例年この時期、改正についての研修などもあるのですが、今年はどういう改正になるのかわからない状況です。実務の面でも気にせずにいられません。止まっているのが「震災の影響で」などと言われるようですが、私はそんなの関係ないような気がします。もともと税制改正は国会でいつもそんなに時間かけてないじゃないですか。
さて、先週末、政府は衆議院で審議が止まっている平成23年度税制改正法案の国税関係の一つの法案を、野党の自民党、公明党と合意ができている部分とそうでない部分との2つの法案に分けたそうです。
合意ができている方の法案を今月成立させる予定のようです。そして、さらに審議を続けるとされる合意ができていない方の法案ですが、いったいどうなるのかわかりません。
私は昨年末の税制改正大綱が制定される際に、
「納税者権利憲章(仮称)制定、なるか!?」、
「読みやすくなった税制改正「大綱(たいこう)」」などと租税手続法制の30年〜40年放置されてきたともいえる部分が前進しそうなことなどを嬉しく思ったのでした。
しかし、私が喜んだ部分の多くが合意されていない方になっているようです。納税環境整備については、残念ながら自民党の反対にあって進まないということのようです。
合意できないのは、税法を単に行政が税金を搾取するための道具くらいにしか考えていないからでしょうか。また、合意するかしないかの区別に、研究されてきた理論や将来の方向性を考えない、政党間の無用な取引(イヤガラセ?)に使われたのではないかという印象も受けます。
そこに国民はいない感じなんですよね。誰の為に何をやっているのか・・・。私もいちお(大学法学部)政治学科の出身なんですけど、政治って何なん!?と・・・。
いまどき民主党を褒めるようなことを言うと変人のように思われるかもしれませんが、民主党が政権を獲る前から提言してきた税制の方向性は、専門家の評価は高い、というかそれなりの意識の高い専門家が作ってきた内容ではないかと思っています。
何と言いましょうか、せっかくいい案が作られたのに、もったいな〜いって感じがするのです。

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