつぶやいたのだった




〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス



〜次回予告〜

聖也「もう年を越す・・・平和なひと時に大掃除!そこで皆と共に今までの戦いを振り返ることに」

作戦室の大掃除の最中に行われる振り返り

聖也「あんな事やこんな事も思い出す・・・」

1話から最新話までの戦いをじっくりと振り返る

聖也「そして次なる戦いに向けての準備もあるぞ」

邪士の次なる攻撃はいつか?そしてその正体は如何に?

聖也「次回、【整理は年末に】・・・ファイト?アザドス!」
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンアザドス 第36話 A

パトロール中、ギャロンは聖也に対してギラーナイトが自分を見たときの反応の真相を知りたがっていた


だが聖也はバフールとの一件もありそこで口にすることはなかった



そんな時、宇宙から邪気に包まれた宇宙怪獣ジャークラー・ドリーメアが襲来した



連続して邪気に包まれた怪獣が襲来するということはそれだけ邪士の地球への攻撃が活発になっているという最大の証拠であった



市街地を破壊するジャークラーに聖也はアザドスとなって立ち向かう



しかし相手は手ごわく、そう簡単に倒せる相手ではなかった



アームスターやアームトリニティの援護もあってジャークラーを撤退させることには成功



次なる襲撃に備えるARMは誘導作戦を行う事とし市街地へと着陸を阻止しようと試みる



加奈「怪獣の活動再開予想時刻まで1時間と迫りました、ここで作戦を考えます、まず怪獣が着陸する前にアームトリニティが先制攻撃し怪獣の目標をアームトリニティに変更させます、そのまま人気のない場所であるL11に誘導します」



その続きを言うように龍太郎が


龍太郎「L11には聖也とギャロンが待機、そしてギャロドクスを召喚させておいてくれ」



作戦は見事に成功しジャークラーを人気のない場所へ誘導することに成功した




そして再びアザドスとなる聖也、再戦が行われる




アームトリニティ、ギャロドクスとの連携の末に見事ジャークラー・ドリーメアを倒すことに成功した



邪士の攻撃は近い



聖也とギャロンは改めて気を引き締めたのだった





〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜


【聖夜駆ける幻】



基地の通路を歩く龍太郎



すると後ろから駆け寄ってきた聖也



聖也「キャップ、今日は基地にいるんですか?」



龍太郎は聖也を見て



龍太郎「ん?どうした?そんな事を聞いて・・・?」



足を止めた二人


聖也「だって今日はクリスマスですよ」



そう言われた龍太郎は少し考えるような表情を浮かべて



龍太郎「クリスマスか・・・」



そうつぶやく龍太郎に聖也は



聖也「せっかくです・・・和俊と一緒に過ごしてあげたらどうですか?」



そう言われた龍太郎は少しだけうつ向いた後、聖也を見て



龍太郎「やはり、そうした方が良いか?」




そう問われた聖也は微笑んで


聖也「・・・俺はそっちのが良いと思いますよ」




龍太郎はその言葉を聞いて頷いてから


龍太郎「そうか・・・今日は少しばかり早く帰ろうと思う」


その言葉を聞いて聖也も頷いた


聖也「では、パトロールに行ってきます!」



そう言って聖也はその場を去った



龍太郎は聖也の後ろ姿を見送りながら


龍太郎「クリスマスか・・・私が子どもの頃を思い出すなぁ」



〜回想〜



幼い頃の龍太郎と思われる子どもが夜空を見上げている



その目の先には夜空を駆ける一体と怪鳥が存在していた



「カァァッ!!!」


目を大きく見開く龍太郎


その怪鳥は夜空の中へと消えていくのだった


〜〜〜〜〜〜〜



我に返った龍太郎



龍太郎「・・・あの怪鳥は幻だったんだろうか・・・」



そうつぶやく龍太郎であった





作戦室に入室してきた龍太郎、彼の目に止まったのは机の上でノートパソコンの画面を見つめる加奈、剣斗、英治、ギャロンの姿だった



龍太郎「ん?みんなどうしたんだ?何か面白いニュースでもやってるのか?」



そう問う龍太郎に加奈は


加奈「面白くはありませんが興味深いニュースなら・・・見ていただけますか?」



龍太郎はそう言われると歩み寄って画面の中を見つめる



するとワイドショーのようなものがやっていて字幕が表示された




「幻の怪鳥、スケンドリは実在した!」と



それを見た龍太郎は少し思い当たるような表情を浮かべる



MCの男性がコメンテーターにコメントを求める



「幻の怪鳥、スケンドリが実在するという話が本当かどうか・・・本日はその説を唱えた生物学者である青山美延(あおやま みのぶ)先生にお話を伺ってまいりたいと思います・・・先生、よろしくお願いします」



一礼する生物学者は男性で見た目は60〜70代であった



「では先生、早速ですが幻の怪鳥スケンドリが実在するというのは何か根拠があってのことなのでしょうか?」



すると青山は


青山「えぇ、根拠あっての事です・・・私が長年調査に調査を重ねて証拠を揃えたまでであります」



「証拠を揃えた?というとどのような?」



青山「スケンドリは数十年に一度現れると言われています・・・その数十年が30年に一度であることがわかったんです、これは前回、つまり30年前の目撃情報から私が調査をした結果です」



「30年に一度・・・ではその情報でここまでお調べに?」



青山は首を振って


青山「いいえ、勿論これだけではありません、その前回、前々回とも目撃されてきました・・・目撃頻度を調査するうちに30年に一度であることがわかったのです」




青山の話を聞いて龍太郎が確信を得た表情を浮かべる




「では次にスケンドリが目撃されるのはいつ頃なのでしょうか?」



その問いに青山は堂々と



青山「本日の夜・・・そうクリスマスにスケンドリは夜空を駆けるのです」




それを聞いた一同が



剣斗「えぇっ!?今日幻の怪鳥見れんの!?」


英治「・・・胡散臭い話だ」



加奈「全くですね」



剣斗以外は冷めた反応である




そして画面内の青山は次にこんなことを



青山「ですが、スケンドリは今日で幻ではなくなります・・・私を含めたスケンドリ捕獲団体によってスケンドリを捕らえてみせます」




それを聞いた龍太郎は驚愕の反応


龍太郎「捕らえる?そんな馬鹿な!」




英治たち三人が龍太郎の表情を見つめる



英治「キャップ・・・?」



龍太郎は冷静になって三人を見て



龍太郎「あぁすまん・・・」



そう言って自分の席に戻った龍太郎



机に肘をついて考え事を始めた



(仮に生物学者、青山先生の話を信じたとして怪鳥スケンドリが現れるのは今日の夜・・・そして捕らえる・・・一体どうやって捕らえるというのだろうか?)




内心でそう考えていた龍太郎であった




〜〜〜〜〜〜〜



アームロディーは街を行く



車内には聖也とギャロンが



聖也「現在異常なし・・・と・・・ん?」



運転席の聖也は何かを発見した様子



停車するアームロディー



ギャロン「ん?どうかしましたか?」



すると聖也は


聖也「あぁ、ちょっと」



降車した聖也は前方を歩いていた少年に声をかけた



聖也「和俊」



振り向いた少年、それえは和俊だった



和俊「あっ聖也さん」



聖也「遊びの帰りか?」



和俊「うん、みんな今日は早く帰るって」



どこか淋しげな表情を見せる和俊に


聖也「大丈夫だよ、和俊も今日はお父さんと過ごせるって」



和俊は表情を明るくさせて



和俊「えっ、本当に?」



聖也は頷いて


聖也「うん、パトロールに来る前にキャップにそう言っといたからな」



和俊「ありがとう!」



聖也は微笑んだ



だが聖也は少し離れた場所がやけに賑やかな事に気付いた



歩み寄ってきたギャロン


ギャロン「聖也さん、あそこで何かやってるんでしょうか?」



聖也「あぁ、どうやらそうらしいな・・・行ってみるか」



聖也とギャロンはそちらへと足を進める


その後ろを和俊もついていく




賑やかな場へ近付くとそこには白衣姿の学者のような人たちが集まっていた



ギャロン「学者たちが集まってるようですが・・・」



聖也「うん・・・どうやらそうらしいが」



聖也は近付いて


聖也「あのぉ、集まって何をされてるんですか?」



聖也に気付いた学者たち


するとその中の一人の男性が


「ん?あんた見たところARMの人か?」



聖也「はぁ・・・それが何か?」



「ARMの人でも知らないのか?今日は伝説と言われていたスケンドリが出現する日だよ」



聖也「スケンドリ・・・?」



「あぁ、我々はその正体を突き止めた青山先生に協力するために、そして捕らえるために集まったのさ」



聖也「青山先生に協力・・・捕らえる?・・・そうですか、どうも」



少しいい加減な返事をしてギャロンの元へ戻る聖也



聖也「ギャロン、スケンドリという生物に関して何かデータがあるか調べてくれるか?」



ギャロン「そのために戻ってきたんですか、わかりました」



ギャロンは少し動きを止めて調べている様子



和俊はそれを見てから聖也に


和俊「聖也さん、何か事件?」



聖也は腕を組んで


聖也「うーん、今はなんとも言えないなぁ・・・もしかしたら事件かもわからないし」



和俊の表情は再び暗くなる



するとギャロンは


ギャロン「スケンドリの件、僅かながら見つかりました・・・なんでも数十年に一度現れる伝説の怪鳥だそうでいつも決まってクリスマスに見られるそうです」



聖也「なるほど、そして今日はクリスマス・・・その数十年に一度ってのが今日ってことか・・・キャップに連絡してみよう」



モバイルを取り出した聖也



聖也「こちら聖也、パトロール中に伝説の怪鳥スケンドリを捕らえるという学者関係の集まりを発見しました」




すると龍太郎が


龍太郎「こちらARMの基地・・・その件に関してだが懸念すべき点がある・・・帰還してくれ」




聖也「帰還?わかりました」



通信を終了した聖也はギャロンに


聖也「聞いたか?」



ギャロン「はい、行きましょう」



聖也は和俊を見て


聖也「和俊、父さんと聖夜を過ごさせてやるからな」



そう言って彼の肩を叩いてアームロディーに戻るのであった



和俊はその後ろ姿を見ながら黙って頷いた




Bへつづく
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投稿者:執筆:K

ウルトラマンアザドス 第35話 B

空を行くアームスター


その先に見えるのは対峙するアザドスとジャークラーの光景


現場に到着した様子である



剣斗「ん?もうアザドスが来てくれてるのか!」


英治「感心してる場合じゃない、援護するぞ」


英治はモバイルを出して



英治「こちらアームスター、ギャロン、アザドスを援護するぞ」



ギャロン「こちらアームトリニティ、了解です」




アザドスはディフェンダーからランサーに変形させてダッシュ


アザドス「ウォォォォッ!!!」



攻撃を仕掛けていくが回避されたり防がりたりの連続



短い腕でランサーを抑えたジャークラー


アザドス「!?」



再び至近距離から熱線を発射するジャークラー


今度は防ぎきれず吹っ飛ばされるアザドス


アザドスが倒れ込みぶつかって崩壊するビル


アザドス「グッ・・・ガハッ!」



ジャークラーはそんなアザドスに接近しようとするが光子砲が飛んできて気を逸らされる



アームトリニティとアームスターによる攻撃


ジャークラーはアームスター目掛けて熱線を発射



その間に回り込むアームトリニティ



ギャロン「ここです」


ジャークラーの背にアームストライカーを発射


命中し痛みからか声を上げるジャークラー



ゆっくりと立ち上がっていたアザドスはそれを見てジャンプ


空中で額を下から上へとトサカをなぞる


アザドス(聖也)「アザドス!ストレートランサーッ!!」



投げられたランサーはジャークラーの胸に命中


少し引き下がるジャークラー



着地するアザドス、胸のランプが点滅を開始した



アザドス「フゥ・・・ハァ・・・」



するとジャークラーは全身を紫色の光で纏う



そして光球となって素早く空へと消えていった



アザドス「・・・?」




それを見ていた一同は



英治「逃げた・・・か、作戦中止、帰投する」




アームスターは基地へと向かう




アザドスも空へと飛び立つ




地上からかなり離れたところから一つの光となってアームトリニティへと向かった





コックピットに聖也が戻ってきた、それを見たギャロンは



ギャロン「聖也さん!」



聖也は椅子に座って疲れ気味に



聖也「なんとか撤退させることが出来たが・・・援護がなければやられていた」



ギャロン「あお、ギドラルゴンの時から見せているあの姿は・・・?」



聖也はそれを言われると


聖也「あぁ・・・リミテッドか、あれを使うと制限時間が極端に短くなる、使いどころを間違えば自滅するだけだ」



ギャロン「あっ、そうだったんですか・・・ではますます厳しいですね」



アームトリニティは基地へと向かっていくのだった




〜〜〜〜〜〜〜



作戦室のメインモニターを見つめる一同



加奈「怪獣は現在、月面にて活動を停止しています」



その言葉を受けて龍太郎は


龍太郎「回復次第、こちらに再び向かってくるだろう・・・その時に備えておく必要がある・・・」




英治「幸い、アームスターもアームトリニティも損傷してませんし、出撃準備だけで済みます」



龍太郎は頷いて


龍太郎「では、再びあの怪獣が地球に襲来するまでの間だが・・・みんな休んでくれ」





そして聖也は自室に戻ってきた



ベッドの上に身体の横たわらせる




聖也「そういえば・・・最近は制限時間は曖昧になってる気がする・・・」



身を起こしてアザドスティックを手にし見つめる



聖也「・・・あの時」




頭にギドラルゴンの時の戦いが過る




聖也「あの時からアザドスとしていられる時間が長くなった気がする・・・確信はないが、何か理由があるのだろうか・・・?」



そう考える聖也であった





そして格納庫で黙々と準備を続けるアームスター、アームトリニティ



それを見ながらギャロンは



ギャロン「答えがわかる時・・・いつになるかはわかりませんが・・・私は自分の出自地を知って生み出された理由を知って私はどうなるのでしょうかね・・・」







作戦室では加奈と龍太郎の二人が



加奈はノートパソコンを見ながら



加奈「キャップ、怪獣の邪気を調査していたんですが」



龍太郎は加奈を見て続きを促す


加奈「怪獣の邪気が通常状態に回復するのはあと10時間・・・つまり明日の午前9時ということになります」



龍太郎「なるほど、怪獣が次に襲来する目安はそれくらいということか・・・なんとか作戦を考えなければな」



加奈「・・・市街地に着地されてもまずいので、こちらが誘導してみるというのはどうでしょうか?」



龍太郎はそれを聞いて納得したように頷いて


龍太郎「よし、考えてみよう」




〜〜〜〜〜〜〜


そして月面で活動停止していたジャークラーは浮上、地球へと向かい始めた




そして朝日が昇り明るくなった地球の空をアームトリニティが行く




コックピットには英治、剣斗、加奈の三人が



加奈「怪獣は計算通り地球へと向かっています、では作戦を開始します・・・準備はよろしいでしょうか?」



そう問う加奈、二人は頷く




遡ること数時間前、作戦室に集まったメンバー




加奈「怪獣の活動再開予想時刻まで1時間と迫りました、ここで作戦を考えます、まず怪獣が着陸する前にアームトリニティが先制攻撃し怪獣の目標をアームトリニティに変更させます、そのまま人気のない場所であるL11に誘導します」



その続きを言うように龍太郎が


龍太郎「L11には聖也とギャロンが待機、そしてギャロドクスを召喚させておいてくれ」



加奈はギャロンを見て


加奈「L11に誘導次第、ギャロドクスが攻撃を開始、怪獣をその地点に固定します」



聖也「そこを一気に叩くってことか・・・」



加奈「そういうことです」



龍太郎は全員を見て


龍太郎「では、これより作戦を開始する・・・ARM、出動!」



「オッケーキャップ!」




〜〜〜〜〜〜〜



こうして作戦が開始された




英治「怪獣を確認、攻撃を開始する」



光球を目視した英治、そして光子砲を発射するアームトリニティ



命中したのを見て英治は


英治「これより誘導を開始する」



アームトリニティが光球を誘導するように飛行を続ける



剣斗はそれを見て



剣斗「おっ、来てる来てる!単細胞め!」



それを聞いた加奈は


加奈「剣斗に言われるのはさぞ屈辱でしょうね」



剣斗「どういう意味それ!?」




そして現場に待機している聖也とギャロン



モバイルを見つつ聖也は


聖也「アームトリニティを追って怪獣もこちらに来ている、ギャロン!」



ギャロン「わかりました!」


操縦装置をセットしモバイルに呼びかけたギャロン


ギャロン「リアライズ、ギャロドクス!!!」


召喚されるギャロドクス



ギャロドクスが見上げるとアームトリニティと紫の光球が



ギャロドクスの右腕にアーム・マイトが装着される



そして光球に攻撃を開始した



光球はそれを受けてギャロドクス目掛けて突進



ギャロドクスは横に飛び込んで回避



地面にぶつかった光球



聖也はそれを見て


聖也「よし、地点固定成功だな」



砂埃の中から姿を現したジャークラー・ドリーメア




「ゲェェェェゥッ!!!」




聖也はそれを見てアザドスティックにリヴァークリスタルをセット



『アザドスッ!リヴァーッ!』



聖也「ファイトッ!アザドォォォス!!!」



光に包まれた聖也はアザドスへと変身を遂げる



アザドス「デヤァァァッ!!!」



豪快な飛び蹴りをジャークラーに炸裂させたアザドス


転がり倒れるジャークラー


着地するアザドス、その横に寄るギャロドクス



立ち上がるアザドスとギャロドクスは顔を合わせた



ギャロン「アザドス・・・!」



アザドス(聖也)「ギャロドクス、行こう」



そしてギャロドクスの横で静止したアームトリニティ




英治「アザドス、ギャロドクスと連携しあの怪獣を撃滅するぞ」



剣斗「よし!邪士の使い魔・・・今に見てろ!」



アザドス、ギャロドクス、アームトリニティが一斉に進撃



立ち上がったジャークラーも迎撃



アザドス、ギャロドクスの二体と互角に渡り合い、アームトリニティの光子砲を受けてもなおその調子が落ちることはない




ジャークラーの熱線を流すアザドスはジャンプ



青い光を身に纏わせてジャークラー目掛ける



アザドス(聖也)「アザドス、シューティングスターッ!」



その攻撃を受けて吹っ飛ばされるジャークラー、しかしすぐに起き上がって再び熱線



着地した直後だったため対応出来なかったアザドスは転がり倒れる



立ち上がって咆哮を上げるジャークラーに接近して肉弾戦を展開するギャロドクス



ギャロン「フンッ!」


ギャロドクスはジャークラーの尻尾を掴んで動きを止めている



そしてギャロドクスはアームトリニティを見て



ギャロン「今です!」



それを見た英治は


英治「アームストライカー発射・・・!」



発射されたアームストライカーはジャークラーの胸に命中



苦しみの声を上げる、だがギャロドクスを振りほどく



受け身を取るギャロドクス



アザドスは立ち上がる、左腕に装着したブレスをタッチしてからダッシュ


光のシャワーを浴びながら走るアザドスの姿がアザドス・リミテッドへと変わる



アザドス「デッ!ダァッ!」


アザドスの猛攻が続く



右手のパンチが胸にヒットし倒れ込むジャークラー



アザドスはブレスを一度だけタッチした



『ワンタッチ!流せアザドスリベレーションッ!』



アザドスは右腕を差し出した


アザドス(聖也)「アザドスリベレーション!」



発射された光線はフラフラで立ち上がったジャークラーに命中



邪気が取り払われると同時に爆発を起こした



アザドスはそれを見て



アザドス(聖也)「・・・無理矢理暴れさせられてたわけではなかったのか・・・」




と口にした


アザドスリベレーションは邪気を取り払うだけでなく、元々凶悪な怪獣や宇宙人にダメージを与えることが出来る技



それを浴びて倒されたことがジャークラーが元々凶悪な怪獣であることを示唆している



胸のランプが点滅を始めるアザドス


アザドスは空へと飛び立っていった




〜〜〜〜〜〜〜




地上で合流した聖也とギャロン



ギャロン「ご苦労様です、聖也さん」



聖也「いいや、ギャロンがきっかけを作ってくれたからこそだよ・・・だが、こうも連続で邪気を纏った怪獣が出るなんて・・・邪士の攻撃はもう近いかもしれない」



するとギャロンは


ギャロン「そうですね・・・ですが私は何も心配してはいません」



聖也「・・・えっ?」




ギャロン「皆さんと一緒なら邪士に勝てます・・・いや、勝たなきゃいけないんです」



その言葉を聞いた聖也は少し微笑んで



聖也「そうだな、俺たちの戦いは絶対に負けることが許されない戦いなんだもんな」




ギャロンは頷いて


ギャロン「では、帰りましょうか」



聖也「・・・あぁ」



そう返事に帰投することとなった





〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス




〜次回予告〜

龍太郎「クリスマス、毎年私はある事を思い出す」

龍太郎が子どもの時に見た夜空を駆ける怪鳥

龍太郎「幻の怪鳥と呼ばれる存在・・・だが、その怪鳥を捕まえようと計画する生物学者と団体」

幻を捕まえるという団体、夢幻怪鳥スケンドリがその計画にはまると・・・?

龍太郎「夢幻怪鳥が暴れだした、だが・・・あの怪鳥に罪は・・・」

夢幻怪鳥を見つめる和俊と龍太郎、その目は何を意味するか・・・?

龍太郎「次回、【聖夜駆ける幻】・・・次回もお楽しみに」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第35話 A

アザドスの力で邪気が取り払われたギラーナイト



そして、病室で安静にしているのを見守っていた剣斗



そして目を覚ましたギラーナイトは剣斗と話をする


剣斗「・・・あの日言われた事を胸に今日まで頑張ってきたんです・・・ありがとうございます」


一番言いたいことが言えた剣斗



だが、それで終わった訳ではなかった



宇宙から邪気に纏われた隕石、宇宙の悪霊とも言うべきアクロプスが襲来した



そして、その襲来を知ったギラーナイトはARMの面々に邪士に関する情報を提供した



ギラーナイト「あの怪獣はおそらく邪士がこの星に差し向けた怪獣であることはまず間違いない・・・現に邪士はこの星、地球を最有力攻撃目標としていることが明らかになっている」


それを聞いた全員が驚愕


聖也「最有力攻撃目標・・・だって!?」


ギラーナイト「その通り、これまで地球に数多の邪気に纏われた怪獣、宇宙人が襲来してきているだろう?そして君たちはそれをことごとく撃破してきた・・・その事で邪士は地球を警戒している・・・そして現時点で最も攻撃を優先すべき目標であることを決定した」



出動するARM、そしてギラーナイト



だがギラーナイトは傷を気にしている様子であった



アクロプス・ドリーメアに戦いを挑むアザドス


しかし苦戦を強いられる



そこへギラーナイト、そして剣斗が操縦するギャロドクスが登場し援護



ギラーナイト決死のエネルギー放出によりアクロプスの力を半減させることに成功



そしてアザドスの攻撃によってアクロプスは倒された



地面に仰向けに倒れているギラーナイト


そこへ駆け足で剣斗が寄ってきた



剣斗「ギラーナイトさん、大丈夫ですか!?」


上半身を抱える剣斗



ギラーナイト「剣斗・・・あの少年がよくここまで成長したものだ・・・改めて嬉しく思っているよ」



剣斗「そんな・・・僕はあなたとの出会いがあったからこそ・・・」



そんな二人の近くに残りのメンバーも集まっていた



ギラーナイト「・・・これならば邪士が地球に来ても心配はなさそうだな・・・」



剣斗「・・・はい、絶対に平和のために勝利してみせます」


ギラーナイトはゆっくりと頷いた



すると


ギラーナイト「・・・私は疲れた・・・とりあえず、眠ることにするよ・・・」



剣斗「・・・?」



そう言ってギラーナイトは顔を少し横に向けて動きを止めた



剣斗「・・・えっ?」



上半身を抱えている剣斗が真っ先にギラーナイトの状態に気付いたのだろう



宇宙の平和のために死力を尽くした戦士が、今地球という名の惑星で永遠の眠りについたのだった




〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜



【闇に染まりし宇宙怪獣】



聖也(剣斗の恩人、ギラーナイトの一件から一週間が経った・・・)




訓練室で射撃練習を行う英治



ダンベルを持ち上げる剣斗


作戦室でノートパソコンを見つめる加奈




そして聖也とギャロンは・・・



空を行くアームトリニティ



コックピットには聖也とギャロンの姿が



パトロール中の様子である



聖也「現在V12・・・異常なし・・・」



するとギャロンは聖也に



ギャロン「聖也さん・・・私は少し気にしていることがあるのですが・・・」


聖也はギャロンを見て



聖也「気にしてる事・・・?」



ギャロンは聖也を見つめ


ギャロン「もし、聖也さんが知っていたらの話ですが・・・あの時ギラーナイトさんが私を見て何かを気にしていた様子でした」



そう言われた聖也はその時の事を思い浮かべる



〜回想〜


ギラーナイトはギャロンを見ると


ギラーナイト「ん?君は・・・?」



とギャロンを気にしてる様子を見せた


聖也はそれを見てギャロンに関して何か知ってるのだろうかという顔でギラーナイトを見つめる



〜〜〜〜〜〜〜



その後は「気にしてる時ではない」とお茶を濁した様子のギラーナイトであった



聖也「あぁ・・・あれか・・・」



ギャロン「聖也さん、何か心当たりはありますか・・・?」



そう問われた聖也は



聖也「どうして俺に心当りがあると思ってるんだ?」



そう返すとギャロンは



ギャロン「私にもわかりません、しかし聖也さんは私たちの知らないところでさまざまな事があったと思います・・・だからもしかしたら・・・と感じまして」



そう言われた聖也の頭にバフールの言葉が過る

〜回想〜



バフール「・・・この星が何者かの管理下に置かれているかどうかは知っているか?」


聖也はそう問われ首を傾げつつ


聖也「・・・いいや、聞いたことがないな」



答えを聞いてバフールは


バフール「そうか、ならば良い・・・今の質問は誰にも言うな、特にアンドロイドにはな」


〜〜〜〜〜〜〜




そう、アンドロイドだけには言うなと釘を刺されている



聖也「・・・俺は何も知らないな」



そう口にしつつ前方を見つめ直す



ギャロン「・・・そうでしたか、バフールという名の宇宙人が去り際に最凶の存在の襲来と合わせて言ったのかと思ってましたが・・・」



それを聞いて聖也は



(さすがに鋭くねぇか?)



とギャロンと真反対を見て少し焦る表情を浮かべていた




そしてギャロンは続けるように



ギャロン「しかし・・・私は出自不明、起動したのは地球に来てからです・・・誰が私を何のために作り出したのか・・・それだけが本当にわかりません」




聖也はギャロンを見て



聖也「何のために作り出した・・・か、それがわかったらどうなるんだよ?」



聖也は悩めるギャロンに質問を投げ掛ける



ギャロン「私の正体がわかったら・・・ですか、どうなるんでしょう?私にもわかりません」



聖也はそれを聞くと



聖也「・・・俺もお前に言ったし、お前も言ってくれたよな・・・」



ギャロン「・・・?」



聖也「答えが見つからないことなんていくらでもある・・・いつか見つかればいいって言ったとき、お前もそれでいいと思いますって言ったじゃないか・・・それにアンドロイドなのに悩むってことが人間らしくていいって話も」



ギャロン「人間らしくていい・・・ですか、そう言われてみればそのような事も言われましたね」




するとコックピットのレーダーが何かを感知



聖也「ん?これは?」



ギャロンはすぐにレーダーを見て


ギャロン「私のレーダーと同期させてみます・・・」



そしてギャロンは


ギャロン「この反応は・・・!」



聖也「なんだ?どんな反応なんだ?」



ギャロンは聖也を見て


ギャロン「これは邪気です・・・間違いありません!」



聖也はそれを聞いて


聖也「まさか邪士が来たのか・・・?着地予測地点は?」



ギャロン「L30・・・ここから真反対ですね」



聖也「すぐに現場に向かう、基地に連絡してくれ!」



ギャロン「了解!」



旋回するアームトリニティ




そして作戦室では・・・




集まった面々に向かい合うように立つ龍太郎



龍太郎「空から邪気反応を確認したとの情報だ・・・」



それを聞いた剣斗が


剣斗「邪士・・・!」



と真っ先に反応を見せた



龍太郎「邪士かどうかはわからん、がこの星を狙ってやってきたのは間違いない・・・すぐに出動だ」





そして市街地に降り注ぐ紫色の光球



爆発し、その煙の中から姿を現した怪獣


二足歩行で背中に無数の突起物、両手は少し短いが尻尾は長い

凶暴さを物語る顔に赤い瞳を輝かせていた


これこそ宇宙怪獣ジャークラーの姿、だがオリジナルとの特異点は背中が紫色であること



ジャークラー・ドリーメアである




「ゲェェェゥ!!!」



人々が逃げ惑う中、ジャークラー・ドリーメアは足を進ませ侵攻を開始した





そこへ到着したアームトリニティ



ジャークラー・ドリーメアを目にした聖也は



聖也「先日現れたアクロプスくらいの邪気を感じる・・・邪士が差し向けた怪獣ってところだな」



ギャロン「・・・聖也さん、アザドスになれる時間はどれくらいですか・・・?」



その問いに聖也は



聖也「えっ?だいたい平均で3分・・・だけど最近はあんまり時間が関係ない気がする」



そう言われるとギャロンは


ギャロン「では、とりあえずあの怪獣の侵攻を食い止めてはもらえませんか?今のままではアームストライカーでも倒せるかどうか定かではありませんし」




その言葉に聖也は



聖也「わかった、とりあえず・・・ね!」



コックピットで聖也はアザドスティックにウエポンクリスタルをセット



『アザドスッ!ウエポンッ!』



聖也「ファイトッ!アザドォォスッ!!!」



コックピットから光が飛び出しジャークラーの前に着地したアザドス・ウエポン



アザドス「デェッ!!」


額を一度なぞってからスラッガーを右手に持つ



アザドス(聖也)「行くぞ、邪士の使い魔め!」


アザドスとジャークラーの戦いが始まる



スラッガーの斬撃を一つ一つ受けるもダメージが見受けられないジャークラー



「ゲェェェェゥ!!!」


至近距離から熱線を発射しようとするジャークラー


それを見てアザドスは額を二度なぞってディフェンダーを用意



発射された熱線を防御するアザドス、だがその熱線の勢いに押されジャークラーから引き離されていく



押されながらアザドスは額を下から上へとなぞる



アザドス(聖也)「アザドスッ!ストロングシールド!!!」


ディフェンダーが光を輝きながら熱線を引き続き防いでいる



ジャークラーがキリがないと見たか熱線を中止


アザドスはそれを見てディフェンダーを下ろす



激闘はまだ、終わってはいない




Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第34話 B

病室でベッドの上のギラーナイト


そしてその目の前にいる剣斗



ギラーナイト「あの日言われた事・・・もしかして君は、私が過去に地球に来た時に会った子ども・・・なのか?」



そう言われた剣斗は歯を食いしばって泣くのを堪えるように頷いた



その瞬間に剣斗の頭の中であの日の事が走馬灯のごとく過る



〜回想〜

「・・・怪我はないか?」


剣斗を立ち上がらせるその宇宙人


その顔をまっすぐに見つめる剣斗


剣斗「・・・はい」


「良かった・・・」


その宇宙人はそれだけ聞いて振り向いて歩いて去ろうとした


剣斗「あの、ありがとうございました!俺、宇宙人って悪い奴ばっかりって思ってたんです・・・でも」


その言葉の途中で宇宙人は振り向いて


「私のように平和のために戦う者もいる・・・それだけわかってくれれば大したものだよ」



剣斗はその言葉に感激した



そして宇宙人は最後に


「君も、誰かを守れる強さを持った者に成長するといい・・・」


そう言い、彼は去っていった




〜〜〜〜〜〜〜



剣斗「あの言葉を支えに、誰かを守れる存在になりたい・・・その一心で地球防衛軍に所属しています・・・」



そう言われたギラーナイトは


ギラーナイト「そうか・・・あの時の少年がここまで立派に・・・」



右手を差し出したギラーナイト


その手は剣斗の頬に添えられた



ギラーナイト「君のような若者が宇宙の平和のために死力を尽くしてくれているというのに、私は悪い力に利用されていたらしい・・・」



剣斗はそれを聞いて彼の右手に自分の左手を添えて


剣斗「何があったのか・・・まずはそれを聞かせてください・・・」




〜〜〜〜〜〜〜



一方、作戦室にやってきた聖也とギャロン



すると加奈、英治、龍太郎の三人はメインモニターに表示されたマップを見ていた


そのマップはどうやら月付近のマップと思われる



ギャロン「どうかしたんですか?」



龍太郎「あぁギャロン、聖也・・・実は衛星のレーダーが月付近から地球に向かう生命反応をキャッチしたんだ」



聖也「地球へ・・・?」




英治「あぁそうだ・・・この正体もいち早く調べようとしていたところだったんだ・・・」



とそこへ剣斗とギラーナイトの二人が入室してきた



剣斗「おそらくその反応は邪気を纏っている宇宙怪獣です」


全員、入口へと目を向けた



龍太郎「剣斗、それにあなたは・・・もう傷は・・・」



龍太郎の言葉の途中でギラーナイトは


ギラーナイト「私の名はギラーナイト・・・そしてその説はありがとう、剣斗から今回何があったのかは聞いてる・・・それより今は地球に向かっている怪獣の件が優先だ」



英治はギラーナイトを見て


英治「・・・で、その怪獣はどのような目的で・・・?」



ギラーナイトは全員に目を向けられながら説明を開始する


ギラーナイト「あの怪獣はおそらく邪士がこの星に差し向けた怪獣であることはまず間違いない・・・現に邪士はこの星、地球を最有力攻撃目標としていることが明らかになっている」


それを聞いた全員が驚愕


聖也「最有力攻撃目標・・・だって!?」


ギラーナイト「その通り、これまで地球に数多の邪気に纏われた怪獣、宇宙人が襲来してきているだろう?そして君たちはそれをことごとく撃破してきた・・・その事で邪士は地球を警戒している・・・そして現時点で最も攻撃を優先すべき目標であることを決定した」



ギャロン「・・・ですが、あなたは?」



ギャロンの問い、しかしギラーナイトはギャロンを見ると


ギラーナイト「ん?君は・・・?」



とギャロンを気にしてる様子を見せた


聖也はそれを見てギャロンに関して何か知ってるのだろうかという顔でギラーナイトを見つめる



ギラーナイト「いや、今は気にしてる時ではないな・・・私は邪士の野望を阻止するべく戦いを挑んだ・・・が、私はその激闘の末に敗れてしまった・・・そして悪の手先として数々の惑星を攻撃してしまった・・・そして地球にも・・・」



剣斗「ということで、今地球に向かってるのは邪士の使い魔だってことだ・・・迎撃しましょう」



剣斗の言葉に椅子に座っていたメンバーも立ち上がる



龍太郎「よし、ギャロン・・・怪獣の現在地は?」



ギャロン「・・・ただいま・・・あれ?」



英治「どうした?」


ギャロン「怪獣の反応が消えてしまいました!」



全員がさらに驚愕する



そしてギラーナイトは


ギラーナイト「消えた・・・まさかその怪獣は・・・!」




〜〜〜〜〜〜〜


市街地の真ん中の空


青空に一つのワームホールが出現した


そこから真ん中に一つ目を持つ隕石が出現した



それに気付いた人々は何か何かと気にしている様子



一つ目が一度瞬きを起こすと発火現象が



燃え上がる街、人々も危険を察知し避難を開始した




そして作戦室では


ギャロン「A34に謎の隕石が襲来しました」



それを聞いて確信を持ったギラーナイトは


ギラーナイト「間違いない、悪霊怪獣アクロプスだ」



それを聞いた全員がギラーナイトを見つめる



聖也「アクロプス・・・?」



ギラーナイト「そう、隕石の状態で超能力を使用しさまざまな混乱を招く怪獣・・・その超能力の強力さから宇宙の悪霊と呼ばれている・・・」



それを聞いた龍太郎は



龍太郎「なるほど・・・どうやら相当強力な怪獣を地球へと送り込んできたようだ・・・ただちに出動する!」



ギラーナイト「私も是非参加させてほしい」



それを聞いて真っ先に剣斗が



剣斗「お気持ちは嬉しいですがその傷では・・・」



するとギラーナイトは


ギラーナイト「迷惑をかけた分、働かせてもらう・・・でないと私の気も収まらない・・・今回の傷ならば・・・」


言葉の途中でギラーナイトは自分の身体を見る


そして


ギラーナイト「大した事はないだろう」

それを聞いた一同


龍太郎は意を決したように


龍太郎「では、お願い出来ますか?ギラーナイト」



その言葉にギラーナイトは力強く頷いた


そして龍太郎は


龍太郎「よし、全員出動!」



全員が退室


剣斗「ギラーナイトさん、成長した姿、見てください!」


ギラーナイト「うむ、そうさせてもらう」


そう言って廊下を走る一同、だがギラーナイトは足を止めて右手を自分の身体に添えた



ギラーナイト「傷は大した事はないが・・・まぁ、あと一度の戦闘ならば耐えられるはずだ・・・」



そう口にしてから彼らの後を追う




〜〜〜〜〜〜〜


浮遊しながら進むアクロプス隕石形態



そこへアームトリニティが登場


龍太郎、英治、加奈の三人が搭乗している



龍太郎「攻撃を開始する」



光子砲を発射するが何故か一発も命中しない



加奈「あの怪獣には何かバリアが張られていると推測できます」



英治「これも超能力の一つということか・・・」



アクロプスはただただアームトリニティを見つめているだけだった




そして地上にはアームロディーが到着


降車したのは聖也、剣斗、ギャロン、そしてギラーナイトの四人だった



ギラーナイト「あのバリア・・・直接隕石を殴るかしないとダメージを与えられそうにもない」



それを聞いたギャロンは聖也を見た



その視線の意味を察した聖也は頷いてから


聖也「じゃあ俺は別方向から攻撃をする」


ギャロン「えぇ、お願いします」



聖也はそこから離脱



物陰に隠れた聖也は



聖也「ったく、こういう事だろ?」



アザドスティックにアザドスクリスタルをセットした聖也


『ウルトラマンッ!アザドスッ!』



聖也「ファイトッ!アザドォォスッ!!」



光に包まれた聖也はアザドスへと変身



前宙しながら登場したアザドスはそのまま隕石に向かって飛び蹴り



ヒットした隕石は地面に落下


着地したアザドスは隕石を見て警戒



するとアクロプスは再び浮上してから煙のようなものを発生させ腕や足、そして胴体を形成していく


体色は紫っぽい黒、両手は五本指で爪が長く、両足の指が三本


身体に赤色のラインが新たに入っている


この姿こそ、邪気を纏ったアクロプス・ドリーメアだった


それを見たギラーナイトは


ギラーナイト「戦闘形態に変身した・・・ここからが本番だ」



と深刻な声色で言った



アザドス「デヤッ!」


ダッシュして肉弾戦に持ち込むアザドス



しかし次第に押されていくアザドス



アクロプスは至近距離で目を瞬かせてフラッシュ攻撃



それを浴びたアザドスは苦しみながら後退



そしてアクロプスの目が赤く光って空が暗くなり、まるで夜のような感じになった



空を見た剣斗は



剣斗「こっ、これは・・・!?」


ギラーナイト「まずい、これではアクロプスの力が最大限に発揮される環境となってしまっていいる・・・」


ギャロン「・・・どうすればこの状況を打破出来ますか?」



ギラーナイトは一歩前に出て


ギラーナイト「私がこの空に光を灯す・・・そうすれば」



言葉の途中で剣斗は


剣斗「俺も行きます・・・」


そう言ってギラーナイトに並び立った


ギラーナイトは剣斗を見て


ギラーナイト「うむ・・・君の成長も見ておきたい」



剣斗「えぇ、そのつもりですから」


剣斗はギャロンを見て


剣斗「ギャロン、今回もギャロドクス借りるぞ」



ギャロンはそれを聞いて承諾の頷き




一方、アザドスは受け身を取って振り向いて構えを取った


アザドス(聖也)「アザドウム光線ッ!!!」


発射された赤い光線


アクロプスが瞬きするとその光線が分散する



アザドス「!?」


そして分散した光線の数々はアザドスに向かって跳ね返っていく



命中し自分の攻撃を浴びる形となったアザドスは仰向けに倒れ込む




剣斗は操縦装置を身につけてモバイルに向かって


剣斗「リアライズ、ギャロドクス!」



そしてそれと同時にギラーナイトも巨大化



ギャロドクスがギラーナイトが並び立つ形で出現した



倒れながらそれを見たアザドス


アザドス(聖也)「ギラーナイト・・・ギャロドクス・・・!」


ギラーナイトはアザドスに背を向けたまま


ギラーナイト「剣斗から聞いた、君の働きで私はもう一度だけ平和のために戦うことが出来るようになった・・・感謝している、その礼をここで果たそう!」


そう言ってギラーナイトは突撃、それに続くギャロドクス



二人はアクロプスの互角に渡り合う



ギャロドクスは右腕にアーム・ファイヤーを装備し火炎放射



アクロプスはそれを受けて少し引き下がる



ギラーナイト「今だ!」


ギラーナイトは腕を交差させた


交差した部分が眩い光を放つ


その光を浴びるアクロプスは苦しむ



しばらく浴びせられたアクロプスはゆっくりと倒れる



すると真っ暗だった空が再び明るさを取り戻した



ギラーナイトはその場で右膝をついた


ギラーナイト「くっ・・・」



一方でアザドスはゆっくりと立ち上がって空を見上げる



アザドス(聖也)「光が戻った・・・!」



するとギラーナイトはアザドスを見て


ギラーナイト「まだ終わってない!力を半減させたに過ぎない!とどめを差すんだ!」



そう言われた瞬間、アクロプスが引かれるように立ち上がった



アザドス(聖也)「わかった!」



体内で聖也はリミテッドクリスタルをセットし引き金を引く


ブレスをタッチ



アザドスはアザドス・リミテッドに変身を遂げた


それと同時に胸のランプが点滅を開始した


アザドス「デッ!ダァァァッ!」



アザドスの猛攻が始まった



炸裂する格闘技の数々


そして最後にアクロプスに派手に回し蹴りを浴びせ吹っ飛ばす


転がり込むアクロプス、次に立ち上がった時には既にグロッキー状態だった



アザドスはブレスを三回タッチした


『スリータッチッ!放てアザドスストリームッ!!!』


右腕をゆっくり水平状態のまま前から横へと動かすと同時に左腕を少し前に

アザドス(聖也)「アザドスストリィィィムッ!!!」

アザドスは両腕でL字を組んで赤、青、銀の三色の光線を発射


見事にアクロプスに命中し爆発を起こした



それを見ているギラーナイト


ギラーナイト「よし・・・これで・・・これで良い・・・」


そう小さく口にするギラーナイトの視界はだんだんボヤけていく



そしてギラーナイトはゆっくりと小さくなっていく



それを見ていたギャロドクスも消滅




〜〜〜〜〜〜〜



地面に仰向けに倒れているギラーナイト


そこへ駆け足で剣斗が寄ってきた



剣斗「ギラーナイトさん、大丈夫ですか!?」


上半身を抱える剣斗



ギラーナイト「剣斗・・・あの少年がよくここまで成長したものだ・・・改めて嬉しく思っているよ」



剣斗「そんな・・・僕はあなたとの出会いがあったからこそ・・・」



そんな二人の近くに残りのメンバーも集まっていた



ギラーナイト「・・・これならば邪士が地球に来ても心配はなさそうだな・・・」



剣斗「・・・はい、絶対に平和のために勝利してみせます」


ギラーナイトはゆっくりと頷いた



すると


ギラーナイト「・・・私は疲れた・・・とりあえず、眠ることにするよ・・・」



剣斗「・・・?」



そう言ってギラーナイトは顔を少し横に向けて動きを止めた



剣斗「・・・えっ?」



上半身を抱えている剣斗が真っ先にギラーナイトの状態に気付いたのだろう



見ていた残りのメンバー



加奈はモバイルを取り出した



聖也は加奈の手のモバイルを見つめる



聖也「・・・どうしたんだ?」


聖也の問いに加奈は無言で首を横に振ったのだった


モバイルでは、ギラーナイトの生命反応が感知出来ない事が示されていた

そして再び剣斗の方に目を向けた聖也


聖也「そんな・・・」




英治は両目を閉じて少し顔を横に向ける



龍太郎「永い・・・永い眠りについたのだな・・・彼は」



聖也はその光景を見ながら



(やっぱり・・・命は救えなかった・・・ってことか・・・)


そんな聖也の顔を見て察したのか、ギャロンは彼の肩に手を置いて小声で


ギャロン「・・・思い詰めないでください・・・さっきも言いましたが最善は尽くしたのです・・・それに剣斗さんとしっかり対面させることが出来たのです・・・それで十分じゃありませんか?」



ギャロンの言葉に少し救われた気分になった聖也


かつての父の言葉が思い浮かぶ



「救えるのは命だけとは限らない」




龍太郎「・・・この宇宙のために死力尽くした戦士に敬意を示すんだ・・・」



そして次に龍太郎の声が響き渡った



「黙祷ぉぉぉぉぉ!!!!!」



剣斗の表情、目こそ涙が一杯になっているものの口元に少し笑みを浮かべ



剣斗「・・・ありがとうございました・・・ギラーナイトさん・・・」



そして空を見つめ




「必ず・・・邪士を倒します・・・」




そう口にしたのだった




〜ED〜


目を覚ませ勇気 自分自身の心の
絶望を裂いて 希望を灯す時
燃え上がる炎 悪の心を流して
その手に握る光を解き放て

大事な想い抱いて 未来のため戦う
飛び立て今 光を宿して

目の前の絶望に 立ち向かうその勇士 未来を刻む
一歩も引かないさ 勝利を掴むまで 戦えアザドス
You Hope





〜次回予告〜

ギャロン「聖也さん、ギラーナイトさんは私を見て何か知ってる様子でしたよね・・・?」

聖也にそう問うギャロン、しかし聖也もギャロンに対してあの事を口にするかどうか迷っていた

ギャロン「あれ?もしかして聖也さんもご存知だったりするのですか?」

だが宇宙から邪士が差し向けたのであろう宇宙怪獣ジャークラー・ドリーメアが出現

ギャロン「邪士の攻撃も続きます・・・決戦の日は近いかもしれませんね」

戦えアザドス、そしてギャロドクス!

ギャロン「次回、【闇に染まりし宇宙怪獣】ところで聖也さん、お茶を濁さないでもらえます?」
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第34話 A

宇宙から一人の宇宙人が地球に向かっていた



大気圏外で迎えたARMの面々、その宇宙人からは邪気が感知出来た



攻撃し地球へと墜落した宇宙人、その現場へ向かうメンバーたち


だが、その場で事件が・・・


英治が逃げる宇宙人を追跡、待ち伏せする形となった剣斗


そして鉢合わせの時



剣斗は射撃するのをためらった


それはかつての恩人に酷似した姿を見て怯んでのことだった



行方を眩ませた彼の恩人ギラーナイト



基地に戻って剣斗は何故射撃しなかったのか問われる


そこで彼は昔の出来事を話した、すると英治は


英治「確かに普段から宇宙人を見つけていきなり攻撃をしようと言わない事、その理由もわかる・・・そしてその宇宙人を見て何かを守るために戦うという決意を持った・・・お前があの宇宙人とどういう事があったのかはわかった・・・だが、今の恩人を見てお前は何を思う?」


英治「・・・もしあの宇宙人が出現して破壊活動を行っていて・・・それを見てもなお攻撃不可能だと感じるならば今回の作戦にお前は参加するべきではないだろう」


彼にとっては辛いがごもっともな意見であることに変わりはなかった



そして街に現れ暴れるギラーナイト



現場へと向かう剣斗以外のメンバー



ギャロンと聖也は



ギャロン「聖也さん・・・私は今の剣斗さんの姿があまりにも悲しく見てはいられないのですが、何か方法はないのですか?倒してしまう以外に・・・」



ギャロンの言葉に聖也は



聖也「倒してしまう以外に・・・か」



彼の頭の中にはゴダインとの激闘が過ぎっていた



聖也「・・・あの宇宙人の邪気が命にまで纏われているのならば、邪気を払ったとて命まで救うことはおそらくは出来ない・・・」



ゴダイン「それでは・・・剣斗さんには・・・」



聖也はギャロンを見て


聖也「だが邪気を払い、悪感情から解放させることは一時的にでも可能なはず・・・なんとかあの宇宙人を正気に戻して剣斗と対面させてやりたい・・・」



ギャロンはそれを聞いて


ギャロン「やってみてください、少しでも可能性があるならばそれは試す価値が十分にあるというものです」



聖也はその言葉を受けてアザドスとなってギラーナイトと戦う



苦戦を強いられる中、剣斗がギャロンの元へ


剣斗はギャロドクス操縦装置を装備してギャロドクスを召喚



そしてギラーナイトに立ち向かった



剣斗「そうそう、これでいいんだよ・・・これで」


剣斗の言葉にギャロンは


ギャロン「剣斗さん・・・無理してますよね・・・?」



その問いに剣斗は目を閉じながら、そして声が一気に辛さを堪えるように力を込めて



剣斗「当たり前だろそんなの!誰が好き好んで恩人を攻撃なんてするかよ!?」



だが剣斗も操縦に限界が


ギャロンはそれを見てアザドスに指示



アザドスはリミテッドとなってアザドスリベレーションを放つ


そしてギラーナイトは消えた



少しの火と煙が上がる瓦礫ば散らばる場所に来た聖也



聖也はそこで壁にもたれかかりながら座る銀色になったギラーナイトを見つけた



聖也「・・・!」


ギラーナイトは顔を少しうつ向けている



そこへフラフラな剣斗、そしてそれを追ってきたギャロンが



剣斗は両膝をついてギラーナイトを見つめる


ギャロン「聖也さん・・・」




剣斗のギラーナイトを見つめる目に涙が溢れている




剣斗「・・・!」




果たして彼の命は・・・?




〜OP〜



Ah Ah Ah

光抱け 勇気の炎 闇を流して
一つとなり 駆け出すんだ この大地
その手に希望を 掴み取って 行くのさ

三つの光 繋ぎ合って 悪に抗え
平和の願い 崩させない 仲間の想い
心に宿し 一歩前へ 踏み出せ
(Go fight! Go fight! azados!)
(Go fight! Go fight! azados!)

この力 この星のため urtraman
守るべき物があるから 立ち上がるspirit
苦悩 挫折 乗り越え
この身で闇照らせ
孤独でも戦い抜け
最後の砦 その名は アザドス




〜〜〜〜〜〜〜



【邪士の使い魔】



ギラーナイトを見つめる剣斗


そこへ英治と加奈も到着



するとギラーナイトの身体が少し動いた



ギラーナイト「ウッ・・・ググ・・・」


剣斗「・・・!」


英治と加奈は警戒


ギャロンは聖也の横顔を見つめる


聖也は剣斗の後ろ姿を見ていた


剣斗はゆっくりと立ち上がって


剣斗「はぁ・・・生きてる・・・生きてるんですね・・・?」


一歩目に踏み出して歩み寄ろうとしたが英治が



英治「弱っているとはいえ何をするかわからないぞ」



剣斗は足を止めてただただギラーナイトを見つめていた



するとギャロンが英治たちの横へ歩いて


ギャロン「生命反応は微弱となっています・・・そして、邪気が失われています」



その言葉を聞いた剣斗は勢い付けて彼に駆け寄る



彼の横に寄り添いしゃがんだ剣斗



剣斗「大丈夫ですか・・・?」



聖也はギャロンに歩み寄って



聖也「おい、本当に邪気が失われているのか・・・?」


ギャロン「・・・はい」


ギャロンは聖也の耳に顔を近づけて


ギャロン「誰かさんのおかげ・・・ですね」



聖也はそれを聞いて剣斗とギラーナイトを見つめて少し微笑んだ




ギラーナイト「・・・んっ、ここ・・・は?」



途切れ途切れだが言葉を発するギラーナイト


剣斗「・・・今はあまり話さない方が良いです・・・すぐに治療しますから」


剣斗はそう言うと彼に肩を貸して皆に



剣斗「・・・みんな」



剣斗の取ろうとしている行動を理解した聖也とギャロンはすぐに彼に寄り添って両サイドを支える



その光景を見ていた英治と加奈



加奈「・・・まだ警戒しますか?」



英治にそう問うと



英治「・・・油断はしない、それだけだ」


加奈「・・・そうですか、なら私もそうします・・・ですが今は彼のしたいようにさせてみるのも」



英治「わかっている・・・」


言葉の途中で返答した英治


そんな英治の横顔を見て加奈は口元を少しだけ緩めた




〜〜〜〜〜〜〜



ARMの基地の作戦室



剣斗以外のメンバーが揃っていた



龍太郎「では、その宇宙人は今治療を終えて安静にしているのか」



加奈「はい、しかし生命反応は微弱なのは変わりありませんでした・・・剣斗が今彼のそばにいます」




龍太郎は頷いて


龍太郎「わかった・・・邪気はどうやらアザドスの力によって取り払われたようだ・・・これで一件落着だといいが」


頷く英治と加奈、そしてギャロン

ギャロン「そうですね」




しかし聖也が少し顔をうつ向けていた



龍太郎「次の任務まで休息を取ってくれ、以上」




それぞれ返事をした、そしてギャロンはイマイチ表情がパッとしない聖也の顔を見て少し首を傾げた





自室に戻ろうと基地の廊下を歩く聖也、そこへ



「聖也さん」


聖也は足を止めて振り向くとギャロンが駆け寄ってきた



聖也「ギャロン・・・何か用があるのか?」


ギャロン「えぇ、何か気にしている様子ですが・・・?」


聖也はそう言われると



聖也「いや、これと言って考えてる訳でもないんだが・・・」



言葉を詰まらせる聖也



ギャロン「些細な事でも結構ですよ?何か相談があるならおっしゃってください」



聖也はそう言われ


聖也「そっか・・・なら話すよ、ここでもなんだし人気のない場所が良いかな」



ギャロン「ということは、秘密事ですか」



聖也は少し笑って


聖也「ふっ、わかってたくせに」




〜〜〜〜〜〜〜



病室のベッドで横になっているギラーナイト


その横で椅子に座りつつ彼の様子を見つめる剣斗



すると病室がノックされた


剣斗「・・・どうぞ」


入ってきたのは龍太郎だった



剣斗「キャップ・・・」


龍太郎は扉を閉めてギラーナイトを見つめてから剣斗に



龍太郎「彼の調子はどうだ・・・?」


剣斗はギラーナイトを見つめながら


剣斗「相当なダメージからか、なかなか目を覚ましません・・・」



龍太郎「そうか・・・」


龍太郎は剣斗の横に立つと



龍太郎「彼が目を覚ました時、君はどう声をかけるんだ・・・?」



そんな問いに剣斗は



剣斗「・・・とりあえず・・・お礼だけでも言いたいです」



その言葉に龍太郎は


龍太郎「・・・そうか、ならば私も彼にお礼を言わねばならないな」



そう言った龍太郎を見て首を傾げる剣斗



剣斗「えっ・・・?キャップも何かあったんですか?」



剣斗の言葉に少し笑った龍太郎


龍太郎「いいや、私は何もないが・・・だが、彼がいなければ君はここにいなかったのかもしれないんだろう?素晴らしいARMの一員がいなかったという可能性が」



それを聞いて剣斗は感激するような声で



剣斗「キャップ・・・」


龍太郎は剣斗の肩に手を置いて


龍太郎「一つの出会いで人は大きく変われる・・・君を見て改めてそう感じさせられた、ありがとう」



剣斗「そんな・・・俺に言われても・・・」



龍太郎「ふっ、まぁ今の礼は君と彼への礼だ・・・では、彼の様子を見守ってあげるんだぞ」



剣斗「・・・はい」



龍太郎は微笑んだ後、退室



剣斗は扉を見てから再びギラーナイトを見つめて


剣斗「・・・あなたにありがとうが言いたい・・・アザドスにも言わなきゃな・・・」





〜〜〜〜〜〜〜



基地の屋上



聖也とギャロンは柵に寄りかかりながら



ギャロン「・・・それで気にしている事とは一体・・・?」




聖也「・・・あの宇宙人と戦う前にも言ったが、邪気を沈められてもあの命が救われたとは到底言える状態じゃないかもしれない」



ギャロン「・・・そういえば命に染み付いていたら浄化しても一時的みたいな事をおっしゃってましたね」


聖也「そう、ゴダインの時もそうだったんだけど・・・正気に戻せても命を救うことまでは出来なかったんだ・・・」




ギャロン「・・・なるほど、それが今気掛かりになっていると・・・?」



ギャロンの問いに聖也は頷いた



しかし聖也は次に


聖也「でも、救えるのは命だけじゃない・・・俺はそう教わった」



ギャロンは聖也を改めて見つめる


ギャロン「命のほかに救えるもの・・・それは?」



聖也はギャロンを見つめて


聖也「魂だよ」



そう言われるとギャロンは首を傾げて


ギャロン「魂?」


聖也「そう、ゴダインは最後の最後で正気に戻れて良かったと口にしていた・・・悪に染まったまま死んでいくよりもずっと良い事だと・・・だから俺が今彼と剣斗の関係に求めるものは・・・少しでも多くの会話をしてほしいってことなんだ・・・意識を取り戻す前に命が燃え尽きても・・・」



ギャロン「大丈夫でしょう・・・聖也さん」



聖也「・・・?」



ギャロン「まずは信じましょう・・・私たちは最善を尽くしたのです、だったら今は信じるしか出来ないでしょう?」



ギャロンの言葉に聖也は景色を見てから少し微笑んでギャロンを再び見る



聖也「少し考えすぎ・・・ってことか」


ギャロンは頷いたのだった





〜〜〜〜〜〜〜



病室では・・・



ギラーナイト「・・・うっ」



声に反応した剣斗



剣斗「はっ・・・」


ギラーナイトはゆっくりと起き上がって


ギラーナイト「私は・・・ここで何を・・・?」



剣斗は起き上がったギラーナイトを見つめたまま



剣斗「・・・良かった・・・正気に・・・なったんですね・・・」



ギラーナイトは剣斗に気付いて



ギラーナイト「ん?君は・・・?君がここに私を連れてきてくれたのか?」



少し涙が溢れる剣斗は右手で涙を拭って



剣斗「はい・・・話すと長くなりますが・・・というか何から話せばいいのか、いざとなったら言葉が選べないです・・・」



剣斗の様子にギラーナイトは首を傾げた


ギラーナイト「どうしたんだ?」



剣斗「・・・あの日言われた事を胸に今日まで頑張ってきたんです・・・ありがとうございます」



剣斗はそう口にした




Bへつづく
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投稿者:執筆:S

ウルトラマンアザドス 第33話 B

昼頃となった市街地


巨大化した剣斗の恩人である宇宙人、銀河戦士ギラーナイトが出現した


そして両手から光弾を連発し街を破壊し始めたのだ




そしてARMの作戦室では・・・



メインモニターに映し出される破壊活動をするギラーナイト




剣斗は思わず目を背ける



英治はそんな剣斗を見て



英治「やはりお前は今回出動するべきではない・・・」



英治は龍太郎を見て


英治「剣斗抜きで出動します・・・もうそれしか今は出来ないと思います」



龍太郎は渋々頷いて


龍太郎「わかった・・・ARM、出動!」



「オッケーキャップ!」



剣斗以外のメンバーが作戦室を退室



勿論、ギャロンを含めた面々だ




二人作戦室に残される形となった龍太郎と剣斗



剣斗「・・・」



少し顔をうつ向かせる剣斗





破壊活動をするギラーナイトの元へアームトリニティが到着




コックピットには英治と加奈の姿が



英治「ミッション・スタートッ・・・!」



光子砲で攻撃を開始する




攻撃を受けたギラーナイトはアームトリニティを睨む



「アァァァァッ・・・!」



うめき声のように声を発しながら光弾で反撃



回避を続けるアームトリニティ



そして地上ではアームロディーが



降車したのは聖也とギャロンだった




暴れるギラーナイトを見つめる聖也とギャロン



ギャロンは聖也を見て


ギャロン「聖也さん・・・私は今の剣斗さんの姿があまりにも悲しく見てはいられないのですが、何か方法はないのですか?倒してしまう以外に・・・」



ギャロンの言葉に聖也は



聖也「倒してしまう以外に・・・か」



彼の頭の中にはゴダインとの激闘が過ぎっていた



聖也「・・・あの宇宙人の邪気が命にまで纏われているのならば、邪気を払ったとて命まで救うことはおそらくは出来ない・・・」



ゴダイン「それでは・・・剣斗さんには・・・」



聖也はギャロンを見て


聖也「だが邪気を払い、悪感情から解放させることは一時的にでも可能なはず・・・なんとかあの宇宙人を正気に戻して剣斗と対面させてやりたい・・・」



ギャロンはそれを聞いて


ギャロン「やってみてください、少しでも可能性があるならばそれは試す価値が十分にあるというものです」




聖也はギャロンの言葉を受け


聖也「わかった・・・なんとか近隣の住民の避難を頼んだ」



ギャロンは頷いてその場を去った



聖也はギラーナイトを見てからアザドスティックを取り出した



そしてリヴァークリスタルを差し込んだ


『アザドスッ!リヴァーッ!』



聖也「ファイトッ!アザドォォォス!!!」



前宙してから着地しギラーナイトの前に姿を見せたアザドス



ギラーナイトはアザドスの姿を見て



ギラーナイト「ウルトラマン・・・アザドス・・・ッ!」



立ち上がって構えるアザドス



アザドス「ヘッ!」



互いに走り出して肉弾戦を展開する



ギラーナイトの攻撃を次々受け流していくアザドス



アザドス「デヤァァァッ!」



ジャンプしてバック宙して距離を取るアザドス



着地したアザドス


ギラーナイトは光弾を連発


アザドスは次々光弾を青いエフェクトを炸裂させながら空へ流していく




ギラーナイトはそれを見て光弾を放ちながら接近



受け流すことに集中していたアザドス



不意を突いたギラーナイトは身体を紫色に染まらせアザドスに突進



アザドス「ウッッガァッ!!!」


吹っ飛ばされるアザドスはビルの上へ倒れ込む


崩壊する建物の瓦礫の上に横たわるアザドス



アザドス「ガァァッ・・・!」



ギラーナイトはそれを見てアザドスに接近、倒れている彼の首を掴んで立たせる


腹にパンチを二発叩き込んでからすくい投げ


地に打ち付けられたアザドスは転がって距離を取る



起き上がるアザドス




そこへアームトリニティが援護


怯んだギラーナイト



アザドス「フッ!デッ!」


ジャンプしてギラーナイトに飛びかかる


組み合ったまま転がりマウントポジションのアザドスはチョップを次々叩き込む


ギラーナイトは彼の腹に光弾を発射


アザドス「!?」


マウントから吹っ飛ばされるアザドスは倒れ込む



跳ね起きで立ち上がるギラーナイトは構えを取る


一方、アザドスはゆっくりと立ち上がる




作戦室のメインモニターでそれを見ていた剣斗



剣斗「アザドス・・・!」


そうつぶやいてから作戦室を飛び出していく



龍太郎「剣斗、待て!」



制止を振り切って剣斗は去ってしまった




アザドスの体内で聖也はクリスタルをリヴァーからウエポンにセット



『アザドスッ!ウエポンッ!』


引き金を引いてリヴァーからウエポンへと姿を変えた



額を一度なぞってからスラッガーを出現させ手にする



ギラーナイトはそれを見ても特に様子を変える訳もなく突撃


アザドス「デヤッ!」



ギラーナイトの腕の刃先とスラッガーが火花を散らす


左腕の攻撃を前転で回避したアザドス


ギラーナイトは振り向きざまに右腕の刃で攻撃


それをスラッガーで受け止め右足で突き放す


引き下がったギラーナイトは光弾を再び連発



アザドスはスラッガーをすぐにディフェンダーに変形させ防御


アザドス「ググッ・・・!」


連発される光弾を防ぐことに精一杯なアザドス


胸のランプを青から赤へと変わって点滅を始めた


一方、避難活動を終わらせたであろうギャロンがアームロディーの元へと戻ってきた



後部座席にあるギャロドクス操縦装置を手にする


ギャロン「聖也さん・・・私が助け・・・ん?」



何か音を聞き取り背後を見上げるギャロン



そこにはアームスターが



ギャロン「アームスター・・・?」



アームスターは着陸



ギャロンはそれを見守っていると剣斗はコックピットから降りてくるのを目撃



ギャロン「剣斗さん!?」



剣斗はギャロンに駆け寄ってきて


剣斗「悪いギャロン、これ貸してくれ」


そう言って操縦装置をヘルメットを外してから装備する



ギャロン「剣斗さん、まさか?」



剣斗はモバイルを取り出して


剣斗「悪いな心配させて、もういいから」



気楽な口調で話す剣斗


ギャロンはそんな剣斗の様子を不審に思っている



剣斗「リアライズ、ギャロドクス!」



そう言うとギャロドクスを召喚させる



ギャロン「剣斗さん・・・!」


目を閉じた剣斗


剣斗「さぁ、初めてのギャロドクス!行くぜ!」



ギャロドクスはダッシュしてから光弾を撃ち続けるギラーナイトにドロップキック


蹴り飛ばされたギラーナイトは倒れ込む



なんとか光弾から逃れたアザドスはディフェンダーを下ろしてギャロドクスを見つめる



アザドス(聖也)「今の声・・・剣斗?」


立ち上がったギラーナイトにギャロドクスは再び接近



剣斗「さぁどんどん行くぜ!」


荒々しい動きをしながら攻撃を仕掛けるギャロドクス、優勢である



押され気味のギラーナイト



剣斗「おらぁ!」


パンチが顔面にヒットし転がり倒れるギラーナイト



剣斗「そうそう、これでいいんだよ・・・これで」



最後の「これで」はなんだか寂しそうな感じに取れたギャロン



ギャロンは剣斗を見ながら



ギャロン「剣斗さん・・・無理してますよね・・・?」



その問いに剣斗は目を閉じながら、そして声が一気に辛さを堪えるように力を込めて



剣斗「当たり前だろそんなの!誰が好き好んで恩人を攻撃なんてするかよ!?」



その言葉にギャロンは言葉を詰まらせる



剣斗「俺ばっかり勝手な事は言ってられないんだよ!もっと早くにこうしておけば良かったんだ・・・」



ギャロドクスとギラーナイトは組合っている



それをただ見つめるしか出来ないアザドス



アザドス(聖也)「剣斗・・・」




すると操縦している剣斗がよろめく



それを見たギャロンは剣斗を支えて



ギャロン「いけない!これ以上は危険です剣斗さん!」


剣斗「はぁ・・・くっそぉ・・・!」



しかしやめようとしない剣斗、ギャロンはアザドスを見て


ギャロン「アザドス!!今です!!」



アザドスはその声を受けて頷いた


アザドス(聖也)「あぁ、邪気を取り払う!」



リミテッドクリスタルをセットした聖也は引き金を引く


ブレスをタッチ、光の粒子がアザドスに降り注ぐ



そしてアザドスの姿が変わり、アザドス・リミテッドとなった




続いてブレスを一度タッチしたアザドス


『ワンタッチッ!流せアザドスリベレーションッ!』



右手を少し下げてから前に突き出し青色の光線を発射


ギラーナイトはギャロドクスを突き放すが光線を受ける



その瞬間、彼の身体から紫の邪気が流れるように取り払われている、そして倒れながら姿を消した



アザドス「・・・?」



ギャロドクスも姿を消し、それと同時に剣斗の頭から装置を外すギャロン


ゆっくりとしゃがませて


ギャロン「剣斗さん、大丈夫ですか!?」



剣斗はゆっくりと目を開けて


剣斗「・・・どうなった・・・?」


ギャロン「わかりません、ですがまだあの宇宙人の反応は確認できます」


そう言うと剣斗はギャロンを退かしてフラフラの状態でその場を去る



ギャロン「剣斗さん!」


ギャロンは剣斗の後を追う



アームトリニティのコックピットでは



英治「宇宙人が消えたが反応は残ってる・・・俺たちも現場に行くぞ」



そう加奈に言ってアームトリニティを着陸させた




少しの火と煙が上がる瓦礫ば散らばる場所に来た聖也



聖也はそこで壁にもたれかかりながら座る銀色になったギラーナイトを見つけた



聖也「・・・!」


ギラーナイトは顔を少しうつ向けている



そこへフラフラな剣斗、そしてそれを追ってきたギャロンが



剣斗は両膝をついてギラーナイトを見つめる


ギャロン「聖也さん・・・」




剣斗のギラーナイトを見つめる目に涙が溢れている




剣斗「・・・!」



彼の命は絶たれれてしまったのだろうか・・・?




つづく


〜ED〜


仲間の声がこだまする 君の心の奥
あの言葉が 支えになるなら
Only you re here
未来を 闇から救い出せる者
運命を 今変えるのさ Oh

さまざまな出会いが過る
答え見つけるために
戦いに 赴く 砦の名は
光の巨人 ウルトラマンアザドス




〜次回予告〜

聖也「彼の恩人の邪気を払うことに成功した・・・だが、それで終わったわけじゃなかった」

宇宙から邪士の使い魔、アクロプス・ドリーメアが襲来

聖也「どうやら邪士がこの星に仕向けた怪獣らしいな、だがこんなにも攻撃が続くなんて・・・」

アクロプスの強さに苦戦するアザドス、そしてARM

聖也「絶体絶命の俺たちの下に、剣斗の恩人が・・・!」

銀河戦士ギラーナイト、立つ!

聖也「次回、【邪士の使い魔】・・・次回もファイト!アザドス!」
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投稿者:執筆:S
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