宿泊したのは名古屋駅前。朝8時ホテルのロビーに集合して、政和会視察2日目尾張旭市に出発です。名古屋駅からJR中央本線、名鉄瀬戸線と乗り継いで約1時間、尾張旭駅に到着しました。
通常、視察先の最寄り駅に着くと、その市のマイクロバスなどで送迎、案内をしてくださるのですが、尾張旭市役所はなんと名鉄尾張旭駅の目の前、まるで市役所の敷地内に駅があるような雰囲気でありました。
尾張旭での視察項目は「安心歩行エリア整備について」ということで、9時30分より関係当局の説明を受けました。この「あんしん歩行エリア事業」は、住民とすべて協力して“協働”で進めていく事業ということで、市内全体を対象としているものではなく、ある指定地域を設けてそこを中心にまずは事業展開されているものでありました。
指定された地域は、警察署との協議で1平方kmあたりの交通事故率の高い地域、自治会活動が活発で地域内での対話が十分できる地域が選定されたいうことで、「あんしん歩行エリア事業」の流れは、地元の方たちの考えを反映させるため、いろいろな形で地元懇談会が開かれ、地元懇談会で話し合われたことを元に「対策委員会」で意見集約され、「対策委員会」が事業者である県・市・警察との協議を重ね、地域の連合自治会から要望書を提出し、予算措置・施工計画を立ててもらうというものです。
政和会議員より「なぜ指定された地域だけ重点的に整備が進められるのか?」などと他の地域からの不満がでるのではないかとの質問もでましたが、とにかく先進的な取組みとしては、住民主体で細かい部分の整備内容が話し合われ、ほぼ出来上がった計画が要望として出されて実行されるというシステムです。この事業システムこそが尾張旭市唯一のものであると担当者の方も自信をもって話されていました。なるほど本市で考えれば、例えば「○○交差点の安全対策」といったように大枠で住民より要望が出され、それを行政側が整備内容等を計画して実行されるものなので、時としてせっかく実行されても、行政主導のために、住民要望との誤差も発生してしまうことがあるのも事実です。
庁舎内での説明、質疑などを1時間ほどで閉じ、実際に「あんしん歩行エリア事業」が行われている地域に現地視察にまいりました。現地は歩行者の安全を十分に考えた細かい配慮がされておりましたが、私たち座間のまちももちろんそうですが、やはり本来であれば市内全体が“あんしん歩行エリア”であることがベストでありましょうし、またそうしなくてはならいのが行政責任であると改めて感じました。
「あんしん歩行エリア事業」指定地域内の小学校付近。段差のない歩道、ガードパイプ、カラー舗装などが整備されています。3枚目の写真の道路は、あえて車道を狭くして歩行エリアをカラー化して確保しています。