「A Renewed Interest In Happiness by The Frank And Walters」
その他のレビュー(音楽)
やっぱりWaltersはこうでなければ

先日ちょこっと書きました、The Frank And Waltersの新譜です。まだ大手のオンラインショップではCDを扱っていないので、
オフィシャルサイト経由で購入しました。同時購入は新譜からのシングル、ベスト盤(これは以前に買って持ってますが)のスペシャルエディション(DVDつき)、またレア曲集SouvenirsのCD3(無料ダウンロード可能でしたけれど、MP3では満足できなかったので)です。何枚かは日を改めてレビューします。
オフィシャルからバイオを拾い読みしてみます。Waltersはアイルランドのコーク出身のスリーピースバンドです。90年代前半に結成され、ローカルでのギグをこなすうちに91年にSetantaと契約を交わしました。EPを発表し、Inspiral CarpetsやCarter USMをサポートしていましたが、そのうちSuedeやRadioheadにサポートされるようになりました。また、ローディーにNoel Gallagherがいたとも書かれています。92年10月にファーストアルバムTrains, Boats and Planesを発表。翌年1月にシングルAfter AllがUK11位を記録し、Top Of The Popsにも出演しました。セカンドアルバムGrand Paradeを1997年に発表(サイトには書かれていませんが、ファーストとセカンドの間に時間が開いたことは、レーベルとの間にコンフリクトがあったのではないかと考えます)後、活動拠点をニューヨークに移し、1999年にサードアルバムBeauty Becomes More Than Life発表。2002年にフォースGlassとベストアルバムThe Best Of The Frank And Waltersを発表。その後、レーベルをFIFA Recordsに移ったようです。2005年にコンピレーションSouvenirs、そして今年今回紹介しているアルバムを発表しています。
基本的にはギターバンドですので、メインストリームのポップミュージックとして推薦できると思ってはおりません。アレンジにしたって、いたって当たり前で、ストリングスをフィーチャーすることが比較的多いくらいでメインはギターのオーバーダブ、ベース、ドラム、ボーカルという構成で、前作で気になったキーボードは影を潜めました。
それじゃどこがいいのか、他人に伝えようとしても言葉に困ってしまいます。私は彼らのメロディは大好きなんですが、これを他のミュージシャンがやったとしてそれが名曲たりうるかというとわかりません。Paul Linehanの一生懸命歌うボーカルは彼らの魅力のひとつなんじゃないかと思うのですけれど、人によっては「汗臭い」と敬遠されるかも知れません。でも、彼らのよさは理屈じゃないのですね。
3作目はなんだかdepressiveだったし、4作目はエレクトリックに行ったのが似合っていませんでした。でも、奥底はぶれておらず、彼らのオリジナルの音楽をもたらし続けていました。今回のアルバムは、ファーストあるいはセカンドに回帰したような印象があり、アップリフティングな曲も比較的たくさん収録されています。しばらく使用されていた女声のコーラスは今回は入っていなかったように思います。
というわけでこのアルバムは大好きです。気に入った曲はT1, T2, T3, T5, T8, T9でした。なお、アルバムの最後にシークレットトラックが入っています。
「みんな聴いて!」というバンドではないんですけど、こういうのが好きな人には絶対に聞き逃して欲しくないんですよ。自分でも何書いてるんだかわかんないですね・・・ とりあえずバンドの
myspaceで数曲試聴できます。GuiltyとMiles And Milesを試して頂ければ、と思います。
ただ、大手のオンラインではまだ買えないので、それが残念。どれか1枚ということならファーストをお勧めしたいのに、これも入手困難。ベストもちょっと高いですが、これになるんでしょうね。なお、同時購入のシングルはアルバムほどの感動はなし。
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