すでに陽も落ちている。
常連客たちも顔をそろえているようだ。
僕はカウンターの隅で酔った頭を冷やそうとするのだが、バーボンも3杯目・・・まだ飲んだ数まで忘れるほど酔ってはいない。
常連たちの演奏が、すでに始まっている。
壁にかかったギター・ベースがパールのリズムにメロディーを刻んでゆく・・・
マスターが俺に独り言を言う
「金持ちがいるから、貧乏人がいるのさ」
「・・・」僕は聞いている。マスターの愚痴を・・・
「白がいるから、黒がいるし、イエローだっている。そうだろうジョージ」
「・・・」
「おれにゃ、どっちがいいかわからねぇが、みんな金が無けりゃみんなおんなじなんだ」
「・・・」
「そんな連中が今ステージで演っているんだ。エボニー&アイボリーこの店の名前さ」
わかったような、わからないようなマスターの理屈が俺の頭の上を通り過ぎてゆく。
「キャシー!早くお前の席についてくれよ!ラルフのギターの刻みだけじゃ物足りないんだ」
「イカレタ ホンキートンクで刻んでおくれ」
キャシーはFとA♯の狂ったピアノでEのフレーズでブルージーに弾いている。
時計の針が次日を告げようとする頃・・・
マスターの声が店に響く
「やぁ!待っていたぜ。もうすぐ明日になっちまうぜ」
「今日が最後だって聞いて、カウンターにターキィ置いたままここに来ちまった。」
見覚えのある僕のギターを持った、OLD JOEがそしてその後ろにはサムがいた。
OLD JOEの歌にサムのボトル・キャシーのペダルの折れたピアノ・マスター(ボブ)のSGのベース・・・夜が白むまで続いていた・・・
そして僕はといえば、ローズのギターを抱えながら・・・
最後に、キャシーは明日の朝この町を出るという・・・
(完)
読んでくれてありがとう!
それでは・・・「シュワッチ!

」
ウムジ・せんせい>出番が無くて・・・すみません
Harimiさん>MS気にしていませんよ。書きにくいですよねぇ。ライブ頑張ってください!