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ミイラの呪い[
メビウスおやじ]
ボードゲームを格安一律送料で送ってくれるドイツアマゾンは非常に重宝しているのだが、欠点が2つ。よく箱潰れしていることと、ほとんどの新作をヨーロッパ外には送ってくれないことだ。2008年の新作情報でカサソラの新作『ミイラの呪い』を見たときから非常に期待していたのだが、日本になかなか入ってこず、当然ドイツアマゾンからは送ってもらえない。と思っていたら、なぜかゲームじゃなくて
本の分類の中にも商品があって、日本にも発送可能になっていた。これぞアマゾン七不思議のひとつ(嘘)。
最大の特徴は箱に立てる大きなマグネットボードで、ピラミッド内部の迷路と宝物が両面背中合わせに描かれている。プレイヤーの1人がミイラ役となって片側に座り、残りのプレイヤーは探険家となってもう片側に座る。ミイラ側からは探険家のコマがどこにあるか見えないが、ミイラコマは裏表でくっついているので、ミイラの動きは探険家側から見えている。ミイラが探険家のいる場所にやってくると……

↑ガション!とミイラに捕まってしまう。捕まった探険家は玄室マスに放り込まれ、持っているアンクのお守りを1つミイラに差し出さねばならない。このアンクを規定数集めるとミイラ役の勝利。一方、探険家は5色の宝物カードを1枚ずつ密かに持っており、カードと同じ宝物の場所に行けば入手したことになる。誰かが5個の宝物を集めたら、そのプレイヤーが勝利する。
探険家のターンには5個ある探険家サイコロを振る。1〜4、矢印、ミイラの目があり、出目から1つ選んで移動する。数字なら同数マス歩き、矢印なら障害物に当たるまで直進する。サイコロは何度振りなおしてもよい。ただし、ミイラの目が出たサイコロはもう振れず、ミイラに有利に働く。ミイラのターンにはミイラサイコロを振り、ミイラ目が出ている探険家サイコロの数を足した分だけミイラが移動するのだ。ミイラ目の出た探険家サイコロは探険家ターンの頭にリセットして全部振りなおすことができるが、その瞬間ミイラの割り込みターンが発生する。
参照
まずは相方と2人プレイで試してみる。私が探険家役。2人の探険家を担当して10個の宝物を獲得せねばならず、ミイラに合計3回捕まったら負け。最初の3〜4個は楽に獲得できたが、だんだんミイラ目が溜まってきてジリ貧になる。リセットすると即捕まりそうだが、かといって、出目を信じてミイラ目サイコロをたくさん放置するとミイラターンに恐ろしい勢いでミイラがやってくる。中盤、片方のコマのすぐ隣までミイラに迫られたとき、いかにも「別の方向へ逃げていて助かったよん」みたいな態度でブラフをかましつつ4個のミイラ目をリセットした。引っかかった相方ミイラはもと来た道を戻っていく……セーーーーーフッ

!結局このプレイが効を奏し、のちに別のコマが1度わざと捕まって玄室へ飛ばされてから近くの宝物をゲットして勝利!
別の機会に3人プレイで今度はミイラ役をやってみた。探険家の位置は、移動に使ったサイコロの目と途中でゲットする宝物の位置である程度特定可能で、あとは推理と心理戦になる。わりと素直に動いていた探険家をガッションガッション捕まえまくって勝利。逆スコットランドヤードといった趣きで、ミイラ役も非常に面白い。
探険家をやると、溜まっていくミイラ目のサイコロをどうするかのジレンマと、迫りくるミイラに対するドキドキ感が素晴らしくよくできていると感じる。これで探険家の人数が増えればプレイヤー間の駆け引きも生まれてより面白くなりそうだ。仲間の居場所をミイラに売ったり、そうと見せかけてブラフだったり、そんな腹黒い大人プレイとか炸裂しそうでたまらない

。一方、ミイラは逃げ惑う探険家の居場所をいかにして探り当てるかが焦点となり、これはこれで純粋に楽しい。ミイラコマを動かしながら対岸のプレイヤーたちの表情を観察して優越感に浸り、探険家サイコロにミイラ目が溜まっていくと何だか本当に自分が呪いをかけているような気分になってくる。素敵すぎ

。ルールは簡単で子供でもすぐ理解でき、大人が遊んでも十二分に楽しい。ちょっと奥さん、これ超お勧めですよ!
