「八丈島からの便り(1)アオウミガメのフィブロパピロマ」
生きとし生けるもの
八丈島に関することで憂慮していることがふたつ。まずはアオウミガメに広がっているという病気について―
8月23日の産経新聞に『アオウミガメに広がる腫瘍 八丈近海 ウィルス感染』という記事がありました。冒頭部分を引用します。
国内有数のウミガメの生息地として知られる八丈島(東京都八丈町)の近海で、絶滅危惧種のアオウミガメに、ヒレや頭の付け根に腫瘍ができるフィブロパピロマという病気が広がっている。地元のダイバーによると、八丈島近海では最近約5年間で爆発的に広がり、現在では、目撃されるアオウミガメの8〜9割には腫瘍が見られるまでに広がっているという。しかし、これまでに詳しい実態調査は行われておらず、研究者らは危機感を強めている…
※画像付きはコチラ(↓)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/science/163380/
※もうちょっと詳しい内容はコチラ(↓)
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/science/163202/
うーん。正直まったく知らなかったです。フィブロパピロマの研究自体まだまだのようですが、どうやらウィルス感染症で、主にアオウミガメに発症するのだそうです。ネットで検索して症例写真を幾つか見ましたが、なるほど痛々しい。(見かけの話ですよ。痛みを伴うものなのかどうかまでは分かりません)それに腫れのために動きづらそう。それだけでも自然の中で生きてゆくにはマイナス要因でしょう。
アオウミガメは古来「正覚坊」と呼ばれ、本州沿岸部の漁師さんたちはそれが網にかかると、頭に酒をかけてから放してあげたといいます。(「正覚坊」とはもともと大酒飲みの破戒坊主を揶揄する言葉です)たぶん浦島伝説とかかわりがあっての民俗だと思われます。そんな愛すべき馴染み深い生き物が、わたしたちの知らない間に絶滅の道へと進んでいたら…
カエルのツボカビでも感じましたが、こちらフィブロパピロマも、さらにイヤ〜な感じです。
▲『伊豆七島図絵』より〜新島の海亀漁の様子

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