「じいさんの名前なんていうんだい?教えておくれよ。
「JYOEって言うのさ。最近じゃOLD JYOEって周りの連中は言っているのさ。これでも昔は女を泣かせたもんさ。」
「どうして故郷を捨ててきたんだい?」
「金さ・・・」
僕のおんぼろギターは、さっきからじいさんのひざの上のまんまだ。何を演奏するでもなく、Eのコードを押さえたままのOLD JOE
汚れたジーンズは昨夜のままさ。
いつの間にかポッケから10ホールハープを持って・・・
♪金がありゃ こんな町にはいなかったのさ
朝から晩までコットン・フィールドのお守りをしているだけさ
朝から晩まで泥になり 月がおいらをなぐさめる♪
歌い終えると、ウイスキーボトルに口を付け再び淋しそうなしわだらけの顔に・・・
「ところであんちゃん、なんて名前なんだい?どうして故郷から出てきたんだい?」
陽はもう上がり始めていた・・・
続く(かも?) それではシュワッチ!
